JPS62159140A - 感光性樹脂組成物およびそのパタ−ン形成法 - Google Patents

感光性樹脂組成物およびそのパタ−ン形成法

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JPS62159140A
JPS62159140A JP243886A JP243886A JPS62159140A JP S62159140 A JPS62159140 A JP S62159140A JP 243886 A JP243886 A JP 243886A JP 243886 A JP243886 A JP 243886A JP S62159140 A JPS62159140 A JP S62159140A
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JP
Japan
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ethylenically unsaturated
unsaturated bond
photosensitive resin
resin composition
pattern
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JP243886A
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Katsue Masui
増井 克江
Norimoto Moriwaki
森脇 紀元
Torahiko Ando
虎彦 安藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/027Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
    • G03F7/032Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with binders
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0073Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces
    • H05K3/0076Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces characterised by the composition of the mask
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
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    • H05K3/181Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material by electroless plating
    • H05K3/182Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material by electroless plating characterised by the patterning method
    • H05K3/184Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material by electroless plating characterised by the patterning method using masks

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は感光性樹脂組成物に関する。さらに詳しくは本
発明は基板に塗布後、ネガマスクを通して紫外線を照射
し、有機溶媒で坦像してパターンを形成した後、強力な
紫外線照射と焼成によって形成された重合被膜を永久レ
ジストとして剥離することなく使用することができる感
光性樹脂組成物およびそのパターン形成法に関する。
[従来の技術] 従来、プリント配線板の製造法としては、銅張り積層板
の不要銅箔部分をエツチングすることにより除去するサ
ブトラフティ1法が主体であったが、銅箔のエツチング
の無駄をなくし低コストでプリント配線゛板を製造し、
またスルー・ホールの信頼性を増す目的で、必要な導体
パターン部分のみを無電解銅メッキによって付加するア
ディティブ法が開発されてきた。
このアディティブ法としては、基板を孔あけした侵全面
活性化処理した基板、または触媒入り基板にメツキレシ
ストを印刷し、必要な導体パターンを無電解銅メッキの
みにより付加するフル・アディティブ法、全面に無電解
銅メッキをし、メツキレシストを印刷し電気メツキ法に
より必要な導体パターンを形成した後、メツキレシスト
の導体パターン部分以外の無電解銅メッキを除去するセ
ミ・アディティブ法、および銅張り積層板を用いスルー
・ホール部分を無電解銅メッキを用いて形成するパート
リ−・アディティブ法が行なわれている。
[発明が解決しようとする問題点] このアディティブ法において、一般にメツキレシストパ
ターンの形成は、レジストインクをスクリーン印刷する
ことによってなされているが、スクリーン印刷法で形成
しうる最小パターン幅は200μm程度であり、これ以
上のファインパターン形成はフォトレジストを用いる写
真法によってなされる必要がある。しかし、現在市販さ
れているプリント基板製造用のフォトレジストはほとん
どがアクリル系であるため加水分解反応を受けやすく、
高温、高塩基性条件、下の無電解銅メッキに耐えるもの
ではない。また、現在市販されているフォトレジストは
耐熱性がわるいため、多層化のばあい、銅配線パターン
形成後の剥離が必要であり、永久レジストとして使用で
きない。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、ファインパターンを写真法によって形成でき
るとともに、無電解銅メッキ条件に耐え、高耐熱性を有
し永久レジストとして剥離することなく使用できる感光
性樹脂をうろことを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明はエチレン性の不飽和結合を有するモノカルボン
酸とエポキシ樹脂との反応生成物、エチレン性の不飽和
結合を有する化合物、高分子量のバインダーポリマー、
光重合開始剤、熱重合禁止剤、溶剤および着色剤からな
る感光性樹脂組成物に関する。
[作 用] 本発明の感光性樹脂組成物を用いたメツキレシストパタ
ーンの形成は、該感光性樹脂組成物を基板上に塗布し、
写真法によるパターン形成を行ない、該組成物を少なく
とも不完全に重合した後、強力な紫外線および熱を併用
することによって重合反応を完全なものにせしめること
により行なわれる。
すなわち、本発明における感光性樹脂組成物を、ガラス
・エポキシ積層板、ガラス・ポリイミド積層板などのプ
リント基板製造に使用される基板上に塗布し、ネガ・マ
スクを密着して紫外線を照射するために適した状態まで
乾燥した後、所定のネガマスクを通して光を照射し、そ
の後残存している溶媒を加熱により完全に除去した後、
塩素系有機溶媒によって現像を行ない、ついで強力な紫
外光および熱によって重合を完全にすることによって耐
無電解銅メッキ液性、耐熱性を有する永久メツキレシス
トパターンを形成するものである。
[実施例] 本発明に用いる感光性樹脂組成物は、エチレン性の不飽
和結合を有するモノカルボン酸とエポキシ樹脂との反応
生成物、エチレン性の不飽和結合を有する化合物、高分
子量のバインダーポリマー、光重合開始剤、熱重合禁止
剤、溶剤および着色剤を撹拌、混合することによりえら
れる。
前記エチレン性の不飽和結合を有するモノカルボン酸と
エポキシ樹脂との反応生成物は以下に述べるような方法
によって合成される。すなわち、トリクロロエチレン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、セロソルブ、
セロソルブアセテートなどの溶剤にエポキシ樹脂を完全
に溶解し、触媒として2−エチル−4−メチルイミダゾ
ールまたは1.8−ジアゾビシクo [5,4,Olウ
ンデセン−7(以下、080という)をエポキシ樹脂に
対して1重量%添加し、えられた溶液にエチレン性の不
飽和結合を有するカルボン酸を加え90〜100℃で2
〜8時間反応させる。
このばあい、エチレン性の不飽和結合を有するモノカル
ボン酸のエポキシ樹脂に対する相対割合は、10〜10
0%、好ましくは50〜100%であればエポキシ樹脂
中のエポキシ基と化学量論的に充分に反応しうる。
前記エチレン性不飽和結合を有するモノカルボン酸とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、2−とドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルメタクリレートなどがあげられるが、これら
のなかでもとくにアクリル酸、メタクリル酸は充分な光
反応性を有しているため好適に使用しろる。
前記エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂などのグリシジルエーテ
ル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂
、ハロゲン化エポキシ樹脂などの分子内に2個以上のエ
ポキシ基を有するエポキシ樹脂があげられ、これらのエ
ポキシ樹脂は単独または必要に応じて2種類以上の混合
系で用いられるが、これらのエポキシ樹脂のなかでも多
官能性のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂はとくに好適に使用しう
る。したがって本発明に用いるエチレン性の不飽和結合
を有するカルボン酸とエポキシ樹脂との反応生成物とし
ては、アクリル(メタクリル)化エポキシ樹脂(以下、
単にアクリル化エポキシ樹脂という)が好適に使用しう
る。
前記エポキシ樹脂は低分子量であり、溶剤を揮発侵も粘
着性を有し、ネガ・マスクを密着して露光する際に不都
合であり、平滑なフィルムかえられにくいたため、ネガ
・マスクを密着して紫外光を照射できるまで粘着性をな
くし、さらにフィルムの平滑性をつるために高分子量の
バインダーポリマーを添加する。
該バインダーポリマーの具備すべき特性としては、(力
高分子憬であり、溶剤を除去した後のレジスト層が粘着
性を有せず、またフィルムの平滑性がえられること、(
ロ)強塩基性、高温下で行なわれる無電解銅メッキ条件
において、科学的または物理的変化を受けないこと゛、
四本発明の感光性樹脂組成物の構成成分であるアクリル
化エポキシ樹脂、多官能アクリレートモノマーとの相溶
性が良好であり、また現像に用いられる、たとえば1.
1’、1−トリクロロエタンを主成分とする塩素系溶媒
に可溶であることがあげられる。
上記のような特性を具備するポリマーとしてはポリビニ
ルアルコールのアセタール化によって誘導される重合度
400〜10001ポリビニルホルマール含有量が75
〜85%(重量%、以下同様)のポリビニル・ホルマー
ルおよび重合度300〜2500、ポリビニルブチラー
ル含有量70〜80%のポリビニルブチラール樹脂があ
げられる。
これのなかでもとくに好ましいものとしては平均重合度
約2000〜2400のポリビニルアルコールのアセタ
ール化によってえられたポリビニルブチラール含有量が
80%以上のポリビニルブチラール樹脂があげられる。
かかる分子聞のバインダーポリマーは、えられた感光性
樹脂組成物中にエチレン性の不飽和結合を有するモノカ
ルボン酸とエポキシ樹脂との反応生成物重量の5〜10
0%含まれるばあい、溶剤を揮発除去した後、粘着性を
有することがなくなり、また平滑なフィルム状態となり
、最終的な硬化物の耐熱性や耐熱衝撃性が良好となるの
で好ましい。
本発明に用いるエチレン性の不飽和結合を有する化合物
としてlt、ポリエチレングリコールジアクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリ
スリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールへキサア
クリレート、ヘキサンジオールジアクリレートなどのネ
オペンチルグリコールジアクリレートおよびトリス(2
−アクリロキシ)イソシアヌレート、エチレン性の不飽
和結合を1分子中に少なくとも2個以上含む液状または
半液状の化合物、アクリル酸、メタクリル酸、グリシジ
ルメタクリレート、2−ヒトDキシエチルアクリレート
、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、メチルメタク
リレート、シクロへキシルアクリレート、スチレンなど
のエチレン性の不飽和結合を1分子中に1個だけ含む液
状の化合物があげられるが、これらのなかでもエチレン
性の不飽和結合を1分子中に少なくとも2個以上有し、
室温において液状または半液状の低分子量の化合物は光
硬化反応の効率を向上し、最終的に硬化した該組成物の
耐熱性を著しく高めるためとくに好適に使用しうる。こ
れらの化合物は、単独で用いてもよく、また2種以上を
併用してもよい。
かかるエチレン性の不飽和結合を有する化合物はえられ
た感光性樹脂組成物中にエチレン性の不飽和結合を有す
るモノカルボン酸とエポキシ樹脂との反応生成物重量の
3〜100%含まれるばあい、溶剤を揮発除去後の組成
物が粘着性を有することなく、また光反応の効率が向上
し、硬化後の該組成物の耐熱性が良好となるので好まし
い。
本発明に用いる光重合開始剤としては、2−メチルアン
トラキノン、2−エチルアントラキノン、2−1−ブチ
ルアントラキノンなどのアントラキノン誘導体:ベンゾ
フェノン、アセトフェノンに代表されるようなケトン類
:ベンゾイン、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベン
ゾインエチルエーテルなどのベンゾインやベンゾインエ
ーテル誘導体:デオキシベンゾイン類:あるいはチオキ
サントン類と芳香族アミン、ベンゾフェノンとミヒラー
ズケトンのようにこれらの化合物を2種以上組み合わせ
たものがあげられる。
本発明に用いる熱重合禁止剤としてはメチル・ハイドロ
キノン、p−メトキシフェノール、フェノチアジンなど
のラジカル重合禁止剤などがあげられるが、これらの化
合物は単独で用いてもよく、また2種以上併用してもよ
い。
本発明に用いる溶剤としては適当な流れ性を有し、組成
物の固体成分を溶解しうる性質のものが用いられる。溶
剤の沸点は、形成された被膜に泡が生じることを押える
ような適当な揮発速度になるようなものが選ばれる。か
かる溶剤の具体例としては、エチレングリコールモノエ
チルエーテル(セロソルブ)、エチレングリコールモノ
メチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート(セロソルブアセテ
ート)、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート(メチルセロソルブアセテート)シクロヘキサノン
、揮発速度の速い溶剤であるメチルエチルケトン、トリ
クロロエチレン、アセトンおよび揮発速度の遅い溶剤で
あるブチルカルピトールなどがあげられ、これらの溶剤
を必要に応じて2種以上混合して用いてもよい。
着色剤としては、エチルバイオレット(エチルバイオレ
ットG)、クリスタルバイオレット、ビクトリアブルー
(ビクトリアブルー4R)、フタロシアニングリーンの
ような緑〜青色の色素または有機顔料があげられる。
前記本発明の感光性樹脂組成物中の各酸物組成比は、塗
布上必要とする粘度および濃度、紫外線による硬化速度
、形成された塗膜の厚さおよびその硬さによって決定さ
れるが、通常、エチレン性の不飽和結合を有するモノカ
ルボン酸とエポキシ樹脂との反応生成物10〜40%、
エチレン性の不飽和結合を有する化合物1〜5%、高分
子量のバインダーポリマー2〜20%、光重合開始剤1
〜4%、着色剤0.5〜2%および残部溶剤から構成さ
れるように調製して用いられる。さらに好ましい実施態
様としては、前記感光性樹脂組成物の組成が95%のエ
ポキシ官能基がアクリル化されたアクリル化エポキシ樹
脂25%、ポリビニルブチラール樹脂5%、エチレン性
の不飽和結合を有する液状化合物3%、光重合開始剤2
%、有機顔料1%、シク口へキサノン50%、トリクロ
ロエチレン14%となるように調製されたものである。
前記エチレン性の不飽和結合を有するモノカルボン酸と
エポキシ樹脂との反応生成物は、えられた感光性樹脂組
成物中に10%未満のばあい、完全な光硬化パターンが
えられにくくなり、また40%をこえると最終的に硬化
した該組成物の可とう性が低下し、耐熱衝撃性がわるく
なる。前記エチレン性の不飽和結合を有する化合物は、
えられた感光性樹脂組成物中に1%未満のばあい、光反
応の効率が低くなり、また5%をこえると溶剤を揮発除
去後の該組成物が粘着性を有し、ネガ・マスクを密着し
て露光するのに不適当な状態となる。前記高分子量のバ
インダーポリマーはえられた感光性樹脂組成物中に2%
未満のばあい、平滑なフィルムかえられにくくなり、ま
た20%をこえると光硬化パターンかえられにくく、ま
た最終的に硬化した該組成物の耐熱性が低下する。前記
光重合開始剤は、えられた感光性樹脂組成物中に1%未
満のばあい光反応の効率がわるく、完全な光硬化パター
ンかえられにくくなり、また4%をこえると該組成物の
保存安定性が低下する。前記着色剤はえられた感光性樹
脂組成物中に0,5%未満のばあい、充分な着色ができ
なくなり、また2%をこえると光反応の効率を低下させ
る。
かくしてえられた組成物は、スピンコード、ディップコ
ート、ローラーコートなどの方法により、ガラス・エポ
キシ積層板、ガラス・ポリイミド積層板などの基板上に
塗布する。さらに基板と塗膜の密着性を向上させるため
には、あらかじめ溶剤や機械的研磨によって基板の粗化
を行なうのが好ましい。
上述の組成物を塗布した基板は、所定の温度および所定
の時間でプリベーキングを行ない、溶剤の大部分を揮発
させ、ネガ・マスクを密着させて露光するのに好ましい
状態にした後、ネガ・マスクをとおして露光される。つ
いで組成物中に含まれる溶剤の沸点に応じた温度、時間
で加熱し、塗膜中に残存する溶剤を完全に除去してから
、1,1゜1−トリクロロエタンまたはりaロセンNυ
(旭ダウ鱒製)、エターナ(旭ダウ舖製)、スリーワン
R(東亜合成化学工業舖製)、カンデントリエタンH(
関東電化工業−製)、アサヒトライセン(旭硝子■製)
 、CG−トリエタン(セントラル硝子−製)などの商
品名で市販されている1、1.1−トリクロロエタンを
主成分とする溶剤を用いてスプレー現像を行なう。
ついで水洗と乾燥を行ない、出力の大きな高圧水銀灯を
用いて光量が2〜5 J/aiの紫外光を照射し、15
0〜170℃の温度の下で30分から2時間露光するこ
とにより完全な硬化を行なう。
こうして形成されたメツキレシストパターンは、厚さが
30仮程度までの解像度を有しており、pH12,5,
70〜80℃の無電解銅メッキ浴中で24時間以上放置
しても変化はみられず、充分な耐無電解メッキ液性を有
したものとなる。
つぎに実施例をあげて本発明の感光性樹脂組成物および
その形成法をさらに詳細に説明するが、本発明のかかる
実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂ESCN195
−XL4  (住友化学工業■製、商品名、エポキシ当
m19g) 198aヲ”10へ’F+j/ン284a
C溶解すせ、2−エチル−4−メチル−イミダゾール4
gを触媒とし、メタクリル酸86gと95℃で6時間反
応させて、反応生成物であるアクリル化エポキシ樹脂溶
液をえた。このアクリル化エポキシ樹脂溶液中にポリビ
ニルホルマール樹脂(デンカホルマール#20、ポリビ
ニルホルマール含有率18%、平均重合度450 l気
化学工業舖製、商品名) 85.217 、hリクロロ
エチレン840.1,1,2.2−テトラクロルエタン
200(1、ベンゾフェノン20(1、ミヒラーズケト
ン2g、フタロシアニングリーン5(+、熱重合禁止剤
としてP−メトキシフェノール0.5gを混合し、感光
性樹脂組成物をえた。
えられた組成物を孔あけ後活性化処理したガラス・エポ
キシ基板上にローラー・コーティングし、70℃のオー
ブン中で30分間プレベーキングを行なった。ついで厚
さ100〜200遍のポリエチレンテレフタレートから
なるネガ・マスクを介して塗布膜表面に1ajあたり2
5mWの強度を有する超高圧水銀灯を10〜60秒間照
射し、パターン露光を行なった。
つぎに90℃のオープン中に30〜60分放置後、1゜
1.1−トリクロロエタンを用いてスプレー現像を行な
った。水洗と乾燥を行なった後、1dあたり40Ill
−の強度を有する高圧水銀灯を60〜120秒間照射し
、ついで150℃で2時間加熱して硬化を行なった。
かくしてえられたメツキレシストパターンは基板に対し
て強力な接着性を有し、無電解銅メッキを30時間行な
っても変化を受けなかった。
実施例2 クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂ESCN195
−XLlo (住友化学工業帥製、商品名、エポキシ当
49199) 2390をセロソルブ・アセテート29
5gに溶解し、1,8−ジアゾ−ビシクロ[5,4,O
lウンデセン−z(oau)ng ヲ触媒トL/ テア
 ’) !J ルl15Gg ヲ90℃で5時間反応さ
せ、えられた反応生成物にセロソルブアセテート200
gとトリクロロエチレン50gに溶解したポリビニルブ
チラール樹脂(デンカブチラール#6000c 、平均
重合度2400、ポリビニルブチラール含有率80%以
上、電気化学工業補装)259と、2.2−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン(Irgacure 6
51 、チバ・ガイギー社製)20g、トリメチロール
プロパントリアクリレート 15g1クリスタルバイオ
レツト5g、P−メトキシフェノール0.3gを混合し
て感光性樹脂組成物をえた。
えられた組成物を、活性化処理したガラス・エポキシ基
板にスピン・コーティングし、65℃で30分間プレベ
ーキングを行なった。ついで実施例1と同様の方法によ
って露光を行ない、120℃の雰囲気中に30分間放置
後、i、i、1−t−リクロロエタンを用いてスプレー
現像を行ない、水洗と乾燥後、実施例1と同様の方法で
紫外光による硬化を行ない、メツキレシストパターンを
えた。
えられたメツキレシストで被覆された基板をpH12,
5,70℃の無電解銅メッキ浴水に30時間浸漬するこ
とによって厚さ25ρの銅メツキパターンが形成された
が、メッキの異常析出や、レジストパターンの劣化はみ
られなかった。
実施例3 クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂EOCN−10
2(日本化薬舖製、商品名、エポキシ当量205〜23
0) 24hをブチルカルピトール320gに溶解し、
アクリル酸36g1メタクリルI!430と2−エチル
−4−メチルイミダゾール4gを加えて 100℃で4
時間反応させた。反応生成物であるアクリル化エポキシ
樹脂溶液にトリクロロエチレン100g、シクロヘキサ
ノン100CIに溶解したポリビニルブチラール樹脂(
デンカブチラール#20001 、平均重合度的300
、電気化学工業■製、商品名) 150i7、トリス−
(2−アクリロキシ)イソシアヌレート(日立化成■製
、商品名、FA−731−A) 150C1、ベンゾイ
ンイソプロピルエーテル25g、フタロシアニングリー
ン10g、 P−メトキシフェノール0.3gを混合し
て感光性樹脂組成物をえた。
えられた組成物を活性化処理したガラス・エポキシ基板
上にロールコータ−を用いて塗布し、実施例1と同様の
方法でメツキレシストパターンをえた。このメツキレシ
ストパターンは、基板との良好な接着性を示し、無電解
銅メッキを24時間以上行なった後もレジストパターン
の状態の変化はみられなかった。
実施例4 フェノールノボラック型エポキシ樹脂DE843B(ダ
ウ・ケミカル社製、商品名、エポキシ当量176〜18
1) 200Qをメチルエチルケトン250gに溶解し
、この溶液にメタクリルllj 70(Jと[1802
gを添加して90℃で6rR間反応させてえられた生成
物に、ポリビニルブチラール(デンカブチラール#eo
ooc ) aog 、セロソルブアセテート3201
)、ペンタエリスリトールトリアクリレートsog 、
2.4−ジエチルチオキサントン101;l 、 P−
ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル15111
 (+5よびエチルバイオレット5gを混合して感光性
樹脂組成物をえた。
えられた組成物をディップ・コーターを用いて厚さが約
10−となるように3回くり返して塗布して30−の厚
さに基板上に塗布し、70℃で30分間乾燥した。つい
で1dあたり約20mWの強度を有する高圧水銀灯をネ
ガマスクを介して該組成物を塗布した基板の両面から1
0〜60秒間照射することによって露光を行なった。9
0℃で45分間放置後エターナ(旭化成舖製、商品名)
でスプレー現像し、水で洗浄し、乾燥した後1dあたり
約50mWの強度を有する高圧水銀灯を60〜100秒
間照射し、160℃で1時間焼成を行なった。
えられたメツキレシストのパターンを形成した基板を無
電解鋼メッキ液に70℃で18時間浸漬したところ厚さ
20摩の銅配線パターンかえられたが、メツキレシスト
の劣化やメッキ液の汚染はみられなかった。
比較例1 クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(ESCN−19
5XL−4)1913(+、 メタ’y I) ル酸4
.3Q 、:、’7Dへ$サノン200g、 2−エチ
ル−4−メチルイミダゾールを反応させて約5%のエポ
キシ基がアクリル化されたアクリル化エポキシ樹脂溶液
をえた。えられたアクリル化エポキシ樹脂溶液にポリビ
ニルブチラール樹脂(デンカホルマール#6000C)
 50g、シクロへキサノン200g、トリクロロエチ
レン50(1,2−エチルアントラキノン10g、エチ
ルバイオレット2gを加えて感光性樹脂組成物をえた。
この組成物を実施例1と同様の方法でパターン形成させ
メッキを行なったが、耐メッキ性は有するものの表面が
現像時に膨潤して荒れたためレジスト上に銅メッキが多
く析出した。
比較例2 実施例3と同様にして合成したアクリル化エポキシ樹脂
に、トリメチロールプロパントリアクリレート150g
、ベンゾインイソプロピルエーテル259、フタロシア
ニングリーン1og 、 P−メトキシフェノール0.
39を混合して感光性樹脂組成物をえた。
えられた組成物を活性化処理したガラス・エポキシ基板
上にO−ル・コートし、75℃で30分間乾燥を行なっ
たが、レジスト層は粘着性を有し、ネガマスクを密着し
て露光を行なうことは不可能であった。また均一な塗膜
もえられなかった。
なお前記実施例では写真法によるパターン形成について
述べたが、微粉末のシリカなどを添加して該感光性樹脂
組成物にチキソトロピー性を付与すればスクリーン印刷
によるメツキレシストパターン形成を行なうことができ
るレジストインクとしても使用することも可能であり、
前記実施例と同様の効果を有する。また、該感光性樹脂
組成物は、ハンダ付けの際のマスキングとして使用され
るソルダーレジストとしても使用可能である。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、写真法によりファインパ
ターンを有するメツキレシストパターンが形成可能とな
り、またこのメツキレシストは耐無電解銅メッキ液性を
有するため、フル・アディティブ法によりファインパタ
ーンを有するプリント基板を容易に製造しうるという効
果を奏する。
代  理  人        大  岩   増  
雄手続補正書(自発) 口召和 61.5月26日

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン性の不飽和結合を有するモノカルボン酸
    とエポキシ樹脂との反応生成物、エチレン性の不飽和結
    合を有する化合物、高分子量のバインダーポリマー、光
    重合開始剤、熱重合禁止剤、溶剤および着色剤からなる
    感光性樹脂組成物。
  2. (2)エチレン性の不飽和結合を有するモノカルボン酸
    とエポキシ樹脂との反応生成物が、エポキシ樹脂のエポ
    キシ基の50〜100%がエチレン性の不飽和結合を有
    するカルボン酸によってアクリル化されたものである特
    許請求の範囲第(1)項記載の感光性樹脂組成物。
  3. (3)高分子量のバインダーポリマが重合度300〜2
    500のポリビニルアルコールのアセタール化によって
    えられたポリビニルブチラールまたはポリビニルホルマ
    ールを含有したものである特許請求の範囲第(1)項記
    載の感光性樹脂組成物。
  4. (4)エチレン性の不飽和結合を有する化合物が、1分
    子中に少なくとも2個以上のエチレン性の不飽和基を有
    し、室温において液状または半液状の低分子量の化合物
    である特許請求範囲第(1)項記載の感光性樹脂組成物
  5. (5)高分子量のバインダー・ポリマーおよびエチレン
    性不飽和結合を有する化合物がエチレン性の不飽和結合
    を有するモノカルボン酸とエポキシ樹脂との反応生成物
    重量に対してそれぞれ5〜100重量%および3〜10
    0重量%含まれてなる特許請求範囲第(1)項記載の感
    光性樹脂組成物。
  6. (6)基板に塗布、乾燥し、ネガマスクを密着して写真
    法によりパターンを形成させた後、紫外線および熱によ
    りパターンを堅固なものにするパターン形成法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01301535A (ja) * 1988-05-31 1989-12-05 Hayakawa Rubber Co Ltd ガラス又は鏡の保護膜材
JPH06317905A (ja) * 1993-11-15 1994-11-15 Ibiden Co Ltd 感光性樹脂組成物及びプリント配線板
JP2002258477A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Mitsubishi Chemicals Corp 感光性組成物

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