JPS62277587A - 中性子コンバ−タ− - Google Patents

中性子コンバ−タ−

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JPS62277587A
JPS62277587A JP12067686A JP12067686A JPS62277587A JP S62277587 A JPS62277587 A JP S62277587A JP 12067686 A JP12067686 A JP 12067686A JP 12067686 A JP12067686 A JP 12067686A JP S62277587 A JPS62277587 A JP S62277587A
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JP
Japan
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converter
phosphor
6lif
sensitivity
neutron converter
Prior art date
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Pending
Application number
JP12067686A
Other languages
English (en)
Inventor
Yujiro Suzuki
鈴木 優二郎
Norio Miura
三浦 典夫
Hidekazu Hiraoka
平岡 英一
Yukio Tsujii
辻井 幸雄
Shuichi Tazawa
田沢 修一
Takehiko Nakashin
中新 威彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSAKA PREF GOV
Kasei Optonix Ltd
Osaka Prefecture
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
OSAKA PREF GOV
Kasei Optonix Ltd
Osaka Prefecture
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は中性子ラジオグラフィー等に使用される中性子
コンバーター(以下、単に「コンバーター」と略称する
)に関する。更に詳しくは被写体の中性子透過度情報を
効率良く近紫外光又は可視光に変換してフィルム、撮像
管等の光検出手段に伝達し、画像化するためのコンバー
ターの改良に関する。
〔従来の技術〕
中性子ラジオグラフィーは熱中性子の物質透過時の減衰
特性が通常の非破壊検査に用いられるX線やγ線と異な
ることを利用して、X線やγ線での検査が困難な水素含
有化合物や、金属と軽元素物質から成る複合材料の検査
に有効で、原子炉材料、ロケット用大工品、航空機用ジ
ェットエンジン部品等の検査に使用されている。
中性子ラジオグラフィーには中性子吸収断面積が大で中
性子と原子核反応をおこし易い元素を含む材料の単独使
用もしくはそれらと螢光体との混合材料からなるコンバ
ーターと写真フィルムとを組合せる写真フィルム法が主
流に用いられているが、この場合のコンバーターの材料
としてはGdメタノベBNとZnS:Ag螢光体の混合
物、Gd2O,S : Tb螢光体、6LiFとZns
 : Ag螢光体の混合物、Gd2O3とZnS : 
Ag螢光体との混合物等が用いられ、これらの材料をプ
ラスチック、アルミニウム等からなる支持体の片面に積
層して使用に供される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来から知られているこれらのコンバーターの中でGd
メタルを使用したコンバーターの螢光体を用いないコン
バーターでは、鮮鋭度の優れた画像が得られるものの感
度が低く、原子炉からの中性子を線源とした場合でも例
えばフラックス量がL 2 X 10’ n /cof
/secの中性子束を照射シテ充分な画像を辱るために
は10〜20分間の照射が必要であり、放射される中性
子束の少ない小型サイクロトロンを線源として用いると
撮影に要する時間は更に長時間となる。これに対して螢
光体層からの中性子吸収断面積が大であるGd2O□S
;Tb螢光体等や、B N、 Gd2O3,6LiF等
の中性子吸収断面積が大である物質と螢光体との混合物
から成るコンバーターは感度が比較的大であり、これら
の中でも6LiFと2nS : Ag螢光体との混合物
から成るコンバーターは、Gdメタルから成るコンバー
ターの数10倍〜100倍の感度を有するため、撮影時
間が大幅に短縮できる反面、得られる中性子像の画質が
悪く、実用上不満足であるところから、これら従来のコ
ンバーターに比べてより高感度で鮮鋭度の優れた画像の
得られるコンバーターの開発が望まれていた。
本発明は上述のような状況に鑑みてなされたものであり
、従来のものに比べて特に高感度で、鮮鋭度の向上した
コンバーターを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は上記目的を達成するため、’LiFと銀付
活硫化亜鉛カドミウム系螢光体((Zn、8、Cd、 
)S : Ag )との混合物からなるコンバーターが
特に高感度であることに注目し、6LiFおよび(Zn
+−、、Cd、 )S : Agの混合比、粒子径分布
、これらの調製法等について詳細に研究した結果、その
構成成分の1つであり、自からは全く発光しない6Li
Fの粒子径分布によっても、また( 2nl−x、Cd
、、)S : Ag螢光体の粒子径分布によっても1尋
られるコンバーターの感度並びに鮮鋭度が大きく変化し
、特に従来のものより粒子径の大きい’LiFを用いる
ことによって、また従来のものより粒子径のより小さい
(2J−x 、 CdX )S : Ag螢光体を用い
ることによってより高感度で高鮮鋭度のコンバーターが
得られ、更に螢光体層中の結合剤樹脂量を減少させるこ
とによっても高感度で高鮮鋭度のコンバーターが得られ
ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明のコンバーターは支持体と、この支持
体上に設けられた螢光体層とを有し、該螢光体層が結合
剤中に分散された6LiFと銀付活硫化亜鉛・カドミウ
ム系螢光体((Zn+−x、Cd、 )S : Ag 
、但し、Xは0≦X≦0.6なる条件を満たす数である
。以下、同様である)との混合物から成り、前記6Li
Fの平均粒子径が5μm乃至20μmであることを特徴
とする。
本発明のコンバーターは例えば次のような方法により製
造される。
まず、特定粒子径の6LiF、(2n、 、、Cd、 
)S :Ag螢光体並びに結合剤を適当な溶剤中に添加
し、更に必要に応じてこれに増感紙の螢光体層を作製す
る際通常用いられている分散剤、可塑剤等を加えてこれ
らを充分に混合して螢光体塗布液を調製する。混合比〔
螢光体塗布液中の6シIFと(2n1−、、CdX)S
 : Ag螢光体との総重量〕;〔結合剤の重量〕は一
般には1: 1〜100:1の範囲で使用され得る。し
かし、6LiF と(Zn+−x 、CdX)S :A
g螢光体との総重量に対する結合剤重量が多くなると結
合剤による中性子の吸収及び散乱のためにコンバーター
の感度が低下すると同時に鮮鋭度(解像度)も低下する
傾向がみられ、また逆に、結合剤量が少なくなりすぎる
とコンバーターの強度が著しく低下する。従って、特に
高感度でかつ高鮮鋭度の優れたコンバーターを得るため
には、螢光体塗布液中の6LiFと(Zn+−X N 
CdjS 二Ag螢光体の総重量と結合剤との混合比を
5:1〜20:1の範囲で選択するのがより好ましい。
次いで上記のようにして調製された螢光体塗布液をロー
ルコータ−、ナイフコーターなどを使用する通常の塗布
手段によって通常の紙、バライタ紙、カーボン、二酸化
チタンなどの顔料を含有するピグメント紙、アルミニウ
ム箔などの材料で出来た支持体上に均一に塗布し、乾燥
させて螢光体層を形成する。更にこの螢光体層の表面に
螢光体層を保護するために光を透過し得る透明なプラス
チック薄膜からなる保護膜を設けても良く、この場合に
は螢光体層上に例えば酢酸セルロース、ニトロセルロー
ス、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルブチラール
、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体等の透明な高分子物
質を適当な溶剤に溶解して調製した溶液を塗布し、乾燥
させて保護膜とするか、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレン、ポリアミド等の透明な薄膜を螢光体層表
面にラミネートし、本発明のコンバータを得る。
本発明のコンバーターに用いられる6LiFは6L1の
含有率の高い市販の6LiF又は6シlの含有率のきわ
めて高い6L1□CO3,6LiN03等のリチウム塩
を水、酸等に溶解し、これにKF、HF等の水又は酸に
可溶性の含弗素化合物を加えて弗化物として沈殿させる
ことによってf4た6LiFが用いられる。本発明のコ
ンバーターに用いられる6LiFが5μmより小さいと
従来のコンバーターと同様、得られるコンバーターの感
度が十分に得られず、また20μmより大きいものを用
いるとコンバーターの感度はそれほど低下しないが鮮鋭
度が低下するため、好ましくなく、従って、本発明のコ
ンバータに使用される6いFの平径粒子径は感度並びに
鮮鋭度の点でその中央値が5μm〜20μmの範囲にあ
るのが好ましく、8μm〜15μmの範囲にあるのがよ
り好ましい。このような特定粒子径の6LiFを得るに
は既製の6LiFを篩、水ぶるい等によって分級しても
良いが6LiFを含む化合物から溶液反応により’Li
Fを合成する方法によれば反応溶液中の6しビイオンの
濃度、F−イオンの濃度、pH値、液温、含弗素化合物
の添加速度等の反応条件をコントロールすることによっ
て所望の粒子径を有する61Fを製造することが出来る
ので特に好ましい。
本発明のコンバーターの構成成分の1つである( Zn
l X 、 Cd)l )S : Ag螢光体は従来公
知ノ方法で製造されたものがそのまま使用され、付活剤
としてのAgの外にCβ、Br 、・1等のハロゲンや
A1等の共付活剤を含む螢光体も同様に用いられる。(
Zn+−X 、C(L )S ’Ag螢光体は螢光体母
体中のCdSの固溶量(X値)が変わるとその発光色が
変化し、従ってX値並びに本発明のコンバーターと組合
わせて用いられる光検出器の分光感度によってコンバー
タを含む撮影系の感度も変わり得るが、特に感度の点か
ら光検出器の種類によらずx=0の(Zn+−11、C
L )S ’Ag螢光体く即ち、ZnS : Ag )
が本発明のコンバーターとして特に推奨される。
また、本発明のコンバーターの感度は(Zlll−M、
CdX)S : Ag螢光体の平均粒子径及び、(Zn
、−M%Cdイ)S : Ag螢光体と6シIF との
平均粒子径の相対関係によっても変化し、感度の点で用
いられる( 2n+ −x 、Ccl+ )S :Ag
螢光体の平均粒子径は3μm乃至7μmの範囲にあり、
また6LiFのそれと同等以下のものを用いるのが特に
好ましい。すなわち銀付活硫化亜鉛・カドミウム系螢光
体の平均粒子径に対する6LiFの平均粒子径の比が1
以上であることが好ましい。
更に本発明のコンバーターは螢光体層中の6LiFと(
Zn、 )l 、Cdx )S : Ag螢光体との混
合重量比によってもその感度は大きく変化し、夫々の粒
子径の大小によらず、両者の混合重量比(銀付活硫化亜
鉛・カドミウム系螢光体に対する6LiFの比)はほぼ
0.5乃至2.0となるようにするのが好ましく、感度
の点でより好ましくはこの比を0.6乃至1.3の範囲
とするのが特に好ましい。
本発明のコンバーターに用いられる結合剤としテハニト
ロセルロース、エチルセルロース、塩化ビニル・酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ酢酸ビニノベポリビニルブチラール
、ポリメチルメタクリレート、アクリルポリオール、ポ
リウレタン、セルロールアセテート・ブチレート等のよ
うな通常層形成に用いられる結合剤が用いられる。
第1図は6LiFとznS:Ag螢光体から成るコンバ
ーターにおいて用いられる6LiFの粒子径と得られる
コンバーターの感度との相関関係について例示したもの
である。第1図において縦軸の相対感度は各コンバータ
ーにフィルムを密着させて一部フラッグス量の中性子を
一定時間照射した時のフィルムの黒化度を測定し、平均
粒子径が12μmの6LiFを用いたコンバーターの黒
化度を100とした時の相対値で示したものであり、こ
の時用いられたZnS : Ag螢光体の粒子径は一定
とした。
第1図から明らかなように粒子径がおよそ5μm乃至2
0μmの範囲にある時、最高感度の90%以上の感度を
有し、特に8μm乃至15μmの時より高感度であって
、いづれも平均粒子径3〜4μmの’LiFを用いた従
来のコンバーターよりも高感度のコンバーターが(尋ら
れる。
第2図および第3図はそれぞれ同じ(6LiFとZnS
 : Ag螢光体から成るコンバーターにおいて用いら
れるZnS : Ag螢光体の平均粒子径と得られるコ
ンバーターの相対感度との関係を例示するグラフおよび
6LiFとlnS : Ag螢光体の混合重量比と得ら
れるコンバーターの相対感度との関係を例示するグラフ
であり、各グラフの縦軸の相対感度は第1図と同様にし
て求められている。
第2図から明らかなように61FとlnS : Ag螢
光体から成る本発明のコンバーターにおいては、用いら
れる6シ’i Fの粒子径を一定とした場合、これと共
に用いられるZnS :Ag螢光体はその平均粒径がお
よそ5μmをピークとしてこれより大でも、また小でも
感度の低下が見られ、3μm乃至7μmの範囲で最高感
度の90%以上の感度ををするコンバーターが得られる
また、第3図から明らかなように、6シIF とZnS
 : Ag螢光体の混合物からなるコンバーターは、6
LiFとZnS : Ag螢光体の重量に対する6LI
F重量の混合比がおよそIのとき(1/1のとき)感度
のピークを有し、この比がおよそ0.5乃至2.0 (
1/2乃至2/1)の範囲にあるとき、最高感度の80
%以上の感度を有する。
なお、6LiFとZnS : Ag螢光体からなるコン
バーターにおいて’LiFの粒子径と得られるコンバー
ターの相対感度との関係は同時に用いられるZnS :
 Ag螢光体の粒子径のいかんによらず大略第1図に例
示した関係と類似の関係にあり、また2nS : Ag
螢光体の粒子径と得られるコンバーターの相対感度との
関係は同じく同時に用いられる6LiFの粒子径のいか
んにかかわらず第2図に例示した関係と類似の関係にあ
ることが確認された。
また、6シIFと2nS : Ag螢光体との混合重量
比と得られるコンバーターの相対感度との関係も用いら
れる6LiF及びlnS : Ag螢光体の粒子径によ
らず第3図に例示した相関関係と類似で、はぼ両者の混
合重量比が1に近い時、最も高感度のコンバーターが得
られた。更に、例示していないがZnS : Ag以外
の(Znl K 、Cdx )S : Ag螢光体を用
いた場合も、得られるコンバーターの相対感度と61i
F又は(Zn14 、Cdx )S : Ag螢光体の
粒子径並びに6シlFと(Zn1−x 、Cd、、)S
 : Ag螢光体との混合重量比との相関関係は大略第
1図〜第3図に例示した相関関係と類似の傾向を示した
次に実施例により本発明を説明する。但し、これらの実
施例は本発明を制限するものではない。
〔実施例〕
(実施例1) 6シ1を95原子%以上含有する炭酸リチウム(6t、
12CO,)  1重量部を1.5Nの塩酸(llc1
20重量部に溶解し水酸化アンモニウム(NH,OH)
でpH5に調整した後、これに弗化カリウム(KF)2
重量部を溶解した10%水溶液を室温で添加して6LI
Fを沈殿させ、濾過し、乾燥して6LiFを得た。得ら
れた6LiFは顕微鏡法によりその粒子径を測定したと
ころ平均粒子径は8μmであった。
このようにして製造された平均粒子径8μmの’LiF
 5重量部と平均粒子径4μmのZnS : A、g螢
光体5重量部とニトロセルロース(結合剤)1重量部と
を溶剤(アセトン:酢酸エチルの混合重量比が1:9の
混合物)と共に混合し、粘度がおよそ100センチスト
ークスの螢光体塗布液を調製した。
次いでこの螢光体塗布液を、表面にカーボンブラックの
光吸収層を有する厚さ150μmの紙の支持体上に乾燥
後の螢光体塗布重量がおよそ50mg / ctlとな
るようにナイフコーターを用いて均一に塗布し、乾燥し
て螢光体層を形成した。
次にこの螢光体層上に酢酸セルロースをアセトンに溶解
した塗布液を、乾燥後の膜厚がおよそ5μmとなるよう
に塗布し、乾燥させて保護膜を形成し、コンバーター〔
I〕を製造した。
(実施例2) 弗化カリウム(KF)2重量部を溶解した10%水溶液
に替えて、同じく弗化カリウム(KF)2重量部を溶解
した6%水溶液を使用する以外は実施例1と同様にして
平均粒子径12μmの61iFを得た。
次いで平均粒子径8μmの61iFに替えて上述のよう
にして得られた平均粒子径12μmの6シIFを用い、
更に平均粒子径4μmの2nS : Ag螢光体に代え
て平均粒子径5μmのZnS : Ag螢光体を用いか
つ、支持体上に、乾燥後の螢光体塗布重量が60mg/
cTIIとなるように螢光体塗布液を塗布する以外は実
施例1と同様にしてコンバーター[II]を製造した。
(実施例3) 弗化カリウム(KF)2重量部を溶解した10%水溶液
に替えて、同じく弗化カリウム(KF)2重量部を溶解
した8%水溶液を使用する以外は実施例1と同様にして
平均粒子径10μmの6LiFを得た。
次いで平均粒子径8μmの61iFに替えて上述のよう
にして得られた平均粒子径10μmの61iFを用い更
に、支持体上に、乾燥後の螢光体塗布重量が35mg/
cr+lとなるように螢光体塗布液を塗布する以外は実
施例1と同様にしてコンバーターClIDを製造した。
このようにして得られたコンバーター〔I 〕、〔■〕
、〔■〕及び市販のコンバーター〔R〕(Nuclea
r Enterprises社製、NE−4266Li
Fの平均粒子径2〜3μm)のそれぞれについてフィル
ム(富士写真フィルム株式会社製FC)に密着させて、
これに小型サイクロトロンから発する中性子を照射し、
夫々の感度、鮮鋭度並びに粒状性を測定したところ下表
のような結果が得られ、コンバーターCII、〔■〕お
よび[、III)の感度、鮮鋭度及び粒状性共、従来の
コンバーターCR〕に比べて著しく優れていた。
また、これらのコンバーター〔ID、(II)、ClI
Dおよび〔R〕について夫々に上記のカドミウム箔より
なる矩形波テストチャートを被写体として小型サイクロ
トロンからの中性子を照射し、各コンバーター上に表わ
れたテストチャートの画像を撮像管によりディスプレイ
上に表示させたところコンバーター(I)、CITEお
よび〔■〕を介して現われた画像はコンバーター〔R〕
を介して現われた画像に比べて明るく、かつ解像度も優
れていた。
〔発明の効果〕
以上詳述したように’LiFと(2n、−X、 CcL
 )S:Ag螢光体との混合物からなるコンバーターに
おいて、’LiF及び、(ln+−x 、Cdx )S
 : Agの粒子径及び結合剤樹脂量を特定することに
よって従来のものに比べて特に感度並びに鮮鋭度の優れ
たコンバーターが得られ、中性子ラジオグラフィー等の
中性子による非破壊検査用として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコンバーターの構成成分である6Li
Fの粒子径と得られるコンバーターの相対感度との関係
を例示するグラフである。 第2図は本発明のコンバーターの構成成分であるZnS
 : Ag螢光体の粒子径と得られるコンバーターの相
対感度との関係を例示するグラフである。 第3図は本発明のコンバーターの構成成分である61F
 (!:ZnS : Ag螢光体との混合型■比と1昇
られるコンバーターの相対感度との関係を例示するグラ
フである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体と、この支持体上に設けられた螢光体層と
    を有し、該螢光体層が結合剤中に分散された^6LiF
    と組成式が(Zn_1_−_x、Cd_x)S:Ag(
    但し、xは0≦x≦0.6なる条件を満たす数である)
    で表わされる銀付活硫化亜鉛・カドミウム系螢光体との
    混合物から成り、前記^6LiFの平均粒子径が5μm
    乃至20μmの範囲にあることを特徴とする中性子コン
    バーター。
  2. (2)前記^6LiFの平均粒子径が8μm乃至15μ
    mの範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の中性子コンバーター。
  3. (3)前記xがx=0なる条件を満たす数であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第2項記載の中性
    子コンバーター。
  4. (4)前記銀付活硫化亜鉛・カドミウム系螢光体の平均
    粒子径が3μm乃至7μmの範囲にあることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項乃至第3項のいづれか一項に記
    載の中性子コンバーター。
  5. (5)前記銀付活硫化亜鉛・カドミウム系螢光体の平均
    粒子径に対する前記^6LiFの平均粒子径の比が1以
    上であることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    4項のいづれか一項に記載の中性子コンバーター。
  6. (6)前記銀付活硫化亜鉛・カドミウム系螢光体の重量
    に対する前記^6LiFの重量の比が0.5乃至2.0
    の範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃
    至第5項のいづれか一項に記載の中性子コンバーター。
  7. (7)前記結合剤の重量に対する前記^6LiFと前記
    銀付活硫化亜鉛・カドミウム系螢光体との総重量の混合
    比が5以上であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第6項のいづれか一項に記載の中性子コンバータ
    ー。
  8. (8)前記支持体が該支持体の少なくとも前記螢光体層
    と接する側に光吸収層を有する紙支持体から成ることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第7項記載の中性
    子コンバーター。
  9. (9)前記螢光体層の前記支持体側とは反対の面上に厚
    さ10μm以下の薄層から成る保護膜を有することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第8項のいづれか一
    項に記載の中性子コンバーター。
  10. (10)前記^6LiFが、^6LiFを95原子%以
    上含有する^6LiF_2CO_3を酸で溶解し、これ
    に水又は酸に可溶性の含弗素化合物を添加して製造され
    た^6LiFであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第9項のいづれか一項に記載の中性子コンバー
    ター。
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