JPS62264280A

JPS62264280A - 車輌用錠のリモートコントロール装置

Info

Publication number: JPS62264280A
Application number: JP61104719A
Authority: JP
Inventors: 田邊　律司
Original assignee: Yuhshin Co Ltd; Yuhshin Seiki Kogyo KK
Current assignee: U Shin Ltd
Priority date: 1986-05-09
Filing date: 1986-05-09
Publication date: 1987-11-17
Anticipated expiration: 2010-05-24
Also published as: JPH0747907B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」この発明は、自動車などの車輌のドアやトランクなどに
設けられている錠を車輌から離れた位置で施錠しまた解
錠するための通信制御装置に関する。

「従来の技術」自動車のドアまたはトランクに装備されている錠は鍵を
差し入れて操作して施錠しまた解錠するものが多いが、
最近では、鍵を使用することなく、電気的或いは光学的
な通信信号を利用し、自動車から離れた位置で施錠した
り、解錠したりすることが可能な通信制御装置が開発さ
れている。

この通信制御装置は、自動車に設けられた受信機と、自
動車とは独立した携帯自在な発信機とを具備している。

そして、発信機には各自動車に与えられた特定のキーワ
ード情報（キーナンバー）がコード化情報として設定さ
れており、このコード化情報にしたがう通信信号がトリ
ガー操作にしたがって上記発信機より発射されるように
なっている。具体的には、パルス数変関方式にしたがっ
てコード化情報を直接に極小幅のパルス数に変換し、そ
のパルス列を通信信号として電気的或いは光学的に伝送
する構成となっており、光学的な通信信号としては赤外
線エネルギーが使用されている。

また、受信機は通信信号を受信してこれを復調または複
号し、コード化情報を再生すると共にこのコード化情報
と、予め設定されている線側メモリ情報とを比較し、こ
の比較によって肯定されたときのみ実行信号を出力する
。

この実行信号によってドアまたはトランクに装備された
錠が制御されるが、施錠されている錠は解錠されるよう
に、解錠されている錠は施錠されるように制御される。

なお、通信信号が繰返し発信されることによって生ずる
施錠と解錠との繰返しを防ぐために、通信信号の繰返し
発信が所定時間内に行なわれるかぎり「施錠」から「解
錠」または「解錠」から「施錠」の一方向移行となる構
成となっている。

このように制御される錠は上記実行信号を受けて活動す
る電磁的な駆動機構を備えている。また、錠制御は全ド
アの錠に対して同時に行なわれるが、ドア錠とトランク
錠とは別々に制御されるように、ドア錠とトランク錠と
に設けられた各受信機の受信エリアが定められている。

「発明が解決しようとする問題点」上記したように従来の通信制御装置は、キーワード情報
を変換した極小幅のパルス列を通信信号とするものであ
るため、電気雑音の影響によって誤動作するおそれがあ
る。

第５図は通信信号として発信されるパルス列の一例を示
し、各々のパルス幅がＯ，ｌＩＪ秒、同期パルスＰ各々
の間隔が２．５ミリ秒に定められ、同期パルスＰ間に信
号パルスがないときにはコード“０”を、その間に信号
パルスＰ１が存在しているときはコード“１゛を表わす
ようになっている。

このような通信信号はパルス数のカウントによってコー
ド再生することから、電気雑音パルスＰＸが図示仮線の
ように発生することにより、コード“Ｏ”が“１”とし
て再生され誤動作の原因となる。

電気雑音は装置動作に原因し、また、周囲雑音としてそ
の影響を受ける場合など種々の条件があって、防止対策
には困難を伴う問題である。

また、この種の通信制御装置は自動車から離れた場所で
発信機操作する関係で、特に、施錠する場合には装置動
作を信頼しその結果を確認しないことがある。そのため
、誤動作はドア等の錠を解錠したまま自動車を放置する
ことになって、塔載物の盗難、延いては自動車の盗難の
事故となるおそれがあった。

「問題点を解決するための手段」本発明は上記した問題点にかんがみ開発したもので・車
輌とは独立させた発信機が、特定のキーワード情報を所
定のパルス幅に置換え、この置換パルスをパルス変調し
て発信し、車輌に装備させた受信機が、上記パルス変調
を通信信号として受信してこれを復調し、所定の出力を
生成する構成とした点に特徴がある。

上記した通信信号は、置換パルスの各パルス幅に対応し
て発生した多数のパルスからなるパルス群列として形成
されるため、パルス群間に発生した電気雑音信号はコー
ド情報として再生されることがなく、その雑音信号によ
る誤動作はほとんど生じない。

「実施例」次に、本発明の実施例について図面に沿って説明する。

第１図は自動車とは独立させ携帯使用可能になした発信
機の電気回路を示すブロック図で、１）はキーワード情
報を設定する情報設定回路、１２は情報処理回路、１３
はトリガースイッチ、１４はドライバーである。

上記情報設定回路１）は自動車番々の特定のキーナンバ
ーコードを予め設定するもので、例えば、「１．０１０
、■、１．０．０」のようにバイナリ−形式でコード設
定される。このコード設定の一例としては、マイクロコ
ンピュータ−のコード設定用の各々の入力端子を電源ラ
イン或いはグランドラインに接続することによって行な
うことができる。

上記情報処理回路１２はキーワードナンバーコードを所
定のパルス幅に置換えると共に置換パルスをパルス変調
する回路である。

この回路によって行なわれるパルス１換えは、第３図（
ａ）に示すように、ナンバーコードが一定振幅で発生す
る各パルスの幅に置き換える工程で、コード“１”は広
い幅のパルスＰ１０、コード“０”は狭い幅のパルスｐ
Ｈとして一定のタイミングで現われるようになっている
。

上記した置換パルスは、第３図（ｂ）に示すところの搬
送波によって変調し、第３図（Ｃ）に示すパルス変調さ
れた出力信号とする。この出力信号はコード置換パルス
各々のパルス幅に対応して発生した搬送波パルスのパル
ス群列となる。

なお、上記したようなコード置換パルスとそのパルス変
調はマイクロコンピュータを予めプログラムしておくこ
とによって行なうことができ、キーワードナンバーコー
ドをマイクロコンピュータ−に入力させることによって
、マイクロコンピュータの出力として変調されたパルス
を生成することができる。また、パルス変調は、パルス
変調の伝送方式として知られている公知の回路構成によ
って行なってもよい。

上記ドライバー１４は、赤外発光ダイオード１５を駆動
させる公知の高速パルス駆動回路である。

赤外発光ダイオード１５の発光は赤外線エネルギーとし
て発射される。

上記した発信機回路は、アルカリ電池などの電源を備え
、トリガースイッチ１３の閉成によって各回路が給電さ
れる。これより、情報設定回路１）のコードが情報処理
回路１２によってパルス幅に置換えられると共にパルス
変調され、ドライバー１４が変調信号にしたがって赤外
発光ダイオード１５を駆動する。赤外発光ダイオード１
５は第３図（ｃ）の変調信号にしたがって発光し、この
赤外線エネルギーが通信信号となって後述の受信機に送
信される。

第２図は自動車に装備させる受信機の電気回路を示すブ
ロック図で、１７はフィルタ１８を透過した赤外線エネ
ルギーを感知する受光器である。なお、フィルタ１８は
赤外線フィルタ或いは吸収フィルタなどの公知のもので
ある。

１９は増幅器、２０は復調回路、２１は波形整形回路で
ある。これら増幅器１９、（哀調回路２０及び波形整形
回路２１は受光用プリアンプＩＣ２２として一体形成す
ることができ、また、復調回路２０はパルス変調の伝送
方式によって知られるような公知の回路構成でよい。２
３は情報処理回路、２４は照合コード設定回路、２５は
ドライバー、２６は負荷となる錠駆動機構である。

上記受光器１７の出力信号は、第３図（’ｄ）に示すよ
うなパルス変調された光電変換出力信号となり、この出
力信号が受光用プリアンプＩＣ２２に入力する。受光用
プリアンプＩＣ２２は、光電変換出力信号を増幅、復調
、波形整形し、第３図（ｅ）に示すところのパルス信号
２７を出力する。

この出力信号２７は発信機のコード置換パルスと同形の
ものとなる。

上記情報処理回路２３は出力信号２７を入力し、この信
号２７を複号し、例えば、バイナリ形式のコード「１．
０．０．１．１．０．０」を再生する。

また、この情報処理回路２３は上記再生コードと照合コ
ードとを比較する比較回路を備え、これら２系統のコー
ドが一致したとき実行信号２８を出力する。再生コード
と照合コードの比較手段としては、両コードにしたがう
各々のパルス数を比較してもよいが、第３図（ｅ）に示
したような復調パルスを積分し、この積分電圧と、照合
コードにしたがう基準電圧とを比較するコンパレータの
構成とすることができる。

上記したところの再生コードと照合コードを比較する情
報処理回路２３は公知の比較回路などを使用してもよい
が、マイクロコンピュータを使用してこれを予めプログ
ラムしてもよい。

照合コードは照合コード設定回路２４に予め設定しであ
るが、これは発信機回路に設けた情報設定回路１）と同
様に構成されている。

ドライバー２５は上記実行信号２８を入力して動作する
回路で、錠駆動機構２６を制御し、施錠または解錠させ
る。これらドライバー２５及び錠駆動機構２６は公知の
ものである。スイッチ２９は施錠と解錠に連動するスイ
ッチで、閉成時に“０”、解放時に“１”の信号を情報
処理回路２３に与えるもので、この回路２３が上記の信
号入力によって施錠状態または解錠状態を判別し、「施
錠」から「解錠」または、「解錠」から「施錠」に移行
されるに必要な実行信号を出力する。

上記回路からなる受信機は、パルス変調にしたがう赤外
線エネルギーを受信して復調、複号する構成であるから
、例えば、第３図（ｄ）に示したように、雑音パルスＰ
Ｘが各変調パルスの間に混入した場合には、このパルス
Ｐχは復調過程（搬送波と同じ周波数のものが復調され
る）で取り除かれ、コードとしては再生されないし、ま
た、雑音パルスが変調パルス内に混入したとしても復調
されたパルス（第３図（ｅ））を積分して比較するよう
にすれば、雑音パルスによる影響は極めて少ない。

一方、発信機から発信された通信信号は多くの情報内容
を含んでおり、具体的には第４図に示すパルスフレーム
として形成される。このフレームは一例であるが、全体
で１７ビツトからなり、コード置換パルスの幅は３ミリ
秒、２ミリ秒、１ミリ秒の三段階に形成し、このパルス
を４０ＫＨｚの搬送波をもってパルス変調する。そして
、パルスＰ２０はスタート信号、１６ビツト構成のパル
スＰ２１はキーナンバーコード、パルスＰ２２はドア錠
とトランク錠の判別信号、パルスＰ２３はエンド信号を
負担している。

上記実施例ではキーワード情報をパルス幅に置換える手
段としたが、これは一定幅のパルスの位置に置換えるよ
うにしてもよいし、キーワード情報を２進形式でなく３
進形式として送信パルスの幅又は位置を３つのパターン
に区別させる事によって同じ情報量を少ない送信ビット
数にして送る事もできる。この場合、送信時間の短縮及
び送信消費電流の低減化が実現できる。

また、受信機が通信信号を受信することに応動させて車
内灯を一時的に点灯させ、或いは、ブザーを一時的に発
音させるなどの確認手段を備えれば、受信機の受信状態
が自動車から離れた位置で確認することができ、さらに
、発信機の最初の操作で施錠され、次の操作で解錠され
るような場合、所定時間内（例えば、５秒内）にドア或
いはトランクが開かれないかぎり自動的に再度施錠され
る構成とすれば、発信機の繰返し通信信号に対しても錠
が施錠状態となって有利である。

なお、上記した受信機が自動車の全ドア錠を制御するこ
と、発信機からの通信信号が短時間内に繰返されたとし
ても、「施錠」から「解錠」または「解錠」から「施錠
」の一方向制御とすることなどについては従来装置と同
様である。

本発明に係る通信制御装置は、通信信号を赤外線エネル
ギーとすることなく、電気無線信号とするようにして同
様に実施することができる。

「発明の効果」上記した通り、本発明に係る通信制御装置は、発信機が
、キーワード情報を所定のパルス幅のパルス列に置換え
ると共にこのコード置換パルスをパルス変調して通信信
号を発信し、受信機が、上記通信信号を復調、複号して
キーワード情報を再生するので、通信信号に雑音パルス
が混入した場合に、この雑音パルスが復調または複号さ
れず、正しいコード再生が可能になる。

したがって、電気雑音の影響を受けることが少なく動作
精度の高い車輌用線の通信制御装置を得る。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は
発信機の電気回路を示すブロック図、第２図は受信機の
電気回路を示すブロック図、第３図（ａ）、（ｂ）、（
ｃ）は上記発信機が生成するコード置換パルス、搬送波
、変調されたパルスを示す図、第３図（ｄ）、（ｅ）は
上記受信機が生成する光電変換パルス、復調されたパル
スを示す図、第４図は上記発信機が発信する通信信号の
情報内容を示すための図、第５図は従来装置によって使
用されている通信信号を示す図である。１）・・・情報設定回路１２・・・情報処理回路１３・・・ドライバー１５・・・赤外発光ダイオード１７・・・受光器１８・・・フィルタ１９・・・増幅器２０・・・復調回路２１・・・波形整形回路２２・・・受光用プリアンプＩＣ２３・・・情報処理回路２４・・・照合コード設定回路２５・・・ドライバー２６・・・錠駆動機構。特許出願人　　　株式会社　ニーシン第　１　図第　３　図第　４　図第５図手　　続　　補　　　正　　書昭和６１年７月１）日特許庁長官　　宇　賀　道　部　　殿１、事件の表示　　昭和６１年特許願第１０４７１９号
２、発明の名称　　車輌用錠の通信制御装置３、補正を
する者事件との関係　　　　特許出願人東京都港区西新橋−丁目７番２号４、代理人東京都千代田区飯田橋二丁目１番４号九段セントラルビル　４０１号６、補正の対象　　　明細書の発明の詳細な説明の欄及
び図面の簡単な説明の欄７、補正の内容　　　　別紙の通り補正の内容（１）明細書第１Ｏ頁第１０行目、第１）頁第１行目の
発明の詳細な説明の欄に受光器とあるのをフォトダイオードと補正します。（２）明細書第１６頁第１）行目の図面の簡単な説明の
欄に１３・・・ドライバーとあるのを１４・・・ドライバーと補正します。（３）明８１ＩＩ書第１６頁第１３行目の図面の簡単な
説明の欄に１７・・・受光器とあるのを１７・・・フォトダイオードと補正します。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車輌に装備された受信機と、車輌とは独立した発
信機とを備え、上記受信機が車輌から離れた位置から発
信された上記発信機の通信信号を受信して錠の施錠また
は解錠を制御する通信制御装置において、上記通信信号
が、特定のキーワード情報を所定のパルス幅に置換え、
この置換パルスをパルス変調したものであることを特徴
とする車輌用錠の通信制御装置。
（２）上記通信信号が、赤外線信号として発信され、受
信されることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に
記載した車輌用錠の通信制御装置。
（３）キーワード情報をパルス幅に対応させて置換え、
この置換パルスを搬送波に乗せてパルス変調し上記通信
信号を生成したことを特徴とする特許請求の範囲第（１
）項に記載した車輌用錠の通信制御装置。
（４）キーワード情報を一定のパルス幅の位相に対応さ
せて置換え、この置換パルスを搬送波に乗せてパルス変
調し上記通信信号を生成したことを特徴とする特許請求
の範囲第（１）項に記載した車輌用錠の通信制御装置。
（５）上記キーワード情報が、スタートコード、登録コ
ード、ドア錠またはトランク錠の判定コード、エンドコ
ードを含むことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項
に記載した車輌用錠の通信制御装置。
（６）上記発信機が、特定のキーワード情報を予めバイ
ナリ形式でコード化し設定する手段、コード化情報をパ
ルス幅に対応させて置換える手段、置換パルスをパルス
変調する手段、パルス変調信号を発信する手段を含むこ
とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載した車
輌用錠の通信制御装置。
（７）上記受信機が、パルス変調信号を受信して復調す
る手段、復調信号をコード化情報に複号する手段、コー
ド化情報を予め設定した照合コードとを比較して所定の
関係の成立で出力する手段を含む特許請求の範囲第（１
）項に記載した車輌用錠の通信制御装置。
（８）上記発信機が、パルス変調された電気信号を光電
変換して、赤外線エネルギーを発射する手段を含み、上
記受信機がフィルタを通して赤外線エネルギーを受ける
受光器を含むことを特徴とする特許請求の範囲第（１）
項に記載した車輌用錠の通信制御装置。