JPS628700Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS628700Y2
JPS628700Y2 JP3256281U JP3256281U JPS628700Y2 JP S628700 Y2 JPS628700 Y2 JP S628700Y2 JP 3256281 U JP3256281 U JP 3256281U JP 3256281 U JP3256281 U JP 3256281U JP S628700 Y2 JPS628700 Y2 JP S628700Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball valve
valve
overflow
support member
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3256281U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57144664U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3256281U priority Critical patent/JPS628700Y2/ja
Publication of JPS57144664U publication Critical patent/JPS57144664U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS628700Y2 publication Critical patent/JPS628700Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、過流出防止弁、特に、過流出防止弁
の作動を遅延させるようにした、所謂、遅延式の
過流出防止弁に関するものである。
従来の過流出防止弁は、筒体2の下流側開放端
を弁座口1とし、その下方の筒室内に適宜大きさ
の球弁3を自由状態に収容するとともに、該球弁
の重さを適宜に設定したものであり、過流出状態
になつた時、球弁3はガス流抵抗により持ち上げ
られて、弁座口1に嵌入する。
ところが、この場合の球弁の作動時間(上昇移
動開始してから弁座口1に嵌入するまでの時間)
が短い。
この過流出防止弁の下流側に電磁弁を具備する
ガス器具が接続されている場合、電磁弁の開弁は
瞬間的であることから、これらの開弁時、その下
流側の器具内回路に急激にガスが流れ、その後、
定常状態となる。前記過大流量状態では、既述の
過流出状態と同じガス流量状態(以下疑似過流出
状態という)にあり、この疑似過流出状態の持続
時間は、球弁の作動時間を越えたものとなる。す
なわち、この間に、球弁3が作動して弁座口1に
嵌入してしまう不都合が生じる。
かかる不都合を解消するものとして、すでに、
実願昭55−147212号(実開昭57−70567号)のも
のを提案した。
この先行技術のものは、第1図の如く、球弁3
を自由状態に収容する筒体2内に、複数の突起
4,4を千鳥状に設けたものであることから、過
流出状態においては、筒体2の下端部に位置して
いた球弁3が、弁座口1に嵌入するまでに、前記
突起4,4に衝突を繰り返しながら上昇移動する
こととなる。
従つて、球弁3が上昇開始してから、弁座口1
に嵌入するまでの作動時間が長くなる。言い換え
れば、過流出防止弁の作動が遅延される。
このことから、過流出防止弁の下流側に電磁弁
等の急開閉弁とガバナとの組み合わせを有する器
具を接続して、この器具の前記急開閉弁を開弁さ
せた場合において、過流出防止弁が作動してしま
うことはない。前記急開閉弁に生じる疑似過流出
状態の時間よりも、球弁3の作動に要する時間が
長くなるからである。
ところが、この先行技術のものでは、過流出状
態において、球弁が初期位置から弁座口に嵌入す
るまでの所要時間、すなわち、遅延時間が一定し
ないという問題があつた。
これは、初期状態において、筒体2内の内周壁
に設けた突起4,4と、球弁3との関係位置が一
定せず、第2図の如く、筒体2の内周との関係は
A,B等種々に変化するからである。
すなわち、このことから、過流出状態(疑似過
流出状態を含む)で球弁3が上昇するとき、球弁
3の初期位置によつては、最下位に位置する突起
4に衝突しないことが生じたりするからで、球弁
3の初期位置相違によつて衝突回数が相違するか
らである。
(技術的課題) 本考案は、このような、〓筒体2内に、球弁3
の移動軌跡に突出する突出部を設け、この筒体2
の上端開口部を弁座口1とするとともに、下端開
口部に線状の球弁支持部材を設け、球弁3が筒体
2の軸線に対して直角方向にも少範囲移動できる
ようにした過流出防止弁〓において、遅延時間の
安定性を図るため、初期状態にある球弁3と突出
部との関係が一定するようにすることをその技術
的課題とする。
(技術的手段) 上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は、〓球弁支持部材を筒体2の上流
側開放端において、半径方向に配設するととも
に、この球弁支持部材と球弁3との接触部を傾斜
辺部とした〓ことである。
(作用) 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
筒体2内において、球弁3は、筒体2の内周壁
と球弁支持部材とによつて支持されることとなる
が、この支持状態において、球弁3は、傾斜辺部
と筒体2の内周壁の両方に接触する状態にあるか
ら、初期状態においては、球弁3は前記傾斜辺の
下位側に移動し且、内周壁と接触した特定位置に
定置されたものとなる。
従つて、球弁3の初期位置は、上方の突出部と
常に一定の関係にあることとなる。
(効果) 球弁3の初期位置と、球弁3の移動軌跡内に突
出する突出部との位置関係が常に一定となるか
ら、球弁3の動作の度に突出部との衝突回数が変
るようなことはなく、遅延時間が安定する。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明を
加える。
第3図に示す実施例は、逆L字状の主体10を
持つもので、その内部に横向きで上流側に向つて
テーパー状に拡大する弁座口1とその上流側に続
く斜行流路11とからなる流路が形成されてお
り、この斜行流路12中に球弁3が収容され、弁
座口1の大きさは該球弁の直径に合せて適宜に設
定してある。前記球弁は、定常状態では斜行流路
11の下端すなわち上流端に位置するが、該球弁
は、下辺部12の両側に立ち上り部13,14を
連設した枠片により支持されており、球弁3は定
常状態では、下辺部12と斜めに上昇する一方の
立ち上り部13に当接して一定位置に静止してい
る。
上記枠片の立ち上り部13,14の上端には屈
曲片15,16が連設されて、これらが、主体1
0の側壁に貫通させた小孔に係合すると共に、主
体10の屈曲背部に位置する一方の立ち上り部1
4の上端部には突起17が前記屈曲片と共に設け
られている。
上記枠片は弾性線材で構成され、主体10内へ
は、立ち上り部13,14の自由端部を縮少させ
て挿入し、屈曲片15,16を主体10の小孔に
係合させると該枠片の主体10内への組み込みが
完了する。
この実施例の場合、球弁3は一方の立ち上り部
13と下辺部14に支持されて定常状態では主体
10の斜行流路11の下端部で一定位置に保たれ
るため、球弁3の外周間隙を介するガス流量も一
定する。すなわち、作動流量が安定する。
過流出状態になると、球弁3が上昇移動する
が、その移動過程で突起17に当接して、いつた
ん移動速度が低下した後方向変換して弁座口1に
嵌入する。従つて、球弁3の作動時間が従来にく
らべて長くなり、電磁弁を具備した器具を接続し
た場合に於いて該電磁弁開弁時に生じる疑似過流
出状態での作動が防止できる。
過流出防止弁の下流側は正常に復元されたとき
には、ガス回路をガスコツク等でいつたん遮断し
た後、適宜手段で球弁3を弁座口1から脱出させ
て斜行流路11内に落下させ、球弁3を初期状態
に復帰させるが、この落下過程に於いても、球弁
3の落下軌跡中に障害物がなく、確実に初期位置
に復帰する。
尚、球弁3の作動流量は、該球弁3の外周間隙
からのガス流量及び主体上部に設けた開口部18
からのガス流量により定まり、高カロリーガス用
の場合は作動流量は小さく設定されるため、前記
開口部は不要となることもある。
次に、第4図に示す実施例のものは、直線型の
過流出防止弁の筒体2内に適宜ピツチ及び直径の
コイルバネ20を挿入して球弁3の上昇移動速度
を抑え、作動時間を延長させるようにしたもの
で、このコイルバネ20の下端に斜辺部21に続
く下辺部22を設けて、これら二者と筒体2の内
壁の3者により球弁3が定常状態に於いて一定位
置に保たれるようにしたものである。この場合に
も、上記実施例の場合と同様に、作動流量の安定
化を図り得ると共に、球弁3の上昇移動過程で該
球弁がコイルバネ20に接触しながら上昇するこ
ととなつてその作動時間が長くなる。すなわち、
既述の疑似過流出状態での作動が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の説明図、第2図は球弁とその
外周流路部との関係の説明図、第3図は本考案実
施例の使用状態の断面図、第4図は他の実施例の
説明図であり、図中 1……弁座口、3……球弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒体2内に、球弁3の移動軌跡に突出する突出
    部を設け、この筒体2の上端開口部を弁座口1と
    するとともに、下端開口部に線状の球弁支持部材
    を設け、球弁3が筒体2の軸線に対して直角方向
    にも少範囲移動できるようにした過流出防止弁に
    おいて、球弁支持部材を筒体2の上流側開放端に
    おいて、半径方向に配設するとともに、この球弁
    支持部材と球弁3との接触部を傾斜辺部として過
    流出防止弁。
JP3256281U 1981-03-07 1981-03-07 Expired JPS628700Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3256281U JPS628700Y2 (ja) 1981-03-07 1981-03-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3256281U JPS628700Y2 (ja) 1981-03-07 1981-03-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57144664U JPS57144664U (ja) 1982-09-10
JPS628700Y2 true JPS628700Y2 (ja) 1987-02-28

Family

ID=29829960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3256281U Expired JPS628700Y2 (ja) 1981-03-07 1981-03-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS628700Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57144664U (ja) 1982-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5368227A (en) Temperature limiting control valve for a shower head
JPS628700Y2 (ja)
US3858800A (en) Thermally responsive valve apparatus
JP2567340Y2 (ja) 過流出防止弁
JPS5810053Y2 (ja) 過流出防止弁
JP2531187Y2 (ja) 過流出防止弁
US4915129A (en) Check valve
JPH0412278Y2 (ja)
JPS6144046Y2 (ja)
JPS5853495Y2 (ja) 過流出防止弁
JPH0868469A (ja) コントロールバルブ
JPS585156Y2 (ja) 過流出防止弁
JPS5810054Y2 (ja) 過流出防止弁
JPS5810051Y2 (ja) ガス安全弁装置
JP2508080Y2 (ja) 過流出防止弁
JPS5725573A (en) Expansion valve with shape memory alloy
JPH09236185A (ja) 制御弁
JPH0338528Y2 (ja)
US2494293A (en) Radiator vent valve
JPS5929185Y2 (ja) ガス流路における安全弁装置
JPH0712667U (ja) 制御弁
JP2592273Y2 (ja) 水流スイッチ
BRPI0805311A2 (pt) injetor de combustìvel com amortecimento mecánico
US3858801A (en) Thermally responsive valve apparatus
JPS6214458Y2 (ja)