JP2008527445A - 熱処理装置における媒体入口ガイド - Google Patents
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Abstract
熱処理装置(30)は、媒体(104)における画像を熱的に現像するオーブン(32)を有する。オーブンは、入口(60)、及び入口(60)において位置付けられるガイド(90)を有する。ガイドは、媒体(104)に接触しそれを受けるよう構成される主要表面(93)を有するレシーバ(92)、主要表面(93)の少なくとも一部分から媒体をリフト及び分離するよう、また、オーブン(32)へと媒体を方向付けるよう構成されるセパレータ(94)を有する。
Description
本発明は、全般的には、画像媒体を熱的に処理する装置及び方法に係り、より具体的には、現像処理によってもたらされる気中浮遊汚染物質を収集するよう入口ガイドを用いて画像媒体を熱的に現像する装置及び方法に係る。
フォトサーモグラフィックフィルムは、一般的に、典型的には感熱材料の感光乳剤を有して一側上にコーティングされる、薄いポリマ又は紙等である基材を有する。フィルムが、例えばレーザ画像システムのレーザからの光によって、光刺激(photostimulation)を受けると、結果もたらされる潜像は、可視画像を形成するようフィルムに対する熱の適用を介して現像される。
複数の種類の処理機器は、フォトサーモグラフィックフィルムを現像するよう開発されている。1つの種類は、フィルムを現像中にドラムと接触する保持するようドラムの円周の周囲に位置付けられる複数の圧力ローラーを有する回転加熱ドラムを取り入れる。他の種類は、平らな加熱表面又は板にわたってフォトサーモグラフィックフィルムを摺動させる。更に他の種類の処理装置は、通常はフラットベッド処理装置と称され、オーブンを通ってフォトサーモグラフィックフィルムを動かす一般的には水平方向移動パスを形成するよう間隔をあけられる複数のローラーを有する。
かかる処理装置の各々は、最良のフィルム現像に対して、サーモグラフィックフィルムを少なくとも所望の処理温度まで通常はドウェル時間と称される設定時間の間加熱する。フォトサーモグラフィックフィルムが加熱される際、複数の種類の感光乳剤は、脂肪酸等である汚染物質を有する気体をもたらし、該汚染物質はその後、処理装置内の表面又はより冷たい空気と接触するようになる際に凝縮(condense)し得る。これは特に、外部の周囲空気が処理装置へと引き込まれ得る処理装置にフォトサーモグラフィックフィルムが入る場所において、当てはまる。より冷たい空気又は表面が接触する際、気体は凝縮し、特には脂肪酸である汚染物質は、フォトサーモグラフィックフィルム上に蒸着され得、その後他の処理機の構成部品に運ばれ得る。かかる蒸着は、時間が経過すると堆積し得、処理装置構成部品を損傷し、処理装置内でのフィルムの詰まりを引き起こし、現像された画像における可視の不具合を引き起こす。そのため、定期的な保守は、かかる汚染物質からもたらされる問題に対処するよう求められ得、費用がかかり且つ処理装置の不稼働時間をもたらす。
米国特許第6,812,947号明細書
フォトサーモグラフィックフィルムの現像中にもたらされる汚染物質と関連付けられる問題を低減するよう、熱処理装置を向上させる必要性がある、ことは明らかである。
一実施例において、本発明は、媒体における画像を熱的に現像し、入口を有するオーブン(oven)、及びオーブン入口において位置付けられるガイドを有する熱処理装置を与える。ガイドは、媒体に接触してそれを受けるよう構成される主要表面を有するレシーバ、及び、主要表面の少なくとも一部分から媒体をリフト及び分離し、オーブンへと媒体を方向付けるよう構成されるセパレータを有する。
一実施例において、本発明は、熱処理装置を与える。熱処理装置は、媒体における画像を熱的に現像するようオーブンを有する。媒体が現像中に入口から出口までオーブンを通って動く際、媒体は、気体汚染物質を放出する。ガイドは、オーブン入口において位置付けられ、オーブンへと媒体を方向付けるよう構成される。ガイドは、媒体を受けるよう構成される主要表面、及び、主要表面の少なくとも一部分から媒体を分離するよう構成される複数のリフト要素を有し、媒体と接触しない主要表面上の少なくとも1つの収集範囲を形成するようにする。少なくとも1つの収集範囲は、凝縮温度(condensation temperature)を超えない温度を有するよう構成され、気体状汚染物質は、凝縮して少なくとも1つの収集範囲において集まる。
気体汚染物質が集まり蒸着する媒体と接触しない少なくとも1つの収集範囲を形成することによって、汚染物質が画像媒体及び他の処理装置表面上に蒸着する可能性は、低減される。結果として、凝縮された汚染物質によって画像アーチファクト引き起こされる可能性は低減され、保守が求められることも低減される。
本発明の上述及び他の目的、特徴、及び利点は、添付の図面において示される通り、本発明の実施例のより特定の詳細から明らかにされる。図中の要素は、必ずしも互いに対して縮尺されない。
図1は、全般的に熱処理装置30を示す斜視図である。当該熱処理装置は、本発明に従って、フォトサーモグラフィック媒体又はフィルムの現像中にもたらされる汚染物質を収集するよう構成される入口ガイドを取り入れる。図示される通り、熱処理装置30は、加熱ドラム組立体32、ドライブシステム34、フィルム冷却部36、濃度計38、及び気中汚染物質除去システム40を有する。作動時には、撮影済みのフォトサーモグラフィック媒体は、加熱ドラム組立体32によって熱的に現像される。加熱媒体は、冷却部36にわたって通り、冷却される。濃度計38は、現像された媒体がユーザに対して出力される前に、現像された媒体上の濃度調整パッチを読み取る。汚染物質除去システム40は、熱現像処理中にもたらされる加熱ドラム組立体32から気中汚染物質を除去するよう構成される。
図2は、図1中の熱処理装置30の一部をより詳細に示す断面図である。加熱ドラム組立体32は、駆動組立体34によって駆動される方向44において回転する加熱ドラム42を有する。加熱ドラム組立体32は更に、ドラム42のセグメントの周囲に円周方向に配置され、撮影済みの媒体を現像中にドラム42と接触して保持するよう構成される、複数の圧力ローラー46を有する。筐体48は、圧力ローラー46から間隔をあけられた上方湾曲カバー50、及びドラム42の下方部分から間隔をあけられた下方湾曲カバー52を有し、ドラム42及び圧力ローラー46の周囲にオーブン54を封入及び形成する。
上方及び下方カバー50及び52は、媒体(フィルム)入口領域60を定義付けるよう互いから間隔をあけられる夫々の第1の端部56及び58、並びに、媒体(フィルム)出口領域66を形成する夫々の第2の端部62及び64を有する。上方カバー50は、ヒンジ68の周囲に回転され得、筐体48はドラム42及び圧力ローラー46に対してアクセスし得るよう開放され得る。フィルムダイバータ70は、ドラム42との接触から穿孔フェルトバッド72をわたって出口領域66までフィルムを転換(diverts)させる。
上方凝縮トラップ(upper condensation trap)74、下方凝縮トラップ76、及び可撓性ダクト78は、汚染物質除去システム40の一部分を形成する。図1中破線で示される通り、汚染物質除去システム40は更に、上方凝縮トラップ7に対して結合される真空システム80を有する。真空システム80は、ファン82及びフィルタ84を有する。ダクト86も図1中に示され、下方凝縮トラップ76を上方凝縮トラップ74に対して接続する。汚染物質除去システムは、「Contaminant Removal System in a Thermal Processor」と題される米国特許第6,812,947号明細書(特許文献1)によって説明されるものと同様である。特許文献1は、本出願と同一の譲受人に対して譲り受けられ、本願中に参照として組み込まれる。
入口領域60は、一組の供給ローラー88a及び88b、及び本発明の一実施例に従った入口ガイド90を有する。図3は、入口領域60及び入口ガイド90をより詳細に示す拡大断面図である。入口ガイド90は、主要表面93を有するレシーバ又はガイド板92、及び、セパレータ又は媒体ランプ(ramp)94を有する。ガイド板92は、供給ローラー88に対して最も近くに位置付けられる先端96、及びオーブン54内に位置付けられる後方端(trailing edge)98を有する。媒体ランプ94は、一般的には後方端98に沿ってガイド板92の主要表面93から角度を有して延在し、オーブン54内に実質的に位置付けられる。入口領域60は更に、ガイド板92の表面93と平行に位置付けられる第2のガイド板100を有する。
図4は、本発明に従った入口ガイド90の一実施例を示す斜視図である。図示される通り、媒体ランプ94は、リフト要素102a乃至102eとして図示される複数のランプ状リフト要素102を有する。リフト要素102は、後方端98に沿って間隔をあけられ、ガイド板92の主要表面93から角度を有して各々延在する。一実施例では、図示される通り、リフト要素102は、ガイド板92の後方端98に沿って一連の空間カットアウト内に挿入される。
作動中、ドラム42は、現像されている画像媒体に対して均質な現像温度を与えるよう必要とされる温度まで加熱される。フォトサーモグラフィック医療用フィルムに対しては、例えば、ドラム42は、約122,5℃である温度において作動する。一実施例では、ドラム42は、ドラム42内に取り付けられる円周方向に均等である抵抗加熱器によって加熱される。ドラム42は、圧力ローラー46、オーブン54、及び、ガイド板92及び入口ガイド90のリフト要素10を有する他の処理装置構成部品を加熱する。
供給ローラー88a及び88bは、周囲温度において、画像媒体104等である画像媒体の一片を受け、画像材料をドラム42に供給するようニップを形成する。入口ガイド90は、先端96に沿って画像媒体104を受け、ガイド板100と共に、画像媒体104をドラム42に向かって導く。一実施例では、媒体ランプ94(リフト要素102等)は、画像媒体104が所望の角度(θ)106(図3参照)においてドラム42と接触するよう位置付けられる。ドラム42に接触する際、画像媒体104は、ドラム42の円周のセグメントの周囲に巻き付き、圧力ローラー46によってドラム42に対して保持される。
画像材料104等であるフォトサーモグラフィックフィルムは、一般的に、薄いポリマ又は紙等である基材を有し、該基材は、典型的には感熱材料の感光乳化剤を有して一側上にコーティングされる。画像媒体104がオーブン54に入り、ドラム42の周囲に巻き付き始める際、画像媒体104は、所望の現像温度まで加熱され始める。感光乳化剤が加熱されるため、特には脂肪酸(FAZ)である汚染物質を有する気体をもたらす。該気体は後に、気体の対応する凝縮温度における温度又はそれを下回る温度を有して処理装置表面上で凝縮し得る。
かかる気中汚染物質を除去するよう、真空システム80は、入口領域60からオーブン54へと空気を引き込み、図2中に示される通り、ドラム42の周囲に上方及び下方空気流110及び112をもたらす。上方空気流110はダクト78を介して上方凝縮トラップ74へと引き込まれ、下方空気流112は下方凝縮トラップ76へと引き込まれ、気体は、周囲空気と混合し、その後凝縮する。汚染物質除去システム40は、効果的ではあるが、筐体48内からの全ての気体、特には画像媒体104への最大熱移動が発生しその結果感光乳化剤が大量の気体を発生させるところの入口領域60における全ての気体を、除去し得ない。更には、周囲空気及び画像材料104の両方が入口領域60におけるオーブン54に入るため、FAZ及び他の汚染物質は、熱処理装置30の他の範囲より入口領域60においてより凝縮しやすい。凝縮されたFAZはまた、画像媒体104上に蒸着し得、現像された画像におけるアーチファクトをもたらす。画像媒体104はまた、凝縮FAZを熱処理装置30の他の部分に対して運び得、潜在的に熱処理装置30の他の構成部品を損傷し得る。
上述された通り、ガイド板92及びリフト要素102を有する入口ガイド90は、ドラム42によって加熱される。また、上述された通り、入口ガイド90は、先端96において画像媒体104を受け、画像媒体104を加熱ドラム42に対して方向付ける。画像媒体104は、ガイド板92の主要表面93にわたって動くため、画像媒体104は、画像板92から熱を吸収し、ガイド板92をドラム42及び圧力ローラー46等である熱処理装置30の内部構成部品より冷たくする。一実施例では、ガイド板92は、高い熱伝導率を有する材料を有するため、画像材料104がガイド板92から熱を吸収する際、ガイド板92の温度は、画像媒体104の感光乳化剤によってもたらされる気体の凝縮温度を超えないレベルまで低減される。一実施例では、ガイド板92は、ステンレススチール等の金属を有する。
画像媒体104がリフト要素102にわたって接触及び摺動する際、リフト要素102は、ガイド板92の主要表面93から離れて画像媒体104を分離及びリフトし、画像媒体104と接触しないガイド板92の主要表面93上でリフト要素102に近接して複数の収集範囲108を形成する。一実施例では、リフト要素102は、低熱伝導率を有する材料を有し、リフト要素102は、画像材料104に対して最小限の熱エネルギーを移動させ、画像媒体104の感光乳化剤によってもたらされる気体の凝縮温度を上回る温度を維持する。一実施例では、リフト要素102は、ポリカーボネート材料を有する。
かかるガイド板92が凝縮温度より低い温度において維持されるため、収集範囲108はまた、凝縮温度にあるか、あるいはそれを下回る。したがって、オーブン54に入り巻き付き始める際に画像媒体104によってもたらされ、且つ加熱ドラム42によって加熱される気体は、収集範囲108上で凝縮及び蒸着する。追加的に、リフト要素102が凝縮温度を上回って維持されるため、画像媒体104によってもたらされる気体状汚染物質は、リフト要素102上では凝縮しない。そのようにして、入口領域60の付近においてもたらされる気体及び関連付けられる汚染物質は、特にはFAZであり、ガイド板92の表面上の収集範囲108において凝縮及び堆積し、画像媒体104又は他の表面上には堆積しない。
画像媒体と接触しない収集範囲108を形成することによって、また、かかる範囲を凝縮温度を超えない温度において維持することによって、本発明に従った入口ガイド90は、FAZ及び他の気体汚染物質が凝縮及び堆積する場所を制御する。そのようにして、入口ガイド90は、かかる汚染物質が画像媒体上に堆積する可能性を低減し、結果として、フィルム上に堆積する汚染物質によって引き起こされる画像アーチファクトの発生を低減する。また、かかる汚染物質は、他の処理装置表面上に堆積する可能性も低減し、従って保守の必要性が低減し、更には画像アーチファクトの潜在的原因が低減する。
図5は、本発明に従って入口ガイド190を取り入れる熱処理装置130の他の典型的な実施例を全般的に示す断面図である。熱処理装置130は、通常はフラットベッド型熱処理装置と称され、入口領域160及び出口領域166を有するオーブン156を形成する筐体148を有する。上方及び下方熱源170a及び170bは、実質的に所望の現像温度においてオーブン156を保持するよう構成される。複数の上方ローラー172及び複数の下方ローラー174は、間隔をあけられた関係において位置付けられ、現像工程中、オーブン156を介して画像媒体204を運ぶよう構成される。
一組の供給ローラー188a及び188bは、画像材料204等である画像材料の一片を受け、画像材料204をオーブン156に送るようニップを形成する。入口ガイド190は、ガイド板192及び媒体ランプ194を有する。ガイド板192は、オーブン156内に位置付けられる後方端198及び先端196を有する。ランプ194は、後方端198に沿ってガイド板192から角度を有して延在し、オーブン156内で実質的に位置付けられる。ガイド板200は、ガイド板192と平行に位置付けられ、入口ガイド190と共に画像媒体204をオーブン156へと導く。一実施例では、媒体ランプ194は、画像媒体204がローラー172及び174に対して所望の角度においてオーブン156に入るよう位置付けられる。
図1乃至3によって示されるドラム型処理装置に対して上述されたものと同様に、画像媒体204がガイド板192にわたって動く際、画像媒体204は、ガイド板192から熱を吸収し、ガイド板192が凝縮温度における温度又はそれを下回る温度を維持するようにさせる。画像媒体204が媒体ランプ194にわたって摺動する際、媒体ランプ194は、画像媒体204をガイド板192からリフト及び分離し、それによって画像媒体204と接触しないガイド板192の先端198に沿って少なくとも1つの収集範囲を形成する。この収集範囲が凝縮温度を超えない温度にあるため、画像媒体204の熱現像中にもたらされる入口領域160における気体は、画像媒体204上又は処理装置130の他の表面ではなく、少なくとも1つの収集範囲上で凝縮及び堆積する。一実施例では、媒体ランプ194は、図4によって示される通りリフト要素102及び収集範囲108と同様に、複数の収集範囲を形成する複数のリフト要素を有する。
本発明において記載される全ての文書、特許、記事、及び他の材料は、参照として本願中に組み込まれる。
本発明は、その特定の望ましい実施例を特に参照して詳細に記載されてきたが、変形及び修正は、本発明の趣旨及び範囲内で達成され得る。
Claims (20)
- 熱処理装置であって:
媒体における画像を熱的に現像する、入口を有するオーブンと;
前記オーブン入口において位置付けられるガイドと、
を有し、
前記ガイドは:
前記媒体と接触し且つ受けるよう構成される主要表面を有するレシーバと;
前記主要表面の少なくとも一部分から前記媒体をリフト及び分離するよう、並びに前記オーブンへと前記媒体を方向付けるよう、構成されるセパレータと、
を有する、
熱処理装置。 - 前記セパレータは、閾温度を上回る温度を有するよう構成され、前記媒体が分離される前記主要表面の前記部分は、前記閾温度を超えない温度を有するよう構成される、
請求項1記載の熱処理装置。 - 前記閾温度は、熱現像中に前記媒体によって放出される気体状汚染物質の凝縮温度によって定義付けられる、
請求項2記載の熱処理装置。 - 媒体は、前記閾温度を超えない前記温度において前記媒体と接触しない前記主要表面の前記部分を保持するよう、前記レシーバから熱エネルギーを吸収する、
請求項2記載の熱処理装置。 - 前記セパレータは、低熱伝導率特性を有する材料を有する、
請求項1記載の熱処理装置。 - 前記セパレータは、前記媒体から分離される複数の収集範囲を形成するよう構成される複数のリフト要素を有する、
請求項1記載の熱処理装置。 - 前記リフト要素は、前記レシーバの前記主要表面から角度を有して延在する、
請求項6記載の熱処理装置。 - 前記セパレータは、前記オーブンを有して少なくとも部分的に位置付けられる、
請求項1記載の熱処理装置。 - 熱処理装置であって:
入口領域を有する筐体と;
前記筐体内に位置付けられる媒体における画像を熱的に現像する加熱ドラムと;
前記入口領域において位置付けられ、前記加熱ドラムに対して媒体を方向付けるよう構成される媒体ガイドと、
を有し、
前記媒体ガイドは:
主要表面を有し、前記筐体に対して外的に位置付けられる先端に沿って前記媒体と接触し且つそれを受けるよう構成され、前記筐体内に少なくとも部分的に位置付けられる後方端を有する、ガイド板と;
前記後方端に沿って間隔をあけられ、また、前記媒体と接触しない前記後方端に沿って複数の収集範囲を形成するよう前記ガイド板から前記媒体を分離するよう構成される、複数のリフト要素と、
を有する、
熱処理装置。 - 前記ガイド板は、閾温度を超えない温度を有するよう構成され、前記リフト要素は、前記閾温度を上回る温度を有するよう構成される、
請求項9記載の熱処理装置。 - 前記ガイド板は、前記閾温度を下回る温度において前記ガイド板を保持するよう前記ガイド板と接触する周囲空気温度おける媒体に対して熱を運ぶ、
請求項10記載の熱処理装置。 - 前記リフト要素は、前記主要表面から角度を有して延在し、前記媒体が所望の角度において実質的に前記加熱ドラムと接触する、
請求項9記載の熱処理装置。 - 前記リフト要素は、低い熱伝導率特性を有する材料を有する、
請求項9記載の熱処理装置。 - 熱処理装置であって:
媒体における画像を熱的に現像するオーブンと;
ガイドと、
を有し、
前記オーブンにおいて、前記媒体は、現像中に入口から出口まで前記オーブンを介して前記媒体が動く際に気体状汚染物質を放射し、前記気体状汚染物質は、凝縮温度を有し、
前記ガイドは、前記オーブン入口において位置付けられ、前記オーブンへと前記媒体を方向付けるよう構成され、
前記ガイドは:
前記媒体を受ける要構成される主要表面と;
前記主要表面の少なくとも一部分から前記媒体を分離するよう、また、前記媒体と接触しない前記主要表面上に少なくとも1つの収集域を形成するよう、構成される複数のリフト要素と、
を有し、前記少なくとも1つの収集域は、前記凝縮温度超えない温度を有するよう構成され、前記気体状汚染物質は、前記少なくとも1つの収集域上で凝縮し且つ集まる、
熱処理装置。 - 画像媒体の熱現像中にもたらされる気体状汚染物質を除去するよう熱処理装置を操作する方法であって:
入口ガイドの主要表面を介して前記画像媒体を受ける段階と;
前記主要表面の少なくとも一部分から前記画像媒体を分離する段階と;
前記気体状汚染物質の凝縮温度を超えない温度において前記入口ガイドを保持する段階と;
前記画像媒体から分離される前記主要表面の前記部分上で前記気体状汚染物質を凝縮する段階と、
を有する、
方法。 - 前記凝縮温度を超えない温度において前記入口ガイドを保持する段階は、前記入口ガイドから前記画像媒体まで熱エネルギーを移す段階を有する、
請求項15記載の方法。 - 前記主要表面から前記画像媒体を分離する段階は、更に、前記主要表面から前記画像媒体を分離する段階を有し、前記画像媒体が前記主要表面を有して実質的に所望される角度を形成する、
請求項15記載の方法。 - 熱処理装置であって:
媒体における画像を熱的に現像するオーブンと;
前記媒体を受けそれを前記オーブンへと方向付けるよう構成される主要表面を有する入口ガイドと;
前記主要表面の少なくとも一部分から前記媒体を分離する手段と、
を有し、
前記媒体は、熱現像中に気体状汚染物質をもたらす、
熱処理装置。 - 前記気体状汚染物質の凝縮温度を超えない温度において前記媒体から分離される前記主要表面の前記部分を保持する手段、を更に有する、
請求項18記載の熱処理装置。 - 前記気体状汚染物質の凝縮温度を上回る温度において分離する前記手段を保持する手段、を更に有する、
請求項18記載の熱処理装置。
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