JPS62204457A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高速再生を行なうことのできる磁気記録再生装
置（以下、ＶＴＲと称す）のサーチに関するものである
。

従来の技術 近年、磁気記録の技術進歩は目覚ましく、例えばＶＨ３
方式のＶＴＲでは８時間の録再が可能であるなど、長時
間化が進んでいる。

このため、テープを所望の位置に、正確にサーチする機
能が望まれていた。

テープカウンタは、リールの回転を利用してテープの相
対位置を知るのに用いられ、早送りや巻戻しモード実行
中にカウンタ値がゼロになると、テープ移送を停止する
機能（「カウンタゼロストップ」）も付加されている。

また、早送り再生（以下、Ｃｕｅと称す）や、逆転早送
り再生（以下、Ｒｅｖと称す）の所謂高速再生機能は、
テープの内容を素早く確認するのに便利なため、従来、
ユーザーはテープを所望の位置ヘサーチするのに、Ｃｕ
ｅ　＋Ｒａｗモードにして高速再生画面をモニターして
、所望の再生画像を得だ時、テープ移送を停止させる操
作をしていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような方法では、ユーザーにとって
非常に使い勝手が悪かった。

即ち、「カウンタゼロストップ」を利用してテープを自
動的にサーチするには、一旦、所望のテープ位置でテー
プカウンタをゼロにセラトスることが前提であり、また
、カウンタ値はリール巻径に影響するためにテープ移送
量とカウンタ値が比例せず、カウンタ値から正確なテー
プ移送量を知ることは困難であった。

高速再生機能に関しては、年々そのテープ速度を速くす
ることが要望されてきており、例えば放送用ＶＴＲのよ
うにリール間直接駆動でテープを高速移送することが考
えられ、この場合、高速移送されているテープをテープ
ダメージを与えることなく停止するのにテープのオーバ
ーランが避けられない。つまり、供給リールを急激に停
止させればテープテンシコンが異常に上がることになっ
てしまい、また、巻取リールを急激に停止させればテー
プたるみが生じることになってしまう。そこで、テープ
移送を停止させる場合、リールにソフトブレーキをかけ
る等して、徐々にテープ速度を落としてテープダメージ
を与えないようにしていた。このため、テープ移送を停
止するだめの制御信号が入力されてから実際にテープ移
送が停止するまでに、テープがオーバーランしてしまい
、ユーザーが所望した位置でテープを停止させることは
非常に困難であった。

そして、高速再生時のテープ速度が、増々、速くなる傾
向にあって、慣性によるテープ移送量は多くなり、その
上、記録時のテープ速度が逆に、増々、遅くなる傾向に
あって、サーチした後の所望の位置とのズレ量の影響が
大きくなってきている０ 本発明はかかる点に鑑み、テープを所望の位置へ正確に
サーチすることのできるＶＴＲを提供することを目的と
する。

問題点を解決するだめの手段 本発明は高速再生モード実行中に、テープ移送を停止さ
せるための信号が入力されてからテープ移送が停止する
までのテープ移送量を検出する検出手段を備えた磁気記
録再生装置である。

作　　用 本発明は前記した構成により、高速再生モード実行中に
、テープ移送を停止させるための制御信号が入力されて
からテープ移送が停止するまでのテープ移送量が検出さ
れ、テープ移送が停止した後に、前記検出手段によって
検出された量だけテープを巻戻すことで、高速再生モー
ド実行中にＶＴＲのユーザーが高速再生画面をモニター
して所望の再生画像を得たテープ位置へ、正確にサーチ
することができる。

実施例 第１図は本発明の第１の実施例におけるＶＴＲのテープ
移送部の要部に関するブロック図である。

第１図において、１は再生コントロールヘッド、２は再
生増幅器、３は波形整形回路、４はキャプスタンサーボ
回路、６はゲート回路、６はアップダウンカウンタ（以
下、Ｕ／Ｄカウンタと称す）、７はシステムコントロー
ル回路、８はテープ移送制御回路、９は高速再生モード
中にＶＴＲのユーザーが所望の再生画像を得た時に、テ
ープ移送の停止を要求する信号（以下、制御信号と称す
）を発する端子、１ｏは磁気テープである。

第２図は、本発明の動作を模式的に示した図であり、第
３図は第１図におけるシステムコントロール回路７０入
出力動作を示したフローチャートである。

以下、第１図〜第３図をもとに第１の実施例の動作につ
いて説明する。

ＶＨ８方式及びβ方式ＶＴＲでは再生時にキャプスタン
サーボを行うため、コントロール信号が記録されている
。従って、再生コントロール信号のパルス数をカウント
すれば、テープ移送量を知ることが可能である。

記録済テープが移送されると、再生コントロールヘッド
１よりコントロール信号が再生され、再生増幅器２を介
してキャプスタンサーボ回路４へ供給されるとともに、
もう一方は波形整形回路３を経て、一定量テープを移送
する毎にパルスがゲート回路６へ供給される。

ユーザーが所望のテープ位置ヘサーチするために、高速
再生モード（以下、Ｃｕｅモードで説明する）にして磁
気テープ１ｏを移送中の時刻ｔ１において、所望の再生
画面が得られると、ユーザーの操作によって端子９より
システムコントロール回路７へ、テープ移送を停止する
ための制御信号が入力される。

システムコントロール回路７では、この制御信号が入力
されると、リセットパルスを出力してＵ／Ｄカウンタを
リセットするとともに、Ｕ／Ｄ信号をＨｉｑｈに出力し
てカウントアツゾモードにセットする。そして、ゲート
信号を出力してゲート回路６を開き、テープ移送制御回
路８ヘストツプ信号を出力し、テープ移送を停止させる
ようにする。

以上のようにして、制御信号が入力されてからの再生コ
ントロールパルスがカウントできるようにして、テープ
の移送が停止するのに要する時間、この状態を保持する
。

第２図に示した磁気テープ１０に対する回転磁気ヘッド
位置がｌ、にある時が、（ヘリカルスキャン方式ＶＴＲ
では、回転磁気ヘッドはテープ長手方向に対して斜めに
走査するが、第２図は模式的に説明するため、長手方向
に対して垂直に記している。）所望のテープ位置とする
と、テープ移送が停止するまで、回転磁気ヘッドがｊ２
の位置にあるところまで、即ち、テープが（１２−１１
）の距離だけオーバーランしたことになる。このテープ
がオーバーランする期間、Ｕ／Ｄカウンタではテープ移
送量に相当するパルス数が供給され、カウントアツプさ
れてゆく。従って、テープ移送停止信号が入力された時
刻ｔ１からの、テープオーバーランに相当するカウンタ
値が、Ｕ／Ｄカウンタ６で得られることになる。

システムコントロール回路７では、時間待ちしテープ移
送が停止した後の時刻ｔ２になると、Ｕ／Ｄカウンタ６
をカウントダウンモードにセットするためにＵ／Ｄ信号
をＬｏｗにするとともに、テープ移送制御回路８へ逆転
信号を出力し、テープを逆転方向へ移送し、そしてカウ
ンタの値を監視する。時刻ｔ２よりテープが逆転方向に
移送されると、再生コントロールヘッド１から得られる
パルスがＵ／Ｄカウンタ６へ入力され、パルスが入力さ
れる毎にカウンタ値がカウントダウンされる０ 従って、時刻ｔ２からテープ逆転移送を開始して、Ｕ／
Ｄカウンタ６のカウンタ値がゼロになった時刻ｔ３に、
テープ移送を停止すれば、高速再生モード中にテープ移
送停止信号を受けてから実際にテープが停止するまでの
テープオーバーランに相当する分だけ、テープを正確に
巻き戻すことが可能である。

システムコントロール回路６では、Ｕ／Ｄカウンタ６の
カウンタ値がカウントダウンされてゼロになった時刻ｔ
３に、テープ移送制御回路８ヘストツプ信号を出力して
テープの逆転移送を終了するとともにゲート回路６を閉
じる。

以上のように本実施例によれば、高速再生モード中にテ
ープ移送停止させるだめの信号が入力されてから、実際
にテープが停止するまでの期間、再生コントロールパル
スの数をカウントし、次に、このカウント数に相当する
分テープを巻戻すことで、ユーザーが所望したテープ位
置へ正確にサーチすることができる。

尚、本実施において時刻ｔ３でテープ逆転移送を停止す
るようにテープ移送制御回路８へ信号が入力されてから
、実際のテープ移送が停止するまでには、時刻ｔ　から
時刻ｔ２の時と同様にチープオーバーランすることが考
えられる。しかし、時刻ｔ２からの逆転移送のテープ速
度を、例えば通常再生時のテープ速度程度に設定してお
けば、テープオーバーランの量はほとんど無視できる程
度であり、実用上まったく問題ない。

第４図は本発明の第２の実施例の要部を示した図であり
、特に８ミＩＪＶＴＨに適用した一実施例である。

８ミリＶＴＲフオーマツトは、周知のように回転ヘッド
自身で再生した信号をもとにトラッキングを行なうシス
テムで、従来のようなテープ長手方向のコントロールト
ランクを使用しないシステムである。そのため、第１の
実施例に示した方法を用いることができない。

第６図は８ミリＶＴＲの記録磁化軌跡とテープ高速再生
時（本例では１０倍速）のヘッド走査軌跡を示す図であ
る。同図からも明らかなように８ミリＶＴＲでは記録時
にｆ、ｐ−ｆ４ｐ　　の４種類のパイロット信号を１フ
ィールド毎に順次繰返してテレビジョン信号に重畳させ
て記録し、再生時には、再生すべきトラックの前後に隣
接する記録トラックから再生されるパイロット信号のク
ロストーク信号のレベル差に応じたトラッキングエラー
信号を用いてトラッキングを行うシステムでちる。

第２の実施例では４種類のパイロット信号のうち１種の
周波数（以下、ｆｌｐで説明する）に注目し、ｆｌｐが
記録されているフィールド数をカウントすることで、テ
ープ移送量を知ろうとするものである。

第４図において、１１＆、１１ｂはシリンダに内蔵され
た回転磁気ヘッド、１２ａ、１２ｂは再生増幅器、１３
はスイッチ回路、１４はヘッドスイッチング信号が供給
される端子、１６は回転ヘッド１１ａ、１１ｂより再生
されたテレビジョン信号からの特定の周波数ｆ１ｐ信号
だけを得るためのフィルタ、１６はｆ、ｐのみに同調し
て出力信号が得られる同調回路、１７は同調回路１ｅの
出力を検波整流するだめの検波整流回路、１８は検波整
流回路１７の出力をパルス化するだめのパルス整形回路
である０尚、第４図において第１図と同じブロックは同
じ番号を付与している。第６図においてＡ１．Ｂ１．・
・・、・・・は磁気テープ上の各記録磁化軌跡を示し、
矢印１４はテープ正転移送方向を、矢印１６は回転ヘッ
ドの走査方向を、矢印１６．１７は回転ヘッドの走査方
向を示している。ｆｌｐ−ｆ４ｐはトラッキング制御用
のパイロット信号を示す。即ち、トラックＡ１にはパイ
ロット信号ｆ１ｐが記録されていることを示す。矢印１
６゜１７はテープ移送速度が１０倍速の際のヘッド走査
軌跡であり、記録時のテープ速度の１０倍のテープ速度
でテープを移送させた時、回転ヘッドはトラックＡ、の
始端（紙面上で下端）からトラックＢ５の終端まで走査
する。即ち、矢印１６で示す軌跡をとる。２ヘフドヘリ
力ルスキヤン方式のＶＴＲではへヘッドがトラックＢ６
の終端に位置するとき、Ｂヘッドは八〇の始端に位置す
る。従って、Ｂヘッドは矢印１７で示す軌跡をとる。第
６図は第４図における各要部の波形を示したものである
。

前記のように構成された第２の実施例について以下１０
倍速でのテープ移送を例にし、その動作を説明する。

端子１４より供給されるヘッドスイッチング信号ａによ
って、スイッチ回路１３は、回転ヘッド１１ａ、１１ｂ
から再生され再生増幅器１２ａ。

１２ｂを介した信号を順次切換えて、フィルタ１５へ供
給する。フィルタ１６によってｆｌｐの周波数のみの信
号が同調回路１６へ供給され、８６図すに示した信号を
得る。検波整流回路１７では第６図Ｃに示した信号に処
理し、この後パルス整形回路１８で、第６図ｄに示した
ようにパルス化し、ゲート回路５ヘパルスを供給する。

したがって第１の実施例と同じようにテープが一定量移
送される毎にパルスがゲート回路６へ供給される。

よって第１の実施例で説明したのと同様に、テープのオ
ーバーランの量を、４フィールド毎に存在するパイロッ
ト信号を検出してカウントすることにより、オーバーラ
ンした分テープを巻戻すことで、ユーザーが所望したテ
ープ位置へ正確にサーチすることができる。

第７図は本発明の第３の実施例の要部を示した図である
。第７図において、１９は回転ヘッド（図示せず）を内
蔵したシリンダ、２ｏは供給リール（以下、Ｓリールと
称す）、２１は巻取り−ル（以下、Ｔリールと称す）、
２２ａ〜ｅは磁気テープ１ｏを走行させるだめの走行ポ
スト、２３はＳリール２０が回転するとパルスを発生す
るＳリールパルス発生器である。

第３の実施例では、テープのオーバーラン量をリールの
回転数で検出しようとするものである。

以下、第７図をもとに第３の実施例を説明する。

高速再生モード中にテープ移送停止のだめの制御信号が
端子９よりシステムコントロール回路７へ入力されると
、システムコントロール回路７ではＵ／Ｄカウンタ６へ
、リセットパルスを出力するとともに、カウンタ値をカ
ウントアツプモードするためにＵ／Ｄ信号をＨ３ｇｈに
セットしてゲート信号を出力してゲート回路６を開く。

従って、この後Ｓ　Ｉ）−ル２０の回転量に相当するパ
ルス数が、Ｕ／Ｄカウンタ６のカウンタ値として検出で
きる。

よって第１の実施例で説明したのと同様に、実際にテー
プ移送が停止してテープをカウンタ値がゼロになるまで
巻戻すことで、ユーザーが所望したテープ位置へ正確に
サーチすることができる。

尚、第７図に示した第３の実施例では、３１Ｊ　−ルパ
ルスをＵ／Ｄカウンタ６へ供給する構成で説明したが、
ＴリールパルスをＳリールパルスの替りにＵ／Ｄカウン
タ６へ供給する構成にしても同様な効果を得ることがで
きる。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、ユーザーが所望し
たテープ位置へ正確にサーチすることができ、しかも簡
単な回路構成で実現できるので、その実用的効果は大き
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における第１の実施例のＶＴＲのテープ
移送部のブロック図、第２図は本発明の動作を示す模式
図、第３図は第１図におけるシステムコントロール回路
の動作を示すフローチャート図、第４図は本発明の第２
の実施例のＶＴＲのテープ移送部のブロック図、第６図
は８ミリＶＴＲの記録磁化軌跡とテープ高速再生時のヘ
ッド走査軌跡図、第６図は第２の実施例における要部の
信号波形図、第７図は第３の実施例のＶＴＲのテープ移
送部のブロック図である。 １・・・・・・再生コントロールヘッド、７…・・°シ
ステムコントロール回路、１・６・・・・・・フィルタ
、２ｏ・・・・・・供給リール、２１・・・・・・巻取
リール。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 宕２図 ノ＋　　／２ 第３図 第　４　図 第６図 第７図　７７ｈ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）テレビジョン映像信号を回転磁気ヘッドを内蔵し
   たシリンダに巻き付け、磁気テープ上に傾斜した不連続
   のトラック群として記録し、この記録時と同じテープ速
   度で再生するモード以外に、少なくとも前記記録時のテ
   ープ速度よりも速いテープ速度で再生する高速再生モー
   ドを有する磁気記録再生装置であって、前記高速再生モ
   ード実行中に、テープ移送を停止させるための信号が入
   力されてからテープ移送が停止するまでのテープ移送量
   を検出する検出手段を備え、テープ移送が停止した後に
   前記検出手段によって検出された量だけテープを巻戻す
   機能を付加したことを特徴とする磁気記録再生装置。
2. （２）磁気テープ長手方向にコントロールトラックを有
   し、記録時に一定周波数のコントロール信号を記録する
   磁気記録再生装置であって、磁気テープが移送されてい
   る際に前記コントロール信号を再生して得るパルス数を
   計測することでテープ移送量を検出する検出手段を備え
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気記
   録再生装置。
3. （３）記録時に４種類の周波数が異なるパイロット信号
   を１フィールド毎に順次繰返してテレビジョン信号に重
   畳させて記録する磁気記録再生装置であって、磁気テー
   プが移送されている際に前記４種類の異なる周波数をも
   つパイロット信号のいずれか１つのパイロット信号を同
   調して得るパルス数を計測することでテープ移送量を検
   出する検出手段を備えたことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の磁気記録再生装置。
4. （４）供給リールまたは巻取リールの回転に比例してパ
   ルスを発生するパルス発生器を有し、このパルス発生器
   より発生されるパルス数を計測することでテープ移送量
   を検出する検出手段を備えたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の磁気記録再生装置。