JPS6260554B2 - - Google Patents

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JPS6260554B2
JPS6260554B2 JP58190828A JP19082883A JPS6260554B2 JP S6260554 B2 JPS6260554 B2 JP S6260554B2 JP 58190828 A JP58190828 A JP 58190828A JP 19082883 A JP19082883 A JP 19082883A JP S6260554 B2 JPS6260554 B2 JP S6260554B2
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JP
Japan
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frame
side frame
eave
ridge
window panel
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Gantan Funaki
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FUNAKI SHOJI YK
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FUNAKI SHOJI YK
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Publication of JPS6260554B2 publication Critical patent/JPS6260554B2/ja
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として体育館、公会堂などに用い
られる天窓に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、天窓として、実開昭57−13736号公報に
示すように、屋根に設けた天窓開口の周縁部材上
に、金属の押出形材からなる矩形状の枠体を支持
固定し、この枠体の内周側に透明窓パネルを張設
し、枠体の軒側以外の外周側に金属板からなる屋
根材を上方に彎曲させて係止させ、枠体の軒側の
下方に屋根材を配設したものが知られている。そ
して、この天窓では、枠体が周縁部材上に高く突
出している。
また、従来、実開昭56−139728号公報に示すよ
うに、屋根の下地材上に高さの低い枠体を支持
し、この枠体の内周側に透明窓パネルを張設し、
枠体の外周側に延出させたフランジ部の上に棟側
半分で屋根材を重ね、軒側半分でフランジ部の下
に屋根材を重ねた天窓も知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、実開昭57−13736号公報に示された天
窓は、枠体が周縁部材上に支持されて屋根面上に
高く突出しているので、透明窓パネルが屋根面上
方に位置していることと相まつて、有効採光面積
が狭く、採光性が悪く、枠体の内、外周辺近くに
ごみやほこりが堆積しやすいという問題点があつ
た。また、実開昭56−139728号公報に示された考
案は、枠体、透明窓パネルおよび屋根材上面がほ
ぼ同一平面上に位置するので、前述した問題点を
解決できるが、枠体の高さが低く、強度が不十分
であり、体育館、公会堂などの大きな建物の広い
面積を持つ天窓には不向きであるという問題点が
あつた。
本発明は、前述した問題点を解決して、枠体が
頑丈で、強固に屋根の垂木などの部材に固定で
き、また採光性がよく、枠体の内、外近くにごみ
などが堆積しにくく、しかも雨水などの水が内部
に漏れにくい天窓を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、断面ほぼアングル状の金属製の棟側
枠、軒側枠および左、右側枠を有し、前記棟側枠
の左、右側部に左、右側枠の棟側側部を突合せ、
軒側枠の左、右端面を左、右側枠の軒側側部に突
合せ、軒側枠の周壁部外周側に延びるフランジ部
の上面を左、右側枠の周壁部外周側に延びるフラ
ンジ部の上端より上方に配設し、前記突合せ部を
それぞれ固着した平面矩形状の枠体を備え、この
枠体の棟側枠および左、右側枠の周壁部内周側上
端部に透明窓パネルを張り、この窓パネルで軒側
枠のフランジ部上をこれに近接させて覆い、棟側
枠のフランジ部の上および左、右側枠のフランジ
部の少なくとも軒側枠より棟側の上と、軒側枠の
フランジ部と窓パネルの間にそれぞれ屋根材を配
置し、これらの屋根材を勾配を設けて横葺きした
屋根の上面と前記窓パネルの上面とを上下方向に
近接させて配置したものである。
〔作用〕
本発明の天窓は、前述したように、断面ほぼア
ングル状の棟側枠の左、右端部に左、右側枠の棟
側端面を突合せ、軒側枠の左、右端面を左、右側
枠の軒側端部に突合せて、固着した平面矩形状の
枠体を備えているので、枠体が頑丈であり、枠体
の側枠のフランジ部を屋根の垂木のような構成部
材上に固定することで、枠体を屋根に埋込んで強
固に固定でき、また屋根の下地材などが枠体によ
つて見えず体裁がよい。
さらに、本発明は、枠体のフランジ部と、屋根
材と透明窓パネルとが上下方向に近接している上
に、前記窓パネルが軒側枠のフランジ部を覆つて
屋根材上に葺かれているので、ごみやほこりなど
が枠体の内、外周近くに堆積しにくく、有効採光
面積が広く、採光性がよく、しかも、軒側枠のフ
ランジ部と窓パネルの間に勾配を有する屋根材が
介在されているので、軒側部における雨水などの
水が天窓内部に入り込むこともなく、雨漏りの防
止が確実にできる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例につき図を参照して説
明する。
第1図、第2図A,Bにおいて、1は天窓の枠
体であり、この枠体1は断面ほぼアングル状に成
形したアルミニウムなどの金属製押出形材からな
る棟側枠2、軒側枠3および左、右側枠4,4を
平面矩形状に固着し、後述する屋根の厚さとほぼ
等しい高さに構成されている。すなわち、所要の
切欠部2kを設けた棟側枠2の左、右端部に、所
要の切欠部4kを設けた左、右側枠4,4の棟側
側部が突合されて固着され、軒側枠3の左、右端
面が左、右側枠4,4の軒側側部に突合されて固
着されている。左、右側枠4,4の軒側端は軒側
枠3より軒側に突出し、軒側枠3のフランジ部3
cの上面は左、右側枠4の後述するフランジ部4
c,4cの上端より若干上方に配置されている。
第1図乃至第6図に示すように、棟側枠2、
左、右側枠4,4の枠体開口部1aを囲む周壁部
2a,4aの内周側にガラス板、プラスチツク板
などからなる透明窓パネル5が張られ、この窓パ
ネル5の軒側縁部は軒側枠3の枠体開口部1aを
囲む周壁3aから外周側に延びるフランジ部3c
上をこれと近接して覆つている。透明窓パネル5
の下方に隙間を有してこれと同材質の下側窓パネ
ル7が配置され、下側窓パネル7は枠体1の周壁
部2a,3a,4aの内周側に張られている。す
なわち、透明窓パネル5の棟側側縁部は棟側枠2
の周壁部2aに形成した溝付突条2bに嵌められ
てシール材を兼ねたパテ6で溝付突条2bに固定
され、透明窓パネル5の左、右側縁部および、下
側窓パネル7の棟側側縁部、左、右側縁部、軒側
縁部は、これらの上、下面にシール材8および9
を配して、周壁部2a,4a,3aに設けた支持
突条2dおよび4b,4d,3b上に断面ほぼL
形の額縁10および11で狭着され、額縁10,
11は周壁部2a,4a,3aにビスで着脱可能
に固定されている。なお、額縁10,11は周壁
部2a,4a,3aと対応するように分割されて
いる。そして、透明窓パネル5の上面は棟側枠2
のフランジ部2cよりはやや下方で、左、右側枠
4の周壁部4a上端部から枠体開口部1a外周側
に延びるフランジ部4cよりは幾分上方に配置さ
れている。
第1図、第3図および第4図に示すように、棟
側枠2のフランジ部2cは外周側が下方に位置す
るように傾斜し、このフランジ部2c上には枠体
1の内周側に傾斜した複数本の水切用突条2eが
幅方向に相互間隔を有して突設され、フランジ部
2c上の枠体1内周側部に内周側に先端部が屈曲
した係合突条2fが突設されている。第1図、第
6図に示すように、左、右側枠4のフランジ部4
c上には枠体1内周側に傾斜する長さが短い複数
本の毛細管現象防止用突条4eが幅方向に間隔を
有して突設され、フランジ部4c上の枠体1内周
側端部に断面〓形の係合突条4fが形成されてい
る。
第1図において、12は長尺金属板からなる屋
根材13を横葺きした屋根であり、屋根12は棟
側から軒側が低くなる勾配を有し、前記枠体1の
棟側枠2と軒側枠3の間の内方寸法が屋根材13
の有効幅の3倍より若干長く設定されて、枠体1
が嵌まる天窓開口12aが屋根12の適所に設け
られている。
第3図、第4図に示すように、天窓開口12a
の棟側に位置する屋根材13の棟側枠2長手方向
と対応する部分に垂下部13a1の長さを他部より
短くして棟側に屈曲する折返し部13a2を形成し
た棟側係合端部13aが設けられ、この係合端部
13aが枠体1内周側から棟側枠2のフランジ部
2cに設けた係合突条2fにこれを迂回するよう
に係合され、屋根材13の軒側部がフランジ部2
c上に水切用突条2eと近接するように配設され
て、屋根材13とフランジ部2e間から雨水が内
部に吹込むことを防止している。
第6図に示すように、天窓開口12aの左、右
両側に位置する屋根材13の軒側枠3より上方に
位置する部分は天窓開口12a側縁部が左、右側
枠4のフランジ部4cに設けた係合突条4fに係
合され、フランジ部4c上に毛細管現象防止用突
条4eとほぼ接するように配置されている。
第3図、第5図に示すように、天窓開口12a
の軒側に位置する屋根材13の軒側枠3長手方向
と対応する部分に軒側屈曲部を切除した平板状の
軒側係合端部13bが設けられ、この係合端部1
3bが左、右側枠4のフランジ部4c下面と下地
材25の間に挿入され、窓パネル5と屋根材13
の係合端部13bとの間にはコーキング材などか
らなるシール材14が充填されていると共に、第
1図にも示すように、軒側枠3のフランジ部3c
にパネル押え15がビス止め固定され、パネル押
え15が窓パネル5の軒側縁を迂回して棟側に屈
曲していることで、パネル押え15で窓パネル5
の軒側端部が支持されている。なお、パネル押え
15は軒側枠3の長手方向の複数個所に設けられ
ている。そして、屋根材13の上面と各々のフラ
ンジ部2c,3c,4cが上下方向に近接してい
ると共に、屋根12の上面と窓パネル5の上面と
は上下方向に近接して配置されている。
第6図に示すように、体育館などの建物は、C
形鋼からなる母屋16上に左、右側枠4の下端
と、木毛板などからなる下方の下地材が支持さ
れ、隣接下地材17の接合部下部に設けた切欠1
7aに、母屋16上にこれらと直交して支持され
たほぼ倒立溝形断面の目地部材18が嵌合されて
いる。母屋16に引掛けたほぼJ形の取付具19
上に目地部材18の上底が支持され、隣接下地材
17の接合部上に設置された押え板20の上方か
ら棒状のボルト21が押え板20、下地材17、
目地部材18および取付具19の上辺部を貫通
し、ボルト15の上、下端部のナツト22を締付
けることで、母屋16に取付具19、連結部材1
8、下方の下地材17、押え板20が一体に固定
されている。押え板20の係合部20a,20b
に金属垂木23の両側フランジ部23aが楔板2
4によつて締結され、前記垂木23は母屋16と
直交して配置されている。垂木23の段部23b
上に板状の断熱材、遮音材などからなる上方の下
地材25が下方の下地材17との間に空間部を有
して支持され、接着、ねじ止めなどの手段で固定
されている。垂木23の上面に左、右側枠4のフ
ランジ部4c下面が支持され、フランジ部4cは
長手方向の複数個所がビス26で垂木23に固定
されて、枠体1が屋根12に埋込まれている。な
お、屋根材13の天窓設置部以外は、垂木23上
に適宜の手段で支持されていると共に、棟軒方向
に隣接する屋根材13の対向端部が係合されてい
る。
さらに、第6図において、27,28は金属ま
たは合成樹脂製の保護網である。上方の保護網2
7は、左、右側縁部が左、右側枠4の係合突条4
fに係合、固定されて透明窓パネル5上方の枠体
開口部1a上面を覆つている。下方の保護網28
は、左、右側縁部が左、右側枠4の周壁4a下端
部に設けた網取付用溝付突条4gに嵌められてね
じで固定され、下側窓パネル7下方の枠体開口部
1a下端部を覆つている。
第4図において、29は棟側枠2の周壁部2a
外周側のフランジ部2c下側に配置された巻取手
段であり、この巻取手段29は、図示しないばね
で常時巻取方向に付勢されているドラム29aに
幕体30の基端部が連結されて繰出し可能に巻付
けられ、棟側枠2に装着されている。前記幕体3
0は、先端部が周壁部2aに形成したスリツト状
孔2gに挿通され、幕体30の最先端部に固定さ
れたストツパ31が枠体開口部1a側から周壁部
2aに当接されている。ストツパ31に連結され
たロープ32が第5図に示すように軒側枠体3の
周壁部3aに延びストツパ33を介して別のロー
プ34に連結され、ロープ34は図示しない滑車
に掛けられて建物下部に係脱可能に係止されるよ
うになつている。なお、ストツパ33は軒側枠体
3の周壁部3aに形成した孔3dに通され、周壁
部3aに内側から当接されるようになつている。
また、第6図に示すように、左、右側枠4の周壁
部4aに溝付案内突条4hが形成され、これらの
突条4hに幕体30の左、右側縁部に設けた可撓
性プラスチツク材からなる案内棒30aが摺動可
能に係合されている。
以上のように構成された実施例の天窓は、ロー
プ34を引張ることで、幕体30をドラム29a
から引出し、幕体30で枠体開口部1aを覆い、
この状態にロープ34を建物へ係止して保持する
と、枠体開口部1aから入射する外光を遮断でき
るので、映画などの映写を行う場合に使用でき
る。また、ロープ34の建物側への係止を解除す
れば図示しないばねで幕体30をドラム29aに
巻取り、枠体開口部1aを全開できる。
前述したように、本実施例の天窓は、枠体開口
部1aの外周側に延びるフランジ部2c,3c,
4cに対し上下方向に近接して屋根材13が葺か
れて屋根12が構成され、また屋根12の上面と
透明窓パネル5の上面も上下方向に近接して配置
されているので、有効採光面積が大きく、枠体1
と屋根8および窓パネル5の上下方向の段差が少
なく、これらの段差のコーナ部に雪やごみがたま
りにくく、とくに窓パネル5で枠体1の軒側枠3
のフランジ部3cを覆つたので、窓パネル5上に
雪やごみが付いても、これらが滑り落ち易くしか
も降雨によつてごみなどが洗い流されるため、水
が段差を有する部分から建物内側に浸み込む恐れ
がなく、雨漏りが防止される上に、窓パネルを清
浄に保つことができる。
また、本実施例のものは、予め組立てられた平面
矩形状の枠体1を左、右側枠4のフランジ部4c
の垂木23へのビス26による締付けで、屋根1
2へ装着できるので、屋根を施工する作業者が簡
単に取付けられ、サツシを施工する作業者を必要
としないため、作業性がよい上に、天窓部を含む
屋根の建設工期を短縮できる。
さらに、本実施例のものは、枠体1の棟側枠2
と軒側枠3の間の内方寸法が屋根材13の有効幅
のほぼ整数倍になつているので、製作が容易で汎
用性にも富む。
そして、透明窓パネル5の上方および下方を保
護網27,28で覆つたので、天窓の上、下方か
らボールや小石が投げられた場合などに、これら
を保護網27,28で受止めて、透明窓パネル
5、下側窓パネル7の破損を防止できるが、保護
網27,28は必要に応じて一方または両方を設
ければよい。
そしてまた、本実施例では、枠体1のフランジ
部2c下方に巻取手段29を配設し、この巻取手
段29に枠体開口部を下側窓パネル7下方で覆う
幕体30を巻取り繰出し可能に巻付けたので、幕
体30を容易に装着できると共に、天窓が高所に
あつても、幕体30で枠体開口部1aを容易に開
閉でき、体育館、公会堂などに用いて映画の映写
などを行う場合に有利である。
本実施例では、枠体1のフランジ部2c,4c
に設けた係合突条2f,4fに屋根材13の縁部
を係合させると共に、フランジ部2c,4c上に
設けた突条2e,4eを屋根材13に当接または
ほぼ当接させたので、フランジ部2c,4cと屋
根材13の間から雨水などが、吹込みや毛細管現
象によつて建物内側に侵入することが防止され
る。また、透明窓パネル5の左、右側枠4への挟
着部から支持突条4bと額縁10間の空間部へ侵
入した水は、天窓の傾斜によつて軒側に流れ、軒
側端から屋根材13上に流出されるため、建物内
側への水の侵入が防止される。したがつて、本実
施例の天窓は雨漏りの恐れがない。
本実施例では、透明窓パネル5の棟側縁部が棟
側枠2の溝付突条2bに嵌められ透明窓パネル5
の左、右側縁部がシール材8を介して左、右側枠
4の支持突条4b上に支持され透明窓パネル5の
軒側縁部が軒側枠3のフランジ部3c上を覆うよ
うになされるので、組立時に軒側から透明窓パネ
ル5を差込み、溝付突条2bにパテ6で固定する
と共に、支持突条4bにシール材8を介して額縁
10により挟着することができ、したがつて、透
明窓パネル5の取付けが屋根12上から容易に行
える。
また下側窓パネル7は、周縁部が棟側枠2、
左、右側枠3、軒側枠4の支持突条2d,3d,
4d上にシール材9を介して支持されるので、透
明窓パネル5が張られていない状態で、屋根12
上から枠体開口部1aに下側窓パネル7を差込
み、支持突条2d,3d,4dにシール材8を介
して額縁11により挟着することができ、したが
つて、下側窓パネル7の取付けも屋根12上から
容易に行うことができる。
そして、透明窓パネル5、下側窓パネル7の破
損時の交換も屋根12上からこれと関係なく行う
ことができ、さらに、窓パネル5,7を外すこと
で、幕体30、巻取手段29の故障時の修理を屋
根12上から行うことができる。
本発明において、第7図に示すように、左、右
側枠4の周壁部4aとフランジ部4cを別体に構
成し、周壁部4aの上端部とフランジ部4cの係
合突条4fをビスで固定すると共に、額縁10を
係合突条4f上にビス止めし、額縁10で周壁部
4aとフランジ部4cの接合部を覆うようにする
など、枠体を構成する棟側枠、左、右側枠の全部
または一部は周壁部とフランジ部の別体の押出形
材にすることができる。
また、本発明において、第8図に示すように、
左、右側枠4の周壁部4aに段4iを設け、段4
iより下方を内周側に突出させ、この部分に下側
窓パネル7を張ると、この窓パネル7の上方から
の着脱がさらに容易となる。
なお、第7図、第8図中、第6図と同一符号は
対応する部分であり、第7図、第8図に示す側枠
4部の前述した以外の構成は第6図に示すものと
同様である。
さらに、本発明において、屋根材の軒側端部と
この部分に結合される隣接屋根材の棟側端部の断
面形状および係合構造は必ずしも前述した実施例
のものに限られることなく適宜変更できる。
本発明において、下側窓パネルを省略して透明
窓パネルのみの1重構造にしてもよく、透明窓パ
ネルを棟側枠に支持突条、額縁およびシール材を
用いて固定することで、着脱をさらに容易にする
ことも可能であり、巻取手段のドラムは前述した
実施例のような手動操作によることなく、電動方
式で正逆回転させて幕体を巻取り、繰出すものと
してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の天窓は、断面ほ
ぼアングル状の金属製の棟側枠、軒側枠および
左、右側枠を有し、前記棟側枠の左、右端部に
左、右側枠の棟側側部を突合せ、軒側枠の左、右
端面を左、右側枠の軒側側部に突合せ、軒側枠の
周壁部外周側に延びるフランジ部の上面を左、右
側枠の周壁部外周側に延びるフランジ部上端より
上方に配設し、前記突合せ部をそれぞれ固着した
平面矩形状の枠体を備えているので、この枠体が
頑丈であると共に、枠体の側枠のフランジ部を屋
根の垂木のような構成部材上に固定することで、
枠体の屋根に埋込んで強固に固定でき、したがつ
て大面積の天窓に好適する。
また、本発明は、枠体の棟側枠および左、右側
枠の周壁部内周側上端部に透明窓パネルを張り、
この窓パネルで軒側フランジ部上をこれに近接さ
せて覆い、棟側枠のフランジ上および左、右側枠
のフランジ部の少なくとも軒側枠より棟側上と、
軒側枠のフランジ部と窓パネルの間にそれぞれ屋
根材を配置し、これらの屋根材を勾配を設けて横
葺きした屋根の上面と、前記窓パネル上面とを上
下方向に近接させて配置したので、屋根材上に突
出する部分がほとんどなく、従来の屋根上に枠体
が突出するものに比べて採光がよい。
さらに、本発明は、枠体のフランジ、屋根材、
透明窓パネルの3者間にほとんど段差がなく、透
明窓パネルで軒側枠上を覆つているので、段差の
コーナー部に雪やごみがたまりにくい上に、屋根
には軒側が低くなる勾配が設けられているため、
透明窓パネル上から雪やごみが滑り落ち易く、し
かも雨水で流されることから、枠体と透明窓パネ
ルの間から建物内側に水が浸込みにくく、雨漏り
が防止できる上に枠体を分解することなく、屋根
上からの作業で透明窓パネルを枠体に対して着脱
でき、しかも、窓パネル、軒側枠のフランジ部、
屋根材の3者の間から建物の内側に水が入り込む
恐れがなく、前記突合せ部とくに軒側枠の突合せ
部から建物の内側に水が浸み込みにくいという効
果が得られる。
そして、第2番目の発明は、棟側枠のフランジ
部を外周側が若干下方に位置するように傾斜さ
せ、棟側枠のフランジ部の内周側部に上方に突出
し軒側に開口する係合突条を形成し、この係合突
条に天窓開口の棟側に位置する屋根材の軒側端部
を軒側から棟側に折返して係合させたので、棟側
枠と屋根材の間から建物の内側に水が入り込むこ
とを確実に防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略平面図、
第2図Aは枠体の概略斜視図、第2図Bは同上の
分解斜視図、第3図は棟軒方向に沿う断面図、第
4図、第5図、第6図は第1図のA−A線、B−
B線、C−C線に沿うそれぞれの拡大断面図、第
7図、第8図は互いに異なつた本発明の他の実施
例による側枠部の横断面図である。 1……枠体、2……棟側枠、2a……周壁部、
2c……フランジ部、2e……水切用突条、2f
……係合突条、3……軒側枠、3a……周壁部、
3c……フランジ部、4……左、右側枠、4a…
…周壁部、4c……フランジ部、4e……毛細管
現象防止用突条、4f……係合突条、5……透明
窓パネル、12……屋根、13……屋根材、15
……パネル押え、16……母屋、17,25……
下地材、23……垂木。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 断面ほぼアングル状の金属製の棟側枠、軒側
    枠および左、右側枠を有し、前記棟側枠の左、右
    側部に左、右側枠の棟側側部を突合せ、軒側枠の
    左、右端面を左、右側枠の軒側側部に突合せ、軒
    側枠の周壁部外周側に延びるフランジ部の上面を
    左、右側枠の周壁部外周側に延びるフランジ部の
    上端より上方に配設し、前記突合せ部をそれぞれ
    固着した平面矩形状の枠体を備え、この枠体の棟
    側枠および左、右側枠の周壁部内周側上端部に透
    明窓パネルを張り、この窓パネルで軒側枠のフラ
    ンジ部上をこれに近接させて覆い、棟側枠のフラ
    ンジ部の上および左、右側枠のフランジ部の少な
    くとも軒側枠より棟側の上と、軒側枠のフランジ
    部と窓パネルの間にそれぞれ屋根材を配置し、こ
    れらの屋根材を勾配を設けて横葺きした屋根の上
    面と前記窓パネルの上面とを上下方向に近接させ
    て配置したことを特徴とする天窓。 2 軒側枠、左、右側枠はフランジ部上に屋根材
    と当接またはごく近接した突条が幅方向に複数本
    それぞれ並設してある特許請求の範囲第1項記載
    の天窓。 3 透明窓パネルの軒側端部は軒側枠に固定され
    たパネル押えで支持されている特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の天窓。 4 断面ほぼアングル状の金属製の棟側枠、軒側
    枠および左、右側枠を有し、前記棟側枠の左、右
    側部に左、右側枠の棟側側部を突合せ、軒側枠の
    左、右端面を左、右側枠の軒側側部に突合せ、軒
    側枠の周壁部外周側に延びるフランジ部の上面を
    左、右側枠の周壁部外周側に延びるフランジ部の
    上端より上方に配設し、前記突合せ部をそれぞれ
    固着した平面矩形状の枠体を備え、この枠体の棟
    側枠および左、右側枠の周壁部内周側上端部に透
    明窓パネルを張り、この窓パネルで軒側枠のフラ
    ンジ部上をこれに近接させて覆い、棟側枠のフラ
    ンジ部の上および左、右側枠のフランジ部の少な
    くとも軒側枠より棟側の上と、軒側枠のフランジ
    部と窓パネルの間にそれぞれ屋根材を配置し、こ
    れらの屋根材を勾配を設けて横葺きした屋根の上
    面と前記窓パネルの上面とを上下方向に近接させ
    て配置すると共に、棟側枠のフランジ部を外周側
    が若干下方に位置するように傾斜させ、棟側枠の
    フランジ部の内周側部に上方に突出し軒側に開口
    する係合突条を形成し、この係合突条に天窓開口
    の軒側に位置する屋根材の軒側端部を軒側から棟
    側に折返して係合させたことを特徴とする天窓。
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