JPS6268857A - 無機顔料分散剤 - Google Patents

無機顔料分散剤

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JPS6268857A
JPS6268857A JP60205372A JP20537285A JPS6268857A JP S6268857 A JPS6268857 A JP S6268857A JP 60205372 A JP60205372 A JP 60205372A JP 20537285 A JP20537285 A JP 20537285A JP S6268857 A JPS6268857 A JP S6268857A
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JP
Japan
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monomer
formula
mol
dispersant
group
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JP60205372A
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English (en)
Inventor
Naotake Shioji
尚武 塩路
Masazumi Sasabe
昌純 笹部
Teruaki Fujiwara
藤原 晃明
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無機顔料分散剤に関するものである。
詳しくはアート紙、コート紙等の塗工に用いられるクレ
ー、炭酸カルシウム、サチンホワイト、水酸化アルミニ
ウム、二酸化チタン等の無機顔料粉末の塗工液への分散
;水性インキ、墨汁などに使用されるカーボンブラック
、電極棒、耐熱塗料などに使用される黒鉛などの疎水性
無機顔料の水性媒体への分散;無機顔料粉末のスラリー
輸送;排煙脱硫装置に於いて硫黄酸化物吸収用アルカリ
として用いられる水酸化マグネシウム粉末のスラリー輸
送;陶磁器の減水剤等の用途で、高濃度に於いても低粘
度が得られ、且つ分散安定性に優れる分散剤を提供する
ものである。
従来このような目的に用いられる分散剤としてはリン系
化合物、ポリ(メタ)アクリル酸塩等が知られている。
しかし、リン系化合物は分散液粘喰が経時的に急速に上
昇し、特に高温ではこの傾向が著しい。また、ポリ(メ
タ)アクリル酸塩は分散液粘度の経時変化、特に高温で
の経時変化が少なく、従来量も良い評価を得てはいるが
、サテンホワイトや水酸化マグネシウム等に対してはそ
の添加を増大させなければ充分な効果が得られない。ま
た、上記リン系化合物及びポリ(メタ)アクリル酸塩は
例えばカーボンブラックや黒鉛の如き疎水性無機顔料に
対しては極めて効果の悪いものであった。
これら上記欠点を改良するため、例えば特開昭55−7
1758号、特開昭56−73623号、特開昭56−
73624号、特開昭59−26131号などに水酸基
を有する(メタ)アクリル酸エステル系単量体の使用が
提案されているが、これらは例えば炭酸カルシウムやサ
チンホワイトの如き弱〜強アルカリ性の無機顔料分散に
は、得られたスラリーの経日安定性に問題があり、不向
きであった。
また、特開昭56−81320号、特開昭57−577
06号、特開昭58−154761号、特開昭59−2
5839号にアリルアルコールやグリセロールモノアリ
ルエーテルや3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパン
スルホネートにエチレンオキサイドやプロピレンオキサ
イドを付加した不飽和アルコール系単量体を共重合させ
ることが提案されているが、これらの単量体は基本骨格
がアリル基であるため、不飽和カルボン酸および/又は
不飽和ジカルボン酸との共重合性が充分でなく分散剤と
しての使用時に多量の添加量を必要とするものである。
また、特公昭59−37306号に(メタ)アクリル酸
にエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド
を付加した不飽和アルコールのリン酸エステルを共重合
させることが提案されている。しかし、この種の単量体
は(メタ)アクリル酸との共重合性は良いが、エステル
結合を有するため、加水分解を受は易いという重大な欠
点があ 5 一 つた。
また、特開昭59−108010号にはC5アルコール
を共重合させることが提案されており、比較的よい評価
を得ているが、不飽和カルボン酸及び/又は不飽和ジカ
ルボン酸との共重合性が充分でなく製品に臭気が残留し
たり、比較的多量の重合触媒を必要とするため、例えば
塗工紙の耐水性が悪くなるという問題点があった。
本発明者等はこのような現状に鑑み鋭意研究した結果、
本発明に到達した。従って、本発明の目的は、高顔料濃
度分散液に於いても低粘度が得られ、且つ分散安定性に
優れ、親水性〜疎水性のあらゆる無機顔料に対して著し
い効果を有する分散剤を提供することにある。
即ち本発明は、 一般式 (但し式中、A 及びA2はそれぞれ独立に水素、メチ
ル基又は−coox  を表わし且つA1及びA2は同
時に−C00x2となることはなく、A3キは水素、メ
チル基又は−CH2C00X3を表わり、、且つA3が
−CH2C00X3(7)場合にG、tA’中及びA2
はそれぞれ独立に水素又はメチル基を表わし、X 、X
2及びX はそれぞれ独立に又は−緒に水素、1価金属
、2価金属、アンモニウム基又は有機アミン基を表わす
。) で示される不飽和カルボン酸系単量体(I)から選ばれ
る1種又は2種以上、 一般式 (但し式中、R及びR2はそれぞれ独立に水素又はメチ
ル基を表わし且つR及びR2は同時にメチル基となるこ
とはなく、Rは−CH2−1−(CH2)2−又は−〇
(CH3)2−を表わし且つR’、R及びR中の合計炭
素数は3であり、Yは炭素数2〜3のアルキレン基を表
わし、nは1〜100の整数である。) で示される不飽和アルコール系単量体(II)から選ば
れる1種又は2種以上 及び これらの単量体と共重合可能な単量体(I[[)を、不
飽和カルボン酸系単量体(1)40〜99.5モル%、 不飽和アルコール系単量体(If ) 0.5〜60モ
ル%及び単量体(■)0〜40モル%(但し、(I>、
(■)及び(I[[)の合計は100モル%である。
)の比率で用いて導かれた共重合体(A)を主成分とす
る無機顔料分散剤に関するものである。
本発明に用いられる前記一般式で示される不飽和カルボ
ン酸系単量体(■)としては、例えば、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、シトラコン酸あるいはそれ等の酸の1価金属、
2価金属、アンモニア、有機アミンによる部分中和物も
しくは完全中和物があげられる。1価金属としてはナト
リウム、カリウム等があげられ、2価金属としては、カ
ルシウム、マグネシウム、亜鉛等があげられる。また、
有機アミンとしてはモノメチルアミン、ジメチルアミン
、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン等のアルキルアミン類:モノエタ
ノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールア
ミン、モノイソプロパツールアミン、ジメチルエタノー
ルアミン等のアルカノールアミン類;ピリジン等をあげ
ることができる。
また、前記一般式で示される不飽和アルコール系単量体
(U)としては、例えば3−メチル−3−ブテン−1−
オール、3−メチル−2−ブテン−1−オール、2−メ
チル−3−ブテン−2−オール等の不飽和アルコール1
モルに対してエチレンオキサイドおよび/またはプロピ
レンオキサイドを1〜100モル付加した化合物をあげ
ることができる。エチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイドの種類は1種類でも2種類でもよく、また、多種
類を付加する場合、その結合順序に制限はない。
アルキレンオキサイドの付加モル数が0モルの場合本発
明の効果が充分でなく、また、100モルを越えて多量
としても効果の向上が見られず、逆に多量の添加量を必
要として、好ましくない。
単量体(II)は、必要に応じて不飽和カルボン酸系単
量体(■)、不飽和アルコール系単量体(If)及び単
量体(III)の合計に対して、得られる共重合体(A
)が水溶性となる範囲で、40モル%以下の吊で用いら
れるものであるが、そのような単量体(1)としては例
えば、スチレン;スチレンスルホン酸;酢酸ビニル;(
メタ)アクリロニトリル:(メタ)アクリルアミド:メ
チル(メタ)アクリレート:エチル(メタ)アクリレー
ト:ブチル(メタ)アクリレート;2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレートニジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート;ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート:アリルアルコール:3−メチル−3−ブテン−1
−オール;3−メチル−2−ブテン−1−オール;2−
メチル−3−ブテン−2−オール:3−(メタ)アクリ
ロキシ−1,2−ジヒドロキシプロパン;3−(メタ)
アクリロキシ−1,2−ジ(ポリ)オキシエチレンエー
テルプロパン:3−(メタ)アクリロキシ−1゜2−ジ
(ポリ)オキシプロピレンエーテルプロパン;3−(メ
タ)アクリロキシ−1,2−ジヒドロキシプロパンホス
フェート及びその1価金属塩、2価金属塩、アンモニウ
ム塩、有機アミン塩または炭素数1〜4のアルキル基の
モノもしくはジエステル;3−(メタ)アクリロキシ−
1,2−ジヒドロキシプロパンサルフェート及びその1
価金属塩、2価金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩
または炭素数1〜4のアルキル基のエステル;3−(メ
タ)アクリロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸
及びその1価金属塩、2価金属塩、アンモニウム塩、有
機アミン塩または炭素数1〜4のアルキル基のエステル
;3−(メタ)アクリロキシ−2−(ポリ)オキシエチ
レンエーテルプロパンスルホン酸及びその1価金属塩、
2価金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩または炭素
数1〜4のアルキル基のエステル:3−(メタ)アクリ
ロキシー2−(ポリ)オキシプロピレンエーテルプロパ
ンスルホン酸及びその1価金属塩、2価金jI塩、アン
モニウム塩、有機アミン塩または炭素数1〜4のアルキ
ル基のエステル:3−アリロキシプロパン−1,2−ジ
オール;3〜アリロキシプロパン−1,2−ジオールホ
スフェート;3−アリロキシプロパン−1,2−ジオー
ルスルホネート;3−アリロキシプロパン−1,2−ジ
オールサルフェート:3−アリロキシ−1,2−ジ(ポ
リ)オキシエチレンエーテルプロパン;3−アリロキシ
−1,2−ジ(ポリ)オキシエチレンエーテルプロパン
ホスフェート;3−アリロキシ−1,2−ジ(ポリ)オ
キシエチレンエーテルプロパンスルホネート;3−アリ
ロキシ−1,2−ジ(ポリ)オキシプロピレンエーテル
プロパン:3−アリロキシ−1,2−ジ(ポリ)オキシ
プロピレンエーテルプロパンホスフェート;3−アリロ
キシ−1,2−ジ(ポリ)オキシプロピレンニーチルプ
ロパンスルホネート;6−アリロキシヘキサンー 1.
2,3,4.5−ペンタオール:6−アリロキジヘキサ
ンー1.2゜3、4.5−ペンタオールホスフェ−1〜
:6−アリ口キシヘキサン−1,2,3,4,5−ペン
タオールスルボネート:6−アリロキシ−1,2,3,
4,5−ペンタ(ポリ)オキシエチレンエーテルプロパ
ン;6−アリロキシ−1,2,3,4,5−ペンタ(ポ
リ)Aキシプロピレンエーテルヘキサン:3−アリロキ
シ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸及びその1価金
属塩、2価金属塩、アンモニウム塩もしくは有機アミン
塩、又はこれ等の化合物のリン酸エステルもしくは硫酸
エステル及びそれ等の1価金属塩、2価金属塩、アンモ
ニウム塩又は有機アミン塩:3−アリロキシ−2−(ポ
リ)オキシエチレンプロパンスルホン酸及びその1価金
属塩、2価金属塩、アンモニウム塩もしくは有機アミン
塩、又はこれ等の化合物のリン酸エステルもしくは硫酸
エステル及びそれ等の1価金属塩、2価金属塩、アンモ
ニウム塩又は有機アミン塩;3−アリロキシ−2−(ポ
リ)オキシプロピレンプロパンスルホン酸及びその1価
金属塩、2価金属塩、アンモニウム塩もしくは有機アミ
ン塩、又はこれ等の化合物のリン酸エステルもしくは硫
酸エステル及びそれ等の1価金属塩、2価金属塩、アン
モニウム塩又は有機アミン塩;などをあげることができ
る。
不飽和カルボン酸系単量体(I)及び不飽和アルコール
系単量体(II)の使用量は、不飽和カルボン酸系単量
体(■)、不飽和アルコール系単量体(II)及び単量
体(I[[)の合計に対して、それぞれ40〜99.5
モル%、0.5〜60モル%とすることができる。
不飽和カルボン酸系単量体(■)、不飽和アルコール系
単量体(II)のいずれが上記の範囲をはずれても、本
発明の優れた無機顔料分散剤は得られない。
不飽和カルボン酸系単量体(■)、不飽和アル」−ル系
単量体(ff>及び単量体(III)から共重合体(A
)を得るには従来公知の方法によることができる。例え
ば、水、有機溶剤、あるいは水可溶性有機溶剤と水との
混合溶剤等の溶剤中での重合を挙げることができる。こ
の際、水媒体中での重合には重合開始剤として過硫酸塩
や過酸化水素等が用いられ、亜硫酸水素ナトリウムやア
スコルビン酸等の促進剤を併用することができる。有機
溶剤中での重合には重合開始剤としてアゾ系化合物や有
機過酸化物等が用いられ、アミン化合物等の促進剤を併
用することができる。水可溶性右(幾溶剤と水との混合
溶剤中での重合には、上記の種々の重合開始剤あるいは
重合開始剤と促進剤との組合せの中から適宜選んで用い
ることができる。
このようにして得られた共重合体(A)はそのままでも
本発明の無機顔料分散剤として用いられるが、必要によ
り更にアルカリ性物質で中和して用いることもできる。
このようなアルカリ性物質としては1価金属及び2価金
属の水酸化物、塩化物、炭酸塩及び重炭酸塩;アンモニ
ア;有機アミン等をあげることができる。
本発明の無機顔料分散剤は、無機顔料に対して重量で0
.05〜5%、好ましくは0.1〜2%の範囲の量で使
用することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの例だけに限定されるものではない。尚、
例中特にことわりのない限り%は重量%を表わすものと
する。
参考例1 還流冷却器を備えた容量1.5j!の5ツロ丸底フラス
コにイオン交換水451gを仕込み75℃に昇温した後
、攪拌しながら40%アクリル酸アンモニウム水溶液1
95(+、80%アクリル酸水溶液33(+、3−メチ
ル−3−ブテン−1−オールにエチレンオキサイドを5
モル付加した不飽和アルコール(以下、IEO−5と称
す。)の50%水溶液191g及び3%過硫酸アンモニ
ウム水溶液130gを各々別々の滴下ノズルより滴下し
た。
なお、滴下時間は過硫酸アンモニウム水溶液は150分
とし、仙は120分とした。過硫酸アンモニウム水溶液
滴下終了後、100℃で30分間共重合反応を継続した
後、冷却し28%アンモニア水20!+を加えて中和し
、共重合体(I)の水溶液を得た。GPC分析により、
得られた共重合体(I)は数平均分子1B22000で
、未反応アクリル酸系単量体(アクリル酸アンモニウム
含む)は0.3モル%(対仕込量)、未反応IEO−5
は2.8モル%(対仕込量)であった。
参考例2 参考例1で使用した反応容器に3−メチル−3−ブテン
−1−オールにエチレンオキサイドを10モル付加した
不飽和アルコール(J:J、下、IEO−10と称す。
)4920及びイオン交換水164gを仕込んだ。窒素
置換後95℃に昇温し、そこへイオン交換水177gに
無水マレイン酸91.6(]及び過硫酸アンモニウム9
.34(Jを溶解した溶液を120分で滴下した。該溶
液の滴下終了後、同温度にて7%過硫酸アンモニウム水
溶液67゜を60分で滴下し、重合を完結させた。次い
で、冷却し得られた重合反応生成物を400g分取し、
イオン交換水400gを加え、攪拌下に48%水酸化ナ
トリウム水溶液60Gを用いて中和し、共重合体(2)
の水溶液を得た。GPC分析より、得られた共重合体(
2)は数平均分子14300で、未反応モノマーは全く
検出できなかった。
参考例3 参考例1で使用した反応容器にイオン交換水218gを
仕込み、100℃に昇温した後、攪拌しながら37%メ
タクリル酸ナトリウム水溶液447g、10%α−クロ
トン酸ナトリウム水溶液155111,3−メチル−2
−ブテン−1−オールにプロピレンオキサイドを5モル
付加した不飽和アルコール(以下、PP0−5と称す。
)の50%水溶液38.4(I及び3%過硫酸アンモニ
ウム水溶液142gを各々別々の滴下ノズルより120
分で滴下した。滴下終了後、同温度でさらに30分間共
重合反応を継続した後、冷却して共重合体(3)の水溶
液を得た。GPC分析より、得られた共重合体(3)は
数平均分子14000で、未反応メタクリル酸ナトリウ
ムは0.2%(対仕込量)、未反応α−クロトン酸ナト
リウムは0.4%(対仕込量)であったが、未反応PP
0−5は全く検出されなかった。
参考例4 参考例1で使用した反応容器に3−メチル−3−ブテン
−1−オールにプロピレンオキサイドを20モル次にエ
チレンオキサイドを40モル付加した不飽和アルコール
(以下、IPOEO−2040と称す。)665g、フ
マール酸12.8(]及びイオン交換水214gを仕込
んだ。窒素置換後100℃に袢瀉し、そこへ34%無水
マレイン酸水溶液63.8CI及び10%過硫酸アンモ
ニウム水溶液21,6gを120分で滴下した。滴下終
了後、同温度にて10%過硫酸アンモニウム水溶液16
.5(]を60分で滴下し、重合を完結させた。次いで
、冷却し得られた重合反応生成物を400Q分取し、イ
オン交換水400gを加え、攪拌下に48%水酸化ナト
リウム水溶液20gを用いて中和し、共重合体(4)の
水溶液を得た。GPC分析より、得られた共重合体(4
)は数平均分子量6800で、未反応フマール酸が3モ
ル%(対仕込量)検出されたが未反応マレイン酸及び未
反応I POEO−2040は全く検出されなかった。
参考例5 参考例1で使用した反応容器に2−メチル−3−ブテン
−2−オールにエチレンオキサイドを30モル次にプロ
ピレンオキサイドを5モル付加した不飽和アルコール(
以下、BEOPC1305と称す。)5930 、イタ
コン酸22.8 g及びイオン交換水214gを仕込ん
だ。窒素置換後100℃に昇温し、そこへ34%無水マ
レイン酸水溶液100.7(l及び10%過硫酸アンモ
ニウム水溶液43、6 (lを120分で滴下した。滴
下終了後、同温度にて10%過硫酸アンモニウム水溶液
26.2gを60分で滴下し、重合を完結させた。次い
で、冷却し得られた反応生成物を400Q分取し、イオ
ン交換水400gを加え、攪拌下に48%水酸化ナトリ
ウム水溶液33(7を用いて中和し、共重合体(5)の
水溶液を得た。GPC分析より、得られた共重合体(5
)は数平均分子16400で、未反応マレイン酸が1.
5モル%(対仕込量)、未反応イタコン酸が2モル%(
対仕込量)検出されたが、未反応BEOPO−305は
全く検出されなかった。
比較参考例1 参考例1で用いた50%IEO−5水溶液191gの代
りに3−メチル−3−ブテン−1−オール26.8g及
び水164gを用いた他は参考例1と全く同様にして、
数平均分子ff13900の比較共重合体(1)を得た
。未反応アクリル酸系単量体は0.7%(対仕込量)、
未反応3−メチル−3−ブテン−1−オールは3.5モ
ル%(対仕込量)であった。
比較参考例2 参考例2で用いたIEO−10,492gの代りにアリ
ルアルコールにエチレンオキサイドを10モル付加した
不飽和アルコール(以下、AEO−10と称す。)46
6oを用い、初期仕込みのイオン交換水164gの代り
にイオン交換水190Qを用いた他は参考例2と全く同
様にして、数平均分子量2700の比較共重合体(2)
を得た。
未反応マレイン酸は7.3モル%(対仕込量)、未反応
AEO−10は8.4モル%(対仕込量)であった。
比較参考例3 参考例2で用いたIEO−10,49211の代りにグ
リセロールモノアリルエーテルにエチレンオキサイドを
10モル付加した不飽和アルコール(以下、GEO−1
0と称す。)535(]を用い、初期仕込みのイオン交
換水164gの代りにイオン交換水121gを用いた他
は参考例2と全く同様にして、数平均分子12200の
比較共重合体(3)を得た。未反応マレイン酸は10モ
ル%(対仕込量)、未反応GEO−10は12モル%(
対仕込量)であった。
比較参考例4 参考例1で初期仕込のイオン交換水451gを460g
とし、50%IEO−5水溶液191Qの代りにアクリ
ル酸にエチレンオキサイドを5モル付加した不飽和アル
コール(以下、AAEO−5と称す。)の50%水溶液
182gを用いた他は参考例1と全く同様にして、数平
均分子量5400の比較共重合体(4)を得た。未反応
アクリル酸系単量体は0.4モル%(対仕込量)、未反
応AAEO−5は3.2モル%(対仕込量)であった。
比較参考例5 参考例4で用いたIPOEO−2040,665(1の
代りにメタクリル酸にプロピレンオキサイドを20モル
次にエチレンオキサイドを40モル付加した不飽和アル
コール(以下、M P OE O−2040と称す。)
665!7を用いた他は参考例4と全く同様にして重合
反応させた。
しかし、未反応マレイン酸は85モル%く対仕込量)、
未反応フマール酸は93モル%(対仕込量)、未反応M
POEO−2040は33モル%(対仕込量)で極めて
共重合性が悪かった。
実施例1 容114のステンレス製ビーカーにサテンホワイト(ス
ルホアルミン酸カルシウム6水塩)25%ペースト40
0gを入れ、分散剤として参考例1で得た共重合体(1
)を固型分換算で1620(対サチンホワイト固型分1
.2%)添加し、ディシルバー型攪拌羽根(35mm)
を取り付けたディスパーを用いて、200 Orpmで
15分間攪拌した。得られたサテンホワイト分散液の粘
度を25℃で測定した。その結果を第1表に示した。
 23 一 実施例2〜5 実施例1で使用した共重合体(1)の代りに参考例2〜
5で得られた共重合体(2)〜(5)のそれぞれを分散
剤として用いる他は実施例1と全く同様にして、サチン
ホワイト分散液を調製し、その粘度を測定した。結果を
第1表に示した。
比較例1〜4 実施例1で使用した共重合体(1)の代りに比較参考例
1〜4で得られた比較共重合体(1)〜(4)のそれぞ
れを分散剤として用いる他は実施例1と全く同様にして
、サチンホワイト分散液を調製し、その粘度を測定した
。結果を第1表に示した。
比較例5 実施例1で使用した共重合体(1)の代りに市販の平均
分子量5000のポリアクリル酸ナトリウムを分散剤と
して用いる他は実施例1と全く同様にして、サチンホワ
イト分散液を調製し、その粘度を測定した。結果を第1
表に示した。
比較例6 実施例1で使用した共重合体(1)の代りに市販の平均
分子量1000のポリマレイン酸ナトリウムを分散剤と
して用いる他は実施例1と全く同様にして、サチンホワ
イト分散液を調製し、その粘度を測定した。結果を第1
表に示した。
第  1  表 *)サテンホワイト固型分に対する分散剤の固型分%実
施例6〜10 実施例1で用いたものと同様のステンレス製容器にサテ
ンホワイト25%ペースト200gを入れ、分散剤とし
て参考例1〜5で得た共重合体(1)〜(5)のそれぞ
れを固型分換算で1.5g (対混合顔料固型分0.8
%)添加し、次いで水を加えて全量を240!+とした
後、実施例1で用いたのと同様のディスパーで200 
Orpmにて15分間攪拌した。得られたそれぞれのサ
チンホワイト分散液に、さらに軽質炭酸カルシウム(平
均粒子径0.15μ)138(]を加えた後、さらにデ
ィスパーで2000 ramにて15分間攪拌して、サ
チンホワイト・炭酸カルシウム混合分散液を得た。得ら
れたそれぞれの混合分散液の粘度を測定し、その結果を
第2表に示した。
比較例7〜12 実施例6〜10で用いた共重合体(1)〜(5)の代り
に比較例1〜6で使用した比較共重合体(1)〜(4)
、ポリアクリル酸ナトリウム及びポリマレイン酸ナトリ
ウムのそれぞれを固型分換算で第2表に示した吊用いた
他は実施例6〜1゜と全く同様にしてサチンホワイト・
疾酸カルシウム混合分散液を得た。、得られたそれぞれ
の混合分散液の粘度を測定し、その結果を第2表に示し
た。
第  2  表 *)サチンホワイトと炭酸カルシウムとの混合顔料固型
分に対する分散剤の固型分% −29一 実施例11〜15 内容積2.37のステンレス製ボールミルに分散剤とし
て参考例1〜5で得た共重合体(1)〜(5)のそれぞ
れを固型分換算で12.5a(対カーボンブラック固型
分10%)を仕込み、水及び少量のアンモニア水を加え
て全開を375gとした。(アンモニア水量は最終分散
液のDHが9±0.5になるよう調整した。)そこに平
均粒子径28mμ、比表面積(BET法による。)93
rd/(J 、吸油聞53cc/l00aのカーボンブ
ラック125gを入れて、62 rplで16時間分散
した。
得られたそれぞれのカーボンブラック分散液の粘度を測
定し、その結果を第3表に示した。
比較例13〜18 実施例11〜15で用いた共重合体(1)〜(5)の代
りに比較例1〜6で使用した比較共重合体(1)〜(4
)、ポリアクリル酸ナトリウム及びポリマレイン酸ナト
リウムのそれぞれを固型分換算で第3表に示した吊用い
た他は実施例11〜15と全く同様にしてカーボンブラ
ック分散液を得た。得られたそれぞれの分散液の粘度を
測定し、その結果を第3表に示した。
第  3  表 *)カーボンブラック固型分に対する分散剤の固型分%
−32一 実施例16〜20 実施例1で用いたのと同様のステンレス製容器に分散剤
として参考例1〜5で得られた共重合体(1)〜(5)
のそれぞれを固型分換算で7.5g (対黒鉛固型分5
%)を入れ、水を加えて全量を350gとした。そこに
黒鉛の微粉末150Qを入れ、実施例1で用いたのと同
様のディスパーで2000 rpIIlにて15分間攪
拌した。得られたそれぞれの黒鉛分散液の粘度を測定し
、その結果を第4表に示した。
実施例19〜24 実施例16〜20で用いた共重合体(1)〜(5)の代
りに比較例1〜6で使用した比較共重合体(1)〜(4
)、ポリアクリル酸ナトリウム及びポリマレイン酸ナト
リウムのそれぞれを固型分換算で第4表に示した吊用い
た他は実施例16〜20と全く同様にして黒鉛分散液を
4qだ。得られたそれぞれの分散液の粘度を測定し、そ
の結果を第4表に示した。
第  4  表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し式中、A^1及びA^2はそれぞれ独立に水素、
    メチル基又は−COOX^2を表わし且つA^1及びA
    ^2は同時に−COOX^2となることはなく、 A^3は水素、メチル基又は−CH_2COOX^3を
    表わし且つA^3が−CH_2COOX^3の場合には
    A^1及びA^2はそれぞれ独立に水素又はメチル基を
    表わし、 X^1、X^2及びX^3はそれぞれ独立に又は一緒に
    水素、1価金属、2価金属、アンモニウム基又は有機ア
    ミン基を表わす。) で示される不飽和カルボン酸系単量体( I )から選ば
    れる1種又は2種以上、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し式中、R^1及びR^2はそれぞれ独立に水素又
    はメチル基を表わし且つR^1及びR^2は同時にメチ
    ル基となることはなく、 R^3は−CH2−、−(CH_2)_2−又は−C(
    CH_3)_2−を表わし且つR^1、R^2及びR^
    3中の合計炭素数は3であり、 Yは炭素数2〜3のアルキレン基を表わし、nは1〜1
    00の整数である。) で示される不飽和アルコール系単量体(II)から選ばれ
    る1種又は2種以上 及び これらの単量体と共重合可能な単量体(III)を、不飽
    和カルボン酸系単量体( I )40〜99.5モル%、 不飽和アルコール系単量体(II)0.5〜60モル%及
    び単量体(III)0〜40モル%(但し、( I )、(I
    I)及び(III)の合計は100モル%である。)の比率
    で用いて導かれた共重合体(A)を主成分とする無機顔
    料分散剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004533524A (ja) * 2001-07-02 2004-11-04 アクゾ ノーベル エヌ.ブイ. 顔料組成物
JP2009161621A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Toho Chem Ind Co Ltd 新規なポリカルボン酸系重合体

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JP2004533524A (ja) * 2001-07-02 2004-11-04 アクゾ ノーベル エヌ.ブイ. 顔料組成物
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