JPS62203400A - 磁性体粒子で隙間を充満したシ−ルドケ−スとその製造方法 - Google Patents
磁性体粒子で隙間を充満したシ−ルドケ−スとその製造方法Info
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- JPS62203400A JPS62203400A JP4675586A JP4675586A JPS62203400A JP S62203400 A JPS62203400 A JP S62203400A JP 4675586 A JP4675586 A JP 4675586A JP 4675586 A JP4675586 A JP 4675586A JP S62203400 A JPS62203400 A JP S62203400A
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Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は外部より到来する電磁波を遮断したり、自己の
発する電磁波を外部に漏らさない磁性体粒子で隙間を充
満したシールドケースとその製造方法に関する。
発する電磁波を外部に漏らさない磁性体粒子で隙間を充
満したシールドケースとその製造方法に関する。
従来のシールドケースは第2図に示すように各種金属ま
たはフェライト等の板材で底板5を作成し、その上に発
振凹路等のように電磁波を発生する回路または受信回路
のように外部から到来してくる電磁波の影響を受けては
困る回路を組み込んだ基板7を配設し、その上から底板
5と同様な素材で作成した箱体6で被う構成であった。
たはフェライト等の板材で底板5を作成し、その上に発
振凹路等のように電磁波を発生する回路または受信回路
のように外部から到来してくる電磁波の影響を受けては
困る回路を組み込んだ基板7を配設し、その上から底板
5と同様な素材で作成した箱体6で被う構成であった。
しかし、上記のものは電子回路基板7をのせる底板5と
これを被う箱体6間に隙間ができ、電磁波が隙間から漏
れたり、入ったりするという問題点がある。このために
、隙間を可能な限り僅少に作成するのであるが、それで
も自己の発振回路の発振出力が大きい場合はどうしても
外部に漏れてしまう。また、ノイズ成分を含んだ出力の
大きい送信器等が近くにあれば、この影響を防ぎきれる
ものではない。これを解決するにはシールドケースを一
体成形するという方法も考えられるが、基板7を中に配
した状態で一体成形することは困難である。
これを被う箱体6間に隙間ができ、電磁波が隙間から漏
れたり、入ったりするという問題点がある。このために
、隙間を可能な限り僅少に作成するのであるが、それで
も自己の発振回路の発振出力が大きい場合はどうしても
外部に漏れてしまう。また、ノイズ成分を含んだ出力の
大きい送信器等が近くにあれば、この影響を防ぎきれる
ものではない。これを解決するにはシールドケースを一
体成形するという方法も考えられるが、基板7を中に配
した状態で一体成形することは困難である。
そこで、本発明は上記問題点を、シールドケースの隙間
に磁性体粒子を介在させることにより大幅に改良するこ
とを目的とする。
に磁性体粒子を介在させることにより大幅に改良するこ
とを目的とする。
本発明は前記目的を達成するために、
■)磁性体粒子を熱可塑性合成樹脂に分散したシールド
素材を、シールドケースの隙間近傍に塗布してシールド
体を作成し、該シールド体中における磁性体粒子の分布
濃度を隙間のみ密にしてなることを特徴とするシールド
ケースを提供せんとするものであり、 さらに該シールドケースを製造する方法として、2)磁
性体粒子を熱可塑性合成樹脂に分散したシールド素材を
シールドケース隙間に塗布し、このシールドケース隙間
に磁界をかけて磁性体粒子を移動させ、磁性体粒子の分
布濃度を高くしてなることを特徴とする製造方法をも提
供せんとするものである。
素材を、シールドケースの隙間近傍に塗布してシールド
体を作成し、該シールド体中における磁性体粒子の分布
濃度を隙間のみ密にしてなることを特徴とするシールド
ケースを提供せんとするものであり、 さらに該シールドケースを製造する方法として、2)磁
性体粒子を熱可塑性合成樹脂に分散したシールド素材を
シールドケース隙間に塗布し、このシールドケース隙間
に磁界をかけて磁性体粒子を移動させ、磁性体粒子の分
布濃度を高くしてなることを特徴とする製造方法をも提
供せんとするものである。
上記のものは、シールド素材中の磁性体粒子が電磁波を
吸収するという特性を利用するものである。この磁性体
粒子をシールドケースの隙間に充満させるためには、シ
ールドケースの隙間近傍にシールド素材を塗布してシー
ルド部を作り、シールドケースに磁界をかけることによ
り隙間を介してシールドケース全体に磁力線を発生させ
、前記シールド部の硬化前に磁性体粒子が磁力線方向に
吸引され移動することにより隙間を充満し、磁性体粒子
の濃度を部分的に害にする。
吸収するという特性を利用するものである。この磁性体
粒子をシールドケースの隙間に充満させるためには、シ
ールドケースの隙間近傍にシールド素材を塗布してシー
ルド部を作り、シールドケースに磁界をかけることによ
り隙間を介してシールドケース全体に磁力線を発生させ
、前記シールド部の硬化前に磁性体粒子が磁力線方向に
吸引され移動することにより隙間を充満し、磁性体粒子
の濃度を部分的に害にする。
このようにして隙間に磁性体粒子を密集させることは、
電子回路基板を中に配置した状態で、一体成形したシー
ルドケースと同様なものとなり、外部から到来する電磁
波および自己が発生する電磁波を外部に漏れる量を極め
て少なくしたシールドケースとなるのである。
電子回路基板を中に配置した状態で、一体成形したシー
ルドケースと同様なものとなり、外部から到来する電磁
波および自己が発生する電磁波を外部に漏れる量を極め
て少なくしたシールドケースとなるのである。
本発明の実施例を図面参照にて説明する。
図中、1はシールドケースの隙間に塗布するシールド材
で、主成分を粒径約0.01〜20マイクロメータの磁
性体粒子2とし、この磁性体粒子2とフェノール、エポ
キシ等の熱硬化性合成樹脂または他の熱可塑性合成樹脂
のいずれかの合成樹脂3と適宜な比率で混合したもので
ある。但し、磁性体として鉄、ニッケル等を採用しうる
が、価格、特性(高周波における損失が少ない)、取扱
等の面からフェライト粒子を採用する。この主成分の他
にパーマロイのような透磁率の極めて高いものを添加す
ることにより、さらに磁気シールド性能は高くなる。ま
た、必要に応じてカーボンや導電性物質を混合すること
によりシールドケースをアースに接続して電磁波をアー
スに流すことが考慮されるものである。
で、主成分を粒径約0.01〜20マイクロメータの磁
性体粒子2とし、この磁性体粒子2とフェノール、エポ
キシ等の熱硬化性合成樹脂または他の熱可塑性合成樹脂
のいずれかの合成樹脂3と適宜な比率で混合したもので
ある。但し、磁性体として鉄、ニッケル等を採用しうる
が、価格、特性(高周波における損失が少ない)、取扱
等の面からフェライト粒子を採用する。この主成分の他
にパーマロイのような透磁率の極めて高いものを添加す
ることにより、さらに磁気シールド性能は高くなる。ま
た、必要に応じてカーボンや導電性物質を混合すること
によりシールドケースをアースに接続して電磁波をアー
スに流すことが考慮されるものである。
4は公知例と同様にもd性体で作成されたシールドケー
スで、これは適宜な厚さの略長方形に形成した底板5と
一側面を開放した略箱体6とで一個の容器状の構成とす
る。そして、このシールドケース4の底板5の上面に発
振回路、同調回路等の電磁波を発生する回路または外部
から到来する電磁波の影響を受けやすい回路を組み込ん
だ基板7を111−1固定等し、これらの上方から箱体
6を被せるものである。
スで、これは適宜な厚さの略長方形に形成した底板5と
一側面を開放した略箱体6とで一個の容器状の構成とす
る。そして、このシールドケース4の底板5の上面に発
振回路、同調回路等の電磁波を発生する回路または外部
から到来する電磁波の影響を受けやすい回路を組み込ん
だ基板7を111−1固定等し、これらの上方から箱体
6を被せるものである。
しかしながら、上記シールドケース4は底板5と略箱体
6との接触端面間に機械的加工精度を高くしても隙間8
が発生する。これを埋めるためには、単に前記したシー
ルド材1を塗布することによってもある程度は電磁波の
漏れは防止できるが、これを更に発展させてシールドケ
ース4の隙間8に磁界をかけて、シールド材1中の磁性
体粒子2をこの隙間8に移動させ、磁性体粒子で隙間を
充満したシールドケースを作成できるのである。
6との接触端面間に機械的加工精度を高くしても隙間8
が発生する。これを埋めるためには、単に前記したシー
ルド材1を塗布することによってもある程度は電磁波の
漏れは防止できるが、これを更に発展させてシールドケ
ース4の隙間8に磁界をかけて、シールド材1中の磁性
体粒子2をこの隙間8に移動させ、磁性体粒子で隙間を
充満したシールドケースを作成できるのである。
以下この方法を説明する。
シールドケース4の隙間8近傍にシールド材1を適当p
i=布し、このシールド材1を塗布した状態で、シール
ドケース4上下間に図中10で示す永久磁石あるいは電
磁石等の磁石により磁界をかけることにより、隙間8、
いわゆるギャップに図中一点鎖線で示すように磁力線を
発生させ、シールド材1中の磁性体粒子2が磁界の方向
に吸引され移動集結して隙間8における磁性体粒子2の
濃度が高くなる。
i=布し、このシールド材1を塗布した状態で、シール
ドケース4上下間に図中10で示す永久磁石あるいは電
磁石等の磁石により磁界をかけることにより、隙間8、
いわゆるギャップに図中一点鎖線で示すように磁力線を
発生させ、シールド材1中の磁性体粒子2が磁界の方向
に吸引され移動集結して隙間8における磁性体粒子2の
濃度が高くなる。
ここで、合成樹脂3として熱硬化性合成樹脂を採用した
場合は、磁界をかけた後、熱を加えることにより合成樹
脂3を硬化させて即座に磁性体粒子で隙間8を充満させ
たシールドケースが製造できる。また、熱可塑性樹脂を
採用した場合は、合成樹脂3が硬化する前に、磁界をか
け、且つ磁界をかけた状態で放置しておき、自然に合成
樹脂3を硬化させることによって、磁性体粒子2で隙間
8を充満したシールドケースが製造できるのである。こ
のように、単に磁界をかけるのみで極めて容易に基板7
とともに一体成形したものと同様なシールドケースが製
造できるのである。また現在使用している電子機器のシ
ールドケースを修理または性能アップする手段としても
有効である。
場合は、磁界をかけた後、熱を加えることにより合成樹
脂3を硬化させて即座に磁性体粒子で隙間8を充満させ
たシールドケースが製造できる。また、熱可塑性樹脂を
採用した場合は、合成樹脂3が硬化する前に、磁界をか
け、且つ磁界をかけた状態で放置しておき、自然に合成
樹脂3を硬化させることによって、磁性体粒子2で隙間
8を充満したシールドケースが製造できるのである。こ
のように、単に磁界をかけるのみで極めて容易に基板7
とともに一体成形したものと同様なシールドケースが製
造できるのである。また現在使用している電子機器のシ
ールドケースを修理または性能アップする手段としても
有効である。
本発明は以上のようにシールドケースの隙間を埋めるシ
ールド材として磁性体粒子と合成樹脂を混合し、この樹
脂中の磁性体粒子を隙間に集結させるという方法を採用
するため、基板をケースの中に組み込んだ状態で、極め
て容易に磁性体で完全一体成形したものと同様なシール
ドケースができ、外部より到来する電磁波を吸収し内部
の回路に影響を与えることを少な(することができ、ま
た、自己が発生する電磁波をも吸収できるため、外部の
電子機器にも影響を与えることを少なくすることができ
、
ールド材として磁性体粒子と合成樹脂を混合し、この樹
脂中の磁性体粒子を隙間に集結させるという方法を採用
するため、基板をケースの中に組み込んだ状態で、極め
て容易に磁性体で完全一体成形したものと同様なシール
ドケースができ、外部より到来する電磁波を吸収し内部
の回路に影響を与えることを少な(することができ、ま
た、自己が発生する電磁波をも吸収できるため、外部の
電子機器にも影響を与えることを少なくすることができ
、
第1図は本発明に係るシールドケースに対し、磁界をか
けた状態を説明する断面図、第2図は公知例に係るシー
ルドケースの構成説明図である1:シールド素材、 2
:磁性体粒子、3:合成樹脂、 4:シールドケース、
10;個1:石。 特許出願人 鐘淵化学工業株式会社 射2図 第 1 図
けた状態を説明する断面図、第2図は公知例に係るシー
ルドケースの構成説明図である1:シールド素材、 2
:磁性体粒子、3:合成樹脂、 4:シールドケース、
10;個1:石。 特許出願人 鐘淵化学工業株式会社 射2図 第 1 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)磁性体粒子を熱可塑性合成樹脂または熱硬化性合成
樹脂に分散したシールド素材を、シールドケースの隙間
近傍に塗布してシールド体を作成し、該シールド体中に
おける磁性体粒子の分布濃度を隙間のみ密にしてなるこ
とを特徴とする磁性体粒子で隙間を充満したシールドケ
ース。 2)磁性体粒子としてフェライト粒子を利用してなる特
許請求の範囲第1項記載の磁性体粒子で隙間を充満した
シールドケース。 3)シールド素材中に導電性粒子を追加してなる特許請
求の範囲第1項または第2項記載の磁性体粒子で隙間を
充満したシールドケース。 4)磁性体粒子を熱可塑性合成樹脂または熱硬化性合成
樹脂に分散したシールド素材をシールドケース隙間近傍
に塗布し、このシールドケースに磁界をかけてシールド
素材の硬化前に素材中の磁性体粒子を移動させ、隙間の
み磁性体粒子の分布濃度を高くしてなることを特徴とす
る磁性体粒子で隙間を充満したシールドケース製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4675586A JPS62203400A (ja) | 1986-03-03 | 1986-03-03 | 磁性体粒子で隙間を充満したシ−ルドケ−スとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4675586A JPS62203400A (ja) | 1986-03-03 | 1986-03-03 | 磁性体粒子で隙間を充満したシ−ルドケ−スとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62203400A true JPS62203400A (ja) | 1987-09-08 |
Family
ID=12756143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4675586A Pending JPS62203400A (ja) | 1986-03-03 | 1986-03-03 | 磁性体粒子で隙間を充満したシ−ルドケ−スとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62203400A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007333443A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Hioki Ee Corp | 貫通型電流センサ |
-
1986
- 1986-03-03 JP JP4675586A patent/JPS62203400A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007333443A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Hioki Ee Corp | 貫通型電流センサ |
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