JPS6245223B2 - - Google Patents

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JPS6245223B2
JPS6245223B2 JP14814482A JP14814482A JPS6245223B2 JP S6245223 B2 JPS6245223 B2 JP S6245223B2 JP 14814482 A JP14814482 A JP 14814482A JP 14814482 A JP14814482 A JP 14814482A JP S6245223 B2 JPS6245223 B2 JP S6245223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimethyl
acid
yield
chloro
imidazolinium
Prior art date
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Expired
Application number
JP14814482A
Other languages
English (en)
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JPS5939851A (ja
Inventor
Mitsuaki Mukoyama
Toshio Isobe
Masaatsu Kato
Mitsuhiro Myagaki
Shinshiro Kogo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiratori Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Shiratori Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shiratori Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Shiratori Pharmaceutical Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なエステル化方法、更に詳細に
は、次の一般式()、 (式中、R1及びR2は低級アルキル基を、Xはハロ
ゲン原子を示す) で表わされる1・3−ジアルキル−2−ハロゲノ
−イミダゾリニウム・ハロゲニドを縮合剤として
使用するエステル化方法に関する。
従来、アルコール類とカルボン酸類とからエス
テルを製造する方法としては種々の方法が知られ
ており、その一つには縮合剤を使用する方法があ
り、その縮合剤としても多くのものが報告されて
いる。
一方、医薬品等として有用な有機化合物中には
エステル化反応によつて得られるものが多いこと
から、本発明者は、エステル化反応について鋭意
研究を行つていたところ、上記一般式()で表
わされる化合物がエステル化反応の縮合剤として
優れていることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、アルコール類()とカ
ルボン酸類()を1・3−ジアルキル−2−ハ
ロゲノ−イミダゾリニウム・ハロゲニド()を
縮合剤として使用して反応させることを特徴とす
るエステル化方法であり、次の反応式で示され
る。
(式中、R3はアルコール残基、R4はカルボン酸残
基、Bは塩基を示し、R1、R2及びXは前記した
意味を有する) 本発明で縮合剤として使用される()式の化
合物は、例えば入手容易な溶剤として知られてい
る次の一般式() (式中、R1及びR2は前記した意味を有する)で表
わされる1・3−ジアルキル−2−イミダゾリジ
ノンにハロゲン化剤を反応せしめることにより製
造される。
ここで使用されるハロゲン化剤としては、オキ
ザリルハロゲニド、三ハロゲン化リン、五ハロゲ
ン化リン、オキシハロゲン化リン、ホスゲン、ト
リクロロメチルクロロホルメート等が挙げられ
る。反応は1・3−ジアルキル−2−イミダゾリ
ジノン又はハロゲン化剤の何れか一方を四塩化炭
素等の適当な溶媒にとかしておき、これに他方を
少量ずつ添加し、更に室温ないし70℃で数時間〜
十数時間反応させることによつて行われる。
斯くして得られる1・3−ジアルキル−2−ハ
ロゲノ−イミダゾリニウム・ハロゲニドは単離す
ることもできるが、単離することなく、その反応
液を本発明のエステル化反応に使用することもで
きる。
本発明方法を実施するには、アルコール類
()、カルボン酸類()、1・3−ジアルキル
−2−ハロゲノ−イミダゾリニウム・ハロゲニド
()の各1モルとピリジン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン等の塩基()2モルを混
和して室温で反応させればよく、かくするとき、
反応は有利に進行して、高収率でエステル()
を与える。
次に参考例及び実施例を挙げて説明する。
参考例 1 宿1・3−ジメチル−2−イミダゾリジノン26.9
gを四塩化炭素50mlに溶かし、これにオキザリル
クロライド25gを20分を要して滴下し、更に60℃
で5時間加熱して反応させた。反応液を室温まで
冷却し、析出した結晶を取し、四塩化炭素、n
−ヘキサンで順次洗浄後乾燥して1・3−ジメチ
ル−2−クロロ−イミダゾリニウム・クロライド
23g(収率69%)を得た。
IR(KBr)cm-1:1630、1540、1415、1340、
1300、1230、1140、960 NMR(δ、ppm、CDCl3): 3.34(s、6H、−CH3×2) 4.37(s、4H、−CH2CH2−) 参考例 2 四塩化炭素50mlに1・3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン20.7gを溶かし、これにトリクロロ
メチルクロロホルメート15.0gを滴下し、そのま
ま5時間撹拌した。析出した結晶を取し、参考
例1と同様に処理し、1・3−ジメチル−2−ク
ロロ−イミダゾリニウム・クロライド23.2g(収
率90.6%)を得た。
実施例 1 ε−グアニジノカプロン酸・メタンスルホン酸
塩30.1gp−ヒドロキシ安息香酸エチル20.4g、
ジクロルメタン100mlの混合物中に、1・3−ジ
メチル−2−クロロ−イミダゾリニウム・クロラ
イド18.9gを加え、次いでピリジン17.7gを5分
間で滴下した。これを更に一夜撹拌し、析出した
結晶を取し、ジクロルメタンで洗浄した。液
及び洗液を合し、減圧下溶媒を留去し、水を加え
て希釈した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
1.5中に撹拌下加えた。析出晶を取し、水、
アセトンで順次洗浄後乾燥して、ε−グアニジノ
カプロン酸・p−エトキシカルボニルフエニルエ
ステルの炭酸塩32.5g(収率75.8%)を得た。
実施例 2 実施例1におけるε−グアニジノカプロン酸・
メタンスルホン酸塩の代りにε−グアニジノカプ
ロン酸・塩酸塩を使用する以外は同様に操作し、
ε−グアニジノカプロン酸・p−エトキシカルボ
ニルフエニルエステルの炭酸塩を76.2%の収率で
得た。
実施例 3 ジクロルメタン50mlにn−カプロン酸12.8g、
ベンジルアルコール9.9g及び1・3−ジメチル
−2−クロロ−イミダゾリニウム・クロライド
18.6gを溶解し、これにピリジン17.4gを滴下
し、更に2時間撹拌した。反応液に水を加え、ジ
クロルメタン層を分取し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。次いで溶媒を留去し、残渣を減圧蒸留し
て、カプロン酸ベンジルエステル18.1g(収率
95.9%)を得た。
実施例 4 ジクロルメタン60mlに安息香酸14.65g、エタ
ノール4.6g及び1・3−ジメチル−2−クロロ
−イミダゾリニウム・クロライド20.28gを溶解
し、これにピリジン19.0gを滴下して反応させ
た。次いで反応液を実施例3と同様に処理し、安
息香酸エチルエステル14.2g(収率94.7%)を得
た。
実施例 5 ジクロルメタン400mlにピバリン酸20.4g、β
−フエネチルアルコール24.4g及び1・3−ジメ
チル−2−クロロ−イミダゾリニウム・クロライ
ド50.1gを溶解し、これにピリジン47.4gを滴下
し、20時間反応させた。次いで反応液を実施例3
と同様に処理し、ピバリン酸β−フエネチルエス
テル37.4g(収率90.8%)を得た。
実施例 6 ジクロルメタン400mlにイソ酪酸17.6g、β−
フエネチルアルコール24.4g及び1・3−ジメチ
ル−2−クロロ−イミダゾリニウム・クロライド
50.1gを溶解し、これにピリジン47.4gを滴下
し、18時間反応させた。次いで反応液を実施例3
と同様に処理し、イソ酪酸β−フエネチルエステ
ル35.7g(収率93.0%)を得た。
実施例 7 ジクロルメタン300mlに3−フエニルプロピオ
ン酸15g、tert−ブチルアルコール7.4g及び
1・3−ジメチル−2−クロロ−イミダゾリニウ
ム・クロライド25.05gを溶解し、これにピリジ
ン23.7gを滴下し、24時間反応させた。次いで実
施例3と同様に処理し、3−フエニルプロピオン
酸tert−プチルエステル18.2g(収率88.3%)を
得た。
実施例 8 ジクロルメタン300mlに3−フエニルプロピオ
ン酸15g、iso−プロピルアルコール6g及び
1・3−ジメチル−2−クロロイミダゾリニウ
ム・クロライド25.05gを溶解し、これにピリジ
ン23.7gを滴下し、20時間反応させた。次いで実
施例3と同様に処理し、3−フエニルプロピオン
酸iso−プロピルエステル18.0g(収率93.8%)を
得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルコール類とカルボン酸類を、次の一般式
    ()、 (式中、R1及びR2は低級アルキル基を、Xはハロ
    ゲン原子を示す) で表わされる1・3−ジアルキル−2−ハロゲノ
    −イミダゾリニウム・ハロゲニドを縮合剤として
    使用して反応させることを特徴とするエステル化
    方法。 2 縮合剤が1・3−ジメチル−2−クロロ−イ
    ミダゾリニウム・クロライドである特許請求の範
    囲第1項記載のエステル化方法。
JP14814482A 1982-08-26 1982-08-26 エステル化方法 Granted JPS5939851A (ja)

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JP14814482A JPS5939851A (ja) 1982-08-26 1982-08-26 エステル化方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP14814482A JPS5939851A (ja) 1982-08-26 1982-08-26 エステル化方法

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JPS5939851A JPS5939851A (ja) 1984-03-05
JPS6245223B2 true JPS6245223B2 (ja) 1987-09-25

Family

ID=15446246

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5750779A (en) * 1995-06-20 1998-05-12 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Preparation process of acyl halide or sulfonyl halide
IL129219A0 (en) * 1998-04-07 2000-02-17 Mitsui Chemicals Inc Preparation process of acetylene derivatives
JP5076318B2 (ja) * 2005-01-17 2012-11-21 住友化学株式会社 カルボン酸エステルの製造方法
CN100427470C (zh) * 2006-06-15 2008-10-22 渤海大学 氯代1,3-二甲基-2-氯咪唑啉的合成工艺

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JPS5939851A (ja) 1984-03-05

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