JP3193378U - 電気かみそり - Google Patents

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政司 小林
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Abstract

【課題】肌への負担を最小限に抑えると共に、癖髭であっても効率良く深剃りができ、外刃を付け替えることなく際剃りも可能な電気式かみそりを提供し、耐久性及び電池の長持ちも目的とする。
【解決手段】長辺と短辺のある髭導入孔5,6を有する外刃2と外刃の内側を摺接移動する内刃を有する電気かみそりであって、孔の長辺と内刃が八の字状に鋭角的に交叉するように配置され、その鋏角が略20°から25°の範囲であることを特徴とする電気かみそり。更に、外刃の形状を側面視において略台形状に形成し、長い癖髭であっても髭導入孔に誘導できるように少なくとも台形の角部を中心に髭導入孔を設けるとともに、角部の内角を95°から115°に設定し、この部分の強度を確保するために厚みを他の外刃部位の厚みに比して30%厚くして肌への負担と耐久性を確保する。
【選択図】図1

Description

本考案は電気かみそりであって、より詳しくはかみそりヘッドに関するものである。
電気かみそりの外刃は、髭導入孔を多数穿孔した網刃をかまぼこ型に湾曲させて形成されている。この形状の外刃は皮膚に密着して効率よく深剃りができるが、長い髭や曲がった癖髭などはうまく外刃の髭導入孔に誘導されずに剃り残ったり、根元から剃れなかったりする。皮膚と平行な方向に傾斜するように生えている癖髭は皮膚から突出していないため、かえって外刃で癖髭を押しつぶして肌に密着させてしまい、外刃の髭導入孔にうまく誘導することができないからである。
また、湾曲した形状の刃は際剃りや、もみあげなどを剃るには適しておらず際剃り用の刃(トリマー刃)を随時付け替えるなどして対応している。
また、内刃を左右に搖動させて剃る方式の電気かみそりや内刃を回転させて剃る方式の電気かみそりは、外刃の孔の形状やその配置を工夫して、剃り残しが生じないように構成したものが見られる。
また、かみそりのヘッドを複数設けて、アーチ状の仕上げ剃り刃とスリット孔を形成した矩形状の粗剃り刃とを組み合わせたものもある。
一方、湾曲した外刃は肌に密着するあまり髭だけでなく皮膚角質も削り取られて肌荒れの原因となる。
また、外刃に穿孔する髭導入孔として複雑な形状が種々、開発されているが、髭導入孔が短いと長い髭を根元から立たせることができず、癖髭を効果的に剃ることはできない。
また、深剃りを追求するあまり外刃を極端に薄く形成しているため、撓みやすく耐久性に乏しい。効率良く剃ることを目的としていたずらに回転数を上げているが刃と電池の消耗を早める原因となっている。
特開平09−313754号公報 特許公報第2652824号公報 特開平8−141226号公報 特開昭49−110456号公報 特開2010−264140号公報
実用新案文献6
実開昭58−190969号公報
実用新案文献7
実公昭48−25919号公報
特許文献1記載の電気かみそりは、アーチ状に湾曲されたアーチ外刃の両側に、複数の平行スリットを開口したスリット外刃が配設されており、当該スリット外刃が櫛のように作用して癖髭を誘導、カットするが、依然としてアーチ状外刃では癖髭を髭導入孔にうまく誘導してカットすることができない。かえってアーチ状外刃が癖髭を押圧して皮膚に密着させる、あるいは、癖髭の方向を狂わせるため、スリット外刃を備えていたとしても癖髭を確実にカットできないおそれが高い。
また、スリット外刃とアーチ外刃を各2列ずつ配設しているため製造コストの上昇につながっている。
特許文献2記載の電気かみそりは、外刃フレームに多数穿孔された髭導入孔は四角形状或いは平行四辺形状となっているが、外刃そのものがかまぼこ型に湾曲形成されているため、癖髭を効率よく剃ることができない。また、髭導入孔の長さよりも長い癖髭や大きくカールした癖髭はうまく導入することができない。
特許文献3、特許文献4及び実用新案文献6には、左右に搖動する内刃に対して(内刃はこの搖動方向に対して垂直に配置)、外刃の孔をこの内刃に対して傾斜させた例が開示されており、特許文献5には、逆に搖動方向に垂直に配置された外刃の孔に対して内刃を傾斜させた例が開示されている。しかし、この傾斜配置によって傾斜させない場合より多少効率よく髭を剃ることができるが、切れ味感や電池寿命などにおいてはまだまだ課題がある。
実用新案文献7には、電気かみそりのヘッド部断面を台形状に形成し、その外刃の孔が長方形状であって、台形の上段の角の部分の内刃を凹ませて、そこに長い髭を誘導して剃る構造が開示されているが、この導入された髭を剃るには電気かみそりを肌にそって回転させないと剃れない構造になっており、依然として効率よく髭を剃れない問題が生じる。
本願は、以上の従来例に鑑みて、肌への負担を軽減しつつ、長い髭やくせ毛も効率良く剃ることができ、さらにトリマー刃とひげそり刃とを一体に形成することで便利に使用することができ、電池寿命が長く、低コストで耐久性に優れた電気かみそりを提供することを目的とする。
本考案は、上記課題を解決するために、一枚の鋼板から成る外刃を側面視において下方に向かってテーパー状に広がる略台形状に形成し、少なくとも長辺と短辺のある髭導入孔を複数有する外刃と前記外刃の内側を摺接移動する内刃を有する電気かみそりであって、前記孔の長辺と前記内刃が八の字状に鋭角的に交叉するように配置され、その小さい方の鋏角が略20°から25°の範囲であることを特徴とするものである。外刃の孔と内刃とが、八の字のように鋭角的に鋏角が略20°から25°になるように設定した場合が髭を最も効率よくせん断でき、軽い負荷で切ることができる。
また、上記略台形状に形成した外刃の台形上辺の角を略中心に含むように複数の髭導入孔を配置し、前記略台形上辺の角の内角が略95°から110°になるように構成することによって、くせ毛や長い髭も、従来のようにかみそりを回転させることなくこの角部で効率よく剃ることができる。なお、角部が肌に突き刺さらないように、スムーズな滑りが得られるようにこの角部のエッジは丸く加工する。
更に、この略台形をした上辺の角部分及びその近傍(数ミリ)の外刃の厚みをそれ以外の髭剃り部の外刃の厚みより30%以上厚くすることによって、この部分が凸部であっても、強度があるため肌に食い込むことなく耐久性も確保することができる。
また、内刃を外刃の内側に摺接回転させて髭を剃る構造をもつ電気かみそりに本考案を適用した場合、少なくとも長辺と短辺のある髭導入孔を複数外刃に設け、前記孔の長辺と前記内刃が八の字状に鋭角的に交叉するように配置し、その小さい方の鋏角が略20°から25°の範囲になるように内外刃を配置することで、切れ味の優れた電気かみそりを実現できる。この場合、内刃形状は長手方向に曲線を持たせてもよい。
外刃と内刃を最も切れ味の良い鋏角(20°から25°)に設定する事により、効率よく切れ、短時間で髭剃りが終わり、電池寿命を伸ばせる。
略台形状の角を最適角度(内角で95°から110°)にして、この角部を中心にした髭導入孔を設けたことにより、従来のようにひげそりを回転することなくこの角部でくせ毛や長い髭を効率よくカットでき、また、もみあげや際剃りにも使用できる。すなわち、いわゆるトリマー刃と深剃り用の刃が一枚の外刃に一体形成されているためこれらの髭剃りが連続して行え、使い勝手が良く、効率的に髭剃りを行える。出勤前等の忙しい時には特に便利である。また、剃り方によって刃を付け替える必要がなく部品点数も少なくて済むので簡易な構造となり、製造コストを低減できると共に全体を小型化することが可能である。
この角部及びその近傍の厚みを他の部分に比べて少なくとも30%以上厚くすることにより、角部が肌へ食い込むことを防ぎ、耐久性が増し、かみそり寿命を伸ばすことができる。
一枚の金属板をプレス加工して外刃を形成するため安価に大量生産でき、コストダウンを図ることができる。
往復動式かみそりの外刃の平面図。 同、正面図。 同、側面図。 内刃の平面図。 回転式かみそりの外刃の平面図。 回転式かみそりの断面図。
以下、本考案の最適の実施形態を図面を参照しながら詳説する。
この実施例は、本体と本体の上部に設けたヘッド部とで構成される往復式電気かみそりに適用されるものであって、この往復式電気かみそりは、本体(図示せず)と、本体の上部に設けたヘッド部1とで構成されている(図1)。本体には、内部に駆動用電池及びモータそしてモータの回転を往復運動に変換する振動子等の駆動部品が設けられている。駆動部構造は周知の構造を採用しているため、その説明は省略する。
ヘッド部1は一枚の鋼板から成る外刃2を有し、外刃2はこれを保持する外刃カセット(図示せず)に上下方向に揺動可能に取り付けられている。
外刃2は、平面状の金属板をプレス加工して髭導入孔を多数並列開口した後、矩形状に折曲する。もちろん、これらを一度に加工することも可能である。外刃2の厚さは、例えば、図3で示すようにかみそりの外刃を側面から見た場合に、台形の上辺がフラットではなく緩やかな凸状になった形状(これを略台形と呼ぶ)の上部の角4及びその近傍部分を除き、0.1〜0.15mmとし、角4及びその近傍部分は、耐久性等の観点から少なくとも台形上辺の30%増し、すなわち0.13〜0.20mmの厚みが好ましい。なお、これら角部(4及び2c)が肌に突き刺さらないように、また滑りが良いように、通常の金属加工品の常識程度の丸み(アールを取る)を角部に施すことは当然である。
外刃を薄く形成して肌に密着させようとすると皮膚がかみそり刃内部に深く圧入し、髭と共に皮膚が削られて皮膚を傷めてしまうが、外刃2、特に角部4を厚く形成すると外刃の耐久性を向上させるだけでなく、外刃内部への皮膚の入り込みを防ぐことができる。
図3に示した例では、外刃2は側面視においてその両側面に形成された角部4−4を挟んで、外刃中央2cに向けて傾斜した立ち上がり面2a−2aと外刃中央2cに向けて中高に形成された上面部2b−2bから少し上辺が凸になった台形状を呈している。上面部2bは必ずしも中高形状に限定するわけではなく、完全な平面状に形成しても良い。本考案では、これらを併せて略台形と定義している。この台形の上部角4の内角は、略95°〜110°に設定するのが最も効率よく髭を剃ることができる。
外刃2の両側に形成した立ち上がり面2a−2aの上方には上面が開口している短辺と長辺とからなる髭導入のための長方形状の孔(スリット)5が多数並列穿孔されている。この孔の長辺及び短辺の比率は、好ましくは4:1であり、短辺の幅は0.7〜1.0mmであるが、これを限定するものではない。孔5は、外刃2のコーナー部4−4から下方に向けて広がるように斜めに形成された立ち上がり面2a−2a面まで延長して穿孔されている。平面部2bにも同様に長方形状の髭導入孔6が多数穿孔されている。
一方、内刃7は長方形状のフレームの上面に互いに平行且つ等間隔に配列された多数の金属薄板8より成り、側面視においては外刃2と同一形状である略長方形状となっている(図示せず)。内刃7を形成する金属薄板の各エッジ8aは切刃となっている。
金属薄板8は外刃2に穿孔した孔5の長辺や髭導入孔6の傾きと反対方向に傾斜して(すなわち八の字状になるように)配置され、外刃の孔5や髭導入孔6とこの切刃8aの鋏角度は略20°から25°の範囲に設定している。これはちょうど鋏を使用するときの角度で、最適な切れ味を奏するのである。また、内刃と外刃が互いに補強しあいそれぞれの強度を高めている。
本願の電気式かみそりは、肌に接触させたかみそりヘッド1を図1の矢印方向9に往復移動させながら髭そりを行う。一方、内刃7は図4の矢印のように図1の矢印方向9と直角に交差する方向に外刃内面に摺接しながら往復動する。すると外刃のスリット5や髭導入孔6に誘導された髭は交差しながら接近する内刃7のブレードのエッジ8aによって鋏でカットするように確実に切断されるのである。
なお、ここで孔5の形状として長方形状のものを示しているが、短辺がU形状や逆U形状のものや、両方の長辺がへこんだ鼓状や、逆に凸になった太鼓状の形状のものや、これらを組み合わせたものでもよい。
次に本願考案を回転式電気かみそりのヘッドに応用した実施例について説明する。この電気かみそりは、Y字状に形成されるかみそり本体(図示せず)と、本体で浮動支持されるヘッド部10とを備えており、本体内部に電池と回路基板およびスイッチなどが配置してある。図5のヘッド部10は外刃11と外刃11の内面を摺動回転する内刃12から構成され、ヘッドケース内部には周知の駆動手段が収容されている。
ヘッドケース外面にはシート状の外刃11を逆U字状に保持する外刃ホルダーが着脱自在に装着してある。また、17は外刃11の耐久性を高めるために形成されたリブである。
外刃11の周面にはすでに述べたような長辺と短辺を有する髭導入孔13が多数並列穿孔されており、髭導入孔13を構成する各辺は、かみそり本体の長手方向と並行に穿孔された短辺と、長辺の比が1:4程度に形成し、髭導入孔13は図6に示すように縦長の長孔となっている。
内刃12は、円柱状の内刃ホルダー14と、内刃ホルダー14の軸心に沿って固定される金属製の内刃軸15と、内刃ホルダー14の周面に沿って螺旋状に植設される9枚のブレード16とから成る。
内刃12と外刃の髭導入孔13の長辺の小さい方の鋏角度が20°から25°になるように設定され、回転中にこの角度によって効率よく髭をカットできるように設定している。なお、この内刃12は、その長辺方向に湾曲をもたせ、鋏角が回転に応じて上記角度内を変化するようにしてもよい。
髭導入孔13が縦長長孔であるため長い癖髭であっても根元から立たせることができ、さらに、外刃11に接近しながら回転する内刃12によって鋭い角度で良好な切断を実現でき、また、外刃11と内刃12が互いに補強しあうため外刃11の撓みが抑制され、かみそりの耐久性向上にもつながるのである。
本考案は往復式又は回転式の電気かみそりに応用可能である。また長い癖髭を効率良く剃れるためむだ毛処理用かみそりにも適用できる。
1、10、かみそりヘッド 2、10、外刃
2a、外刃立ち上がり面 2b、外刃略平面部
2c、外刃中央 5,6、13、髭導入孔
5、際剃り用等の髭導入孔 4、外刃の角部
7、12、内刃 14、内刃ホルダー
15、内刃軸 16、ブレード

Claims (4)

  1. 側面視において下方に向かってテーパー状に広がる略台形状に形成した一枚の鋼板から成る外刃と、前記外刃は長辺と短辺のある髭導入孔を複数有すること、前記外刃の内側を摺接移動する内刃を有すること、前記髭導入孔の長辺と前記内刃とが八の字状に鋭角的に交叉するように配置すること、前記交叉する小さい方の鋏角を略20°から25°に設定することを特徴とした電気かみそり。
  2. 更に、少なくとも略台形状の上辺の角を含むように長辺と短辺のある髭導入孔を複数配置すること、前記上辺の角の内角が略95°から110°になるように設定することを特徴とした請求項1記載の電気かみそり。
  3. 更に、略台形状の上辺の角及びその近傍部の外刃の厚みをそれ以外の髭剃り部の外刃の厚みより少なくとも30%以上厚くしたことを特徴とした請求項1及び請求項2記載の電気かみそり。
  4. 内刃を外刃の内側に摺接回転させて髭を剃る構造の電気かみそりにおいて、前記外刃は長辺と短辺のある髭導入孔を複数有すること、前記髭導入孔の長辺と前記内刃とが八の字状に鋭角的に交叉するように配置すること、前記交叉する小さい方の鋏角を略20°から25°に設定することを特徴とした電気かみそり。
JP2014003473U 2014-06-13 電気かみそり Expired - Lifetime JP3193378U (ja)

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JP3193378U true JP3193378U (ja) 2014-10-02

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