JP2750984B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2750984B2
JP2750984B2 JP4228490A JP22849092A JP2750984B2 JP 2750984 B2 JP2750984 B2 JP 2750984B2 JP 4228490 A JP4228490 A JP 4228490A JP 22849092 A JP22849092 A JP 22849092A JP 2750984 B2 JP2750984 B2 JP 2750984B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオテープレコーダ
(以下「VTR」と称する)等の磁気記録再生装置に関
し、特にオートトラッキング方式のカメラ一体型VTR
等の磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のオートトラッキング方式の
VTRにおけるパイロット信号の記録パターンを示し、
図9はオートトラッキング信号の再生回路のブロック図
を示すものである。
【0003】テープ51からの再生RF信号に含まれる
再生パイロット信号は、主走査トラック上に記録されて
いるパイロット信号の他に、隣接両トラック上に記録さ
れているパイロット信号を加算したクロストーク成分と
しての合成信号となって再生される。この合成信号と参
照信号発生回路52で発生された参照信号とを平衡変調
しfHと3fHとの各同調回路(図示せず)で両入力信
号の差信号を取出す。その後、各差信号をそれぞれバン
ドパスフィルタBPF53およびBPF54で検波整流
してそれらのレベルの比較を行なう。レベル比較器55
の出力変化とトラッキングずれ量は対応するためこの出
力変化に基づいてトラッキングが自動化される。このよ
うにパイロット信号は一般的にはトラッキングの制御を
行なう目的にのみ利用する。VTRにおいてパイロット
信号をトラッキングの制御以外の目的に応用した例とし
ては、特開昭62−73448号公報のように4種類の
パイロット信号の中の1つのパイロット信号について非
記録部分を設けたことを特徴とする提案がなされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】テープ上の位置、特に
記録終了時点のテープ上の位置を検索することは、テー
プのつなぎ撮り等のために必要である。記録終了時点の
位置はテープ巻き始めからのテープリールの回転数、回
転周期をカウントすることによるテープカウンタ、また
はテープ巻き始めからの記録時間の累積による時間カウ
ンタ(リニアテープカウンタ)などで概略の位置は検索
することができる。しかし、これらの方法では検索精度
が低く、一方、テープを一旦取出すとこれらのカウンタ
は初期化されるので、後でテープをセットした場合の検
索には時間がかかってしまう。
【0005】このような目的下において、特開昭62−
73448号公報では、先に述べたように4種類のパイ
ロット信号のうち1つのパイロット信号について非記録
部分を形成することが提案されている。しかし、この公
報においては、1つのパイロット信号が発生しない不具
合が回路に存在した場合、所定部分の検出手段において
これを検知してテープの終了時と誤判別してしまうおそ
れがある。また、このような方法では、検出箇所を複数
化すること等はできない。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、オートトラッキング方式の磁気記
録再生装置において、記録の終了位置の検索を高速かつ
正確に行なうことができる装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
磁気記録再生装置は、予め定められた4種のパイロット
信号がテープの各トラックに所定の規則にしたがって順
次繰返して記録され再生時に各トラックに記録されてい
るパイロット信号を取出してトラッキングの制御を行な
うオートトラッキング方式の磁気記録再生装置であっ
て、4種のパイロット信号をテープの各トラックへ記録
する記録手段と、テープへの記録の終了を指示する指示
手段と、指示手段の指示出力に応答して、所定期間の間
の4種のパイロット信号の各トラックへの記録におい
て、パイロット信号の記録されない期間が生ずるように
記録手段を制御する制御手段とを備えたものである。請
求項2に記載の発明にかかる磁気記録再生装置は、請求
項1に記載の発明の構成に加えて、4種のパイロット信
号が順次連続して各トラックに記録されることにより1
つの周期が形成され、制御手段は連続する周期のうち1
つの周期において4種のパイロット信号をすべて記録し
ないように記録手段を制御することを特徴とする。請求
項3に記載の発明にかかる磁気記録再生装置は、請求項
1に記載の発明の構成に加えて、4種のパイロット信号
が順次連続して各トラックに記録されることにより1つ
の周期が形成され、制御手段は連続する4つの周期の各
々において相互に異なったパイロット信号を記録しない
ように記録手段を制御することを特徴とする。請求項4
に記載の発明にかかる磁気記録再生装置は、予め定めら
れた4種のパイロット信号がテープの各トラックに所定
の規則にしたがって順次繰返して記録され再生時に各ト
ラックに記録されているパイロット信号を取出してトラ
ッキングの制御を行なうオートトラッキング方式の磁気
記録再生装置であって、4種のパイロット信号をテープ
の各トラックへ記録する記録手段と、テープへの記録の
終了を指示する指示手段と、指示手段の指示出力に応答
して、所定期間の間の4種のパイロット信号の各トラッ
クへの記録が、所定の規則とは別の規則にしたがうよう
に記録手段を制御する制御手段とを備える。4種のパイ
ロット信号が順次連続して各トラックに記録されること
により1つの周期が形成され、制御手段は連続する周期
のうち1つの周期において1つのパイロット信号を他の
3種のパイロット信号が記録されるべき各トラックの一
部分に記録するように記録手段を制御することを特徴と
する。請求項5に記載の発明にかかる磁気記録再生装置
は、請求項1から4のいずれかに記載の発明の構成に加
えて、再生時においてテープの各トラックに記録されて
いる4種のパイロット信号が、所定の規則にしたがって
いないことを検知する検知手段と、検知手段の検知出力
に応答して、テープへの記録終了位置においてテープの
走行を停止させる停止手段とをさらに備えたことを特徴
とする。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、テープへの記録の
終了の指示に応答して、所定期間の間の4種のパイロッ
ト信号の各トラックへの記録において、パイロット信号
の記録されない期間が生ずるように記録手段が制御され
る。請求項2の発明においては、1つの周期のすべてに
わたってパイロット信号が記録されないように記録手段
が制御される。請求項3の発明においては、連続する4
つの周期の各々において相互に異なったパイロット信号
を記録しないように記録手段が制御される。請求項4の
発明においては、連続する周期のうち1つの周期におい
て1つのパイロット信号を他の3種のパイロット信号が
記録されるべき各トラックの一部分に記録するように記
録手段が制御される。請求項5に記載の発明にかかる磁
気記録再生装置は、再生時においてテープの各トラック
に記録されている4種のパイロット信号が所定の規則に
したがっていないことが検知されると、テープの走行が
停止される。
【0009】
【実施例】
[第1の実施例]図1はこの発明の第1の実施例による
カメラ一体型VTRの構成を示すブロック図である。
【0010】図において、カメラ一体型VTRは、CC
D等の撮像素子からなるカメラ部1と、テープ12を読
取った再生ヘッドからのRF信号を増幅するヘッドアン
プ部2と、ヘッドアンプ部2で増幅されたRF信号に対
して所定の信号処理を行なうY/C回路3と、テープ1
2を走行させるためのテープ駆動装置4と、各部を制御
するマイクロプロセッサ等からなるCPU5と、テープ
12のリール回転に応じてパルスを出力するリールパル
ス発生回路6と、テープ12から読取られたパイロット
信号を記録再生するトラッキング信号処理回路7と、記
録時に、CPU5の指示により、記録すべきパイロット
信号をある規則性に従って制御する制御回路8と、再生
時に、記録されたパイロット信号の断続がある規則性に
なっているかを判定する検出回路9と、記録開始、停
止、再生、巻戻し、早送りなど各種の操作指示を与える
ためのキー操作部10と、記録終了時点でのリールパル
ス発生回路6から出力されたパルス周期を記憶するため
の記憶回路11とから構成される。
【0011】次に、この発明の第1の実施例による記録
終了時点での動作について説明する。
【0012】通常記録時は、従来例として図8に示した
ようなパイロット信号の記録パターンとなる点は従来例
と同様である。パイロット信号を記録再生するトラッキ
ング信号処理回路7は、パイロット信号を映像、音声デ
ータとともにテープ上に記録する。ここで、テープへの
記録を一時停止させる指示がキー操作部10から与えら
れたときを想定する。そのとき、CPU5は、制御回路
8に記録するパイロット信号が図2に示すような不規則
性に従って断続するようにヘッドアンプ部2に指示す
る。
【0013】図2は、この発明の第1の実施例による一
定の不規則性に従ってパイロット信号を断続させて記録
した後のパイロット信号の記録パターンを示す図であ
る。
【0014】すなわち、図に示すように、4種のパイロ
ット信号(f1〜f4)が、周期T 1 〜T5 の各々毎に
各トラックに順次繰返されて記録されるうちの1周期分
3のみパイロット信号を未記録とし、その後はまた4
種のパイロット信号が各トラックに順次繰返して記録さ
れていく。
【0015】この場合1周期分のトラッキング情報が得
られないことになるが、これは従来においても、ドロッ
プアウトなどで再生RF信号が欠落した場合と同様と取
扱われるだけであり、このためにトラッキングが乱れる
ことはない。このように、映像・音声信号は正常に記録
し、トラッキング信号たるパイロット信号を、1周期分
のみ未記録とするため、再生時の記録の停止位置の検出
は容易に可能である。
【0016】この場合のCPU5による検出動作のフロ
ーチャートを示したのが図3である。
【0017】まず再生動作に入ると、パイロット信号の
検出が行なわれ、ステップS1において、パイロット信
号の記録がされているか否かが検出される。なおここで
パイロット信号が記録されていないということは、図9
において、レベル比較器55に入力される2つの信号の
レベル検出が0であることと同様である。ステップS1
において、パイロット信号が記録されている場合は、ス
テップS2でカウンタの値が4であるか否かが判別され
る。カウンタの値が4でないときは、カウンタの値はス
テップS4で0に初期化した後、次のパイロット信号の
判断に進む。
【0018】ステップS1において、パイロット信号が
記録されていないと判断されたときは、ステップS5
で、映像・音声のデータが記録されているか否かが判別
される。これらのデータが記録されていないときは、ス
テップS7において、ドロップアウトとして処理され、
次のパイロット信号の検出動作に進む。一方、ステップ
S5で、映像・音声データが記憶されている場合は、ス
テップS6において、カウンタ値を1インクリメントし
た後、次のパイロット信号への検出動作に移る。
【0019】このようにすることによって、図2に示す
期間T3 においては、4つのトラックすべてに、パイロ
ット信号が記録されていないため、カウンタ値は4とな
る。その状態で、次の周期T4 における、第1のトラッ
クすなわちパイロット信号f1が記録されていると判断
されたとき、フローはステップS1からステップS2へ
進む。そして、カウンタ値はその時点ですでに4となっ
ているため、フローはステップS3に進み、これによっ
て、テープへの記録の終了位置が検出されることにな
る。このように、記録終了時に図2のように1周期分に
対するパイロット信号を未記録状態にすると、再生時に
記録終了時点のテープの位置を検知できることが可能と
なる。
【0020】その後、CPU5はテープを停止させるこ
とになる。その際、テープのリール回転に応じてパルス
を出力するリールパルス発生回路6からの情報を受け、
記憶回路11はテープ停止直前のリールパルスの周期を
記憶する。
【0021】次に、このテープを巻戻し、記録した映像
を再生した後、再び先の記録終了時点からつなぎ撮りを
したいとする。その旨の指示をキー操作部10から与え
たとき、CPU5はテープを回転させ、まずリールパル
スの周期を計測する。記憶回路11には記録終了時点の
リールパルスの周期が記憶されているので、その両者を
比較することで、検索すべきテープの相対位置が判断で
きる。この判断を行ないながら、テープを高速に移動さ
せ、両者が同じ位置より少し手前の位置でテープを停止
させ、通常の再生動作に入るよう指示することになる。
その際図3に示した手順で、記録終了位置が正確に検出
され、そこでCPU5はテープを停止させ、記録準備に
入る。
【0022】その後、記録動作を開始すれば、先に記録
した映像データと完全に正確につながった映像の記録を
行なうことが可能になる。このようにして、たとえテー
プ位置がずれたような場合であっても、1つの操作指示
で、記録終了時のテープ位置を検索し高品質なつなぎ撮
り撮影が可能となる。 [第2の実施例]次にこの発明の第2の実施例について
説明するが、通常の記録動作および一旦再生を停止した
後、つなぎ撮りとして、次の記録準備に入る動作につい
ては、先の第1の実施例と同様であるので、ここでの説
明は繰返さない。
【0023】この実施例においては、図4に示すよう
に、4種のパイロット信号(f1〜f4)が各トラック
に順次繰返して記録されるうちの4周期分T1 〜T4
各々を構成する各トラックにおいて、1種類ずつのパイ
ロット信号を未記録とし、その後は通常と同様に4種の
パイロット信号を各トラックに順次繰返して記録するも
のである。すなわち、周期T1 においては、パイロット
信号f1が記録されるべき各トラックにそのパイロット
信号は記録されず、周期T2 においては、パイロット信
号f2が記録されず、周期T3 においては、パイロット
信号f3が記録されず、周期T4 においては、パイロッ
ト信号f4が記録されない。
【0024】この場合、T1 からT4 の4周期分にわた
って、トラッキング情報が一部欠落するが、先の第1の
実施例と同様に、従来でもこのような場合ドロップアウ
ト等の処理によって、再生RF信号が欠落した場合と同
様に扱われトラッキング動作が乱れることはない。この
ように、映像・音声信号は正常に記録し、パイロット信
号のみ4周期にわたってあるパターンで未記録となるた
め再生時の記録の停止位置の検出は容易に可能である。
【0025】この場合のCPU5による検出動作のフロ
ーチャートを示したのが図5である。
【0026】パイロット信号検出動作に入ると、まずス
テップS11で1周期期間においてパイロット信号f1
からf4のすべてが記録されているか否かが判別され
る。なおパイロット信号が記録されていないということ
は、図9においてレベル比較器に入力される2つの信号
のレベル検出が0であるということと同等である。
【0027】以下の説明においては、図4の記録パター
ンに基づいてフローチャートを説明する。まず1周期期
間T1 においては、パイロット信号f1が記録されてい
ないため、フローはステップS15に進む。そこで、映
像・音声データが記録されているか否かが判別される。
これらのデータが記録されていないときはステップS2
0でドロップアウトとして処理されるが、この場合、こ
れらのデータは記録されているので、フローはステップ
S16に進み、パイロット信号f1が記録されているか
否かが判別される。この場合パイロット信号f1が記録
されていないため、フローはステップS21に進み、記
憶回路11に格納されているパイロット信号の各々に対
応する個別フラグをパイロット信号f1に対応するよう
に、具体的には“1xxx”とセットする。そして、ス
テップS22でカウンタ値を1とする。なお、カウンタ
の値は、この前の周期T0 においては、パイロット信号
f1からf4はすべて記録されているので、フローはス
テップS12に進み、そこでカウンタ値は4でないた
め、ステップS14において、この個別フラグは“00
00”とセットされ、かつカウンタ値は0とセットされ
ているものである。
【0028】このように、ステップS21およびステッ
プS22において、個別フラグのセットおよびカウンタ
値のインクリメントを行なった後、次のパイロット信号
の判断処理に進む。次の周期T2 の期間においては、パ
イロット信号f2が記録されていないため、フローはス
テップS11からステップS15、S16およびS17
から、ステップS21に進む。そして、同様にパイロッ
ト信号f2に対応する個別フラグがセットされた後ステ
ップS22で、カウンタ値はさらにインクリメントされ
た後次のパイロット信号の判断処理に進む。ここでは周
期T1 において、すでにパイロット信号f1の検出が行
なわれているため、個別フラグの値は“11xx”とな
り、カウンタ値は2となっている。
【0029】以下同様に周期T3 およびT4 において、
同様の処理を行なうと、個別フラグは“1111”とな
り、カウンタ値は4となった後、次のパイロット信号の
判断すなわち周期T5 のトラックの記録状態の検出処理
に移る。周期T5 においては、パイロット信号はすべて
記録されているため、フローはステップS11からステ
ップS12に進み、カウンタ値が4であるか否かが判別
される。先に述べたように、この時点では、カウンタ値
は4となっているため、フローはステップS12からス
テップS13に進み、個別フラグが“1111”である
か否かが判別される。ここでも先に述べたように、個別
フラグは“1111”となっているため、フローはステ
ップS23に進み、記録終了時の位置が検出できる。
【0030】このように、記録終了時、図4に示すよう
に記録されているうちの4周期部分について1種類ずつ
のパイロット信号を未記録とし、その後はまた4種のパ
イロット信号が各トラックに順次繰返していくように記
録することによって、再生時に記録終了時点のテープの
位置を検出することが可能となる。 [第3の実施例]次にこの発明の第3の実施例について
説明する。この実施例においても、通常記録の動作や、
一旦記録を中止した後、次のつなぎ撮りのために、記録
準備に入る動作については、第1の実施例と同様である
ので、ここでの説明は繰返さない。
【0031】この実施例においては、4種のパイロット
信号(f1〜f4)が各トラックに順次記録されるが、
図6に示すように、周期部分T1 〜T5 のうち、周期T
2 において、パイロット信号f2〜f4が記録されるべ
きトラックの一部分にパイロット信号f1が記録されて
いる。このテープを再生させる場合、その他の正常なト
ラッキング情報が大部分記録されているため、トラッキ
ングが乱れることはない。このように、映像・音声信号
は正常に記録し、パイロット信号のみ1周期分のトラッ
クの一部分を同じ信号とするため、再生時の記録の停止
位置の検出は容易に可能である。
【0032】この場合のCPU5による、検出動作のフ
ローチャートを示したのが図7である。
【0033】以下の説明においては、図6の記録パター
ンを例として行なうものとする。パイロット信号の検出
動作に入ると、ステップS31において、パイロット信
号がf1からf4の順に各トラックに記録されているか
否かが判別される。期間T1 においては、パイロット信
号はこのように記録されているため、フローはステップ
S32に進み、カウンタ値が4であるか否かが判別され
る。この場合、カウンタ値は4でないので、ステップS
34で、カウンタ値が0にクリアされた後、次のパイロ
ット信号の判断処理に移る。
【0034】次に期間T2 において、パイロット信号の
検出処理が行なわれる。まずパイロット信号f1が記録
されているトラックにおける検出処理に入ると、フロー
はステップS35に進み、ここで映像・音声データが記
録されているか否かが判別される。これらのデータが記
録されていない場合はステップS37でドロップアウト
として処理されるが、この例では、フローはステップS
36に進み、パイロット信号f1が検知されたか否かが
判別される。パイロット信号f1が検出されているの
で、フローはステップS38に進み、カウンタ値を1と
した後、次のパイロット信号の判断に移る。
【0035】次に期間T2 におけるパイロット信号f2
の信号が記録されるべきトラックの検出処理に移る。こ
の場合、フローはステップS36において、そのトラッ
クの最終部分において、パイロット信号f1が検出され
るので、フローはステップS38に進み、カウンタ値を
2とした後次のパイロット信号の判断処理に移る。以下
同様にして、期間T2 におけるパイロット信号f3およ
びf4が記録されるべきトラックに対して、検出処理が
行なわれる。
【0036】パイロット信号f4の検出処理が終わる
と、カウンタ値は4となった状態で、次の期間T3 にお
けるパイロット信号の検出処理に入る。期間T3 におい
ては、パイロット信号は、f1からf4の順に記録され
ているので、フローはステップS32に進み、カウンタ
値が4であるか否かが判別される、先に述べたように、
期間T2 におけるパイロット信号の検出処理において、
カウンタ値は4となっているため、フローはステップS
33に進み、この時点で、記録終了時点のテープの位置
を検出することができる。
【0037】なお、上記の第2の実施例においては、期
間T1 からT4 において、パイロット信号を順次f1か
らf4の順で、これらの信号を未記録としたが、これら
の未記録のパイロット信号の順序は他の順序であっても
よい。
【0038】また、上記の第3の実施例においては、期
間T2 において、各トラックの一部に、パイロット信号
f1を記録したが、パイロット信号f1に変えて、他の
パイロット信号を連続して記録させてもよいことは言う
までもない。
【0039】
【発明の効果】請求項1から3の発明は以上説明したと
おり、テープへの記録終了の指示に応答して、所定期間
内のパイロット信号の各トラックへの記録において、パ
イロット信号の記録されない期間が生ずるように記録手
段が制御されるので、テープの記録の終了位置の検索を
高速でかつ精度良く行なうことが可能となる。請求項4
の発明は、テープへの記録終了の指示に応答して、1つ
の周期において、1つのパイロット信号が、他の3種の
パイロット信号が記録されるべき各トラックの一部分に
記録されるように記録手段が制御されるので、テープの
記録の終了位置の検索を高速でかつ精度良く行なうこと
が可能となる。請求項5の発明は、さらに、各トラック
に記録されている4種のパイロット信号が所定の規則に
したがっていないことが検知されるとテープの走行が停
止されるので、テープの記録の終了位置が高速でかつ精
度良く検索され、後続する記録を画質の劣化なく容易に
開始する準備を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例によるカメラ一体型V
TRの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施例によるテープへのパイ
ロット信号の記録パターンを示した図である。
【図3】この発明の第1の実施例によるCPU5のパイ
ロット信号検出動作の具体的内容を示すフローチャート
である。
【図4】この発明の第2の実施例によるテープへのパイ
ロット信号の記録パターンを示した図である。
【図5】この発明の第2の実施例によるCPU5のパイ
ロット信号検出動作の具体的内容を示すフローチャート
である。
【図6】この発明の第3の実施例によるテープへのパイ
ロット信号の記録パターンを示した図である。
【図7】この発明の第3の実施例によるCPU5のパイ
ロット信号検出動作の具体的内容を示したフローチャー
トである。
【図8】従来のオートトラッキング方式のVTRにおけ
るパイロット信号のテープへの記録パターンを示した図
である。
【図9】従来のオートトラッキング信号の再生回路の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 ヘッドアンプ部 4 テープ駆動装置 5 CPU 7 トラッキング信号処理回路 8 制御回路 9 検出回路 10 キー操作部 11 記録回路 12 テープ なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた4種のパイロット信号が
    テープの各トラックに所定の規則にしたがって順次繰返
    して記録され再生時に各トラックに記録されているパイ
    ロット信号を取出してトラッキングの制御を行なうオー
    トトラッキング方式の磁気記録再生装置であって、 前記4種のパイロット信号をテープの各トラックへ記録
    する記録手段と、 前記テープへの記録の終了を指示する指示手段と、 前記指示手段の指示出力に応答して、所定期間の間の前
    記4種のパイロット信号の各トラックへの記録におい
    て、パイロット信号の記録されない期間が生ずるように
    前記記録手段を制御する制御手段とを備えた、磁気記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記4種のパイロット信号が順次連続し
    て各トラックに記録されることにより1つの周期が形成
    され、前記制御手段は連続する周期のうち1つの周期に
    おいて前記4種のパイロット信号をすべて記録しないよ
    うに前記記録手段を制御する、請求項1記載の磁気記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】 前記4種のパイロット信号が順次連続し
    て各トラックに記録されることにより1つの周期が形成
    され、前記制御手段は連続する4つの周期の各々におい
    て相互に異なったパイロット信号を記録しないように前
    記記録手段を制御する、請求項1記載の磁気記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 予め定められた4種のパイロット信号が
    テープの各トラックに所定の規則にしたがって順次繰返
    して記録され再生時に各トラックに記録されているパイ
    ロット信号を取出してトラッキングの制御を行なうオー
    トトラッキング方式の磁気記録再生装置であって、 前記4種のパイロット信号をテープの各トラックへ記録
    する記録手段と、 前記テープへの記録の終了を指示する指示手段と、 前記指示手段の指示出力に応答して、所定期間の間の前
    記4種のパイロット信号の各トラックへの記録が、前記
    所定の規則とは別の規則にしたがうように前記記録手段
    を制御する制御手段とを備え、 前記4種のパイロット信号が順次連続して各トラックに
    記録されることにより1つの周期が形成され、前記制御
    手段は連続する周期のうち1つの周期において1つのパ
    イロット信号を他の3種のパイロット信号が記録される
    べき各トラックの一部分に記録するように前記記録手段
    を制御する、磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 再生時においてテープの各トラックに記
    録されている前記4種のパイロット信号が、前記所定の
    規則にしたがっていないことを検知する検知手段と、 前記検知手段の検知出力に応答して、テープへの記録終
    了位置においてテープの走行を停止させる停止手段とを
    さらに備えた、請求項1から4のいずれかに記載の磁気
    記録再生装置。
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