JPS62210126A - ラジエ−タのアツパ−マウント構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、ラジェータの上部を車体のラジェータコア
上部に車体の振動を抑制可能に取付けるためのアッパー
マウント構造に関するものである。

（従来の技術） この種のアッパーマウント構造としては、例えば特開昭
５７−８４２２３号公報に開示された様なものがある。

この公報には、第８図乃至第１０図に示した様なラジェ
ータのマウント構造であって、車体の低周疲振動を抑制
するためのマウント構造が図示されている。

この第８図において、ラジェータ１は車体２のエンジン
ルーム３の前端部に配設されている。そして、ラジェー
タ１の上部は車体２のファーストクロスメンバー４上に
ロアーマウントラバー５を介して装着され、ラジェータ
１の上部は車体２のラジェータコアサポート６の上部に
アッパーマウント部材７を介して取付られている。

このアッパーマウント部材７は第９図に示した如くアッ
パーマウントラバー８の互いに反対側の面に鋼板製の取
付板９，１０を固着したもので、取付板部９には孔９ａ
　、　９ａが穿設され、取付板１０にはボルト１２が植
立固定されている。しかも、ラジェータコアサポート６
にはボルト１１が植立固定されている。そして、このボ
ルト１１を孔９ａに挿通した後、ボルト１１の先端部に
ナツト（図示せず）を螺合することにより、取付板９は
ラジェータコアサポート６に固定される。また、ボルト
１２をラジェータ１の上部に突設した取付板部１３の切
欠溝１４に挿通して、ボルト１２の先端部にナツト（図
示せず）を螺合することにより、取付板ｌＯは取付板部
１３に固定される。

しかしながら、上述した取付板９，１０はアッパーマウ
ントラバー８に焼付により固着していたため、アッパー
マウント部材７の製作に防錆処理方法の限定等手間がか
かるものであった。

これを解決するには、例えば実開昭５３−６９９２４号
公報、又は、実開昭５０−１３７７２５号公報に開示さ
れた様な板ゴムを用いて、ラジェータ１の上部をラジェ
ータコアサポート６の上部に取付けることが考えられる
。この例としては第１０図に示した様なマウント構造が
考えられている。

第１０図は、板状でＬ字状のアッパーマウントラバー１
５を用いてラジェータ１をラジェータコアサポート６に
取り付けた例を示したものである。この第１０図におけ
るアッパーマウントラバー１５は水平取付部１５ａと垂
直取付部１５ｂからＬ字に形成されている。そして、水
平取付部１５ａの端部はラジェータコアサポート６にボ
ルト１６で固定され、垂直取付部１５ｂはラジェータ１
の取付板部１３にボルト１７で固定されている。尚、１
８はボルト１６の頭部１６ａと水平板部１５ａとの間に
介装された押え板、１９はボルト１７の頭部１７ａと垂
直取付部１５ｂとの間に介装された押え板である。

この様なマウント構造においては、車体２が低周波で振
動させられた場合、アッパーマウントラバー１５の水平
取付部１５ａが第１１図乃至第１３図の破線の如く上下
に変動して、ラジェータ１の質量により車体２の振動が
抑制される。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、アッパーマウントラバー１５は水平取付
部１５ａと垂直取付部１５ｂの連設部（屈曲部）が開閉
して、屈曲部の角度αが変化する様な変形モードをとる
ため、アッパーマウントラバー１５の荷重撓み特性が線
形とならず非線形となり、ラジェータ１を用いたダイナ
ミックダンパの振動抑制特性が狂い易い。

また、車体２の前後方向に急激な加減速度が加わったよ
うな場合のほか、前部が障害物等に軽衝突した場合、ラ
ジェータ１の上部側が慣性力によりラジェータコアサポ
ート６側に変位させられて、アッパーマウントラバー１
５の水平取付部１５ａが第１３図の破線の如く上方に座
屈変形する虞れもある。

この場合には、ラジェータ１がラジェータコアサポート
６と干渉して（衝突して）、ラジェータ１が変形したり
破損したりする虞れもある。

そこで、この発明は、ラジェータ上部をラジェータコア
サポートに振動抑制可能に取付けるアッパーマウント部
材のＬ字状のアッパーマウントラバーの荷重撓み特性を
線形にでき、ラジェータが他の部品と干渉するのを防止
できるラジェータのアッパーマウント構造を提供するこ
とを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） この目的を達成するため、この発明は、上部水平取付部
と此の上部水平取付部の一端部に下方に向けて連設され
た垂直取付部とからなるＬ字状の弾性部材製アッパーマ
ウントラバーを設け、該アッパーマウントラバーをラジ
ェータコアサポートの上部とラジェータ上部との間に介
装したラジェータのアッパーマウント構造において、筒
状部と該筒状部に連設された当板部からＬ字状に形成し
た支持部材の筒状部を前記上部水平取付部の一端部に嵌
着し、前記当板部を前記垂直取付部の背面に沿わせ前記
当板部を前記ラジェータ上部に取付ると共に、前記上部
水平取付部の一端部近傍の部分に抜防止突部を設けたパ
ッド付パネルへの部品取付構造としたことを特徴とする
ものである。

（作　用） この様な構成において、支持部材を上部水平取付部に取
付ける場合は、支持部材の筒状部に上部垂直取付部を他
端部側から挿入して、筒状部で抜防止突部を弾性変形さ
せながら此の筒状部を上部水平取付部の一端部すなわち
連設部側端部に移動させることにより、筒状部を上部水
平取付部の一端部に嵌着する。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を第１図〜第７図に基づいて
説明する。

第７図において、２０は自動車の車体、２１は車体２０
のファストクロスメンバー、２２は車体２０のラジェー
タコアサポート、２３は車体２０のエンジンルーム、２
４はエンジンルーム２３の前端部に配設されたラジェー
タ、２５はラジェータ２４のロアータンク、２６はラジ
ェータ２４のアッパータンク、２７はアッパータンク２
６に固着された取付板部である。この取付板部２７はア
ッパータンク２６により上方に突出している。そして、
第１図に示した如くラジェータコアサポート２２の上１
２２ａ下面にはナツト２８が溶接固定され、取付板部２
７の前面にはナツト２９が溶接固定されている。また、
取付板部２７のナツト２９より下側部分には第２図の如
く仮挿入孔２７ａが形成されている。

ラジェータ２４のロアータンク２５は第７図に示した如
くファストクロスメンバー２１上にロアーマウントラバ
ー２５ａを介して支持され、ラジェータ２４のアッパー
タンク２６とラジエータコアサボ−１−２２との間には
アッパーマウント部材３０が配設されている。

アッパーマウント部材３０は、第１図に示した如く側面
形状が略り字状に形成された板状のアッパーマウントラ
バー３１（制振部材）と、金属製の略り字状に形成され
たラバー支持部材３２と、アッパーマウントラバー３１
の上方に配設された金属製の押板３３を備えている。

アッパーマウントラバー３１は、上部水平取付部３４と
此の上部水平取付部３４の一端部３４．ａに下方に向け
て連設された垂直取付部３５とから側面形状が略り字状
に形成されている。しかも、上部水平取付部３４と垂直
取付部３５の上端部との連設部分には段部３６が形成さ
れ、　上部水平取付部３４の一端部３４ａ近傍の部分に
は抜防止突部３７が突設されている。尚、３８は上部水
平取付部３４の他端部には上下に貫通する挿通孔である
。

ラバー支持部材３２は、水平板部３９と、水平板部３９
の両側に突設された一対の折曲片４０．４０と、水平板
部３９の後部に下方に向けて連設された当板部４１と、
尚板部４１の下端中央に連設され且つ水平板部３９の延
びる方向に折曲された係止爪４２と、当板部４１の下部
側に穿設されたボルト挿通孔４３を有する。しかも、折
曲片４０．４０は先端部同士が互いに突き合わせられて
筒状部４４を形成している。

押板３３は、基部に下方に向けて設けられた筒部４５と
、両側に下方に向けて設けら九た側壁４６．４６と、先
端部に下方に向けて設けられた板部４７と、側壁４６．
４６の一方に設けられた位置決板４８を有する。

この様なラバー支持部材３２の筒状部４４は、上部水平
取付部３４の一端部３４ａに嵌着されていると共に、抜
防止突部３７により抜けるのが防止されている。しかも
、当板部４１の上部は垂直取付部３５の背面に沿って当
接している。そして、係止爪４２は取付板部２７の仮挿
入孔２７ａに挿入係合され、ボルト挿通孔４３に挿通さ
れたボルト４９はナツト２９に螺合されている。これに
よりラバー支持部材３２は、ラジェータ２４の取付板部
２７に固定されている。さらに、押板３３の筒部４５は
上部水平取付部３４の挿通孔３８に嵌合され、この上部
水平取付部３４は（ＩＩ壁４６゜４６ｒＪＪに配設され
ている。また、筒部４５に挿通したボルト５０は、ナツ
ト２８に螺合されて、押板３３及び上部水平取付部３４
をラジェータコアサポート２２の上ｒｉ２２ａに固定し
ている。

次に、この様な構成のラジェータ用リザーブタンク装置
の作用を説明する。

この様な構成において、ラジェータ２４が車体２゜に対
して上下に振動した場合、上部水平取付部３４の中間部
のみが上下に変形して、ラジェータ２４の上下振動を吸
収する。従って、上部水平取付部３４の中間部の荷重撓
み特性が線形となる。

また、上部水平取付部３４の中間部は板厚より僅かに長
めであるので、車体２０の前後方向に急激な加減速度が
加わったような場合や、前部が障害物等に衝突した場合
に、ラジェータ２４の上部が慣性力によりラジェータコ
アサポート２２側に変位させられても、上下に座屈する
ことがない。

さらに、ラバー支持部材３２を上部水平取付部３４に取
付ける場合は、ラバー支持部材３２の筒状部４４に上部
水平取付部３４を他端部側から挿入して、筒状部４４で
抜防止突部３７を弾性変形させながら此の筒状部４４を
上部水平取付部３４の一端部３４ａすなわち連設部側端
部に移動させることにより、筒状部４４を上部水平取付
部３４の一端部３４ａに簡易に嵌着することができる。

（考案の効果） この考案は、以上説明したように、筒状部と該筒状部に
連設された当板部からＬ字状に形成した支持部材の筒状
部を前記上部水平取付部の一端部に嵌着し、前記当板部
を前記垂直取付部の背面に沿わせ、前記当板部を前記ラ
ジェータ上部に取付けると共に、前記上部水平取付部の
一端部近傍の部分に抜防止突部を設けた構成としたので
、ラジェータ上部をラジェータコアサポートに振動抑制
可能に取付けるアッパーマウント部材を簡易に制作でき
ると共に、簡易にくみつけることができる。

また、このアッパーマウント部材のＬ字状のアッパーマ
ウントラバーの荷重撓み特性を線形にでき、ラジェータ
が他の部品と干渉するのを防止できる。

しかも、支持部材の筒状部に上部垂直取付部を他端部側
から挿入して、筒状部で抜防止突部を弾性変形させなが
ら此の筒状部を上部水平取付部の一端部すなわち連設部
側端部に移動させることにより、筒状部を上部水平取付
部の一端部に簡易に嵌着することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係るラジェータのアッパーマウント
構造の一実施例を示す側面図、第２図は第１図の平面図
、第３図は第１図の右側面図、第４図は第１図に示した
アッパーマウント構造の要部分解図、第５図は第４図に
示したラバー支持部材の平面図、第６図は第４図に示し
たラバー支持部材の右側面図、第７図は第１図に示した
アッパーマウント構造を備える自動車の一部を破断して
示した部分側面図、第８図は従来のラジェータのアッパ
ーマウント構造の説明図、第９図は第８図の要部分解斜
視図、第１０図は第９図の各部品を組みつけて示した要
部断面図、第１１図〜第１３図は第８図〜第１０図に示
したアッパーマウント構造の作動説明図である。 ２２・・・ラジェータコアサポート ２４・・・ラジェータ ２７・・・取付板部 ３０・・・アッパーマウント部材 ３１・・・アッパーマウントラバー ３２・・・ラバー支持部材 ３４・・・上部水平取付部 ３５・・・垂直取付部 ３７・・・抜防止突部 ４１・・・当板部 ４４・・・筒状部 ！二コ 第１図 ４４−筒代郡 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第　７　図 ２１・・・ファースＹ７０スメンバー　　　　　　　　
２７−・・」交イ寸才反部第　８　図 Ｆ、Ｎ　ＮＯ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上部水平取付部と此の上部水平取付部の一端部に下方に
   向けて連設された垂直取付部とからなるＬ字状の弾性部
   材製アッパーマウントラバーを設け、該アッパーマウン
   トラバーをラジエータコアサポートの上部とラジエータ
   上部との間に介装したラジエータのアッパーマウント構
   造において、筒状部と該筒状部に連設された当板部から
   Ｌ字状に形成した支持部材の筒状部を前記上部水平取付
   部の一端部に嵌着し、前記当板部を前記垂直取付部の背
   面に沿わせ、前記当板部を前記ラジエータ上部に取付け
   ると共に、前記上部水平取付部の一端部近傍の部分に抜
   防止突部を設けたことを特徴とするラジエータのアッパ
   ーマウント構造。