JPH06245182A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH06245182A
JPH06245182A JP5029134A JP2913493A JPH06245182A JP H06245182 A JPH06245182 A JP H06245182A JP 5029134 A JP5029134 A JP 5029134A JP 2913493 A JP2913493 A JP 2913493A JP H06245182 A JPH06245182 A JP H06245182A
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JP
Japan
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tape
time
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Application number
JP5029134A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kitade
武志 北出
Chikayuki Okamoto
周幸 岡本
Hideo Nishijima
英男 西島
Yukinobu Tada
行伸 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速サーチ再生中の停止,再生命令に対し、
簡単な操作で命令時点での磁気テ−プの停止,命令時点
からの再生を迅速に開始するようにする。 【構成】 リニアタイムカウンタ37は、コントロール
ヘッド33によって再生されるコントロール信号によ
り、通常再生時に換算された実時間をカウントしてい
る。リール駆動による高速サーチ再生時、入力端子38
から停止または通常再生の命令があると、シスコン36
はリール制御回路32を制御し、リール台5,6を停止
させるが、磁気テープ4が停止するまでのテープ空走量
を、命令受け時点でのリニアタイムカウンタ37のカウ
ント値と再生コントロール信号から得られる実時間とに
より求め、磁気テープ4が停止すると、このテープ空走
量だけ磁気テープ4を戻す。しかる後、再生命令の場合
には、この停止位置から再生を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルスキャン方式
の磁気記録再生装置に係り、特に、記録時のテープ速度
の何十倍、何百倍といった高速サーチ再生を行なうこと
ができる磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録時よりも速いテープ走行速度で再生
するサーチ再生を可能とした従来技術のヘリカルスキャ
ン方式による磁気記録再生装置の一例として、本発明の
発明者らによる特公昭63ー51592号公報記載のも
の等がある。これは、記録時と異なる速度で磁気テープ
を走行させると、回転ヘッドとの相対速度偏差が大きた
め、画面上でノイズバーが流れたり、色ずれが発生した
りするが、これを防止するために、回転ヘッドの回転速
度を変化させることによることにより、磁気テープと回
転ヘッドとの相対速度を記録時と一致させようとするも
のである。また、他の例としては、特開平1ー2210
75号公報に記載のように、高速変速再生モードでの再
生映像信号においては、フィールド周期が変化するが、
これを、1フィールドのメモリを用いて、再生映像信号
にライン補間やライン間引き処理を施し、そのフィール
ド周期を正しいものに合わせ込もうとするものである。
【0003】図5は磁気テープ上のトラックと磁気テー
プの停止時の回転ヘッドの走査軌跡とを示すものであっ
て、図示するように、磁気テープ48上に形成されるト
ラックTR1,TR2は、記録時の回転ヘッドの軌跡S
T0に沿い、磁気テープ48の走行方向に対して斜め方
向に形成され、このため、隣接するトラックTR1,T
R2間で差分(ずれ)ΔSTが生ずる。かかるトラック
パターンが形成されている磁気テープ48を停止させて
回転ヘッドにより走査すると、記録時に等しい速度で回
転ヘッドを回転させた場合、回転ヘッドの走査軌跡ST
1は、図示するように、2つのトラックTR1,TR2
にまたがったものとなり、この場合、この回転ヘッドに
よる走査部分は差分ΔSTの部分だけ増えることにな
る。
【0004】また、図6は磁気テープ上のトラックと磁
気テープを高速に走行させたときでの回転ヘッドの走査
軌跡とを示すものであって、図示するように、記録時に
等しい速度で回転ヘッドを回転させた場合、回転ヘッド
の走査軌跡ST2は、図示するように、図5の場合とは
逆の方向に2つのトラックTR1,TR2にまたがった
ものとなり、このため、この回転ヘッドによる走査部分
は差分6の部分だけ減ることになる。
【0005】ここで、図5及び図6において、上記差分
ΔSTを、映像信号の1水平走査期間長を単位として、
αとすると、倍速数N(記録時のN倍のテープ速度)で
再生したときの差分はα×(Nー1)で示される。この
分をキャンセルするように回転ヘッドの回転速度を変化
させようとするのが上記特公昭63ー51592号公報
に記載の方法であり、フィールドメモリに一旦蓄えてか
らライン補間や間引きを行なうのが上記特開平1ー22
1075号公報に記載の方法である。因みに、1フィー
ルドの走査線数L=262.5本となるNTSC信号で
は、回転ヘッドの速度変化分はα×(Nー1)/26
2.5となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術で高速
サーチを行なう場合、次のような問題が生ずる。 1)フィールドメモリを必要とするので、非常に高価に
なる。 2)補間処理を簡単に行なうには、例えば画面上下に単
色信号等を入れること等が考えられるが、押しつぶされ
た画面となる。 3)ラインの補間,間引き処理を演算処理によってで行
なうのは、非常に大規模の回路を必要とする。 4)ラインの補間、間引き処理を行わずに水平同期周波
数のみを合わせるようにした場合、垂直同期周波数が変
化するので、テレビジョン受信機の性能により、早見再
生は最高でも20倍速程度までしか高速化できない。 5)水平同期信号を回転ヘッドの制御に用いると、複雑
な保護を施さなければ、回転ヘッドの駆動モータが暴走
したり、回転が不安定になったりする。 6)高速サ−チ再生中に所望の場面を発見したとき、磁
気テ−プを停止したり、その場面から通常再生を行なお
うとしても、磁気テープが停止するまでに時間がかか
り、所望の場面から行き過ぎてしまう。 など多数の問題を生ずる。
【0007】特に、上記6)に関しては、サ−チ速度が
通常再生時の数十倍以上になると、駆動モ−タやテープ
リ−ルや機構系などの慣性のために、停止までに磁気テ
ープが大きく空走してしまい、磁気テープが停止したと
きには、所望の場面の記録位置から大きくずれることに
なる。以下、この点について図7及び図8により説明す
る。
【0008】高速サーチ再生中、時刻T0で所望の場面
を発見したとする。これによって磁気記録再生装置の操
作者が停止操作を行なうと、図7(a)に示すように、
システムコントロ−ル用マイコン(以下、シスコンとい
う)がそのt1秒後の時刻T1にその命令を受け、その
時刻T1からt2秒後の時刻T2にサ−ボ系にテ−プ停
止命令を出すと、図7(b)に示すように、時刻T2か
らt3秒後の時刻T3に、サ−ボ系が磁気テ−プの減速
を開始する。そして、時刻T3からt4秒後の時刻T4
に磁気テープが停止する。
【0009】かかる制御動作によると、図7(d)に示
すように、時刻T0〜T3では磁気テープは高速サーチ
再生時の速度vで走行しており、時刻T3から減速しだ
して時刻T4に停止する。
【0010】このように、走査者が停止走査した時刻T
0から時刻T4まで磁気テープが空走するが、このテー
プ空走量を図8を用いて説明する。
【0011】図8において、磁気テープは図7での時刻
T0から時刻T3までの時間(t1+t2+t3)一定
の速度vで空走し、さらに、時刻T4までの時間t4で
0まで減速する。従って、これによる磁気テープの空走
量は、図示する速度変化線で表わされる台形の面積とな
る。
【0012】いま、通常再生時のテープ走行速度を1と
し、この空走量だけ通常再生するに要する時間をt5と
すると、 t5×1={(t1+t2+t3)+(t1+t2+t3+t4)} ×v/2 …… (1) となる。なお、速度vは通常再生時のテープ走行速度を
1の倍数で表わされる。
【0013】ここで、高速サーチ再生が100倍のサ−
チ速度vで行なわれているとする。一般に、人間がある
動作を開始するには、0.3sec程度かかるから、t
1=0.3secとする。また、時間t2,t3は使用
するマイコンに依存するが、1msecも見込めば充分
である。さらに、高速走行する磁気テープを痛めずに停
止させるには2sec程度かかるから、t4=2sec
とする。これらのことから、上記式(1)により、t5
=130.1secとなる。従って、操作者が希望する
場面から2分間通常再生する分だけ磁気テープが空走し
てしまうことになる。
【0014】本発明の目的は、かかる問題を解消し、安
定した画像の高速サーチ再生を実現し、かつその操作が
極めて簡便な磁気記録再生装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、高速再生時、再生映像信号を1ライン毎
に時間軸変換するとともに、1ライン分を単位として、
削除または追加処理し、該再生映像信号の垂直同期周期
のライン数を予め設定されたほぼ一定な個数にする手段
と、該高速再生中に停止或いは再生命令があったとき、
該命令があった時点の再生位置まで該磁気テ−プを戻す
ように制御する手段とを有する。
【0016】
【作用】従来のサーチ再生よりも充分速い高速サーチ再
生時では、再生映像信号は、その1ライン期間が標準の
期間長(NTSC方式の場合、63.5μsec)とは
大きく異なっており、また、垂直同期周期内のライン数
も標準の場合(NTSC方式の場合、262.5個)と
は大きく異なっているから、このままでは、テレビジョ
ン受像機の同期引き込み範囲から大きくずれていて画像
再生ができない。そこで、本発明では、この場合の再生
映像信号を、ライン毎に、その期間長が標準のものとな
るように、時間軸変換するとともに、ラインの削減或い
は追加処理を行ない、再生映像信号を標準のものに合う
ようにする。これによって画像再生が可能となる。
【0017】高速サーチ再生時に停止或いは再生命令が
あったときには、その時点での磁気テープの再生位置か
ら磁気テープが停止したときの再生位置までのテ−プ移
動量を検出し、この検出量だけ磁気テープを戻すことが
できるから、所望とする再生位置での画像再生が可能と
なるし、該所望とする再生位置からの再生も可能とな
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を
示す構成図であって、1,2は回転ヘッド、3は回転シ
リンダ、4は磁気テ−プ、5,6はテ−プリ−ル、7,
8はテ−プガイド、9,10は再生アンプ、11はスイ
ッチ、12は同期信号検出回路、13は基準信号発生回
路、14は時間軸補正回路(以下、TBCという)、1
5はA/D(アナログ/ディジタル)変換器、16はメ
モリ、17は書込制御回路、18は読出制御回路、19
は水晶発振器、20は水晶振動子、21はD/A(ディ
ジタル/アナログ)変換器、22は再生カラ−映像信号
処理回路、23はY/C(輝度/クロマ)分離回路、2
4は再生クロマ信号処理回路、25は再生輝度信号処理
回路、26は加算回路、27は輝度信号の出力端子、2
8はクロマ信号の出力端子、29はカラー映像信号の出
力端子、30,31は駆動源、32はリ−ル制御回路、
33はコントロールヘッド、34は再生アンプ、35は
速度検出回路、37はリニアタイムカウンタ、38は動
作命令入力端子、39は位相シフト制御回路である。
【0019】同図において、磁気テ−プ4が、テープガ
イド7,8により、2つの回転ヘッドが対向して設けら
れた回転シリンダ3に所定角度範囲にわたって螺旋状に
当接して走行し、この磁気テープ4を回転ヘッド1,2
が交互に再生走査する。これによって磁気テープ4から
再生される信号は、再生アンプ9,10で増幅された
後、スイッチ11に供給されて時間的に連続した再生映
像信号となる。このスイッチ11は、磁気テ−プ4を再
生走査している方の回転ヘッド1,2の再生映像信号を
選択するように、回転シリンダ3の回転位相に同期した
切換え制御信号によって制御される。
【0020】スイッチ11から出力される再生映像信号
は、一方では、同期信号検出回路12に供給されて同期
信号HSが抽出され、他方では、TBC14に供給され
て時間軸変換処理される。同期信号検出器25で検出さ
れた同期信号HSは基準信号発生回路13に供給され、
この同期信号HSに周波数,位相が同期した書込みクロ
ックφwが生成される。また、コントロールヘッド33
によって磁気テープ4から再生されたコントロール信号
により、速度検出回路35は磁気テープ4の走行速度、
従って、サーチ速度を検出する。検出されたこのサーチ
速度に応じて基準信号発生回路13が制御され、発生さ
れる書込みクロックφwの周波数がサーチ速度に応じて
変化する。即ち、サーチ速度が速くなると、書込みクロ
ックφwの周波数も高くなる。従って、この書込みクロ
ックφwは、その周波数が同期信号HSの周波数変化と
ともに変化し、TBC14におけるメモリ16の書込み
に用いられる。
【0021】TBC14においては、スイッチ11から
の再生映像信号がA/D変換回路15でディジタル映像
信号に変換され、書込みクロックφwによってメモリ1
6に書き込まれる。また、書込み制御回路17はこの書
込みクロックφwと同期信号検出回路12からの同期信
号HSとから書込みタイミングパルスを生成し、この書
込みタイミングパルスによってメモリ16の書込み番地
を先頭番地にアクセスするようにする。このとき、テー
プ走行速度がどのようになっても、ディジタル映像信号
の1ライン分のサンプル数が同じとなるように、速度検
出回路35の検出結果に応じて基準信号発生回路13が
制御されることにより、サーチ速度に応じて書込みクロ
ックφw の周波数が変化される。従って、このメモリ1
6はほぼ1ライン(1水平走査期間)の容量を持ってい
る。
【0022】水晶振動子20を備えた水晶発振器19か
らは安定した一定周波数の読出しクロックφrが出力さ
れ、この読出しクロックφrによってメモリ16の読出
しが行なわれる。また、この読出しクロックφrは読出
し制御回路18に供給され、カウントされて標準の1H
(1Hは1水平走査期間長)の読出しタイミングパルス
が生成される。この読出しタイミングパルスにより、メ
モリ16では、書込み番地が上記先頭番地にアクセスさ
れる。
【0023】このようにして、磁気テープ4が高速走行
して高速サーチ再生が行なわれることにより、同期信号
HSの周波数が標準の周波数と異なるように、映像信号
が再生されても、メモリ16において、この同期信号H
Sに応じた周波数の書込みクロックφwで書き込まれ、
上記周波数が一定の読出しクロックφrで読み出される
から、メモリ16からは、同期信号周波数が標準の周波
数のディジタル映像信号が得られる。このディジタル映
像信号はD/A変換回路21でアナログの映像信号に変
換され、カラ−映像信号処理回路22に供給される。
【0024】このカラ−映像信号処理回路22では、こ
の映像信号がY/C分離回路23でFM変調輝度信号と
低域変換クロマ信号とに分離され、FM変調輝度信号は
再生輝度信号処理回路25でFM復調等の処理がなさ
れ、低域変換クロマ信号は再生クロマ信号処理回路24
で周波数変換や位相シフト回路39を用いた隣接トラッ
クからの妨害成分の除去処理等がなされる。再生輝度信
号処理回路25から出力される輝度信号と再生クロマ信
号処理回路24から出力されるクロマ信号とは、夫々出
力端子27,28から出力されるとともに、加算回路2
6で加算され、カラー映像信号として出力端子29から
出力される。
【0025】次に、この実施例での磁気テ−プ4の駆動
部について説明する。テープ駆動方式として、磁気テー
プをピンチロ−ラとキャプスタンとで挟み、キャプスタ
ンを回転駆動して磁気テープを走行させるキャプスタン
駆動方式と、リ−ル台を回転駆動して磁気テープを走行
させるリ−ル駆動方式などがあるが、この実施例では、
これら2つのテープ駆動方式が採用されている。但し、
図1においては、キャプスタン駆動方式の機構(キャプ
スタンやピンチローラなど)は図示せず、また、その説
明を省略する。
【0026】リ−ル駆動方式は、供給リール台5と巻取
リ−ル台とを別々或いは単一の駆動モ−タで直接回転駆
動し、磁気テープ4を走行させるものであり、駆動力が
大きいため、巻戻しや早送り等磁気テ−プ4を高速に走
行させるのに適している。単一の駆動モ−タを用いる場
合には、これらリ−ル台5,6のいずれか一方に選択的
に駆動力を切換え伝達するための切換え機構が必要であ
る。この実施例は、図1に示すように、供給リール台5
を駆動源30で、巻取リール台6を駆動源31で夫々別
々に回転駆動するようにするものであるが、単一の駆動
源を用いるようにしてよい。
【0027】この実施例では、高速サーチ再生のときの
テープ駆動方式として、リール駆動方式が用いられる
が、このとき、磁気テープ4の走行速度を一定とするた
めに、リール制御回路32が設けられ、これによって駆
動源30,31が制御される。ここで、この実施例で
は、数十倍,数百倍という従来にない速いサ−チ速度で
再生画面を見ることができるようにするものである。こ
のためには、極めてテープ走行速度が速い状態で安定し
たヘッドタッチが得られなければならず、このための制
御系が必要となるが、かかる制御系は既に公知であり、
例えば「テレビジョン学会技術報告」1990年8月、
VOL.14,No39、pp.7〜12の「コンポジ
ットディジタルVTR(D2)用テ−プ駆動システム」
等に記載されている。かかる制御系はマイクロコンピュ
−タで構成されることが多いが、この実施例では、リ−
ル制御回路32がこの制御系である。
【0028】この実施例においては、従来の家庭用磁気
記録再生装置と同様、記録密度を高めるため、回転ヘッ
ド1,2のアジマス角を互いに異ならせて記録再生する
アジマス記録方式が採用され、これにより、隣接トラッ
ク間でガードバンドをなくすようにして記録を行なうよ
うにしている。これによると、周波数が高い帯域のFM
輝度信号に対しては、アジマス記録方式の効果が充分に
得られるが、周波数が低い帯域の低域変換クロマ信号に
対しては、アジマス記録方式の効果が充分でなく、隣接
トラックからクロスト−クが生ずる。そこで、かかるク
ロストーク成分を低減するために、クロマ信号に対し、
次のような移相処理が施される。
【0029】図2はNTSC方式のVHS(登録商標)
型VTRにおけるクロマ信号の記録パターンとクロスト
ーク除去処理手段を示すものであって、40は磁気ヘッ
ド、41は位相復元回路、42は1H遅延回路、43は
加算回路、44は出力端子、TR1,TR2は記録トラ
ックである。
【0030】同図において、各記録トラックTR1,T
R2では、低域変換クロマ信号が、その位相が1H毎に
90度ずつシフトするようにして、記録されている。ま
た、隣接する2つの記録トラックTR1,TR2間で
は、かかる位相のシフト方向が互いに逆になっている。
A1,A2,A3,……は記録トラックTR1での低域
変換クロマ信号の1H毎の位相方向を示しており、B
1,B2,B3,……は記録トラックTR2での低域変
換クロマ信号の1H毎の位相方向を示している。従っ
て、ここでは、記録トラックTR1では、この位相は1
H毎に時計方向に回転しているものとしており、これに
対し、記録トラックTR1では、反時計方向に回転して
いることになる。
【0031】いま、磁気ヘッド40によって記録トラッ
クTR1が再生走査されるものとすると、これからの再
生低域変換クロマ信号には、記録トラックTR1から再
生される再生低域変換クロマ信号に記録トラックTR2
からのクロストーク成分が混入したものとなる。
【0032】そこで、記録トラックTR1からの再生低
域変換クロマ信号の1H毎の位相が図3(a)で矢印で
示されるものとすると、記録トラックTR2からの再生
低域変換クロマ信号の1H毎の位相は図3(b)で矢印
で示されるものとなり、従って、磁気ヘッド40から再
生される低域変換クロマ信号は、図3(c)に示すよう
に、1H毎に、記録トラックTR1からの再生低域変換
クロマ信号に、その位相に対して垂直方向の短かい矢印
で示す位相の記録トラックTR2からのクロストーク成
分が混入されたものとなる。
【0033】かかる再生低域変換クロマ信号は位相復元
回路41に供給され、再生走査中の記録トラック(この
場合、記録トラックTR1)からの再生低域変換クロマ
信号の位相(図3(a))が揃うように、1H毎の位相
変換が行なわれる。これにより、図3(d)に示すよう
に、記録トラックTR1からの再生低域変換クロマ信号
の全てのH期間の位相方向が同じとなるが、クロストー
ク成分は1H毎に位相が反転する。
【0034】位相復元回路41から出力される低域変換
クロマ信号は1H遅延回路42で遅延され、図3(e)
に示す位相の低域変換クロマ信号として、加算回路43
により、位相復元回路41から出力される低域変換クロ
マ信号と加算される。これにより、位相復元回路41か
ら出力される低域変換クロマ信号中のクロストーク成分
と1H遅延回路42からの低域変換クロマ信号中のクロ
ストーク成分とは互いに相殺され、出力端子44には、
図3(f)に示すように、記録トラックTR1からの低
域変換クロマ信号のみが得られることになる。
【0035】以上のクロストーク成分除去処理は、図1
における再生クロマ信号処理回路24において行なわれ
る。
【0036】ところで、高速サーチ再生の場合、図5や
図6で説明したように、回転ヘッド1,2が1回の走査
で複数の記録トラックを順次横切っていくから、1回の
走査での、従って、1フィールド期間でのライン数が標
準のライン数(NTSC方式の場合、262.5)と異
なり、しかも、説明は省略するが、再生映像信号の1フ
ィールド当りのライン数が、順方向に磁気テープ4を走
行させる高速サーチ再生では、標準のライン数よりも少
なくなり、また、逆方向に磁気テープ4を走行させる高
速サーチ再生では、標準のライン数よりもよりも多くな
る。
【0037】TBC14のメモリ16では、1ラインの
期間長が標準の期間長(NTSC方式の場合、63.5
μsec)に一致するように、再生映像信号を時間軸変
換する。この際、このメモリ16では、再生映像信号の
1フィールド当りのライン数が標準のライン数よりも少
ない順方向高速サーチ再生の場合には、同一ラインを再
度読み出すことによってラインの挿入が行なわれ、ま
た、再生映像信号の1フィールド当りのライン数が標準
のライン数よりも多い逆方向高速サーチ再生の場合に
は、所定ラインの削除が行なわれて、1フィ−ルド当り
のライン数を標準のライン数としている。
【0038】しかし、かかる処理によると、クロマ信号
やクロストークの1ライン毎の位相が図3で説明したよ
うなものにならなくなり、このままでは、上記のような
クロスト−ク除去処理が正しく行われなくなる。このた
めに、カラー映像信号処理回路22では、位相シフト制
御回路39が設けられており、これによってクロマ信号
の位相を1H毎に調整することにより、メモリ16によ
るラインの挿入,削除によるクロマ信号やクロストーク
の位相の不規則性を補正する。
【0039】再生クロマ信号処理回路24では、さら
に、低域変換クロマ信号を標準の搬送周波数(NTSC
方式の場合、3.58MHz)のクロマ信号に周波数変
換するために、いわゆるAPC(自動位相制御)ル−プ
が設けられており、再生クロマ信号中のバ−スト信号の
位相を一定の基準(副搬送波)信号にロックさせる。
【0040】しかしながら、APCル−プは帰還制御で
あり、位相ロックが外れて次に位相ロックするまでにあ
る程度の時間を必要とする。例えば、回転ヘッド1,2
の切換えによるバ−スト位相の不連続点では、APCル
−プが位相ロック状態に収束するまでに7〜10H程度
の時間を必要とする。従来のような極く低速のサ−チ再
生であれば、ノイズバ−から次のノイズバ−までの間隔
が確保されていて、収束が可能である。これに対し、か
かる低速のサーチ再生よりも非常に高速なサーチ再生で
収束を速めることが必要な場合には、APCル−プの応
答速度を速めるなどのための手段が設けられる。
【0041】さて、この実施例では、以上のような構成
において、上記の非常に高速のサーチ再生の場合でも、
所望の場面が見つかると、迅速にその場面から通常再生
を開始できるようにしている。以下、この点について説
明する。
【0042】図1において、磁気テ−プ4には、再生時
のトラッキング用にコントロ−ル信号が記録されてい
る。このコントロ−ル信号は記録されている各フィ−ル
ドの位置を示し、これを検出することにより、各フィー
ルドの位置、従って、テ−プ位置を知ることができる。
このための手段として既に利用されているリニアタイム
カウンタ37が設けられている。
【0043】磁気テープ4に記録されているコントロ−
ル信号はコントロールヘッド33によって再生され、再
生アンプ34で増幅された後、シスコン36に供給され
る。シスコン36では、このコントロ−ル信号を検出し
て実時間(通常再生時としたときの走行時間)に換算
し、これをリニアタイムカウンタ37に表示する。
【0044】高速サーチ再生時、停止命令が入力端子3
8から入力されると、シスコン36は、この時点でのリ
ニアタイムカウンタ37の値を取り込むとともに、停止
命令に従ってリ−ル制御回路32を制御し、磁気テープ
4を停止させる。停止制御があって磁気テープ4が停止
するまでの期間でも、コントロールヘッド33はコント
ロ−ル信号を再生し続け、このコントロール信号によっ
て同様にリニアタイムカウンタ37が上記実時間でカウ
ントし続け、磁気テープ4が停止すると、シスコン36
は、そのときのリニアタイムカウンタ37の値と先に取
り込んだ値とにより、停止命令があってから磁気テープ
4が停止するまでのテ−プ空走量を検出する。しかる
後、シスコン36は、リ−ル制御回路32を制御してこ
のテ−プ空走量分磁気テ−プ4を逆方向に走行させ、停
止命令があったときの磁気テープ4の再生位置に磁気テ
ープ4を停止させる。
【0045】磁気テープが所定の位置に戻ったとき、そ
のまま停止状態にすることもできるし、その位置での画
像を表示する一時停止状態(いわゆるスチル状態)にす
ることも容易である。
【0046】次に、高速サーチ再生中に入力端子38か
ら再生命令が入力される場合について説明する。一般
に、再生命令により、順方向のサ−チ再生から通常再生
に移るときには、磁気テ−プを減速させ、通常再生のテ
ープ速度になると、そこから通常再生に移るようにす
る。また、逆方向のサ−チ再生から通常再生に移るとき
には、磁気テープを一端停止させてから順方向に磁気テ
ープを走行させて、通常再生を開始させるようにしてい
る。しかし、この方法では、再生命令を受けてから通常
再生を開始するまでには時間がかかり、その間磁気テー
プが空走してしまう。
【0047】そこで、この実施例では、高速サーチ再生
中に再生命令を受けると、順方向,逆方向いずれの高速
サ−チ再生であっても、一旦磁気テープ4を停止させ、
しかる後、上記停止命令のときと同様に、シスコン36
はリ−ル制御回路31を制御して、再生命令があったと
きの再生位置、もしくはそれより少し前の所定の位置ま
で磁気テープ4を戻す。磁気テープ4がかかる再生位置
もしくは所定の位置に戻ったとき、再生命令に応じて、
通常再生を開始させることもできるし、その位置での画
像を表示する一時停止状態(いわゆるスチル再生状態)
にすることもできる。
【0048】ここで、高速サーチ再生から磁気テープ4
を停止する際に、磁気テープ4がたるんでコントロ−ル
信号の再生漏れが発生する可能性がある。しかし、この
ようなコントロ−ル信号の再生漏れは、高速サーチ再生
の停止からのテ−プ空走量に比べて極くわずかであり、
無視することができる。
【0049】なお、この実施例では、シスコン36が停
止などの命令を受けた時点からテ−プ移動量を計測し、
命令を受けた時点の位置まで戻るようにした。しかし、
磁気記録再生装置の操作者が高速サーチ再生の画面を見
て、停止などの命令を発すると、シスコン36がこの命
令を受けるまでに磁気テープ4が空走する。このテ−プ
空走量を補償するために、サ−チ速度に応じて一定量の
オフセットを与え、シスコン36がこの命令を受けた時
点の位置を超えて磁気テープ4を戻すよう制御すること
もできる。
【0050】また、上記実施例では、再生信号を輝度信
号とクロマ信号とに分離する前に、TBCによる時間軸
変換処理を行なうようにしたが、再生信号を輝度信号と
クロマ信号とに分離した後に、輝度信号,クロマ信号毎
にかかる時間軸変換処理を行なうようにしてもよい。
【0051】さらに、上記実施例では、リ−ル駆動方式
によって高速サーチ再生を行なうものとしたが、キャプ
スタン駆動方式によって高速サーチ再生を行なうように
してもよく、上記の動作を行なわせることができる。
【0052】以上のように、この実施例によれば、高価
なフィ−ルドメモリを用いることなく、せいぜい1〜2
Hの容量のメモリでもって、数十倍、数百倍の高速サー
チ再生での画像再生を可能とし、かかるラインメモリを
用いて余分なラインの削除や不足するラインを追加する
ため、再生画面が上下に縮むこともなく、良好な画像再
生が可能となる。
【0053】また、高速サーチ再生中に所望の場面を発
見し、停止または再声を指示したときに、磁気テープが
停止までに行き過ぎた分自動的に戻されるので、操作性
が著しく向上して、かつ操作者が必要とする場面の、あ
るいはこの場面からの再生が可能となる。
【0054】図4に本発明による磁気記録再生装置の他
の実施例を示す構成図であって、45はリ−ル駆動モ−
タ、46は磁気センサ、47は再生アンプであり、図1
に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省
略する。
【0055】この実施例では、図4に示すように、1個
のリ−ルモ−タ45で2個のリ−ル台5,6を切換え駆
動できるようにしたものである。磁気センサ46によっ
てリール駆動モータ45の回転パルスが発生され、再生
アンプ47で増幅された後、シスコン36とリール制御
回路32とに供給される。シスコン36では、図1に示
した実施例のように、コントロールヘッド33によって
再生されたコントロール信号でもって実時間の計測を行
ない、これをリニアタイムカウンタ37がカウントして
いるが、入力端子38から停止または再生の命令がある
と、磁気センサ46からのパルスによって磁気テープ4
が停止するまでの時間を計測し、この計測時間によって
高速サーチ再生から磁気テープ4が停止するまでのテ−
プ移動量を決めるようにする。そして、磁気テープ4の
停止位置から、このテープ移動領分、磁気テープ4を戻
すようにする。これにより、磁気テープ4を操作者が指
定する所望の場面の記録位置、もしくはこれより少し前
の記録位置に戻すことができ、この位置で上記の一時停
止状態とすることができるし、この位置から通常再生を
開始させることができる。
【0056】また、再生されるコントロール信号によっ
ても、磁気テープ4が停止するまでの時間を計測し、こ
の計測時間と上記の磁気センサ46からのパルスによる
計測時間のいずれか大きい方の計測値により、高速サー
チ再生から磁気テープ4が停止するまでのテ−プ移動量
を決めるようにしてもよい。
【0057】この実施例のように、1つの駆動モ−タを
切り換えて2個のリ−ル台を駆動する場合では、テープ
送り側のリ−ル台5または6にはバックテンションがか
けられていない。このため、磁気テープ4が停止して
も、このリ−ル台が慣性で回りすぎる可能性がある。し
かし、このようなリ−ル台の回り過ぎは、高速サーチ再
生から停止するまでのテ−プ空走量に比べ、極くわずか
であって無視できる。なお、2つのリ−ル駆動モ−タを
使用する場合には、このようなことは生じない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような効果が得られる。 1)フィ−ルドメモリに対して非常に安価なラインメモ
リを用いることによって非常に高速なサーチ再生を実現
できる。 2)再生画像が画面を上下に押しつぶしたような不自然
な画像にならない。 3)走査線間の演算等を要さず、簡単な回路で実現でき
る。 4)回転ヘッドの速度を変える必要がなく、シリンダモ
−タのサ−ボ制御が簡単になる。 5)再生された水平同期信号で回転ヘッド速度を変化さ
せる必要がなく、暴走等の心配がない。 6)高速サーチ再生中に停止あるいは再生指示があって
も、その指示した場所あるいはそれ以前の場所まで自動
的に磁気テ−プを巻戻すので、操作性が著しく向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】NTSC方式のVHS型VTRにおけるクロマ
信号の記録パターンとクロストーク除去処理手段を示す
図である。
【図3】図2に示したクロストーク除去処理手段の動作
を示す図である。
【図4】本発明による磁気記録再生装置の他の実施例を
示す構成図である。
【図5】磁気テープ上の記録トラックとテープ停止時の
回転ヘッドの走査軌跡とを示す図である。
【図6】磁気テープ上の記録トラックと高速再生時の回
転ヘッドの走査軌跡とを示す図である。
【図7】高速再生状態からテープ停止状態になるまでの
磁気記録再生装置の動作を示す図である。
【図8】図7に示した動作での磁気テープの走行速度変
化を示す図である。
【符号の説明】
1,2 回転ヘッド 4 磁気テープ 5,6 リール台 12 同期信号検出回路 13 基準信号発生回路 14 時間軸補正回路 16 メモリ 22 再生カラー映像信号処理回路 30,31 駆動源 32 リ−ル制御回路 33 コントロ−ルヘッド 35 速度検出回路 36 システムコントロ−ル用マイコン 38 動作命令の入力端子 45 リール駆動モータ 46 磁気センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 行伸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ヘッドにより、磁気テ−プの走行方
    向に対して斜めの方向に映像信号を記録、再生するヘリ
    カルスキャン方式の磁気記録再生装置において、 高速再生時、再生映像信号を1ライン毎に時間軸変換す
    るとともに、1ライン分を単位として、削除または追加
    処理し、該再生映像信号の垂直同期周期のライン数を予
    め設定されたほぼ一定な個数にする手段と、 該高速再生中に停止或いは再生命令があったとき、該命
    令があった時点の再生位置まで該磁気テ−プを戻すよう
    に制御する手段とを有することを特徴とした磁気記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】 回転ヘッドにより、磁気テ−プの走行方
    向に対して斜めの方向に映像信号を記録、再生するヘリ
    カルスキャン方式の磁気記録再生装置において、 高速再生時、再生映像信号を1ライン毎に時間軸変換す
    るとともに、1ライン分を単位として、削除または追加
    処理し、該再生映像信号の垂直同期周期のライン数を予
    め設定されたほぼ一定な個数にする手段と、 該高速再生中に停止或いは再生命令があったとき、該命
    令があった時点の再生位置を超えて該磁気テ−プを戻す
    ように制御する手段とを有することを特徴とした磁気記
    録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記制御手段は、 前記停止命令または再生命令があった時点を第1の時点
    とし、該第1の時点後の前記テ−プが停止する時点を第
    2の時点として、該第1の時点での前記磁気テープの再
    生位置から該第2の時点での前記磁気テープの再生位置
    までの期間、前記テ−プ上に記録されたコントロ−ル信
    号またはテ−プ駆動手段の回転数を計測する手段と、 該手段の計測値に応じた分だけ該第2の時点での前記磁
    気テープの再生位置から前記磁気テ−プを戻すように制
    御する手段とを有することを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記制御手段は、 前記停止命令または再生命令があった時点を第1の時点
    とし、該第1の時点後の前記テ−プが停止する時点を第
    2の時点として、該第1の時点での前記磁気テープの再
    生位置から該第2の時点での前記磁気テープの再生位置
    までの期間、前記テ−プ上に記録されたコントロ−ル信
    号及びテ−プ駆動手段の回転数を計測する手段と、 該手段の計測値に応じた分だけ該第2の時点での前記磁
    気テープの再生位置から前記磁気テ−プを戻すように制
    御する手段とを有することを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、 前記制御手段は、 前記停止命令または再生命令があった時点を第1の時点
    とし、該第1の時点後の前記テ−プが停止する時点を第
    2の時点として、該第2の時点での前記磁気テープの再
    生位置から該第1の時点での前記磁気テープの再生位置
    までの期間、前記テ−プ上に記録されたコントロ−ル信
    号またはテ−プ駆動手段の回転数を計測する手段と、 該手段によるコントロ−ル信号またはテ−プ駆動手段の
    回転数の計測値のうちの多き違法の計測値に応じた分だ
    け該第2の時点での前記磁気テープの再生位置から前記
    磁気テ−プを戻すように制御する手段とを有することを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5におい
    て、 前記磁気テープが前記手段によって戻されるとともに、
    一時停止状態で待機することを特徴とする磁気記録再生
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4または5におい
    て、 前記磁気テープが前記手段によって戻されるとともに、
    通常再生を開始することを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6または7
    において、 停止或いは再生命令があった時点での前記磁気テープの
    再生位置を示す情報を記憶する手段を有することを特徴
    とする磁気記録再生装置。
JP5029134A 1993-02-18 1993-02-18 磁気記録再生装置 Pending JPH06245182A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9002173B2 (en) 1998-07-30 2015-04-07 Tivo Inc. Digital security surveillance system
US9264686B2 (en) 1998-07-30 2016-02-16 Tivo Inc. Tag-based menus in video streams
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