JP2592273Y2 - 水流スイッチ - Google Patents

水流スイッチ

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JP2592273Y2
JP2592273Y2 JP1993022110U JP2211093U JP2592273Y2 JP 2592273 Y2 JP2592273 Y2 JP 2592273Y2 JP 1993022110 U JP1993022110 U JP 1993022110U JP 2211093 U JP2211093 U JP 2211093U JP 2592273 Y2 JP2592273 Y2 JP 2592273Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、給湯器等に使用する水
流スイッチに関する。より詳しくは、給湯器等を燃焼さ
せる時に水量を検知して空炊きを防止するために安全ス
イッチとして用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような水流スイッチの従来の基本
的な構造は、図1に示すように、本体ケース30にリー
ドスイッチ31を固定し、本体ケース30内にリードス
イッチに対応してマグネット32を付けたレバー33を
枢支ピン34にて取付けたもので、下端の水入口35よ
り水を供給して上端の水出口36に向う流水力によりマ
グネットレバー33が上方へ押上げられると、マグネッ
ト32がリードスイッチ31に近づき、磁力によりリー
ドスイッチがオンになり、通水を止めると、自重により
下降してオフとなるものであるが、従来の水流スイッチ
は、マグネットレバー33及びその取付用ホルダー37
を金属板を加工して形成したものを金属棒からなる枢支
ピン34にて枢着し、取付用ホルダー37は本体ケース
30にビス38の締結にて固定するものである。また、
マグネットレバー33には絶縁用のゴムパッキンとマグ
ネット32及びマグネット押え39を嵌めて取付ビス4
0にて一体的に組込む必要があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って上記のような従
来の構造の水流スイッチでは、金属の小さい部品が多数
必要となるために、その部品の製作加工並びに手間を要
し、また、マグネットレバーを本体ケース内に組込む際
には実際の作動流量を目的流量に合わせるため調整が必
要であるが、マグネットを含むレバー全体の重量が一定
のものではこれらの調整が非常に困難であった。さらに
はマグネットレバーと、そのホルダーを一本の細いピン
により枢支結合するものであるから組込後の経年変化、
熱変化、或いはウオーターハンマー現象による作動不良
を発生させるという問題点を有していた。
【0004】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、マグネットレバーにマグネット押えを兼ねたウ
エート用プレートを組込むことによって水流スイッチの
部品組立時に作動流量を目的流量に合わせるための調整
が簡単で、且つ作動不良を起さず、而も部品点数も少な
く、製作並びに組立が簡単な小型で安価な水流スイッチ
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における水流スイッチは、本体ケースの外面
部定位置に固設されたリードスイッチに対応するように
本体ケースの内部に、マグネット体をつけたレバーを揺
動自在に設けて通水によりレバーが上流側へ押上げられ
るとマグネット体がリードスイッチに近づき磁力により
リードスイッチがオンになり、通水を止めると、自重で
降下してオフとなる水流スイッチにおいて、前記マグネ
ットレバーを、左右両側に突出した枢軸を備えたレバー
部と、マグネット嵌入部にマグネット体を嵌入したマグ
ネット部とを樹脂形成により一体に構成するとともに、
前記マグネット部のマグネット嵌入郁には、その開放部
にバランスウエートを兼ねた質量のあるプレートを差込
式に設け、本体ケース内にリング体からなる樹脂成形品
のマグネットホルダーを圧入嵌合にて定着し、且つこの
マグネットホルダーのスタンド脚片を本体ケースの内面
に形成した溝部に嵌置し、且つスタンド脚片にマグネッ
トレバーの枢軸を凹凸嵌合式に枢支してなるものであ
る。
【0006】
【0007】
【0008】
【実施例】本体ケース10は、図2及び図7に示すよう
に中空短円筒状のものに、一端(下端)に水入口11
を、他端(上端)に水出口12を開設したもので、樹脂
成形品又は非磁性体の金属にて構成する。
【0009】マグネットレバー3は、図4〜7に示すよ
うに、レバー部3aとマグネット部3bとを一体に有し
てなり、マグネット部3bを箱形にして内部をマグネッ
ト嵌入部5となす。レバー部3aには、左右両側に突出
するように短軸ピンからなる枢軸4・4を一体形成す
る。
【0010】マグネット嵌入部5の上面は開放してお
り、この開放部に側方よりプレート6を差込んで、開放
部を隠蔽被覆することにより、マグネット2の脱落、と
び出しを阻止すると共に、このプレート6をウエートに
利用して水流によるマグネットレバー3の作動を目的流
量に合うよう調整する。
【0011】プレート6を差込んで定位置にセットした
際には、図6に示すように一方の差込孔3cに設けた抜
脱防止用の爪14がプレート端縁に係止して抜脱を阻止
する。
【0012】マグネットホルダー7は、マグネットレバ
ー3を取付けるためのもので、図2及び図7に示すよう
に、リング状に形成したものに、2本のスタンド脚片8
・8と、マグネットレバー3の始端位置を決めるストッ
パー13を一体形成してなる。
【0013】マグネットホルダー7の本体ケース10へ
の取付けは、水入口11側より強制圧入により嵌入し
て、定位置において不動状一体となす。
【0014】マグネットホルダー7を本体ケース10内
へ圧入する際には、予じめ前もって、そのスタンド脚片
8・8にマグネットレバー3を取付けて行う。脚片8・
8にはピン孔8a・8aが開設してあり、このピン孔8
a・8aにレバー下端の両側に突出している枢軸4・4
を脚片8・8の押広げにより嵌支させると、マグネット
レバー3は脚片8・8間において枢軸4・4を支点に上
下に揺動可能となる。
【0015】マグネットホルダー7を本体ケース10内
の適正位置へ取付けると、スタンド脚片8・8は、図3
に示すようにケース内壁面に形成した溝部9に嵌置さ
れ、以後は支点部の動き、即ち変形しようとするのをこ
の溝部によって規制される。
【0016】
【作用】図2において、水入口11側より流入する通水
によりマグネットレバー3が押上げられると、マグネッ
トレバー3の先端に取付けたマグネット2がリードスイ
ッチ1に近づく、すると、マグネット2の磁力によりリ
ードスイッチ1がオンになる。
【0017】この状態で次に通水を止めると、マグネッ
トレバー3の押上げがゼロになるからマグネットレバー
3は自重により下降して再びオフとなる。
【0018】このオン・オフの動作によって給湯器を燃
焼制御させることができる。
【0019】本考案品において、 水流量3.5リットル/分以内でスイッチがオンとなり(水量上昇時) 水流量2.0リットル/分以上でスイッチがオフとなる(水量下降時)
【0020】従って水量が0〜2リットル/分ではスイ
ッチがオフとなり、燃焼状態とはならない。
【0021】今、水量をQ 水入口の流量制御孔径をd マグネットレバー全体の重量をW 枢軸よりマグネットレバーの重心の腕の長さをL 流量0のときのマグネットレバーの角度をθn 通水時のマグネットレバーの角度をθfとする。
【0022】 リードスイッチがオンになる流量をQn リードスイッチがオフになる流量をQf すれば Qn=f(W.L.d.θn) で表わされる。
【0023】 W.d.θnが大きくなればQnは大きくなる。(但しθ
n<90度) Qf=f(W.L.d.θf) W.d.θfが大きくなればθfは大きくなる。Lが大き
くなればθfは小さくなる。
【0024】本考案においては、マグネットレバーを樹
脂化してマグネット等を含むマグネットレバー全体の重
量を可及的小さくなるようにしている。しかし、重量が
小さくなると、作動流量を目的流量にするには水入口の
流量制御孔径dだけの調整では限界がある為、マグネッ
トレバーにウエート用のプレート6を設けて作動流量が
目的流量になるようにしている。
【0025】また、マグネットホルダー7を本体ケース
10内に強制圧入により組込んで後においては、枢軸部
が経年変化、熱変化等により変形するので、これを防止
するため、規制手段を講じている。この規制手段を図3
について説明すると次の通りである。
【0026】 A=マグネットレバー3の支点部内寸法 E=マグネットレバー3の支点部外寸法 D=マグネットホルダー脚片の内寸法 F=マグネットホルダー脚片の外寸法 B=本体ケースの溝部の内寸法 C=本体ケースの溝部の外寸法 A<B−0.2ミリメートル A<D−0.2ミリメートル とすると、圧入後のマグネットホルダーの内側への曲り
を防止し、作動不良を防ぐことが可能となる。
【0027】又、マグネットホルダーの脚片が外側に開
いて寸法Dが大きくなろうとしても、本体ケースの溝部
に規制されるからマグネットレバーの外れが防止され
る。
【0028】
【考案の効果】本考案は、上記のように構成されている
ので、マグネットレバー及びその取付用ホルダー、枢支
ピン等を全て金属の加工品で形成しビスを用いて組立て
ていた従来のものに比べ、部品点数が少なく、製作組立
が非常に簡単でコスト的にも安価なものが提供できると
ともに、マグネツトを含むマグネットレバー全体が軽量
小型でありながら、ウエートと兼ねた質量のあるプレー
トの組込みにより水流スイッチの作動流量を目的流量に
容易且つ確実に合わせることが可能であり、而もマグネ
ツトホルダーを本体ケース内に強制圧入により組込む為
組立が簡単で、組込後は経年変化や熱変化、ウオータハ
ンマー現象によるマグネットレバーの外れを防止し、ま
たマグネットホルダーのスタンド脚片が内側へ変曲する
ことによって生じる作動不良を本体ケースの溝部によっ
て規制することが可能となり、これらの変曲を極力防止
することができる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の水流スイッチの一例を示す断面図であ
る。
【図2】本考案による水流スイッチの一例を示す縦断側
面図である。
【図3】本考案による水流スイッチのマグネットレバー
支点部の変形規制を示す要部拡大断面図である。
【図4】マグネットとレバーの側面図である。
【図5】図4におけるA−A線の断面図である。
【図6】図4におけるB−B線の断面図である。
【図7】本考案による水流スイッチの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 リードスイッチ 2 マグネット 3 マグネットレバー 4 枢軸 5 マグネット嵌入部 6 プレート 7 マグネットホルダー 8 スタンド脚片 9 溝部 10 本体ケース 11 水入口 12 水出口 13 ストッパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース(10)の外面部定位置に固
    設されたリードスイッチ(1)に対応するように本体ケ
    ース(10)の内部に、マグネット体(2)をつけたレ
    バー(3)を揺動自在に設けて通水によりレバーが上流
    側へ押上げられるとマグネット体(2)がリードスイッ
    チ(1)に近づき磁力によりリードスイッチが(1)オ
    ンになり、通水を止めると、自重で降下してオフとなる
    水流スイッチにおいて、前記マグネットレバー(3)
    を、左右両側に突出した枢軸(4)を備えたレバー部
    (3a)と、マグネット嵌入部(5)にマグネット体
    (2)を嵌入したマグネット部(3b)とを樹脂形成に
    より一体に構成するとともに、 前記マグネット部(3b)のマグネット嵌入部(5)に
    は、その開放部にバランスウエートを兼ねた質量のある
    プレート(6)を差込式に設け、 本体ケース(10)内にリング体からなる樹脂成形品の
    マグネットホルダー(7)を圧入嵌合にて定着し、且つ
    このマグネットホルダー(7)のスタンド脚片(8)を
    本体ケース(10)の内面に形成した溝部(9)に嵌置
    し、且つスタンド脚片(8)にマグネットレバー(3)
    の枢軸(4)を凹凸嵌合式に枢支してなることを特徴と
    する水流スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015169558A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 リンナイ株式会社 水流スイッチ
US20210071912A1 (en) * 2019-09-06 2021-03-11 Borgwarner Emissions Systems (Ningbo) Co., Ltd. Heater for vehicle

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US20210071912A1 (en) * 2019-09-06 2021-03-11 Borgwarner Emissions Systems (Ningbo) Co., Ltd. Heater for vehicle
US11709001B2 (en) * 2019-09-06 2023-07-25 Borgwarner Emissions Systems (Ningbo) Co., Ltd. Flow sensor for vehicle liquid heater which protects against overheating

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