JPS62190210A - 放射線・紫外線硬化型ダンピング材組成物 - Google Patents

放射線・紫外線硬化型ダンピング材組成物

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JPS62190210A
JPS62190210A JP3172186A JP3172186A JPS62190210A JP S62190210 A JPS62190210 A JP S62190210A JP 3172186 A JP3172186 A JP 3172186A JP 3172186 A JP3172186 A JP 3172186A JP S62190210 A JPS62190210 A JP S62190210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
group
damping material
diisocyanate
material composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP3172186A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinobu Takahashi
敏信 高橋
Daisuke Irii
入井 代輔
Shigeo Omote
表 重夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明はスピーカー用ダンピング材に関し、特に低温で
のTanδ(#f1失係数)が高く、弾性率の低い放射
線・紫外線硬化型ダンピング材組成物に関する。
〈従来技術〉 スピーカー用ダンピング材は、スピーカーのコーン紙の
エツジ部に制動、補強を目的に塗布されるものである。
このエツジ部は重要な役割をはたし、この部分の良否で
スピーカーの特性も変化する。
すなわち、コーン紙のエツジ部が紙質であフた場合には
コーン紙の振動に伴ない中心部よりコーン紙を伝わって
きた機械的振動がエツジで反射をおこし、特性カーブの
ピークやディップとしてあられれてくる。このような周
波数特性の悪い部分を改良し、エツジ部の反射波を吸収
させるために、コーン紙のエツジ全面または縁部にスピ
ーカー用ダンピング材が塗布される。
従来、この種のスピーカー用ダンピング材は、アクリル
系ポリマーをトルエン、酢酸エステル等の有機溶剤に溶
解させて固形分を30〜60重量%程重量調整したもの
が使用されている。
しかしながら、有機溶剤を使用することから、塗布した
後乾燥させる必要があり、一般には常温で乾燥している
ため乾燥に長時間を要し、かつ、火災等の危険性、人体
に対する有害性等、労働安全衛生上の問題もあり、無溶
剤、短時間乾燥あるいは硬化が可能な材料の出現が望ま
れていた。
〈発明の目的〉 本発明は、無溶剤で短時間で硬化することが可能なTa
nδ(損失係数)が高く、弾性率の低いスピーカー用ダ
ンピング材を提供することを目的とし、特にスピーカー
エツジ部に利用される。
〈発明の構成〉 発明層らは無溶剤で、短時間硬化か可能な材料として放
射線・紫外線硬化型材料を種々検討した結果、スピーカ
ー用タンピング材として下記の特性を満足する放射線・
紫外線硬化型ダンピング材組成物を得ることができた。
り゛ンピング材組成物は、制動、補強を目的とするため
、硬化物の材料のTanδ(!11失係数)が高く、か
つ、適度の弾性率を有することが必要である。Tanδ
は、てきるだけ高い方がよく低温から高温までかつ低周
波数域から高周波数域まで、できるだけ高いものが望ま
れ、一般には、常温で0.7以上、高温でも0.1以上
のものが必要である。
弾性率は、低い方が望まれるが、補強の役割もはたすこ
とから105〜10♂dyne/cm 2 fl、度の
ものが望まれ、一般には常温で105〜106dyne
/cm 2程度のものが使用されている。更に、塗布作
業性から適度な粘性を有する必要があり、一般的には、
500〜20000 cps程度のものが望まれる。
これらの特性を満足させるために、下記の放射線・紫外
線硬化型材料であるオリゴマーとモノマーとの組合せよ
りなる本発明の組成物を得た。
すなわち本発明は、分子fi1500〜10000で両
末端に水酸基を有するプロピレンオキシド(以下POと
略す)およびテトラヒドロフラン(以下THFと略す)
の共重合体(PO/THF(モル比)=80/20〜2
0/80 )の両端にジイソシアナートを反応させ、次
に水酸基およびアクリロイル基(またはメタアクリロイ
ル基)を有する化合物と反応させて両端にアクリロイル
基を導入したウレタンアクリレート(以下工と略す)と
下記式で表わされるモノアクリレート(以下IIと略す
) (R:脂肪族基、芳香族基) とを必須成分とし、工が全アクリレート成分の5〜40
wt%、■が全アクリレート成分の60〜90wL%含
有し、放射線・紫外線で硬化することができることを特
徴とする放射線・紫外線硬化型ダンピング材組成物を提
供するものである。
以下に、本発明の詳細な説明する。
(1)工で示すプロピレンオキシドとテトラヒドロフラ
ンの共重合体の変性体について 工の水酸基を両端に有する共重合体において、共重合体
でなく、たとえば、プロピレンオキシド単独すなわち、
ポリプロピレングリコールをもちいた場合、同様に配合
し、硬化物を得ても、Tanδが低く耐熱老化性の悪い
ものしか得られず、また、テトラヒドロフラン単独、す
なわち、ポリテトラメチレングリコールをもちいた場合
、同様に配合し、硬化物を得ても、やはりTanδの低
いものしか得られない。
分子量は、1500未満であると、弾性率が高くなり、
好ましくなく 10000をこえても硬化速度も遅くな
り、実用性に欠けるので2000〜6000程度ものか
より好ましく使用てきる。
この共重合体の両末端の水酸基に反応させるジイソシア
ナートとしてはMDI(メチレンジイソシアナート)、
水添MDI、TD■ (トリレンジイソシアナート)、
イソホロンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシ
アナート、クロルフェニレン・ジ・イソシアナート、テ
トラメチレン・ジ・イソシアナート、XDI(キシリレ
ン・ジ・イソシアナート)などが好ましく使用さね、通
常の反応で、1例として、触媒として、ジブチルスズジ
ラウレートなどを用い、80℃で4時間程度反応させる
ことで、両末端にインシアナート基を有する反応物(ウ
レタン変性体)を得ることがてきる。
次にに記つレタン変性体に水酸基およびアクリロイル基
を有する化合物を反応させて両端にアクリロイル基を有
するウレタンアクリレートを得ることができる。
なお、ここでアクリロイル基とは、アクリロイル基また
はメタクリロイル基をいうものとする。
この反応も、80℃で40時間程度でほぼ反応を終了さ
せることができる。
ここて用いる水酸基およびアクリロイル基を有する化合
物とは、たとえば、2−とドロキシエチルアクリレート
(またはメタクリレート)、2−ヒドロキシ−プロピル
アクリレート(またはメタクリレート)等であるが、こ
れらに限定されるものではない。また、硬化のスピード
という点でメタクリレートよりもアクリレートが好まし
い。
(2)■で示すモノアクリレートについて前記■で表さ
れる単官能アクリレートは、単独でもちいた場合にもT
anδの高い硬化物を与えることができる。しかしなが
ら、■の硬化物の弾性率はかなり高くなり、また、未硬
化物の粘度も非常に低いため、単独では塗布作業性に問
題がある。
したがって、Tanδを低下させずに弾性率を好ましい
範囲に低下させ、史に適度な粘性をもたせるために、本
発明組成物では、高粘性の前記ウレタンアクリレートエ
を混合するものである。
本発明においてIおよび■を必須成分とし、■が全アク
リレート成分の5〜40冑t%、■が全アクリレートの
60〜90wt%含有することを特徴とする。
■が5wt%未満であると、粘度が低下し、弾性率も高
くなり好ましくない。40wL%をこえると粘度が高く
なりTanδが低下する。■が60wL%未満であると
、Tanδが低下する。90wL%をこえると、粘度が
低くなりすぎ、弾性率も高くなる。
本発明において前記工、■の他に、他のアクリレートを
適量まぜることもできる。例えば、粘度調整や、弾性率
の調整のために、低粘度で硬化させると非常に低弾性率
を有するモノアクリレートを少量加えることもできる。
例えば、単独で硬化させた硬化物のTgが常温以下、更
に好ましくは、0℃以下のものがより効果的に使用でき
る。
更に、粘度調整や作業性向上のため、チクソトロピー(
thixotropy)付与剤を添加することもできる
。また、硬化物表面の粘着性を防止するため離型剤、粘
着防止剤や、光増感剤、硬化促進剤、重合禁止剤、分散
剤なども必要に応じて適宜加えることができる。これら
を混合して得られた組成物は常温で500〜10000
 cpsの粘度を有する液状物であり、有機溶剤等を混
合しなくても、塗布できる。また、これらは、電子線等
の放射線照射等で瞬時に硬化させることもできるが、一
般には、光開始剤を添加して、紫外線で10秒以内で硬
化させることができる。
〈実施例〉 以下に実施例を用いて更に具体的に説明する。
第1表に示す配合にて、モノアクリレートに光開始剤、
重合禁止剤、必要によりチクソトロピー付与剤を混合し
た後、ウレタンアクリレートを加えて十分に撹拌混合し
、放射線・紫外線硬化型ダンピング材組成物を得た。こ
れらの組成物の粘度をB型回転粘度計にて測定し、その
値を第1表に示す。
これらの組成物に紫外線ランプ(80W/cmIKW 
 メタルハライドランプ)を用いて、50mW/cm 
2で10秒間紫外線を照射して、硬化させ、厚さ2+n
mのシートを得た。
このシートから試験片を切り出し、粘弾性測定装置によ
り、周波数を一定とし、温度を変化させた場合および温
度を一定とし1周波数を変化させた場合のTanδおよ
び弾性率を測定した。
比較のために、アクリル系ポリマーを有機溶剤(トルエ
ン)に溶解希釈させて、固形分40%になっている現在
スピーカー用ダンピング材として使用さねている材料を
塗1r+j&1昼夜乾燥させて、試験片(比較例)を切
り出し、同様に物性を測定した。
第1表 組成ニアクリレートについては、全アクリレートに対す
るwt%他の添加剤については、全アクリレート100
重量部とする重量部表示。
※A 分子量4000の両末端に水酸基を有するプロピ
レンオキシドおよびテトラヒドロフラン(PO/THF
 (モル比)=50150 )の共重合体の両端に水添
MDIを微量のジブチルスズジラウレートを用いて、8
0℃で4時間かけて反応させ、次に2−とドロキシエチ
ルアクリレートをやはり80℃で4時間かけて反応させ
て得られた両末端にアクリロイル基を有するウレタンア
クリレート ※D  エアロジル ※E  1−ヒドロキシシクロへキシルベンゾフェノン ※F  メトキシヒドロキノン 〈発明の効果〉 本発明による組成物は有機溶剤を含有しなくても適度な
粘性を有するため、乾燥時間に長時間必要とせず、放射
線・紫外線等で短時間で硬化させることができるため生
産性にすぐれ、かつ、火災等の危険性、人体に対する有
害性等、労働安全衛生上の問題を解決できた。
本発明組成物の硬化物は、低温から高温まで、低周波数
から高周波数にわたりTanδが高く、特に低温域では
高く、弾性率が1度に低いため、制動、補強の役割をも
つことから、スピーカー用ダンピング材として有効に利
用することがてきる。
特許出願人 横浜ゴム株式会社 。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子量1500〜10000で両末端に水酸基を
    有するプロピレンオキシド(以下POと略す)およびテ
    トラヒドロフラン(以下THFと略す)の共重合体(P
    O/THF(モル比)=80/20〜20/80)の両
    端にジイソシアナートを反応させ、次に水酸基およびア
    クリロイル基(またはメタアクリロイル基)を有する化
    合物と反応させて両端にアクリロイル基を導入したウレ
    タンアクリレート(以下 I と略す)と下記式で表わさ
    れるモノアクリレート(以下IIと略す) ▲数式、化学式、表等があります▼ (R:脂肪族基、芳香族基) とを必須成分とし、 I が全アクリレート成分の5〜4
    0wt%、IIが全アクリレート成分の60〜90wt%
    含有し、放射線・紫外線で硬化することができることを
    特徴とする放射線・紫外線硬化型ダンピング材組成物。
JP3172186A 1986-02-14 1986-02-14 放射線・紫外線硬化型ダンピング材組成物 Pending JPS62190210A (ja)

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JPS62190210A true JPS62190210A (ja) 1987-08-20

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ID=12338907

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JP3172186A Pending JPS62190210A (ja) 1986-02-14 1986-02-14 放射線・紫外線硬化型ダンピング材組成物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6413897U (ja) * 1987-07-13 1989-01-24
FR2665321A1 (fr) * 1990-07-23 1992-01-31 Fontaine Pierre Procede de fabrication de membranes pour applications electro-mecaniques, notamment pour tranducteurs electro-mecaniques et produit en resultant.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6413897U (ja) * 1987-07-13 1989-01-24
FR2665321A1 (fr) * 1990-07-23 1992-01-31 Fontaine Pierre Procede de fabrication de membranes pour applications electro-mecaniques, notamment pour tranducteurs electro-mecaniques et produit en resultant.

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