JPS6223509B2 - - Google Patents

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JPS6223509B2
JPS6223509B2 JP54055723A JP5572379A JPS6223509B2 JP S6223509 B2 JPS6223509 B2 JP S6223509B2 JP 54055723 A JP54055723 A JP 54055723A JP 5572379 A JP5572379 A JP 5572379A JP S6223509 B2 JPS6223509 B2 JP S6223509B2
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JP
Japan
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signal
video information
video
servo system
track shift
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JP54055723A
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English (en)
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JPS55150162A (en
Inventor
Kazuo Tatsuguchi
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Priority to DE3017280A priority patent/DE3017280C2/de
Priority to US06/148,014 priority patent/US4322748A/en
Priority to NLAANVRAGE8002645,A priority patent/NL183426C/xx
Priority to FR8010503A priority patent/FR2456363B1/fr
Priority to GB8015499A priority patent/GB2055237B/en
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Publication of JPS6223509B2 publication Critical patent/JPS6223509B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トラツキングサーボ系を有するビデ
オデイスクの再生装置において、再生画像を見な
がら所望の映像情報内容が記録されている記録領
域まで再生素子を迅速に移動させて、所望の映像
情報内容の頭出しが速やかに行なわれうるように
したビデオデイスクにおける映像情報内容の高速
探索方式に関するものである。
映像情報を高密度記録したビデオデイスクとし
ては、映像情報信号が案内溝中の記録跡中に記録
されている形成の有溝ビデオデイスクと、案内溝
を備えてなく、映像情報信号による記録跡がデイ
スクの表面に記録形成されている形式の無溝ビデ
オデイスクとの2つの形式のものが知られてい
る。
そして、前記した何れの形式のビデオデイスク
においても、映像情報信号を高密度記録して演奏
時間が長くなされるが、前記のように長時間の演
奏が可能となされたビデオデイスクではビデオデ
イスク中から所望な映像情報信号を短時間に見付
け出すことが困難となる。そのために、ビデオデ
イスクに記録されている映像情報信号から所望の
映像情報信号を迅速に探索する手段が必要とさ
れ、従来から各種の探索方式が試みられて来てい
る。
さて、前記した探索方式としては、例えば、映
像情報信号にアドレス信号を付加しておき、所望
の映像情報信号が記録されている領域のアドレス
を予め指定し、その指定されたアドレスとビデオ
デイスクに記録されているアドレス信号とが一致
する位置まで再生素子を急速に移動させるように
する方式、あるいは例えば、再生素子をビデオデ
イスクの径方向へ急速に移動させた状態での再生
画像を見ながら、所望の映像情報信号の記録領域
を短時間の内に見付け出す方式などが代表的であ
るが、前者のアドレス付加による探索方式はその
実施に際して再生装置が複雑高価なものとなるた
めに、後者形式の探索方式が採用されることが多
い。
ところで、再生画像を見ながら所望の映像情報
内容が記録されている記録領域まで再生素子を迅
速に移動させて、所望の映像情報内容を高速に探
索する方式の実施に当り、その際のビデオデイス
クが有溝ビデオデイスクの場合には、再生素子を
デイスクの径方向に移送させる移送機構の移送速
度を通常の移送速度の数倍〜数百倍とし、再生素
子を保持しているカンチレバーやダンパが前記の
移送機構の早送りによつて再生素子を案内溝中に
保持させておくことのできる限界以上までに変形
された際に、再生素子をトレース中の案内溝から
外ずして、カンチレバーやダンパによる自然の保
持状態に近い保持状態で保持された状態の再生素
子が、新らしい案内溝中でトレースレ初めるよう
にする、というような動作を繰返して行なわせる
ことにより、ビデオデイスクに記録されている映
像情報内容を例えば数百トラツク置き毎にとびと
びに再生画像として映出させてプログラムの頭出
しを行なうようにすることが行なわれているが、
このような手段によるプログラムの頭出しでは、
再生されるとびとびの映像情報による再生画像の
中間に存在する映像情報による再生画像が得られ
ないために、所望の再生画像を得るための映像情
報の記録領域を正確に探索することが困難であつ
たり、あるいは、再生画像中の画像の動きが間欠
的となつて見難い画面となるなどの問題点があつ
た。
前記した問題点は、トラツキング制御の下に再
生が行なわれるようになされている無溝ビデオデ
イスクにおける映像情報内容の高速探索方式とし
て、前記した有溝デイスクにおける映像情報内容
の探索方式の場合と同様なやり方がとられた場
合、すなわち、通常の再生モードとして移送機構
による移送速度だけを早くした場合にも同様に生
じることはいうまでもない。
さて、無溝ビデオデイスクにおける映像情報内
容の高速探索方式としては、前記のようなやり方
以外に、従来から映像情報における垂直帰線期間
位置においてトラツキングサーボ系に対しトラツ
クシフトパルス信号を与えることにより、再生素
子を強制的に他の記録跡(トラツク)に変位させ
るというやり方によつて、映像情報内容の高速探
索を行なうようにすることも試みられている。
すなわち、無溝ビデオデイスクの再生装置にお
いては、再生素子を常に記録跡に正確に追跡させ
た状態で映像情報信号の再生動作が行なわれるよ
うにするために、無溝ビデオデイスクから得たト
ラツキング参照信号に基づいて、トラツキングサ
ーボ系(トラツキング制御系)中で作られたトラ
ツキング制御信号をトラツキングサーボ系中に含
まれているアクチユエータ(駆動機構)に供給し
て再生素子を駆動変位させるようになされてい
る。そして、トラツキングサーボ系に対してトラ
ツクシフトパルス信号を与えると、再生素子が新
らたな別の記録跡上に変位して、その新らたな記
録跡を再生素子が追跡して情報信号の再生動作を
行なわせることができるのであり、したがつて、
移送機構による再生素子のデイスクの径方向への
移送速度を通常画像再生時における移送速度より
も早(または遅)くすると共に、トラツキングサ
ーボ系に対してトラツクシフトパルス信号を供給
することにより、所要な比率での高速画像(また
はスローモーシヨン画像)再生などのトリツクプ
レーが実現できるし、また、前記したトリツクプ
レーモードを拡張し、通常画像再生モード時より
も早い速度で再生素子を正、逆方向に移送させ
て、映像情報内容の探索を行なうこともできる。
ところで、無溝ビデオデイスクにそれの各1回
転と対応する記録跡中に各N個の垂直帰線消去期
間を含むような映像情報信号が記録されていると
した場合に、トラツキングサーボ系に対して、映
像情報信号の垂直帰線消去期間中にトラツクシフ
トパルス信号を供給することにより、画像内容に
乱れを生じさせない状態で映像情報内容の探索を
行なうものとし、かつ、映像情報内容がデイスク
の外周側から内周側に順次に記録されていて、通
常画像再生モード時における再生素子のデイスク
の径方向での移動の向きがデイスクの外周側から
内周側に向かうものであつたとした場合に、再生
素子を隣接する記録跡に変位させるようなトラツ
クシフトパルス信号を各垂直帰線消去期間毎に1
個づつトラツキングサーボ系に与えたとすると、
移送機構による再生素子の移送方向が、デイスク
の外周側から内周側に向う際においては、再生素
子の径方向での移送速度が通常画像再生モード時
におけるそれの(N+1)倍となり、また、移送
機構による再生素子の移送方向が、デイスクの内
周側から外周側に向う際においては、再生素子の
径方向での移送速度が通常画像再生モード時にお
けるそれの(N−1)倍となるが、このような移
送速度では短時間の内にビデオデイスク中の映像
情報内容を高速(通常画像再生モード時における
移送速度の10〜200倍)に探索するという目的を
達成することはできない。
そこで、従来、垂直帰線消去期間内に、複数個
のトラツクシフトパルス信号を順次加えることに
より、再生素子の移送速度を早めるという試みも
なされているが、トラツクシフトパルス信号と、
トラツキングサーボ系に与えることにより再生素
子を隣接トラツク上に変位させるのには0.2〜0.3
ミリ秒の時間が必要とされるために、複数個のト
ラツクシフトパルス信号を用いて再生素子を複数
記録跡分だけ変位させた場合には、再生素子が正
確に目的とする記録跡上に乗るまでの間に垂直帰
線消去期間が終つてしまうことも起こり、それに
より再生画像の上方に画像の乱れが生じている見
難い再生画像となることが問題となる。
本発明はビデオデイスクにおける映像情報内容
の高速探索方式における上述のような諸問題点を
良好に解決しうる高速探索方式を提供しようとす
るものであり、以下、本発明のビデオデイスクに
おける映像情報内容の高速探索方式の具体的な内
容を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本発明のビデオデイスクにおける映像
情報内容の高速探索方式の一実施態様のものの要
部のブロツク図であつて、この第1図は本出願人
会社が開発したビデオデイスクの再生方式(特願
昭51−38809号明細書参照)に適用実施した場合
の例を示す。
第1図において、1は無溝ビデオデイスクであ
り、この無溝デイスク1には、主要な情報信号
(カラーテレビジヨン映像信号と、それに附随す
る音声信号)とデイスクの回転位相を示す信号
fp3と対応するビツトが平坦な面に渦巻状に配列
されることにより、平坦な面に渦巻状の主要な情
報信号の記録跡が所定の記録跡間隔(トラツクピ
ツチ)を隔てて形成されると共に、また、前記し
た主要な情報信号の記録跡における相隣るものの
中間部分へ、トラツキング参照信号と対応するピ
ツトによつて渦巻状のトラツキング参照信号
fp1,fp2の記録跡が形成されている。
2はデイスク1から情報信号をピツクアツプす
る再生素子であり、この再生素子2はトラツキン
グサーボ系における駆動機構15(アクチユエー
タ)によつて駆動変位されるようになされてい
る。再生素子2によつて再生された情報信号は、
前置増幅器3によつて増幅された後に信号処理回
路21とトラツキングサーボ系TSにおける低域
濾波器4とに与えられる。
信号処理回路21では、カラーテレビジヨン信
号及びそれに附随する信号を所要のように復調及
び信号処理して後続の回路へ送出する。
一方、トラツキングサーボ系TSにおいては再
生された情報信号中からトラツキング参照信号
fp1,fp2とデイスクの回転位相を示す信号fp3
どを低域濾波器4で抜出して帯域濾波器5,6,
12へ供給し、帯域濾波器5においてはトラツキ
ング参照信号fp1を、また、帯域濾波器6におい
てはトラツキング参照信号fp2を、さらに帯域濾
波器12においてはデイスクの回転位相を示す信
号fp3を個別に抜出して後続回路に送出する。
7は前記した帯域濾波器5,6によつて突出さ
れたトラツキング参照信号fp1,fp2が後続する2
つの回路へ所要のように分配されるような切換え
を行なうスイツチング回路であり、また、13は
制御パルス発生器であつて、この制御パルス発生
器13では各種の再生モード及び動作モードに対
してそれぞれ所要のスイツチングパルスやキツク
パルスなどを発生して前記したスイツチング回路
7や後述する増幅器14などに与える。
スイツチングパルス発生器13には、前記した
帯域濾波器12で抜出されたデイスクの回転位相
を示す信号fp3や、後述の探索信号発生回路16
からの信号が与えられる。
スイツチング回路7によつて所要な切換え態様
で切換えが行なわれたトラツキング参照信号
fp1,fp2は、検波器8,9により個別に検波され
た後に差動増幅器10に与えられ、差動増幅器1
0からはトラツキング誤差信号が出力される。前
記のトラツキング誤差信号はサーボフイルタ11
を通つてトラツキング制御信号となされ、このト
ラツキング制御信号は増幅器14によつて増幅さ
れた後に駆動機構15に供給され、この駆動機構
15によつて再生素子2がトラツキング制御のた
めに記録跡の巾方向へ駆動変位される。また、前
記の制御パルス発生器13で発生されたキツクパ
ルスが再生モード及び動作モードに従つて増幅器
14を介して駆動機構15に与えられることによ
つて、再生素子2はキツクパルスの極性及び大き
さで記録跡の巾方向に駆動変位されるのである。
これまでに記載したトラツキングサーボ系の構
成や動作などの詳細は、本出願人会社が以前に特
許出願を行なつている特願昭51−38809号明細書
中に具体的に説明記載されているところであるか
ら、参照されるとよい。
前記した増幅器14から出力されたトラツキン
グ制御信号は、前述のように駆動機構15へ供給
されるのと同時に探索信号発生回路16へも与え
られており、探索信号発生回路16ではトラツキ
ング制御信号の低域成分の大きさ及び移送機構に
よる再生素子の移送の向きなどの諸条件に関連し
て繰返し周波数が変化する探索信号を発生し、こ
れをトラツクシフトパルス信号として駆動機構1
5に供給し再生素子2が次々の記録跡上へ駆動変
位されるようにして、高速探索が良好に行なわれ
るようにするのである。
探索信号発生回路16に設けられた端子Tには
移送機構による再生素子2の移送の向きを示す信
号が与えられる。
第2図は、上記した探索信号発生回路16の一
例構成を示すブロツク図であつて、この第2図に
おいて17はデイスク1の回転周波数よりも低い
周波数値の遮断周波数を有するような低域濾波器
であり、例えば、デイスク1が毎分900回転され
ている場合には、デイスク1の回転周波数15Hzよ
りも低い例えば10Hz以下の信号成分を通過させう
るような通過帯域特性を有する低域濾波器が用い
られる。この低域濾波器17から出力されるトラ
ツキング制御信号の低域成分は、再生素子2のカ
ンチレバー(またはピツクアツプアーム)に何ら
の駆動力も加えられていない状態での再生素子の
位置(基準の位置)からの再生素子の位置のずれ
の量を示す直流分を含んでいるものであり、前記
の直流分は基準の位置からのずれの向きと大きさ
とに応じて極性と大きさとが変化している。
18は前記した低域濾波器17から出力された
トラツキング制御信号の低域成分を、移送機構に
よる再生素子2の移送の向きに応じて、非反転増
幅器18pによつて増幅したものを出力したり、
あるいは反転増幅器18mによつて増幅したもの
と出力したりすることができるような機能を有す
る切換増幅器であり、この切換増幅器18は、前
記した非反転増幅器18pと反転増幅器18mと
切換スイツチ18sとによつて構成されており、
非反転増幅器18pと反転増幅器18mとには前
記した低域濾波器17からの出力信号が共通に供
給されており、また、非反転増幅器18pの出力
は切換スイツチ18sにおける固定接点pに与え
られ、他方反転増幅器18mの出力は切換スイツ
チ18sにおける固定接点mに与えられていて、
切換スイツチ18sの可動接点Vが、端子Tに与
えられた切換制御信号(再生素子2の移送の向き
を示す信号)に応じて固定接点p側とm側とに切
換えられるのにつれて、切換増幅器18からの出
力が非反転増幅器18pの出力となされたり、あ
るいは反転増幅器18mの出力となされたりす
る。
前記のように、移送機構による再生素子2の移
送の向きに応じて低域濾波器17からの出力信号
をそのままの極性で増幅した出力したり、あるい
は極性を反転して増幅したりする切換増幅器18
が設けられている理由は、再生素子2がデイスク
の外周側から内周側に移送されている状態におけ
る再生素子2の基準位置からのずれの向きと、再
生素子2がデイスクの内周側から外周側に移送さ
れている状態における再生素子の基準位置からの
ずれの向きとが同じ場合において、前記のずれと
対応して、高速探索のために発生させるべき探索
信号の繰返し周波数の変化の態様(繰返し周波数
が高くなるような変化態様と繰返し周波数が低く
なるような変化態様)は、移送機構による再生素
子2の移送の向きが逆の場合には互いに逆となさ
れることが必要とされるからである。
これを具体的に説明すると次のとおりである。
すなわち、今例えば高速探索動作がデイスクの外
周側から内周側に行なわれている場合に、再生素
子2がその基準位置からデイスクの外周側寄りに
ずれている状態を考えると、この状態は再生素子
2の位置が移送機構のデイスクの径方向での移送
位置よりも遅れている状態であり、この場合にお
ける高速探索動作のためのトラツクシフトパルス
信号としては高い繰返し周波数のものとなされる
ことが必要とされるのに対し、高速探索動作が前
記とは逆にデイスクの内周側から外周側に行なわ
れている場合に、再生素子2がその基準位置から
前記した場合と同様にデイスクの外周側寄りにず
れている状態を考えると、この状態は再生素子2
の位置が移送機構のデイスクの径方向での移送位
置よりも進んでいる状態であつて、この場合にお
ける高速探索動作のためのトラツクシフトパルス
信号としては低い繰返し周波数のものとなされる
ことが必要とされる、というように、再生素子2
の位置が標準の位置からのずれの向きが同じであ
つても、その再生素子2に対する移送機構による
移送の向きが逆の場合には、高速探索動作のため
のトラツクシフトパルス信号の繰返し周波数の変
化の態様は互に逆となされなければならないので
ある。
前記した切換増幅器18からの出力信号は、電
圧制御発振器(VCO)19に制御信号として与
えられ、電圧制御発振器19は、それに与えられ
た制御信号の極性及び大きさに応じて発振周波数
の変化した発振波を出力する。
電圧制御発振器19からの発振波は高速探索用
トラツクシフトパルス発生回路20に供給され、
高速探索用トラツクシフトパルス発生回路20で
は高速探索用トラツクシフトパルス信号を発生
し、それを制御パルス発生器13に与える。
高速探索用トラツクシフトパルス発生回路20
で発生された高速探索用トラツクシフトパルス
は、制御パルス発生器13を介して増幅器14へ
キツクパルス(トラツクシフト用のキツクパル
ス)として加えられると共に、スイツチング回路
7の切換制御のためにスイツチング回路にも加え
られる。
高速探索用トラツクシフトパルス発生回路20
は、電圧制御発振器19からそれに供給された発
振波を所定のパルス巾の高速探索用トラツクシフ
トパルスに波形成形する波形成形回路で構成され
たり、あるいは、前記した波形成形回路と、ビデ
オデイスクの映像情報信号における垂直帰線消去
期間及びその近傍の時間位置に生じた高速探索用
トラツクシフトパルスが出力されないようにする
ためのゲート回路とによつて構成されたり、もし
くは、前記した波形成形回路と、前記したゲート
回路と、前記のゲート回路を必要に応じて短絡す
ることができるように設けたスイツチとによつて
構成されたりするものである。
さて、上記のように構成された本発明のビデオ
デイスクにおける映像情報内容の高速探索方式に
おいて、移送機構による再生素子2のデイスクの
径方向における移送速度を通常画像の再生モード
時における移送速度よりも著るしく早くした場合
に、トラツキングサーボ系TSによるトラツキン
グ制御の下に記録跡を追跡している状態の再生素
子2が、移送機構の急速な送りによつて記録跡の
巾方向に引きづられて変位すると、トラツキング
サーボ系TSには既述のようにして制御信号が発
生し、それが駆動機構15に供給されると、駆動
機構15は再生素子2を元に引き戻すように再生
素子2を駆動変位させるが、一方、上記したトラ
ツキング制御信号が供給されている探索信号発生
回路16では、トラツキング制御信号の低域成分
を低域濾波器17で抽出されたトラツキング制御
信号の低域成分を切換増幅器18に与え、切換増
幅器18ではその時の移送機構による再生素子2
の移送の向きに応じた所要の極性を有する増幅さ
れた信号を電圧制御発振器19へ制御信号として
与え、電圧制御発振器19は前記した制御信号の
極性及び大きさに応じた周波数値の発振波を出力
する。そして、電圧制御発振器19からの発振波
が高速探索用トラツクシフトパルス発生回路20
によつてトラツクシフト信号としての高速探索用
トラツクシフトパルスとなされて、それが制御パ
ルス発生回路13及び増幅器14を介して駆動機
構15へ与えられることにより駆動機構はその時
の移送機構による再生素子2の移送の向きに、高
速探索用トラツクシフトパルス1個毎に再生素子
を1記録跡間隔づつ駆動変位する。
前記のように駆動機構15がそれに供給された
高速探索用トラツクシフトパルスの1個毎に再生
素子2を1記録跡間隔づつ変位させた場合でも、
再生素子2はトラツキング制御系TSの制御の下
で次々の記録跡に対して追跡動作を行なつている
ために、前記した探索信号発生回路16によつて
発生された高速探索用トラツクシフトパルスを制
御パルス発生器13を介してスイツチング回路7
に与えて、高速探索用トラツクシフトパルスの1
個毎に2つのトラツキング参照信号fp1+fp2の後
続回路への供給態様が反転されるようになされて
いる。
すなわち、デイスクにおける次々の主要な情報
信号による記録跡を挾んで記録されている2種類
のトラツキング参照信号が、ある記録跡について
その記録跡の右側にはトラツキング参照信号fp1
が、右側にはトラツキング参照信号fp2が存在し
ていたとすると、前記した記録跡の隣りの記録跡
では、その右側にトラツキング参照信号fp2が、
左側にトラツキング参照信号fp1が存在するとい
うように、次々の隣接記録跡についてみるとトラ
ツキング参照信号の配置の態様が次々に逆転して
いるから、再生素子2が1記録跡間隔づつ変位さ
れた場合には、それにつれてトラツキング制御信
号の極性も1記録跡毎に反転されることが必要だ
からである。
これまでの説明から判かるように、本発明の高
速探索方式では、高速探索のために移送機構によ
る再生素子2のデイスクの径方向での移送速度を
早めた場合に、高速探索用トラツクシフトパルス
が供給される駆動機構による駆動変位によつて再
生素子2が次々の記録跡に駆動変位されても、そ
の次々の記録跡について再生素子2はトラツキン
グが可能な状態となされており、また、探索信号
発生回路16から発生されるトラツクシフト信号
としての高速探索用トラツクシフトパルスは、ト
ラツキング制御信号の低域成分、すなわち、再生
素子2の基準位置からのずれ量を示す直流分の大
きさや移送機構による再生素子2の移送の向きな
どに応じて、発振周波数が所要のように可変され
る電圧制御発振器19からの発振波に基づいて作
られているから、デイスクの径方向に移送機構に
よつて高速に移送される再生素子2は、それの基
準位置からのずれ量が少ない状態で高速に径方向
に駆動変位され、したがつて、トラツキング制御
の駆動変位の状態ならびにトラツクシフトの駆動
変位の状態が安定なものとなつてS/Nの良好な
再生信号が得られるのであり、また、前述のよう
に電圧制御発振器19からの発振波に基づいて作
られたランダムな高速探索用トラツクシフトパル
スによつて再生素子2のトラツクシフト動作が行
なわれるので、映像情報信号中の不特定多数の時
間位置において行なわれる再生素子2のトラツク
シフト動作の1回毎に0.2〜0.3ミリ秒の時間にわ
たつて発生するノイズは再生画面中にランダムに
現われるだけで、画像の抜けや画像の曲がりも殆
んど生じることがなく、また、画像内容が急速に
変化しているという点を考慮すると上記の再生画
像は高速探索の際の再生画像として問題なく使用
できるものであり、従来例における問題点、すな
わち、探索時間が長いという欠点、垂直帰線消去
期間中に複数個のトラツクシフトパルスを与えて
再生素子を駆動変位させた場合に起こる再生画像
上部の抜けや乱れ、曲がりなども本発明方式によ
れば良好に解消できるのである。
これまでの説明においては、高速探索動作時に
使用されるトラツクシフト信号としての高速探索
用トラツクシフトパルスが、電圧制御発振器19
からの発振波に基づいて作られるランダムな時間
位置で発生された状態のものだけであるとされて
いたが、高速探索方式を実施する際には再生画像
に対して再生素子2のトラツクシフト動作の影響
の現われ方がより一層少ないような状態でのトラ
ツクシフト動作が望ましいことはいうまでもな
い。
そこで、再生素子2のトラツクシフト動作が各
垂直帰線消去期間内において必らず行なわれるよ
うに、制御パルス発生器13から各垂直帰線消去
期間内にキツクパルスが増幅器14を介して駆動
機構15に与えられる状態としておき、それに加
えて探索信号発生回路16で発生させた高速探索
用トラツクシフトパルスを制御パルス発生器13
と増幅器14とを介して駆動機構15に供給する
とよい。
ところが、上記のように各垂直帰線消去期間中
に必らずキツクパルスにより再生素子2が隣接記
録跡へ駆動変位されるようになされている上に、
探索信号発生回路16で発生されたランダムな高
速探索用トラツクシフトパルスによつても再生素
子2が駆動変位されるようになされた場合には、
垂直帰線消去期間内あるいはその前後の時間位置
に探索信号発生回路16で発生されたランダムな
高速探索用トラツクシフトパルスが現われた時
に、再生画像の上方部分に画像の乱れが発生す
る。
すなわち、再生素子が1回のトラツクシフト動
作を行なつて安定な状態になるまでには0.2〜0.3
ミリ秒を必要とするから、垂直帰線消去期間内の
キツクパルスの時間位置に対して0.4ミリ秒以内
の時間位置にランダムな高速探索用トラツクシフ
トパルスが現われた場合には、再生画像の上方部
分が乱れるのである。
そこで、上記の原因による再生画像の乱れが生
じないようにするためには、高速探索用トラツク
シフトパルス発生回路20として、既述したよう
にゲート回路を設けた構成のものを用い、そのゲ
ート回路によつて、垂直帰線消去期間中のキツク
パルスの時間位置に対して0.4秒以内の時間中に
発生している高速探索用トラツクシフトパルスが
探索信号発生回路16から出力されないようにす
るとよい。
また、前記のゲート回路は、それをスイツチに
よつて短絡できるようにしておき、そのスイツチ
の開閉動作によりゲート回路における前記した動
作を有効なものとしたり、あるいは無効としたり
できるようにしてもよい。
演奏時間が片面60分間のビデオデイスクの場合
に、高速探索動作が1分間以内で行なわれるよう
な場合には、高速探索動作に当つて使用されるト
ラツクシフトパルスとして、探索信号発生回路1
6によつて発生されたパルスだけが用いられる場
合と、探索信号発生回路16によつ発生されたパ
ルスと、各垂直帰線消去期間内のキツクパルスと
の双方のものが用いられる場合とを比較しても、
再生画像の画質には大差は認められなかつたが、
前記のビデオデイスクの高速探索動作が1分以上
の時間で行なわれる場合には、高速探索動作に当
つて使用されるトラツクシフトパルスとして、探
索信号発生回路16で発生されたパルスと、各垂
直帰線消去期間内のキツクパルスとの双方のもの
を用いた方が、探索信号発生回路16で発生した
パルスだけを用いた場合に比べて良好な再生画像
が得られた。
以上、詳細に説明したところから明らかなよう
に、本発明のビデオデイスクにおける映像情報内
容の高速探索方式においては、ランダムな時間位
置に発生する高速探索トラツクシフトパルスによ
つて、トラツキング制御の下に動作している再生
素子が次々の記録跡へ駆動変位されるようにした
ことにより、映像情報に大巾な欠除を生じさせる
ことなく、また、再生画像中に曲がりが生じた
り、あるいは画像の抜けが一部に集中したりする
ことなく、さらに、トラツクシフトに伴なつて生
じるノイズが再生画像中にランダムに分散した状
態で現われるのでそれが目立つようなことがな
く、かつ、映像情報に大巾な欠除がないので再生
画像の動きも円滑であり、また、高速探索時にお
けるトラツキング動作も安定で、再生素子がS/
Nの良好な位置に保たれた状態で再生を行なうこ
とができるなどの諸利点が得られるのであり、本
発明方式によれば既述した従来方式における諸問
題点がすべて良好に解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のビデオデイスクにおける映像
情報内容の高速探索方式の一実施態様のものの要
部のブロツク図、第2図は探索信号発生回路の一
例構成を示すブロツク図である。 1…デイスク、2…再生素子、3…前置増幅
器、4,17…低域濾波器、5,6,12…帯域
濾波器、7…スイツチング回路、8,9…検波
器、10…差動増幅器、11…サーボフイルタ、
13…制御パルス発生器、14…増幅器、15…
駆動機構、16…探索信号発生回路、18…切換
増幅器、19…電圧制御発振器、20…高速探索
用トラツクシフトパルス発生回路、TS…トラツ
キングサーボ系。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トラツキングサーボ系を有するビデオデイス
    クの再生装置において、再生画像を見ながら所望
    の映像情報内容が記録されている記録領域まで再
    生素子を迅速に移動させて、所望の映像情報内容
    を高速に探索する場合に、トラツキングサーボ系
    に対し、ランダムな時間位置で発生されたトラツ
    クシフトパルス信号を与えて高速探索動作が行な
    われるようにしたビデオデイスクにおける映像情
    報内容の高速探索方式。 2 トラツキングサーボ系を有するビデオデイス
    クの再生装置において、再生画像を見ながら所望
    の映像情報内容が記録されている記録領域まで再
    生素子を迅速に移動させて、所望の映像情報内容
    を高速に探索する場合に、ビデオデイスクに記録
    されている映像情報における垂直帰線期間位置に
    おいてトラツクシフトパルス信号をトラツキング
    サーボ系に加えると共に、前記のトラツクシフト
    パルス信号の他にビデオデイスクに記録されてい
    る映像情報における映像信号期間中にもサーボ系
    に対して、ランダムな時間位置で発生されたトラ
    ツクシフトパルス信号を与えて高速探索動作が行
    なわれるようにしたビデオデイスクにおける情報
    内容の高速探索方式。 3 トラツキングサーボ系を有するビデオデイス
    クの再生装置において、再生画像を見ながら所望
    の映像情報内容が記録されている記録領域まで再
    生素子を迅速に移動させて、所望の映像情報内容
    を高速に探索する場合に、トラツキングサーボ系
    に対して与えられるランダムな時間位置で発生さ
    れたトラツクシフトパルス信号が、トラツキング
    サーボ系で作られたトラツキング制御信号におけ
    る直流分に応じ増減されるようになされて高速探
    索動作が行なわれるようにしたビデオデイスクに
    おける映像情報内容の高速探索方式。
JP5572379A 1979-05-09 1979-05-09 High-speed retrieval system for video information content of video disk Granted JPS55150162A (en)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5572379A JPS55150162A (en) 1979-05-09 1979-05-09 High-speed retrieval system for video information content of video disk
DE3017280A DE3017280C2 (de) 1979-05-09 1980-05-06 Wiedergabevorrichtung in einem Gerät zur Wiedergabe von Signalen von einem rotierenden Aufzeichnungsträger
US06/148,014 US4322748A (en) 1979-05-09 1980-05-08 High-speed reproducing system in apparatus for reproducing information signals recorded on a rotary recording medium
NLAANVRAGE8002645,A NL183426C (nl) 1979-05-09 1980-05-08 Weergeefstelsel voor hoge snelheid in een inrichting om informatiesignalen weer te geven, die op een roterend registratiemedium zijn geregistreerd.
FR8010503A FR2456363B1 (fr) 1979-05-09 1980-05-09 Dispositif de reproduction a vitesse elevee pour appareils de reproduction de signaux d'information enregistres sur un support d'enregistrement tournant
GB8015499A GB2055237B (en) 1979-05-09 1980-05-09 High-speed reproducing system in apparatus for reproducinginformation signals recorded on a rotary recording medium

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