JPS6268840A - 樹脂組成物及び該組成物から成る容器 - Google Patents

樹脂組成物及び該組成物から成る容器

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JPS6268840A
JPS6268840A JP60206602A JP20660285A JPS6268840A JP S6268840 A JPS6268840 A JP S6268840A JP 60206602 A JP60206602 A JP 60206602A JP 20660285 A JP20660285 A JP 20660285A JP S6268840 A JPS6268840 A JP S6268840A
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JP
Japan
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carboxylic acid
resin
vinyl alcohol
ethylene
weight
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Application number
JP60206602A
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English (en)
Inventor
Jinichi Yazaki
矢崎 仁一
Akihiko Tamura
田村 昭彦
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、エチレン−ビニルアルコール共重合体と、カ
ルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸無水物、カルボン
酸アミド及びカルボン酸エステル等の基を主鎖又は側鎖
に有する熱可塑樹脂とを含有する組成物の安定性の改良
に関するもので、特に該樹脂組成物を容器に熱成形する
際に生じる、ダル化、着色、ガスバリヤ−性低下等の劣
化から該樹脂組成物を安定化するための改良に関する。 本発明はまた、上記樹脂組成物から成る容器の改良にも
関する◎ (従来の技術及び発明の技術的課題) エチレン−ビニルアルコール共電1;[、li々の樹脂
の内でも、酸素等の気体に対する耐透過性に最も優れた
樹脂の一つであり、この特性を利用して、メトル、カッ
プ等の包装容器やフィルム等の分野に広く使用されてい
る。 コノエチレン−ビニルアルコール共重合体ハ、湿度に対
して敏感であり、例えば1004 RHのような高湿度
条件下には、酸素の透過係数が約−桁大きい値となる欠
点を有する。この欠点を改善する目的で、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体を、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等の水蒸気や水に対する耐透過性に優れた低吸水性
樹脂とブレンドされて使用するか、或いは該共重合体を
含有するガスバリヤ一層を前記吸水性樹脂の内外表面層
でサンドイッチさせた積層構造とし、エチレン−ビニル
アルコール共重合体への湿度の影響を小さくする手法が
広く採用されている。 特公昭51−30104号公報には、エチレン−ビニル
アルコール共重合体、ポリオレフィン或いは更にカルボ
ン酸塩いはその誘導体の基を有する熱可塑性樹脂を含有
する二成分系或いは三成分系樹脂組成物を一定の条件下
に押出し成形すると、エチレン−ビニルアルコール共重
合体やポリオレフィンが優先的に分布した層状構造を有
する成形構造物が得られることが記載されている。 また、特公昭52−11263号公報には、エチレン−
ビニルアルコール共重合体とポリオレフィンとを同時押
出する際に、何れか一方或いは両方の樹脂層に、カルボ
ン酸或いはその誘導体の基を有する熱可塑性樹脂を含有
させることにより、両樹脂層間の層間接着性が向上する
ことが記載されている。 更に、テトルやカップの成形に際しては、上述した積層
体や層状構造物のクズが必然的に発生することから、こ
れらのクズを新開リグラインド、として同時押出積層体
中の層構成成分に用いることが行われている。 シカしナカラ、エチレン−ビニルアルコール共重合体と
カルボン酸或いはその誘導体の基を含む6一 熱可塑性樹脂とを含有するブレンド物を、溶融成形条件
下におくと、ダル化、着色(焦げ)或いはガスバリヤ−
性低下等の劣化や変質を生じることが認められる。本発
明者等の研究によると、この組成物の劣化や変質は、エ
チレン−ビニルアルコールが劣化乃至変質することによ
るものであることが確認されたが、本発明者等の知る限
り、これを防止するだめの有効な対策は未だ知られてい
ない。 (発明の骨子及び発明の目的) 本’M明者#H−i、エチレン−ビニルアルコール共重
合体及びカルボン酸基或いはその誘導体基含有熱可塑性
樹脂を含有する組成物に、アルカリ土類金属の水酸化物
等の化合物及び酸化防止剤を配合すると、熱成形条件下
における前記共重合体の劣化や変質が有効に防止される
ことを見出した。 即ち、本発明の目的は、従来の樹脂組成物が有する前記
欠点が解消された安定化樹脂組成物を提供するにある。 本発明の他の目的は、前記樹脂組成物が熱溶融条件下に
曝されるとき、特に反復して上記条件下に曝されるとき
、ダル化、着色或いはガスバリヤ−性低下等の劣化を有
効に防止し得る新規樹脂組成物を提供するにある。 本発明の更に他の目的は、上記樹脂組成物から成り、着
色や異物付着がなく、外観特性に優れており、更にガス
バリヤ−性にも優れているプラスチック容器を提供する
にある。 本発明の更に他の目的は、熱成形時におけるダイス付着
や押出機内での異物滞留がなく、熱成形性や成形作業性
に顕著に優れた樹脂組成物を提供するにある。 (発明の構成) 本発明によれば、(1)エチレン−ビニルアルコール共
重合体、(II)カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン
酸無水物、カルボン酸アミド及びカルボン酸エステルか
ら成る群より選ばれたカルボニル基を主鎖又は側鎖に有
する熱可塑性樹脂及び(iii)アルカリ土類金属の水
酸化物、酸化物、ケイ酸塩及び高級脂肪酸塩から成る群
より選択された少なくとも1種の安定剤及びりψ酸化防
止剤を含有して成る樹脂組成物が提供される。 本発明によればまた、(1)エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体、(+i)カルボン酸、カルボン酸塩、カル
ボン酸無水物、カルメン酸アミド及びカルボン酸エステ
ルから成る群より選ばれたカルボニル基金主鎖又は側鎖
に有する熱可塑性樹脂、’(iji)アルカリ土類金属
の水酸化物、酸化物、ケイ酸塩及び高級脂肪酸塩から成
る群より選択された少なくとも1種の安定剤及び(X/
)酸化防止剤及びMオレフィン系を含有して成る樹脂組
成物が提供される。 本発明によれば更に、上記樹脂組成物から成る少なくと
も1個の備えた樹脂容器が提供される。 (発明の特徴及び作用効果) 本発明は、既に指摘した通り、(1)エチレン−ビニル
アルコール共重合L (+17カルポン酸、カルボン酸
塩、カルボン酸無水物、カルボン酸アミド及びカルボン
酸エステルから成る群より選ばれたカルボニル基を主鎖
又は側鎖に有する熱可塑性樹脂(以下単にカルボニル基
含有熱可塑性樹脂と呼ぶ)或いは更に(ψオレフィン系
樹脂全含有する樹脂組成物に、(iii)アルカリ土類
金属の水酸化物、酸化物、ケイ酸塩及び高級脂肪酸塩か
ら成る群より選択された少なくとも1種の安定剤及び(
ψ酸化防止剤を含有せしめるときには、この樹脂組成物
が熱溶融条件下に置かれる際に生ずるダル化、着色(焦
げ)、ガスバリヤ−性低下等の劣化・変質が有効に防止
されるとの知見に基づくものである。 しかして、上記樹脂組成物の形で、しかも熱溶融条件下
にエチレン−ビニルアルコール共重合体が前記劣化を生
じる現象は極めて特殊な現象であり、しかもその原因す
ら全く解明されていなかった現象である。しかもエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体がダル化を生ずると、こ
のものが異物の形で押出機内に滞留[7たり、ダイス付
着を生じ、更に容器等の成形品に異物付着や層破断を生
じ、また成形品に着色(焦げ)物が混入
【7て外観特性
を損ない、更に酸素等に対するガスバリヤ−性も著しく
低下するようになる。 本発明者等の研究によると、上記エナレンービ−10= ニルアルコール共重合体の劣化は、カルボニル基含有熱
可塑性樹脂には、カルボン酸基乃至カルボン酸無水物基
が存在すること、及び通常の条件下ではこれらの基が存
在しないと1−でも熱溶融条件下では熱分解、加水分解
等によりカルボン酸基乃至カルボン酸無水物基が生成す
ることに原因があり、これらの基が溶融状態にあるエチ
レン−ビニルアルコール共重合体のグル化、着色、ガス
バリヤ−性等の低下をもたらすものであることが確認さ
れた。この劣化の反応系路は、未だ十分に解明されるに
至っていないが、上記現象から脱水(水酸基の離脱)、
エステル化、架橋反応等を伴なう複雑なラジカル反応で
あると推定される。 従来、このような酸と反応する化合物としでは、極めて
多種、多様な無機及び有機の化合物が知られているが、
本発明によれば、このような化合物の内でも特に、アル
カリ土類金属の水酸化物、酸化物、ケイ酸塩、及び高級
脂肪酸塩が上述【〜た劣化防止に有効であることが見出
されたものであり、更にこの化合物を酸化防止剤の組合
せで使用することにより一層優7″lた防止効果が得ら
れるものである。 即ち、これらの組合せでは、ラノヵル分解反応の触媒上
なる酸の中和とラジカルの捕捉とσ)両方が迅速に行わ
れるためと思われる。 (発明の好適実施態様の説明) 本発明を以下に詳細に説明する。 配合成分 不発qvc使用するエチレン−ビニルアルコール共重合
体はビニルアルコール単位13(l乃至80モル5%の
菫で含有するものであり、このものはエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体をケン化、特にケン化度が99チ以上とな
るようにケン化することにより得られる。 本発明に使用するエチレン−酢酸ビニル共重合体クン化
物の分子盆は、一般にフィルムを形成し得る分子菫範囲
にあれば特に制限はない。エナレンー酢酸ビニル共重合
体ケン化物の粘度は、一般に、フェノール85重菫チと
水15重量%との混合溶媒を使用1.て測定されるが、
この混合溶媒を使用して、30℃の温度で測定j−た極
限粘度〔η〕の値が0.07〜0.171379の範囲
にあるものが本発明の目的に好適である。〔、η〕が0
.071/9より低いものでは、成形品としたときの機
械的強度が不満足であり、一方〔η〕が0.171/9
より高くなると、樹脂組成物の成形性が低下する傾向が
ある。 エチレン−ビニルアルコール共重合体と組合せで使用さ
れるカルボニル基含有熱可塑性重合体としては、主鎖又
は側鎖に、遊離カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸
エステル、カルピン酸アミド、カルボン酸無水物及び炭
酸エステルに基ずくカルボニル基を有する任意の熱可塑
性重合体が使用される。以下その例ヲ埜げて説明するが
、これらに限定されない。 (、)  一般式 式中、R4け水素原子又は低級アルキル基、R2は水素
原子、又は炭素数1乃至12のアルキル基である。 の単普体のホモ重合体又は共重合体、或いは、上記(1
)の単蓋体とオレフィン類、又は他のビニルモノマーと
の共重合体。 例えば、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エ
ステル、 エチレン/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エ
ステル/アクリル酸共重合体、アクリル酸グラフトポリ
エチレン、 アクリル酸グラフトポリプロ、ピレン、メタアクリル酸
グラフトポリエチレン、エチレン/アクリル酸エステル
/アクリル酸共重合体、エチレン/アクリル酸共重合体
、スチレン/メタクリル酸エステル/アクリル酸共重合
体、 アクリル酸エステル/塩化ビニル共重合体、メタクリル
酸エステル/塩化ビニル共重合体、スチレン/メタクリ
ル酸エステル/ブタジェン共重合体、 メタクリル酸エステル/アクリロニド+)k共重合体、 (b)  一般式 %式% 式中、R3け水素原子、アルキル基、又はフェニル基で
ある、 のビニルエステルのホモ重合体又は共重合体、或いは上
記(2)の単量体とオレフィン類又は他のビニルモノマ
ーとの共重合体。 例えば、ポリ酢酸ビニル、 ポリプロピオン酸ビニル、 エチレン/酢酸ビニル共重合体、 アクリル酸エステル/酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
/酢酸ビニル共重合体。 (c)アイオノマー オレフィン類と不飽和カルボン酸、或いは更に他のビニ
ルモノマーとの共重合体をアルカリ金属、アルカリ土類
金属、或いは有機塩基で中和(7て得られる樹脂。 例えば、米国デーボン社から市販されているケーリン類
。 (11)(i)  無水マレイン酸と他のビニルモノマ
ーとの共重合体。 例えば、無水マレイン酸/ビニルエーテル兵重合体、 無水マレイン酸グラフトポリエチレン、無水マレイン酸
グラフトポリプロピレン、無水マレイン酸/塩化ビニル
共重合体。 (11)(i)  一般式 %式%) 式中nは3乃至13の数、mは4乃至】1の数である。 で表わされる反復単位から成るポリアミド類。 例えば、ポリ−ω−アミツカゾロン酸、ポリ−ω−アミ
ンへブタン酸、ポリ−ω−アミツカゾリル酸、ポリーω
−アミン波ラゴイン酸、ポリ−ω−アミノデカン酸、ポ
リ−ω−アミノウンデカン酸、ポリ−ω−アミノドデカ
ン酸、ポリ−ω−アミノトリデカン酸、ポリへキサメチ
レントリデカミド、ポリへキサメチレンドデカミド、ポ
リへキサメチレンドデカミド、ポリへキサメチレントリ
デカミド、ポリデカメチレンアジパミP1 ポリデカメ
チレンドデカミド、ポリデカメチレンドデカミド、ポリ
デカメチレントリデカミド、ポリドデカメチレンアジパ
ミド、ポリデカメチレントリカミド、ポリドデカメチレ
ンドデカミド、ポリドデカメチレントリデカミド、ポリ
トリデカメチレンアジパミド、ポリトリデカメチレンア
パミド、ポリトリデカメチレンドデカミド、ポリトリデ
カメチレントリデカミド、ポリヘキサメチレンアゼラミ
ド、ポリデカメチレンドデカミド、ポリドブカメチレン
アゼラミド、Iリトリデカメチレンアゼラミド或いはこ
れらの2種以上から成る共重合ポリアミド。 その他、p−及び/又けm−キシリレンジアミンとアジ
ピン酸、セ・9チン酸等の二塩基酸から訪導された部分
芳香族ポリアミド等も使用される。 (r)  一般式 %式% 式中R4は炭素数2乃至6のアルキレン基、R5は炭素
数2乃至24のアルキレン基又はアリーレン基である、 で表わされる反復単位から成るポリエステル。 例えば、ポリエチレンアジペート、ポリエチレンセパテ
ート、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレ
ンイソフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イソ
フタレート、ホリプチレン=18= テレフタレート。 その他ビスフェノールAテレフタレート、ビスフェノー
ルAイソフタレート或いはこれらのコポリマーも使用で
きる。 (g)一般式 %式%) 式中R11は炭素数8乃至15の炭化水素基、で表わさ
れるポリカーがネート。 例エバ、ポリ−p−キシレングリコールビスカーが坏−
ト、ポリ−ジオキシジフェニル−メタンカーボネート、
ポリージオキシジフェニルエタンカーゲネート、ポリ−
ジオキシジフェニル2・2−プロパンカーボネート、ポ
リージオキシジフェニルト1−エタンカーがネート。 本発明に使用するカルゲニル基含有重合体は、遊離カル
ボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸エステル、カルボン
酸アミド、カルセン酸無水物、炭酸エステル、等の官能
基に基ずくカルメニル基を、重合体100g当り、5乃
至1000m100Oミリ・イクイバレント)の濃度で
含A7でいることがWtしい。 これ等のカルビニル基含有重合体は更に、実質的に線状
であり、最終樹脂組成物の熔融成形温度、例えば170
乃至300 ℃、好適には180〜250℃の温度で、
熔融するものでなければならない。 勿論、これら含カルボニル樹脂は単独でも、2種以上の
組合せでも使用される。 上述した樹脂成分と組合せで使用17得るオレフィン系
樹脂としては、従来フィルム或いは容器等の成形に広く
使用されている任意のポリオレフィンを用いることがで
きる。このようなポリオレフィンとしては、式 %式%( 式中RVi沓素原素原子炭素数4以下のアルキル基であ
る のオレフィンの重合体又は共重合体を用いることができ
る。これらのオレフィン重合体又は共重合体は、成形構
造物としたとき、十分な機械的強度を有するために、結
晶性であることが重要である。 このようなポリオレフィンの例としては、低密度、中密
度或いは高密度のポリエチレン、アインタクテイック・
ポリプロピレン、結晶性エチレン−ゾロピレン共重合体
、ポリブテン−1、ポリペンテン−1を挙げることがで
きる。勿論、本発明に使用するポリオレフィンは、オレ
フィンの単独重合体、或いは2種以上のオレフィンの共
重合体に限定されず、ポリオレフィンの性5jヲ本質的
に損わない範囲内で、少量の他の共重合成分、例えば5
モルチ迄の範囲で、他のエチレン系不飽和単量体、を含
有する共重合体であってもよい。 用いるポリオレフィンの分子蓋は、一般にフィルム形成
可能な分子量範囲にあればよく、例えば平均分子量が5
000乃至400000.[メルトインデックス(AS
TM−1238) MI=0.05〜5.0g/10■
〕のものが一般に好適に使用される。 オレフィン系樹脂としては、懸垂基Rが芳香族炭化水素
基であるもの、例えばポリスチレン、スチレンーブタジ
エン共重合体を用いることもできる。 本発明によれば、上述1〜た樹脂成分に、アルカリ土類
金属、例えばマグネシウム、・臂すウム、カルシウムの
水酸化物、酸化物、ケイ酸塩或いは高級脂肪酸塩を安定
剤として配合する。高級脂肪酸塩としては、ノやルミチ
ン酸、ミリスチン酸、スアリン酸、オレイン酸、リノー
ル酸、リルイン酸、牛脂脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パーム
油脂肪酸等の炭素数lO乃至26の飽和又は不飽和の脂
肪酸のアルカリ土類金属塩が挙げられる。 適当な化合物の例は次の通りである。水酸化マグネシウ
ム、酸化マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、メルク全
も含めた塩基性ケイ酸マグネシウム、オレイン酸マグネ
シウム、ステアリン酸マグネシウム、塩基性ステアリン
酸マグネシウム、水酸化バリウム、ケイ酸バリウム、ス
テアリン酸バリウム、水酸化カルシウム、ケイ酸カルシ
ウム、ステアリン酸カルシウム。これらの内でも、マグ
ネシウム化合物が本発明の目的に好適であり、中でも、
水酸化マグネシウム、高級脂肪酸マグネシウム、及びこ
れらの組合が望ましい。水酸化マグネシウム粒子の表面
に高級脂肪酸マグネシウム被覆層を形成させておくと樹
脂中への良好々分散性と劣化防止性能との優れた組合せ
が得られる。 本発明においては、上述したアルカリ土類金属安定剤は
、酸化防止剤との組合せで使用することが特に重要であ
る。このような酸化防止剤の適当な例は立体障害性フェ
ノール類等であり、具体的には次のものである。 アルキルガレート、 〈プロピル、オクチル、ドデシル〉 プアヤック脂、 p−メトキシフェノール、 アルキル化フェノール、 スチレン化フェノール、 スチレン化クレゾール、 ブチル化スチレン化クレゾール、 フェニルフェノール、 メチルサリシレート、 フェニルサリシレート、 p−tert−プチルーフェニルサリシレート、メチル
−p−ヒドロキシベンゾエート、プロピル−p−ヒドロ
キシベンゾエート、ハイドロキノンモノベンジルエーテ
ル、ブチル化ヒドロキシトルエン、 2・5−ジーtart−アミルハイドロキノン、4−ヒ
ドロキシメチル2・6−シーtart−ブチルフェノー
ル、 2・6−シーtart−ジチル−p−フェニルフェノー
ル、 4・6−ジツニルー〇−クレゾール、 ジチル化ヒドロキシアニソール、 4・4’ −シーヒドロキシージフェニルプロノぐシー
2・2′(ビスフェノールA)、 ポリブチル化(混合物)4・4′−イソゾロビリデンジ
フェノール、 2・2′−メチレンビス(4−メチル−6−tsrt−
プチルフェノール)、 2・2′−メチレンビス(4−エチル−6−tart−
ブチルフェノール)、 2・2′−メチレンビス(4−メチル−6−tart−
オクチルフェノール)、 2・2′−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフエ
ノール)、 2・2′−メチレンビス(6−(1−メチルシクロヘキ
シル)p−クレゾール)、 2・2′−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフエ
ノール)及び2・6−ビス(2−ハイドロオキシ−3−
ノニル−5−メチルベンジル)−p−クレゾールの混合
物、 4・4′−ゾチルデンビス(6−tart−ブチル−m
−クレゾール)、 トリス(2−メチル−47−ヒドロキシ−5−tsrt
−ブチルフェニル)ブタン、 テトラキス〔メチレン−3−(3’・5′−ジーt@r
t−ブチルー4′−ヒドロキシフェニル)グロビオネー
ト〕メタン、 1 ・3・5−トリメチル−2・4・6−トリス(3・
5−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシペンジル)
ベンゼン、 n−オクタデシル−β−(4′−ヒドロキシ−3′・5
′−ジーtert−ブチルフェニル)プロピオネート、 N−n−アルキル−N/、−(カルがキシメチル)−N
−N’−トリメチレンジグリシン、2−n−オクチル・
チオ−4・6−ジ(4′−ヒドロキシ−3′・5′−ジ
ーt@rt−ブチル)フェノキシ−1・3・5−トリア
ジン、チオビス−〔メチル・ブチルフェノール〕4・4
′−チオビス−[6−tart−ブチル−m−クレゾー
ル〕、 2・4・5−トリヒドロキシゾチロフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−n−オクトキシベンゾフェノン、 2・2′−ジ−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、 2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2′−力ルがキシペン
ゾフユノン、 2−(2’−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)26
一 ベンゾトリアゾール、 2−(2’−ヒドロキシ−3’−tart−ブチル−5
′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール
、 2−(2’−ヒドロキシ−3′・5′−ジーtsrt−
ブチルフェニル)−5−クロロペンツトリアゾール。 他に、トコフェロール等も使用し得る。 樹脂組成物 本発明の樹脂組成物においては、エチレン−ビニルアル
コール共重合体中と含カルlニル熱可塑性樹脂(II)
との組成比はかなり広範囲に変化する。 PI 、t if 、エチレン−ビニルアルコール共]
i合体(+)をガスバリヤ−性付与の目的で使用し、含
カルデニル樹脂(li) を接着性付与の目的で配合す
る組成物の場合には、樹脂の大部分が共重合体(1)で
あるのカ普通である。一方、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体(1)芦カルデニル熱可塑性樹脂(11)の
他にオレフィン系樹脂(ψを含む系でも、これらの組成
比は大巾に変化する。例えば、ガスバリヤ−性と層間接
着性との両方を兼ねた組成物の場合には、オレフィン樹
脂の含有率は比較的小さいが、オレフィン樹脂層、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体層及び含カルデニル熱
可塑性接着剤層から成る多層構造物のりグラインドを用
いる場合にはオレフィン樹脂は比較的大きい含有比率で
存在する。 これら何れの場合にも、ダル化防止剤は0.01乃至3
重置チ、特に0.05乃至1重量%、最も好適には0.
05乃至0.5重量sの量で存在させるのがよく、一方
散化防止剤は0.01乃至3重11%、特に0.02乃
至2重量%、最も好適には0.05乃至0.5重量%の
菫で存在させるのがよい。即ち、グル化防止剤や酸化防
止剤の菫が上記範囲よりも少ない場合には、着色やrル
化を十分に防止することが困難であり、一方上記範囲よ
りも多いと、樹脂成形品からこれらの配合剤がブリード
アウトし、成形品の多層を著しく損ねたり、或いは多層
成形品では層間接着性の著しい低下をまねいたりする。 また、四成分系組成物の場合には、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体(1)は1乃至90重量%、特に2乃
至80重量%の量、含カルボニル樹脂(11)は5乃至
98重量%、特に10乃至80重蓋5%の量で存在(−
得る。五成分系組成物の場合には、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体(1)は1乃至90重、fチ、特に2
乃至80重蓋チ、含カルボニル樹脂(11)は1乃至9
0重量%、特に2乃至80重量%、及びオレフィン系樹
脂(ψFi5乃至98重量%、特に10乃至90重量%
の量で存在し得る。 勿論、本発明の樹脂組成物にはその本質を損わない範囲
内で、他の樹脂や、充填剤、着色剤、滑剤等の配合剤を
含有する。 成形品及び容器 本発明の樹脂組成物は、溶融押出して、或いは射出成形
!、て容器、フィルム乃至シート等の形に成形する。こ
の際、成形品を該組成物単層から形成してもよく、また
他の樹脂乃至は樹脂組成物と共押出して積層構造の成形
品とすることもできる。 本発明の樹脂組成物との共押出に使用される他の樹脂と
しては、オレフィン樹脂、ポリエステル、ポリカーがイ
、−ト等低吸水性樹脂、エチレンビニルアルコール共重
合体、接着剤樹脂或いはこれらの2種以上のブレンド物
を挙げることができる。 その層構造の適当な数例は、本発明の樹脂組成物’iB
L、低吸水性樹脂’iLMR,エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体i EVOH、接着剤樹脂ヲADで表わし
て、次の通りであるが、勿論本発明はこれに限定されな
い。 単層構造 L 二層構造 BL/LMR,BL/EVOH 三層構造 BL/EVOH/BLS BL/EVOH+AD/BL
。 BL/EVOH+AD+LMR/BL、EVOH/AD
/BL。 BVOH/BL/LMR 四層構造 LMR/BL/EVOH/LMR+ADX LMR/B
L/EVOH+AD/LMR 五層構造 BL/AD/EVOH/AD/BL、L M R/ A
 D/ EvOH/−3〇− AD/BL、BL/EVOH/BL/EVOH/BL六
層構造 LMR/AD/EVOH/AD/BL/LMR七層構造 LMR/BL/AD/EVOH/AD/BL/LMR八
層構造 LMR/BL/LMR/AD/EVOH/へD/BL/
LMR九層構造 LMR/BL/LMR/AD/EVOH/AD/LMR
/BI、/LMR。 本発明の樹脂組成物は、例えば押出機で溶融混Ml〜た
後、T−ダイ、サーキュラ−ダイ等のダイスを通して所
定の形状に押出す。 多層同時押出の場合には、各樹脂層に対応する押出機で
溶融混練した後、多層多重ダイスを通して押出す。 成形物は、フィルム、シート、ボトル乃至チューブで形
成用パリソン乃至はパイプ、カトル乃至チューブ成形用
シリフオーム等の形をとり得る。 押出成形成いは射出成形によるパリソン、ノ臂イデ或い
はプリフォームからのyl?トルの形成は、押出物或い
は射出成形物を一対の割型ではさみ、その内部に流体を
吹込むことにより容易に行われる。 またノ9イブ乃至はプリフォーム全冷却した稜、延伸温
度に加熱し、軸方向に延伸するとともに、流体圧によっ
て周方向にブロー延伸子ることにより、延伸ブローボト
ル等が得られる。 更に、フィルム乃至シートラ、真空成形、圧空成形、張
出成形、プラグアシスト成形等の手段に付することによ
り、カップ状、トレイ状等の包装容器が得られる。 (発明の作用効果う かかる本発明の樹脂組成物においては、成形等に際して
組成物中のエチレン−ビニルアルコール共重合体成分の
熱劣化が有効に抑制されるため、容器等の成形に供した
場合、外観特性や耐衝撃性等の機械的特性を損うことな
く、ガスバリヤ−性が湿度の影響によって低下すること
のない容器が得られる。多層容器の場合には、この樹脂
層の劣化も防止されるため、接着強度も向上する。 theエチレン−ビニルアルコール共重合体成分の熱劣
化が防止されることによって、押出特性も良好であり、
所謂焦げ等の発生もなく、サージング、フィッシュアイ
、メヤニ等の欠陥のない押出 。 物が得られる。 更に本発明によれば、容器の成形等により副生ずるリグ
ラインド等のスクラップ組成物を、容器等の成形に再利
用できるという顕著な利点が達成され、かかる本発明は
省資源の見地から極めて有用である。しかも本発明の樹
脂組成物を容器等の成形に供1〜た場合、リグラインド
等のスクラップ組成物を、該組成物中にダル化防止剤及
び酸化防止剤が前述した様な範囲内に含有されている限
りにおいて、そのまま再利用することが可能となる。 本発明を次の例で説明する。 実施例1(比較LFAJ1) エチレン含有量が27モルチ、ケン化度99.5モルチ
、メルトインデックス1.59/ 10 m1n(AS
T’M、D−1238)と密度0.94 、!it/c
C(A8TM−D−1505)メルトインデックス1.
2g、Naイオンタイプのアイオノマー樹脂と?[09
23g/cc、メルトインデックス1.09710m1
nの低密度Iリエチレン60:20:20の混合物ニ、
ステアリン酸マグネシウム0.5重量部、2−6ジ。 ターシャリブチルパラクレゾール(BIT’) 0.2
重量部を添加し、トライブレンド[また後、直径65i
1有効長と直径の比(L/I))が22のスクリューを
内蔵した押出機を用いて、設定温度をスクリューのフィ
ード部より順に、200℃、200℃、230℃、23
0℃、スクリュー回転数5゜rpm、押出@65に9/
Hで、ペレタイズ全行い混線ペレットを得た。(以下、
このペレットをAと記す)又、比較の為、前記ステアリ
ン酸マグネシウムと(BIT)k添加しない混線ペレッ
トヲ、上記と同じ条件で得た。(以下、このペレットを
Bと記す) これら、A’、Hのペレットを***ブラベンダー社製の
ブラベンダーゾラストグラフを用いて、チェンバ一温度
230℃、ローター回転数6 Orpmの条件下で30
分間の混線を行ない、250℃設定の高圧プレスによっ
て厚さが約300μmのシートを作整した。 そして、それらA、B各シートの1備面積を万能投影機
で100倍に拡大し黒色の劣化物を観察した。 Aシートから観察された劣化物の数は、θ個/1cIn
2であったのに対し、Bシートから観察された劣化物の
数は80個/1crnであった。又各々ペレタイジング
を始めてから、グイリップへのダル状物質の発生、付着
を観察したところ、Aペレットでは発生付着は、なかっ
たが、Bペレットでは、1時間后より発生し始め、1時
間毎に付着ダル状物質を取除きなからペレタイジングを
行った。 実施例2、(比較例2) 密度が0.925gμ、メルトインデックス1.5、)
71710m1nの低密度ポリエチレン(酢ビ金倉5重
量部)100重量部に対]−で、ステアリン酸マグネシ
ウム0.05重量部、(BUT) 0.05重量部を添
加した混合物(以下Cと記す)ヲ、内外層となる第1押
出機(直径65〜、有効長と直径の比L/D−25)に
、実施例1で得たペレットAを中間層となる第2押出機
(直径30〜、有効長と直径の比L/D=20)に供給
し、共通のグイ内で合流させ、2種3層のパリソンを形
成し、ブロー圧6にν12にて吹込成形【〜、内容3l
−500ccの多層d?)ルを得た。(以下、A−C&
)ルと記す)比較として(比較例2)前記ステアリン酸
マグネシウムと(BIT)’を添加しない同低密度ポリ
エチレン(以下りと記す)を、第1押出機に、実施例1
で得たペレットBを第2押出機に供給した以外は、実施
例と同様にして多層がトルを得た。(以下、B−Dボト
ルと記す) これら、A−C,B−D&)ルの胴部各層の平均厚みは
外層220μ、中間層20μ、内層220μであった・ これらの&トルの胴部金切り取り、テンシロンにて内外
層と中間層の接着強度を測定したところ、A−C&)ル
では890 ji/ltn 、  B −D g トル
では72097cm2(各々n=10の平均値)であっ
た、又、GC法により、酸素ガス透過度を測定したとこ
ろ37℃ 0チRHにてA−Cがトルは、7.5cc/
m2r d & yr a jm % B −D g 
トルでは9.0007m2゜day、atm、 30℃
80%RHO高湿度下では、A−C&トルで7.188
7m +day+atm SB −D ? トルで9.
5cc/m 、day、atmであった。 更に、21日間運転后(約400時間)第2押出機のス
クリューへの劣化物の付着を観察したところ、ペレット
Aを押出したスクリューには、劣化物の付着はなかった
が、ペレットBを押出したスクリー−には、コンプレッ
ション部からメタリング部にかけて約1.5〜の厚みの
劣化物が付着堆積していた。 実施例3.(比較例3) 実施例2で用いた混合物C,100重蓋部に対してA−
C&トルを吹込成形した際に生じたパリを粉砕したもの
を30重量部混合した混合物を、実施f’jJ 2で用
いた第1押出機に、Al1−第2押出機に各々供給し、
実施例2と同様にして吹込成形多層?トル(内容量50
0cc)を得た。(以下C−A−C&)ルと記す)比較
例3として実施例3の=37− Cの代わりにDをA−C+j=lルのパリの代すにB−
D、j?ボトルパIJ k用いた以外は実施例3と同様
にして吹込成形多層がトル(内容ji500ee)’e
、 得た。(以下D−B−Dがトルと記す)これらのが
トルの胴部各層の平均厚みは、外層240μ、中間層2
0μ、内層240μであった。 これらのがトルの胴部金切り取り、テンシロンにて内外
層と中間層の接着強度を測定したところ、C−A−C&
トルでは8709/cm2(n=10の平均値)、D−
B−D&トルでは6809/J (n =10の平均値
)であった、又、各々成形開始后、グイリップへのダル
状物質の付着状態を観察したところ、C−A−C&トル
の成形では、グイリップへのダル状物質の付着は皆無で
あったが、D−B−D&)ルの成形では、1時間后から
グイリップにダル状物質が付着し始め、その后30分毎
に、それを取除きなから成形會続けた。更に、成形開始
約1時聞届から、♂トル1lOO0本サンブリングした
。これらのボトルの胴部全切取り、実施例1と同様にし
て、シートラ作り、各々劣化物を観察したところ、C−
A−C&)ルからは、1000本中16、D−B−Dボ
トルからは、1000本中6l本の劣化物が認められた
。 更に、21日間運転后、第1押出機のスクリューを抜き
、観察したところ、C−A−Cでは、スクリューへの劣
化物の付着はなかったが、D−B−〇では、スクリュー
のコンプレッション部からメタリング部にか0で平均約
2X厚の劣化物が堆積していた。 特許出原人東洋製罐株式会社

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(i)エチレン−ビニルアルコール共重合体、(
    ii)カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸無水物、
    カルボン酸アミド及びカルボン酸エステルから成る群よ
    り選ばれたカルボニル基を主鎖又は側鎖に有する熱可塑
    性樹脂及び(iii)アルカリ土類金属の水酸化物、酸
    化物、ケイ酸塩及び高級脂肪酸塩から成る群より選択さ
    れた少なくとも1種の安定剤及び(iv)酸化防止剤を
    含有して成る樹脂組成物。
  2. (2)四成分基準で、エチレン−ビニルアルコール共重
    合体(i)が1乃至90重量%、熱可塑性樹脂(ii)
    が5乃至98重量%、安定剤(iii)が0.01乃至
    3重量%及び酸化防止剤が0.01乃至3重量%の量で
    夫々存在する特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. (3)エチレン−ビニルアルコール共重合体がビニルア
    ルコール単位を30乃至80モル5%の量で含有するも
    のである特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  4. (4)熱可塑性樹脂(ii)がカルボニル基を5乃至1
    000ミリイクイバレント/100g樹脂の濃度で含有
    するものである特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  5. (5)安定剤が水酸化マグネシウムである特許請求の範
    囲第1項記載の組成物。
  6. (6)安定剤が高級脂肪酸マグネシウムである特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。
  7. (7)安定剤が水酸化マグネシウムと高級脂肪酸マグネ
    シウムとを1:10乃至10:1の重量比で含む組合せ
    から成る特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  8. (8)(i)エチレン−ビニルアルコール共重合体、(
    ii)カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸無水物、
    カルボン酸アミド及びカルボン酸エステルから成る群よ
    り選ばれたカルボニル基を主鎖又は側鎖に有する熱可塑
    性樹脂、(iii)アルカリ土類金属の水酸化物、酸化
    物、ケイ酸塩及び高級脂肪酸塩から成る群より選択され
    た少なくとも1種の安定剤及び(iv)酸化防止剤及び
    (v)オレフィン系樹脂を含有して成る樹脂組成物。
  9. (9)五成分基準で、エチレン−ビニルアルコール共重
    合体(i)が1乃至90重量%、熱可塑性樹脂(ii)
    が1乃至90重量%、安定剤(iii)が0.01乃至
    3重量%、酸化防止剤(iv)が0.01乃至3重量%
    及びオレフィン系樹脂(v)が5乃至98重量%の量で
    夫夫存在する特許請求の範囲第8項記載の組成物。
  10. (10)(i)エチレン−ビニルアルコール共重合体、
    (ii)カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸無水物
    、カルボン酸アミド及びカルボン酸エステルから成る群
    より選ばれたカルボニル基を主鎖又は側鎖に有する熱可
    塑性樹脂及び(iii)アルカリ土類金属の水酸化物、
    酸化物、ケイ酸塩及び高級脂肪酸塩から成る群より選択
    された少なくとも1種の安定剤及び(iv)酸化防止剤
    を含有して成る樹脂組成物から成る層を備えた容器。
  11. (11)(i)エチレン−ビニルアルコール共重合体、
    (ii)カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸無水物
    、カルボン酸アミド及びカルボン酸エステルから成る群
    より選ばれたカルボニル基を主鎖又は側鎖に有する熱可
    塑性樹脂、(iii)アルカリ土類金属の水酸化物、酸
    化物、ケイ酸塩及び高級脂肪酸塩から成る群より選択さ
    れた少なくとも1種の安定剤及び(iv)酸化防止剤及
    び(v)オレフィン系樹脂を含有して成る樹脂組成物か
    ら成る層を備えた容器。
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