JPS6268722A - 射出圧縮成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は比較的薄物の成形品に対する射出圧縮成形方法
に関する。

〔従来技術〕

従来の射出圧縮成形装置の要部−例を第１図により述べ
る。移動ダイプレー）１１は不図示の移動金型を固着し
不図示の固定金型と固定ダイプレートとに対向している
。移動ダイプレート１１の図において左方の型締ラム１
２は型締シリンダ１３に嵌合され、型締シリンダ１３の
中間の壁に設けた孔１４は図示の状態のとき室１５を介
してタンク１６に接続されている。型締ラム１２左方の
孔内には型締シリンダ１３と一体にされたブーストラム
】７が挿入されている。内外径をブーストラム１７と型
締シリンダ１３とに嵌合しかつ移動可能なプレフィルバ
ルブ１８は導孔１９を有し、との導孔１９の一側は室１
５に面し、他側はブーストラム１７とプレフィルパルプ
１８との空間２０からブーストラム１７の軸直角方向の
孔２１を介して軸方向の孔２２に接続されている。

電磁弁２６の下流（図において上方）−側は型締シリン
ダ１３の油室２７に接続され下流他側はブーストラム１
７の孔２２に接続され、また上流−側は小容量ポンプ２
８の吐出側と、同ポンプ２８に対し同一電動機２９によ
り駆動される大容量ポンプ３８の吐出側に逆止弁３１と
を介して接続され、上流他側はタンク１６に接続されて
いる。

なお小容量ポンプ２８と大容量ポンプ３０のそれぞれの
吸込管は一本に合さってタンク１６内に授精されている
。電磁弁３２の下流はプレフィルバルブ１８の一側油室
３３に接続され、上流−側はタンク１６に接続され上流
他側は小容量ポンプ２８等の吐出管に接続されている。

大容量ポンプ３０と逆止弁３１とを接続する管は分岐し
てリリーフ弁３６が接続され、リリーフ弁３６のパイロ
ット回路にはＮ磁弁３７が接続されている。従ってＮ磁
弁３７が非励磁で図示の状態のときリリーフ弁３６はア
ンロード弁の働きをなしており、一方電磁弁３７を励磁
してパイロ。

ト回路を断にするとＩＪ　１７−フ弁３６は通常のＩＪ
　ＩＪ−７動作を行う。

小容量ポンプ２８の吐出側にはＩＪ　リーフ弁３８が接
続されそのパイロ、ト回路は他のＩＪ　ＩＪ−フ弁３９
を介してＷ磁弁４０に接続されており、ここテＩＪ　Ｉ
Ｊ　−７弁３９の設定圧力はＩＪ　ＩＪ−フ弁３８のそ
れより低くかつリリーフ弁３６のアンロード圧力より高
くなっている。従って図示のようにＩＪ　ＩＪ−７弁３
９のドレン回路がタンク１６に接続されているときはリ
リーフ弁３８の設定圧はリリーフ弁３９に支配されてお
り、一方電磁弁４ｏを励磁してリリーフ弁３９のドレン
回路を断にするとリリーフ弁３８はそれ自身の設定圧に
なる。なおリリーフ弁３６および３８の設定圧は同一で
ある。

また型締シリンダ１３のプレフィルバルブ１８左端に面
する壁には圧力スイッチ４１が取付けである。

前述した従来例の動作を述べる。第１図において図示の
状態のとき、移動ダイプレート１１の前進（図において
右進）指令が発せられると、この指令により電磁弁３７
および４ｏは励磁されかつ電磁弁２６はＢステーション
に切換えられる。この結果小容量ポンプ２８および大容
量ポンプ３゜け共にアンロードが解かれ両者の合流した
圧油は、ＩＪ　１７−フ弁３８等により最高圧力を制御
されながらｉ？ｊａ弁２６全２６てブーストラム１７の
孔２２から型締ラム１２内に入り、型締ラム１２即ち移
動タイプレート１１を高速前進させる。

前進が進むと移動金型は固定金型に接すると共に不図示
のリミットスイッチが入りこの信号により電磁弁３２が
励磁される。これによりプレフィルバルブ１８の油室３
３はタンク１６に接続され一方空間２０にはブーストラ
ム１７の孔２２から孔２１を通った圧油が作用している
ため、プレフィルバルブ１８は急速に右進しその右端面
により孔１４を室１５に対し閉じる。この結果孔２２の
圧油は孔２１からプレフィルバルブ１８の導孔１９と孔
１４とを通って、型締シリンダ１３における型締ラム１
２左端側の油室に入って型締ラム左端の全面に作用ｉ−
て型締を行う。

このとき圧油はプレフィルバルブ１８の左側に入ってお
りここに設けた圧カスイ、チ４１に作用しているため、
型締力が所定値に達すると圧カスイッチ４１は作動する
。圧力スイッチ４１の作動によりＮ磁弁３７および４０
は解磁されて図示の状態に戻るため、大容量ポンプ３０
はアンローディング状態になり、小容量ポンプ２８はリ
リーフ弁３８の設定圧よりは低いすＩＪ−フ弁３９の設
定圧まで圧力低下即ち減圧される。

圧力スイッチ４１の作動により電磁弁３７等の解磁と同
時に不図示の射出開始遅延タイマが入りこのタイマがタ
イムアウトすると、不図示の射出機構により高速射出が
開始されかつ不図示の射出時間を決める射出時間タイマ
が入る。射出中に不図示のスクリュは前進しその位置が
保圧切換位置に達すると不図示のリミットスイッチを働
かせ、その信号を受けて電磁弁３７および４０は励磁さ
れて両ポンプ２８および３０は高圧を発生し移動ダイプ
レート１１は再型締になる。

射出が進み射出時間タイマがタイムアウトすると再型締
の状態で射出は終シ、次いで不図示の成形品が冷却する
のを待って電磁弁２６をＡステージ、ンに切換えて移動
ダイプレート１１を後退させ成形品を増出せば一連の射
出作業は終了し、再び移動ダイプレート１１の前進指令
が発せられる。

前述の説明では油圧源を小容量ポンプ２８と大容量ポン
プ３０とにより構成し、初の型締と再型締時とには両ポ
ンプ２８および３０を使用し減圧時は小容量ポンプ２８
のみを使用していた。しかしながらこの他の構成として
可変容量ポンプ（図示せず）を使用してもよい。

また前述の説明では型締圧を降下させるとき、電磁弁３
７および４０を解磁することにより大容量ポンプ３０を
アンロード状態にし、一方小容量ボンブ２８をリリーフ
弁３８より低圧のリリーフ弁３９により圧力を降下させ
た。このほかリリーフ弁３６および電磁弁３７を存続し
リリーフ弁３９および電磁弁４０を除去し、かつＩＪ　
ＩＪ−フ弁３８の代りに電磁リリーフ弁（図示せず）を
取付けこれを減圧信号により調整するようにしてもよい
。

第３図は横軸を時間にして従来例の型締圧力書射出圧力
Φ金型開量・射出開始遅延タイマそして射出時間タイマ
の変化を示した線図である。このように従来例では再型
締をする時期はスクリュが前進中に保圧切換位置に達し
た時点で一定しており、調整不可能であるため成形品に
パリや転写不良が発生する。さらに再型締時の昇圧曲線
が急激に立ちあがっているため射出により開いた金型パ
ーティング面の隙間が急激に閉ざされ、樹脂の収縮速度
より早く金型が最終位置に無理に型締されるため７０−
マーク発生等の原因になっていた。

このような問題点を検討すると射出圧縮成形に対しては
次の項目に配慮されることが重要であることを本発明者
は見出した。

１）型締昇圧完了後減圧して再昇圧開始までの時間を正
確に制御すること。この時期が早過ぎると成形品にパリ
が発生し他方時期が遅過ぎると転写不良が発生する。

２）減圧により金型パーティング面を一定値以上開かせ
ること。

３）金型パーティング面が一定値開いた後これを急激に
閉じることは逆効果であって、成形樹脂の収縮工程とあ
いまって内部収縮を型締力でおぎなう程度にパーティン
グ面を除々に閉じること。

〔発明の目的〕

本発明はこのような観点からなされたものでその目的は
、型締昇圧完了後再型締開始までの時間即ち減圧時間を
タイマによシ任意かつ正確に制御可能にすると共に、再
型締時の圧力上昇曲線を緩かにすることにより薄物成形
品を安定して高精度に成形するようにした射出圧縮成形
方法を提供することにある。

〔発明の要点〕

本発明の射出圧縮成形方法は、型締圧が所定値に達した
とき一旦型締圧を減圧させこの減圧中に高速射出を行な
い次いで再型締を行うようにした薄物成形品の射出圧縮
成形において、再型締開始時期を時間により制御すると
共に再型締時の型締力を徐々に大きくなるよう制御して
型締力保持を行うようにしたことを特徴にしている。

〔発明の実施例〕

成形装置として第１図に示した方式を使用して以下本発
明の一実施例を説明する。従って成形動作は以下説明す
ること以外は従来例で述べたことに同じである。

型締圧の昇圧が完了したことを圧力スイッチ４１が検出
すると、この信号によシミ磁弁３７および４０は非励磁
になって減圧状態になり、同時に射出開始遅延タイマ（
図示せず）が入りこのタイマのタイムアウトにより射出
が開始される。ここで従来例では射出時に不図示のスク
リュが前進してその位置が保圧切換位置に達したとき不
図示のリミ、トスイ、チを作動させ、この信号により電
磁弁３７および４０を励磁して小容量ポンプ２８および
大容量ポンプ３０の流量をもって再型締を行っていた。

これに対し本発明ではスクリュの位置によらず、圧力ス
イッチ４１の作動により上述した射出開始遅延タイマと
は別の再型締時期設定タイマ（図示せず）を入れ、この
タイマのタイムアウト（この時間は通常２，０秒ないし
５秒である）により電磁弁４０のみを励磁する。このた
め再型締は小容量明細書の浄ｖＪ（内容に変更なし） ポンプ２８の吐出油量のみが作用し、大容量ポンプ３０
は使用しないため流量は従来例に比較すると少い。なお
ポンプとして大小２個のポンプを使用せず可変容量ポン
プを使用したときは再型締時季容量に絞り良状態で使用
する。第２図は横軸を時間にして本発明の一実施例にお
ける型締圧力・射出圧力・金型開き量・射出開始遅延タ
イマ、射出時間タイマそして再型締時期設定タイマの変
化を示した線図である。図に示すように型締圧昇圧完了
で圧力スイッチ４１（第１図参照）が作動することによ
り射出開始遅延タイマと再型締時期設定タイマとが入る
と共に、電磁弁３７及び４０が非励磁になることにより
型締ラム１２の左端面には低圧のすＩＪ−フ弁３９で圧
力制御される小容量ポンプ２８の圧油を受けて減圧状態
になり、このときの油圧は１５９／ｃｄないし２ｏＫｙ
／ｃｄである。

上記した射出遅延タイマのタイムアウトにより射出工程
は開始され、スクリュの前進に伴う樹脂の射出により両
全型のパーティング面は十分開く。

射出は射出時間タイマの設定時間により終了する。

力上昇曲線ならびに、全型開量における開いた後また射
出工程は型締圧完了後の減圧状態のときに行われており
溶融樹脂はキャビティに無理なく適量が射出されるため
樹脂に過大な圧縮は発生しない。

再型締時期設定タイマの時間は２．０秒ないし５秒（こ
の時間は成形品の肉厚により選択される）であり同タイ
マのタイムアウトにより再型締は開始されるが、このと
き前述したように第１図において［磁弁３７は非励磁電
磁弁４０は励磁であるため型締ラム１２の左端面には小
容量ポンプ２８の小流量のみ作用する。従って再型締の
圧力上昇曲線は緩やかであってキャピテイ内の溶融樹脂
の内部収縮に合せて金型を閉じるため良好な成形品が得
られる。特に肉厚２襲以下の成形品には有効であった。

〔発明の効果〕

本発明の射出圧縮成形方法は以上説明したように、減圧
後の再型締開始時期はタイマにより任意に選定可能であ
るため最適の成形条件が容易に採用される。また第２図
に示すように再型締時の圧第１図 の閉じる曲線も従来例に比較すると大巾に緩かになった
。このためパリの発生もほとんどなく転写状態も良好で
ありかつフローマークの発生もない等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明および従来例における射出圧縮成形装置
の要部−例を示す機構図、第２図は本発明の一実施例に
おける型締圧力・射出圧力壷金型開量・射出時間タイマ
ー射出開始遅延タイマ・再型締時期設定タイマの変化を
示した線図、第３図は従来例における型締圧力・射出圧
力参会型開量・射出時間タイマ轡射出開始遅延タイマの
変化を示した線図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）型締圧が所定値に達したとき一旦型締圧を減圧させ
   この減圧中に高速射出を行ない次いで再型締を行うよう
   にした薄物成形品の射出圧縮成形において、 再型締開始時期を時間により制御すると共に再型締時の
   型締力を徐々に大きくなるよう制御して型締力保持を行
   うようにした射出圧縮成形方法。 ２）小容量ポンプと大容量ポンプとを使用した射出圧縮
   成形において、 再型締時は前記小容量ポンプのみにより動作させるよう
   にしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の射
   出圧縮成形方法。