JPS62166755A - 永久磁石付回転子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は永久磁石を有する回転子傘婁番寿集に関する
。

（ロ）従来の技術 従来の永久磁石付回転子は例えば特開昭５８−１５１８
５５号公報に示されているように構成されている。ここ
で、この公報を参考に従来例を説明する。第７図及び第
８図において、５０は回転子鉄心で、この鉄心はダイカ
スト時に湯の通り穴５１を持ち、鉄板を８を層して形成
されている。５２は円筒状のカバーで、このカバーは内
側に永久磁石片５３を接着剤で同情して、回転子鉄心５
０にかぶせている。５４はカバー５２をかぶせた回転子
鉄ノし５０の外周をおおう外筒型で、この外筒型の両側
にはエンドリング５５．５６の形５Ｘ、される環状空間
５７．５８を有するエンドリング金型５９．６０が設け
られている。このエンドリング金型には環状空間５７．
５８に連通してバランスウェイト取付突起６１．６２を
形成する四部６３゜６４が形成されている。湯口６５を
通して湯を流し込むと、湯はまず湯口側エンドリング金
型５９によりエンドリング５５およびバランスウェイト
取付突起６１を形成する。次に回転子鉄心５０の湯通り
穴５１を通って反湯口側エンドリング金型６０に達し、
ここでもエンドリング５６とバランスウェイト取付突起
６２とを形成する。湯は永久磁石片５３と回転子鉄心５
０との隙間６６にも進入する。カバー５２と永久磁石片
５３とはあらかじめ固着されているため、そのすき間に
はほとんど湯が入らない。回転子鉄心５０の外周に切欠
６γを設け、湯を回転子鉄心５０と永久磁石５３の隙間
６６に積極的に連子と、湯の圧力で永久磁石片５３はカ
バー５２に押し付けられて、更にこのカバーと永久磁石
片とのすき間には湯が入らなくなる。そして、カバー５
２と永久磁石片５３との間に導電性の湯が入り込むこと
による高調波二次銅損及び５ず″ｒｉｔ流損の発生は防
止されろ。

（／→　発明が解決しようとする問題点しかしながら、
回転子鉄心５０の表面に取付けられた永久磁石片５３は
フェライトで形成されており、ダイカストで回転子鉄心
５０と一体に形成されているため、ダイカスト時の高温
の湯によって割れを生じる問題があった。

この発明は上記の問題を解決するために回転子鉄心と永
久磁石片とを溶融温度の低い樹脂で射出成形により一体
に形成して、この永久磁石片が熱によって割れが生じな
いようにするとともに、永久磁石片の表面を金属管で保
獲スることを目的としたものである。

（−４問題点を解決するだめの手段 この発明は金属管の内周部、隣接する永久磁石片の間及
び回転子鉄心と永久磁石片との軸方向両端で金属管によ
り囲まれた空間に耐冷媒性の樹脂を充填したものである
。

（ホ）作用 この発明は回転子鉄心、永久磁石片と金属管とを樹脂で
一体に形成したことにより、射出成形時の温度を低くし
て、永久磁石片が劣化して割れるのを防止てるとともに
、焼成寸法のバラツキの大きい永久磁石片を回転子鉄心
の表面に取付けても。

金属管と回転子鉄心との同心度を隙間に充填する樹脂で
出せるようにしたものである。

（へ）実施例 以下この発明を第１図乃至第６図に示す実施例に基づい
て説明する。

１は密閉容器で、この容器内には上側に電動要素２が、
下側にこの電動要素の回転軸３によって駆動される回転
圧縮要素４が夫々収納されている。

電動要素２は密閉容器１の内壁に固着された固定子５と
、この固定子の内部で回転軸３に挿着された回転子６と
により構成されている。この回転子は縦孔７を有する回
転子鉄心８と、この鉄心の表面に取付けた複数個の永久
磁石片９と、この永久磁石片の外周をおおう非磁性体の
ステンレスで形成された金属管１０とで構成されている
。１１は耐冷媒性の樹脂１２、例えばポリブチレンテレ
フタレート（以下ＰＢＴと呼ぶ）及びポリフェニレンサ
ルファイド（以下ＰＰＳと呼ぶ）を射出成形する注入型
で、この注入型は回転子６をおおう軸方向に分割された
分割金型１３と、この分割金型を挿入する固定金型１４
と、この固定金型の一端を閉塞する可動金型１５とによ
り構成されている。

分割金型１３には湯口１６に連通してエンドリング１７
を形成する環状空間１８が形成されている。

湯口から遠い側のエンドリング１９は分割金型１３と可
動金型１５とで形成された環状空間２０により形成され
ている。この可動金型には湯口から遠い側の環状空間２
０と連通してディスク取付ボス２１を形成する凹部２２
が設けられている。この凹部にはガス抜き用の孔２３が
連通している。

湯口側のエンドリング１７にはバランスウェイト２４が
埋込まれている。金属管１０にはエンドリング１７．１
９と対向″「る面に回り止め用の孔２５が穿設されてい
る。２６は回転子鉄心８の外周に形成された切入部で、
この切欠部は隣接する永久磁石片９の間に位置している
。切欠部２６の一側には永久磁石片９の位置決め用の突
条２７が設けられている。

磁石片９は回転子鉄心８の表面に固定され、その外周面
上には金属管１０が装着される。この状態で金属管１０
のまわりを分割金型１３でおおい。

この分割金型は固定金型１４と可動金型１５とで挾持さ
れる。そして、湯口１６からＰＢＴあるいはＰＰＳ等の
樹脂１２を流し込むと、この樹脂は湯口側の分割金型１
３で形成された環状空間１８内に流入してエンドリング
１７を形成する。その際、環状空間１８内にバランスウ
ェイト２４を挿入しておき、エンドリング１７内にはバ
ランスウェイト２４が埋込まれるようにしている。次に
回転子鉄心８の縦孔７を通って湯口から遠い側の分割金
型１３と可動金型１５とで形成された環状空間２０内に
達し、エンドリング１９とディスク取付ボス２１とを形
成する。このディスク取付ボスは先端にガス抜き用の孔
２３を連通しており、樹脂１２がまわりや丁くしでいる
。また、樹脂１２は切欠部２６にも流れ、隣接する永久
磁石片９の間に充満してこの永久磁石片が回らないよう
にするとともに、回転子鉄心８と永久磁石片９との間ま
たはこの永久磁石片と金属層１０との間に流れ込み、永
久磁石片９の成形時の寸法公差が大きくても回転子鉄心
８と金属管１０との同芯度を出せるようにして１回転子
６が充放する。

金属管１０の孔２５には射出成形時にエンドリング１７
．１９を形成する樹脂１２が入り込み。

金属管１０が回らないようにしている。また、切欠部２
６の一側に設けられた突条２７は永久磁石片９の位置決
めを兼るとともに、隣接する永久磁石片９０間に充満す
る樹脂１２と一緒にこの永久磁石片が回らないようにし
ている。

回転軸３の給油孔２８はディスク取付ボス２１でエンド
リング１９に固定されたディスク２９と。

給油孔２８の先端に挿入されるステム３０とで閉塞され
、起動時や高速回転時にこの給油孔からオイルが吐出さ
れないようにしている。しかも、給油孔２８は貫通して
あけられており、切り粉の洗浄を容易にしている。

分割金型１３の内径と金属管１０の外径とを略同−寸法
にして、この金属管を分割金型でまわりを保持すること
により、金属管１０は射出成形時の圧力で変形しないよ
うにしている。

また１回転子６は融点の低い樹脂１２で射出成形してお
り、永久磁石片９が熱に・よって割れることも少ない。

バランスウェイト２４は樹脂１２でモールドされており
、耐冷媒性を考慮することなく、比重の大きい物質を利
用できるようにしている。

（ト）　　発明の効果 この発明の永久磁石付回転子は金属管の内周部。

隣接する永久磁石片の間及び回転子鉄心と永久磁石片と
の軸方向両端で金属管により囲まれた空間に耐冷媒性の
樹脂を充填したのであるから、樹脂を充填する成形時に
永久磁石片がこの樹脂の熱によって割れるのを防止でき
るとともに、金属管で永久磁石片の機械的衝撃による割
れを防止できる。

しかも、比重の小さい樹脂で一体に形成したので、回転
子の重量を軽くできる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図はこの発明を示し、第１図は回転圧縮
機の縦断面図、第２図は回転子に樹脂を注入する注入型
の構成を示す断面図、第３図は樹脂を注入された回転子
の断面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５
図は回転子の上面図、第６図は回転子の下面図、第７図
及び第８図は従来例を示し、第７図は回転子を鋳込型に
装着した状態を示す断面図、第８図は回転子の要部拡大
断面図である。 ６・・・回転子、　８・・・回転子鉄心、　９・・・永
久磁石片、１０・・・金属等、　１２・・・樹脂。 出願人　三洋電機株式会社　外１名 代理人　弁理士　　佐　野　靜　夫 第１図 第２図 第５図 二　６．・、 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、回転子鉄心と、この鉄心の表面に取付けた複数個の
   永久磁石片と、この永久磁石片の外周部を覆う非磁性体
   の金属管とを備えた永久磁石付回転子において、前記金
   属管の内周部、隣接する永久磁石片の間及び回転子鉄心
   と永久磁石片との軸方向両端で金属管により囲まれた空
   間に耐冷媒性の樹脂を充填したことを特徴とする永久磁
   石付回転子。 ２、回転子鉄心の表面には切欠部が形成されていること
   を特徴とする特許請求の範囲の第１項に記載された永久
   磁石付回転子。 ３、切欠部に隣接して永久磁石片の回り止め突起を設け
   たことを特徴とする特許請求の範囲の第２項に記載され
   た永久磁石付回転子。 ４、バランスウェイトは樹脂で被覆したことを特徴とす
   る特許請求の範囲の第１項に記載された永久磁石付回転
   子。 ５、回転子鉄心の軸方向端面に充填した樹脂にディスク
   取付け用のボスを設けたことを特徴とする特許請求の範
   囲の第１項に記載された永久磁石付回転子。