JPS6224626B2 - - Google Patents

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JPS6224626B2
JPS6224626B2 JP54032879A JP3287979A JPS6224626B2 JP S6224626 B2 JPS6224626 B2 JP S6224626B2 JP 54032879 A JP54032879 A JP 54032879A JP 3287979 A JP3287979 A JP 3287979A JP S6224626 B2 JPS6224626 B2 JP S6224626B2
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JP
Japan
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signal
vehicle
time
calculation
engine
Prior art date
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JP54032879A
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English (en)
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JPS55125340A (en
Inventor
Keizo Natsume
Kimyuki Ogawa
Makoto Shiozaki
Kunio Miura
Motoyoshi Suzuki
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP3287979A priority Critical patent/JPS55125340A/ja
Publication of JPS55125340A publication Critical patent/JPS55125340A/ja
Publication of JPS6224626B2 publication Critical patent/JPS6224626B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関(以下エンジン)を原動機に
用いる車両の事前運転を自動的に行なう車両用事
前運転制御方法よび装置に関するものである。
従来、この種の装置として特公昭47−25289に
示す「自動暖機装置」または特公昭47−25290に
示す「自動暖機装置」があり、タイマにてセツト
された時刻になるとエンジンが始動し、所定時間
だけ暖機運転を行なつている。
しかしながら、この自動暖機装置はシフトレバ
ーがニユートラル位置でない時に事前運転を行な
わないように構成されており、その時はただ自動
暖機運転を行なわないだけで何も警報を発しない
ため、運転者は暖機運転が完了しているだろうと
思つて搭乗してもシフトレバーがニユートラル位
置になかつたために再度暖機運転を行なわなけれ
ばならないという問題がある。
また、他の従来装置としては特開昭52−15019
号に示す「自動車用自動暖機装置」があり、これ
には自動暖機装置を作動するとき閉成される動作
スイツチ、駐車時に閉成する駐車スイツチ、ギア
が中立位置にあるときのみ閉成するニユートラル
スイツチが直列に接続され、動作スイツチを閉成
することにより駐車スイツチ及びニユートラルス
イツチの閉成並びに電源供給を確認するためラン
プが設けられている。
しかしながら、上記従来装置は、動作スイツチ
を閉成作動する時に、車室内にいる運転者は上記
の点を確認することができるが、実際にエンジン
暖機運転を行う時点での上記確認を運転者に知ら
せることができない、つまり実際のエンジン運転
が行なわれるまでの間にギアを操作してしまつた
場合等にはエンジン運転が不可であることを報知
することができないという問題点を有している。
本発明は上記問題に鑑みたもので、事前運転開
始時刻より所定時間前に、エンジン運転が不可で
あることを検出すると、車室外の人に認識可能な
警報を行なうことにより、事前運転が不可である
ことを事前運転開始時刻までに運転者に伝達する
ことができる車両用事前運転制御方法およびその
方法を適切に実施することができる装置を提供す
ることを目的とする。
以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。第1図はその一実施例を示す全体構成図であ
り、予め定めた事前運転制御プログラムを含む制
御プログラムに従つてソフトウエアによるデイジ
タル演算処理を実行する車載マイクロコンピユー
タにより事前運転制御を行なうものであり、この
実施例に使用される自動車には電子式燃料噴射装
置EFIが搭載されている。
この第1図において、1は12ボルト(V)の電
圧を発生する車載バツテリ、2はキースイツチ
で、運転者による手動操作にて投入されるもので
あり、オフ(OFF)端子、アクセサリー
(ACC)端子、イグニツシヨン(IG)端子、およ
びスタータ(ST)端子を有している。3はスタ
ータで、その回転駆動力にてエンジンを起動し、
エンジン始動を行なうものである。4は4気筒エ
ンジンの点火を制御する点火系で、車載バツテリ
1より電源供給を受け、エンジンの点火時期に点
火高電圧を発生してエンジンの点火を行なうもの
である。5はオートエアコンで、車室温を予めセ
ツトされた設定温に近づけるように車室内の空調
制御を自動的に行なうものである。6は外気温セ
ンサで、フロントグリル後ろ側に設置され、外気
温度を検出して外気温度に応じた外気温信号を発
生するものである。7は内気温センサで、インス
トルメントパネル左上側に設置され、車室温を検
出して車室温に応じた内気温信号を発生するもの
である。8は水温センサで、エンジン冷却水温を
検出してエンジン冷却水温に応じた水温信号を発
生するものである。9は回転数検出センサで、デ
イストリビユータ内に設置され、その時のエンジ
ン回転数に比例した回転数信号を発生するもので
ある。10はイグニツシヨンスイツチで、車両キ
ーがキースイツチ2のIG端子に投入された時に
イグニツシヨン信号を発生するものである。11
はニユートラルスイツチで、車両の変速リンク機
構に取付けてシフト・レバーがニユートラル位置
以外の時にニユートラル信号を発生するものであ
る。12は駐車時に使用される駐車ブレーキの作
動状態を検出するサイドブレーキスイツチで、サ
イドブレーキが引かれていない時にサイドブレー
キ信号を発生するものである。13はボンネツト
スイツチで、ボンネツトの開閉を検出し、ボンネ
ツトが開いている時にボンネツト信号を発生する
ものである。14は空気圧検出器で、4本の空気
入りタイヤの樹脂内に封入された空気圧検知スイ
ツチと共振コイル、車体側に設けられた車体側コ
イルと発振器、この発振器よりの発振出力を識別
する検出器より構成され、タイヤの空気圧が低圧
の時に空気圧検知スイツチがオフして共振コイル
と車体側コイルが共振しなくなり、その時の発振
器よりの発振出力を検出器にて検出して低圧信号
を発生するものである。そして、ニユートラルス
イツチ11、サイドブレーキスイツチ12、ボン
ネツトスイツチ13、および空気圧検出器14に
て不可検出手段を構成し、ニユートラル信号、サ
イドブレーキ信号、ボンネツト信号、および低圧
信号にて不可信号をなしている。15はオートエ
アコンスイツチで、オートエアコン5を始動させ
る時に投入されてエアコン信号を発生するもので
ある。16は温度設定器で、オートエアコン5の
設定温度を設定する時に使用されるもので、その
設定温度に対応するデイジタルの設定温信号を発
生するものである。17はアナログ信号をデイジ
タル信号に変換するアナログ/デイジタル(A/
D)変換器で、外気温センサ6よりの外気温信
号、内気温センサ7よりの内気温信号、水温セン
サ8よりの水温信号、および回転数検出センサ9
よりの回転数信号を順次デイジタル信号に変換す
るものである。
18は予め定めた事前運転制御プログラムを含
む制御プログラムに従つてソフトウエアのデイジ
タル演算処理を実行するシングルチツプのマイク
ロコンピユータで、演算処理手段を構成してお
り、数メガヘルツ(MHz)の水晶振動子19を
接続すると共に、車載バツテリ1よりの12Vの電
源供給に基づいて5Vの安定化電圧を発生する安
定化電源回路20よりの安定化電圧の供給を受け
て作動状態になるものである。そして、このマイ
クロコンピユータ18は演算手順を定めた事前運
転制御プログラムを含む制御プログラムを記憶し
ている読出専用メモリ(Read Only Memory;
ROM)と、このROMの制御プログラムを順次読
出してそれに対応する演算処理を実行する中央処
理部(Central Processing Unit;CPU)と、こ
のCPUの演算処理に関連する各種データを一時
記憶すると共にそのデータのCPUによる読出し
が可能なメモリ(Randam Access Memory;
RAM)と、水晶振動子19を伴つて上記各種演
算のための基準クロツクパルスを発生するクロツ
ク発生部と、各種信号の入出力を調整する入出力
(I/O)回路部とを主要部に構成した1チツプ
の大規模集積回路(LSI)製のものである。そし
て、このマイクロコンピユータ18はその演算処
理によつて、スタータ3および点火系4への通電
を制御するエンジン制御信号、マイクロコンピユ
ータ18への電源供給を遮断する遮断信号、およ
び警報を5秒間発するための警報信号、警報解除
信号を発している。
21は第1のリレー回路で、マイクロコンピユ
ータ18よりエンジン制御信号としての点火系信
号およびその解除信号を保持するラツチを備え、
点火系信号を受けるとその作動を開始して車載バ
ツテリ1より点火系4およびオートエアコン5に
電源供給を行なうものである。22は第2のリレ
ー回路で、その内部は車載バツテリ1よりスター
タ3への通電をその閉成時に行なうスタータリレ
ー、マイクロコンピユータ18よりエンジン制御
信号としてのスタータ信号およびその解除信号を
保持するラツチ、およびそのスタータ信号と解除
信号にてキースイツチ2のST端子よりスタータ
リレーに至る径路と直接車載バツテリ1よりスタ
ータリレーに至る2径路を切換える2接点切換式
リレーより構成され、マイクロコンピユータ18
よりスタータ信号を受けると車載バツテリ1より
スタータリレーへの通電を行ない、解除信号を受
けるとキースイツチ2のST端子よりスタータリ
レーに至る径路を閉成するものである。23は通
電手段となる第3のリレー回路で、第1のタイマ
24よりの通電信号を保持するラツチを備え、通
電信号を受けると車載バツテリ1より安定化電源
回路20への通電を行ない、遮断信号を受けると
保持している通電信号を解除して車載バツテリ1
より安定化電源回路20への通電を解除するもの
である。24は時刻設定手段としての第1のタイ
マで、発振回路とこの発振回路よりの発振パルス
をカウントして時間を計算するカウンタとこのカ
ウンタに基づいて時間表示する時間表示回路と運
転手が搭乗する予定時刻を表示する搭乗予定時刻
表示回路部とこの搭乗予定時刻をセツトする時に
投入されるセツトスイツチ24aにより構成され
ており、搭乗予定時刻から30分を引いた時刻に対
応するカウント数に前記カウンタのカウント数が
一致するとリレー回路23にタイマ信号としての
通電信号を発するものである。25は第2のタイ
マで、発振回路とこの発振回路よりの発振パルス
をカウントして時間を計算するカウンタとマイク
ロコンピユータ18よりの時間信号を保持する保
持回路より構成されており、マイクロコンピユー
タ18より時間信号を受けるとその時点より時間
を計算し始め、その時間に対応するカウント数が
時間信号に対応するカウント数に達すると、事前
運転開始時刻になつたとしてマイクロコンピユー
タ18に始動開始信号を発するものである。26
は警報信号としての警報器で、マイクロコンピユ
ータ18よりの警報信号を保持するラツチを備
え、警報信号を受けると車両の事前運転が不可で
あることを示す警報を車室外の人に認識可能な音
にて発生するもので、既設のホーンを兼用してお
り、マイクロコンピユータ18よりの警報解除信
号あるいはリセツトボタン26aにてその音の発
生を停止するものである。
次に、上記構成においてその作動を第2図の特
性図および第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図、第8図の演算流れ図と共に説明する。
この第2図aは温度T=外気温Ta=内気温Tb
=冷却水温Tcの時の温度Tと空調制御をも含め
た時のエンジン運転に必要な時間taとの関係を示
す特性図であり、第2図bは温度T=外気温Ta
=冷却水温Tcの時の温度Tと空調制御を行なわ
ない時のエンジン暖機に必要な時間tbとの関係を
示す特性図である。
また、第3図は制御プログラムによるマイクロ
コンピユータ18のメインルーチンの演算処理を
示す演算流れ図、第4図は第3図中の異常判定演
算ルーチンの詳細な演算処理を示す演算流れ図、
第5図は第3図中のエンジン始動開始時期演算ル
ーチンの詳細な演算処理を示す演算流れ図、第6
図は第3図中の事前運転制御演算ルーチンの詳細
な演算処理を示す演算流れ図、第7図は第6図中
のスタータ通電制御演算ルーチンの詳細な演算処
理を示す演算流れ図、第8図は第6図中のエンジ
ン始動後制御演算ルーチンの詳細な演算処理を示
す演算流れ図である。
まず、このマイクロコンピユータ18の演算処
理について説明する。このマイクロコンピユータ
18は安定化電源回路20より安定化電圧の供給
がされるとその作動を開始し、第3図のスタート
ステツプ100よりその演算処理を開始する。そ
して、初期設定ルーチン200に進んでマイクロ
コンピユータ18内のレジスタ、カウンタ、ラツ
チなどを演算処理の開始に必要な初期状態にセツ
トする。この初期状態のセツト作動には、警報時
のタイマデータAをA=O、スタータ非作動時の
タイマデータBをB=O、スタータ作動時のタイ
マデータCとC=O、暖機が完了あるいは暖機と
空調が完了してからの時間カウンテのタイマデー
タDをD=O、回転データNをN=Oに定める作
動、および30分前フラグ、1回目フラグのセツ
ト、スタータOFFフラグ、警報フラグのリセツ
トを行なう作動を含んでいる。そして、イグニツ
シヨン判定ステツプ101に進んでイグニツシヨ
ンスイツチ10よりイグニツシヨン信号が発生し
ているか否かを判定し、イグニツシヨン信号が発
生している時にその判定がイエス(YES)にな
るが、イグニツシヨン信号が発生していない時に
その判定がノー(NO)になり、始動開始判定ス
テツプ102に進む。この始動開始判定ステツプ
102では第2のタイマより始動開始信号が発生
しているか否かを判定し、始動開始信号が発生し
ている時にその判定がYESになるが、始動開始
信号が発生していない時にその判定がNOにな
り、異常判定演算ルーチン300に進む。
この異常判定演算ルーチン300の詳細な演算
処理を第4図に示している。そして、この異常判
定演算ルーチン300に到来することによつて、
まずニユートラル判定ステツプ301にてシフト
レバーがニユートラル位置にないことを示すニユ
ートラルスイツチ11よりのニユートラル信号が
発生しているか否かを判定し、ニユートラル信号
が発生している時にその判定がYESになるが、
ニユートラル信号が発生していない時にその判定
がNOになり、サイドブレーキ判定ステツプ30
2に進む。このサイドブレーキ判定ステツプ30
2ではサイドブレーキが引かれていないことを示
すサイドブレーキスイツチ12よりのサイドブレ
ーキ信号が発生しているか否かを判定し、サイド
ブレーキ信号が発生している時にその判定が
YESになるが、サイドブレーキ信号が発生して
いない時にその判定がNOになり、ボンネツト判
定ステツプ303に進む。このボンネツト判定ス
テツプ303ではボンネツトが開いていることを
示すボンネツトスイツチ13よりのボンネツト信
号が発生しているか否かを判定し、ボンネツト信
号が発生している時にその判定がYESになる
が、ボンネツト信号が発生していない時にその判
定がNOになつて低圧判定ステツプ304に進
む。この低圧判定ステツプ304に進む。この低
圧判定ステツプ304ではタイヤの空気圧が低圧
であることを示す空気圧検出器14よりの低圧信
号が発生しているか否かを判定し、低圧信号が発
生している時にその判定がYESになるが、低圧
信号が発生していない時にその判定がNOにな
り、異常判定演算ルーチン300の1回の演算処
理を終える。
他方、ニユートラル判定ステツブ301の判定
がYESの時、サイドブレーキ判定ステツプ30
2の判定がYESの時、ボンネツト判定ステツプ
303の判定がYESの時、低圧判定ステツプ3
04の判定がYESの時は警報ステツプ305に
進む。この警報ステツプ305では警報音を鳴ら
すための警報信号を警報器26に発し、タイマ作
動ステツプ306に進む。このタイマ作動ステツ
プ306ではそれまでのタイマデータAに定数
「1」を加える(A=A+1)演算を行ない、タ
イマ判定ステツプ307に進む。このタイマ判定
スチツプ307ではタイマデータAの値が5秒の
時間に対応する値であるか否かを判定し、5秒の
時間に対応する値でない時にその判定がNOにな
り、30分前フラグ解除ステツプ308に進んで30
分前フラグを解除して異常判定演算ルーチン30
0の1回の演算処理を終えるが、5秒の時間に対
応する値である時にその判定がYESになり、警
報停止ステツプ309に進む。この警報停止ステ
ツプ309では警報音を停止させるための警報解
除信号を警報器26に発し、電源OFFステツプ
310に進む。この電源OFFステツプ310で
はマイクロコンピユータ18への電源供給を遮断
させるための遮断信号を第3のリレー回路23に
発する。そして、エンドステツプ311に進んで
マイクロコンピユータ18の演算処理を終了す
る。
そして、この異常判定ルーチン300の1回の
演算が終了すると、第3図の30分前フラグ判定ス
テツプ103に進んで30分前フラグがセツトされ
ているか否かを判定し、30分前フラグがセツトさ
れていない時にその判定がNOになり、各種制御
演算ルーチン600に進むが、30分前フラグがセ
ツトされている時にその判定がYESになり、エ
ンジン始動時期演算ルーチン400に進む。
このエンジン始動時期演算ルーチン400の演
算処理を第5図に示す演算流れ図に従つて説明す
る。まず、外気温センサ6よりの外気温信号、内
気温センサ7よりの内気温信号、および水温セン
サ8よりの水温信号に基づいて外気温Ta、内気
温Tb、冷却水温Tcを入力する。そして、オート
エアコンスイツチ11よりエアコン信号が発生し
ていると予めマイクロコンピユータ18内の
ROMに記憶させてある第2図aの温度Tとエン
ジン運転必要時間taとの関係を示すような特性図
にて定まる関数f1により始動開始時間tを次式に
て定めている。
t=f1(Ta、Tb、Tc) また、オートエアコンスイツチ11よりエアコ
ン信号が発生していないと予めマイクロコンピユ
ータ18内のROMに記憶させてある第2図bの
温度Tと暖機運転時間tbとの関係を示すような特
性図にて定まる関数f2により始動開始時間tを次
式にて定めている。
t=f2(Ta、Tc) そして、この始動開始時間tに対応する時間信
号を第2のタイマ25に送出し、30分前フラグ解
除ステツプ104に進んで30分前フラグを解除
し、次の各種制御演算ルーチン600に進む。
この各種制御演算ルーチン600では第1図中
にセンサおよびアクチユエータが図示していない
が、ランプ、ワイヤ等の制御を行なうための演算
を行ない、イグニツシヨン判定ステツプ101に
再びもどる。
他方、前記始動開始判定ステツプ102の判定
がYESの時は事前運転制御演算ルーチン500
に進む。この事前運転制御演算ルーチン500で
は第6図、第7図、第8図に示すように、まず外
気温Taおよび冷却水温Tcにて定まるスタータ
ON時間(TON)とスタータOFF時間(TOFF
を求め、スタータ3および点火系4への通電を開
始する。そして、第7図のスタータ通電制御演算
ルーチンに進んで1秒経過した時のエンジン回転
数が50rpm以上であるか否かでエンジン始動可能
か否かを判定し、エンジン回転数が50rpm以上で
ない時に5秒間の時間だけ警報を発して事前運転
の制御を終了するが、エンジン回転数が50rpm以
上の時はそのまま演算を継続する。そして、タイ
マデータCによる時間がTONに達するまでにエン
ジン回転数が500rpm以上にならないとスタータ
通電を解除し、上記求めたTOFF時間の間スター
タ通電を止めて車載バツテリ1の電圧回復をはか
り、TOFF時間経過すると再びスタータ通電を行
なう。そして、スタータ通電を4回繰返してもエ
ンジン回転数が500rpm以上にならないとエンジ
ン始動不可として警報を5秒間の時間だけ発して
事前運転の制御を終了するが、スタータ通電を4
回繰返すうちにエンジン回転数が500rpm以上に
なると第8図のエンジン始動後制御演算ルーチン
に進み、暖機が完了あるいは暖機と空調が完了し
てから5分の時間が経過するまで事前運転を行な
う演算を行なう。
この事前運転制御演算ルーチン500は各種制
御演算ルーチン600と共に繰返しているが、こ
の繰返演算中にイグニツシヨンスイツチ10より
のイグニツシヨン信号が発生すると事前運転制御
演算ルーチン500の演算処理は行なわず各種制
御演算ルーチン600を繰返す演算に変更する。
次に、種々の状態における事前運転制御の全体
作動を順次説明する。
まず、シフトレバーがニユートラル位置にあ
り、サイドブレーキが引いてあり、ボンネツトが
閉じており、タイヤの空気圧が正常である場合に
ついて説明する。このとき、この事前運転を行な
うにあたつて第1のタイマ24の搭乗予定時刻を
セツトしてセツトスイツチ24aを投入し、空調
を行なうためのオートエアコンスイツチ11を投
入しておくと、搭乗予定時刻の30分前に第1のタ
イマ24より通電信号が第3のリレー回路23に
送出され、マイクロコンピユータ18に安定化電
源回路20より5Vの安定化電圧が供給される。
このことによりマイクロコンピユータ18は作動
状態となり、第3図のスタートステツプ100よ
り演算処理を開始し、初期設定ルーチン200に
進んでタイマデータA、タイマデータB、タイマ
データC、タイマデータD、回数データNとそれ
ぞれA=0、B=0、C=0、D=0、N=0に
定め、30分前フラグ、1回目フラグのセツト、ス
タータOFFフラグ、警報フラグのリセツトを行
なう作動を含む初期設定を行ない、イグニツシヨ
ン判定ステツプ101に進む。そして、このイグ
ニツシヨン判定ステツプ101ではイグニツシヨ
ンスイツチ10よりイグニツシヨン信号が発生し
ていないのでその判定がNOになり、始動開始判
定ステツプ102に進む。そして、この始動開始
判定ステツプ102では第2のタイマ25より始
動開始信号がまだ発生していないのでその判定が
NOになり、異常判定演算ルーチン30に進む。
この異常判定演算ルーチン300では第4図のニ
ユートラル判定ステツプ301より演算を開始
し、ニユートラル信号が発生していないのでその
判定がNOになり、サイドブレーキ判定ステツプ
302に進んでサイドブレーキ信号が発生してい
ないのでその判定がNOになり、ボンネツト判定
ステツプ303に進んでボンネツト信号が発生し
ていないのでその判定がNOになり、低圧判定ス
テツプ304に進んで低圧信号が発生していない
のでその判定がNOになり、異常判定演算ルーチ
ン300の1回の演算処理を終了する。そして、
第3図の30分前フラグ判定ステツプ103に進
み、初期設定ルーチン200にて30分前フラグを
セツトしているのでその判定がYESになり、エ
ンジン始動開始時期演算ルーチン400に進む。
このエンジン始動開始時期演算ルーチン400で
は外気温Ta、内気温Tb、冷却水温Tcに基づいて
空調制御をも含めた始動開始時期tを求め、この
始動開始時間tに対応する時間信号を第2のタイ
マ25に送出する。そして、30分前フラグ解除ス
テツプ104にて30分前フラグを解除した後、各
種制御演算ルーチン600を経て再びイグニツシ
ヨン判定ステツプ101にもどる。そして、この
後、イグニツシヨン判定ステツプ101、始動開
始判定ステツプ102、異常判定演算ルーチン3
00を経た後、30分前フラグ判定ステツプ103
に到来すると30分前フラグが解除されているので
その判定がNOになり、各種制御演算ルーチン6
00に進む演算に変更する。以後、この演算を数
百msecの周期にて繰返す。
そして、上記繰返演算において第2のタイマ2
5よりエンジン始動の開始を示す始動開始信号が
送出されると、始動開始判定ステツプ102に到
来した時その判定がNOからYESに反転し、事前
運転制御演算ルーチン500に進む。この事前運
転制御演算ルーチン500では第6図に示す演算
流れ図に従つてその演算処理を行ない、各種制御
演算600に進んでその演算処理を終えた後、イ
グニツシヨン判定ステツプ101にもどる。以
後、この演算を数百msecの周期にて繰返すこと
により、エンジン運転および空調制御を行なう。
そして、暖機および空調が完了してから5分の
時間が経過すると事前運転制御演算ルーチン50
0に到来した時、点火系4への通電およびマイク
ロコンピユータ18への電源供給を止めて事前運
転制御を終了する。
次に、ニユートラル位置、サイドブレーキ、ボ
ンネツト、タイヤの空気圧のうち少なくとも1つ
が異常状態にある場合、例えばシフトレバーがニ
ユートラル位置にない場合について説明する。こ
のとき、この事前運転を行なうにあたつて第1の
タイマ24の搭乗予定時刻をセツトしてセツトス
イツチ24aを投入し、空調を行なうためのオー
トエアコンスイツチ11を投入しておくと、搭乗
予定時刻の30分前に第1のタイマ24より通電信
号が第3のリレー回路23に送出され、マイクロ
コンピユータ18に安定化電源回路20より5V
の安定化電圧が供給される。このことによりマイ
クロコンピユータ18は作動状態となり、第3図
のスタートステツプ100より演算処理を開始
し、初期設定ルーチン200に進んで初期設定を
行ない、イグニツシヨン判定ステツプ101に進
んでその判定がNOになり、始動開始判定ステツ
プ102に進んでその判定がNOになり、異常判
定演算ルーチン300に進む。この異常判定演算
ルーチン300では第4図のニユートラル判定ス
テツプ301より演算を開始し、ニユートラルス
イツチ11よりニユートラル信号が発生している
のでその判定がNOになり、警報ステツプ305
に進んで警報音を鳴らすための警報信号を警報器
26に発し、タイマ作動ステツプに進んでタイマ
データAに定数「1」を加える演算を行ない、タ
イマ判定ステツプ307に進む。そして、このタ
イマ判定ステツプ307ではそ判定がNOにな
り、30分前フラグ解除ステツプ308に進んで30
分前フラグを解除し、異常判定演算ルーチン30
0の1回の演算処理を終える。そして、第3図の
30分前フラグ判定ステツプ103に進んでその判
定がNOになり、各種制御演算ルーチン600を
経た後、イグニツシヨン判定ステツプ101にも
どる。以後、この演算を数百msecの周期にて繰
返すことにより、警報器26よりの警報音にて運
転者に事前運転を行なうことが出来ないことを警
報する。
そして、上記繰返演算において、5秒の時間が
経過すると第4図のタイマ判定ステツプ307に
到来した時その判定がNOからYESに反転し、警
報停止ステツプ309に進んで警報音を停止させ
るための警報解除信号を警報器26に発し、電源
OFFステツプ310に進んでマイクロコンピユ
ータ18への電源供給を遮断させるための遮断信
号を第3のリレー回路23に発し、エンドステツ
プ311に進んでマイクロコンピユータ18の演
算処理を終了する。従つて、警報音を停止させる
と共にマイクロコンピユータの演算処理を終了さ
せるので事前運転制御は終了する。
また、ニユートラル位置にない場合のみならず
サイドブレーキが引いていない、ボンネツトが開
いている、タイヤの空気圧が足らない場合におい
ても警報音を発して運転者に事前運転が出来ない
ことを警報する。
他方、事前運転制御を行なつている時、行なつ
ていない時にかかわらず車両キーがキースイツチ
2のST端子に投入されるとイグニツシヨン判定
ステツプ101に到来した時その判定がYESに
なり、各種制御演算ルーチン600に進む。そし
て、この各種制御演算ルーチン600の演算処理
を終えた後、イグニツシヨン判定ステツプ101
に再びもどる。以後、この演算を数百msecの周
期にて繰返すことにより、各種制御演算ルーチン
600の演算処理に基づいてライト、ワイパ等の
制御を行なう。
なお、上記実施例において不可検出手段として
ニユートラルスイツチ11、サイドブレーキスイ
ツチ12、ボンネツトスイツチ13、空気圧検出
器14を示したが、この4つのうち事前運転制御
を行なう上で重要と思われるニユートラルスイツ
チ11のみにしてもよい。
また、ニユートラルスイツチ11よりのニユー
トラル信号、サイドブレーキスイツチ12よりの
サイドブレーキ信号、ボンネツトスイツチ13よ
りのボンネツト信号、空気圧検出器14よりの低
圧信号を検出する時期を搭乗予定時刻よりも30分
前から第2のタイマ25よりの始動開始信号を検
出する時点までとしたが、事前運転制御が出来な
いことをもつと早く知らせるために搭乗予定時刻
の30分前以前であつてもよく、また、あまり早く
ては警報音が迷惑であるということを考慮してエ
ンジン運転を行なう予定の時刻の5分前にしても
よい。
さらに、上記実施例では外気温Ta、内気温
Tb、冷却水温Tcに基づいたエンジン始動時期に
エンジンを始動させるものを示したが、タイマの
セツト時刻になるとエンジンを始動させるものに
ついても同様にタイマのセツト時刻までに事前運
転が可能であるか否かを判定し、事前運転が不可
の場合には警報音を発するようにする。
さらに、警報手段として警報器26を示した
が、運転者に事前運転が不可であることを伝達す
る別の手段として、ライトを点滅させるライト制
御装置、また警報器26による警報音を車庫に取
付けたマイクロホンにて電気信号に変換し、伝送
ケーブルを介して屋内表示器を点灯させる装置、
さらにライトの光をオプテイカルフアイバーに伝
え、光電変換器を介して屋内表示器を点灯させる
装置を用いてもよい。
以上述べた様に本願の第1番目の発明において
は、事前運転開始時刻より所定時間前に通電され
て、車両のエンジンの事前運転が不可であること
を検出すると、車室外の人に認識可能な警報を行
なつているから、事前運転開始時刻をセツトした
後から事前運転が開始されるまでの間に、何らか
の理由よりエンジン運転が不可になつていると、
事前運転開始時刻より所定時間前にこれを検出
し、車室外の運転者に警報することができるた
め、エンジン運転を行なう予定の時刻よりも前ま
でに、エンジン運転を可能にするための適切な操
作、処理を運転者に促すことができるという優れ
た効果がある。
さらに、本願第2番目の発明においては、上記
第1番目の発明の効果に加えて、その車両用事前
運転制御方法を自動的に電子制御にて適切に実施
することができる制御装置を提供することができ
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、
第2図a,bは温度とエンジン運転時間との関係
を示す特性図、第3図は第1図中のマイクロコン
ピユータの制御プログラムによるメインルーチン
の演算処理を示す演算流れ図、第4図は第3図中
の異常判定演算ルーチンの演算処理を示す演算流
れ図、第5図は第3図中のエンジン始動開始時期
演算ルーチンの演算処理を示す演算流れ図、第6
図は第3図中の事前運転制御演算ルーチンの演算
処理を示す演算流れ図、第7図は第6図中のスタ
ータ通電制御演算ルーチンの演算処理を示す演算
流れ図、第8図は第6図中のエンジン始動後制御
演算ルーチンの演算処理を示す演算流れ図であ
る。 3……スタータ、4……点火系、11,12,
13,14……不可検出手段としてのニユートラ
ルスイツチ、サイドブレーキスイツチ、ボンネツ
トスイツチ、空気圧検出器、18……演算処理手
段としてのマイクロコンピユータ、24……時刻
設定手段としてのタイマ、25……タイマ、26
……警報手段としての警報器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予めセツトした時刻に基づく事前運転開始時
    刻になると自動的に車両のエンジン運転を行なう
    車両用事前運転制御方法において、 前記事前運転開始時刻より所定時間前に通電さ
    れ、 前記車両のエンジン運転が不可であることを検
    出し、 前記検出に基づいて車室外の人に認識可能な警
    報を行なう ことを特徴とする車両用事前運転制御方法。 2 時刻を予めセツトされた時刻設定手段よりの
    タイマ信号に基づく事前運転開始時刻になると自
    動的に車両のエンジン運転を行なう車両用事前運
    転制御装置において、 車両の事前運転が不可であることを検出して不
    可信号を発する不可検出手段、 前記事前運転時刻より所定時間前に車載電源か
    らの通電を行なう通電手段、 前記通電手段からの通電を受けたとき、前記不
    可信号に応答して警報信号を発生する演算処理手
    段、および この演算処理手段よりの警報信号に基づいて車
    室外の人に認識可能な警報を行なう警報手段 を備えることを特徴とする車両用事前運転制御装
    置。
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JPS55125340A JPS55125340A (en) 1980-09-27
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JPS59231156A (ja) * 1983-06-15 1984-12-25 Y D K:Kk 自動車のエンジン自動始動装置
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JPS52115019A (en) * 1976-03-22 1977-09-27 Japan Electronic Control Syst Automatic engine warming system for vehicle
JPS53139030A (en) * 1977-05-11 1978-12-05 Nippon Denso Co Ltd Automatic starting method of engine and its device

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