JPS6215545Y2 - - Google Patents

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JPS6215545Y2
JPS6215545Y2 JP1980185774U JP18577480U JPS6215545Y2 JP S6215545 Y2 JPS6215545 Y2 JP S6215545Y2 JP 1980185774 U JP1980185774 U JP 1980185774U JP 18577480 U JP18577480 U JP 18577480U JP S6215545 Y2 JPS6215545 Y2 JP S6215545Y2
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JP
Japan
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shaft
spline
power take
steering
hub
Prior art date
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JP1980185774U
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JPS57107023U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車のステアリング動力取出軸
とハブ部とをスプライン嵌合により連結するスプ
ライン嵌合装置、詳しくはステアリング装置にお
けるハンドル側の動力をハブ部を介して動力取出
軸で受ける際の、これら両者の嵌合装置に関す
る。
一般に、自動車において、ステアリングホイー
ル(ハンドル)の操作力はステアリングコラムを
介してステアリングギヤに伝達され、このステア
リングギヤでステアリングシヤフトの回転を減速
することによつて操作力が増大されると同時に、
操作機構の運動方向が変えられてリンク機構を介
して車輪が操蛇される。
このような機構ではステアリングコラムとステ
アリングギヤとの連結構造にユニバーサルジヨイ
ントが使われているのが通常であるが、近時はい
わゆるポツトカツプリングが使われることがあ
る。
従来のこの種のポツトカツプリングを用いたス
テアリング装置に適用されるハンドルからの動力
をハブ部を介して取出軸で受けるスプライン嵌合
装置としては、例えば第1図および第2図に示す
ようなものがある。(日産自動車株式会社発行、
サービス周報第382号(R−40、P−57)第288、
289及び第294頁参照のこと)。
なお、上記ポツトカツプリングとは、同周報の
第289頁上方の図面に示すように、ステアリング
コラムとステアリングギヤの連結構造で、従来の
ユニバーサルジヨイントに代わるものである。こ
のようなポツトカツプリングには、ラバーブツシ
ユが内蔵されており、ステアリングホイールへ伝
わる振動を遮断するとともに、ステアリングの軸
方向のガタを吸収するという機能がある。第1図
および第2図において、1はステアリングギヤに
連なり、ハンドルからの操作力を動力として受け
る軸(動力取出軸)であり、軸1の一端外周面に
は軸線方向に延在するスプライン2とこれと垂直
方向に延在する溝3がそれぞれ形成されている。
軸1の一端が挿入されて連結される図示しないス
テアリングシヤフトに連なる相手側のハブ部4の
内周面には軸1に形成されたスプライン2と噛合
可能なスプライン5が形成されている。6はハブ
部4の軸線方向に延在するスリツトであり、この
スリツト6の両側のハブ部4には一対の耳片7,
8が形成されている。これら耳片7,8には締付
手段であるボルト9が挿入される穴10,11が
設けられている。12はボルト9に螺合されたナ
ツトである。
このようなスプライン軸の連結は次のようにな
される。すなわち、軸1と相手軸のハブ部4のス
プライン2,5の噛合を合わせてハブ部4を軸1
に挿入する。次いで、耳片7,8の穴10,11
位置に軸1の溝3が来たところで挿入動作を中止
する。このとき、2つの穴10,11を結ぶ線に
対し溝3の水平面が傾斜していないことを目視確
認する。次いで、ボルト9を穴10,11に挿入
しナツト12をボルト9に螺合させ耳片7,8を
締付ける。その結果、軸1はハブ部4にスプライ
ン嵌合するのみならず挾圧され非回転に連結され
る。また、ボルト9と溝3の係合は軸1がハブ部
4から抜け出る可能性を防止している。なお、こ
のような軸1とハブ部4との位置の正確な一致は
スリツト6によつて行われているが、かかるスプ
ライン結合において、一部にスリツト6を設ける
という構造はステアリングの連結部に多用されて
いるものである。その目的は、スプライン嵌合で
のバツクラツシユによるガタが発生しないように
するためであり、スプライン嵌合した後にボルト
9およびナツト12を締結してガタの発生を完全
に防止する。ステアリング装置では、特に操安性
や振動の点から上記ガタを無くすることが望まれ
るからである。
しかしながら、このような従来のステアリング
動力取出軸のスプライン嵌合装置にあつては、前
述のように、2つの穴10,11に対し溝3が傾
斜していないことを目視確認しなければならなか
つた。したがつて、溝3が穴10,11に対して
傾斜しているときはボルト9の挿入が出来ないの
で、重量の大きいハブ部4を軸1に挿入する動作
をやり直すことになり、作業が煩雑であるという
問題点があつた。
また、軸1とハブ4との位置合わせを正確に行
うためには、例えば、両者に目印をつけておく等
の必要があり、嵌合に際して上述の場合と同様に
目視確認の手間がかかり、作業上の能率が悪い。
なお、このような両者の位置合わせについて別の
観点から詳述すると、これを行う理由はステアリ
ング装置のロツク(いわゆる降車時における盗難
防止のロツク)をホイールが直進方向にある状態
で行いたいという要求があるためで、これにはス
テアリングホイール(ハンドル)およびステアリ
ングシヤフトを中立位置で、ジヤケツトチユーブ
のロツク位置に正確に合わせることが必要とな
る。したがつて、このような観点からも上記両者
の位置合わせを手軽なものとして、作業性の能率
アツプを図ることが望まれる。
この考案は従来のこのような問題点に着目して
なされたもので、溝を環状溝とする、とともに、
一端がハブ部のスリツトに挿入され他端が軸のス
プラインに噛合可能な位置決め具を備えることに
より、上記問題点を解決することを目的としてい
る。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第3図〜第5図はこの考案の一実施例を示す図
である。なお、第1図および第2図と同一部分に
は同一符号を付して使用する。
まず、構成を説明する。1は軸であり、この軸
1の一端外周面には軸線方向に延在するスプライ
ン2とこれに垂直な環状溝14がそれぞれ形成さ
れている。軸1の一端が挿入連結される図示しな
い相手軸のハブ部4の内周面には軸1のスプライ
ンと噛合可能なスプライン5が形成されている。
6はスリツトであり、このスリツト6はハブ部4
の軸線方向に延在して設けられている。スリツト
6の両側のハブ部4には一対の耳片7,8が形成
されている。これら耳片7,8には締付手段であ
るボルト9が挿入される穴10,11が設けられ
ている。12はボルト9に螺合されたナツトであ
る。
15は位置決め具であり、この位置決め具15
はアーム16とアーム16の一端に形成されスリ
ツト6に挿入される位置決め部17とアーム16
の他端に形成され軸1が挿入される挿入部中空部
18とからなる。この挿入部18の内周面にはス
プライン19が形成され、軸1のスプライン2と
噛合可能になされている。
次に、作用を説明する。
まず、位置決め具15の挿入部18を軸1の所
定位置まで挿入し、アーム16に環状溝14を跨
がせる。このとき、位置決め部17の端面は軸1
の先端近傍まで延在している。次いで、ハブ部4
のスリツト6の向きをアーム16と一直線にす
る。すると、軸1の先端近傍まで位置決め部17
が延在しているので、スリツト6は容易に位置決
め部17を捕えることができる。その結果、軸1
とハブ部4のスプライン2,5は噛合可能に合わ
されたことになる。そのまゝの状態でハブ部4を
軸1に挿入し、環状溝14を穴10,11位置に
合わせる。次いで、ボルト9を穴10,11に挿
入してナツト12を螺合させ耳片7,8を締付け
ればよい。軸1はハブ部4にスプライン嵌合する
のみならず挾圧され非回転に連結される。また、
ボルト9は環状溝14に係合し、ハブ部4は軸1
から抜け出る可能性を防止される。したがつて、
溝の方向性を気にすることなく、位置決め具15
を軸1に位置決めするだけで、軸1とハブ部4の
スプライン嵌合を自動的に行うことができる。す
なわち、従来と異なり両者の嵌合に際して目視確
認の手間が不要となつて作業性を格段と高めて、
嵌合の位置決めを正確なものとすることができ
る。また、ボルト9およびナツト12の締付けに
より正確な位置決め状態を保持してスプライン嵌
合でのバツクラツシユを無くしガタの発生を防止
することができ、これはステアリング装置として
の操安性の向上や振動の発生防止につながる。
以上説明してきたように、この考案によれば、
溝を環状溝とする、とともに、一端がハブ部のス
リツトに挿入され他端が軸のスプラインに噛合可
能な位置決め具を備えるようにしたので、溝の方
向性を気にすることなく、位置決め具を軸に位置
決めするだけで、軸とハブ部のスプラインの噛合
の方向を即座に定めることができる。したがつ
て、目視確認の手間を不要として作業性を向上さ
せつつ軸とハブ部を所定の嵌合位置で正確に連結
させることができ、スプライン嵌合でのバツクラ
ツシユを無くしてガタの発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のステアリング動力
取出軸のスプライン嵌合装置を示すその要部断面
図、第3図および第4図はこの考案に係るステア
リング動力取出軸のスプライン嵌合装置の一実施
例を示すその要部断面図、第5図は位置決め具を
示すその斜視図である。 1……軸、2……スプライン、3……溝、4…
…ハブ部、5……スプライン、6……スリツト、
7,8……耳片、9,12……ボルトおよびナツ
ト(締付手段)、14……環状溝、15……位置
決め具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線方向に延在するスプラインおよびこのスプ
    ラインに対して直交する方向に延在する環状溝が
    それぞれ外周部に形成された動力取出軸と、該動
    力取出軸のスプラインと噛合可能なスプラインが
    内周部に形成されるとともに、軸線方向に延在す
    るスリツトの両側に一対の耳片が設けられ、動力
    取出軸とスプライン嵌合するハブ部と、耳片を挾
    圧するとともに動力取出軸の環状溝に係合し、動
    力取出軸とハブ部とを締付、固定する締付手段
    と、一端に動力取出軸とスプライン嵌合する中空
    部が形成され、他端にハブ部のスリツトに挿入可
    能な位置決め部が形成された位置決め具と、を備
    えたことを特徴とするステアリング動力取出軸の
    スプライン嵌合装置。
JP1980185774U 1980-12-23 1980-12-23 Expired JPS6215545Y2 (ja)

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JP1980185774U JPS6215545Y2 (ja) 1980-12-23 1980-12-23

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JP1980185774U JPS6215545Y2 (ja) 1980-12-23 1980-12-23

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JPS57107023U JPS57107023U (ja) 1982-07-01
JPS6215545Y2 true JPS6215545Y2 (ja) 1987-04-20

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ID=29987130

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JP1980185774U Expired JPS6215545Y2 (ja) 1980-12-23 1980-12-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5163683B2 (ja) * 2010-04-07 2013-03-13 日本精工株式会社 継手のヨークと回転軸との結合装置及びその組立方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257048U (ja) * 1975-10-22 1977-04-25

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JPS5257048U (ja) * 1975-10-22 1977-04-25

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