JPS62265110A - 黒鉛微粉分散スラリ−の製造法 - Google Patents

黒鉛微粉分散スラリ−の製造法

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JPS62265110A
JPS62265110A JP61108695A JP10869586A JPS62265110A JP S62265110 A JPS62265110 A JP S62265110A JP 61108695 A JP61108695 A JP 61108695A JP 10869586 A JP10869586 A JP 10869586A JP S62265110 A JPS62265110 A JP S62265110A
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Katsura Ito
桂 伊藤
Hirosumi Izawa
伊沢 広純
Chika Takasago
高砂 千佳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は導電性塗剤、工業用潤滑剤、帯電防止剤等に利
用される黒鉛微粉の分散スラリーの製造スラリーとする
ことからなる黒鉛微粉分散スラリーの製造法に関する。
従来の技術 黒鉛微粉の分散スラリーをつくるには先ず黒鉛を粉砕す
ることが必要である。黒鉛の粉砕は振動ミル、ボットミ
ル等によって行われるが、粉砕の雰囲気を変えることで
粉砕が進むことが知られている。すなわち、振動ボール
ミルあるいはボットミル内の雰囲気をヘリウムガス、窒
素ガス等にして粉砕を行なうと空気中で粉砕するよりも
、微細な粉末が得られ、比表面積が50On?/gを超
える微粉が得られる。
発明が解決しようとする問題点 黒鉛分散スラリーで特に小さい微粉を必要とすこの粉砕
によって得られた微粉はBET法による比表面積の測定
値が500 rd/g以上と大きく、走査型電子顕微、
鏡による観察でも、1次粒子の大きさが1ミクロン以下
と小さいが大きく凝集している。
しかし、この方法によって得られた微粉をケトン、その
他の有機質分散媒に分散させた場合、分散媒中で粒子同
志が凝集してしまい、分散の程度を評価する為、レーザ
ー回折式粒度分布測定機を用いて粒度測定を行なっても
、上記比表面積データ及び走査型電子顕微鏡による観察
結果と対応した測定結果が得られなかった。
本発明は粉砕した黒鉛(人造黒鉛又は天然黒鉛)の微粉
が分散−の中でも凝集することな(分散したスラリーを
提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は黒鉛の粉砕方法、それによって得られた微粉を
スラリーにするための分散媒及びこれらの関連について
種々研究した結果到達したもので、粉砕の雰囲気と分散
媒とが特定の関係にある場合に微粉の凝集のない良好な
スラリーが得られることが判明したものである。
即ち、本発明は02ガスを実質的に含まず、CO□を主
体とするガスの雰囲気下で粉砕を行ない、得られた微粉
を含酸素有機溶媒に分散させてスラリーとする方法であ
る。
本発明における黒鉛の粉砕において予め通常の方法でボ
ールミル、ジェットミル等を用い、10ミクロン程度に
粉砕しておくとよい。次にこの粉砕物を転勤ボールミル
、振動ボールミル等で粉砕する。その際ボールミル等の
中をCO2系ガスで置換し、CO□ガス雰囲気とするこ
とが必要である。雰囲気はCO2ガス100%が望まし
いが、実質的にO2ガスを含まず、即ち不純物程度とし
て含まれるもの以外の0.を含まなければ、N2やAr
等の不活性ガスは含まれていてもよい。ただしCO□ガ
スによる効果を高めるには雰囲気ガスは30%(容積)
以上をCO2ガスとすべきである。本明細書においては
このようなガスをCO□系ガスと称する。粉砕時間は粉
砕機の種類、容量等によって変わるが、前記のボールミ
ル等では1次粒子として1ミクロン程度にするには1〜
100時間位粉砕する。
粉砕が終了したらその粉砕機内に面接合酸素有機溶媒を
導入することが望ましい。粉砕した微粉を空気中に渇す
と微粉の表面で空気中の酸素と反応し、COz粉砕効果
が減殺されるからである。粉砕機内に導入する方法は粉
砕機内を一旦真空にした上で溶媒を吸引するかあるいは
圧入等による。
こうして得られた混合物をボールミル等を用いてさらに
分散混合する事で分散性のよいスラリーを得ることがで
きる。
スラリーの濃度は用途目的に応じ広範囲に変えることが
できるが、最も一般的には黒鉛微粉3〜30重量%のも
の・が使用に適する。
含酸素有機溶媒としてはメチルエチルケトン(MF、K
) 、アセトン、メチルイソブチルケトン(M I B
 K) 、メチル−n−ブチルケトン、メチル−n−プ
ロピルケトン、メタノール、エタノール、ブタノール、
酢酸エステル、アクリル酸などが適し、特にケトン類が
好ましい。
このようにして得られたスラリーの黒鉛微粉の粒度を測
定するためスラリーをその同一分散媒で希釈した。粒度
の測定はレーザー回折式粒度分布測定゛器を用いた。そ
の結果黒鉛微粉は平均粒径が1ミクロン以下であり、殆
んど凝集していないことがわかった。
作用 黒鉛をC(h系ガス雰囲気で粉砕し、それを分散媒とし
て含酸素有機溶媒を用いた場合に黒鉛微粉の凝集がなぜ
起らないかについては、黒鉛の粉砕中にCO2ガスが黒
鉛微粉表面に作用して、親溶媒性の官能基を生成し、そ
の表面の存在によって含酸素有機溶媒中で微粉の凝集が
さまたげられ、分散が促進される事によると考えられる
〔発明の実施例〕
実施例1 人造黒鉛を、平均粒度5.8ミクロンに予備粉砕した原
料を20g′秤量して、内容量31のポットミルポット
に入れた。そこへ直径10鶴の鉄製ボールを1.21入
れ、粉砕媒体とした。ポットにふたをして、ポット内を
一旦真空にした上で、Co2ガスを760Torr封入
し、封入ラインの弁を締めてポットを密閉状態とした。
ポットをポットミル架台にのせ、回転数6゜r、p、m
、で65時間粉砕を行なった。
粉砕が終了したポットを架台から取りはずし、ポー/ 
ト内のガスを真空ポンプで圧力50Torr迄吸引した
後、今度は500ccのメチルエチルケトンをポット内
に導入した。次いで、このポットを再びポットミル架台
にのせ、回転数6 Or、p、m、で50時間分散混合
を行なった。混合が終了してからボット内のスラリーを
取り出し、レーザー回折式粒度分布測定器を用いて粒度
測定を行なった所、50%累積平均径が0.37ミクロ
ンとなった。
実施例2〜3.比較例1〜3 実施例1と同様にし、但し、粉砕における雰囲気及び溶
媒の種類を変えて実施した。第1表にその条件及び結果
を示す。
〔発明の効果〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 黒鉛を、O_2ガスを実質的に含まないCO_2系ガス
    の雰囲気下で粉砕し、その微粉に含酸素有機溶媒を加え
    てスラリーとすることを特徴とする黒鉛微粉分散スラリ
    ーの製造法。
JP61108695A 1986-05-14 1986-05-14 黒鉛微粉分散スラリ−の製造法 Expired - Lifetime JPH0621019B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02167808A (ja) * 1988-09-13 1990-06-28 Kansai Coke & Chem Co Ltd キッシュグラファイトの精製方法
JPH0350110A (ja) * 1989-07-19 1991-03-04 Kansai Coke & Chem Co Ltd 黒鉛の高純度化法
JP2014520751A (ja) * 2011-07-14 2014-08-25 ユニスト・アカデミー―インダストリー・リサーチ・コーポレーション 機械化学的方法により縁部が機能化されたグラファイトおよびその製造方法

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US9656871B2 (en) 2011-07-14 2017-05-23 Unist (Ulsan National Institute Of Science And Technology) Edge-functionalized graphitic material through mechanochemical process and manufacturing method thereof

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JPH0621019B2 (ja) 1994-03-23

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