JPS62232752A - 磁気記録及び/又は再生装置 - Google Patents

磁気記録及び/又は再生装置

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Publication number
JPS62232752A
JPS62232752A JP61223241A JP22324186A JPS62232752A JP S62232752 A JPS62232752 A JP S62232752A JP 61223241 A JP61223241 A JP 61223241A JP 22324186 A JP22324186 A JP 22324186A JP S62232752 A JPS62232752 A JP S62232752A
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JP
Japan
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gear
tape
reel
pole
supply
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Pending
Application number
JP61223241A
Other languages
English (en)
Inventor
Ritsu Miyamoto
宮本 律
Toshisuke Shimizu
清水 俊亮
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気テープを案内ドラムに巻装させて記録また
は再生を行なう磁気記録及び/又は再生装置に係り、特
にテープ走行時において、テンションアームを動作する
ことなくフォワード走行とリバース走行との切り換えを
可能とした磁気記録及び/又は再生装置に関する。
(従来の技術) 現在、磁気テープ上の記録パターンを変えずに、現行の
家庭用ビデオテープレコーダ(VTR)を更に小型化す
るための開発が行なわれている。VTRの小型化を図る
考え方の一つに、磁気テープを案内ドラム(ガイドドラ
ム)に現在の略180度を越えて略270度に亙って巻
装させ、かつビデオヘッドを90度間隔で4個設けるこ
とにより、ガイドドラムの径を現在の2/3とし、ガイ
ドドラムの小径化を図ってVTRの小形化を達成しよう
とする考え方がある。
ここで、現行機種との互換性をとるためには、磁気テー
プ上の映像信号記録パターンを一致させる他に、トラッ
キングサーボが同様に行なわれるようにするために、磁
気テープのガイドドラムよりオーディオ・コントロール
ヘッド(A/Cヘッド)までのテープパスに沿う長さを
基準の長さと一致させる必要がある。
そこで、本出願人会社は前記のようにガイドドラムを小
径とすると共に、磁気テープをガイドドラムに対称に巻
装して、上記のA/Cヘッドまでのテープ長さを基準の
長さと一致させた磁気記録及び/又は再生装置を、例え
ば特願昭 58−127083号として提案した。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記従来装置におけるテープ走行時において
、例えばフォワード走行(正転走行)からリバース走行
(逆転走行)へとテープ走行方向を切り換える場合には
、供給側リールフェザに作用しているテンションバンド
による負荷を解除し、一度テンションアームを若干逃す
ようにしてテンションバンドを弛緩状態にして、供給側
リールフェザが自由に回転(空転)できるように構成し
である。
即ち、テープ走行方向を例えばフォワード走行からリバ
ース方向に切換える場合には、カムギヤを回転駆動して
装置の一側に配置されたプレイバーを移動することによ
り中継レバーを回動し、さらにこの中継レバーの回動に
よってテンションアームレバーを移動させて装置の他側
に配置されたテンションアーム回動することにより、供
給側リールフェザに負荷として作用しているテンション
バンドを一度弛緩状態とするものである。そして、この
動作と同じタイミングで1個の首振りギヤ(アイドラ)
を巻取側駆動ギヤから供給側駆動ギヤに変換させて、こ
の供給側駆動ギヤにて供給側リールフェザを逆転駆動す
るものであった。
このように、テープ走行方向を例えばフォワード方向か
らリバース方向に切換えるに際して、複数個の部品によ
って個々のモードを適宜設定し、かつ1個の首振りギヤ
を適宜移動するするため、モード切換時の応答性が低下
するばかりか、構成部品の増加による動作音の発生や、
・機構の複雑さに伴う生産性の低下、および部品の配置
スペースの確保など*aの大型化に伴ってff1ffi
が大となり、いきおいコスト高になるなどの欠点があっ
た。また、更に構成部品の増加によりモータの消費電力
が大となる問題点も発生する。
(問題点を解決するための手段) そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、装置に装着されたテープカセット1より磁気テープ
2を引出し、回転する磁気ヘッドを備えたテープ案内ド
ラム11に対して入口側及び出口側で前記磁気テープ2
を案内する垂直ポール46.58および傾斜ポール47
.59を有する供給側ローディング手段33と巻取側ロ
ーディング手段28とを備え、前記磁気テープ2を前記
テープ案内ドラム11に所定角度範囲に亙って巻装して
なる磁気記録及び/又は再生装置において、前記テープ
カセット1の巻取リールハブ7を回転駆動する第1の回
転体95と、前記テープカセット1の供給リールハブ6
を回転駆動する第2の回転体110を備えると共に一方
向りラッヂ機構109を有する供給側リールフェザ12
7と、前記第1の回転体95と前記第2の回転体110
とを選択的に駆動するようそれぞれに臨ませた一対のア
イドラ91.92を備えて正逆転可能なモータ83によ
って駆動する第3の回転体89と、前記磁気テープ2の
張力を制御するテンションアーム119の動作によって
前記供給リールフェザ127の回転を制御する制御部材
114とよりなり、前記磁気テープ2が前記供給リール
ハブ6より前記巻取リールハブ7に走行する正転走行か
ら逆転走行に切り換る際、前記テンションアーム119
を動作することなく、前記第3の回転体89上の一方の
回転体91が前記第2の回転体110を選択的に回転駆
動することにより前記一方向クラッチ機構109を動作
して前記供給リールフェザ127を回転駆動するように
構成したことを特徴とする磁気記録及び/又は再生装置
を提供するものである。
(作 用) 第1図、第4図、第5図に示す如く、例えば磁気テープ
が第9図に示すテープカセット1の供給リールハブ6よ
り送り出される正方向走行時から巻戻しなどの逆転(リ
バース)走行に移行する際、大径歯車89上の一対のア
イドラ91.92のうち一方のアイドラ92と巻取側の
巻取リールハブ7を駆動する大径歯*95との連結状態
が解除されると同じタイミングで、他方のアイドラ91
が供給側リールフェザ127を駆動する大径歯車110
と連結されてこれを直ちに逆転駆動すると共に、供給側
リールフェザ127に内蔵された一方向りラッチ機44
109の作用によってテンションアーム114を弛緩す
ることなくモード変換が行なえるため、モード変換に際
して、少ない部品点数で日清にかつ高い応答性が得られ
ると共に、キャプスタンモータ83に作用する負荷を軽
減して消費電力を小とし得る。また、機構の簡素化によ
り小スペースで所望の動作を行ない得るため、装置の小
型化および軽量化に寄与し得る。
(実 施 例) 先ず、本発明になる磁気記録及び/又は再生装置を説明
する前に本発明装置に適用されるテープカセットの構成
を説明する。
第9図は本発明の磁気記録及び/又は再生装置に装着さ
れて使用される小型テープカセット1を示す。この小型
テープカセット1は、磁気テープ2を収納したカセット
筐体3と、この前面側に開閉自在に設けてあり、左右の
ガイドローラ5.5により案内されてカセット筐体3の
前面を横切っている磁気テープ2を保護する蓋4とより
なる。
このテープカセット1は、供給リールハブ6が後述する
装置10の供給側リールフェザに嵌合し、巻取リールハ
ブ7の外周面の歯車部7aが装置の駆動歯車(第2図中
符?1100にて示す)に噛合し、カセット筐体3の前
面側の凹陥部3a、3b。
3C内に後述する垂直及び傾斜ローディングポール及び
キャプスタン等が相対的に嵌入した状態で、且つ蓋4が
水平位置まで回動して開蓋した状態で、磁気記録及び/
又は再生装置a10に装着される。
第1図〜第5図は本発明になる磁気記録及び/又は再生
装置10の好適な一実施例を示し、それぞれテープカセ
ット装着前の停止モード状態を示すものであり、第1図
は磁気記録及び/又は再生装置10の0−ディングリン
グなどのテープガイド手段を除く概略平面図、第2図は
第1図の右側面図、第3図はローディングリングを含む
ポールベース駆動系を示す平面図、第4図はキャプスタ
ンを含むテープリール駆動系を示す平面図、第5図は第
4図に示すリール駆動機構の縦断面図である。
各図中、磁気記録及び/又は再生装置10は、磁気テー
プを引出してこれをガイドドラム11に所定の角度巻回
するためのテープローディング機構15と、このテープ
ローディング機構15を駆動すると共に、走行するテー
プの面を補正し、かつテープガイドとなるミドルポール
を駆動する複数個の歯車群から構成される歯車機構16
と、上記テープカセット1のテープリールなどを駆動す
るリール駆動機構17とより大略構成されており、これ
らは全てシャーシベース14上に設けられている。
第1図、第2図の各図中、11はテープ案内ドラム(ガ
イドドラム)であり、内部に例えば4個のビデオヘッド
(回転ヘッド)を90度間隔で配置したものであり、こ
のビデオヘッドを備えて回転駆動する上ドラム12とシ
ャーシ14に固定される下ドラム13とより構成されて
おり、そのドラム径は従来の273で小径であり、磁気
テープが270度以上に屋っで巻装される。ビデオヘッ
ドはテープ添接角度範囲を−の動作単位として順次切り
換わって動作し、磁気テープ2上には現行と同じトラッ
クパターンが形成される。また、磁気テープが後述する
ように巻装される関係で、ガイドドラム11は垂直軸に
対してx−X軸方向に所定角度(約10度)傾斜してい
るにとずまり、傾斜角は小さい。従って、傾斜による占
有面積及び高さの増大分も殆ど無く、装置10内でのガ
イドドラム11の占有面積は小となり、かつ装W110
は小型となる。
また、このガイドドラム11の取付状態の詳細は第6図
に示す如く、下ドラム13は従来別体のドラムベースを
介してシャーシに固定されていたものを、外形形状が小
になることにより、この下ドラム13の下部にガイドド
ラム11の傾斜角度および傾斜方向に対応するよう順次
長さの異なる複数個の脚部13aビ・・13a4が一体
形成できることになる。従って、このガイドドラム11
はシャーシベース14に対してその脚部13a1・・・
13a4をそれぞれ直接ねじ18などで固定すれば所定
の傾斜角を保って取付けられるので、高い取付は精度を
確保し得ると共に、このガイドドラム11の取付はスペ
ースを小としてシャーシベース14上の他のメカ機構の
スペースを確保し得、かつ部品点数の削減に伴う装置の
軽量化およびコストの低減に寄与するものとなる。
いわゆるパラレルローディングを行なうテープローディ
ング機構15と歯車機構16はともに正・逆転2方向に
回転可能な単一のローディングモータ19にて駆動され
る。この歯車機11f16を直接駆動するローディング
モータ19は、第1図。
第2図、第7図に示す如く、モータ軸のウオームギヤ2
0と、このウオームギヤ20と噛合するウオームホイー
ル21及びこのウオームホイール21と同軸の小歯車2
2がターミナル歯車構体23の大歯車24と噛合するこ
とによりこのターミナル歯車構体23を減速駆動する。
そして、ターミナル歯車構体23の軸歯車23aは後述
するミドルポール39を駆動するカム歯車機構25と一
体のカム歯車26を回転駆動するよう溝成しである。
また、ターミナル歯車構体23の中間歯車27は・上記
テープローディング機構15の上下2段に配置された下
側の環状の巻取側ローディングギヤ(巻取ギヤ)28と
噛合してこれを第1図に示すガイドドラム11の周りを
反時計方向に回転駆動する。
そして、巻取ギヤ28はアイドル歯lI29を介して、
これと噛合している歯車構体30の大歯車31を減速駆
動し、これによりこの大歯車31と一体の小i1[32
が駆動されるので、この小歯車32と噛合しているテー
プローディング機構15の上側の供給側ローディングギ
ヤ(供給ギヤ)33を時計方向に減速駆動する。従って
、ローディングモータ19が正転駆動することにより、
その回転駆動力は、ウオームホイール21、ターミナル
歯車構体23を介して巻取ギヤ28を所定の速度で減速
駆動すると共に、この巻取ギヤ28の駆動によってアイ
ドル歯車29を介した歯車構体30の再度の減速駆動に
よって、供給ギヤ33を巻取ギヤ28と同期してこれよ
り低速で第1図に示すガイドドラム11の回りを時計方
向(巻取ギヤ28は反時計方向)に回転駆動する。この
両巻数・供給ギヤ28.33の回転速度の相違は、後述
するポールベースのそれぞれの移動経路長さに起因する
ものである。
34はアームギヤであり、これは第16図に併せて示す
ように、一端に植設したビン35が上記カム歯車26内
に形成したスパイラル状のカム満26aに係止されると
共に、他端に形成した扇状歯車34aが一端に傾斜した
ミドルポール39を立設したポールアーム36の軸歯J
137と噛合し、枢支軸38を中心として反時計方向に
回動する。
また、このアームギヤ34にはこれより立設した枢支軸
40を回動支点とするロックアーム41が一体的に取付
けられている。ローディングモータ19により駆動され
るカム歯車26の回転によりアームギヤ34が反時計方
向に回動すると、このロックアーム41の一端は後述す
るガイドレール45上に臨むと共に、その他端に取付け
られた板ばね42によりカム歯車26と一体の上部のカ
ム43の外周面に弾性的に当接する。
従って、アームギヤ34が枢支軸38を中心として反時
計方向に所定角度回動するアープローディング時には、
扇状歯*34aと噛合している軸歯車37がこれとは逆
に時計方向に回動して、ポールアーム36が時計方向に
回動して第16図(A)の状態より第1図に示すガイド
レール45を横切ると共に、ベース板上に固定されたA
/CヘッドAHの前方を横切って、第16図(B)に示
す如く正規の位置に移動する。停止モード時には、ロッ
クアーム41は第16図(A)に示すように、その板ば
ね42がカム43の小径部438に当接してミドルポー
ル39の移動を許容する位置にあり、また、このポール
アーム36が回動する記録/再生時、ロックアーム41
の板ばね42がカム43の形状に沿って摺動し、ポール
アーム36が所定の停止位置まで回動変位した後では、
板ばね42がカム43の大径部43bに至って、第16
図(B)に示すa<Oツクアーム41がミドルポール3
9の基部を係止すべく移動してこれをロック状態とする
次に、上記テープローディング814115について具
体的に説明する。
テープローディング機構15は第1図、第3図および第
8図(A)(B)に示す如く、ガイドドラム11の外周
に沿って磁気アープを略270゜の角度範囲に亙って巻
回するために、その左側に供給側案内溝44aを、そし
て右側にはこの供給側案内溝448より長い経路を有す
る巻取側案内溝44bをそれぞれを形成してシャーシベ
ース14上に固定された上部のガイドレール45と、こ
のガイドレール45の下部に配置された上記した形状(
リング)の上部の供給ギヤ33と、下部の巻取ギヤ28
とより大略構成しである。
ガイドレール45の各案内溝44a、44bは第1図、
第4図に示すように、テープカセット1の挿入側前方の
平行部44a+、44b+と、この平行部44a+、4
4t)+とl!設される円弧状部44a2.44b2と
より構成される。
供給側案内溝44aはシャーシベース14上に位置し、
一方、巻取側案内溝44bは円弧状部44b2の終端部
がガイドドラム11の傾斜角および取付は高さに対応し
、かつ磁気テープを水平に維持するために順次シャーシ
ベース14の下側に変位(中央部より後方側に順次下降
傾斜した第10図に示す如くの三次元傾斜面)した構成
としである。そして、円弧状部44b2の端部には後述
するポールベース57上の垂直ローラポール58の上下
を支持するために、第10図に示す如くのこの垂直ロー
ラポール58の直径と対応した形状のU字状四部129
およびV字状凹部130を上下に形成した略コ字状のス
トッパ部131が設けられている。
一方、供給側の円弧状部44a2の端部は、この端部近
傍よりガイドドラム11側の内方に屈曲する溝4482
’ と、この溝4482’ と反対側に屈曲する屈曲溝
44a2“とより略Y字状に分割形成されている。そし
て、分割された一方の円弧状部44a2“の端部にも上
記巻取側の案内溝44bの端部と同様にポールベース4
8上の垂直ローラポール46の上下を支持するべく、U
字状凹部とV字状凹部を上下に形成した図示せぬストッ
パ部が設けられている。従って、回転自在な垂直ローラ
ポール(垂直ポール)46と傾斜ローディングポール(
傾斜固定ポール)47を近接して立設したポールベース
48が、第13図および第17図に示す如くガイドレー
ルの案内溝44aに沿って停止モード位置よりローディ
ング終了位置に至ると、先行する垂直ポール46側が屈
曲溝44a2“に案内されることにより、このポールベ
ース4日が他方の屈曲TA 44 a 2 ’の円弧に
沿って垂直ポール46を中心として後方の傾斜ポール4
7側を反時計方向に回動変位させると同時に、垂直ポー
ル46の軸がストッパ部の上下のU−V字状凹部にそれ
ぞれ支持されてポールベース57の位置決めがなされる
ここで、テープローディング手段となる巻取ギヤ28と
供給ギヤ33の具体的な構成を第8図(A)(B)によ
り併せ参照して説明する。
両巻数ギヤ28・供給ギヤ33は第1図、第7図に示す
ように、これを案内する複数個のガイド歯車49・49
にそれぞれ水平に支持されると共に、ガイド板50によ
って上下に所定の間隔を保って配置されている。
巻取ギヤ28は第8図(A>に示す如く、これに立設し
たビン51.52を嵌挿する長孔53a。
53bをガイドとして摺動するガイドプレート53をそ
の上面に載置すると共に、両者間に張架された引張りば
ね61によってガイドブレート53の相対的な移動を規
Ill Lでいる。そして、このガイドブレート53の
一方の長孔53a側には、軸54を中心として上下に変
位する連結杆55が回動自在に支持されている。57は
軸に回転自在に支持された垂直ポール58と傾斜固定ポ
ール59とを近接して立設し、上記ガイドレール45上
を垂直ポール58の下部を案内軸として移動する巻取側
のポールベースであり、移動側の先端部にはストッパ部
131内に侵入する舌片57aが形成されている。この
ポールベース57は傾斜固定ポール59側を揺動杆60
を介して上記連結杆55と互いに枢支されることにより
、巻取ギヤ28上を水平状態で回動すると共に、連結杆
55の作用によって揺動杆60と共に上下にも変位可能
となる。
従って、この巻取ギヤ28が上記歯車機構16によって
駆動されて反時δ1方向に回動するローディング時、ポ
ールベース57がガイドレール45の中央部を通過して
三次元傾斜面に至ると、このポールベース57とガイド
レール45の上下の間隔が大になるものの、連結杆55
の上下動によってポールベース57は第13図、第17
図に示す如く確実に三次元傾斜面のローデング終了位置
に至る。
また、巻取ギヤ28上には3本のビン62a。
62b、62cがそれぞれ所定の間隔を保って順次立設
されており、ビン62bとビン62aはガイドブレート
53の後方側に位置して後述するピンチローラカム73
を順次駆動するものであり、他のビン62cは第1図に
示すイジェクトレバ65を係止するようビン62b、6
2aより回転方向側の先行する位置に配置されている。
一方、供給ギヤ33は第8図(B)に示す如く、巻取ギ
ヤ28と同様に構成されているものであり、長孔34a
、34bをガイドとして摺動するビン65.66を垂設
したガイドブレート64をその上面に載置しており、両
者間に張架された引張りばね67によって相対的な移動
を規制している。
そして、このガイドプレート64上には、ビン68を立
設して軸69を中心として回動自在な連結杆70が載置
されている。このビン68は、軸に回転自在に支持され
た垂直ポール46と傾斜固定ポール47とを近接して立
設し、かつ移動側の先端部に舌片48aを形成したポー
ルベース48を係止している。
ここで、第8図(A)に示す巻取ギヤ28の回転動作と
関連して動作されるピンチローラカム73およびピンチ
ローラ71の動作を第12図、第13図および第18図
(A)〜(C)により併せ参照して説明する。
ピンチロー571を所定位置に駆動する円盤状のピンチ
ローラカム73は軸72に回転自在に支持されており、
その外周部には上記巻取ギヤ28上のビン62b、62
aと係合可能な第1.第2の係止溝73a、73bがそ
れぞれ形成されると共に、これら両係止溝73a、73
bと軸72を介して対向する側の外周部にばねビン75
が立設されている。つまり、両係止溝73a、73bと
ビン75とは略三角形の位置関係にある1゜上記歯車機
構16を経由してターミナル歯車構体25によって反時
計方向に回転駆動される巻取ギヤ28が所定角度回転す
ると、第18図(A)に示す如く、この巻取ギヤ28に
立設された先行するビン62bが軸72に支持されてい
る円盤状のピンチローラカム73の第1の係止溝73a
を係止する。
そこで、ピンチローラカム73は、ばねビン75と固定
ビン76との間に張架された反転ばね(第1の弾性手段
)74の力に抗して軸72を中心として時計方向に回動
する。このピンチローラカム73の回動によって、ピン
チローラ71を設けたピンチローラアーム78が、連結
ビン79とばねビン75とを連結するリンク81を介し
て軸77を中心として、反時計方向に回動してキャプス
タン80側に移動する。このピンチローラアーム78、
リンク81、およびピンチローラカム73によりトグル
機構(倍力機構)が構成される。
引き続ぎ巻取ギヤ28が反時計方向に回転することによ
ってビン62bが第1の係止溝73aよりli説し、後
方側に位置する次のビン62aが第12図、第18図(
B)に示す如く、ピンチローラカム73の第2の係止溝
73bに至ってこれを係止すると、更に反転ばね74を
撓せつつピンチローラカム73を回動させるので、更に
リンク81を矢印り方向に引き寄せると共に、ピンチロ
ーラアーム78を軸77を中心として反時計方向に回動
させてキャプスタン80に近接させる。
この時、上記トグル機構によりピンチローラカム73の
軸72の中心とリンク81の軸線との距離j1およびば
ねビン75との距離12と、リンク81のD方向に作用
する力F1およびばねビン75の回転方向に作用する力
F2との関係は、Fl・11=F2・t2となる。
従って、ピンチローラカム73の時計方向の回転力によ
りリンク81の軸線が軸72の中心近接するトグル機構
のピーク位置近傍においては、12>>It+なる関係
となるため、 Fl>>F2どなって、ピンチ0−ラカム73の小なる
回転力により、ピンチローラ71を動作するに必要な大
なる力を得ることができ、0−ディングモータ1つの9
荷を軽減することが可能となる。
しかる後、巻取ギヤ28の回転によりビン62aが第1
8図(C)に示す如く移動して、ばねビン75と連結ビ
ン79を結ぶリンク81の軸線が、軸72の中心を結ぶ
ライン(ピークライン)を越えて輸72の中心位置より
上記動作時と反対側に若干変位してローディング終了位
置に移動することにより、リンク81はばねビン75と
の間に張架されたばね82に抗してこのばねビン75を
ガイドとしてD方向に移動し、ばね82のカによってピ
ンチローラ71をキャプスタン80に弾性的に圧着する
(テープ走行状態)。
この時リンク81のC方向に作用する力F1によりばね
ビン75には、ピンチローラカム73の回転方向にF2
なる力が発生するため、この力は巻取ギヤ28の回転方
向に作用して、O−ディング終了位置に至ったポールベ
ース57の圧着力を支援する。このようにピンチ0−ラ
アーム78、リンク81、およびピンチローラカム73
によるトグル機構によってD方向に引き寄ぜられたピン
チローラ71は、ピンチローラカム73の小さい回転力
により所定の力で確実にキャプスタン80に弾性的に圧
着されるため、ピンチローラカム73を駆動する巻取ギ
ヤ28の負荷を低減させると同時にローディングモータ
19の負荷を低減させることにより、ローディングモー
タ19の小型化および駆動部品の小形化に伴う軽量化が
可能となる。
また、このピンチロー571のキャプスタン80への圧
着動作時、反転ばね74の付勢力が変換されて、その付
勢力がピンチローラカム73の回転方向に作用するため
、ピンチローラカム73はばね(第2の弾性手段)82
と反転ばね74とによって時計方向への回動力が付勢さ
れるので、〇−ディングモータ19が停止したローディ
ング終了状態では、ピンチローラカム73の上記付勢力
による回転力は、ビン62を介して巻取ギヤ28に更に
正転方向への回転力を付勢して、ポールベース5゛7の
より確実な位置決めが行なわれる。また、この反転ばね
74の弾性作用により、ビンチロ−ラア1の取付は時に
生じるガタ分などを吸収し得る。
このようにピンチローラ71の動作力の低減によりこれ
と関連する各構成部品の設n1上の強度を低下させるこ
とができるため、装置10の軽量化および信頼性も向上
する。
ここで、上記リール駆17J機構17を第1図、第2図
、第4図、第5図をそれぞれ参照して詳細に説明する。
第2図に示す如くその軸にフライホイール93を有して
キャプスタン80を駆動するキャブスタンモータ83は
、フライホイール93と一体のプーリ84とベルト86
を介してシャーシベース14上に固定された7ランジ8
8を介して軸90に支持されている揺動歯車構体85の
プーリ87を減速駆動する。プーリ87からの回動力は
揺動歯車構体85の入力歯車89に図示せぬwll根板
フェルトなど)を介して伝達されることにより、この入
力歯車89と噛合するよう7ランジ88に取り付けられ
た左右一対の遊星歯車(アイドラ)91.92が同期し
て減速駆動(逆転駆動)する。
揺動歯車構体85の右側の遊星歯車92は、第2図、第
5図に示す如くこれの右側に近接配置されて、軸94を
中心として回転する大径歯車95と選択的に噛合可能な
状態にある。そして、この大径歯車95は摩擦板96を
介して同軸的に回転する略同径の上部の大径歯車97と
連結され、さらにこの大径歯車97は軸98を中心とし
て回転する上部に小歯車100を一体に備えた小歯車9
9と噛合する。従って、第2図に示すように上記テープ
カセット1が装mioに装着された際には、供給リール
ハブ6が後述する供給リールフェザと嵌合すると共に、
それぞれのスタッド101.102上にて位置決めされ
て水平に維持されることによって、上部の小歯車100
が巻取り−ル7の外周面の歯車部7aと噛合する。
第1図および第4図中、104は軸105に支持された
ブレーキアームであり、軸105に嵌挿した図示せぬ捩
りばねなどによって時計方向への回動力が付勢されるこ
とにより、先端のブレーキバッド106が上記大径歯車
95のドラム部95aに摩擦接触してこれを制動するも
のの、ピンチローラ71とキャプスタン80とによって
磁気テープを正方向に走行させる記録時などの正転時に
は、ピンチローラ71の移動動作と連動してブレーキパ
ッド106をドラム部95aより離反させてドラム部9
5aの負荷を解除する。
また、揺動歯車構体85の左側に位置する他方の遊星歯
車91は、シャーシベース14より立設した軸107に
支持されている供給側リールディスク構体108の供給
側リールフェザ127に内蔵された一方向クラッチ機構
109.の入力フランジとなる大径歯車110と選択的
に噛合状態にある。そして、この大径歯車110は摩擦
板125を介して供給側リールフェザ127と一体回転
する。供給側リールフェザ127とコロ111を介して
接続可能な出力となる内部の一方向クラッチ機構109
の回転体112の外周面には、一端部がシャーシベース
14に固定され、他端部を後述するテンションアーム1
19と連結されているアームレバー113の一端部に接
続されたテンションバンド114が巻回されている。
従って、キャプスタン80が正転する記録再生回転時に
は揺動歯車構体85がF方向(第1図、第14図に示す
)に回動し、その他方の遊星歯車92が右側の大径歯車
95と噛合してこれを時計方向に回転することにより、
テープカセット1の供給リールハブ6と直結している供
給側リールフェザ127は磁気テープの送り出し伴って
時計方向に回転するため、コロ111が回転体112内
のくさび状凹部112a内に入り込んでこの回転体11
2を一体的に時計方向に回転させる。この回転体112
の回転時、テンションバンド114の張力が作用した状
態となって、磁気テープには適切なパックテンションが
作用して、磁気テープは巻取リール7に巻取られる。
また、揺動歯車構体85が反時計方向(E方向)に回動
する磁気テープのリバース走行時には、その一方の遊星
歯車91が供給側リールフェザ127と摩擦板125を
介して一体的に回転する大径歯車110と噛合すること
により、回転体112内のコロ111がくさび状凹部1
12aの逃げ方向に移動して、供給側リールフェザ12
7はテンションバンド114の負荷を受けることなくテ
ープ巻戻し方向に回転することができる。
従って、例えば磁気テープ2が供給リールハブ6より送
り出される正方向走行時から巻戻しなどの逆転(リバー
ス)走行に移行する時など、揺動歯車構体85の一方の
遊星歯車92と上記大径歯車95との噛合状態が解除さ
れると同じタイミングで、他方の遊星歯車91が供給側
リールフエザ127の大径歯車110と噛合してこの供
給側リールフェザ127を直ちに逆転するため、少ない
部品点数で円滑にかつ高い応答性が得られると共に、キ
ャプスタンモータ83に作用する負荷を軽減して消費電
力を小とし得る。また、巻戻しなどの逆転走行時、供給
側リールフェザ127内の一方向クラッチ機構109に
よりテンションバンド114を弛緩することなく行なえ
るため、上記と併せて機構を簡素化して小スペースで所
望の動作を行ない得、従って、装!10の小型化および
経通化にも寄与する。
ここで、再び第1図および第14図、第19図(A)〜
(C)を用いて上記供給側のポールベース48とrA3
!l!シて動作されるテンションアーム119、アーム
レバー113及び命中消去ヘッド116の動作について
説明する。
シャーシ14上に立設した軸120に回動自在に枢支さ
れているテンションアーム119は、一端部をポールベ
ース48に係止されるように臨ませると共に、基部11
9aに上記テンションバンド114を係止しているアー
ムレバー113を回動自在に枢支している。このテンシ
ョンアーム119は図示せぬ捩りばねなどの付勢手段に
よって反時計方向の回動力が付勢されているものの、第
1図に示す停止状態ではレスト位置に復帰している供給
側のポールベース48に係止されて捩りばねの力に抗し
て停止している。このポールベース48の停止状態にお
いてはテンションバンド114は回転体112に対して
弛緩状態となっている。
インピーダンスローラ115は全幅消去ヘッド116と
上記テンションアーム119との間に固定して配置され
ており、走行する磁気テープの振動を吸収するものであ
る。
このインピーダンスローラ115を支持している軸12
2には、全幅消去ヘッド116を載置したヘッドベース
123が回動自在に支持されて図示せぬばねによって時
計方向への回動力が付勢されると共に、このヘッドベー
ス123の一端係止部123aがテンションアーム11
9のビン124を係止可能に臨ませである。
従って、テープローディング時、供給側のポールベース
48が垂直ローラポール46を先導端として供給側の案
内溝44a内をローディング終了位置に向って移動する
際、第1図の状態にあるテンションアーム119は、第
19図(A>に示す如くポールベース48が平行部44
a1より円弧状部44a2に至る移動過程においてポー
ルベース48と徐々に離反するため、そのロックHaが
解除されて捩りばねの自己復帰力によって軸120を中
心として反時計方向への回動復帰が許容される。そして
、引き続きのポールベース48の移動によってこれがテ
ンションアーム119と離反すると同じタイミングで、
このテンションアーム119の回動力によって、そのビ
ン124が第19図(B)に示す如く全幅消去ヘッド1
16を搭載したヘッドベース123の一端係止部123
aを係止してヘッドベース123に時開方向への回動力
が付与される。この時、回転体112に対してテンショ
ンバンド114は引ぎ続き弛緩状態となっている。
このテンションアーム119のビン124によるヘッド
ベース123の係止状態において、この供給側のポール
ベース48が引き続き移動することによって、さらにポ
ールベース48がヘッドベース123の一側に当接し、
ヘッドベース123を軸122を中心として反時計方向
に回動変位させる。このヘッドベース123の回動によ
ってテンションアーム119が第19図(B)に示す如
く時計方向に若干回動するだけで、テンションバンド1
14は引続き弛緩状態となる。そして、ポールベース4
8がローディング終了位置に至ると、ポールベース48
によって第19図(B)に示す状態に回動変位されてい
たヘッドベース123は、その当接状態が解除され、同
図(C)に示す如くその付勢力により軸122を中心と
して時計方向に回動復帰して所期の設定位置にセットさ
れる。
この時、テンションアーム119の回動と同時に、アー
ムレバー113が第19図(C)に示す如くY+力方向
引き寄せられることにより、テンションバンド114を
介して上記回転体112にブレ−キカを作用させてこれ
緊締状態とする。
また、テープアンローディング時にはへラドベース12
3およびテンションアーム119は、上記ローディング
時と逆の態様に動作するためその説明は省略する。従っ
て、テープローディング時およびテープアンローディン
グ時、ヘッドベース123の移動と連動してテンション
アーム119が動作されることにより、ヘッドベース1
23の形状を適宜変更することにより、テンションアー
ム119の動作タイミングを適宜設定し得ると共に、テ
ンションバンド114の弛緩および緊締が簡単な構成で
行なわれるため、テープダメージを起すことなく少ない
部品点数で、かつ小スペースで所期の目的を達成し得、
またこれにより装置の重量を低減や組立てなどの生産性
が向上する。
ここで上記構成になる磁気記録及び/又は再生装置10
の動作を総括して具体的に説明する。なお、各構成要素
の一連の動作は第1図に示すカム歯車26上に没けられ
たモードセンサ部128によって行なわれるものである
第1図乃至第4図に示す停止モード状態において、第9
図に示す如くのテープカセット1を機器の上面より浮上
している図示せぬカセットホルダ内に挿入してこれを押
圧すると、カセットホルダの下部に設けた図示せぬパン
タグラフ機構の作用によってこれが装置側の所定の位置
まで下降してテープローディングの準備が完了する。
第12図は磁気記録及び/又は再生装置10のテープロ
ーディングに引き続いてのRecロックモード状態での
平面図、第13図はテープローディング完了状態でのロ
ーディング機構を取り出して示す平面図である。
装は10が第1図に示す停止モード状態にあるときに、
電源スィッチをオンとし、次にイジェクトスイッチを押
釦すると、ローディングモータ19が逆転して上記巻取
ギヤ28の逆転に伴ってビン62cがイジェクトレバ6
5を係止してこれを第11図に示す如くその軸132を
中心として反時計方向に回動させる。このイジェクトレ
バ65の目動動作によってこれに係止されている図示し
ないカセットホルダのパンタグラフ機構の下部の係止状
態が解除され、カセットホルダが上昇される。このとき
、供給側のポールベース48および巻取側のポールベー
ス57は、ローディング時の移動方向とは逆に案内溝4
4a、44bの平行部44a+、屈曲部44b3側に若
干後退する。このイジェクトモードをモードセンサ部1
28が検出することにより、イジェクトレバ65および
各ボーベース48.57は第1図に示す位置にそれぞれ
復帰する。そして、上昇されたカセットホルダ内に第9
図に示すテープカセット1を挿入しこのカセットホルダ
を装置側に例えば下降することにより、このカセットホ
ルダに設けられた係止手段が装置に設けた固定ビンと係
合してこのカセットホルダは装置の所定位置に装着され
る。
テープカセット1が第2図に示す如く装ui。
の所定位置に装着されると、上記した如くローディング
モータ19が正転始動してこれと連結しているウオーム
ギヤ20、ウオームホイール21等を介してターミナル
歯車構体23を減速駆動する。
このターミナル歯車構体23の駆動により、この駆動力
はこれに設けた中間歯車27を介してテープローディン
グ機構15の巻取ギヤ28に伝達され、これを第3図中
反時計方向に第1図に示すガイドドラム11の回りを回
転駆動させる。一方、この巻取ギヤ28はアイドルギヤ
29を介してこれと噛合している歯車構体30の大歯車
31、小歯車32等を駆動することにより、この駆動力
をこれと噛合しているテープローディング機構15の他
の供給ギヤ33に伝達し、巻取ギヤ28と同期してこれ
を第3図中時計方向に、しかも、これより減速された状
態で第1図に示すガイドドラム11の周りを回転駆動さ
せる。
また、テープローディング機構15の上側に配置された
供給ギヤ33の駆動により、これに連結されている垂直
ローラポール46と傾斜固定ポール47を有する供給側
のポールベース48がガイドレール45上を第1図中時
計方向に所定位置まで移動される。
この供給側のポールベース48の移動に伴い、ポールベ
ース48に係止されて捩りばねにより反時計方向の回動
力が付勢されているテンションアーム119は第19図
(A)の状態から同図(B)に示すように、ポールベー
ス48による係止状態が解除されて反時計方向へ回動す
ると同時にビン124がヘッドベース123の一端係止
部123aを係止する。
このテンションアーム119の回動による供給側のポー
ルベース48の引き続きの移動によって、これと当接状
態にあるヘッドベース123を軸122を中心として逃
げ方向となる反時計方向に回動変位させる。
このヘッドベース123の回動によってテンションアー
ム119が時組方向に若干回動するので、テンションバ
ンド114はY2方向に移動して、供給側リールフェザ
127と一体的に回転する回転体112は弛緩状態が維
持される。
そして供給側のポールベース48が第19図(C)に示
す如く、屈曲溝44a′により反時計方向に回動変位し
てローディング終了位置に至ると、ヘッドベース123
との当接状態を解除し、それまで回動変位されていたヘ
ッドベース123は軸122を中心として時計方向に回
f71復帰して所期の設定位置にセットさる。この時、
テンションバンド114がY1方向に引き寄せられて供
給側リールフェザ127に付加を作用させるので、磁気
テープは弛み現象が生じるようなことはない。
また、このローブローディング過程においてテープロー
ディング機構の下側の巻取ギヤ28の駆動によりこれに
連結されている垂直ローラポール58と傾斜固定ポール
59を有する巻取側のポールベース57がガイドレール
45上を第1図中反時計方向に所定角度移動すると、こ
の巻取ギヤ28に立設された先行するビン62bが、第
18図(A)に示す如く軸72に支持されているピンチ
ローラカム73の第1の係止*73aを係止する。
そこでピンチローラカム73は、これに立設したばねビ
ン75と固定ビン76との間に張架された反転ばね74
の力に抗して軸72を中心として時計方向に回転する。
このピンチローラカム73の回動によってピンチローラ
71を設けたピンチローラアーム78が連結ビン79と
ばねビン75を連結するリンク81を介して軸77を中
心として、反時計方向に回動してピンチローラ71をキ
ャプスタン80側に近接させる。
引き続き巻取ギヤ28が時計方向に回動することによっ
て、第18図(B)に示す如(次のビン62aがピンチ
ローラカム73の第2の係止溝73bに至ると、これは
更に反転ばね74を撓ませつつピンチローラカム73を
回動させるので、今度はリンク81を第3図中矢印り方
向に引き寄せると共に、ピンチローラアーム78を軸7
7を中心として反時計方向に回動させてキャプスタン8
0に近接させ、更に巻取りギヤ28の回転により次のビ
ン62aが移動し、リンク81の軸線が軸72とばねビ
ン75と連結ビン79とを一直線に結ぶラインを越えて
同図(C)に示す如く変位してローディング終了位置に
至ると、リンク81はビン75との間に張架されたばね
82の力に抗してこのビン75をガイドとしてD方向に
移動することにより、ピンチローラ71をキャプスタン
80に弾性的に圧着する。
このピンチローラ71のキャプスタン80への圧着時、
上記した如くピンチローラカム73を含む上記したトグ
ル機構により、ピンチローラ71圧着力が巻取ギヤ28
に更に回転方向への力を付勢して、ポールベース57の
確実な位置決めを行う。このポールベース57の位置決
めと同時に反転ばね74の付勢力が変換されることによ
り、その力が巻取ギヤ28に時計方向への回動力を付勢
してポールベース57のストッパ部131への圧着を支
援する。即ちは反転ばね74は第2のトグルばねとして
機能することになる。(第13図のRec  Paus
e状態・・・キャプスタン80が停止した状@) この巻取側のポールベース57は第10図に示す如くの
三次元平面における位置決め時、その先端の舌片57a
の上面が案内溝44bの終端部に設けたストッパ部13
1内に当接すると共に傾斜ポール59側の後端部がガイ
ドレール45に支持されることにより挟持状態となり、
かつその垂直ローラポール58がストッパ部131に形
成された上部のU字状凹部129および下部のV字状凹
部130にて上下が支持される。従って、ポールベース
57はローディング終了位置においてX軸。
Y軸およびZ軸方向の回動変位が規制されるので、その
位置決め精度が格段に向上する。また、供給側のポール
ベース48は図示しないが上記巻取側のポールベース5
7の位置決めと同様に、その舌片48aと垂直ポール4
6とがストッパ部とその上下のU、v字状凹部にて高精
度に位置決めされる。
一方、上記各ポールベース48.57の移動過程におい
て、ローディングモータ19の駆動に伴うターミナル歯
車構体23の駆動により、これと連結されているカム歯
車機構25と一体のカム歯車26が回転駆動される。こ
れによりカム歯lI26のスパイラル状のカム溝26a
にビン35が係止されているアームギヤ34が、カム溝
26aの形状に対応して第16図(A)の状態より同図
(B)の状態に反時計方向に回動される。アームギヤ3
4の回動により、他端に形成した扇状歯車34aがミド
ルポール39を立設したポールアーム36の軸歯車37
を回動する。このポールアーム36は、ポールベース5
7の移動に追従する如く枢支軸38を中心としてガイド
レール45および固定されたA/CヘッドAHを横切っ
て時計方向に回動変位する。そして、ポールベース57
がガイドレール45の゛三次元傾斜面に至って磁気テー
プ2が捩られ始めると同じタイミングで、ロックアーム
41の板ばね42がカム43の形状に対応して移動して
ミドルポール39の基部を係止固定することにより、磁
気テープ2のガイドドラム11に対するO−ディングが
完了する。
このように、ミドルポール39をポールベース57の移
動に追従する如く回動式とすることにより、従来採用さ
れている起立式に比べて機構が簡単で、しかもミドルポ
ール39の傾きの管理が単品で容易となると共に組立て
が容易となり、さらにテープローディング時における磁
気テープ2を損傷するようなこともない。
そして、供給リールハブ6より送り出された磁気テープ
2は第13図に示す如く、インピーダンスローラ115
.全幅消去ヘッド116を経て供給側の垂直ポール46
.傾斜ポール47よりガイドドラム11を約270度の
角度笥囲に亙りて添接巻回した後、巻取側の垂直ポール
58.傾斜ポール59を添接し、さらに回動変位したミ
ドルポール39.固定のA/CヘッドAH&:添接した
後、主1シブスタン80とピンチローラ71とに挾持さ
れて巻取リールハブ7に至る。
ここで図示しない記録スイッチをオンとすると、キャプ
スタンモータ83が正転(時計方向に回転)し、ベルト
86で連結されたプーリ87を回転させる。
プーリ87からの時計方向の回転力は、第1図。
第4図に示す如くの揺動歯車構体85の入力歯車89の
図示せぬj!擦板(フェルト)などを介して伝達される
ことにより、この入力歯車89と噛合するようフランジ
88に取り付けられた左右一対の遊星歯車91.92の
うちの一方の歯車92と噛合しこれは反時計方向に回動
され巻取側の下側の大径歯車95に伝達され、更に摩擦
板96を介して巻取側の上側の大径歯車97に伝達され
ると共にこの回転力は小歯車99へと伝達される。
従って、テープカセット1が装着されたこの状態におい
て、この小歯車100へ伝達された回転力はカセット内
の巻取リールハブ7の外周囲の歯車部7aに伝達されこ
れを回転させる。(第13図のRec状B) 再度記録スイッチをオンとすると、キャプスタンモータ
83が時計方向の正転状態より反時計方向の逆転状態へ
と切り換わる。
この切り換りに伴って今度は遊星歯車91が一方向クラ
ッチ機構109の入力フランジとなる供給側の大径歯$
110と噛合してキャプスタンモータ83からの回転力
を伝達され、この回転力を摩擦板125、コイルばね1
26を介して供給リールフェザ127へ伝達し、テープ
カセット1内の供給リール6を回転させ、数フレーム分
巻取側リールに巻取られていたテープを逆に供給リール
ハブ6に巻取る。(バックスペース) この時揺動歯車構体85の入力歯車89と噛合している
一対の遊星歯車91.92の存在により、入力歯車89
の回転変位角を最小に押えることができるため、磁気テ
ープの弛みの発生を最小に押えることができ、テープダ
メージを軽減すると共に、A/CヘッドAHによりコン
トロールパルスを正確に読み出すことができる。
この時、供給側リールフェザ127内の一方向クラッチ
機構109のコ0111が食い込み側になるため、テン
ションバンド114による負荷がかかった状態で巻取り
が可能となる。
しかる後、再びキャプスタンモータ83を正転方向にバ
ックスペースよりも少なく数フレーム分進ませた後、キ
ャプスタンモータ83を停止させる。そして、再度記録
スイッチをオンすると、キャプスタンモータ83の正転
によりキャプスタン80が正転駆動する。
このReC又G、t Re CP a LJ S e状
態(第13図に示す状態)で電源スィッチをオフにする
と。
上記した如くの動作によりローディングモータ19が逆
回転すると共にこれと連動してローディングリングが回
転し、ピンチローラをキャプスタンから離す。この状態
をモードセンサ部128が検出し、装置は再び第12図
に示す如くのReCロック状態に入る。
その後連続記録以外は、ある時間経過後は電源スィッチ
がオフとされる。
再び電源スィッチをオンとすると、ローディングモータ
19が正転し、第13図に示す如くRec  Paus
e状態となり、その後記録スイッチをオンすると記録モ
ードに入り所定の記録を行う。
所定の記録が終了し図示しないイジェクトスイッチをオ
ンとすると、O−ディングモータ19が逆転し、アンロ
ーディング状態となる。
アンローディング状態で巻取側の巻取ギヤ28のビン6
2cがイジェクトレバ65を押しカセットハウジングの
係止手段との保合を解除して、このカセットハウジング
を上昇させる。これによりテープカセット1が装置より
取出し可能となる。
モードセンサ部128がこのイジェクトモードを検出す
るとローディングモータ19が正転し、各要素は第1図
、第3図等に図示される停止モード状態になる。
なお、本発明の実施例では記録のみにつき説明したが再
生も同様に行なえることは勿論のことである。
(発明の効果) 上述の如く、本発明になる磁気語録及び/又は再生装置
によれば、例えば磁気テープが供給り一ルハプより送り
出される正方向走行時から巻戻しなどの逆転(リバース
)走行に移行する際、第3の回転体上の一対のアイドラ
のうち・一方のアイドラと巻取側の第2の回転体との連
結状態が解除されると同じタイミングで、他方のアイド
ラが供給側リールフェザを駆動する第2の回転体と連結
されてこれを直ちに逆転駆動すると共に、供給側リール
フェザに内蔵された一方向クラッチ機構の作用によって
テンションアームを弛緩することなくモード変換が行な
えるため、従来の如く多くの部品を用いることなく、少
ない部品点数で円滑にかつ高い応答性が得られると共に
、駆動用のモータに作用する負荷を軽減して消費電力を
小とし得る。
また、機構の簡素化により小スペースで所望の動作を行
ない得るため、装置の小型化および軽り化にも寄与する
ことができるなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明になる磁気記録及び/又は再生
装置の好適な一実施例のテープカセット装着前の停止モ
ード状態を示し、第1図は本発明になる磁気記録及び/
又は再生装置のO−ディングなどのテープガイド手段を
除く概略平面図、第2図は第1図の右側面図、第3図は
ローディングリングを含むポールベース駆動系を示す平
面図、第4図はキャプスタンを含むテープリール駆動系
を示す平面図、第5図は第4図の縦断面図、第6図(A
)、(B)はガイドドラムの概略断面図及び外観斜視図
、第7図は第1図に示す歯車機構の側断面図、第8図(
A)、(B)は供給側ローディングリング及び巻取側ロ
ーディングリングの組立て平面図、第9図は本発明の磁
気記録及び/又は再生装置に装着されて使用される小型
テープカセットの斜視図、第10図はテープガイドの側
面図、第11図はイジェクトモード時におけるイジェク
トレバ及びポールベースの状態を示す平面図、第12図
はローディングモード時における動作説明図、第13図
はReCモード時における動作説明図、第14図はロー
プインク完了時におけるポールベースおよびヘッドベー
スの状態を示す図、第15図はローディング時における
ヘッドベースの動作説明図、第16図(A)、(B)は
アームギヤと協働するポールアームの動作説明図、第1
7図はポールベースの移動過程を示す説明図、第18図
(A)〜(C)はピンチローラカムと協働するピンチロ
ーラの動作を示す動作説明図、第19図(A)〜(C)
はテンションアームおよびポールベースと協働するヘッ
ドベースとの関係を示す動作説明図、第20図はタイミ
ングチャートである。 1・・・テープカセット、11・・・ガイドドラム、2
8・・・巻取側ローディングギヤ、 33・・・供給側ローディングギヤ、 46.58・・・垂直ポール、 47.59・・・傾斜ポール、 83・・・キャプスタンモータ、 89・・・入力歯車(第3の回転体)、91.92・・
・アイドラ、 95・・・大径歯車(第1の回転体)、109・・・一
方向クラッチ、 110・・・大径歯車(第2の回転体)、114・・・
テンションアーム、 119・・・テンションアーム。 才 8  fl  (A) ?8虐 (73)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 装置に装着されたテープカセットより磁気テープを引出
    し、回転する磁気ヘッドを備えたテープ案内ドラムに対
    して入口側及び出口側で前記磁気テープを案内する垂直
    ポールおよび傾斜ポールを有する供給側ローディング手
    段と巻取側ローディング手段とを備え、前記磁気テープ
    を前記テープ案内ドラムに所定角度範囲に亙って巻装し
    てなる磁気記録及び/又は再生装置において、前記テー
    プカセットの巻取リールハブを回転駆動する第1の回転
    体と、前記テープカセットの供給リールハブを回転駆動
    する第2の回転体を備えると共に一方向クラッチ機構を
    有する供給側リールフェザと、前記第1の回転体と前記
    第2の回転体とを選択的に駆動するようそれぞれに臨ま
    せた一対のアイドラを備えて正逆転可能なモータによっ
    て駆動する第3の回転体と、前記磁気テープの張力を制
    御するテンションアームの動作によって前記供給リール
    フェザの回転を制御する制御部材とよりなり、前記磁気
    テープが前記供給リールハブより前記巻取リールハブに
    走行する正転走行から逆転走行に切り換わる際、前記テ
    ンションアームを動作することなく、前記第3の回転体
    上の一方の回転体が前記第2の回転体を選択的に回転駆
    動することにより前記一方向クラッチ機構を動作して前
    記供給側リールフェザを回転駆動するように構成したこ
    とを特徴とする磁気記録及び/又は再生装置。
JP61223241A 1986-09-20 1986-09-20 磁気記録及び/又は再生装置 Pending JPS62232752A (ja)

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