JPS622722B2 - - Google Patents

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JPS622722B2
JPS622722B2 JP54110399A JP11039979A JPS622722B2 JP S622722 B2 JPS622722 B2 JP S622722B2 JP 54110399 A JP54110399 A JP 54110399A JP 11039979 A JP11039979 A JP 11039979A JP S622722 B2 JPS622722 B2 JP S622722B2
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transistors
electrode
transistor
emitter
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JP54110399A
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Nobutaka Amada
Shigeki Inoe
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5642409A publication Critical patent/JPS5642409A/ja
Publication of JPS622722B2 publication Critical patent/JPS622722B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/02Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3205Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion in field-effect transistor amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/30Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
    • H03F3/3001Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor with field-effect transistors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/30Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
    • H03F3/3069Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the emitters of complementary power transistors being connected to the output
    • H03F3/3071Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the emitters of complementary power transistors being connected to the output with asymmetrical driving of the end stage

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は音響用出力増幅器におけるプツシユプ
ル出力回路に関するもので、詳しくはA級動作を
行う増幅器と同様にカツトオフ状態とならないB
級プツシユプル出力増幅器に関するものである。
一般に、音響用出力増幅器の出力段には、高出
力化および高性能化にともない、コンプリメンタ
リA級あるいはB級プツシユプル出力回路が使用
される。ところでB級プツシユプル出力回路はA
級プツシユプル出力回路に比べて効率が良いので
大部分の出力増幅器に使用されているが、反面信
号の正負で出力トランジスタがオン―オフを繰り
返すためスイツチング歪が発生するという欠点が
ある。即ちB級プツシユプル出力回路は、プツシ
ユプル接続された2個の出力トランジスタがクロ
スオーバ歪を発生するのを防止するために、無信
号時においても2個の出力トランジスタに同時に
わずかな電流が流れるように、それぞれの出力ト
ランジスタに順方向のバイアス電圧が供給されて
いる。しかし出力トランジスタの入力電極に供給
される入力信号の電圧が出力トランジスタを逆方
向にバイアスする極性である場合には、その入力
信号の電圧がしだいに高くなつて、出力トランジ
スタに供給されている順方向バイアス電圧を越え
ると出力トランジスタはカツトオフ状態となる。
このようにB級プツシユプル出力増幅回路は入
力信号の正及び負の半サイクルで出力トランジス
タがそれぞれ交互にオン、オフをくり返す。
この時、信号周波数が高くなると、オンからオ
フあるいはオフからオンへの状態遷移の時間的遅
れが無視できなくなりスイツチング歪が発生す
る。そしてこのスイツチング歪は非常に高い高調
波成分を含んでいるため、負帰還による改善効果
もほとんど無くなる。従つてスイツチング歪を減
少させるにはオン、オフが早く切変る高速素子を
使用するしか方法がない。しかし、たとえ現在最
も高速な素子であるMOSFETを使用したとして
も時間的遅れを皆無にすることは不可能であり、
B級動作では本質的にスイツチング歪は避けられ
ない。
逆にA級動作では入力信号の全時間領域を通じ
て出力トランジスタはカツトオフしないため、ス
イツチング歪は発生しないが、効率が悪いため実
用上、大出力増幅器には向かない。
そこで電力の使用効率の良いB級回路の特徴を
そのまま生し、A級回路のように、入力信号の全
時間領域を通じて出力トランジスタがカツトオフ
しないようにすれば、高効率でスイツチング歪の
発生しないプツシユプル増幅器が得られる。この
ような増幅器は例えば特開昭52−56843号公報に
記載されており、その基本的な回路を第1図に示
す。この回路はエミツタホロア型の2個の出力ト
ランジスタQ1,Q2とこれを駆動する駆動トラン
ジスタQ5,Q6でB級プツシユプル回路を構成し
ており、2個の出力トランジスタQ1,Q2のとそ
れぞれのベース・エミツタ間電圧VBE1,VBE2
2個の駆動トランジスタQ5,Q6のそれぞれのベ
ース・エミツタ間電圧VBE5,VBE6を加え合せた
4倍のVBE電圧を2個のVBEマルチプライヤトラ
ンジスタQ3,Q4で発生させ、無信号時には出力
トランジスタQ1,Q2と駆動トランジスタQ5,Q6
がそれぞれ導通状態となるようにしてクロスオー
バ歪の発生を防止している。4個のトランジスタ
Q1,Q2,Q5及びQ6に供給される静止バイアス電
圧は、抵抗R2の両端に加わる2個のトランジス
タQ3,Q4のベース・エミツタ間電圧VBE3,VBE
によつて抵抗R2に流れる電流を他の2個の抵抗
R1,R3に供給し、3個の抵抗R1,R2,R3の電圧
降下で得ている。
また信号入力時の動作は次のようになる。例え
ば入力端子VINに正の信号電圧が供給されると、
この信号電圧により出力トランジスタQ1のエミ
ツタ電流が増加し、エミツタ抵抗RE1の電圧降下
が増大する。また出力トランジスタQ1のベー
ス・エミツタ間電圧もわずかながら増加し、従つ
て接続点AとZ間の電圧が増大する。しかし接続
点Xの電圧は定電圧源VXにより接続点Zの電圧
にクランプされているので、言い換えれば接続点
Xの電圧は出力電圧VOUTと定電圧源VXの電圧を
加えた電圧(VOUT+VX)に固定されているの
で、抵抗R1に流れる電流が増加し、抵抗R1の電
圧降下が増加して接続点AB間のバイアス電圧を
増加させる。接続点Yの電圧は定電圧源VYによ
つて接続点Zの電圧にクランプされているので、
接続点AZ間の電圧が増加しても変化せず、接続
点BZ間の電圧は変化しない。従つてトランジス
タQ2,Q6には無信号時と同様に静止電流が流れ
カツトオフすることがなく、入力端子VINに負の
信号電圧が供給されると直ちにこれを増幅し、ス
イツチング歪の発生を防止する。
しかしこのような回路は入力信号の信号電流を
使用してバイアス電圧を変えなければならないた
め、トランジスタQ5,Q6のベースに伝わる信号
電圧が異なることとなり、等価的にゲインが低下
するという欠点がある。即ち接続点AZ間の電圧
が入力信号電圧によつて増加した場合、抵抗R1
の電圧降下を高めるために抵抗R1に流れる電流
を増加させなければならない。この増加分の電流
は入力信号の信号電流が使用され、それだけ入力
信号が減衰されたこととなり、ゲインの低下とな
る。入力信号が減衰されるということは、増幅器
のオープンループ利得が減少したことと同じであ
り、従つてクローズループ時の負帰還量が減少し
歪が増加することとなる。
本発明の目的は入力信号を減衰させることな
く、入力信号の信号電圧に応じてバイアス電圧を
変化させるB級プツシユプル増幅器を得るもので
ある。
本発明になる出力増幅器は、コンプリメンタリ
ープツシユプル接続された一対の出力トランジス
タと、それぞれがエミツタホロワ形式で前記一対
の出力トランジスタを駆動するための一対の駆動
トランジスタと、前記一対の駆動トランジスタの
それぞれのエミツタ電極間に接続された第1、第
2の抵抗器と、異なつた導電型の一対の電圧検出
トランジスタと、前記第1、第2の抵抗器を横切
る電圧を前記一対の電圧検出トランジスタのそれ
ぞれのベース電極間に供給する手段と、前記一対
の電圧検出トランジスタのそれぞれのエミツタ電
極にそれぞれ接続されそれぞれの電圧検出トラン
ジスタのエミツタ電流に応じた電圧を発生する一
対のエミツタ抵抗と、前記一対の駆動トランジス
タのそれぞれのベース電極の間に接続された一対
の定電圧源と、前記一対のエミツタ抵抗のそれぞ
れの電圧を前記一対定電圧源の電圧に加算する手
段と、前記一対の駆動トランジスタのそれぞれの
前記ベース電極に入力信号を供給する手段と、か
らなり、前記駆動トランジスタのベース電極間に
前記入力信号電圧によつて増加した出力トランジ
スタの入力端子間の電圧増加を供給し、それによ
つて出力トランジスタのカツトオフを防いでなる
ものである。
以下本発明の出力増幅回路を第2図に示す一実
施例により説明する。第2図において1は低周波
信号源で、その一端は小信号増幅用トランジスタ
2のベースに接続され、他端は電源9の負電極に
接続されている、トランジスタ2のエミツタは電
源9の負電極に接続され、コレクタは駆動用トラ
ンジスタ18のベースに接続されている。4,5
は互に導電型が異なる出力用のMOSFETで、そ
れぞれのソースは互に結合され、更に負荷7に接
続されている。一方のMOSFET4のドレインは
電源8の正電極に接続され、またゲートは駆動用
トランジスタ17のエミツタに接続されている。
他方のMOSFET5のドレインは電源9の負電極
に接続され、ゲートは駆動用トランジスタ18の
エミツタに接続されている。一方の駆動用トラン
ジスタ17のコレクタは電源8の正電極に接続さ
れ、エミツタはエミツタ抵抗23を通してFET
4のソースに接続され、さらに第1の電圧検出用
トランジスタ15のベースに接続されている。他
方の駆動用トランジスタ18のコレクタは電源9
の負電極に接続され、エミツタはエミツタ抵抗2
4を通してFET5のソースに接続され、さらに
第2の電圧検出用トランジスタ16のベースに接
続されている。第1の電圧検出用トランジスタ1
5のエミツタと第2の電圧検出用トランジスタ1
6のエミツタは互に抵抗21,22を通して接続
され、トランジスタ15のコレクタはトランジス
タ17のベースに接続され、さらにエミツタは第
1の定電圧用トランジスタ13のベースに接続さ
れ、トランジスタ16のコレクタはトランジスタ
18のベースに接続され、またエミツタは第3の
定電圧用トランジスタ14のベースに接続されて
いる。さらにトランジスタ15のエミツタは抵抗
21を通してトランジスタ13のコレクタに接続
され、トランジスタ16のエミツタは抵抗22を
通してトランジスタ14のコレクタに接続されて
いる。トランジスタ13のエミツタは抵抗25を
通してトランジスタ17のベースに接続され、さ
らに第2の定電圧用トランジスタ19のベースに
接続され、コレクタはトランジスタ19のコレク
タに接続されている。またトランジスタ14のエ
ミツタは抵抗26を通してトランジスタ18のベ
ースに接続され、さらに第4の定電圧用トランジ
スタ20のベースに接続され、コレクタはトラン
ジスタ20のコレクタに接続されている。トラン
ジスタ19のエミツタはトランジスタ17のベー
スに接続されると共に定電流源3に接続され、コ
レクタはトランジスタ20のコレクタに接続され
ている。またトランジスタ20のエミツタはトラ
ンジスタ18のベースに接続されると同時に小信
号増幅用トランジスタ2のコレクタに接続されて
いる。
このような回路において、無信号時には一方の
駆動用トランジスタ17のベースと他方の駆動用
トランジスタ18のベースとの間には4個の定電
圧用トランジスタ13,14,19及び20のベ
ース・エミツタ間電圧4VBEと2個のエミツタ抵
抗21,22の両端電圧V21,V22を加えた電圧
(4VBE+V21+V22)が供給され、トランジスタ1
7,18及びMOSFET4,5は順方向にバイア
スされてこれ等のトランジスタには静止バイアス
電流が流れている。次にこのような状態で信号源
1から低周波信号が供給された場合について説明
する。信号源1の信号はトランジスタ2で増幅さ
れてトランジスタ2のコレクタに現われる。ここ
でトランジスタ2のコレクタに例えば正の半サイ
クルの信号が現われた場合について説明する。ト
ランジスタ2のコレクタに現われた正の半サイク
ルの信号電圧はトランジスタ17とMOSFET4
に対して順方向のバイアス電圧となり、トランジ
スタ18とMOSFET5に対しては逆方向のバイ
アス電圧となる。即ちプラスの信号電圧によつて
トランジスタ17のベース電圧はプラス方向に高
くなると同時にトランジスタ18のベース電圧も
プラス方向にバイアスされる。従つてこの時トラ
ンジスタ18を導通状態に維持するためには、ト
ランジスタ17のベースとトランジスタ18のベ
ースとの間の電圧を信号電圧分だけ増大させ、ト
ランジスタ18に順方向のバイアス電圧が供給さ
れるようにすれば良い。
トランジスタ17のベースに正の信号が供給さ
れるとトランジスタ17のエミツタ電流が増加
し、そのエミツタ電圧も上昇する。従つてFET
4のゲートソース間電圧が大きくなつてFET4
のソース電流が増加し、負荷7に増幅された出力
信号が誘起する。これは通常の増幅器と同様の信
号増幅の動作である。次にバイアス電圧について
説明する。トランジスタ17のエミツタ電流が増
加すると抵抗23の電圧降下も増加し、トランジ
スタ15のベースとトランジスタ16のベースと
の間の電圧が増大する。2個のトランジスタ1
5,16のベース間電圧が増加するとトランジス
タ15のエミツタとトランジスタ16のエミツタ
との間の電圧が増加する。これはトランジスタ1
5,16のエミツタ間電圧は、2個のトランジス
タ15,16のベース間電圧よりトランジスタ1
5のベース・エミツタ間電圧VBE15とトランジス
タ16のベース・エミツタ間電圧VBE16を差引た
電圧に等しいためである。ところで2個の駆動用
トランジスタ17,18のベース間電圧は、2個
のトランジスタ15,16のエミツタ間電圧に2
個のトランジスタ13,19のそれぞれのベー
ス・エミツタ間電圧VBE13,VBE19と2個のトラ
ンジスタ14,20のそれぞれのベース・エミツ
タ間電圧VBE14,VBE20とを加えた電圧に等し
く、それぞれのベース・エミツタ間電圧は一定電
圧であるからトランジスタ15,16のエミツタ
間電圧が増加しただけ駆動用トランジスタ17,
18のベース間電圧が増加する。この電圧の増加
は抵抗22の電圧降下の増大によつてもたらされ
る。以下これの動作を説明する。
トランジスタ17のエミツタ電流の増加により
トランジスタ15,16のベース間電圧が増加し
ても、トランジスタ15のエミツタ・コレクタ間
の電圧はトランジスタ13,19のそれぞれのベ
ース・エミツタ間電圧VBE13,VBE19を加えた電
圧に等しく、その電圧は一定の固定された電圧で
あり、他方トランジスタ17は信号電流の増加に
よつてそのベース・エミツタ間電圧VBE17が増加
するため、トランジスタ15のベース・エミツタ
間電圧は減少してトランジスタ15のエミツタ電
流が減少する。従つてトランジスタ15,16の
ベース間の増加した電圧はそのままトランジスタ
16のベース・エミツタ間の電圧増加となり、ト
ランジスタ16のエミツタ電流が増加して抵抗2
2の電圧降下が増大する。なおトランジスタ16
の増加したエミツタ電流はいままでトランジスタ
14,20を流れていた電流がトランジスタ16
に分流するという状態で供給される。このように
入力信号の正の半サイクルでトランジスタ17の
ベース・エミツタ間電圧及びFET4のゲート・
ソース間電圧が増加した分だけ抵抗22の電圧降
下が増加し、トランジスタ17,18のベース間
電圧が増加するため、トランジスタ18及び
FET5には順方向電圧が供給され、このトラン
ジスタがカツトオフすることはない。そしてトラ
ンジスタ14,20から分流して流れるトランジ
スタ16の増加したエミツタ電流はコレクタを通
してトランジスタ2に戻されるため従来例のよう
に出力されてゆくことはなく入力信号を減衰させ
ることはない。
入力信号の負の半サイクルについても同様であ
つて、この場合にはトランジスタ18のエミツタ
電流の増加によつて抵抗24の電圧降下が増加
し、これによつてトランジスタ15のエミツタ電
流が増加して抵抗21の電圧降下が増加し、トラ
ンジスタ17,18のベース間電圧を増加させ
る。トランジスタ15の増加したエミツタ電流は
トランジスタ13,19に流れる電流がトランジ
スタ15に分流して供給される。
なお第2図に示す回路において、トランジスタ
15のベース・エミツタ間には、トランジスタ1
3,19の2個分のベース・エミツタ間電圧から
トランジスタ17のベース・エミツタ間電圧を差
し引いた電圧がかかるため、このままではトラン
ジスタ15に流れる電流が多すぎ、抵抗器21の
抵抗値は大きくとれない。トランジスタ16、抵
抗器22についても同様である。しかし、トラン
ジスタ13,15,19あるいはトランジスタ1
4,16,20を流れる電流の総和は定電流源3
により一定であるため、抵抗器21および22の
値が小さいと信号入力時にトランジスタ13,1
9あるいはトランジスタ14,20に流れる電流
が大きく変動し、それによりベース・エミツタ間
電圧も変動するので、このままでは所望の動作を
行なわせることは困難である。逆に、抵抗器21
および22の値が大きいと、ここでの電圧降下が
大きくなりすぎ、トランジスタ17,18FET
4,5の静止電流が流れすぎる問題がある。
第3図に示す回路は前記問題を是正してなる本
発明の他の実施例を示すものであり、一方の駆動
用トランジスタ17のエミツタと第1のエミツタ
抵抗23の間に第3のエミツタ抵抗27を接続
し、その接続点に第1の電圧検出用トランジスタ
15のベースが接続されている。また他方の駆動
用トランジスタ18のエミツタと第2のエミツタ
抵抗24との間に第4のエミツタ抵抗28が接続
され、その接続点に第2の電圧検出用トランジス
タ16のベースが接続されている。この回路は抵
抗器27および28による電圧降下により、トラ
ンジスタ15および16のベース・エミツタ間に
かかる電圧を小さくし、トランジスタ17,1
8、FET4,5の静止電流の流れ過ぎを防止し
ている。
しかし、この回路では、信号入力時には抵抗器
27および28での電圧降下が増大し、トランジ
スタ15および16のベース・エミツタ間電圧が
減少することによりこれらのトランジスタがカツ
トオフする可能性がある。従つて、ここは一定電
圧の降下であることが望ましい。
第4図はこれを実現した本発明の更に他の実施
例であり、ダイオード29および30をそれぞれ
抵抗器27および28に並列に接続することによ
り上述の欠点を改善している。すなわちダイオー
ド29,30に順方向電流が流れた場合、それぞ
れのダイオード29,30のアノード・カソード
間の電圧はほぼ一定の電圧となるため、抵抗2
7,28の両端の電圧はダイオード29,30の
順方向電圧で固定される。従つてトランジスタ1
5,16がカツトオフ状態になるのを防止するこ
とができる。
第5図も本発明の一実施例であり、第4図の抵
抗器27および28を可変抵抗器31および32
に置き換えた場合を示す。この回路はバイアス回
路を構成するトランジスタのバラツキ等に対する
バイアス電流ならびに静止電流の調整を可能にし
ている。同図において、MOSFET4,5のゲー
ト・ゲート間には、トランジスタ13,14,1
9,20の4個分のベース・エミツタ間電圧と抵
抗器21および22の電圧降下の和からトランジ
スタ17および18の2個分のベース・エミツタ
間電圧を差し引いた分の電圧がかかり、その電圧
に応じて出力トランジスタ4,5には静止バイア
ス電流が流れる。また、目的の動作をバランス良
く行なわせるためにはトランジスタ15および1
6に流れる電流を等しくすることが望ましい。こ
れらに対して、可変抵抗器31によりトランジス
タ15に流れるバイアス電流、また可変抵抗器3
2によりトランジスタ16に流れるバイアス電流
を等しく、かつその電流値を自在に調整すること
ができ、トランジスタ17,18、FET4,5
の静止バイアス電流を所定の値に固定することが
できる。
ただし、バイアス電流と静止バイアス電流を同
時に調整しなければならないため複雑となる。
第6図は電圧検出用トランジスタのバイアス電
流及び出力トランジスタの静止バイアス電流の調
整が容易に行なえるようにした本発明の他の実施
例を示す。この回路は駆動用トランジスタ17,
18の前段に更にトランジスタ33,34を配置
し、電圧検出用トランジスタ15,16のバイア
ス電流のみを抵抗35,36で調整するようにし
たもので、トランジスタ33のエミツタがトラン
ジスタ17のベースに接続され、さらにトランジ
スタ33のエミツタとトランジスタ17のエミツ
タ間に可変抵抗35が接続されている。またトラ
ンジスタ34のエミツタがトランジスタ18のベ
ースに接続され、トランジスタ34のエミツタと
トランジスタ18のエミツタ間に可変抵抗36が
接続されている。またトランジスタ19のコレク
タとトランジスタ20のコレクタとの間に可変抵
抗器37が接続されている。そして可変抵抗3
5,36でトランジスタ15,16のバイアス電
流を調整し、可変抵抗37でトランジスタ33,
34のベース間の電圧を調整してトランジスタ1
7,18、FET4,5の静止バイアス電流を調
整する。この回路は出力トランジスタ4,5の静
止バイアス電流とトランジスタ15,16のバイ
アス電流が別々に行なえるので調整が容易とな
る。
以上述べたごとく本発明によれば、B級回路の
効率を損なうことなく、スイツチング歪のないA
級回路なみの高性能を得ることができる。しかも
これは入力信号を減衰させることなく行なうこと
ができるので、負荷に大きな出力信号を供給で
き、増幅器のオープンループ利得も減少させるこ
とがないので、負帰還量を大きくすることができ
スイツチング歪以外の歪を減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプツシユプル増幅器の回路図、
第2図は本発明の出力増幅回路の一実施例を示す
回路図、第3図は本発明の出力増幅回路の他の実
施例を示す回路図、第4図は本発明の出力増幅回
路の更に他の実施例を示す回路図、第5図は本発
明の出力増幅回路の更に他の実施例を示す回路
図、第6図は本発明の出力増幅回路の更に他の実
施例を示す回路図である。 2,4,5,13,14,15,16,17,
18,19,20……トランジスタ、21,2
2,23,24,25,26,27,28,3
5,36……抵抗器、29,30……ダイオー
ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 それぞれが入力電極と出力電極とを有し、コ
    ンプリメンタリープツシユプル接続された互に導
    電型の異なる一対の出力トランジスタと、それぞ
    れがエミツタホロワ形式で前記一対の出力トラン
    ジスタの入力電極に接続された一対の駆動トラン
    ジスタと、前記一対の駆動トランジスタのそれぞ
    れのエミツタ電極と前記一対の出力トランジスタ
    の出力電極との間に接続された一対の直列接続さ
    れた抵抗器と、それぞれがベース電極とコレクタ
    電極とエミツタ電極とを有しコレクタ電極がそれ
    ぞれ前記一対の駆動トランジスタのベース電極に
    接続され、ベース電極がそれぞれ前記一対の駆動
    トランジスタのエミツタ電極に接続された互に異
    なつた導電型の一対の電圧検出トランジスタと、
    前記一対の電圧検出トランジスタのそれぞれのエ
    ミツタ電極にそれぞれ接続されそれぞれの電圧検
    出トランジスタのエミツタ電流に応じた電圧を発
    生する一対のエミツタ抵抗と、前記一対の駆動ト
    ランジスタのそれぞれのベース電極の間に接続さ
    れた一対の定電圧源と、前記一対のエミツタ抵抗
    のそれぞれの電圧を前記一対の定電圧源の電圧に
    加算する手段と、前記一対の駆動トランジスタの
    それぞれの前記ベース電極に入力信号を供給する
    手段と、からなる出力増幅回路。 2 それぞれが入力電極と出力電極とを有し、そ
    れぞれの出力電極が互に接続されかつ共通の負荷
    に接続された互に導電型の異なる第1及び第2の
    出力トランジスタと、それぞれがエミツタホロワ
    形式で、前記第1の出力トランジスタの前記入力
    電極に接続された第1の駆動トランジスタと、前
    記第2の出力トランジスタの前記入力電極に接続
    された第2の駆動トランジスタと、前記第1の駆
    動トランジスタのエミツタ電極と前記第1の出力
    トランジスタの前記出力電極との間に前記第1の
    駆動トランジスタ及び前記第1の出力トラジスタ
    の静止電流を調整する第1の回路手段と、第1の
    抵抗器を直列に接続し、前記第2の駆動トランジ
    スタのエミツタ電極と前記第2の出力トランジス
    タの前記出力電極との間に前記第2の駆動トラン
    ジスタ及び前記第2の出力トランジスタの静止電
    流を調整する第2の回路手段と第2の抵抗器を直
    列に接続し、それぞれがベース電極とコレクタ電
    極及びエミツタ電極とを有し、コレクタ電極が前
    記第1の駆動トランジスタのベース電極に接続さ
    れた第1の電圧検出トランジスタ及びコレクタ電
    極が前記第2の駆動トランジスタのベース電極に
    接続された第2の電圧検出トランジスタと、前記
    第1の回路手段と、第1の抵抗器の接続点と、前
    記第2の回路手段と、第2の抵抗器の接続点との
    間の電圧を前記第1及び第2の電圧検出トランジ
    スタのそれぞれのベース電極間に供給する手段
    と、前記第1及び第2の電圧検出トランジスタの
    それぞれの前記エミツタ電極に接続され、それぞ
    れのエミツタ電流に応じた電圧を発生する第3及
    び第4の抵抗器と、前記第1の電圧検出トランジ
    スタの前記エミツタ電極と前記コレクタ電極との
    間に接続された第1の定電圧源と、前記第2の電
    圧検出トランジスタの前記エミツタ電極と前記コ
    レクタ電極との間に接続された第2の定電圧源
    と、前記第1及び第2の定電圧源の電圧と前記第
    3及び第4の抵抗器の電圧を加算して前記第1及
    び第2の駆動トランジスタのそれぞれのベース電
    極間に供給する手段と、前記第1及び第2の駆動
    トランジスタのそれぞれのベース電極に入力信号
    を供給する手段とからなる出力増幅回路。 3 前記第1及び第2の回路手段は抵抗器からな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    出力増幅回路。 4 前記第1及び第2の回路手段は抵抗器とダイ
    オードの並列回路からなることを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の出力増幅回路。 5 前記抵抗器がそれぞれ前記第1、第2の電圧
    検出トランジスタに流れるバイアス電流を調整し
    得る可変抵抗器であることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項または第3項または第4項記載の出
    力増幅回路。 6 それぞれが入力電極と出力電極とを有し、コ
    ンプリメンタリープツシユプル接続された互に導
    電型の異なる一対の出力トランジスタと、それぞ
    れがエミツタホロワ形式で前記一対の出力トラン
    ジスタの入力電極に接続された一対の駆動トラン
    ジスタと、前記一対の駆動トランジスタのそれぞ
    れのエミツタ電極と前記一対の出力トランジスタ
    の出力電極との間に接続された一対の直列接続さ
    れた抵抗器と、それぞれがベース電極とコレクタ
    電極とエミツタ電極とを有し、エミツタ電極がそ
    れぞれ前記一対の駆動トランジスタのベース電極
    に接続されかつそれぞれ一対の可変抵抗器を通し
    て前記一対の駆動トランジスタのエミツタ電極に
    接続された互に異なつた導電型の一対のトランジ
    スタと、それぞれがベース電極とコレクタ電極と
    エミツタ電極とを有しコレクタ電極がそれぞれ前
    記一対のトランジスタのベース電極に接続され、
    ベース電極がそれぞれ前記一対のトランジスタの
    エミツタ電極に接続された可変抵抗器の可動端子
    に接続された互に異なつた導電型の一対の電圧検
    出トランジスタと、前記一対の電圧検出トランジ
    スタのそれぞれのエミツタ電極にそれぞれ接続さ
    れそれぞれの電圧検出トランジスタのエミツタ電
    流に応じた電圧を発生する一対のエミツタ抵抗
    と、前記一対のトランジスタのそれぞれのベース
    電極の間に接続された一対の定電圧源と、前記一
    対のエミツタ抵抗のそれぞれの電圧を前記一対の
    定電圧源の電圧に加算する手段と、前記一対のト
    ランジスタのそれぞれの前記ベース電極に入力信
    号を供給する手段と、からなり、前記第1、第2
    の電圧検出トランジスタのバイアス電流を前記一
    対の可変抵抗器にて調整可能としたことを特徴と
    する出力増幅回路。
JP11039979A 1979-08-31 1979-08-31 Output amplifying circuit Granted JPS5642409A (en)

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JP11039979A JPS5642409A (en) 1979-08-31 1979-08-31 Output amplifying circuit
US06/181,763 US4345215A (en) 1979-08-31 1980-08-27 Audio frequency power amplifier circuit
DE3032675A DE3032675C2 (de) 1979-08-31 1980-08-29 Tonfrequenz-Leistungsverstärker-Schaltung.

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JPS5642409A JPS5642409A (en) 1981-04-20
JPS622722B2 true JPS622722B2 (ja) 1987-01-21

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Also Published As

Publication number Publication date
US4345215A (en) 1982-08-17
DE3032675C2 (de) 1982-11-04
JPS5642409A (en) 1981-04-20
DE3032675A1 (de) 1981-03-26

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