JPS6232901Y2 - - Google Patents

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JPS6232901Y2
JPS6232901Y2 JP1982057346U JP5734682U JPS6232901Y2 JP S6232901 Y2 JPS6232901 Y2 JP S6232901Y2 JP 1982057346 U JP1982057346 U JP 1982057346U JP 5734682 U JP5734682 U JP 5734682U JP S6232901 Y2 JPS6232901 Y2 JP S6232901Y2
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用変速機の切換制御するための車
両用変速機の操作装置に関する。
従来より例えば歯車式変速機は操作レバーによ
つて直接に或いはリンクを介して機械的に切換操
作するのが一般的であるが、近時操作性の改善等
を図つて歯車式変速機を例えば油圧機構を介して
電気信号により切換制御することが考えられてい
る。ところが、一本の操作レバーにより多くの変
速位置に応じた信号を確実に発生させる操作装置
を簡単な構造で構成することは頗る困難で、勢い
構造が複雑化し勝ちで未だ実用化し得ないという
のが実情であつた。
そこで、本考案の目的は、極力簡単な構造にて
各変速位置に応じた信号を発生させ得る車両用変
速機の操作装置を提供するにある。
以下本考案の一実施例につき第1図乃至第7図
を参照して説明する。1は例えば車両の運転席床
面に立設固定した略角筒状の基枠、2は手動操作
される操作レバー、3はこの操作レバー2の下端
部に連結固定した連結部材で、この連結部材3の
上部には上下に延びる上部長孔4を形成し、下端
部には一対の脚部5,5を延設してこの各脚部5
に同じく上下に延びる下部長孔6,6を形成して
いる。7は第1の枢軸で、これは基枠1の左右両
側壁部1a,1bの下部に形成した軸受部たる円
形孔8,8に滑動用ブツシユ9,9を介して回動
可能且つ左右方向(矢印A及び反矢印A方向)に
変位可能に設けられている。10は第一の枢軸7
と略同一方向に延びる第2の枢軸で、これは基枠
1の左右両側壁部1a,1bの上部に形成した案
内部たる扇形孔11,11に滑動用ブツシユ1
2,12を介して且つ第1の枢軸7とは直交する
方向即ち前後方向(矢印B及び反矢印B方向)に
変位可能に設けられている。そして、前記操作レ
バー2は、その連結部材3下端の脚部5にて第1
の枢軸7を挟むようにし、且つ第2の枢軸10を
連結部材3の略中央を貫通させるようにし、下部
長孔6及び上部長孔4を夫々挿通させた第1及び
第2の支持ピン13,14により各枢軸7,10
に連結している。ここで、第2の支持ピン14は
操作レバー2を第2の枢軸10に対し回動可能に
連結する支持ピンとして機能する。そして、操作
レバー2をセレクト方向(矢印C及び反矢印C方
向)に回動操作すると、操作レバー2が第2の支
持ピン14を中心に回動して第1の枢軸7を左右
に変位させ、操作レバー2をシフト方向(矢印D
及び反矢印D方向)に回動操作すると、操作レバ
ー2が第1の枢軸7を中心に回動して第2の枢軸
10を前後に変位させるようになつている。15
は操作レバー2の下端部内に上下動可能に挿設し
た当接子で、これは圧縮スプリング16により常
時下方に付勢され、下端部を第2の枢軸10上面
に当接させることにより操作レバー2を常時上方
に付勢している。17は第1の枢軸7の右端部に
取着した略円柱状の第1の節度部材で、これの外
周面には略環状の第1及び第2の平坦面部17
a,17b並びに両平坦面部17a,17b間に
位置して略環状の係合溝17cを形成している。
18は節度ボールで、これは保持筒19内に出没
可能に収納され、常時圧縮スプリング20により
外方に付勢されて第1の節度部材17の外周面に
圧接している。これにより、操作レバー2をセレ
クト方向に操作して第1の枢軸7ひいては第1の
節度部材17を左右方向に変位させたときに第1
及び第2の平坦面部17a,17b並びに係合溝
17cのうちのいずれかが節度ボール18に選択
的に圧接されるようにしている。そして、斯様な
操作レバー2のセレクト及びシフトの各方向の操
作により、操作レバー2を1速乃至4速位置、D
(ドライブ)位置及びR(後退)位置のうちのい
ずれかに選択的に位置させ得るものである(第7
図参照)。21は基枠1の後側壁部1cに取着し
たスイツチたるセレクトスイツチで、これは例え
ば摺動形のスイツチであり、その作動軸21aに
一端寄りに透孔22aを形成した連動板22を嵌
着し、その透孔22aに前記第1の支持ピン13
を挿入している。これにより、第1の枢軸7ひい
ては第1の支持ピン13の左右方向の変位により
セレクトスイツチ21の作動軸21aを第3図の
矢印A方向及び反矢印A方向に移動させて切換作
動せしめ、もつて第1の枢軸7の左・中・右の各
位置に応じてセレクトスイツチ21の切換状態を
変えるようにしている。23は基枠1の左側壁部
1a上部に固定した略弧状をなす第2の節度部材
で、これの下面には例えば3ケ所に凹部23a乃
至23cを形成している。24は第2の枢軸10
の左端部に一体に形成した保持筒部で、これには
節度用ボール25を出没可能に収納すると共に、
この節度用ボール25を圧縮スプリング25aに
より第2の節度部材23下面に圧接するよう付勢
している。これにより、操作レバー2をシフト方
向に操作して第2の枢軸10ひいてはその保持筒
部24を前後に変位させたとき、節度用ボール2
5を第2の節度部材23の各凹部23a,23
b,23cのうちのいずれかに係合させるように
し、もつて操作レバー2のシフト方向の操作に応
じて第2の枢軸10を前・中・後の各位置に選択
的に保持させ得、ひいては夫々に対応して操作レ
バー2を前・中立・後の各位置に保持させるよう
にしている。26は基枠1の右側壁部1bに取着
したスイツチたるシフトスイツチで、これは例え
ばスライド形のスイツチであつて、その作動軸2
6aに第2の枢軸10の右端面に突設した連結軸
27を係合させて第2の枢軸10の前後方向の変
位によつてシフトスイツチ26を切換えるように
なし、もつて第2の枢軸10の前及び後の各位置
に応じてシフトスイツチ26の切換状態を変える
ようにしている。そして、以上のような操作レバ
ー2の各位置に応じたセレクト及びシフトの各ス
イツチ21,26の切換状態に基づき発生される
電気信号により油圧機構を制御し、この油圧機構
の作動により車両用変速機(いづれも図示せず)
を1速乃至4速位置、ドライブ位置並びに後退位
置のうちの何れかに選択的に切換えるものであ
る。28は第1の枢軸7の左端部に固着したガイ
ド部材で、第1の枢軸7の周面部に沿つたその周
面部には上下に延びる縦溝部29aと左右に延び
る横溝部29bとから成る略十字形のガイド溝2
9を形成している。30はガイド部材28側に突
出するよう基枠1に固着したガイドピンで、これ
の先端部は前記第1の枢軸7が中位置にあるとき
にガイド溝29内に位置し(第5図参照)、左及
び右の各位置にあるときにはガイド部材28の右
及び左の各外側方に位置し、また操作レバー2が
中立位置にあつて第2の枢軸10が中位置にある
場合にはガイド溝29のうち特に横溝部29b内
に位置する(第2図参照)ようにしている。これ
により、操作レバー2のセレクト方向操作即ち第
1の枢軸7の左右変位に関しては、操作レバー2
が中立位置にあるとき即ちガイド部材28の横溝
部29bがガイドピン30に合致しているときに
のみその操作を許容し、操作レバー2が前及び後
の各位置にあつて横溝部29bがガイドピン30
に合致していないときには、ガイド部材28の側
壁部がガイドピン30に当接してその操作が阻止
されるものである。尚、操作レバー2のシフト方
向操作即ち第1の枢軸7の回動変位に関しては、
第1の枢軸7が左・中・右のいずれの位置にあつ
てもガイド部材28はガイドピン30に当接しな
いからその操作が自由に許容される。31及び3
2は互に略同等な強さの圧縮スプリングで、これ
らは夫々第1の枢軸7に嵌合した状態で基枠1の
左側壁部1aとガイド部材28との間及び右側壁
部1bと第1の節度部材17との間に装着され、
もつて操作レバー2のセレクト方向操作により第
1の枢軸7が左右に変位したときこれを中位置に
戻すよう付勢するものである。33は規制用開口
部で、これは基枠1の右側壁部1bの上端部に延
設した規制壁部1dに形成され、第2図に示すよ
うに矩形開口部33aの後側部下半に逃げ用切欠
部33bを連続形成して成る。34は連結部材3
の上端寄り部位に突設した規制ピンで、これは操
作レバー2を反矢印C方向に一杯に操作したとき
に前記矩形開口部33aの上半部内に進入する。
そして、その位置から操作レバー2が反矢印D方
向(R位置方向)に操作されると、規制ピン34
が矩形開口部33aの後縁部に当接してその移動
が阻止され、もつて操作レバー2が不用意にR位
置に入つてしまうことを防止するものである。ま
た、車両を後退させるべく操作レバー2をR位置
に入れるには、規制ピン34が矩形開口部33a
の後縁部に当接したところで操作レバー2を圧縮
スプリング16の弾発力に抗して押下げながら反
矢印D方向に操作すると、規制ピン34が規制用
開口部33のうち逃げ用切欠部33b内に進入し
て操作レバー2がR位置に至り得るようになる。
35は第1の節度部材17に形成した係止面部
で、これは外周面の所定部位を軸方向に指向して
切削することにより径方向に立上る如く形成した
ものである。一方、36は一端部に前記係止面部
35に係合する係合爪36aを突設した係合アー
ムで、これは係合爪36a寄り部位を枢軸36b
により基枠1の右側壁部1bに回動可能に枢支さ
れ、常時ねじりコイルばね37により矢印E方向
に付勢されている。そして、操作レバー2を反矢
印C方向に操作して第1の枢軸7を左位置に至ら
しめると、第1の節度部材17が前記係合爪36
aの下方に位置するようになつており、またこの
状態から操作レバー2を反矢印D方向(即ちR位
置方向)に前述の如く押し下げながら操作する
と、これと共に第1の節度部材17が回動するこ
とから前記規制ピン34が逃げ用切欠部33b内
に若干進入したところで第1の節度部材17の係
止面部35が係合アーム36の係合爪36aに当
接するようになつている。38は基枠1の右側壁
部1bに取着した受け部材で、これは下方に延び
る一対の脚部38aを備えた下向きの略コ字形を
なし、その両脚部38a間に係合アーム36の他
端部を進入させ得るようにしており、矢印E方向
に付勢された係合アーム36の同方向への回動限
界を定めている。39は基枠1の右側壁部1bに
枢支したロツク部材で、これは下部に係合アーム
36の他端部に係合するロツク爪39aを備え、
該ロツク爪39aが係合アーム36の他端部に係
合して係合アーム36の反矢印E方向の回動を阻
止するロツク位置(第6図実線参照)と、枢軸3
9bを中心に矢印F方向に回動してそのロツクを
解くロツク解除位置との間で回動可能とされてい
る。40は基枠1に固定したソレノイドで、これ
は例えば車両用変速機が後退位置に切換えられた
ことを条件に通電されてそのブランジヤー41を
吸引するものである。42は連結ピンで、これは
ブランジヤー41の先端部に径方向に突出するよ
うに設けられて前記ロツク部材39に突設したボ
ス部39cの長孔43内に挿入連結され、もつて
ブランジヤー41が吸引されたときにロツク部材
39を矢印F方向に回動させて係合アーム36の
ロツクを解きその反矢印E方向への回動を許容す
るようにしている。
次に上記構成の作用を説明する。まず、車両を
発進させるべく車両用変速機を1速に入れるに
は、中立位置にある操作レバー2をセレクト方向
の矢印C方向に一杯に傾動させ、更にシフト方向
において矢印D方向に操作して1速位置に入れ
る。セレクト方向の操作により、操作レバー2が
第2の枢軸10の第2の支持ピン14を中心に回
動して第1の枢軸7を反矢印A方向に変位させて
右位置に至らしめ、これによりセレクトスイツチ
21が切換わると共に、第1の節度部材17及び
ガイド部材28も反矢印A方向に変位することか
ら、節度ボール18が第1の節度部材17の第1
の平坦面部17aに圧接し且つガイドピン30が
ガイド部材28の横溝部29bを挿通してガイド
部材28の左外側方に出た形態となる。また、こ
の後のシフト方向の操作により、操作レバー2が
第1の枢軸7を中心に回動することから第2の枢
軸10が矢印B方向に変位して前位置に至り、こ
れによりシフトスイツチ26が切換わり、節度用
ボール25が第2の節度部材23の凹部23aに
係合するようになつて操作レバー2を1速位置に
保持する。そして、この際のセレクト及びシフト
の各スイツチ21,26の切換状態に基づき、車
両用変速機が例えば油圧機構を介して1速に切換
えられる。次に、この状態から車両用変速機を2
速に切換えるには、操作レバー2を反矢印D方向
に一杯に操作して中立位置を通過して2速位置に
入れればよい。これにより、第1の枢軸7は右位
置を維持しながら回動し、第2の枢軸10が反矢
印B方向に変位してシフトスイツチ26が切換わ
ると共に節度用ボール25が第2の節度部材23
の凹部23c内に係合して操作レバー2をこの2
速位置に保持する。また、車両用変速機を例えば
1速から3速に切換える場合には次のようにす
る。まず、操作レバー2を反矢印D方向に操作す
ると、第2の枢軸10が反矢印B方向に変位して
節度ボール25が第2の節度部材23の凹部23
bに係合する中位置に至り、操作レバー2が中立
位置に一旦保持される。次いで、操作レバー2を
反矢印C方向に操作すると、操作レバー2が中立
位置にある状態においてガイド部材28の案内溝
29のうち横溝部29bがガイドピン30と合致
していて第1の枢軸7は左右方向変位が許容され
ていることから、第1の枢軸7が矢印A方向に変
位して第1の節度部材17の係合溝17cが節度
用ボール18に係合し、第1の枢軸7が中立位置
に保持される。然る後、操作レバー2を矢印D方
向に操作すると、第1の枢軸7が中位置のままで
回動して第2の枢軸10が矢印D方向に変位して
前位置に至り、ここで節度用ボール25が第2の
節度部材23の凹部23aに係合して操作レバー
2が3速位置に保持される。そして、この状態で
のセレクト及びシフトの各スイツチ21,26の
切換状態に基づき車両用変速機が3速位置に切換
えられる。また、車両用変速機を4速位置又はド
ライブ位置に切換えるには、上述と同様にして操
作レバー2をセレクト或いはシフト方向に適宜操
作し、操作レバー2を4速位置或いはD位置に入
れれば、各位置に応じたセレクト及びシフトの各
スイツチ21,26の切換状態に基づき車両用変
速機のが切換えられる。この際、ガイド部材28
の案内溝29のうち横溝部29bがガイドピン3
0に合致する状態、即ち操作レバー2が中立位置
にあるときに限りそれをセレクト方向に操作でき
ることは勿論である。
また、車両用変速機を後退位置に入れるには次
のようにする。即ち、まず操作レバー2をシフト
方向に操作して中立位置にした上で、これを反矢
印C方向に一杯に操作し、この後操作レバー2を
反矢印D方向に操作する。これにより、規制用開
口部33内に進入した規制ピン34が矩形開口部
33aの後縁部に当接して操作レバー2の操作が
阻止されるから、そこで操作レバー2を圧縮スプ
リング16の弾発力に抗して押下げながら反矢印
D方向に操作する。斯かる操作により、規制ピン
34が規制用開口部33のうち逃げ用切欠部33
b内に進入して操作レバー2が反矢印D方向に変
位し、これに伴い第1の枢軸7が回動することか
ら第1の節度部材17の係止面部35が係合アー
ム36の係合爪36aに当接するに至る。そし
て、係合アーム36はその他端部にロツク部材3
9が係合して反矢印E方向の回動が阻止されてい
るため、係止面部35が係合爪36aに当接する
と第1の節度部材17の回動ひいては操作レバー
2のそれ以上の操作が阻止される。この状態に至
るとシフトスイツチ26が切換るため、このシフ
トスイツチ26の切換状態と、第1の枢軸7が左
位置に至つていることから既に切換つているセレ
クトスイツチ21の切換状態とに基づく電気信号
が発生され、更に図示しない車両停止検出装置が
車両が停止状態にあることを検出することを条件
に車両用変速機が後退位置に切換わる。そして、
斯様にして車両用変速機が後退位置に切換わる
と、それを検出してソレノイド40に通電される
ことからブランジヤー41が吸引され、ロツク部
材39を矢印F方向に回動させてロツク解除位置
に至らしめ、もつて係合アーム36のロツクが解
除される。これにより、係合アーム36の反矢印
E方向への回動が許容され、ひいては第1の節度
部材17の回動が許容されるため、操作レバー2
をR位置まで操作することが可能となる。これを
もつて運転者は車両用変速機の後退位置に入つた
ことを確認することができ、次の操作即ちアクセ
ルの踏込みを行えば車両は後退する。
このように本実施例によれば、一本の操作レバ
ー2をセレクト及びシフトの各方向に操作するこ
とにより、これを1速乃至4速、D及びRの6位
置のうちのいずれかに確実に位置させることがで
き、またこの操作レバー2を互いに直交する方向
で変位される第1及び第2の枢軸7,10により
枢支するようにしたから、小形化を図り得ると共
に、多くの変速位置を備えながらも、各枢軸7,
10に対応したセレクト及びシフトの2つの各ス
イツチ21,26を設けるという簡単な構造によ
り、これら各スイツチ21,26の切換状態に基
づく電気信号により車両用変速機の切換えを行う
ことができる。また、特に本実施例のように、第
1の枢軸7にガイド部材28を設け、このガイド
部材28に形成した案内溝29とガイドピン30
との係合関係により操作レバー2が中立位置にあ
るときにのみセレクト方向に操作可能となるよう
にすれば、操作レバー2の操作手順を例えばリン
ク機構を用いた従来の車両用変速機の操作装置の
それと略同等にすることができるから、操作ミス
の発生を防止できて好都合である。第8,9図は
本考案の第2実施例である。この場合には、シフ
ト位置、セレクト位置は1つのスイツチ50によ
つて検出される。スイツチ50は作動子52を有
していて、作動子52の先端にはU字形切欠54
が設けられている。アーム56が第1の枢軸7の
一端にボルトによつて固定されている。アーム5
6はクランク状に屈曲していて、その他端にはピ
ン58が取り付けられている。ピン58は切欠5
4内に収納されていて、アーム56の回動に連動
してスイツチ50の作動子52を直線方向に移動
させる。ピン58と作動子52は、第9図中に示
すように係合されている。操作レバー2をセレク
ト方向に動かすと、第1の枢軸7は第8図におい
て左右方向に移動するので、それに伴つてアーム
56も左右に移動し、作動子52も左右に移動し
て所定のセレクト位置に至る。次に操作レバー2
をシフト方向に動かすと、アーム56は第1の枢
軸7の中心軸の回りに回動し、それに連動して作
動子52は矢印G方向に移動する。
上記の2方向における作動子52の移動の組合
せによつて、スイツチ50はセレクト方向VSシ
フト方向のすべての組合せの位置を検出すること
ができる。スイツチ50の構造としては、たとえ
ば絶縁板の上に操作レバー2のそれぞれの位置に
対応した固定接点を埋設し、作動子52の方に可
動接点を配設し、作動子が絶縁板上を移動するの
に応じて接点が導通するようにしたものが考えら
れる。
本考案は以上述べたように、操作レバーに同一
方向に延びる第1及び第2の枢軸を設け、これら
各枢軸を軸受部と案内部とにより支持して、操作
レバーを、両枢軸が互いに直交する方向に変位す
るように操作可能に設けたから、簡単且つ小形な
る構造にて操作レバーの各操作位置に応じた信号
を発生させることができるという優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示し、
第1図は縦断面図、第2図は左側面図、第3図は
平面図、第4図は第1図の枢軸の部分縦断面図、
第5図はガイド部材の横断面図、第6図は係合ア
ーム及びロツク部材の側面図、第7図は作用説明
用の概略的斜視図である。第8図及び第9図は本
考案の他の実施例を示す縦断面図及び右側面図で
ある。 図中、2は操作レバー、7は第1の枢軸、10
は第2の枢軸、21はセレクトスイツチ(スイツ
チ)、26はシフトスイツチ(スイツチ)、50は
スイツチである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 手動操作される操作レバーと、この操作レバ
    ーにその軸方向に離間して同一方向に延びるよ
    うに設けた第1及び第2の枢軸と、前記操作レ
    バーを前記第2の枢軸に対し回動可能に連結す
    る支持ピンと、基枠に形成され前記第1の枢軸
    を回動可能且つ前記支持ピンを中心とした操作
    レバーの回動に伴う軸方向移動が可能なように
    支持する軸受部と、前記基枠に形成され前記第
    1の枢軸を中心とした操作レバーの回動に伴う
    前記第2の枢軸の弧状変位を案内する案内部と
    を具備して成る車両用変速機の操作装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項において、第
    1及び第2の枢軸の変位に夫々応じて切換わり
    夫々の切換え状態に基づいて車両用変速機を制
    御するためのスイツチを具備して成る車両用変
    速機の操作装置。
JP5734682U 1982-04-20 1982-04-20 車両用変速機の操作装置 Granted JPS58158721U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4512086Y1 (ja) * 1965-12-27 1970-05-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4512086Y1 (ja) * 1965-12-27 1970-05-28

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JPS58158721U (ja) 1983-10-22

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