JPS6253224A - 車両用燃料タンクの蒸発燃料流出防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分針 本発明は車両用燃料タンクの蒸発燃料流出防止装置に関
する。

従来の技術 自動車等の車両用の燃料タンクにあっては、タンク本体
内に発生した蒸発燃料をエバポチューブでキャニスタに
導出、吸着させ、該キャニスタよりパージ空気と共ｊこ
蒸発燃料をエンジン吸気系擾と供給して蒸発炉材の処理
を行えるようにしであるが、燃料の給油時にはフィラー
チューブの光項目から蒸発燃料が流出して大気を汚染し
てしまう問題が指摘されている（実開昭５０−３１１９
号公報参照）、このようなことから、最近では燃料の満
杯規制をするベントチューブをキャニスタを介して大気
に連通する一方、フィラーチューブの充填口の給油ガン
挿入部周りをシールして、給油に支障を来すことなく蒸
発燃料の外部流出防止を徹底させる提案がなされている
。これを、第５図によって具体的に説明すると、１はタ
ンク本体を示し、該タンク本体１の上壁ｌこはキャニス
タ５Ｉこ連通したエバポチューブ３を接続してあり、タ
ンク本体１内に発生した蒸発燃料をエバポチューブ３で
キャニスタ５＃こ導出し、該キャニスタ５よりパージ空
気と共に蒸発燃料を図外のエンジン吸気系に供給して処
理できるよう番こなっている。４はタンク本体１上檀を
貫通して該タンク本体１内に突出配電したベントチュー
ブを示し、このベントチューブ４は一般にはフィラーチ
ューブ２のネック部に連通されるのであるが、該ベント
チューブ４をキャニスタ６を介して大気擾こ連通させて
いる。

一方、前記フィラーチューブ２の充填口２＆は、給油ガ
ン７を挿入した時に図外のシール部材により給油ガン７
の挿入部周りをシールできるようにしである。

以上の構成により、給油時にはキャニスタ６を介してベ
ントチューブ４によるベント作用を確保した上で、フィ
ラーチューブ２の充填口２ａからの蒸発燃料の外部流出
を阻止し、また、タンク本体１内に発生した蒸発燃料は
エバポチューブ３゜ベントチューブ４によりキャニスタ
５，６に導出し、該キャニスタ５．６よりパージ空気と
共に図外のエンジン吸気系に供給、処理しようとするも
のである。

発明が解決しようとする問題点 給油時１こ給油ガン７よりタンク本体１内に燃料が給油
されて、液面でベントチューブ４端が基がれることによ
り満杯量を規制するのであるが、フィラーチューブ２の
燃料水ｆｉＨによってベントチューブ４には該フィラー
チューブ２の燃料液位と同レベルにまで燃料が流入し、
この燃料が走行時蚕動等によってキャニスタ６に流出し
、該キャニスタ６で燃料が吸着しきれずに外部１こ漏出
してしまう不具合を生じる。

そこで、本発明はタンク本体内の燃料がベントチューブ
を経由して外部へ漏出することのない車両用燃料タンク
の蒸発溶料流出防止装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 タンク本体内に突出配置したベントチューブをキャニス
タ１こ連通し、かつ、該ベントチューブの途中ζこ遮断
弁を配設すると共に、フィラーリッドを閉塞するリッド
オープナ−の開操作を検出するオープナ−スイッチと、
車両の停止状態を検出する車速スイッチとの協働により
燃料の給出状態を検出して前記遮断弁を開弁する検出手
段を配設しである。

作　　用 車両を停止し、かつ、フィラーリッドを閉塞して燃料を
給油する燃料給油時は、検出手段の検出作用により遮断
片が開弁され、給油時にタンク本体内に発生する蒸発燃
料はベントチューブおよびエバポチューブを経由してキ
ャニスタに導出させる。給油が完了し、車両を発進する
と検出手段からの検出信号が停止して遮断弁が直ちに閉
弁してベントチューブを遮断し、走行時揚動やコーナリ
ング尋によってタンク本体内の燃料が揺動した場合テモ
ベントチューブからの燃料の流出を阻止する。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従来の構成と
同一部分に同一符号を付して詳述する。

第１図において、タンク本体１内ｌこ突出配置したベン
トチューブ４Ａはキャニスタ６Ｅこ連通接続してあり、
また、このベントチューブ４Ａの途中にはキャニスタ５
に連通したエバポチューブ３Ａを分岐して形成しである
。前記ベントチューブ４Ａのタンク本体１内の突出端部
には、タンク本体１内の燃料が所定液位となると閉弁作
動してベントチューブ４Ａを閉塞するフロート弁１０を
付設しである。このフロート弁１０としては第２図にも
示すように、前記突出端部に径大部４ａを形成すると共
にその周側に連通孔４ｂを形成し、そして、該径大部４
ａ内ｌこ球状のフロート弁体１０ａを収容して、該フロ
ート弁体１（ｌ　ａによりベントチューブ４Ａを閉塞す
るようにしたものや、第３図１こ示すように径大部４ａ
に収容したフロー）　１０　ｂにニードル弁体１０　ｏ
を突設し、このニードル弁体１０ａｌこよってベントチ
ューブ４Ａを閉塞し得るようにしたもの等が適宜選択使
用される。また、前記突出端部の上部には通気孔１１を
形成しであると共に、この通気孔１１形成部分を、周壁
および底壁に連通孔１２＆を形成したセパレータ１２で
囲繞しである。８はエバポチューブ３Ａの途中に介装し
た２ウエイバルブで、タンク本体１の内圧が大気圧以下
となるのを回避すると共に、タンク本体１内の蒸発燃料
圧力が所定値以上に上昇した場合にのみ蒸発燃料をキャ
ニスタ５に導入して過剰なガス抜けを防止する。９はエ
バポチューブ３人に介装した既存のロールオーバーバル
ブで、内部にフロート弁体を有し車両が横転した場合に
エバポチューブ３を遮断して、該エバポチューブ３から
の燃料流出を防止する。一方、ベントチューブ４Ａの途
中、具体的ｌこはエバポチューブ３Ａとの分岐部よりも
キャニスタ６側の任意の部位に、後述する検出手段１４
の検出作用にもとづいて開弁する遮断弁１３を配設しで
ある。この遮断弁１３として、本実施例では常閉型の電
磁弁を用いている。第４図は検出手段１４を示すもので
、フィラーリッド２０を車室側から閉塞する図外のりラ
ドオープナ−の開操作によってオン作動するオープナ−
スイッチ１５と、車両の停止状態を検出する車速スイッ
チ、つまり、車速がｒ　ＯＫｍ／ｈ　Ｊの時にオン作動
する車速スイッチ１６とを組合わせて燃料の給油状態を
検出するようにしている。即ち、燃料給油時Ｇこは車両
を停止してリッドオープナ−Ｉこよりフィラーリッド２
０を開蓋操作するから、この状態時を紬油時とみなすこ
とができる。オープナ−スイッチ１５す車速スイッチ１
６は直列に接続されていて、共にオンの時に電磁弁１３
１こバッチ１Ｊ１７１１１［圧を印加して、該電磁弁１
３を開弁作動させる。図外のリッドオープナ−はフィラ
ーリッド２０を開蓋操作した後、手を離すと自動戻りす
るため、このリッドオープナ−の自動戻りｌこ伴なって
オープナ−スイッチ１５もオフ作動してしまう。そこで
、オープナ−スイッチ１５ト車速スイツチ１６との間ｌ
こ自己保持回路１８を介装して、オープナースイッチ１
５．車速スイツ千１６が共−こオンきなって電磁弁１３
が一旦開弁作動されると、オープナ−スイッチ１５がオ
フとなってもこの自己保持回路１Ｂｉこよって電磁弁１
３の開弁状態を給持できるようにしである。この自己保
持回路Ｊ８は、給油が完了して車両の発進憂こ伴なって
車速スイッチ１６がオフになるとリレー接点１９を開い
て″を自弁１３の作動回路を開成する。

以上の実施列構造によれば、燃料の給油のため車両を停
止して、図外のリッドオープナ−を開操作してフィラー
リッド２０を開蓋すると、車速スイッチ１６．オープナ
−スイッチ１５が共にオン作動して電磁弁１３を開弁作
動させ、ベントチューブ４Ａを開放する。従って、フィ
ラーチューブ２の充填口２ａからの蒸発燃料の流出防止
対策として、該充填口２ａの給油ガン７挿入部周りを図
外のシール部材でシールして給油する場合にあって、ベ
ントチューブ４ムは前述のようにキャニスタ６を介して
大気に連通しているため、該ベントチューブ４Ａによる
ベント作用は十分に確保され、燃料給油をスムースに行
わせることができる。この燃料給油時擾ζタンク本体１
内の上部空間Ｓ＃こ滞留する蒸発燃料は、フロート弁１
０が閉弁するまでは該フロート弁１０からベントチュー
ブ４ムおよびエバポチューブ３ムを通ってキャニスタ６
．５＃こ導出され、これらキャニスタ６．５に吸着され
た蒸発燃料はパージ空気と共に図外のエンジン吸気系に
供給されて処理される。そして、タンク本体１内の燃料
が所定液位となるとフロート弁１０が閉弁作動して満杯
量を確実に規制する。この満杯量が規制された後−こも
フィラーチューブ２のネック部近くにまで燃料が給油さ
れても、前述のようＩＣベントチューブ４Ａのタンク本
体内突出端部はフロート弁１０によって閉塞されている
ため、該ベントチューブ４ム内Ｉこ燃料が流入すること
はない。燃料給油が完了し、フィラーリッド２０を閉蓋
して車両を発進すると、車速スイッチ１６がオフとなり
、これに伴なってリレー接点１９が開いて電磁弁１３の
作動回路を開成し、電磁弁１３を直ちに閉弁してベント
チューブ４Ａを遮断する。

爾後、タンク本体１の上部空間Ｓに発生する蒸発燃料は
、フロート弁１０が閉弁している間はセパレータ１２の
連通孔１２　＆よりセパレータ１２内に流入し、通気孔
１１よりベントチューブ４人のタンク本体内突出端部に
流入し、エバポチューブ３ムを経由してキャニスタ５に
導出される。燃料液位が下がってフロート弁１０が開弁
すると、蒸発燃料は該フロート弁１０およびエバポチュ
ーブ３人を経由してキャニスタ５に導出される。このよ
うに、常態Ｉこあっては蒸発燃料はエバポチューブ３人
からの　　　□み放出され、ベントチューブ４Ａからの
放出は電自弁１３によって遮断されているので、過剰な
ガス抜けを防ぐことができる。

ここで、走行時揚動やコーナリング時にタンク内燃料が
揺動した場合、フロート弁１０が燃料を被るとフロート
弁１０が閉弁してベントチューブ突出端部内への燃料の
流入を阻止し、また、七パレータ１２が燃料を被っても
連通孔１２　＆でセパレータ１２への燃料流入を規制す
るので、連通孔１１からの燃料流入を阻止することがで
き、従って、燃料液動ζこよるエバポチューブ３ムから
の燃料流出を確実に防止することができる。なお、前述
したフロート弁１０のケーシングを構成する径大部４ａ
のショルダ一部４０は、コーナリング時に液面が最大に
傾斜してショルダ一部４０１こ接近した時、上昇したフ
ロート弁体１０　ａ又はニードル弁体１０　Ｑがベント
チューブ４Ａのタンク本体内突出端部に確実に案内され
るようｌこ、液面最大傾斜角度よりも大きな傾斜角［４
こ設定しておくことが望ましい。

次に、車両が横転してフロート弁１０が開弁するような
場合、タンク内燃料はフロート弁１０を通つてベントチ
ューブ４Ａに流入するが、電磁弁１３は閉弁状態にある
ため、該ベントチューブ４Ａからの＃Ａ料流出を確実に
防止することができる。また、ベントチューブ４Ａから
エバポチューブ３ＡｉＢ４Ｆ人する燃料も、ロールオー
バーバルブ９が閉弁するため、該エバポチューブ３Ａか
らの燃料流出もない。

ナオ、前記実施例ではエバポチューブをベントチューブ
の途中より分岐して形成し、ベントチューブのタンク本
体内突出端部にフロート弁およびセパレータを付設した
ものを開示したが、汎用型のペント千ユーブ、エバポ千
ユープが独立し、かつ、ベントチューブのタンク本体内
突出端部１こフロート弁、セパレータが付設されていな
いモノニも適用できることは勿論である。

発明の効果 以上のように本発明によれば、キャニスタに連Ａｔ、タ
ベントチューブの途中に、フィラーリッドを間両操作す
るリッドオープナ−の開操作を検出するオープナ−スイ
ッチと、車両停止状態を検出する車速スイッチとの鶏働
により燃料の給油状態を検出する検出手段の作用にもと
づいて開弁する遮断弁を配設しであるため、給油時には
この遮断弁の開弁によ０ベント作用を確保でき、通常の
状態ではベントチューブが遮断されるため、燃料がベン
トチューブからキャニスタを経由して外部へ漏出するの
を防止できることは勿論、万一車両が横転した場合でも
該ベントチューブからの燃料流出はなく、従って、大気
汚染防止対策と安全対策を徹底することができるきいう
実用上多大な効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図はフロ
ート弁の断面図、第３図はフロート弁の異なる例を示す
断面図、第４図は検出手段の具体的回路図、第５図は従
来の構造を示す断面図である。 １・・タンク本体、２・・・フィラーチューブ、３ム・
・・エバポチュー−７’、４Ａ・・・ベントチューブ、
５゜６・・・キャニスタ、１３・・・遮断弁、１４・・
・検出手段、１５・・・オープナ−スイッチ、１６・・
・車速スイッチ、２０・・・フィラーリッド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）タンク本体内に突出配置したベントチューブをキ
   ヤニスタに連通し、かつ、該ベントチューブの途中に遮
   断弁を配設すると共に、フイラーリツドを開蓋するリツ
   ドオープナーの開操作を検出するオープナースイツチと
   、車両の停止状態を検出する車速スイッチとの協働によ
   り燃料の給油状態を検出して前記遮断弁を開弁する検出
   手段を配設したことを特徴とする車両用燃料タンクの蒸
   発燃料流出防止装置。