JPS62268772A - 車両のキヤンバ可変装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車両のキャンバ可変装置に関する。

（従来の技術） 特開昭６０−１９３７８１号にて、ストラット型サスペ
ンションにおいて、車輪の対地キャンバを変化させるア
クチュエータを車輪支持部材に連結したキャンバ可変装
着が開示される。

（発明が解決しようとする問題点） そして前記アクチュエータをロアアームに連結すること
も考えられるが、車輪支持部材やロアアームを車体横方
向へ揺動若しくは移動させるためには大きな駆動力を必
要とする。

また車輪支持部材やロアアームは低位にあるので、アク
チュエータはゴミ、土等の影響を受は易い。

（問題点を解決するための手段） 以上の問題点を解決すべく本発明は、車輪を支承する車
輪支持部材（１）、（２１）を車体に対し横方向の下部
連結部材（３）、（２３）で連結するとともに、横方向
または縦方向の上部連結部材（４）、（２４）で連結し
て成る車両のサスペンションにおいて、前記上部連結部
材（４）、（２４）を車体に対し横方向へ移動可能に取
付け、且つ当該上部連結部材（４）、（２４）の車体に
対する取付部に車輪の対地キャンバを変化させるアクチ
ュエータ（１５）、（３５）を連結したことを特徴とす
る。

例えば前記上部連結部材は横方向の７ツパアーム（４）
であり、該アッパアーム（０は車体に対しリンク（１１
）を介して横方向へ移動可能に取付けられ、該リンク（
１１）に前記アクチュエータ（１５）が連結される。

或いは前記上部連結部材は縦方向の油圧°ダンパ（２０
であり、該油圧ダンパ（２０は車体に対しマウントラバ
ー（２Ｂ）、（２Ｂ）を介して横方向へ移動可能に取付
けられ、該油圧ダンパ（２０の上部に前記アクチュエー
タ（３５）が連結される。

（作用） ダブルウィツシュボーン型サスペンションにおけるアッ
パアーム（４）、ストラット型すスベンジ菖ンにおける
油圧ダンパ（２４）の上部は、どちらもロアアーム（３
）、（２３）にかかる力よりも小さい力しかかからない
ため、可動が容易である。またアッパアーム（４）や油
圧ダンパ（２０の車体取付部を横方向に移動するため、
縦方向の移動に比べてバンプ・リバウンドのサスベンジ
、ン特性の変化が小さく抑えられ、しかもサスペンショ
ン機能部品をそのまま使って構成できる。

そしてアクチュエータ（１５）　、（１５）を上方に段
数できるため、ゴミ、土等の影響を受は難い配置となる
。

（実施例） 以下に添付図面を基に実施例を説明する。

第１図は第１実施例に係るキャンバ可変装置を適用する
ダブルウィツシュボーン型サスペンションの外観を示し
、（１）は車輪支持部材をなすナックル、（３）は車体
に対する横方向の下部連結部材をなすロアアーム、（４
）は同じく横方向の上部連結部材をなすアッパアーム、
’（５）は油圧ダンパ、（６）はラジアスロッドである
。ナックル（１）には上方に延びるポスト（２）が起設
され、このポスト（２）の上端に７ツパアーム（４）の
外端が連結され、アッパアーム（４）の内端は支軸（７
）によりホルダ（８）を介して車体に枢支される。

以上において、第２図に示すように前記支軸（７）に二
股状のリンク（１１）を車体横方向へ揺動自在に上端で
枢支し、このリンク（１１）の中間部に設けた支軸（１
２）に前記アッパアーム（４）の内端を枢支し、更にリ
ンク（１１）の下端に設けた支軸（１３）に７クチユエ
ータ（１５）を連結する。このアクチュエータ（１５）
はサーボモータユニットで構成され、そのプッシュプル
ロッド（１Ｂ）を車体横方向へ向けて車体に対し支軸（
１７）にて上下方向へ揺動自在に枢支され、プッシュプ
ルロッド（１Ｂ）の先端に前記リンク（１１）下端の支
軸（１３）が枢着連結される。

更にアクチュエータ（１５）は制御ユニ、）：（１８）
にて動作される。制御ユニツ）　（１８）には例えば車
速等の走行状態を検出する検出手段（１８）からの検出
信号が入力され、この検出信号に基づいて制御ユニット
（１８）から出力される制御信号によりアクチュエータ
（１５）が動作する。

そしてアクチュエータ（１５）が動作すると、第３図の
如くプッシュプルロッド（１Ｂ）に連結したリンク（１
１）が横方向に揺動し、このリンク（１１）に連結した
アッパアーム（４）が横方向へ移動し、ナックル（１）
に支承した車輪（９）の対地キャンバが走行状態に応じ
て可変制御される。

次に第２実施例説明する。

第４図はストラット型サスペンションを示し、（２１）
はナックル、　（２２）はタイロッド、（２３）はロア
アーム、（２４）は縦方向の上部連結部材をなす油圧ダ
ンパであり、ナックル（２１）の上部に油圧ダンパ（２
４）の下端が連結され、この油圧ダンパ（２０の上端に
アクチュエータ（３５）を連結する。

即ち第５図の如く油圧ダンパ（２４）の上端のダンパロ
ッド（２５）には上下のマウントラバー（２Ｂ）　。

（２６）を介してブラケッ）　（２７）が設けられ、こ
のブラケッ）　（２７）が車体に固定される。またアク
チュエータ（３５）は前記と同様にサーボモータユニッ
トで構成され、そのプッシュプルロッド（３Ｂ）を車体
横力向へ向けて車体に固設され、プッシュプルロッド（
３Ｂ）の先端は前記ダンパロッド（２５）の中間部にピ
ローポール（３７）を介して連結される。

更にこのアクチュエータ（３５）も前記と同様に検出手
段（３９）からの検出信号を基に制御ユニット（３８）
にて動作される。

そしてアクチュエータ（３５）が動作すると、プッシュ
プルロッド（３Ｂ）に上端を連結された油圧ダンパ（２
４）が横方向に揺動し、前記と同様にナックル（２１）
に支承した車輪（２３）の対地キャンバが走行状態に応
じて可変制御される。

ところで、以上のキャンバ可変装置は前輪用及び後輪用
の何れのサスペンションにも適用し得るものであり、ま
たサスペンション型式及びアクチュエータは実施例のも
のに限られず、任意のものを採用し得る。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、アッパアームや油圧ダン
パ等の上部連結部材の車体取付部に７クチユエータを連
結して横方向に移動させるため、小さい駆動力をもって
キャンバを可変にすることができ、サスペンション特性
の変化も小さく抑えることができ、またサスペンション
機能部品もそのまま使うことができ、更にアクチュエー
タは上方に配置されるので、ゴミ、土等の影響を受は難
くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例を適用するサスペンションの外観斜
視図、第２図は第１実施例を示す概略斜視図、第３図は
その作用を説明する模式図、第４図は第２実施例の概略
斜視図、第５図はその要部縦断面図である。 尚、図面中、（１）、（２１）は車輪支持部材、（３）
。 （２３）は下部連結部材、　（４）、（２４）は上部連
結部材、（５）、（３５）はアクチュエータ、　（９）
、（２９）は車輪、（１８）、（３８）は制御ユニット
、（１９）、（３９）は検出手段である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）車輪を支承する車輪支持部材を車体に対し横方向
   の下部連結部材で連結するとともに、横方向または縦方
   向の上部連結部材で連結して成る車両のサスペンション
   において、 前記上部連結部材を車体に対し横方向へ移動可能に取付
   け、 且つ当該上部連結部材の車体に対する取付部に車輪の対
   地キャンバを変化させるアクチュエータを連結したこと
   を特徴とする車両のキャンバ可変装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載において、前記上部連
   結部材は横方向のアッパアームであり、 該アッパアームは車体に対しリンクを介して横方向へ移
   動可能に取付けられ、 該リンクに前記アクチュエータが連結された車両のキャ
   ンバ可変装置。
3. （３）特許請求の範囲第１項記載において、前記上部連
   結部材は縦方向の油圧ダンパであり、 該油圧ダンパは車体に対しマウントラバーを介して横方
   向へ移動可能に取付けられ、 該油圧ダンパの上部に前記アクチュエータが連結された
   車両のキャンバ可変装置。