JPH0450584Y2 - - Google Patents

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JPH0450584Y2
JPH0450584Y2 JP17155386U JP17155386U JPH0450584Y2 JP H0450584 Y2 JPH0450584 Y2 JP H0450584Y2 JP 17155386 U JP17155386 U JP 17155386U JP 17155386 U JP17155386 U JP 17155386U JP H0450584 Y2 JPH0450584 Y2 JP H0450584Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 以下の順序で本考案を説明する。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 従来の技術 D 考案が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G1 テープ走行駆動系とテープレコーダの概要
動作との説明(第2図及び第3図) G2 早送り巻戻し切換機構の説明(第1図、第
4A図〜第5図) G3 スイツチ駆動機構の説明(第1図、第6A
図〜第6D図) H 考案の効果 A 産業上の利用分野 本考案は、切換杆の摺動操作により切換レバー
を往動させて一対のリール台の駆動を選択的に切
換えるようにしたテープレコーダにおけるモード
切換機構に関する。
B 考案の概要 本考案は、切換杆の摺動操作により切換レバー
を往動させて、その切換レバーによりアイドルギ
アを一対のリール台の何れか一方と駆動ギヤとに
選択的に係合させるようにしたテープレコーダに
おけるモード切換機構において、戻しばねによつ
て復動付勢される一対の駆動レバーを設けて、こ
れら一対の駆動レバーを切換杆に設けた押圧部材
で戻しばねに抗して押圧させて、切換レバーを往
動させるように構成することにより、駆動レバー
の戻しばねが切換杆及び切換レバーの戻しばねを
兼用することができ、かつ切換杆を中立位置で確
実に保持できるようにしたものである。
C 従来の技術 従来から、テープレコーダのモード切換装置に
おいて、往復動自在の一対の操作杆と、アイドル
ギアを一対のリール台等に係合させる切換レバー
と、それら一対の操作杆と切換レバーとを連動さ
せる連動杆等の連動手段とを設け、一対の操作杆
の選択的な往動操作により連動手段を介して切換
レバーを駆動させ、これによつてアイドルギアを
一対のリール台等に選択的に係合させるようにし
たものがあつた。
D 考案が解決しようとする問題点 ところが、従来は、一対の操作杆を復動させる
一対の戻しばね、連動手段を復動させる戻しば
ね、切換レバーを復動させる戻しばね等、それぞ
れに戻しばねが必要であつて、部品点数や組立工
数が多くてコスト高についており、また特に小型
テープレコーダ等の場合は、これら多数の戻しば
ねも非常に小さくなるので、その組立作業が著し
く面倒でサービス性も悪い問題があつた。
そこで本考案は、切換杆の操作によつて切換レ
バーを駆動するための駆動レバーの戻しばねが、
切換杆及び切換レバーの戻しばねを兼用できるよ
うにするものである。
E 問題点を解決するための手段 本考案は、2位置間で摺動自在に構成された切
換杆と、この切換杆に回転自在に設けられた押圧
部材と、この押圧部材に当接する一対の当接部を
有し回動自在に構成された一対の駆動レバーと、
前記一対の当接部が前記押圧部材に当接するよう
に前記一対の駆動レバーを復動付勢させる一対の
戻しばねと、前記一対の駆動レバーに係止されて
アイドルギアを一対のリール台の何れか一方と駆
動ギアとに係合させる切換レバーとからなり、前
記一対の駆動レバーを前記一対の戻しばねにて復
動させることによつて、前記一対の当接部の間で
前記押圧部材を位置決めして前記切換杆を2位置
間の中立位置に保持させると共に、前記切換レバ
ーを復動させて前記アイドルギアを前記一対のリ
ール台及び前記駆動ギアから離間させるように構
成し、前記切換杆を2位置間の何れか一方に摺動
させることによつて、前記押圧部材で前記一対の
駆動レバーのうち一方を前記戻しばねに抗して往
動させ、この往動により前記切換レバーを往動さ
せて前記アイドルギアを前記一対のリール台の何
れか一方と前記駆動ギヤとに選択的に係合させる
ように構成したものである。
F 作用 本考案によれば、一対の駆動レバーの一対の当
接部の間で切換杆の押圧部材が位置決めされてそ
の切換杆が中立位置に保持されるので、駆動レバ
ーの戻しばねが切換杆の戻しばねとして機能す
る。また駆動レバーの復動によつて切換レバーが
復動されるので、駆動レバーの戻しばねが切換レ
バーの戻しばねとして機能する。
G 実施例 以下、本考案をコンパクトカセツトを用いるオ
ートリバース式小型テープレコーダに適用した一
実施例を図面に基づき説明する。
G1 まず、第2図及び第3図によつて、テープ
走行駆動系とテープレコーダの概要動作とを説明
する。
第2図はこのテープレコーダのテープ走行駆動
系を示すものであり、左右一対のリールハブ1,
2に巻装された磁気テープ3が収納されているカ
セツト4はシヤーシ6の上部に水平に装着され
る。シヤーシ6の上部には左右一対のリール台
7,8、キヤプスタン9,10、ピンチローラ1
1,12や磁気ヘツド13等が設けられていて、
シヤーシ6上に装着されたカセツト4のリールハ
ブ1,2がリール台7,8に係合されると共に、
磁気テープ3がキヤプスタン9,10及び磁気ヘ
ツド13に掛け渡される。なおシヤーシ6の一側
面にはフエザータツチ式お押釦からなる再生釦1
5、停止釦16、テープ走行方向切換釦17等が
設けられ、またシヤーシ6の前面にはスライド式
の操作釦からなる早送り巻戻し釦18等が設けら
れている。
次に、第2図及び第3図に示すように、シヤー
シ6の下部にはリール台8と同一軸線状態に取付
けられた偏平薄型のモータ21、キヤプスタン
9,10の下端に固着されたキヤプスタンフライ
ホイール兼用のキヤプスタンプーリ22,23、
リール台7,8のほぼ中間位置に取付けられた中
間プーリ24、キヤプスタンプーリ23の一側部
に配置された反転プーリ25が設けられている。
そしてこれら各プーリ22,23,24,25と
モータ21の駆動プーリ26との間に弾性を有す
るベルト27が巻付けられている。
一方、シヤーシ6の上部に取付けられているリ
ール台7,8の外周にはリール台ギア30,31
が形成されており、それらリール台7,8の中間
には磁気テープ3の早送りと巻戻しとを行うFR
第1アイドルギア33及びFR第2アイドルギア
34が設けられている。またリール台7,8の中
間には磁気テープ3のノーマル走行及びリバース
走行用のNRアイドルギア35とNR中間ギア3
6とが設けられている。さらにシヤーシ6の下部
には再生モードと停止モードとの切換を行う第1
欠歯ギヤ38と、磁気テープ3のノーマル走行と
リバース走行との切換を行う第2の欠歯ギヤ39
と、これらを間欠的に回転駆動する切換駆動ギア
40とが取付けられている。
そして、このテープレコーダは、再生釦15、
早送り巻戻し釦18を操作すると、後述するパワ
ースイツチ120が入り、モータ21が定速回転
されてその駆動プーリ26が第3図で矢印a方向
に回転駆動され、ベルト27により中間プーリ2
4、キヤプスタンプーリ22,23がそれぞれ矢
印b,c,d方向に回転駆動されるように構成さ
れている。
そして、早送り巻戻し釦18を早送り側へ操作
すると、後述する早送り巻戻し切換機構50の機
械的動作によつて、第3図に実線で示すように中
間プーリ24の外周に形成されたFR駆動ギア4
2にFR第1アイドルギア33が係合されると共
に、このFR第1アイドルギア33に常時係合さ
れているFR第2アイドルギア34が一方のリー
ル台7のリール台ギア30に選択的に係合され
る。これによつて一方のリール台7が矢印e方向
に高速で回転駆動され、磁気テープ3が矢印f方
向に走行されて一方のリールハブ1に高速で巻取
られる早送りモードになる。
一方、早送り巻戻し釦18を巻戻し側へ操作す
ると、第3図に一点鎖線で示すようにFR駆動ギ
ア42と他方のリール台8のリール台ギア31と
にFR第1アイドルギア33が選択的に係合され
る。これによつて他方のリール台8が矢印g方向
に高速で回転駆動され、磁気テープ3が矢印f′方
向に走行されて他方のリールハブ2に高速で巻取
られる巻戻しモードになる。なお上述の早送りモ
ード及び巻戻しモードで早送り巻戻し釦18を中
立位置へ操作すると、FR第1及び第2アイドル
ギア33,34が中立位置に復帰されて停止モー
ドになる。
次に、再生釦15を押すと、中間プーリ24と
同一軸線状態で一体の駆動ギア44によつて切換
中間ギア45と一体に常時回転駆動されている切
換駆動ギア40に、第1の欠歯ギヤ38が選択的
に係合されて、この第1の欠歯ギヤ38が半回転
駆動される。すると中間プーリ24と同一軸線状
態に設けられかつトルクリミツタ(図示せず)を
介してその中間プーリ24と同一方向に回転駆動
されるNR駆動ギア46に常時係合されてるNR
アイドルギア35が、一方のリール台7のリール
台ギア30に常時係合されているNR中間ギア3
6に第3図に実線で示すように選択的に係合され
る。またこれと同時に磁気ヘツド13が磁気テー
プ3に接触すると共に一方のキヤプスタン9にピ
ンチローラ11が圧着される。これによつて一方
のリール台7が矢印e方向に回転駆動され、磁気
テープ3が矢印f方向に走行されて一方のリール
ハブ1に巻取られるノーマル再生モードになり、
磁気ヘツド13によるノーマル再生が行われる。
次に、ノーマル再生モードで、テープ走行方向
切換釦17を押すか、或いは磁気テープ3のノー
マル走行がテープエンドとなると、切換駆動ギア
40に第2の欠歯ギヤ39が選択的に係合され
て、この第2の欠歯ギヤ39が半回転駆動され
る。するとNRアイドルギア35他方のリール台
8のリール台ギア31に第3図に一点鎖線で示す
ように選択的に係合されると共に、一方のキヤプ
スタン9からピンチローラ11が離間されかつ他
方のキヤプスタン10にピンチローラ12が圧着
される。これによつて他方のリール台8が矢印g
方向に回転駆動され、磁気テープ3が矢印f′方向
に走行されて他方のリールハブ2に巻取られるリ
バース再生モードになり、磁気ヘツド13による
リバース再生が行われる。なおリバース再生モー
ドでテープ走行方向切換釦17を押すと、第2の
欠歯ギア39が再び半回転駆動されて、再びノー
マル再生モードになる。
そして、上述のノーマル再生モード及びリバー
ス再生モードで停止釦16を押すと、第1の欠歯
ギア38が再び半回転駆動される。するとNRア
イドルギア35が中立位置に復帰されると共に磁
気ヘツド13及びピンチローラ11または12が
復帰されて停止モードになる。
G2 次に、第1図、第4A図〜第5図によつて、
早送り巻戻し切換機構50の詳細を説明する。な
お第1図、第4A図〜第4C図は底面側から見た
図である。
まず、シヤーシ6の前方側下部に左右方向に沿
つて切換杆53が配置されている。この切換杆5
3はシヤーシ6に植設された一対のガイドピン5
4,55に一対の長孔56,57を案内させるこ
とにより矢印h,h′方向に摺動自在に構成されて
いる。そして切換杆53の折曲部58に前記早送
り巻戻し釦18が嵌合されている。また切換杆5
3の一端部には三角形状の凹所からなるカム部5
9が形成されている。そして第5図に示すように
切換杆53のほぼ中央部には支軸61が固着さ
れ、この支軸61によつて円筒状のコロからなる
押圧部材60が回転自在に枢支されている。なお
この押圧部材60は上部にフランジ60aが形成
されている。
次に、シヤーシ6の下部には一対の駆動レバー
65,66が、シヤーシ6に植設された軸67,
68によつて矢印i,i′及びj,j′方向に回動自
在に枢支されている。そして両駆動レバー65,
66は前記ガイドピン54,55との間に張架さ
れた戻しばね69,70によつて矢印i′,j′方向
に回動付勢されている。これら両駆動レバー6
5,66は合成樹脂により互いに対称状に成形さ
れており、前記押圧部材60に対向する部分には
緩やかな円弧状をなす第1の当接部71,72と
ほぼ直線状をなす第2の当接部73,74とが成
形されている。なおこれら当接部71〜74部分
は段付きによつて若干薄く成形されている。また
両駆動レバー65,66には長孔からなる係止部
75,76とピン77,78とが設けられ、両ピ
ン77,78はシヤーシ6に形成された孔79,
80に挿入されている。
次に、シヤーシ6の上部でリール台7,8の中
間に切換レバー85が配置されている。板金にて
形成されたこの切換レバー85には弾性を有する
弾性アーム86が合成樹脂によつてアウトサート
成形されている。弾性アーム86は長腕部87と
この長腕部87の一端に一体に接続されたほぼL
字状の短腕部88とによつて全体としてほぼコ字
状をなし、長腕部87の両端には一対の支点ピン
89,90が一体に成形されている。そして弾性
アーム86は短腕部88の先端の軸部91にて切
換レバー85に回動自在に枢支されている。そし
て切換レバー85の先端側に前記FR第1アイド
ルギア33及びFR第2アイドルギア34が回転
自在に枢支されている。そして切換レバー85は
その長孔92がシヤーシ6に植設されたガイド軸
93に挿入され、矢印k,k′及びl,l′方向に揺
動しながら往復動するように構成されている。な
お弾性アーム86の両支点ピン89,90は前記
両駆動レバー65,66の係止部75,76に係
止されている。
次に、上述のように構成された早送り巻戻し切
換機構50の動作を説明する。
まず、第4A図は停止モードを示すものであ
り、両駆動レバー65,66が戻しばね69,7
0によつて矢印i′,j′方向に回動されているので、
これら両駆動レバー65,66の両第1の当接部
71,72によつて押圧部材60が両側から均等
に押圧され、押圧部材60が位置決めされてい
る。これによつて切換杆53が中立位置にて保持
されている。なお押圧部材60にはフランジ60
aが形成されているので、駆動レバー65,66
の抜けが防止されている。また両駆動レバー6
5,66のピン77,78が孔79,80の側縁
に当接されることで、両駆動レバー65,66は
位置決めされている。そしてこの状態では、弾性
アーム86も復動されるので、切換レバー85は
矢印k′l′方向に復動されている。従つて、FR第1
アイドルギア33及びFR第2アイドルギア34
はFR駆動ギア42及びリール台ギア30,31
の何れからも離間された中立位置に復動されてい
る。
次に、第4B図に示すように早送り巻戻し釦1
8を矢印h方向へ操作して、切換杆53を同方向
に摺動させると、押圧部材60が駆動レバー65
の第1の当接部71から第2の当接部73を押圧
しながら移動され、その駆動レバー65が戻しば
ね69に抗して矢印i方向に回動される。ここで
第1の当接部71は押圧部材60に対して斜面と
なつているので、切換杆53の矢印h方向への摺
動は極めて軽く行える。この回動により弾性アー
ム86が支点ピン90を中心として回動されるの
で、軸部91が矢印m方向に回動される。これに
より切換レバー85はその長孔92がガイド軸9
3に案内されて矢印k方向に揺動されながら往動
される。そしてFR第1アイドルギア33がFR駆
動ギア42に係合されると共に、FR第2アイド
ルギア34がリール台ギア30に係合され、FR
駆動ギア42の矢印b方向へ回転がFR第1アイ
ドルギア33及びFR第2アイドルギア34を介
してリール台ギア30に伝達され、リール台7が
矢印e方向に高速で回転駆動される早送りモード
になる。なお弾性アーム86により圧着力が得ら
れ、長孔75がそのリミツターとなる。
次に、第4C図に示すように早送り巻戻し釦1
8を矢印h′方向へ操作して、切換杆53を同方向
に摺動させると、押圧部材60が駆動レバー66
の第1の当接部72から第2の当接部74を押圧
しながら移動され、その駆動レバー66が戻しば
ね70に抗して矢印j方向に回動される。この回
動により弾性アーム86が支点ピン89を中心と
して回動されるので、軸部91が矢印n方向に回
動される。これにより切換レバー85はその長孔
92がガイド軸93に案内されて矢印l方向に揺
動されながら往復動される。そしてFR第1アイ
ドルギア33がFR駆動ギア42とリール台ギア
31とに係合され、FR駆動ギア42の矢印b方
向への回転がFR第1アイドルギア33を介して
リール台ギア31に伝達され、リール台8が矢印
g方向に高速で回転駆動される巻戻しモードにな
る。
次に、上述の早送りモードまたは巻戻しモード
から切換杆53を矢印h′またはh方向へ摺動させ
ると、第4A図に示すように押圧部材60が両駆
動レバー65,66の両第1の当接部71,72
によつて位置決めされ、切換杆53が中立位置に
再び保持される。ところで第4B図及び第4C図
で示す状態では、両駆動レバー65,66お第2
の当接部73,74が押圧部材60に対して直線
状になつているので、押圧部材60には戻しばね
69,70のばね力だけが作用している。従つて
切換杆53を復帰させる際にはその切換杆53を
矢印h′またはh方向へ軽く摺動させればよい。そ
して押圧部材60が第1の当接部73,74から
外れると、押圧部材60は第2の当接部71,7
2によつて案内されることになる。
G3 次に、第1図、第6A図〜第6D図によつ
て、スイツチ駆動機構51の詳細を説明する。な
お第6A図〜第6D図も底面側から見た図であ
る。
まず、前記切換杆53の下部に重なるように、
第1の駆動レバー100が前記ガイドピン54に
よつて矢印o,o′方向に回動自在に枢支されてい
る。この第1の駆動レバー100は合成樹脂によ
つて成形され、一端部には突部からなるレバー押
圧部101とスイツチ押圧部102とが設けら
れ、他端部には突部からなる係合部103が設け
られている。そしてこの係合部103は前記切換
杆53のカム部59に係合されている。
次に、第1の駆動レバー100の下部に重なる
ように、第2の駆動レバー105が前記ガイドピ
ン111によつて矢印o,o′方向に回動自在に枢
支されている。この第2の駆動レバー105は合
成樹脂によつて成形され、その一端部には突部か
らなるスイツチ押圧部106と切欠きからなる被
押圧部109とが設けられ、他端部は突出された
被押圧部107となつている。そして被押圧部1
09は第1の駆動レバー100のレバー押圧部1
01によつて押圧されるように構成されている。
また第2の駆動レバー105には弾性を有するば
ね部108が一体に成形され、このばね部108
の先端がシヤーシ6に当接されることによつて、
第2の駆動レバー105は矢印o方向に回動付勢
されている。
次に、シヤーシ6の下部には駆動杆110がシ
ヤーシ6に植設されたガイドピン111に長孔1
12を案内させることにより矢印p,p′方向に往
復動自在に配置されている。この駆動杆110は
前記G1項で述べたように第1の欠歯ギア38が
回転駆動されることによつて駆動され、再生モー
ドでp方向へ往動され、停止モードp′方向へ復動
されるものである。そして駆動杆110には突部
からなるレバー押圧部113とスイツチ押圧部1
14とが設けられ、そのレバー押圧部113によ
つて前記第2の駆動レバー105の被押圧部10
7が押圧されるように構成されている。
次に、シヤーシ6の下部にはそれぞれリーフス
イツチからなるパワースイツチ120、早送り巻
戻し検出スイツチ121、再生検出スイツチ12
2が配置されている。そしてパワースイツチ12
0は第2の駆動レバー105のスイツチ押圧部1
06によつて動作され、早送り巻戻し検出スイツ
チ121は第1の駆動レバー100のスイツチ押
圧部102によつて動作され、再生検出スイツチ
122は駆動杆110のスイツチ押圧部114に
よつて動作されるように構成されている。
次に、上述のように構成されたスイツチ駆動機
構51の動作を説明する。
まず、第6A図は停止モードを示すものであ
り、第2の駆動レバー105がばね部108のば
ね力によつて矢印o方向へ回動され、その被押圧
部109が第1の駆動レバー100のレバー押圧
部101を押圧するので、その第1の駆動レバー
100も矢印o方向へ回動されて、係合部103
が切換杆53のカム部59に係合されている。ま
た駆動杆110は矢印p′方向へ復動されている。
従つて、パワースイツチ120、早送り巻戻し検
出スイツチ121、再生検出スイツチ122は何
れもオフである。
次に、第6B図に示すように、切換杆53が矢
印h方向へ摺動されて早送りモードに切換えられ
ると、そのカム部59から第1の駆動レバー10
0の係合部103が離脱してその第1の駆動レバ
ー100が矢印o′方向へ回動される。この回動に
よつてレバー押圧部101が第2の駆動レバー2
の駆動レバー105の被押圧部109を押圧する
ので、その第2の駆動レバー105も一体に矢印
o′方向へ回動される。従つて、第2の駆動レバー
105のスイツチ押圧部106によつてパワース
イツチ120がオンとなり、かつ第1の駆動レバ
ー100のスイツチ押圧部102によつて早送り
巻戻し検出スイツチ121がオンになる。
次に、第6C図に示すように、切換杆53が矢
印h′方向へ摺動されて巻戻しモードに切換えられ
ると、そのカム部59から第1の駆動レバー10
0の係合部が離脱するので、前記早送りモードの
場合と全く同様にパワースイツチ120と早送り
巻戻し検出スイツチ121とがオンとなる。
次に、第6D図に示すように、再生モードへ切
換えられて駆動杆110が矢印p方向へ往動され
ると、そのスイツチ押圧部114によつて再生検
スイツチ122がオンとなる。これと共にレバー
押圧部113が第2の駆動レバー105の被押圧
部107を押圧するが、切換杆53が摺動されて
いないので第1の駆動レバー100は矢印o方向
へ回動されたままであり、第2の駆動レバー10
5のみが矢印o′方向へ回動される。従つて、第2
の駆動レバー105のスイツチ押圧部106によ
つてパワースイツチ106のみがオンとなる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考
案は実施例に限定されることなく、本考案の技術
的思想に基づき各種の有効な変更が可能である。
なお本考案は、コンパクトカセツトを用いるオ
ートリバース式小型テープレコーダに限定される
ことなく、各種のテープレコーダにおけるモード
切換機構に適用可能である。
H 考案の効果 本考案は、駆動レバーの戻しばねが切換杆及び
切換レバーの戻しばねとして機能するので、部品
点数や組立工数が非常に少なくなつて著しく低コ
ストなものになり、特に小型テープレコーダの場
合でも、その組立作業を極めて簡単に行えてサー
ビス性も著しく向上する。
しかも本考案は、一対の駆動レバーを戻しばね
によつて復動させた際に、これら一対の駆動レバ
ーの一対の当接間で切換杆の押圧部材が位置決め
されて、その切換杆が2位置間の中立位置に保持
される。従つて、切換杆を中立位置で保持するス
トツパ等が必要ない上に、切換杆を2位置間で摺
動させる操作感を極めて軽快にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をコンパクトカセツトを用いるオ
ートリバース式小型テープレコーダに適用した一
実施例を示すものであつて、第1図は早送り巻戻
し切換機構及びスイツチ駆動機構を底面側から見
た分解斜視図、第2図はテープ走行駆動系の分解
斜視図、第3図は同上の平面図、第4A図〜第4
C図は早送り巻戻し切換機構の動作を説明する要
部の底面図、第5図は第4図−線矢視断面
図、第6A図〜第6D図はスイツチ駆動機構の動
作を説明する要部の底面図である。 なお、図面に用いた符号において、7,8……
リール台、18……早送り巻戻し釦、30,31
……リール台ギア、33……FR第1アイドルギ
ア、34……FR第2アイドルギア、42……FR
駆動ギア、50……早送り巻戻し切換機構、53
……切換杆、60……押圧部材、65,66……
駆動レバー、69,70……戻しばね、71,7
2……第1の当接部、73,74……第2の当接
部、75,76……係止部、85……切換レバ
ー、86……弾性アーム、89,90……支点ピ
ン、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 2位置間で摺動自在に構成された切換杆と、こ
    の切換杆に回転自在に設けられた押圧部材と、こ
    の押圧部材に当接する一対の当接部を有し回動自
    在に構成された一対の駆動レバーと、前記一対の
    当接部が前記押圧部材に当接するように前記一対
    の駆動レバーを復動付勢させる一対の戻しばね
    と、前記一対の駆動レバーに係止されてアイドル
    ギアを一対のリール台の何れか一方と駆動ギアと
    に係合させる切換レバーとからなり、 前記一対の駆動レバーを前記一対の戻しばねに
    て復動させることによつて、前記一対の当接部の
    間で前記押圧部材を位置決めして前記切換杆を2
    位置間の中立位置に保持させると共に、前記切換
    レバーを復動させて前記アイドルギアを前記一対
    のリール台及び前記駆動ギアから離間させるよう
    に構成し、 前記切換杆を2位置間の何れか一方に摺動させ
    ることによつて、前記押圧部材で前記一対の駆動
    レバーのうち一方を前記戻しばねに抗して往動さ
    せ、この往動により前記切換レバーを往動させて
    前記アイドルギアを前記一対のリール台の何れか
    一方と前記駆動ギヤとに選択的に係合させるよう
    に構成したテープレコーダにおけるモード切換機
    構。
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