JPH08294763A - 真空ダイカスト装置 - Google Patents

真空ダイカスト装置

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JPH08294763A
JPH08294763A JP9910095A JP9910095A JPH08294763A JP H08294763 A JPH08294763 A JP H08294763A JP 9910095 A JP9910095 A JP 9910095A JP 9910095 A JP9910095 A JP 9910095A JP H08294763 A JPH08294763 A JP H08294763A
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cavity
vacuum
molten metal
casting apparatus
control device
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JP9910095A
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Hiroki Nakagawa
寛紀 中川
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャビティ内の真空度が正確に計測され、不良
の鋳造品を鋳造することのない真空ダイカスト装置を提
供する。 【構成】固定型1と可動型5とでキャビティ9を形成
し、キャビティ9と型外とを結ぶガス抜き通路19、2
0、20Aを備えた真空ダイカスト装置において、ガス
抜き通路20Aのキャビティ9近傍にセンサ孔22を設
け、センサ孔22の側壁に真空度を測定する圧力センサ
23を配設し、かつセンサ孔22の開口部22aを開閉
する溶湯遮断機構24、25を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイカスト鋳造法に用い
られる真空ダイカスト装置に係わり、詳しくはキャビテ
ィの真空度を正確に検出する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真空ダイカスト装置において、キ
ャビティの真空度を検出する手段としては、特開56−
144855号公報所載の技術が開示されている。この
技術を図4の概略構成図により説明する。図4におい
て、符号101で示すものは固定金型、符号102で示
すものは可動金型で、両者間にはキャビティ103が形
成されている。キャビティ103は湯道104aを介し
て射出スリーブ104に連通しており、射出スリーブ1
04には溶融金属の注湯口105が形成されている。符
号106で示すものは射出シリンダで、そのピストンロ
ッドの先端には射出プランジャ107が接続されてお
り、射出プランジャ107の先端にはプランジャチップ
108が固定され、このプランジャチップ108が射出
スリーブ104中に摺動自在に嵌合している。
【0003】射出シリンダ106のロッドにはストライ
カ109が設けられており、このストライカ109の先
端が接触し得る位置において、低真空の一次減圧開始用
リミットスイッチLS−1,高真空の二次減圧開始用リ
ミットスイッチLS−2,および高速射出用リミットス
イッチLS−3が配置されている。一方、固定金型10
1と可動金型102との突き合わせ面の一部にはガス抜
き溝110が形成されており、このガス抜き溝110の
先端はバイパス110a,110aに分岐しており、固
定金型101側に固定され、可動金型102との合わせ
面に設けられたオートエアベントバルブ111の弁11
2の両側にバイパス110a,110aの先端が開口し
ている。図4において、わかりやすいように、バイパス
110aは金型101、102の中に画いたが、実際
は、バイパス110aは可動金型102の分離面に溝状
に加工されている。111aは圧縮ばね、111bはシ
リンダである。
【0004】すなわち、オートエアベントバルブ111
は、図4に示すように、金型101、102の分離面部
に、キャビティ103から導かれたガス抜き溝110、
キャビティ103から進んで来る被射出溶融物の直接作
用によりガス抜き溝110の端部でガス抜き溝110の
軸線方向に摺動する弁112、および、ガス抜き溝11
0の途中から弁112部の側面に迂回したバイパス11
0aを設け、このバイパス110aと外部との連通、遮
断を前記弁112の軸線方向への移動によって直接規制
しうる通路を弁部に設けた金型用ガス抜き装置とした。
オートエアベントバルブ111は、ガスと溶融金属との
比重差、例えば、空気と溶融アルミニウムとの比重が約
1:2000であるという比重差、および、この比重差
に基づく慣性力の差を利用したものである。弁112
は、最初に進行してくる比重の小さいガスの作用では閉
じることがなく、ガスに続いて進行してくる比重の大き
い溶融金属が弁112の下面に直接当たることによっ
て、自動的に閉ざされる。その結果、キャビティ103
内のガスは充分に排出されるが、溶融金属は弁112部
やバイパス110a部を越えて外部に排出されることは
ない。
【0005】オートエアベントバルブ111の途中から
は配管113が導き出されており、この配管113の先
端は更に、第1および、第2の配管114、115に分
岐しており、第1の配管114は逆止弁116および電
磁切替弁117を介して低真空用の真空タンク118に
接続されている。真空タンク118はモータMによって
駆動される低真空用の真空ポンプ119に接続されてい
る。電磁切替弁117は一次減圧開始用のリミットスイ
ッチLS−1からの信号によって切り換わる。一方、第
2の配管115は逆止弁120、電磁切替弁121を介
して、高真空用の真空タンク122に接続され、真空タ
ンク122はモータMによって駆動される高真空用の真
空ポンプ123に接続されている。符号124は圧力計
を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術においては、キャビティ内のガス抜き状態を調べるた
めに、金型と真空装置との間に、真空度を測定する圧力
計を設けているが、キャビティと型外を結ぶガス抜き通
路が離型剤、アルミのカスなどによる詰まりを生じて、
キャビティ内の真空度が十分でなくても、金型と真空装
置の間が真空になっていれば、キャビティのガス抜きは
十分にされていると判断され、多量に巣のある鋳造品を
鋳造してしまうという問題点がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1、2、3または4に係る発明の目
的は、キャビティ内の真空度が正確に計測され、不良の
鋳造品を鋳造することのない真空ダイカスト装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1、2、3または4に係る発明は、固定型と
可動型とでキャビティを形成し、該キャビティと型外と
を結ぶガス抜き通路を備えた真空ダイカスト装置におい
て、前記ガス抜き通路の前記キャビティ近傍にセンサ孔
を設け、該センサ孔の側壁に真空度を測定する圧力セン
サを配設し、かつ該センサ孔の開口部を開閉する溶湯遮
断機構を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1、2、3または4に係る発明の作用で
は、ガス抜き通路のキャビティ近傍にセンサ孔を設け、
該センサ孔の側面に真空度を測定する圧力センサを配設
したので、キャビティの真空度を正確に計測し、制御装
置に信号を伝達する。請求項2に係る発明の作用では、
上記作用に加え、キャビティに溶湯を供給するランナの
キャビティ近傍に溶湯検出手段を設け、該溶湯検出手段
は溶湯を検出して制御装置に信号を送り、該制御装置の
信号により溶湯遮断機構を駆動するように構成したの
で、キャビティに溶湯が充填される直前まで、キャビテ
ィの真空度を計測する。請求項3に係る発明の作用で
は、上記作用に加え、鋳造機のプランジャ位置を検出す
るプランジャ位置検出手段を設け、該プランジャ位置検
出手段はプランジャ位置を検出して制御装置に信号を送
り、該制御装置の信号により溶湯遮断機構を駆動するよ
うに構成したので、ランナのキャビティ近傍に設ける溶
湯検出手段に代わる機能を果たす。請求項4に係る発明
の作用では、上記作用に加え、センサ孔の開口部と圧力
センサとの間に、エア排出口を配したエアパージ機構を
設けたことにより、センサ孔の開口部における離型剤や
アルミのカスなどを排出して、溶湯遮断機構が確実に作
動するようにする。
【0010】
【実施例1】図1は実施例1を示し、真空ダイカスト装
置の概略構成図である。図1において、1は固定型で、
固定ダイプレート2に固着され、固定型1には給湯口3
を持つ射出スリーブ4が固着されている。5は可動型
で、スペーサブロック6および取付板7を介して可動ダ
イプレート8に固着されている。固定型1と可動型5と
は、PLの位置で鋳造機(図示省略)により型開きされ
る。9はキャビティで、固定型1と可動型5とにより形
成される。10は押出ピンを示し、可動型5に嵌合し
て、摺動できるように構成されている。押出ピン10の
左端部は押出板11に固着されている。12はリターン
ピンで、押出ピン10と同様に、その左端部は押出板1
1に固着されており、可動型5に嵌合して摺動できるよ
うに構成されている。リターンピン12の右端は固定型
の1のPL面に当接しており、押出板11を型締めによ
り押し戻す機能がある。
【0011】13は溶融金属が通過するランナを示す。
14はプランジャチップを示し、射出ロッド15を介し
て鋳造機のシリンダ(図示省略)に連結されており、射
出スリーブ4内を摺動する。射出ロッド15には、スト
ライカ16が突設されており、このストライカ16の往
復運動により、その先端が接触し得る位置には、減圧開
始用リミットスイッチ17および高速射出用リミットス
イッチ18が配設されている。キャビティ9のランナ1
3が設けられている反対側には、キャビティ9と型外へ
のガス放出口19とを結ぶガス抜き通路20が設けられ
ており、ガス抜き通路20とガス放出口19は、真空装
置21に接続されている。
【0012】可動金型5には、キャビティ9とガス抜き
通路20との間には連通溝20Aが設けられ、連通溝2
0Aには、センサ孔22が穿設されている。センサ孔2
2の側壁には、圧力センサ(ピラニ真空度計など)23
が埋設されている。圧力センサ23は制御装置30に接
続され、計測された真空度が(初期値+許容範囲)を超
えるとキャビティ9内の真空度は不十分と判断し、鋳造
機に信号を送り、その製品を不良品として選別し、さら
に不良が続くと鋳造機を停止させ警報を鳴らすように構
成されている。また、センサ孔22には、アルミの溶湯
を遮断するように、その開口部22aを開閉する弁体2
4が設けられており、この弁体24は制御装置30から
の信号により進退駆動する進退装置25に連結されてい
る。
【0013】固定型1のランナ13のキャビティ9の近
傍には、溶湯の位置を検出する溶湯センサ26が配設さ
れ、溶湯センサ26は制御装置30に接続している。溶
湯センサ26は、ランナ13の溶湯の位置を検出し、制
御装置30に信号を送り、制御装置30はその信号に基
づいて、進退装置25を駆動して、弁体24を後退さ
せ、開口部22aを閉塞する。
【0014】本実施例の作用について説明する。鋳造機
によって固定型1と可動型5とが型締めされる。つぎ
に、溶湯を遮断する弁体24が前進して、センサ孔22
の開口部22aを開放しておく。射出スリーブ4内に溶
融金属が注湯され、射出ロッド15が前進し、プランジ
ャチップ14が給湯口3を塞ぐと、射出ロッド15に突
設されたストライカ16が減圧開始リミットスイッチ1
7をONさせ、その信号が制御装置30に伝達される。
制御装置30から真空装置21に指令が送られ、真空装
置21はキャビティ9内の空気を型外へ排出する。さら
にプランジャチップ14によって、溶湯は押し込まれ、
ランナ13を通過する。溶湯センサ26のところまで溶
湯が充填されると、溶湯センサ26から信号が制御装置
30に伝達され、制御装置30は進退装置25に指令を
送り、弁体24を後退させ、センサ孔22の開口部22
aを塞ぎ、圧力センサ23と連通溝20Aとを遮断す
る。
【0015】溶湯センサ26から信号が制御装置30に
伝達された時、同時に制御装置30は、センサ孔22が
弁体24によって閉塞される直前の真空度(キャビティ
9の真空度)を圧力センサ25によって計測し、そのデ
ータを制御装置30に取り込む。さらに射出ロッド15
が前進し、射出ロッド15に設けられたストライカ16
が高速射出用リミットスイッチ18をONさせ、その信
号が制御装置30に伝達される。すると制御装置30は
鋳造機に指令を送り射出ロッド15を急速に送り込み、
プランジャチップ14によって、溶湯は急速に押し込ま
れキャビティ9を充填する。
【0016】つぎに、溶湯が冷却固化された後、鋳造機
によって型開きが行われる。ついで、鋳造機によって、
押出板11が矢印Aの方向に押し出され、押出ピン10
が鋳造品を可動型5より離型する。もし、ガス抜き通路
20が詰まった場合には、真空引きは不十分となり、圧
力センサ23によって計測されたキャビティ9の真空度
が(初期値+許容範囲)より悪くなるので、その鋳造品
は真空引きが不十分で、内部に巣が発生していると制御
装置30が判断し、不良品として選別する。鋳造品の離
型後、スプレイ装置(図示せず)によって、離型剤の塗
布を固定型1と可動型5とに行い、鋳造機によって型締
めをする。型締めにより、リターンピン12が可動型5
より突出しているので、固定型1のPL面に当接し、型
締めで押し戻されるため、押出板11および押出ピン1
0が連動して押し戻される。以後、上記動作を繰り返
し、不良品が続くと制御装置30は、鋳造機を停止さ
せ、警報を鳴らす。
【0017】本実施例によれば、キャビティ近傍に圧力
センサを設け、その圧力センサの真空度のデータによ
り、鋳造機を制御するように構成したので、鋳造品の品
質を正確に把握し、不良品を削減することができる。
【0018】本実施例では、可動型側にセンサ孔を設
け、圧力センサと溶湯遮断機構を設けたが、固定型側に
センサ孔を設け、圧力センサと溶湯遮断機構を設けても
よい。また、溶湯センサも固定型側に設けているが、可
動型側に設けてもよい。
【0019】
【実施例2】図2は実施例2を示し、真空ダイカスト装
置の概略構成図である。本実施例は、実施例1の溶湯セ
ンサに替えて、リミットスイッチの信号により溶湯遮断
機構を作動させるものなので、同一の構成が多く、同一
の部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0020】図2において、射出ロッド15には、スト
ライカ16が突設されており、このストライカ16の往
復運動により、その先端が接触し得る位置には、減圧開
始用リミットスイッチ17、進退装置作動用リミットス
イッチ27および高速射出用リミットスイッチ18が配
設されている。進退装置作動用リミットスイッチ27
は、射出ロッド15が前進して、溶湯がキャビティ9を
充填開始する直前で、ストライカ16によりONされる
位置に配設されている。また、進退装置作動用リミット
スイッチ27は、制御装置30に接続され、制御装置3
0は、進退装置差動用リミットスイッチ27からの信号
により、圧力センサ23と進退装置25を制御するよう
に構成されている。
【0021】本実施例の作用を説明する。鋳造機によっ
て、固定型1と可動型5とが型締めされるところから、
減圧開始リミットスイッチ17がONされ、真空装置2
1によってキャビティ9内の空気が型外へ排出されると
ころまでは、実施例1と同一のため説明を省略する。プ
ランジャチップ14によって、溶湯が押し込まれ、ラン
ナ13を通過し、キャビティ9に充填開始する直前で、
進退装置作動用リミットスイッチ27がONされる。進
退装置作動用リミットスイッチ27からの信号が制御装
置30に伝達され、制御装置30は進退装置25に指令
を送り、弁体24を後退させ、センサ孔22の開口部2
2aを塞ぎ、圧力センサ23と連通溝20Aとを遮断す
る。
【0022】進退装置差動用リミットスイッチ27から
信号が制御装置30に伝達された時、同時に制御装置3
0は、センサ孔22が弁体24によって閉塞される直前
の真空度を圧力センサ25によって計測し、そのデータ
を制御装置30に取り込む。さらに射出ロッド15が前
進し、射出ロッド15に突設されたストライカ16が高
速射出用リミットスイッチ18をONさせ、その信号が
制御装置30に伝達される。すると制御装置30は鋳造
機に指令を送り射出ロッド15を急速に送り込み、プラ
ンジャチップ14によって、溶湯は急速に押し込まれキ
ャビティ9を充填する。
【0023】溶湯が冷却固化された後、鋳造機による型
開きから、押出板11および押出ピン10が連動して押
し戻されるまでは実施例1と同様のため、説明を省略す
る。また、上記動作を繰り返し、不良品が続くと制御装
置30は、鋳造機を停止させ、警報を鳴らすのも実施例
1と同様である。
【0024】本実施例によれば、実施例1の効果に加
え、溶湯の位置の検出を進退装置作動用リミットスイッ
チで代用しているので、実施例1のように金型毎に溶湯
を検知する圧力センサを設けなくとも済み、金型を簡易
な構造にすることができる。
【0025】本実施例では、ストライカとリミットスイ
ッチとにより、鋳造機のプランジャ位置を検出している
が、この手段に限ることなく、たとえば、遮蔽板とフォ
トインタラプタとの組み合わせにより鋳造機のプランジ
ャ位置を検出するように構成してもよい。
【0026】
【実施例3】図3は実施例3を示し、真空ダイカスト装
置の概略構成図である。本実施例は、実施例1の真空ダ
イカスト装置のセンサ孔に、エアパージ機構を設けたも
のなので、同一の構成が多く、同一の部材には同一の符
号を付し説明を省略する。
【0027】図3において、エア排出口28が、センサ
孔22の開口部22aと圧力センサ23との間の側壁に
穿設され、エア排出口28は圧縮空気を送出するコンプ
レッサ29に接続し、コンプレッサ29は制御装置30
からの指令により、エア排出口28に圧縮空気を送出す
るように構成されている。その他の構成は実施例1と同
一である。
【0028】本実施例の作用について、説明する。型締
め、溶湯融点、冷却および鋳造品の取り出しまで、一連
の作業は実施例1と同一である。その後、進退装置25
により、弁体24を前進させ、センサ孔22を開く。つ
ぎに、制御装置30からの信号で、コンプレッサ29は
エア排出口28に圧縮空気を送り、エア排出口28から
勢いよく圧縮空気を噴出し、センサ孔22および弁体2
4の清浄(エアパージ)を行う。その後、弁体24を一
旦進退装置25により後退させて、センサ孔22を閉塞
し、スプレイ装置(図示省略)によって離型剤の塗布を
行った後型締めを行う、以後、上述の動作を繰り返す。
【0029】本実施例によれば、実施例1の効果に加
え、エアパージを行うことにより、弁体が離型剤やアル
ミのカスなどにより、センサ孔を閉塞できず、溶湯が真
空度の検出を行う圧力センサにかかり、圧力センサを破
損して使用不能にするなどの事故を防止することができ
る。
【0030】本実施例では、実施例1の真空ダイカスト
装置にエアパージ機構を設けているが、実施例2の真空
ダイカスト装置に、エアパージ機構を設けても、同様の
効果を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1、2、3または4に係る発明に
よれば、キャビティの真空度を正確に計測し、制御装置
に信号を伝達するので、巣などによる不良の鋳造品の鋳
造を回避することができる。請求項2に係る発明によれ
ば、キャビティに溶湯が充填される直前まで、キャビテ
ィの真空度を計測するので、正確な真空度のデータを得
ることができる。請求項3に係る発明によれば、金型毎
に溶湯を検知する圧力センサを設けなくとも済み、金型
を簡易な構造にすることができる。請求項4に係る発明
によれば、センサ孔の開口部における離型剤やアルミの
カスなどを排出して、溶湯遮断機構が確実に作動し、圧
力センサの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の真空ダイカスト装置の概略構成図で
ある。
【図2】実施例2の真空ダイカスト装置の概略構成図で
ある。
【図3】実施例3の真空ダイカスト装置の概略構成図で
ある。
【図4】従来技術の二段減圧ダイカスト装置の概略構成
図である。
【符号の説明】
1 固定型 5 可動型 9 キャビティ 13 溶湯センサ 19 ガス放出口 20 ガス抜き通路 20A 連通溝 22 センサ孔 22a 開口部 23 圧力センサ 24 弁体 25 進退装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定型と可動型とでキャビティを形成し、
    該キャビティと型外とを結ぶガス抜き通路を備えた真空
    ダイカスト装置において、 前記ガス抜き通路の前記キャビティ近傍にセンサ孔を設
    け、該センサ孔の側壁に真空度を測定する圧力センサを
    配設し、かつ該センサ孔の開口部を開閉する溶湯遮断機
    構を設けたことを特徴とする真空ダイカスト装置。
  2. 【請求項2】前記キャビティに溶湯を供給するランナの
    キャビティ近傍に溶湯検出手段を設け、該溶湯検出手段
    は溶湯を検出して制御装置に信号を送り、該制御装置の
    信号により前記溶湯遮断機構を駆動するように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の真空ダイカスト装置。
  3. 【請求項3】鋳造機のプランジャ位置を検出するプラン
    ジャ位置検出手段を設け、該プランジャ位置検出手段は
    プランジャ位置を検出して制御装置に信号を送り、該制
    御装置の信号により前記溶湯遮断機構を駆動するように
    構成したことを特徴とする請求項1記載の真空ダイカス
    ト装置。
  4. 【請求項4】前記センサ孔の開口部と前記圧力センサと
    の間に、エア排出口を配したエアパージ機構を設けたこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の真空ダイカ
    スト装置。
JP9910095A 1995-04-25 1995-04-25 真空ダイカスト装置 Withdrawn JPH08294763A (ja)

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