JPS622157Y2 - - Google Patents

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JPS622157Y2
JPS622157Y2 JP1982195720U JP19572082U JPS622157Y2 JP S622157 Y2 JPS622157 Y2 JP S622157Y2 JP 1982195720 U JP1982195720 U JP 1982195720U JP 19572082 U JP19572082 U JP 19572082U JP S622157 Y2 JPS622157 Y2 JP S622157Y2
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JP
Japan
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oxide
painted
coloring agent
flux
decorative structure
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JP1982195720U
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JPS59102396U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば、イヤリング、ボタン類、ペ
ンダント、ネクタイピン等、種々のアクセサリー
として使用に好適な装飾用構造物に関し、更に詳
しくは、特定の厚さの平坦なアルミナセラミツク
スを基体とし、該基体に着色剤と融剤で絵付を行
い焼成せる絵付層を設けてなる軽量な美術的価値
のある装飾用構造物に関するものである。
従来、例えば、イヤリング、ボタン類、ペンダ
ントなどのアクセサリーの装身具に、多くの天然
の宝石や、人工のルビー、サフアイヤ等の模造宝
石等、或は、陶磁器類などが使用されている。こ
れらの装身具中、例えば、天然宝石、模造宝石な
どは種々の形状の美しい立体観のある形状のもの
に、或は、平坦な板状等に加工研磨され用いられ
ている。また、陶磁器類では、粘土を主とした組
成物を所望の形状に成形し、焼成した素地上に美
しい模様等の絵付を行つた装身具が広く供せられ
ている。
然し乍ら、陶磁器類では、美しい絵付を施した
肉薄でアクセサリーに適する装身具を得ることは
極めて困難である。肉薄で平坦な素地に美しい模
様等の絵付を行い焼成する場合には、目的とする
模様が変化したり、また、素地に彎曲変形等が生
じ所望する装身具とすることができない。必然的
に、美しく絵付された陶磁器類の装身具は、肉厚
のものか、或は、カマボコ状のもので、極めて重
量感があり体積が大きく装身具としての使用上の
制限があつた。
本考案者らは、従来の陶磁器類で達成されなか
つた、所望の美しい模様付けができ、且つ、肉薄
であり平坦性、軽量性をも有する装身具を得るた
め種々工夫を重ねた結果、意外にも機械的強度に
優れた薄いアルミナセラミツクスを用いることで
従来の諸問題が一挙に解決し得ることを見出し、
本考案を完成するに至つたものである。
本考案の1例を、第1図で示すと次の通りであ
る。
第1図に於いて、1は厚さ0.2〜2mmの平坦な
アルミナセラミツクス基体であり、2は該基体上
に着色剤と融剤を含む絵具で絵付を施した絵付層
である。
本考案に係る、厚さ0.2〜2mmの平坦なアルミ
ナセラミツクス基体1は、例えば、先づ、アルミ
ナ粉末に各種の金属酸化物粉末を添加して原料粉
末とし、この粉末に、例えば、ポリビニルアルコ
ール、ブチラール樹脂等のバインダー、ジブチル
フタレート等の可塑剤、グリセリールモノオレエ
ート等の分散剤、及びメチルエチルケトン、トル
エン等の溶剤等を加え、ボールミル等で混練し、
粉末含有量の多い泥漿を作り、これを平滑な、例
えば、ポリエステルフイルム等の支持体上に、所
謂、ドクターブレートを用いて平坦なシートに成
形するスリツプキヤスト法、あるいはアルミナ粉
末と金属酸化物の原料粉末を焼成過程で分解揮発
するバインダー等を添加しておいて、冷間プレス
によつて平坦なシートに成形するプレス法等の公
知の手段によつて成形したのち、乾燥し可撓性の
ある生シートとする。
次いで、例えば、該生シート中の有機成分を予
備焼成で除いたのち、空気または水素気流中で温
度1400〜1800℃で本焼成することによつて得たも
のを、所望の任意の大きさ、形状に切断、穿穴、
分割等の加工をすることによつて得ることができ
る。
勿論、生シートから本考案に係る装飾用構造物
に適するように、所望の任意の形状に加工したも
のを予備焼成、本焼成等の工程を経てアルミナセ
ラミツクス基体1とすることもできる。
而して、アルミナセラミツクス基体1の機械的
強度等の点から、前記のアルミナ粉末を含む原料
粉末は、1μ以下の微粉末であり、且つ、該アル
ミナ粉末に添加する金属酸化物粉末の量は20重量
%以下のものが好ましく、特に6〜2重量%の量
がよい。このような金属酸化物粉末としては、例
えば、SiO2,MgO,CaO,Ca2O3,MnO,
Fe2O3,NiO,CuO,TiO2等を挙げることがで
き、これらの1種または2種以上を用いることが
できる。
尚、該基体1のアクセサリー等としての機械的
強度および軽量性から厚さが0.2〜2mmで平坦で
ある必要がある。
かくして得られたアルミナセラミツクス基体1
に、次いで着色剤と融剤で絵付を行い焼成し絵付
層2を設けるが、絵付層2はアルミナセラミツク
ス基体1の表面のみならず、必要に応じて裏面に
設けることも一向差支えない。
本考案でいう「焼成」とは、所謂、ユウ焼、本
焼、上絵焼の1種以上を含む加熱融着操作をい
い、「絵付」とは、所謂、不絵付、(色ユウ、結晶
ユウ、キレツユウ等の)ユウガケ、上絵付の操作
をいい、「着色剤」とは、不絵付、ユウガケ、上
絵付に用いる顔料をいい、「融剤」とは、不絵
付、ユウガケ、上絵付の顔料等の組成物の融点よ
り低い温度で融解を促進する作用のあるものをい
う。
絵付層2の一成分である着色剤としては、特に
制限なく本考案に係る装飾用構造物の使用目的に
応じ、公知の着色剤の1種または2種以上を適宜
使用することができるが、アルミナセラミツク基
体1との親和性等から、酸化銅、酸化鉄、酸化マ
ンガン、酸化コバルト、酸化クローム、酸化ニツ
ケルの金属酸化物の微粉末が好適である。また、
他の一成分である融剤も、着色剤と同様に、特に
制限なく使用することができるが、硅石、長石、
石灰、炭酸ソーダ、酸化亜鉛、酸化錫、酸化バリ
ユーム、が好適である。
アルミナセラミツクス基体1に絵付層2を設け
る方法を例示すると次の通りである。
所望する色彩を得る着色剤と融剤を擂かい機な
どに入れ、水を入れ、充分に磨潰し、乾燥して絵
具を作る。次いで、該絵具をガラス板上にとり、
過した「ふのり」と少量の水で充分すり合わせ
た後、セラミツクス基体1に施し、該絵具を乾燥
させ、続いて電気窯などで700〜800℃で焼成し、
絵付層2を設ける。
或は、繊細な模様や線で彩飾するには、セラミ
ツクス基体1上に、予め「にかわ」、「ゼラチン」
などを塗布し、この上にマンガン、コバルト、紅
柄などを水ですり合わせた液を使用して線描き
し、絵模様を描き、前記絵具を使用して彩色し、
焼成し、彩飾した絵付層2を設けることもでき
る。
更には、金や銀の彩飾を施すこともできる。ま
た、所望するならば、絵付層2に、例えば透明な
合成樹脂等の被覆層等を設けることもできる。
以下、実施例で本考案を更に詳細に説明する
が、本考案はこれに限定されるものではない。
実施例 1 微粉末の、アルミナ96.5重量%、SiO21.5重量
%、MgO1.0重量%、CaO1.0重量%、を混合し原
料粉末とした。この原料粉末100重量部に対し、
ジブチルフタレート4重量部、グリセリールモノ
オレート0.6重量部、ポリビニルブチラール7重
量部、メチルエチルケトン−トルエン溶剤34重量
部、を配合しボールミルで混錬し、スリツプキヤ
スト法で厚さ1.5mmの平坦な生シートを得た。こ
れを乾燥したのち、直径20mmφの円形の金型で打
抜いて得た形状のもの(但し、該円の上部に3mm
φの穴を更に設けた)ものを、予備焼成し、1600
℃で本焼成して、厚さ約1.5mm、直径約2cmφの
平坦なアルミナセラミツクス基体1を得た。
この基体1の両面に、先づ、「にわか」1grと水
200c.c.を沸騰させ溶かした「にわか液」を塗り、
乾燥して「にわか」の薄い膜を設け、この上に酸
化銅と硅石及び酸化鉄と硅石から調合した絵具を
用い、夫々を「ふのり」と水で溶かし、筆で絵模
様を描き、乾燥したのち、電気窯で約800℃5時
間焼成して青色、赤色の彩飾をした絵付層2を設
け、本考案の装飾用構造物を得た。
かくして得られたアルミナセラミツクス基体の
装飾用構造物は、美術的に優れ軽量であり、ペン
ダントとして好適なものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の装飾用構造物の一実施態様
の断面図を示すものである。 1……アルミナセラミツクス基体、2……絵付
層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 厚さ0.2〜2mmの平担なアルミナセラミツク
    ス基体1に、着色剤と融剤で絵付を行い焼成し
    た絵付層2を設けてなることを特徴とする装飾
    用構造物。 (2) 該着色剤が、酸化銅、酸化鉄、酸化マンガ
    ン、酸化コバルト、酸化クローム、酸化ニツケ
    ル、からなる群から選ばれた1種または2種以
    上のものである実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の装飾用構造物。 (3) 該融剤が、硅石、長石、石炭、炭酸ソーダ、
    酸化亜鉛、酸化錫、酸化バリユーム、からなる
    群から選ばれた1種または2種以上のものであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の装飾用
    構造物。
JP19572082U 1982-12-27 1982-12-27 装飾用構造物 Granted JPS59102396U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19572082U JPS59102396U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 装飾用構造物

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JP19572082U JPS59102396U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 装飾用構造物

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Publication Number Publication Date
JPS59102396U JPS59102396U (ja) 1984-07-10
JPS622157Y2 true JPS622157Y2 (ja) 1987-01-19

Family

ID=30420221

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JP19572082U Granted JPS59102396U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 装飾用構造物

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4884671A (ja) * 1972-02-09 1973-11-10
JPS5085479A (ja) * 1973-11-30 1975-07-10
JPS5139253A (ja) * 1974-09-26 1976-04-01 Hajime Tojo
JPS53137216A (en) * 1977-05-06 1978-11-30 Ngk Spark Plug Co Colored ceramics

Patent Citations (4)

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JPS53137216A (en) * 1977-05-06 1978-11-30 Ngk Spark Plug Co Colored ceramics

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JPS59102396U (ja) 1984-07-10

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