JPS6246456A - リ−ル台の回転駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。

Ａ　産業上の利用分野 Ｂ　発明の概要 Ｃ従来の技術 Ｄ　発明が解決しようとする問題点 Ｅ　問題点を解決するための手段 Ｆ　作用 Ｇ　実施例 ＧＩテープ走行駆動系の概要説明（第２図及び第３図） Ｇ、早送りと巻戻しの切換装置の構造の説明（第１図、
第４Ａ図〜第５図） Ｇ３停止モード、早送りモード及び巻戻しモードにおけ
る動作の説明（第４Ａ図〜第４Ｃ図） Ｈ発明の効果 Ａ　産業上の利用分野 本発明は、一対の操作杆の選択的な往動操作により切換
板を揺動させて、その切換板により一対のリール台の駆
動を選択的に切換えるようにしたテープレコーダ等のリ
ール台の回転駆動装置に関するものであって、例えば早
送りと巻戻しの切換装置に適用するのに最適なものであ
る。　□Ｂ　発明の概要 本発明は、一対の操作杆の選択的な往動操作により切換
板を揺動させて、その切換板により中間回転体を一対の
リール台の何れか一方と駆動回転体とに選択的に係合さ
せるようにしたテープレコーダ等のリール台の回転駆動
装置において、合成樹脂にて成形されて弾性を有する弾
性アームを切換板に回動自在に取付け、一対の操作杆の
選択的な往動操作により弾性アームを回動させてその弾
性アームにて切換板を揺動させ、この揺動によって中間
回転体を一対のリール台の何れか一方と駆動回転体とに
弾性アームの弾性に抗して選択的に圧着係合させること
により、切換板を揺動させる揺動機能と中間回転体を一
対のリール台等に選択的に圧着係合させるリミッタばね
機能との２つの機能を１つの弾性アームで発揮させるこ
とができるようにしたものである。

Ｃ従来の技術 従来から、テープレコーダ等のリール台の回転駆動装置
には、往復動自在の一対の操作杆と、揺動自在に構成さ
れてその揺動により中間回転体を一対のリール台等に係
合させる切換板と、それら一対の操作杆と切換板とを連
動させる連動杆等の連動手段と、中間回転体を一対のリ
ール台等に圧着させ、るばね等のリミッタ手段とを設け
、一対の操作杆の選択的な往動操作により連動手段を介
して切換板を駆動して揺動させ、この揺動によって中間
回転体を一対のリール台等に選択的に係合させかつリミ
ッタ手段によってその中間回転体を一対のリール台等に
圧着させて、一対のリール台の駆動を選択的に切換える
ようにしたものがあった。

Ｄ　発明が解決しようとする問題点 ところが、従来は、一対の操作杆の選択的な往動操作に
より切換板を駆動して揺動させる揺動機能と、その切換
板の揺動により一対のリール台等に選択的に係合された
中間回転体をそれら一対のリール台等に圧着させるリミ
ッタばね機能とを、それぞれ専用の連動手段とリミッタ
ばねとによって得るようにしたものであった。従って部
品点数や組立工数が多くてコスト高についており、また
特に小型テープレコーダ等の場合は、連動手段の連動杆
やリミッタばね等が非常に小さくなるので、その組立作
業が著しく面倒でサービス性も悪い問題があった。

また、それぞれ専用の連動手段とリミ・ツタばねを用い
る構造は、連動手段によって切換板を揺動させる揺動力
とリミッタばねによって中間回転体を一対のリール台等
に圧着させる圧着力とが完全に別の力になる。このため
、リミ・ツタばねによる圧着力を確実に得ようとすると
、中間回転体が一対のリール台等に係合される方向に沿
ってリミ・７りばねを２つ設けたりしなければならず、
構造が著しく複雑になる問題があった。

そこで本発明は、切換板を揺動させる揺動機能と中間回
転体を一対のリール台等に選択的に圧着係合させるリミ
ッタばね機能との２つの機能を１つの手段で発揮させる
ことができるようにするものである。

Ｅ　問題点を解決するための手段 本発明は、往復動自在に構成された一対の操作杆と、揺
動運動しながら往復動するように構成されてその揺動に
より中間回転体を一対のリール台の何れか一方と駆動回
転体とに係合させる切換仮と、合成樹脂にて成形されて
前記切換板に回動自在に取付けられた弾性を有する弾性
アームとからなり、前記弾性アームに一体成形された一
対の支点ピンを前記一対の操作杆に係止させ、前記一対
の操作杆の復動状態では前記切換板を前記一対の支点ピ
ンを介して復動させて前記中間回転体を前記一対のリー
ル台及び前記駆動回転体から離間させるように構成し、
前記一対の操作杆のうち一方の操作杆を往動させて前記
弾性アームの一対の支点ピンのうち一方の支点ピンを押
圧することによりその弾性アームを他方の支点ピンを支
点として回動させてその弾性アームにて前記切換板を揺
動させ、この揺動により前記中間回転体を前記一対のリ
ール台の何れか一方と前記駆動回転体とに前記弾性アー
ムの弾性に抗して選択的に圧着係合させるように構成し
たものである。

Ｆ　作用 本発明は、一対の操作杆のうち一方の操作杆が往動され
て弾性アームの一対の支点ピンのうち一方の支点ピンが
押圧されると、その弾性アームが他方の支点ピンを支点
として回動されてその弾性アームにて切換板が揺動され
るので、この弾性アームは揺動機能を発揮する。そして
この切換板の揺動により中間回転体が一対のリール台の
何れか一方と駆動回転体とに弾性アームの弾性に抗して
圧着係合されるので、この弾性アームはリミッタばね機
能も発揮する。

また、弾性アームの回動によって切換板を揺動させる際
の回動力とこの弾性アームによって中間回転体を一対の
リール台の何れか一方と駆動回転体とに圧着させる圧着
力とが連続的な力になるので、一対のリール台に対する
それぞれ異なる方向への圧着力を１つの弾性アームによ
って効果的に得ることができる。

Ｇ　実施例 以下、本発明をコンパクトカセットを用いるオートリバ
ース式小型テープレコーダの早送りと巻戻しの切換装置
に適用した一実施例を図面に基づき説明する。

Ｇｌ　　まず、第２図及び第３図によって、テープ走行
駆動系の概要を説明する。

第２図はこのテープレコーダのテープ走行駆動系を示す
ものであり、左右一対のリールハブ１．２に巻装された
磁気テープ３が収納されているカセット４はシャーシ６
の上部に水平に装着される。

シャーシ６の上部には左右一対のリール台７．８、キャ
プスタン９．１０、ピンチローラ１１．１２や磁気ヘッ
ド１３等が設けられていて、シャーシ６上に装着された
カセット４のリールハブ１．２がリール台７．８に係合
されると共に、磁気テープ３がキャプスタン９．１０及
び磁気ヘッド１３に掛は渡される。なおシャーシ６の前
面には再生（記録）釦１６、停止釦１７、早送り釦１８
、巻戻し釦１９等のモード切換釦が取付けられている。

次に、第２図及び第３図に示すようにシャーシ６の下部
には、リール台８と同一軸線状態に取付けられた偏平薄
型のモータ２１、キャプスタン９．１０の下端に固着さ
れたキャプスタンフライホイール兼用のキャプスタンプ
ーリ２２．２３、リール台７．８のほぼ中間位置に取付
けられた中間プーリ２４、キャプスタンプーリ２３の一
側部に配置された反転プ、−リ２５が設けられている。

そしてこれら各プーリ２２．２３．２４．２５とモータ
２１の駆動プーリ２６との間に弾性を有するベルト２７
が巻付けられている。

一方、シャーシ６の上部に取付けられているリール台７
．８の外周にはリール台ギヤ３０．３１が形成されてお
り、それらリール台７．８の中間には後述する早送りと
巻戻しの切換装置３２によって選択的に切換えられて磁
気テープ３の早送りと巻戻しとを行う中間回転体である
ＦＲ第１アイドルギヤ３３及びＦＲ第２アイドルギヤ３
４が設けられている。またリール７．８の中間には磁気
テープ３のノーマル走行及びリバース走行用のＮＲアイ
ドルギヤ３５と中間ギヤ３６とが設けられている。また
シャーシ６の下部には磁気テープ３のノーマル走行とリ
バース走行との切換を行う欠歯ギヤ３７とこれを間欠的
に回転駆動する中間ギヤ３８とが取付けられている。

そして、このテープレコーダは、再生（記録）釦１６１
．早送り釦１８、巻戻し釦１９を押すと、モータ２１が
定速回転されてその駆動プーリ２６が第３図で矢印ａ方
向に回転駆動され、ベルト２７によ・り中間プーリ２４
、キャプスタンプーリ２２．２３がそれぞれ矢印す、ｃ
、ｄ方向に回転駆動されるように構成されている。

そして、早送り釦１８を押すと、第３図に実線で示すよ
うに中間プーリ２４の外周に形成された駆動回転体であ
るＦＲ駆動ギヤ３９にＦＲ第１アイドルギヤ３３が係合
されると共に、このＦＲ第１アイドルギヤ３３に常時係
合されているＦＲ第２アイドルギヤ３４が一方のリール
台７のリール台ギヤ３０に選択的に係合される。これに
よって一方のリール台７が矢印ｅ方向に高速で回転駆動
され、磁気テープ３が矢印ｆ方向に走行されて一方のリ
ールハブ１に高速で巻取られる早送りモードになる。

一方、巻戻し釦１９を押すと、第３図に一点鎖線で示す
ようにＦＲ駆動ギヤ３９と他方のリール台８のリール台
ギヤ３１とにＦＲ第１アイドルギヤ３３が選択的に係合
される。これによって他方のリール台８が矢印ｇ方向に
高速で回転駆動され、磁気テープ３が矢印ｆ′方向に走
行されて他方のリールハブ２に高速で巻取られる巻戻し
モードになる。

次に、再生（記録）釦１６を押すと、中間ブー１Ｊ２４
と同一軸線状態に設けられかつトルクリミッタ（図示せ
ず）を介してその中間プーリ２４と同一方向に回転駆動
されるＮＲ駆動ギヤ４ｏに常時係合されているＮＲファ
イルギヤ３５が、一方のリール台７のリール台ギヤ３０
に常時係合されている中間ギヤ３６に第３図に実線で示
すように選択的に係合される。またこれと同時に一方の
キャプスタン９にピンチローラ１１が圧着される。

これによって一方のリール台７が矢印ｅ方向に回転駆動
され、磁気テープ３が矢印ｆ方向に走行されて一方のリ
ールハブｌに巻取られるノーマ／Ｌ／再生（記録）モー
ドとなり、磁気ヘッド１３によるノーマル再生（記録）
が行われる。

そして、磁気テープ３のノーマル走行がテープエンドと
なると、中間プーリ２４と同一軸線状態で一体の欠歯ギ
ヤ駆動ギヤ４１によって中間ギヤ３８と一体に常時回転
駆動されている中間ギヤ４２に欠歯ギヤ３７が選択的に
係合されて、この欠歯ギヤ３７が半回転駆動される。す
ると、その欠歯ギヤ３７に一体に設けられているカム３
７ａによりノーマルリバース切換機構（図示せず）が駆
動されてリバース走行に切換えられる。この切換により
ＮＲファイルギヤ３５が他方のリール台８のリール台ギ
ヤ３１に第３図に一点鎖線で示すように選択的に係合さ
れると共に、他方のキャプスタンｌＯにピンチローラ１
２が圧着される。これによって他方のリール台８が矢印
ｇ方向に回転駆動され、磁気テープ３が矢印ｆ′方向に
走行されて他方のり−ルハブ２に巻取られるリバース再
生（記録）モードとなり、磁気ヘッド１３によるリバー
ス再生（記録）が行われる。

０２次に、第１図、第４Ａ図〜第５図によって、早送り
と巻戻しの切換装置３２の構造の詳細を説明する。

まず、前記早送り釦１８及び巻戻し釦１９はそれぞれ早
送り操作杆４５及び巻戻し操作杆４６の一端に固着され
ている。一対の操作杆４５．４６は、シャーシ６の下部
でそのシャーシ６に設けられたガイドピン４７．４８に
長孔４９．５０を案内させることにより矢印り及びｈ′
方向に往復動自在に構成され、シャーシ６との間に張架
された戻しばね５１．５２により矢印ｈ′方向に復動付
勢されている。なお両操作杆４５．４６の他端にはロッ
ク爪５３．５４が形成され、また両操作杆４５．４６の
長孔４９．５０の一端には半円形状の凹部からなる係止
部５５．５６が設けられている。そしてシャーシ６の下
部で両操作杆４５．４６の他端側には、両操作杆４５．
４６とほぼ直交する状態でロック板５８が配置されてい
る。このロック板５８は、シャーシ６に設けられたガイ
ドピン５９に長孔６０を案内させることにより矢印ｉ方
向及びｉ′方向に往復動自在に構成され、シャ−シロと
の間に張架された戻しばね６１により矢印ｉ′方向に復
動付勢されている。なおロック板５８には両操作杆４５
．４６のロック爪５３．５４に係合されるロック部６２
．６３が形成されている。

次に、シャーシ６の上部でリール台７．８の中間に早送
りと巻戻しの切換レバー６５が配置されている。この切
換レバー６５は、板金にて形成された切換板６６と合成
樹脂にて成形された弾性を有する弾性アーム６７とによ
って構成され、その弾性アーム６７はアウトサート成形
にて切換板６６に回動自在に取付けられている。弾性ア
ーム６７は、長腕部６８とこの長腕部６８の一端に一体
に接続されたほぼＬ字状の短腕部６９とによって全体と
してほぼコ字状をなし、長腕部６８の両端には一対の支
点ピン７０．７１が下向き垂直状に一体に成形されてい
る。そして弾性アーム６７は短腕部６９の先端の軸部７
２にて切換板６６に回動自在に枢支されている。なお切
換板６６に弾性アーム６７がアウトサート成形される際
に、同時にその切換板６６に軸受７３とばね係止部７４
とがアウトサート成形される。そして切換板６６の先端
側に加締められた軸７５．７６に前記中間回転体である
ＦＲ第１アイドルギヤ３３及びＦＲ第２アイドルギヤ３
４が回転自在に軸支されている。

そして、切換板６６は、その軸受７３にて形成された長
孔７７がシャーシ６に設けられたガイド軸７８に挿入さ
れて矢印ｊ、ｊ’及びに、に’方向に揺動運動しながら
往復動するように構成されている。そして切換板６６は
シャーシ６とばね係止部７４とに係止された捩りばねか
らなる戻しばね７９により矢印ｊ’（ｋ’）方向に復動
付勢されている。また切換板６６に取付けられた弾性ア
ーム６７の支点ピン７０．７１は、両操作杆４５．４６
の長孔４９．５０の係止部５５．５６に係止されている
。なお第５図に示すように、切換レバー６５が配置され
る部分のシャーシ６は凹所８１になっており、この凹所
８１上で切換板６６の軸受７３、ばね係止部７４の下端
面が接触して摺動されるように構成されている。また切
換レバー６５の上方にはカバー８２が取付けられている
。

０３次に、第４Ａ図〜第４Ｃ図によって、上述のように
構成された早送りと巻戻しの切換装置３２の停止モード
、早送りモード及び巻戻しモードにおける動作の詳細を
説明する。

まず、第４Ａ図は停止モードを示すものであり、早送り
操作杆４５及び巻戻し操作杆４６は共に戻しばね５１．
５２により矢印ｈ′方向に復動されている。そしてこの
復動状態では、弾性アーム６７の支点ピン７０．７１が
両操作杆４５．４６の係止部５５．５６に係止されてそ
の弾性アーム６７が復動されるので、切換板６６は戻し
ばね７９により矢印ｊ’（ｋ’）方向に復動されている
。これにより切換板６６のＦＲ第１アイドルギヤ３３及
びＦＲ第２アイドルギヤ３４が駆動回転体であるＰＲ駆
動ギヤ３９及びリール台ギヤ３ｏ、３１の何れのギヤか
らも離間された中立位置に復動されている。なおこの停
止モードで再生（記録）釦１６を押すと、前述したよう
に中間プーリ２４が矢印す方向に回転駆動されて、ノー
マル又はリバース再生（記録）モードになるが、ＦＲ第
１アイドルギヤ３３がＦＲ駆動ギヤ３９がら離間されて
いるので、ＦＲ駆動ギヤ３９が常時回転駆動されていて
も、ＦＲ第１アイドルギヤ３３やＦＲ第２アイドルギヤ
３４は回転されず、これらギヤ３３．３４のギヤノイズ
は全く発生しない。

次に、第４Ｂ図に示すように早送り釦１８を押すと、早
送り操作杆４５が戻しばね５１に抗して矢印り方向に往
動され、そのロック爪５３がロック板５８のロック部６
２に係合されて往動位置にてロックされる。そしてこの
早送り操作杆４５の往動により弾性アーム６７の一方の
支点ピン７゜が押圧される。この際、弾性アーム６７の
他方の支点ピン７１は巻戻し操作杆４６の係止部５６に
係止されているので、弾性アーム６７の長腕部６８は他
方の支点ピン７１を支点として矢印！方向に回動され、
これと共に短腕部６９も矢印ｍ方向に回動される。そし
てこの短腕部６９の軸部７２にて切換板６６が矢印ｍ方
向に押圧されることにより、切換板６６はその長孔７７
がガイド軸７８に案内されて戻しばね７９に抗して矢印
ｊ方向に揺動されながら往動される。このように弾性ア
ーム６７が切換板６６の揺動機能を発揮し、この切換板
６６の揺動によりＦＲ第１アイドルギヤ３３がＦＲ駆動
ギヤ３９に係合されると共に、ＦＲ第２アイドルギヤ３
４が一方のリール台７のリール台ギヤ３０に選択的に係
合される。そして早送り操作杆４５の往動の最終段階で
、弾性アーム６７の長腕部６８と短腕部６９とがその弾
性に抗して撓まされることにより、その弾性アーム６７
がリミ・７タばね機能を発揮して圧着力が生じる。そし
てこの圧着力によりＦＲ第１アイドルギヤ３３とＦＲ第
２アイドルギヤ３４とがＦＲ駆動ギヤ３９とリール台ギ
ヤ３０とに圧着される。そしてＦＲ駆動ギヤ３９の矢印
す方向への回転がＦＲ第１アイドルギヤ３３及びＦＲ第
２アイドルギヤ３４を介してリール台ギヤ３０に伝達さ
れ、リール台７が矢印ｅ方向に高速で回転駆動される。

ところで上述の早送りモードの時は、弾性アーム６７全
体の長さ、即ち長腕部６８と短腕部６９とを合わせた長
いスパンを利用してその弾性アーム６７が撓まされるの
で、前記圧着力は比較的に／Ｊ゛ｅ＜６°ゝ”６°°”
１°゛−°”°″゛″″　　　［換板６６に作用する力
、即ち、ＦＲ駆動ギヤ３９　　　　　　　しの駆動力に
よる力Ｆ１とリール台ギヤ３０からのゝ”′″、Ｊ１．
４　、ｆＪ　Ｒ＋　（！：　ＣＤｈｊＪ　Ｐ　＋　（Ｄ
７　Ｕ”＜＠ｐｚＱｂ　　　　　１１方向になるので、
弾性アーム６７による圧着力が比較的に小さくても、Ｆ
Ｒ第２アイドルギヤ３４　　　　　　１□５はリール台
ギヤ３０に確実に圧着係合される。

次に、上述の早送りモードで停止釦１７を押すと、ロッ
ク板５８が戻しばね６１に抗して矢印ｉ″′“′１°７
゛８°°″“６２＆’ニー′″″″′ゞ　　　１り操作
杆４５の係合が解除され、早送り操作杆４５”＊ＬＤ；
１５１°：、ｋ　Ｆｒ　’ｐＥｎ　ｈ　’　１ｒｑ４：
ｉｓｉｇｈ、ａ・　　　　５これにより弾性アーム６７
と共に切換板６６は矢印ｊ′方向に復動され、前述した
第４Ａ図の中立位置に復動される。

次に、第４Ｃ図に示すように巻戻し釦１９を押すと、巻
戻し操作杆４６が戻しばね５２に抗して矢印り方向に往
動され、その口・ツク爪５４がロフ　　　　　　　１り
板５８のロック部６３に係合されて往動位置にてロック
される。この巻戻し操作杆４６の往動により弾性アーム
６７の他方の支点ピン７１が押圧される。すると今度は
、弾性アーム６７の長腕部６８は一方の支点ピン７０を
支点として矢印ｎ方向に回動され、これと共に短腕部６
９も矢印０方向に回動される。この短腕部６９の軸部７
２にて切換板６６が矢印０方向に押圧されることにより
・切換板６６は戻しばね７９に抗して矢印に方向に揺動
されながら往動される。この切換板６６の揺動によりＦ
Ｒ第１アイドルギヤ３３がＦＲ駆動ギヤ３９と他方のリ
ール台８のリール台ギヤ３１とに選択的に係合される。

そして巻戻し操作杆４６の往動の最終段階で、今度は弾
性アーム６７の短腕部６９がその弾性に抗して撓まされ
ることにより圧着力が生じ、この圧着力によりＦＲ第１
アイドルギヤ３３がＦＲ駆動ギヤ３９とリール台ギヤ３
１とに圧着される。そしてＰＲ駆動ギヤ３９の矢印す方
向への回転がＦＲ第１アイドルギヤ３３を介してリール
台ギヤ３１に伝達され、リール台８が矢印ｇ方向に高速
で回転駆動される。なおＦＲｆＳ２７（）；ｚｂ＄“°
”′″パ′″″″″′１゛、ｘ　”ｒ　ｕＮ　　　　。

る。

ところで上述９巻戻しモードの時は、切換板６６に作用
する力、即ちＦＲ駆動ギヤ３９の駆動力による力Ｆ２と
リール台ギヤ３１からの反力による力Ｒ２との合力Ｐ２
の方向が逃げ方向になる。しかしこの巻戻しモードの時
は、弾性アーム６７全体の長さのうち短いスパンである
短腕部６９のみが撓まされるので、前記圧着力は充分に
大きく得られる。従って切換板６６に作用する力が逃げ
方向になっていても、ＦＲ第１アイドルギヤ３３はリー
ル台ギヤ３１に確実に圧着係合される。

なお、上述の巻戻しモードで停止釦１７を押すと、前述
と同様に弾性アーム６７と共に切換板６６が矢印に′方
向に復動され、再び第４Ａ図の中立位置に復動される。

ところで、上述の早送りと巻戻しの切換装置３２によれ
ば、早送り操作杆４５と巻戻し操作杆４６との選択的な
往動により切換板６６を駆動して選択的に揺動させる揺
動機能と、その切換板６６の揺動によりＦＲ第１アイド
ルギヤ３３及びＦＲ第２アイドルギヤ３４をＦＲ駆動ギ
ヤ３９とリール台ギヤ３０．３１の何れか一方とに選択
的に圧着係合させるリミッタばね機能とを、１つの弾性
アーム６７で発揮させることができる。そして切換板６
６を揺動させる際の弾性アーム６７の回動力とこの弾性
アーム６７よってＦＲ第１、第２アイドルギヤ３３．３
４をＦＲ駆動ギヤ３９及びリール台ギヤ３０．３１に圧
着させる圧着力とが連続的になるので、リール台ギヤ３
０．３１に対するそれぞれ異なる方向への圧着力を１つ
の弾性アーム６７によって効果的に得ることができる。

なお本実施例のように、弾性アーム６７を長腕部６８と
短腕部６９とによって構成した場合は、前述したように
弾性アーム６７による圧着力に差を生じさせることがで
きるので、早送り釦１８と巻戻し釦１９とを誤って同時
に押すことがあっても、弾性アーム６７が不測に破損さ
れてしまうことはない。即ち、両操作杆４５．４６が同
時に往動された場合には弾性アーム６７の長腕部６８が
そのまま往動されるので、弾性アーム６７の短腕部６９
が撓まされることになって大きな圧着力が生じ、この圧
着力が優先されて切換板６６は第４Ｃ図の巻戻しモード
のように揺動される。従って切換板６６が中立位置のま
ま弾性アーム６７に作用する力が拮抗して、その弾性ア
ーム６７が不測に破損されることを未然に防止できる。

また本実施例では、特に、弾性アーム６７を合成樹脂の
アウトサート成形によって切換板６６に回動自在に取付
けるようにしたので、早送りと巻戻しの切換レバー６５
が最少の１部品になり、その組立を極めて簡単に行うこ
とができる。なお弾性アーム６７のアウトサート成形時
に、軸受７３及びばね係止部７４も同時にアウトサート
成形するようにしたので、これら軸受７３及びばね係止
部７４は極めて簡単に形成でき、しかもこれら合成樹脂
の軸受７３及びばね係止部７４の下端面をシャーシ６の
凹所８１上で摺動させるようにしたので、切換板６６の
往復動を極めて円滑に行わせることかできる。

以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発明は実施
例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づき
各種の有効な変更が可能である。

例えば、弾性アームは実施例で示したほぼコ字状に限ら
れることなく、Ｖ字状等の形状でも良い。

また実施例では弾性アームをアウトサート成形にて切換
板に取付けたが、これをピン等で枢支させても良い。ま
た本発明で言う中間回転体及び駆動回転体はギヤに限定
されることなく、ゴム等からなるアイドラ等も適用可能
である。

なお本発明は、コンパクトカセットを用いる小型テープ
レコーダの早送りと巻戻しの切換装置に限定されること
なく、各種の記録再生装置のリール台の回転駆動装置に
適用可能である。

Ｈ発明の効果 上述したように本発明によれば、一対の操作杆の往動操
作により切換板を駆動して揺動させる揺動機能と、中間
回転体を一対のリール台の何れか一方と駆動回転体とに
選択的に圧着係合させるリミッタばね機能との２つの機
能を、１つの弾性アームで発揮させることができるので
、部品点数や組立工数が非常に少なくなって著しく低コ
ストなものになり、特に小型テープレコーダ等の場合で
も、その組立作業を極めて簡単に行えてサービス性も著
しく向上する。

また、揺動機能とリミッタばね機能とを有する１つの弾
性アームは、切換板を揺動させる際の弾性アームの回動
力とこの弾性アームにより中間回転体を一対のリール台
の何れか一方と駆動回転体とに圧着させる圧着力とを連
続的な力にすることができるので、一対のリール台に対
するそれぞれ異なる方向への圧着力を効果的に得ること
ができて、一対のリール台の回転駆動を極めて確実に行
うことができる。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明を小型テープレコーダの早送りと巻戻しの
切換装置に適用した一実施例を示すものであって、第１
図は早送りと巻戻しの切換装置の分解斜視図、第２図は
テープ走行駆動系の分解斜視図、第３図はテープ走行駆
動系の平面図、第４Ａ図〜第４Ｃ図はそれぞれ早送りと
巻戻しの切換装置の停止モード、早送りモード及び巻戻
しモードにおける平面図、第５図は第４Ａ図のｖ−ｖｖ
Ａ断面図である。 なお図面に用いられた符号において、 ７．８・・・・・−・−リール台 １８−・−・・・−・・−・早送り釦 １９−・−・・・−・−・・−巻戻し釦２１−・−・・
・・・−−−−−−モータ２７−・−・−・−・・−ベ
ルト ３０．３１・−・−・−リール台ギヤ ３２−・−−ｍ−−・−・・・−早送りと巻戻しの切換
装置３３・−−−一−−・−・・−ＦＲ第１アイドルギ
ヤ（中間回転体） ３４・−・−・−・−ＦＲ第２アイドルギヤ（中間回転
体） ３９・−・−・−・−・−ＦＲ駆動ギヤ（駆動回転体）
４５−・・−・・−・−早送り操作杆 ４６・−・−・−・−巻戻し操作杆 ５５．５６・−・・−−−−−一係止部６５−・−・・
・−−−−−−一早送りと巻戻しの切換レバー６６−・
−〜−−−−−−−・−切換板６７・・・・−・・−・
・−・−・弾性アーム６８−・・・・・・−−−−−・
・長腕部６９・−・−−−−−−−−−−・短腕部７０
．７１−・・−−−−−−−一・支点ピン７２−へ−・
−一−−−−・−・軸部 ７８−・−−−−−一・−・・ガイド軸７９−・−・−
・・−−−一一戻しばねである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 往復動自在に構成された一対の操作杆と、揺動運動しな
   がら往復動するように構成されてその揺動により中間回
   転体を一対のリール台の何れか一方と駆動回転体とに係
   合させる切換板と、合成樹脂にて成形されて前記切換板
   に回動自在に取付けられた弾性を有する弾性アームとか
   らなり、前記弾性アームに一体成形された一対の支点ピ
   ンを前記一対の操作杆に係止させ、前記一対の操作杆の
   復動状態では前記切換板を前記一対の支点ピンを介して
   復動させて前記中間回転体を前記一対のリール台及び前
   記駆動回転体から離間させるように構成し、 前記一対の操作杆のうち一方の操作杆を往動させて前記
   弾性アームの一対の支点ピンのうち一方の支点ピンを押
   圧することによりその弾性アームを他方の支点ピンを支
   点として回動させてその弾性アームにて前記切換板を揺
   動させ、この揺動により前記中間回転体を前記一対のリ
   ール台の何れか一方と前記駆動回転体とに前記弾性アー
   ムの弾性に抗して選択的に圧着係合させるように構成し
   たリール台の回転駆動装置。