JPS62160476A - 溶剤定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は溶剤定着装置に関し、より詳細には複写機、フ
ァクシミリ、各種プリンターなどに適用しつる溶剤定着
装置に関するものである。

（従来技術） 電子写真方式による作像プロセスを経てトナー担持体１
例えば転写紙上に担持されたトナー像を定着する方法と
して、熱ローラ定着、雰囲気定着、フラッシュ定着、圧
力定着、溶剤定着などがある。

これらの各定着方法は、それぞれ長所、短所を有するが
、安全性、信頼性、反公害性、高速対応性などの観点か
ら総合判断して、図面用等の広幅転写紙を除き熱ローラ
定着が主流になっている。

一方、超高速プリンターにおける定着方式として省電力
、高速対応性、消耗部品の低減などに効力を有する溶剤
定着方法も採用されてきている。

この溶剤定着方法というのは１表面にトナー像が担持さ
れているトナー担持体を、その搬送過程中の定着プロセ
スにて定着用の溶剤蒸気の雰囲気にさらしてトナー像を
定着させる方法のことである。

従来行なわれている溶剤定着の手段たる溶剤定着器とし
て第２図に示す如きものがある。この定着器は特開昭５
７−１３５９６６号にも開示されており。

トナー転写後の転写紙Ｓは冷却コイル２が設けられた溶
剤回収領域４及びヒータ６の熱で蒸気化された溶剤が及
ぶ定着領域８を通る間に定着されて台１０上に折りたた
まれる。

この例における問題として、転写紙Ｓにカット紙を用い
ることができず、連続紙しか送れないことが指摘される
。

又、他の溶剤定着として第３＠に示す如きものもある。

この定着器は特開昭５５−４０４９７号にも開示されて
おり、前記例に比べると横置き型である。

本例では、転写紙Ｓがヒータ１２を内蔵する箱１４中を
通過する間に定着されるが、溶剤蒸気の漏出を防止する
バッキング１６に搬送中の未定着トナー像が触れて画像
を乱すこと及び前記測量様カット紙の搬送に適さない点
が問題として指摘される。

ここで１画像の乱れを解消すべく仮にバッキングと転写
紙との間を空ければ、有害な溶剤蒸気が外部へ漏出する
こととなる。

（目　　的） 従って、この発明の目的は、トナー担持体たる転写紙に
カット紙を用いることができ１画像の乱れや溶剤蒸気の
漏出など生ずることのない改良された溶剤定着装置を提
供することにある。

（構　　成） 本発明は上記の目的を達成させるため、定着器内部に、
搬送方向を略水平方向に設定した搬送部材を設けるとと
もに、定着器及び搬送部材の両方若しくは一方を加温す
る加温手段と、定着器内部を外部よりも負圧にする負圧
手段を設けたことを特徴としたものである。

以下、本発明の一実施例に基づいて具体的に説明する。

第１図において、符号２０は定着器５０のフレームを示
す。

この定着器５０の内部には表面にトナーＴを担持された
トナー担持体たるカット転写紙Ｓｌを搬送するための搬
送部材としてのベルト２２が搬送方向を略水平に設定し
て設けられている。このベルト２２はローラー２４．２
６間に張設されている。

定着器５０の左方には送入口２８が開口しており転写紙
ガイド３０に案内されてカット転写紙Ｓ１が送入される
ようになっている。又、反対側には送出しローラ一対３
２が設置され、定着器５０の出口を密閉すると同時にカ
ット転写紙Ｓ１を送り出すようにしである。

このように、ベルト２２を横置きにして搬送方向を略水
平にすることにより、カット転写紙Ｓ１の通紙搬送が可
能となる。

上流側のローラー２４の内部にはベルト２２を加温する
ためのヒータ旧が設けられである。又、上のフレーム２
２内にも定着器を加温するヒータＨ２が設けられである
。

ベルト２２の下方には容器３４が設けてありこの中に定
着用の溶剤３６が貯溜されている。そして、容器３４の
底部には溶剤加熱ヒータＨ３が設けてあり。

溶剤３６を蒸気化させることができるようにしである。

送入口２８の近傍にはファン３８が設置されていて定着
器内の流体を定着耐外部に排出して定着器５０内を負正
に維持し溶剤蒸気の漏出を防止している。

ここで、このファン３８の上流位置には冷却管４０が設
けられているので溶剤蒸気中の溶剤成分はこの冷却管４
０で結露されて流下し、回収容器４２に貯溜される。

従って、定着器内は負圧が維持されるとともにファンを
通して排出される気体中には溶剤成分は存在せず、溶剤
は１回収容器４２に回収され、さらに、ポンプＰ及び回
収管４４により容器３４に回収される。

なお、前記したヒータ旧はベルト２２上に溶剤蒸気が結
露することを防止するためのものであり、ベルトを直接
加温するように構成することもできる。同様に、ヒータ
１１２はフレーム２０の内側に結露することを防止する
ためのものである。

ヒータ旧、　＋１２．１３などはシーズヒータを用いる
こともできる。加温、加熱の程度は溶剤に応じて定め、
温度センサを併用して制御する。又、ベルト２２として
は全屈ベルト、パンチングベルトなど。

溶剤により変質しないような材料を適宜選択して用いる
。

本例を第２図の従来例と比較すると、溶剤回収領域４に
相当する部分がファン３８と冷却管４０により大幅に短
縮される結実装置を小型になし得ろことがわかる。

（効　　果） 本発明によれば、トナー担持体としてカット紙を用いる
ことが可能となり、さらに溶剤蒸気の漏出も防止するこ
とができ、好都合である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としての定着装置の断面図、
第２図、第３図はそれぞれ従来技術としての定着装置断
面図である。 ２２・・・・ベルト、３８・・・・ファン、　Ｈｌ、　
Ｈ２，Ｈ３・・・・ヒータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 表面にトナー像が担持されているトナー担持体を、その
   搬送中に行なわれる定着プロセスにて定着用の溶剤蒸気
   の雰囲気にさらしてトナー像を定着させる溶剤定着方法
   において、 上記定着プロセスを行なう定着器内部に、搬送方向を略
   水平方向に設定した搬送部材を設けるとともに、定着器
   及び搬送部材の両方若しくは一方を加温する加温手段と
   、定着器内部を外部よりも負圧にする負圧手段を設けた
   ことを特徴とする溶剤定着装置。