JPS62199220A - ロ−ラレベラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、圧延鋼板などの形状を矯正するローラレベラ
に関するものである。

（従来の技術） 熱延鋼板などの圧延過程においては、通常、圧延ロール
の撓み、板の長手および幅方向の圧下量の相違、不均一
な温度分布等により鋼板の内部残留応力分布が不均一に
なって、鋼板の一部または全長にわたり円弧状あるいは
波状の局部歪みによる形状不良が生じ、該形状不良を矯
正するためにローラレベラが使用されている。

一例として、板厚が約４．５闘以上の板材（以下、厚板
という）の形状矯正使用するローラレベラについて説明
すると、該ローラレＸうは１通常、厚板の上、下側、か
つ通板方向に千鳥状に配置された複数のワークロール（
矯正ロール）を有し、上、下ワークロール間のインタメ
ツシュ（押込量）を厚板の形状、厚さ等に応じて適宜に
設定して、前記ワークロール群によって走行する厚板に
上、下方向交互の繰り返し曲げを与えて伸長させること
により、形状矯正をして残留応力を除去している。

前記ローラレベラで処理する厚板の板厚（ｔｌ範囲は、
従来、はぼ４．５〜２５ｍ程度であったが、近年、制御
圧延あるいは制御冷却等、厚板圧延技術の進歩に伴って
形状矯正を必要とする板厚範囲が、例えば、４．５〜５
０ｍｍへと次第に拡大されてきている。

一般に％前記ローラレイラでは、上、下側ワークロール
群の隣り合う通板方向のロール間隔（ピッチｐ）と、厚
板がワークロールに対しスリップすることなく通板可能
な最小板厚（ｔｍｍ）との関係は、 で表される。ここで、 σ　＝厚板の降伏点 μ＝厚板とロール間のまさつ係数 Ｅ−厚板のヤング率 Ｃ＝定数 従って、上式（１）から通板矯正可能な板厚（ｔｗｉｎ
）は、ワークロールピッチ（ｐｉ　Ｋ比例することにな
る。即ち、薄物材の矯正にはワークロールピッチ（ｐｌ
を小さくしなければならない。

一方、厚板の曲げ矯正時、１本のワークロールに発生す
る矯正反力（穎は、一般に、 ここで、　ｋ＝定数 ｂ＝板幅 で表される。従って上式（２）から板幅（ｂｌとワーク
ロールピッチ（ｐｌが一定の場合、矯正反力醪）は板厚
の２乗に比例することになる。即ち、厚物材の矯正には
矯正反力に耐えるようバックアップロールを大ぎくする
必要があり、ワークロールピッチ（ｐｉを大きくしなけ
ればならない、従って、式（１）　、　（２）から、予
め設定されたロールピッチのローラレイラで形状矯正可
能な板厚範囲には限界があり、従来のローラレベラでは
、はぼ４．５〜２５訂が限界である。

前記のような広範囲の厚板（４，５〜５０龍）を処理す
るための一例として、第３図に示すようにローラレベラ
を厚物材（例えばｔ中１５〜５０闘）専用（Ａｌと薄物
材（例えばｔ＝４５〜１５朋）専用（Ｅｌの２台に分け
、これを直列配置（この配列順序は逆でも良い）して交
互に使い分ける方法が行われている。

前記ローラレイラ（Ａ）　、　（Ｂ）は、各ワークロー
ル径とワークロールの配列ピッチ（Ｐ、）　、　（Ｐｂ
）が異るのみで、その他の構成はすべて同一であるがら
、両ローラレイラの類似部材は、同一符号に（ａ）　、
　（ｂ）を付記して示している。

前記ローラレイラ（Ａｌについて説明すると、図中（２
ａ）　、　（２ａ’）は上、下側ワークロール、（３ａ
）。

（３ａ’）は上、下側バックアップロールであって、そ
れぞれハウジング（４ａ）に対し脱着可能に装着された
上部および下部ロールフレーム（５ａ）、（５ａ’）に
取付けられ、上部ロールフレーム（５ａ）は、ハウジン
グ（４ａ）内で圧下装置（６ａ）により昇降し、上、下
側ワークロール（２ａ）、（２ａ）群間のインタメツシ
ュを調整可能に構成している。

また、バックアップロール（３ａ）、（３ａ’）は、そ
れぞれロール軸方向に複数分割された短胴ロール群で構
成され、各短胴ロールは、軸受（図示省略）を介して上
部および下部ロールフレーム（５ａ）。

（５ａ’）に、ロール軸方向に互いに千鳥状に取付けら
れている。

前記ローラレベラ（Ａｌと、ワークロールの径、ピッチ
が異るローラレベラ（Ｅｌを直列に配置して、被矯正材
（厚板（１））が比較的に厚物材の場合は、ローラレベ
ラ（Ａｌで矯正し、薄物材の場合は、ローラレベラ０３
）で矯正するようにして、被矯正材の板厚範囲拡大に対
処できるようになっている。（不使用のローラレベラは
、上側ワークロール群を上昇して不作動にする。） （発明が解決しようとする問題点） 従来の前記ローラレベラは、被矯正拐の板厚範囲拡大に
対処するために、厚物材矯正用のローラレベラと、薄物
材矯正用のローラレベラを直列に配設した２台配置方式
になっているため、設備が大幅に大型、割り高になって
いるとともに、予備ロールの種類、保有数量が増加し、
それに伴う運転、保守費の増大に加え据付スペースの増
加等の問題点がある。

（問題点の解決手段） 本発明は、前記のような問題点に対処するために開発さ
れたものであって、上、下側ワークロール群の各ワーク
ロールを数個ごとにロールフレームに定置された固定ワ
ークロールと同ロールフレームに対し昇降機構で昇降操
作される調節ワークロールにして上、下側固定ワークロ
ール群および上、下側調節ワークロール群とし、上、下
部ロールフレームの少くとも１方にシフト調整機構を付
設したことにより、１台のローラレＲうにより薄物材矯
正と厚物材矯正に調整自在として被矯正材の板厚範囲拡
大に適応できるようにし形状矯正性能を大幅に向上せし
め前記のような問題点を解消している。

（作　用） 被矯正材が薄物材の場合は、上、下側調節ワークロール
群と上、下側固定ワークロール群を被矯正材の矯正位置
にするとともに、シフト調整機構で薄物材の矯正に最適
なロール配置に調整して、上、下側の全ワークロールに
よって同薄物材を矯正する。

また、被矯正材が厚物材の場合は、昇降機構で上、下側
調節ワークロール群を被矯正材から離れた不作動位置に
するとともに、シフト調整機構で厚物材の矯正に最適な
ロール配置にして、上、下側固定ワークロール群によっ
て同厚物材を矯正する。

（実施例） 第１図および第２図に本発明の一実施例を示し、第１図
のようにレベラノ・ウジング０４）内の上部に配置され
た上部ロールフレーム（ｌ唱ま、被矯正材（１１の上側
に配置された多数の上側ワークロール（１２ａ）。

（１２ｂ）と同各ワークロールに対設された多数のバッ
クアップロール（＋３を備え、しばラノ・ウジ７グ０滲
内の下部に配置された下部ローラフレーム（１５’）は
、被矯正材（１）の下側に配置された多数の下側ワーク
ロール（１２’ａ）　、　（１２’ｂ）と同各ワークロ
ールに対設された多数のバックアップロール（１，３’
）を備えており、上側ワークロール（１２ａ）　、　（
１２ｂ）群と下側ワークロール（１２’ａ）　、　（１
２’ｂ）群の谷ワークロールは、被矯正材（１）を挾み
等ピッチ（Ｐ）にかつ千鳥状に配列されている。図中（
１６１は上部ロールフレーム（ＩＩの圧下装置であって
、前記上、下側ワークロール群によって矢示方向（Ｚｌ
に走行される被矯正材（１）を上下挾持して形状矯正を
する。

さらに、上部ロールフレーム０粉側の上側ワークロール
群における各上側ワークロール（１２ａ）は同ロールフ
レーム（＋９に定置されて回転する固定ワークロールに
なっており、各上側ワークロール（１２ｂ）ハ、同ロー
ルフレームα９に設けた昇降装置（イ）によってロール
サポートｒ２ｏを介しバックアップロール（１３）とと
もに昇降操作される調節ワークロールになっていて、上
側固定ワークロール（１２ａ）群と、昇降機構（２０，
２１）で昇降操作される上側昇降ワークロール（１２ｂ
）群に構成されている。また、下部ロールフレーム（１
５’）　Ｉｌｌ］の下側ワークロール群ニおけろ各下側
ワークロール（１２’ａ）は同ロールフレーム（１５’
）に定置されて回転する固定ワークロールになっており
、各下側ワークロール（１２’ｂ）は、同ロールフレー
ム（１５’）に設けた昇降装置（２０’）によってロー
ルサポート（２１’）を介しバックアップロール（１３
’）とともに昇降操作される調節ワークロールになって
い℃、下側固定ワークロール（１２’ａ）群と、昇降機
構（２０’、　２１’）で荷降操作される下側ワークロ
ール（１２’ｂ）群に構成さ第１ている。

さらにまた、下部ロールフレーム（１５’）は、レイラ
ハウジング（１４）の作業側（図示紙面の表側）と、駆
動側（図示紙面の裏側）と、通板方向（Ｚ）のＭｌ　％
後側（図示片、右側）に設けらハた計４個のジヤツキ等
の移動装置（３１ａ）（３１ｂ）で挟持されているとと
もに、しにラハウジング０４）の下部に配、設さす１ジ
ヤツキ等の昇降装置Ｏ２で昇降される計４個の短片レー
ル＜３３）に、下部ロールフレーム（１５’）の各車輪
（２）が載架されて、下部ロールフレーム（１５’）は
、移動装置（３１ａ）　（３１ｂ）によって通板方向（
Ｚ）に移動操作されるとともに各昇降装置０２により短
片レール０３１、各車輪Ｃ３４１を介して昇降操作され
る、シフト調整機構（３１ａ、〜３４）が付設されてい
る。

また、レイラハウジング０４）下部の通板方向両側には
、昇降装置（４１）で昇降操作されるレール（４カが設
けられ、下部ロールフレーム（１５’）に設けた車輪（
４３に対設され、ロール組替時に下部ロールフレーム（
１５’）をレイラハウジング（１４）外へ引と出す取出
装置になっている。

本発明の実施例は、前記のような構成になっておりその
作用について説明する。

先ず、被矯正材（１）を薄物材（例えばＪ−４，５〜２
０ｙｎｍ　）と厚物材（例先ば中２０〜６０罪）に区分
し、薄物材の矯正時は、第１図のように全ワークロール
（１２ａ）、（１２ｂ）、（１２’ａ）、（１２’ｂ）
を使用し、従来と同様な手順に従って運転する。この場
合の全ワークロールの配列ピッチ（Ｐｌは、薄物材の板
厚変動分に対しスリップすることなく通板可能に、また
、バックアップロール０■の負荷容量も矯正反力に耐え
るように設定されている。

次に、厚物材の矯正時は、通板に先だって第２図に示す
ように昇降機構（２０、２１）　、　（２０’、　２１
’）で上、下側調節ワークロール（１２ｂ）　、　（１
２に＋）群（ハツチで示している）を被矯正材（１）か
らストロークエンドまで後退させて不作動位置にすると
ともに、シフト調整機構（３１ａ〜３４）によって下部
ロールフレーム（１５’）をシフト調節する。即ち、移
動装置（３１ａ）　、　（３１ｂ）で下部ロールフレー
ム（１５’）を矢示方向（Ｃ１へ半ピツチ（％Ｐ）だけ
移動配置する。

該移動配置の場合は、昇降装置Ｃ３３により短片レール
ＯＪを上昇させて車輪（財）を介し下部ロールフレーム
（１５’）を少し上列して支持して同移動を可能にする
。

厚物材の矯正に使用される七、下側固定ワークｏ　−ル
（１２ａ）　、　（１２’ａ）群のピッチ（Ｐ′）は、
前記薄物材矯正時のピッチ（Ｐ）の２倍となり、前記各
ワークロール、各バックアップロールの強度を予め前記
厚物材の最大板厚（例えば中５０龍）に対応するように
設計しておくことにより、円滑な厚物材の形状矯正が可
能となる。

前記実施例では、下部ロールフレームをシフト調整する
ようにしているが、」二部ロールフレーム側をシフト調
整することも可能であり、原物材の矯正に使用する上、
下側固定ワークロールを１個ととの２ピツチにしている
が、３ピツチ、４ピツチにすることも可能である。

（発明の効果） 本発明は、前述のような構成になっているので、被矯正
材が薄物材の場合は、」二、下側調節ワークロール群と
上、下側固定ワークロール群を被矯正材の矯正位置にす
るとともに、シフト調整機構で薄物材の矯正に最適なロ
ール配置に調整して、上、下側の全ワークロールによっ
て同薄物材を矯正でき、被矯正材が厚物材の場合は、昇
降機構で上、下側調節１ノ一クロール群を被矯正材から
離れた不作動位置圧するとともに、シフト調整機構で厚
物材の矯正に最適なロール配置にして一ヒ、下側固定ワ
ークロール群によって同厚物材を矯正できて、１台のロ
ーラレベラによって薄物材矯正と厚物付矯正に調整して
兼用可能になっており、被矯正材の板厚範囲拡大に適応
でき、常に円滑かつ良好な形状矯正が可能であって矯正
性能が著しく向上されている。従ってまた、装置の大幅
なコンパクト化、コスト節減、ワークロール、バックア
ップロールの種類減少、予備ロールの節減、運転、保守
費の大幅な節減、据付スば一スの縮少等の多くの０渇 利点が得られる。

以上本発明を実施例について説明したが、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計改変を施しう
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は第１
図の作用説明図、第３図は従来例の正面図である。 ｌ：被矯正材 １２ａ：上側固定ワークロール（群） １２’ａ　：下側固定ワークロール（群）１２ｂ二上側
調節ワークロール（群） １２’ｂ　：下側調節ワークロール（群）１５：上部ロ
ールフレーム １５′：下部ロールフレーム ２０　、２１　、２０’、　２１’：昇降機構３１ａ　
、　ｂ　、　３２〜’３４　：シフト調整機構復代理人
　弁理士　岡本東文 ａ４　　　　　　外鵡

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被矯正材の上、下側に対設され同被矯正材を挾持して矯
   正する上、下側ワークロール群を備えた上、下部ロール
   フレームを有するローラレベラにおいて、前記上、下側
   ワークロール群の各ワークロールを数個ごとにロールフ
   レームに定置された固定ワークロールと同ロールフレー
   ムに対し昇降機構で昇降操作される調節ワークロールに
   して上、下側固定ワークロール群および上、下側調節ワ
   ークロール群とし、前記上、下部ロールフレームの少く
   とも１方にシフト調整機構を付設したことを特徴とする
   ローラレベラ。