JPS62600Y2 - - Google Patents

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JPS62600Y2
JPS62600Y2 JP19523583U JP19523583U JPS62600Y2 JP S62600 Y2 JPS62600 Y2 JP S62600Y2 JP 19523583 U JP19523583 U JP 19523583U JP 19523583 U JP19523583 U JP 19523583U JP S62600 Y2 JPS62600 Y2 JP S62600Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は刃体が斜行するT型剃刀に関するも
のである。
従来技術 従来、T型剃刀は刃体を肌表面に当てがい刃先
に対し直行する上下方向へ移動させてひげ剃り動
作を行うものであつた。従つて、肌表面の凹凸を
一方向へ撫でるようなひげ剃り動作となり、肌表
面のひげを一回のひげ剃り動作をもつてその根元
から剃り落とすことは困難であり、ひげの剃り残
しが多いばかりでなく、刃体がひげを押すように
切るいわゆる押切りであるため、剃り味が悪くな
る難点があつた。
そこで、実願昭57−199781号に示すように、ホ
ルダに対し刃体取付部を、その刃体の刃先の延設
方向すなわち左右方向へ延びる面に対し上下に傾
斜した方向へ往復移動可能に支持することによ
り、剃り味を向上させることができる剃刀が開発
された。通常、剃刀では、その刃体が刃台と天板
との間で挾着され、その刃体の刃先がこの天板と
刃台前端のガードとを結ぶひげ剃り接線面からご
く僅かに突出されて、ひげを剃ることができるよ
うになつている。そして、ひげを剃るとき、天板
と刃台のガードとの2点で肌面を支持してこれら
の間のひげ剃り接線面に沿つてひげ剃り動作が行
われる。ところが、前記実願昭57−199781号に記
載の剃刀において、斜行する刃体がその往復移動
時前記ひげ剃り接線面から肌面側に突出すると、
刃先が肌面に食い込んだ状態で斜行することにな
り、皮膚を切る危険性が多分にあつた。
目 的 本考案の目的は剃り味を向上させることができ
るばかりでなく、刃体の斜行方向を前記ひげ剃り
接線面との関係で特定することによつて、ひげを
剃る時皮膚を切る危険性をなくすことができる剃
刀を提供することにある。
考案の構成 本考案はこの目的を達成すべく、ホルダに刃体
取付部を、その刃体の刃先の延設方向すなわち左
右方向へ延びる面に対し上下に傾斜した方向で且
つ天板と刃台前端のガードとを結ぶひげ剃り接線
面に沿つてほぼ平行な方向へ移動可能に支持し、
その刃体取付部を前記傾斜方向へ少なくともほぼ
1mmの移動距離を持たせて往復移動させる駆動装
置をホルダに内蔵したものである。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
ると、第1図に示すようにホルダ1は乾電池収容
筒2と、この乾電池収容筒2の上端部に固着され
たスイツチ収容筒3と、このスイツチ収容筒3の
上端部に螺着されたモータ収容筒4と、このモー
タ収容筒4の上端部に螺着されたレール取付部5
とからなり、第2図に示すようにこのレール取付
部5の前面上端部には斜め上方へ向けて開口部5
aが形成され、その開口部5aに対向してレール
取付部5内に第3図に示す断面コ字形状のレール
部6が嵌込まれている。このレール部6内のガイ
ド溝6aは第4図に示すように左右方向へ延びる
面Aに対し上下に傾斜した方向Bへ(傾斜角度θ
は約10度)延設されている。
第2図に示すように刃体取付部としてのヘツド
7は第3図に示す支持部材8と、その支持部材8
の前端部に形成されたガイドレール8aに対し嵌
着溝9aをもつて着脱自在に支持された替刃カー
トリツジ9とからなり、支持部材8の後部に形成
されたガイドブロツク10が前記レール部6のガ
イド溝6a内に嵌入されている。この替刃カート
リツジ9においては、刃台11上に下刃体12、
スペーサ13、上刃体14が順次重ね合わされ、
これらは上刃体14上に重ね合わされた天板15
と前記刃台11との間で挾着され、又下刃体12
と上刃体14との間にはひげかす排除板16が介
装されている。この上下両刃体14,12の刃先
14a,12aはこの天板15の頂部と刃台11
前端のガード11aとを結ぶひげ剃り接線面Pか
らごく僅かに突出されている。そして、ヘツド7
全体が替刃カートリツジ9の刃体12,14の刃
先12a,14aの延設方向すなわち左右方向へ
延びる面Aに対し上下に傾斜した方向で且つ前記
ひげ剃り接線面Pに沿つてほぼ平行な方向Bへ往
復移動可能となるようにレール部6に対し支持さ
れている。
第1図に示すように前記モータ収容筒4内には
モータ17及び減速ギヤーヘツド18が収容さ
れ、第2図に示すようにこの減速ギヤーヘツド1
8の回転軸19が防水シールド20を通して前記
レール取付部5内に突出されている。この回転軸
19には偏心軸部22を有する回転部材21が固
着され、この偏心軸部22の先端部は第3図に示
すように前記レール部6の後側に形成された切欠
部23を通して前記支持部材8のガイドブロツク
10の後側に形成された係合凹部24に係入され
ている。
第1図に示すように、前記乾電池収容筒2内に
はその下端部に螺着された蓋2aを取外すことに
よりそこから乾電池25が収容され、前記スイツ
チ収容筒3内に収容されたスイツチ26を介して
この乾電池25と前記モータ17とが電気接続さ
れている。なお、前記モータ17と減速ギヤーヘ
ツド18と回転部材21とから駆動装置が構成さ
れている。
さて、第5図に示すように替刃カートリツジ9
を肌表面に当てがい、スイツチ26をオンにして
モータ17を回転させると、減速された回転軸1
9を介して回転部材21が回転し、その偏心軸部
22が揺動する。そして、その揺動により、第4
図に示すように支持部材8のガイドブロツク10
がレール部6のガイド溝6aに沿つて往復移動
し、第5,6図に示すように刃体12,14が前
述した傾斜方向Bへ斜行する。この実施例では、
斜行角度θは約10度、往復移動距離はほぼ2mm、
往復ストローク数は毎分2500回程度である。な
お、斜行角度、往復移動距離、往復ストローク数
の設定可能範囲はそれぞれ1〜80度、1〜10数
mm、100〜5000回ぐらいである。又、往復移動距
離を大きくした場合は安全上往復ストローク数を
小さくする必要がある。
従来の剃刀においては、刃体を上から下へ剃り
おろすに従い、ひげは下方へ押倒され、刃体はひ
げの根元に食込むように働いて、いわゆる押切り
切断をなす。しかし、この時肌表面に剃り残しが
生ずることが普通であつた。そのため、何度も同
一個所のひげ剃りをせねばならなかつた。そこ
で、刃体に対し微振動を与えて引切り切断するこ
とにより、性能をより一層向上させた剃刀が考え
られている。
ところで、引切り切断では、第7図に示すよう
にひげMを刃体12,14で切断する時、ひげM
と刃体12,14との接触軌跡がなす刃体12,
14の断面は第8図に示すようになり、その断面
の刃先角度α2は第7図に示す押切り切断時の刃
先角度α1よりも常に小さくなる。従つて、引切
りによる刃先角度α2はより一層シヤープにな
り、その効果は大きい。
通常、ひげMの断面は一般的に短径0.125mm、
長径0.17mm程度の楕円形状である。そこで、第9
図に示すように、ひげMの断面を直径dの円形状
と考えると、斜行角度をθとした時の必要な往復
移動距離Sは(d×1/tanθ)となる。この式
にd=0.17mm、θ=10度を代入すると、S=
0.964mmになる。すなわち、この条伴でひげMを
完全に引切り切断するには、往復移動距離Sは少
なくともほぼ1mmにする必要がある。なお、前記
斜行角度θを10度よりも大きくすれば、Sは小さ
くなるが、θをあまり大きくすると安全上好まし
くない。逆に、θを10度よりも小さくすれば、S
を大きくしなければならないが、θをあまり小さ
くすると剃り味が悪くなる。
以上のような理由により、従来のように刃体が
ごく僅かな微振動をするだけであると、一応の効
果があるとしても充分な引切り効果は期待できな
い。
しかるに、この実施例では、刃体12,14の
往復移動距離を充分に持たせたため、各種条件を
想定しても微振動の場合に比較して、押切り切断
に加え、引切り切断を確実に行え、剃り味が一層
向上するのである。そして、この往復移動距離は
前述した理由により少なくともほぼ1mmは必要で
あると考えた。
しかも、刃体12,14は天板15と刃台11
のガード11aとを結ぶひげ剃り接線面Pに沿つ
てほぼ平行な方向Bへ往復移動するので、その往
復移動によつて刃体12,14が肌表面に極端に
食込むことはなくなり、安全性がより一層向上す
る。
又、レール部6のガイド溝6aをヘツド7の刃
体12,14の刃先12a,14aの延設方向す
なわち左右方向へ延びる面Aに対し上下に傾斜し
た方向で且つ前記ひげ剃り接線面Pに沿つてほぼ
平行な方向Bへ延設したため、簡単な構造のもと
で刃体12,14の左右及び上下方向への往復移
動を同時に与えることができる。この刃体12,
14の往復移動方向については、刃体12,14
がその往復移動時ひげ剃り接線面Pから肌表面に
向けて突出することがなければ、このひげ剃り接
線面Pに対し必ずしも平行である必要はなく、ひ
げ剃り接線面Pを基準にして若干後方(肌表面か
ら離れる方向)へ向けて往復移動するようにして
もよい。
なお、ホツダに固定したヘツドの内部において
刃体を支持した刃体取付部のみを往復移動させた
り、1枚刃の安全剃刀に応用したりすることもで
きる。
効 果 以上詳述した本考案によれば、刃体12,14
がその刃先12a,14aの延設方向すなわち左
右方向へ延びる面Aに対し上下に傾斜した方向で
且つ天板15と刃台11のガード11aとを結ぶ
ひげ剃り接線面Pに沿つてほぼ平行な方向Bへほ
ぼ1mmの移動距離を持たせて往復移動するので、
ひげの押切り切断はもちろんのこと引切り切断も
確実に行うことができ、剃り味をより一層向上さ
せることができるばかりではなく、刃体12,1
4が肌表面に極端に食込むことがなく、安全性も
より一層向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である剃刀の断面
図、第2図はそのヘツド部分を示す部分断面図、
第3図はヘツドの支持部材とホルダ側のレール部
及び回転部材を示す部分分解斜視図、第4図は第
2図のX−X線断面図、第5図及び第6図はひげ
剃り接線面に対する刃体の往復移動方向を示す作
用説明図、第7図は刃体による引切り切断作用を
示す部分斜視図、第8図はひげと刃体との接触軌
跡がなす刃体の断面図、第9図は往復移動距離と
斜行角度とひげの断面直径との関係を示す作用説
明図である。 ホルダ1、レール取付部5、レール部6、ヘツ
ド(刃体取付部)7、ガイドブロツク10、刃台
11、ガード11a、下刃体12、上刃体14、
天板15、モータ17、減速ギヤーヘツド18、
回転軸19、回転部材21、偏心軸部22、切欠
部23、係合凹部24、乾電池25、スイツチ2
6、ひげ剃り接線面P。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ホルダ1に刃体取付部7を、その刃体12,
    14の刃先12a,14aの延設方向すなわち
    左右方向へ延びる面Aに対し上下に傾斜した方
    向で且つ天板15と刃台11前端のガード11
    aとを結ぶひげ剃り接線面Pに沿つてほぼ平行
    な方向Bへ移動可能に支持し、その刃体取付部
    7を前記傾斜方向Bへ少なくともほぼ1mmの移
    動距離を持たせて往復移動させる駆動装置をホ
    ルダ1に内蔵したことを特徴とする斜行する刃
    体を備えた剃刀。 2 刃体取付部7はホルダ1に設けたレール部6
    に対し支持されている実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の斜行する刃体を備えた剃刀。 3 レール部6は刃体取付部7の刃体12,14
    の刃先12a,14aの延設方向すなわち左右
    方向へ延びる面Aに対し上下に傾斜した方向で
    且つひげ剃り接線面Pに沿つてほぼ平行な方向
    Bへ延びるガイド溝6aを有し、刃体取付部7
    はそのガイド溝6aに沿つて移動可能に支持さ
    れている実用新案登録請求の範囲第2項に記載
    の斜行する刃体を備えた剃刀。 4 駆動装置はモータ17と減速ギヤーヘツド1
    8とこの減速ギヤーヘツド18の回転軸19に
    固着した回転部材21とからなり、回転部材2
    1に形成した偏心軸部22が刃体取付部7に形
    成した係合凹部4に係入されている実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の斜行する刃体を備
    えた剃刀。
JP19523583U 1983-12-19 1983-12-19 斜行する刃体を備えた剃刀 Granted JPS60103480U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19523583U JPS60103480U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 斜行する刃体を備えた剃刀
US06/678,438 US4642892A (en) 1983-12-19 1984-12-05 T-shaped razor
DE19843444735 DE3444735A1 (de) 1983-12-19 1984-12-07 Rasierapparat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19523583U JPS60103480U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 斜行する刃体を備えた剃刀

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Publication Number Publication Date
JPS60103480U JPS60103480U (ja) 1985-07-15
JPS62600Y2 true JPS62600Y2 (ja) 1987-01-08

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ID=30419388

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JP19523583U Granted JPS60103480U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 斜行する刃体を備えた剃刀

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2731191B2 (ja) * 1988-11-15 1998-03-25 松下電工株式会社 振動式電気かみそり
US7536787B2 (en) 2004-03-30 2009-05-26 Ridgewood Industries Llc Wet razor and electric trimmer assembly
GB2419103A (en) * 2004-10-18 2006-04-19 Gillette Co Electric razor with pivoting head

Also Published As

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JPS60103480U (ja) 1985-07-15

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