JPH0616810Y2 - 排気系マウント構造 - Google Patents
排気系マウント構造Info
- Publication number
- JPH0616810Y2 JPH0616810Y2 JP1987191924U JP19192487U JPH0616810Y2 JP H0616810 Y2 JPH0616810 Y2 JP H0616810Y2 JP 1987191924 U JP1987191924 U JP 1987191924U JP 19192487 U JP19192487 U JP 19192487U JP H0616810 Y2 JPH0616810 Y2 JP H0616810Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- round bar
- mount
- muffler
- vehicle body
- mount rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)利用分野 この考案は、自動車用排気系のマウント構造に関する。
(ロ)従来技術 従来の排気系マウント構造としては、例えば第3図に示
すようなものがる。これは、マフラー6を車体7に対
し、マウントラバー3を介して取り付けたものである。
すようなものがる。これは、マフラー6を車体7に対
し、マウントラバー3を介して取り付けたものである。
(ハ)従来技術の問題点 しかしながら、上記従来の排気系マウント構造にあって
は、マウントラバー保持用丸棒(ブラケット)13と上
方ストッパ4とが別部品となっており、単独の上方スト
ッパ4を設定する構造となっていたため、別部品の上方
ストッパをブラケットに取り付ける必要があり、コス
ト、重量の増大をまぬがれないと言う問題点があった。
は、マウントラバー保持用丸棒(ブラケット)13と上
方ストッパ4とが別部品となっており、単独の上方スト
ッパ4を設定する構造となっていたため、別部品の上方
ストッパをブラケットに取り付ける必要があり、コス
ト、重量の増大をまぬがれないと言う問題点があった。
ここで、実開昭54−18831号公報に開示される排
気系マウント構造に用いられる、リング懸装用アームと
ストッパ用アームとを一体的に形成し、固定金具で車体
に支持した場合、上方ストッパがリング懸装用アーム一
本で兼用されるものの、一本のアームで車体固定部、リ
ング懸装部、ストッパ部を別々に形成しなければなら
ず、アームの形状が複雑になり、コスト、重量の軽減か
困難となる。また、過大入力により排気管が上方へ過度
に移動するときには、ストッパ用アームとサポートリン
グの内空部とを当接させて衝突を防止するようにしてい
るため、サポートリングを形成している弾性体は強い引
っ張り力を受け、耐久性を悪化させると言う問題があ
る。
気系マウント構造に用いられる、リング懸装用アームと
ストッパ用アームとを一体的に形成し、固定金具で車体
に支持した場合、上方ストッパがリング懸装用アーム一
本で兼用されるものの、一本のアームで車体固定部、リ
ング懸装部、ストッパ部を別々に形成しなければなら
ず、アームの形状が複雑になり、コスト、重量の軽減か
困難となる。また、過大入力により排気管が上方へ過度
に移動するときには、ストッパ用アームとサポートリン
グの内空部とを当接させて衝突を防止するようにしてい
るため、サポートリングを形成している弾性体は強い引
っ張り力を受け、耐久性を悪化させると言う問題があ
る。
(ニ)問題点を解決するための手段 この考案は、上記問題点を解決するために、マフラーの
両側各々をマウントラバーを介して車体に支持する排気
系マウント構造において、 一端が車体に固定されたマウントラバー保持用丸棒の他
端を、マウントラバーの長手方向一端側に貫装し、 一端がマフラーに固定されたマフラー側丸棒の他端を、
前記マウントラバーの長手方向他端側に貫装し、 前記マウントラバー保持用丸棒の車体に固定されている
端部を上方ストッパとして形成し、前記マフラー側丸棒
とマウントラバーとの貫装部分の車体側上部に該上方ス
トッパが配置されるよう、前記マウントラバー保持用丸
棒を湾曲させたものである。
両側各々をマウントラバーを介して車体に支持する排気
系マウント構造において、 一端が車体に固定されたマウントラバー保持用丸棒の他
端を、マウントラバーの長手方向一端側に貫装し、 一端がマフラーに固定されたマフラー側丸棒の他端を、
前記マウントラバーの長手方向他端側に貫装し、 前記マウントラバー保持用丸棒の車体に固定されている
端部を上方ストッパとして形成し、前記マフラー側丸棒
とマウントラバーとの貫装部分の車体側上部に該上方ス
トッパが配置されるよう、前記マウントラバー保持用丸
棒を湾曲させたものである。
(ホ)作用 本考案の排気系マウント構造にあっては、マウントラバ
ーによってマフラーから車体へ入力される振動が減衰さ
れるが、マフラーが上方向への強い入力を受け、マフラ
ーが車体側へ大きく移動すると、マウントラバーは大き
く弾性変形し、マフラー側丸棒とマウントラバーとの貫
装部も車体上方へ移動して、マウントラバーがマウント
ラバー保持用丸棒の車体に固定されている端部、即ち上
方ストッパに衝突する。この衝突により、マフラーの上
方向への移動が妨げられるため、マフラーと車体との衝
突を防止される。また、この時、マウントラバーは上方
ストッパと衝突したときに、圧縮されるようになってい
るため、引っ張り力を受ける場合に比べ耐久性を確保で
きる。また、マウントラバー保持用丸棒の車体に固定す
る端部をストッパとしているため、マウントラバー保持
用丸棒の形状を複雑にすることなく、コスト、重量の増
大を防止できるとともに、ストッパが丸棒のため、ラバ
ーの接触面を最小且つ徐々に当てることができるため、
ラバーの打音を抑えられる。
ーによってマフラーから車体へ入力される振動が減衰さ
れるが、マフラーが上方向への強い入力を受け、マフラ
ーが車体側へ大きく移動すると、マウントラバーは大き
く弾性変形し、マフラー側丸棒とマウントラバーとの貫
装部も車体上方へ移動して、マウントラバーがマウント
ラバー保持用丸棒の車体に固定されている端部、即ち上
方ストッパに衝突する。この衝突により、マフラーの上
方向への移動が妨げられるため、マフラーと車体との衝
突を防止される。また、この時、マウントラバーは上方
ストッパと衝突したときに、圧縮されるようになってい
るため、引っ張り力を受ける場合に比べ耐久性を確保で
きる。また、マウントラバー保持用丸棒の車体に固定す
る端部をストッパとしているため、マウントラバー保持
用丸棒の形状を複雑にすることなく、コスト、重量の増
大を防止できるとともに、ストッパが丸棒のため、ラバ
ーの接触面を最小且つ徐々に当てることができるため、
ラバーの打音を抑えられる。
(ヘ)実施例 以下、この考案を図面に基づいて説明する。第1〜第2
図は、この考案の一実施例を示す図である。まず構成を
説明すると、車体7に、ボルト・ナットないしは、溶接
により、固定されるブラケット5の車体左右両側各々に
マウントラバー保持用丸棒3の一端(上方ストッパ部)
4を軸が車体後向きになるよう取り付け、他端部も車体
後ろ向きになるようマウントラバー保持用丸棒3を湾曲
させる。該他端部は、マウントラバー1の長手方向の一
端部に形成した孔に貫装される。一方、マウントラバー
1の長手方向の他端部に形成した孔にはマフラー側丸棒
8の一端部9を軸が車体後ろ向きになるよう差し込み、
湾曲させて他端部をマフラー6に溶接等によって固定す
る。また、マフラー側丸棒8の端部9の車体側上方に、
前記上方ストッパ部4を位置させると共に、静的状態で
は、左右のマウントラバー1、1と前記上方ストッパ部
4との間に、すきまが形成されるように構成する。
図は、この考案の一実施例を示す図である。まず構成を
説明すると、車体7に、ボルト・ナットないしは、溶接
により、固定されるブラケット5の車体左右両側各々に
マウントラバー保持用丸棒3の一端(上方ストッパ部)
4を軸が車体後向きになるよう取り付け、他端部も車体
後ろ向きになるようマウントラバー保持用丸棒3を湾曲
させる。該他端部は、マウントラバー1の長手方向の一
端部に形成した孔に貫装される。一方、マウントラバー
1の長手方向の他端部に形成した孔にはマフラー側丸棒
8の一端部9を軸が車体後ろ向きになるよう差し込み、
湾曲させて他端部をマフラー6に溶接等によって固定す
る。また、マフラー側丸棒8の端部9の車体側上方に、
前記上方ストッパ部4を位置させると共に、静的状態で
は、左右のマウントラバー1、1と前記上方ストッパ部
4との間に、すきまが形成されるように構成する。
次に第2図を用いて作用を説明する。
良路走行状態では、左右のマウントラバー1、1は、
(i)の状態にあり、一端4とは一定の設計値を保ち、す
きまを持った状態でマフラー6の振動を減衰する。
(i)の状態にあり、一端4とは一定の設計値を保ち、す
きまを持った状態でマフラー6の振動を減衰する。
悪路走行等でマフラー6に上方向の過大な入力がある
と、マフラー6の上方移動にともない、端部も上方へ移
動し、マウントラバー1も弾性変形しながら、(i)から
(ii)の状態へと移動する。しかし、設定された移動量に
達すると、マウントラバー1は上方ストッパ部4と接触
することで、それ以上は移動しなくなり、マフラー6の
上方への移動も規制され、マフラー6の車体7への衝突
を防止できる。即ち、この時、端部9とストッパ部4と
の間にあるマウントラバー1の一部がストッパ部4に衝
突し、圧縮弾性変形することにより衝突の衝撃を吸収す
る。ラバーは、引っ張り時の弾性変形に比べ圧縮時の弾
性変形に対しての耐久性の方が強いため、耐久性を向上
させることができる。
と、マフラー6の上方移動にともない、端部も上方へ移
動し、マウントラバー1も弾性変形しながら、(i)から
(ii)の状態へと移動する。しかし、設定された移動量に
達すると、マウントラバー1は上方ストッパ部4と接触
することで、それ以上は移動しなくなり、マフラー6の
上方への移動も規制され、マフラー6の車体7への衝突
を防止できる。即ち、この時、端部9とストッパ部4と
の間にあるマウントラバー1の一部がストッパ部4に衝
突し、圧縮弾性変形することにより衝突の衝撃を吸収す
る。ラバーは、引っ張り時の弾性変形に比べ圧縮時の弾
性変形に対しての耐久性の方が強いため、耐久性を向上
させることができる。
また、マウントラバー保持用丸棒3の車体7に固定する
部分をストッパ部4として形成したため、新たにストッ
パ部材を設ける必要がなく、また、マウントラバー保持
用丸棒の形状も複雑にすることがないため、コスト、重
量の増大を防止できるとともに、ストッパが丸棒のた
め、ラバーの接触面を最小且つ徐々に当てることができ
るため、ラバーの打音を抑えられる。
部分をストッパ部4として形成したため、新たにストッ
パ部材を設ける必要がなく、また、マウントラバー保持
用丸棒の形状も複雑にすることがないため、コスト、重
量の増大を防止できるとともに、ストッパが丸棒のた
め、ラバーの接触面を最小且つ徐々に当てることができ
るため、ラバーの打音を抑えられる。
(ト)考案の効果 以上説明してきたように、本考案によれば、マウントラ
バー保持用丸棒の車体との固定端部をストッパ部として
形成したため、ストッパを新たに設ける必要がなく、ま
た、マウントラバー保持用丸棒の形状も複雑にならない
ため、コスト、重量の増大を防止できる。
バー保持用丸棒の車体との固定端部をストッパ部として
形成したため、ストッパを新たに設ける必要がなく、ま
た、マウントラバー保持用丸棒の形状も複雑にならない
ため、コスト、重量の増大を防止できる。
また、衝突時にマウントラバー保持用丸棒とマフラー側
丸棒との間でマウントラバーが圧縮されるようにしてい
るため、引っ張り力を受ける場合に比べ耐久性を確保で
きるとともに、ストッパが丸棒のため、ラバーの接触面
を最小且つ徐々に当てることができるため、ラバーの打
音を抑えられる。
丸棒との間でマウントラバーが圧縮されるようにしてい
るため、引っ張り力を受ける場合に比べ耐久性を確保で
きるとともに、ストッパが丸棒のため、ラバーの接触面
を最小且つ徐々に当てることができるため、ラバーの打
音を抑えられる。
第1図は、本考案の排気系マウント構造の斜視図、第2
図は第1図の後面図、第3図は従来の排気系マウントを
示したものである。 1…マウントラバー、3…マウントラバー保持用丸棒、
4…上方ストッパ、5…ブラケット、6…マフラー、7
…車体、8…マフラー側丸棒。
図は第1図の後面図、第3図は従来の排気系マウントを
示したものである。 1…マウントラバー、3…マウントラバー保持用丸棒、
4…上方ストッパ、5…ブラケット、6…マフラー、7
…車体、8…マフラー側丸棒。
Claims (1)
- 【請求項1】マフラーの両側各々をマウントラバーを介
して車体に支持する排気系マウント構造において、 一端が車体に固定されたマウントラバー保持用丸棒の他
端を、マウントラバーの長手方向一端側に貫装し、 一端がマフラーに固定されたマフラー側丸棒の他端を、
前記マウントラバーの長手方向他端側に貫装し、 前記マウントラバー保持用丸棒の車体に固定されている
端部を上方ストッパとして形成し、前記マフラー側丸棒
とマウントラバーとの貫装部分の車体側上部に該上方ス
トッパが配置されるよう、前記マウントラバー保持用丸
棒を湾曲させたことを特徴とする排気系マウント構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987191924U JPH0616810Y2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 排気系マウント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987191924U JPH0616810Y2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 排気系マウント構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0195431U JPH0195431U (ja) | 1989-06-23 |
JPH0616810Y2 true JPH0616810Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=31482807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987191924U Expired - Lifetime JPH0616810Y2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 排気系マウント構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616810Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4604717B2 (ja) | 2004-12-28 | 2011-01-05 | トヨタ自動車株式会社 | 排気管構造 |
JP2009013826A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Mazda Motor Corp | 車両の排気系支持構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431220Y2 (ja) * | 1976-09-17 | 1979-09-29 | ||
JPS5418831U (ja) * | 1977-07-08 | 1979-02-07 |
-
1987
- 1987-12-17 JP JP1987191924U patent/JPH0616810Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0195431U (ja) | 1989-06-23 |
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