JPS62227715A - 射出成形金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、射出成形金型に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図は、従来の射出成形金型の縦断面図である。

第４図において、１は固定型、２は可動型である。固定
型１と可動型２とで射出成形金型３が構成されている。

第４図の射出成形金型３は試作型である。符号４が付さ
れているものは、射出成形されて出来た製品である。

１５．１６，１７．１８はガイドピンであり。

２５．２６．２７．２８は型締めされたときにガイドピ
ン１５．１６．１７．１８が嵌挿するガイドピン嵌挿孔
である。

ガイドピン１５．１６．１？、、１８は可動型２のガイ
ドピン取り付け孔３５．３６．３７．３８に取り付けら
れている。ガイドピン取り付け孔３５．３６，３７．３
８は可動型２に四つ穿設されており、それぞれにガイド
ピン１５．１６．１７゜１８が一本づつ取り付けられて
いる。また、それに対応して固定型１には四つのガイド
ピン嵌挿孔２５．２６，２７．２８が穿設されている。

固定型１と可動型２とを成形機（図示しない）に取り付
けるときには、ガイドビン１５．１６゜１７．１８をガ
イドピン嵌挿孔２５．　２６．　２７゜２８に嵌挿して
固定型１と可動型２との相対位置を定めて取り付ける。

ガイドビン１５．１６．１７．１８はこのような目的で
設けられているものである。

第４図の射出成形金型３を製造するには次のようにして
行う。

まず第１に、亜鉛合金で固定型１と可動型２とを鋳込ん
で形状を作る。次に固定型１と可動型２との底面６．７
を機械で平面加工したあと、セツティングプレス内で製
品板厚に偏りがないように型合わせして、パーティング
面の当たり及び製品裏面の板厚をだすために、符号１１
．１２が付されている製品部分を手で仕上げる（これは
型合わせ作業と呼ばれている）。

次に、製品部分１１．１２の形状に合わせて固定型１と
可動型２とを型締めして、符号１３．１４が付されてい
る面を機械加工して基準面とする。

次に、その基準面１３．１４を基にしてガイドビン１５
，１６，１７．１８を嵌挿するためのガイドピン嵌挿孔
２５．２６，２７．２８と、ガイドビン１５．１６，１
７．１８を取り付けるためのガイドビン取り付け孔３５
，３６，３７．３８とを穿設する。

次にガイドビン取り付け孔３５，３６．３７゜３８にガ
イドビン１５．１６，１７．１８を取り付けると第４図
に示されているような固定型１と可動型２とが出来上が
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

第４図に示されている従来の射出成形金型３については
次のような問題があった。

即ち、ガイドビン１５．１６．１７．１８をガイドビン
嵌挿孔２５，２６．２７．２８に嵌挿して固定型１と可
動型２とを型締めしたとき、ガイドビン取り付け孔３５
，３６，３７．３８とガイドビン嵌挿孔２５．２６，２
７．２８との加工誤差のために、再度、製品部分１１．
１２の形状の修正が必要となる。従って、射出成形金型
３の製造にその分手間が掛かるという問題である。

本発明は、このような従来の技術の問題点を解決するも
のである。

本発明の技術的課題は、ガイドビンをガイドピン嵌挿孔
に嵌挿して固定型と可動型とを型締めした後に、製品部
分の形状の修正をしなくてもよいようにすることにある
。

〔問題点を解決するための手段〕

この技術的課題は１本発明によれば次のような手段によ
って達成される。即ち９本発明に係る射出成形金型とい
うのは、固定型と可動型とから構成されており、前記固
定型と前記可動型のうち何れか一方にはブツシュ孔が設
けられており、該ブツシュ孔にはブツシュが取り付けら
れており、該ブツシュにはガイドビン取り付け孔が偏心
して穿設されており、該ガイドビン取り付け孔にはガイ
ドビンが取り付けられており、前記固定型と前記可動型
とのうち残りの他方にもブツシュ孔が設けられており、
該ブツシュ孔にはブツシュが取り付けられており、該ブ
ツシュには前記ガイドビンが嵌挿されるためのガイドビ
ン嵌挿孔が偏心して穿設されている。

〔作用〕

本発明の射出成形金型を製造するには次のようにして行
う。

まず第１に、固定型と可動型とを鋳込んで形状を作る。

次に製品部分を手で仕上げる。

次に、製品部分の形状に合わせて固定型と可動型とを型
締めして、側面を機械加工して基準面とする。

次に、その基準面を基にして固定型にはブツシュを取り
付けるためのブツシュ孔を穿設し、可動型にはブツシュ
を取り付けるためのブツシュ孔を穿設する。

次に、固定型と可動型とをセツティングプレスに取り付
けて、製品部分の形状を基準として、固定型と可動型と
の対応するブツシュ孔の位置ずれを８周べる。

次に、その位置ずれ量に合わせて、それぞれ。

ガイドビンに固定型用のブツシュと可動型用のブッシュ
とを取り付ける。そして、その状態で、ガイドピンに対
する固定型用のブツシュと可動型用のブツシュとの位置
を固定する。

このようにして出来たガイドピン付きのブツシュを、ガ
イドピンに対するブツシュの位置を変化させないように
してそれぞれ固定型と可動型のブツシュ孔に嵌挿すれば
９本発明のような射出成形金型３が出来上がる。

本発明では、固定型のブツシュ孔と可動型のブツシュ孔
との位置ずれを固定型用のブツシュと可動型用のブツシ
ュとによって調整しているので。

固定型と可動型とを成形機に取り付けても、製品部分の
形状が影響を受けることはない。言い換えれば、ガイド
ピンをガイドピン嵌挿孔に嵌挿して固定型と可動型とを
型締めしたときに、製品部分の形状の修正をしなくても
よい。

本発明によれば、ブツシュに対するガイドピンの偏心量
をｅとすると、ブツシュが二つあるので。

２ｅまでの位置ずれを修正出来る。

〔実施例〕

第１図は１本発明の一実施例に係る射出成形金型の縦断
面図である。

第１図において、１は固定型、２は可動型である。固定
型１と可動型２とで射出成形金型３が構成されている。

符号４が付されているものは、射出成形されて出来た製
品である。第１図の射出成形金型３は、試作型である。

固定型１は上側取り付け板３１に固定されており、可動
型２はスペーサブロック３２を介して下側取り付け板３
３に固定されている。上側取り付け板３１と下側取り付
け板３３とにおいて固定型１と可動型２とはそれぞれ成
形機（図示しない）に取り付けられる。

３４は押し出しプレートであり、押し出しプレート３４
には押し出し棒３０が固定されている。

図示しない駆動装置によって押し出しプレート３４が上
方に駆動されることにより、型開きの後製品４が押し出
される。

９はコックであり、８はコック孔である。固定型１と可
動型２とが型締めされたとき、コック９はコック孔８に
整合する。コツタ９は、樹脂圧を受は止めるために設け
られているものである。

１５．１６．１７．１８はガイドピンである。

ガイドピン１５，１６．１７．１８は、固定型１と可動
型２とを成形機（図示しない）に取り付けるとき、ガイ
ドピン１５．１６．１７．１８をガイドピン嵌挿孔２５
．２６．２７．２８に嵌挿することにより、固定型１と
可動型２との成形機における相対位置を定めるために設
けられているものである。

ガイドピン１５．１６．１７．１８はブツシュ４１．４
２．４３．４４のガイドピン取り付け孔３５．３６．３
７．３８に取り付けられている。

ガイドビン取り付け孔３５，３６．３７．３８はブツシ
ュ４１．４２．４３．４４において偏心して設けられて
いる。ブツシュ４１，４２，４３゜４４は可動型２のブ
ツシュ孔５１．５２．５３゜５４に嵌挿されている。

固定型１にはブツシュ孔６１．６２．６３．６４が穿設
されており、ブツシュ孔６１．６２．６３．６４にはブ
ツシュ？１．７２．７３．７４が嵌挿されている。ブツ
シュ７１．７２．７３．７４には偏心してガイドピン嵌
挿孔２５．２６，２７．２８が穿設されている。

第２図は、第１図の■−■断面図である。

第２図において、２５．２６．２７．２８はガイドピン
嵌挿孔、７１，７２．７３．７４はブツシュ、６１．６
２．６３．６４はブツシュ孔である。・第２図から分か
るように、ガイドピン嵌挿孔。

ブツシュ、ブツシュ孔はそれぞれ四つ設けられている。

ブツシュ？１，７２．７３．７４には偏心してガイドピ
ン嵌挿孔２５．２６．２７．２８が穿設されている。

第３図は、第１図の■−■断面図である。

第３図において、押し出し棒３０は省略されている。１
５．１６．１？、、１８はガイドピン、４１．４２，４
３．４４はブツシュ、５１．５２゜５３．５４はブツシ
ュ孔である。また、３５．３６．３７．３８はガイドピ
ン取り付け孔である。

第３図から分かるように、ガイドピン、ブツシュ。

ブツシュ孔、ガイドピン取り付け孔はそれぞれ四つ設け
られている。ブツシュ４１，４２，４３゜４４には偏心
してガイドピン取り付け孔３５．３６．３７．３８が穿
設されている。

第１図の射出成形金型３を製造するには次のようにして
行う。

第１図において、まず第１に、亜鉛合金で固定型１と可
動型２とを鋳込んで形状を作る。次に符号１１．１２が
付されている製品部分を手で加工して仕上げる。

次に、製品部分１１．１２の形状に合わせて固定型１と
可動型２とを型締めして、符号１３，１４が付されてい
る面を機械加工して基準面とする。

次に、その基準面１３．１４を基にして固定型１にはブ
ツシュ７１．７２，７３．７４を取り付けるためのブツ
シュ孔６１．６２．６３．６４を穿設し、可動型２には
ブツシュ４１．４２．４３゜４４を取り付けるためのプ
・ノシュ孔５１．５２゜５３．５４を穿設する。

次に、固定型１と可動型２とをセツティングプレスに取
り付けて、製品部分１１．１２の形状を基準として、ブ
ツシュ孔５１と６１との位置ずれ。

ブツシュ孔５２と６２との位置ずれ、ブツシュ孔５３と
６３との位置ずれ、ブツシュ孔５４と６４との位置ずれ
を調べる。

次に、その位置ずれ量に合わせて、ガイドピン１５にブ
ツシュ４１とブツシュ７１とを取り付ける。そして、そ
の状態で、ガイドピン１５に対するブツシュ４１とブツ
シュ７１との位置を固定する。

同様に、ガイドピン１６に対するブツシュ４２とブツシ
ュ７２との位置を決め、固定する。また。

ガイドピン１７に対するブツシュ４３とブツシュ７３と
の位置を決め、固定する。また、ガイドピン１８に対す
るブツシュ４４とブツシュ７４との位置を決め、固定す
る。

このようにして出来たガイドピン付きのブツシュを、ガ
イドピンに対するブツシュの位置を変化させないように
してそれぞれ固定型１と可動型２のブツシュ孔に嵌挿す
れば、第１図のような射出成形金型３が出来上がる。

本実施例では、固定型１のブツシュ孔６１，６２．６３
．６４と可動型２のブツシュ孔５１，５２．５３．５４
との位置ずれをブツシュ７１．７２．７３．７４とブツ
シュ４１．４２．４３．４４とによって調整しているの
で、固定型１と可動型２とを成形機に取り付けても、製
品部分１１゜１２の形状が影響を受けることはない。言
い換えれば、ガイドピン１６，１６．１７．１８をガイ
ドピン嵌挿孔２５．２６．２７．２８に嵌挿して固定型
１と可動型２とを型締めしたときに、製品部分１１．１
２の形状の修正をしなくてもよい。

本実施例によれば、ブツシュに対するガイドピンの偏心
量をｅとすると、ブツシュが二つあるので、２ｅまでの
位置ずれを修正出来る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ガイドピンをガイドピン嵌挿孔に嵌挿
して固定型と可動型とを型締めした後。

製品部分の形状の修正をしなくてもよくなる。従って、
射出成形金型の製造に手間が掛からなくなる。という効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は９本発明の一実施例に係る射出成形金型の縦断
面図。 第２図は、第１図のｎ−ｎ断面図。 第３図は、第１図のｍ−ｍ断面図。 第４図は、従来の射出成形金型の縦断面図である。 １・−一−−−−・固定型 ２−−−−−−−・可動型 ３・−−−−−−・射出成形金型 １５、　１６．　１７．　１８−−−−−・−ガイドピ
ン２５．２６．２７．２８−・・−ガイドピン嵌挿孔３
５．３６．３７．３８−・−・・ガイドピン取り付け孔 ４１．４２．４３．４４−−・・・−・ブツシュ５１、
　５２．　５３．　５　、ｌ−一一一−・・ブツシュ孔
６１、　６２．　６３．　６４．−−−−−・−ブツシ
ュ孔？　１．　７２．　７３．　７４−−−−−〜−プ
ッシュ１−−−一口ｔ！ 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定型と可動型とから構成されている射出成形金型にお
   いて、前記固定型と前記可動型のうち何れか一方にはブ
   ッシュ孔が設けられており、該ブッシュ孔にはブッシュ
   が取り付けられており、該ブッシュにはガイドピン取り
   付け孔が偏心して穿設されており、該ガイドピン取り付
   け孔にはガイドピンが取り付けられており、前記固定型
   と前記可動型とのうち残りの他方にもブッシュ孔が設け
   られており、該ブッシュ孔にはブッシュが取り付けられ
   ており、該ブッシュには前記ガイドピンが嵌挿されるた
   めのガイドピン嵌挿孔が偏心して穿設されていることを
   特徴とする射出成形金型。