JPS62218087A - 産業ロボットの関節駆動用減速装置 - Google Patents

産業ロボットの関節駆動用減速装置

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JPS62218087A
JPS62218087A JP61061636A JP6163686A JPS62218087A JP S62218087 A JPS62218087 A JP S62218087A JP 61061636 A JP61061636 A JP 61061636A JP 6163686 A JP6163686 A JP 6163686A JP S62218087 A JPS62218087 A JP S62218087A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は産業ロボット制御系の電動モータの回転数を減
速する減速装置に関する。
(従来の技術) 産業ロボットにおいては、一般に、作業に適した出力ト
ルクを得るため、アーム等の駆動系(あるいは制御系と
いう)には電動サーボモータまたは電動パルスモータと
この出力を低速高トルクに変換する:lji速装置とを
用いている。
また、産業ロボットに用いる減速装置は、例えば、減速
比1/120程度の大減速比を有していること、また、
歯車間のガタ、すなわち、いわゆるバックラッシュが小
さいこと、さらに、慣性を小さくするため軽量であるこ
と等が要求される。
これらの要求を満たすために、従来の産業ロボットは1
段の減速で大減速比が得られ、また、累積バックラッシ
ュが小さく、さらに、小型軽量として減速装置が使用さ
れている。このような、従来の減速装置としては、例え
ば、特開昭59−190541号公報に係る調和歯車装
置および特開昭59−106744号公報に係る偏心揺
動型遊星差動歯車装置がある。
従来、ロボットの制御系においては、前記電動モータと
前記減速装置との組合せが用いられているが、例えば、
ロボットの本体の第1アームに前記電動サーボモータが
取付けられ、電動サーボモータの出力が、前記偏心揺動
型遊星差動歯車装置を介してロボットの第2アームに連
結される。
電動サーボモータの回転数は減速装置で大幅に減速され
、得られた低速高トルクの回転力を有する出力が第2ア
ームを回動し、作業する。一般に、ロボットアーム自体
は剛性が高いためその固有振動数は高い。しかしながら
、ロボット全体として見たとき、回動部近辺のロボット
固有振動数は一般に剛性の低い減速装置で決まり、減速
装置と同程度に低い。したがって、制御系全体の固有ね
じり振動数f0は一般に数ヘルツと低くなり減速装置に
人力する電動モータの回転数が低い領域で、減速装置と
ロボットの第2アームとが共振を起こし、第2アームに
よる正確な作業ができない等の問題点が起こる。共振が
生じる理由は、制御系(電動モータ、減速装置およびロ
ボットアームから構成される系)の固有ねじり振動数f
0と、歯切の加工誤差等に起因して振動する減速装置の
振動周波数とが、電動モータの低回転数域で一致するた
めと考えられていた。
このような問題点に対し、特開昭58−211881号
公報には、発生した振動を打ち消すように電動モータの
速度指令信号を変化させる電気的制御方式が提案されて
いる。しかしながら、このような方式においてはフィー
ドハックゲインを大きくすると系が不安定となり、特に
剛性の低いロボット駆動系においては、逆に発振し易く
なるという問題を生じるため、ゲインを大きくできず、
したがって、充分な振動打ち消し効果を得られない。ま
た、特開昭59−175986号公報には高張力を与え
たタイミングベルトで減速機を駆動し、該ベルトで振動
を吸収する方式のものが提案されている。しかしながら
、この方式においてはタイミングベルトが破断するとい
う危険がある。
また、特開昭59−115189号公報には減速機の主
軸にばねとおもりから成る吸振器を取り付ける方式が提
案されている。しかし、この方式においては遠心力によ
り吸振器が破損したり、ロボットの負荷荷重に対応して
おもり等を調整しなければならないという問題点がある
(発明の目的) そこで、本発明は、ロボット制御系において、吸振装置
等を設けなくとも、電動モータ等の駆動部の通常の制御
回転数の範囲内で減速装置とロボットとの共振が起きな
い減速装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 発明者らは、ロボットアームの関節装置に用いる減速機
のばね定数、固有ねじり振動数、トルク変動等と共振現
象との関係につき種々研究を行った。
先ず、中立位置付近(いわゆるコストモーション位置)
の回転ばね定数KEの高い減速機をロボットアームの関
節装置に用いることによりロボットの駆動系の固有ねじ
り振動数f。を実用域から外すことが可能か否かについ
て試算した。しかし、減速機の中立位置付近の回転ばね
定数KJは、大きなものでもロボットアーム自体の回転
ばね定数KrのI/10〜115であるため、駆動系全
体のばね定数に=Kl−Kr/ (K!!+Kr)は大
して大きくできず、その結果、駆動系の固をねしり振動
数f、=1/2π・石「−アコ7(ここに、Jは駆動系
の慣性モーメント)も大して大きくできない。したがっ
て、減速機の中立位置付近のばね定数K lを高めるこ
と、すなわち剛性を高めることによっては、駆動系の固
有ねじり振動数f。を実用域から外すことは不可能であ
るとの結論に達した。
そこで、発明者等は、振動発生の原因である減速機のト
ルク変動を無くすことを試みた。具体的には偏心揺動型
の遊星歯車減速機を用い、トルク変動を阻止ないし減す
るよう、この減速機の内歯歯車と外歯歯車の歯に高精度
の仕上げ加工を施し、かつ、トルク変動が生じてもこれ
を吸収するよう、偏心入力軸の軸受部やトルク取出ビン
の軸支部等に環状溝を設け、該溝にゴムリングを装着し
た。
しかしながら、このような対策を施しても実用域での共
振を防ぐことはできず、しかも、共振が生じる時の電動
モータ回転数は、そのような対策を施さない場合とほと
んど同じであることがわかった。
このような実験結果から、一定の機構の減速機であれば
、はぼ一定のトルク変動特性、すなわちロボ7)の駆動
系に対する加振周波数特性ををするとの結論が導かれた
。また、斯かる結論から、ロボット駆動系に組み込む減
速装置の機構を変更することによりトルク変動特性を実
用域外に置くことができるとの仮説の下に種々の実験を
行った。
これらの実験の内容および結果については後述するが、
これらの実験結果から仮説は実証され、下記の結論に到
達した。
従来の常識では全く考えられなかった構成、すなわち、
偏心揺動型の遊星歯車減速機は、内歯歯車と外歯歯車の
歯数差が1であって、単独でも1/200程度の減速比
にてきるが、この減速比を数十分の一程度とし、これに
所定範囲の減速比を有する前段(第1段)減速比をわざ
わざ設けて歯車装置を構成し、これをロボットアームの
駆動系に組み込むという構成により共振現象の生じる範
囲を電動モータの実用域から外すことができる。
なお、偏心揺動型の遊星歯車減速機に前段減速機を設け
た減速装置は、米国特許4.348.918号明細書に
開示されているようにクローラ車両の走行装置等に採用
されている。しかしながら、そのような走行装置等は採
用する減速機の重量、バックラッシュ等の問題をほとん
ど考慮しなくともよい。
したがって、単に減速機の縮減速比の変更を容易にする
ため、あるいは単に低速大トルクを出力するため、前段
減速機を設けているのである。これに対し、高速性、位
置精度等を要求され、且つ、全体構造の剛性が低いロボ
ットにおいては、減速機の重量、バックラッシュを小さ
くすることが重要であるため、関節部に、減速辻占たり
の重量が調和歯車装置より大きい偏心揺動型の遊星歯車
減速機を用い、さらに重量、バンクラッシュを増大させ
る要素となる前段減速機をわざわざ設けることは従来考
えられなかったのである。
発明者らはさらに種々研究を重ねた結果、下記の構成を
存する本発明に到達した。
本発明に係る産業ロボットの減速装置は、ロボットの第
1部材に一体的に取り付けられた駆動部の回転数を減速
してロボットの第2部材を回動させる減速装置において
、駆動部の回転数を減速する第1段減速部と、第1段減
速部に連結され、回転数を更に減速して前記第2部材に
出力する第2段減速部と、を備え、前記第2段減速部が
内歯歯車と、内歯歯車に噛み合い内歯歯車の歯数より1
つだけ少ない歯数を有する外歯歯車と、外歯歯車に係合
して外歯歯車を揺動回転させる入力クランク軸と、を有
する偏心揺動型遊星差動歯車装置によって構成し、前記
第1段減速部の減速比が1/2〜115および前記第2
段減速部の減速比が1/25〜1/60であることを特
徴としている。
(実施例) 以下、本発明に係る産業ロボットの減速装置を図面に基
づいて説明する。第1図ないし第3図は本発明の一実施
例を示す図である。
まず、構成について説明する。第1図は本発明に係る産
業ロボットの減速装置を用いたロボットの制御系の全体
概略説明図である。1は産業ロボットの駆動部、すなわ
ち、電動モータであり、電動モータ1のフランジ2は本
発明に係る減速装置3の筒体4に固定されている。筒体
4はロボットの第1アーム5の先端部5aに固定されて
いる。
電動モータ1の出力の回転軸7は減速装置3の入力回転
輪8に連結され、減速装置3の出力は軸10に伝達され
軸10の先端は円筒体11の中心を貫通し、ロボットの
被駆動部12、すなわち、第2アームに固定されている
。第2アーム12の基部の筒状体13と第1アーム5の
先端部5aの下面から下方に突出する円筒型の突出体1
5との間には一対のベアリング16が介装されている。
突出体15の内周面と円筒体11の中央部の外周面との
間には一対のベアリング17が介装されている。円筒体
11の上部および下部の内面と軸10との間にはそれぞ
れ一対のベアリング18が介装されている。したがって
、減速装置3は駆動部1の回転数を減速してロボットの
被駆動部すなわち第2アーム12を回動させる。
減速装置3は第2図および第3図に示すように、第1段
減速部20と第2段減速部21とから構成され、駆動部
1の回転数を減速する第1段減速部20と、第1段減速
部20に連結され、回転数をさらに減速する第2段減速
部21と、を備えている。第2段減速部21は固定して
いる内歯歯車22と内歯歯車22に噛み合う外歯歯車2
3と、外歯歯車23に嵌合して外歯歯車23を揺動回転
させる入力クランク軸24と、を有する偏心揺動型遊星
差動歯車装置によって構成されている。また、内歯歯車
22はピン歯26を用いたビン歯車27で構成され、か
つ外歯歯車23の歯数より1つだけ多い歯数を有してい
る。また、第1段減速部は通常の平歯歯車により構成さ
れている。
第1段減速部20の減速比と第2段減速部21の減速比
とは電動モータ1の通常制御回転数の範囲内でロボット
すなわち、第1アーム5および第2アーム12と、第2
段減速部21との共振が起きないように選択している。
この実施例においては、電動モータlの通常制御回転数
がO〜11000rp、 第1 (前)段減速部20の
減速比が1/2〜115および第2 (後)段減速部2
1の減速比は1/25〜1/60であり、減速装置3の
全体の減速比は1/120になるよう選択されている。
前段減速機20の減速比11が115未満(分母が大き
くなることを意味する。以下同じ)または後段減速機2
1の減速比12が1/25を超える(分母が小さくなる
ことを意味する。以下同じ)と、前段減速機20に構造
の簡単な平行軸減速機を採用して1/120の終減速比
iを得ることは困難となるので、設計的経済的に不利と
なる。また、後段減速機21の減速比12が1/60未
満または前段減速機20の減速比11が1/2を超えて
1/120の終減速比iを得る場合は、電動モータ1の
実用域において、前段減速a20の毎秒光たり回転数が
ロボットの駆動系の固有ねじり振動数fo近辺あるいは
それ以上となるので、共振を防ぐ効果が少ない。
第2アーム12の軸10を中心としたねじりのバネ定数
は約37.5k g−m/分である(ここに、分とは1
度の1760の角度のことである。)次に作用について
説明する。
ただし、電動モータ1、減速装置3、および第2アーム
12を含んで構成される駆動系の固有ねじり振動数fO
は、後述する実験例における駆動系の固有ねじり振動数
「0と同様、8.4 Hzであるものとして以下説明す
る。この8.4Hzは共振ピーク点における電動モータ
1の回転数および本発明に係る減速装置について後述す
るトルク変動特性から算出される。電動モータ1をO〜
11000rpの通常回転数で回転させると、減速比i
、が1/3の前段減速機20の出力回転数はO〜333
rpmとなり、減速比12がl/40の後段減速機21
の出力回転数は0〜8.3rpmとなり、この範囲では
共振現象が生じない。共振は実用域外、すなわち電動モ
ータ1の出力回転数が150Orpm近辺(このときの
前段減速機20の出力回転数は1500rpm X 1
 / 3 = 50Orpm近辺、遊星歯車減速機21
の出力回転数は1500rpm X 1 / 3 X 
1 /40=12.5rpm近辺)で生じる。
このように共振現象が電動モータ1の実用域外で生じる
理由は明らかではないが、実験結果から推定すると上記
実施例のように内歯歯車と外歯歯車の歯数差が1の遊星
差動歯車装置は入力軸(クランク軸24)の1回転当た
り1のトルク変動が生じ、したがって、これに減速比i
Iが1/3の前段減速機20を取り付けると電動モータ
1の回転数が実用域外である1500rpmを中心とし
た付近で1500 X(1/3) X 1 = 500
程度の毎分光たりトルク変動が生じ、このトルク変動数
が駆動系の固有振動数8.4ヘルツ(500振動/分)
にほぼ一致して共振を起こすものと考えられる。
これに対し、内歯と外歯の歯数差が2の調和歯車装置の
場合は、実験結果から推定すると、入力軸(ウェーブジ
ェネレータ)の1回転当たり2のトルク変動が生じ、し
たがって、これに減速比1/3の前段減速機を取り付け
ると、電動モータの回転数が750rpm付近で750
X 1 /3 x 2 = 500の毎分当たりトルク
変動が生じ、駆動系の固有振動数rOが上記実施例と同
様8.4ヘルツ(500振動/毎分)であるならば電動
モータの回転数が実用域内である750rpm付近で共
振が生じるものと考えられる。この場合、毎分当たり加
振数がおおよそ500のときに共振が生じるのであるか
ら、調和歯車減速機に減速比t+=1/6程度の前段減
速機を設けることにより共振時の電動モータの回転数を
実用域外である1500rpmを中心とする付近にまで
上げることも考えられる。しかし、調和歯車減速機の減
速比はizは最小でも1/80程であるから、総減速比
iは最小でも1 /480となり、1〜11000rp
を実用域とする電動モータが一般に必要とする減速比i
(1/120程度)を満足できないため、実用できない
ことになる。
なお、電動モータ1および前段減速4120の振動は駆
動系の発振に影響を及ぼさない。これはこれらの振動は
小さいこと、後段部21を介することにより吸収される
こと等によるものと考えられる。
方駅凱 次に、減速装置の種類を変えた場合、減速装置とロボッ
トとの共振の発生状態について実験した。
別表において、比較した減速装置は前述の実施例の減速
装置のほかに比較例1〜3に示す減速装置である。ただ
し、前述の実施例を含めサイクロ減速機は、クランク軸
および外歯歯車の揺動によるアンバランスを防ぐため、
実開昭59−127951号公報に開示されているよう
に外歯歯車を2枚としこれらを180度の位相差をもっ
て組付けたもので、かつ、内歯歯車が外歯歯車の歯数よ
り1つ多い歯数を有するものを用いた。また、調和歯車
減速機は内歯歯車が外歯歯車の歯数より2つ多い歯数を
有するものを用いた。それぞれの減速装置の減速段数、
減速比11.12、ねじりばね定数に、および慣性モー
メンl−Jは別表に示しである。
実験は第5図に示す全体構成図によって実施した。すな
わち、電動サーボモータ31の出力軸31bに減速装置
32を取付け、減速装置32の出力軸32aにロボット
の被駆動部(第2アーム)の慣性モーメントに相当する
慣性負荷としてフライホイール33が取付けられた。ロ
ボットの第2アームの長さに相当するフライホイール側
面33aの半径上の位置に、円周方向の加速度および振
幅を測定できる圧電素子を利用した加速度ピックアップ
34を取り付ける。この加速度ピックアップ34の出力
はインジケータ36に連結されている。電動モータの回
転数を変化させて、その時のフライホイールの加速度の
大きさ、および振幅を測定した。測定はフライホイール
33が定速度で約1回転する範囲で行った。測定結果は
第4図に示す。横軸は電動サーボモータ31の回転数(
すなわち、減速装置32の入力軸の回転数)であり、縦
軸はフライホイール33の加速度ピンクアップ34に表
れる円周方向の加速度(すなわち、振動)の大きさく単
位、G)を示す。
比較例1、比較例2および比較例3においては、共振の
ピークはそれぞれ、電動モータ31の回転数において、
700rpm、500rpmおよび250rpmのとき
であり、電動モータ31の通常制御回転数O〜1100
0rpの範囲で共振が起こっている。しかしながら、本
発明に係る減速装置を用いた実施例の場合には、前述の
説明のように、共振時の電動モータ回転数は極めて高<
 、1500rpmとなっている。
したがって、通常制御回転数の範囲では共振は起きない
別表の実施例と比較例1において、慣性モーメンJおよ
びねじりばね定数に1は殆ど同じであるが、負荷が発振
するときの電動モータの回転数に大きな差異があり、そ
の差は第1段減速比と反比例している。この理由は、第
2段減速部の加振周波数と負荷の固有ねじり振動数が一
敗したとき、すなわち、電動モータの回転数が150O
rpmのとき発振するからである。
なお、このような実験結果から前述のように各減速機の
トルク変動特性が指定され、かかる指定を用いて実験装
置の固有ねじり振動数foを逆算すると、実験で用いた
減速機のいずれを組込んだ場合も約8.4 fizとな
る。これは、共振が駆動系のI’J:11性が最も低い
時、即ち、負荷状態が減速機のいわゆるロストモーショ
ンの範囲内にある時に生じ、その時のロストモーション
ばね定数Kfが 実験で用いたいずれの減速機の場合も
おおよそ等しいためと考えられる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、ロボット制御系
において、減速装置とロボットとの共振が生ずるときも
、共振が生ずるときの電動モータの回転数が極めて高く
なり、電動モータ駆動部の通常制御回転数の範囲内での
ロボットと減速装置との共振を生じなくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図反型第5図は本発明に係る産業ロボットの減速装
置の1実施例を説明する図であり、第1図はその全体概
略説明図、第2図はその要部断面図、第3図は第2図の
I−I[[矢視断面図、第4図は本発明に係る産業ロボ
ットの減速装置の実施例および比較例の性能を説明する
図、第5図は第4図に係る実験例の全体構成図である。 ■・・・・・・駆動部(電動モータ)、3・・・・・・
減速装置、 5・・・・・・第1アーム、 12・・・・・・被駆動部(ロボットの第2アーム)、
20・・・・・・第1段減速部、 21・・・・・・第2段減速部、 22・・・・・・内歯歯車、 23・・・・・・外歯歯車、 24・・・・・・人力クランク、 27・・・・・・ピン歯車。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ロボットの第1部材に一体的に取り付けられた駆動部の
    回転数を減速してロボットの第2部材を回動させる減速
    装置において、駆動部の回転数を減速する第1段減速部
    と、第1段減速部に連結され、回転数を更に減速して前
    記第2部材に出力する第2段減速部と、を備え、前記第
    2段減速部が内歯歯車と、内歯歯車に噛み合い内歯歯車
    の歯数より1つだけ少ない歯数を有する外歯歯車と、外
    歯歯車に係合して外歯歯車を揺動回転させる入力クラン
    ク軸と、を有する偏心揺動型遊星差動歯車装置によって
    構成し、前記第1段減速部の減速比が1/2〜1/5お
    よび前記第2段減速部の減速比が1/25〜1/60で
    あることを特徴とする産業ロボットの減速装置。
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