JPS62128886A

JPS62128886A - 自動車用フロア構造

Info

Publication number: JPS62128886A
Application number: JP26899785A
Authority: JP
Inventors: Akio Chiba; 千葉　明男
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1985-11-29
Filing date: 1985-11-29
Publication date: 1987-06-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、自動車のフロア構造、特に乗員の足置き状
態を改良して居住性を向上させるフロア構造に関するも
のである。

従来技術従来から、自動車には、第３図のように、ファースト、
セカンドおよびサードシート１，２，３゜具備したもの
があり、これらシート１，２．３はフロアパネル４上に
載置されている。このフロアパネル４は、フレーム５に
支承され、フロント側フロアパネル６およびリア側フロ
アパネル７に分割されている。このリア側フロアパネル
７は、一般面部７ａの下側に図示省略の燃料タンク等が
配設されることから、この一般面部７ａがフロント側フ
ロアパネル６より、一段高くなっている。

そして、このフロント側フロアパネル６に、ファースト
シート１およびセカンドシート２が配設されている。こ
のセカンドシート２は、フロント側フロアパネル６の後
部６ａ上にｉＪ２［されている。

また、サードシート３は、リア側フロアパネル７の一般
面部７ａの前部７ｂ上に載置されている（実開昭５９−
１１０７３１号）。

発明が解決しようとする問題点しかしながら、このような従来のものにあっては、リア
側フロアパネル７の一般面部７ａが不可避的にフロント
側フロアパネル６より一段高くなっているため、セカン
ドシート２とサードシート３との間に段差部８が形成さ
れることとなり、サードシート３の乗員は足Ａをリア側
フロアパネル７゜の前端部７ｃの狭い幅Ｑ１の所に置か
なければならず窮屈で、サードシート３乗員の居住性の
悪化を招いていた。

問題点を解決するための手この発明は、かかる問題点を解決するため、フロアパネ
ルのフロント側フロアパネルよりリア側フロアパネルの
方が一段高く形成され、これらのフロアパネルに前側シ
ートと後側シートとが夫々載置された自動車用フロア構
造において、前記後側シートの前方であって、フロント
側フロアパネルと略同一平面に前記後側シート乗員の足
置き部を形成し、該足置き部に、前記乗員の足乗せ用の
ボードを所定の角度内において回動自在に配設した自動
車用フロア構造としたことを特徴としている。

作用かかる手段とすれば、後側シート乗員は、従来と異なり
、リア側フロアパネルより一段低くなったフロント側フ
ロアパネルと略同一平面の足置き部位に配設されたボー
ドに足を乗せることができ、足を従来より伸ばすことが
可能となり、楽な姿勢を取ることができる。と同時に、
ボードの回動位置を変えることにより５足置き位置を変
化させることができ、長時間同じ位置に足を乗せている
場合よりも乗員の疲労度が低減されて居住性が向上され
ることとなる。

実施例以下、この発明を実施例に基づいて説明する。

第１図および第２図はこの発明の一実施例を示す図であ
る。

まず構成を説明すると、第１図中筒号１１は、シャシを
構成するユニットを組み付けるための骨格としてのフレ
ームで、このフレーム１１にフロアパネル１２が例えば
図示省略のゴムマウントを介して支承されている。この
フロアパネル１２は、フロント側フロアパネル１３とリ
ア側フロアパネル１４とに分割されており、フロント側
フロアパネル１３にファーストシート１５および前側シ
ートとしてのセカンドシート１６が載置される一方、リ
ア側フロアパネル１４に後側シートとしてのサードシー
ト１７が載置されている。

詳しくは、フロアパネル１２は、フロント側フロアパネ
ル１３の後端縁部１３ａとリア側フロアパネル１４の前
端縁部１４ａとがスポット溶接等にて接合されている。

このリア側フロアパネル１４の一般面部１４ｂの下側に
は図示省略の燃料タンク等が配設されるため、この一般
面部１４ｂがフロント側フロアパネル１３より一段高く
設定されている。そして、フロント側フロアパネル１３
の後部１３ｂ側にセカンドシート１６が載置されると共
に、リア側フロアパネル一般面部１４ｂの前部１４ｃ側
にサードシート１７がａ口されている。このセカンドシ
ート１６とサードシート１７との間には、リア側フロア
パネル１４に段差部１４ｄが形成され、この段差部１４
ｄには、第２図のように図示省略のドライブシャフト挿
通用のトンネル部１２ａとフレーム１１との間に凹所１
４ｆが形成されている。この凹所１４ｆの底面がフロン
ト側フロアパネル１３と略同一平面に設定されて広い平
面が形成されることにより、サードシート１７乗員用の
足置き部位１４ｅが形成されている。

そして、この足置き部位１４ｅ上には、サードシート１
７乗員の足乗せ用のボード１８が配設されている。この
ボード１８は、車幅方向に沿う長板状を呈し、中央部に
トンネル部１２ａ逃げ用の切欠部１８ａが形成され、ヒ
ンジ１９にて回動自在に配設されている。そして、この
ボード１８を第１図中実線に示すように車両前方に回動
させると、このボード１８はセカンドシート１６のクッ
ション部１６ａに設けられた図示省略のストッパ部に当
接して回動が停止される。また、ボード１８を第１図ウ
ニ点鎖線に示すように、車両後方に回動させると、リア
側フロアパネル一般面部１４ｂのストッパ部としての前
端１．４ｇ等に当接して回動が停止されるようになって
いる。

この後方への回動状態では、ボード１８とリア側フロア
パネル１４とで、小物収納用の空間部Ｂが画成されるよ
うになっている。

なお、第２図中筒号２０はホイールハウスインナパネル
である。

かかる構成よりなるフロア構造の作用について説明する
。

サードシート１７に着座した乗員は、従来のようにリア
側フロアパネル１４の一般面部１４ｂ上でなく、これよ
り一段下の足置き部位１４ｅのボード１８上に足Ａを乗
せることができる。従って、従来より、足Ａを伸ばすこ
とができて楽な姿勢を取ることが可能となる。と同時に
、ボード１８を第１図中実線又は二点鎖線に示すように
回動位置を変えることにより、足Ａの位置も変えること
ができる。よって長時間同じ位置に乗せている場合より
も、乗員の疲労度が少ない。その結果、従来のような窮
屈な足置き状態が改善されるため、サードシート１７乗
員の居住性が向上されることとなる。

また、ボード１８を第１図ウニ点鎖線に示すように、後
方に回動させた状態では、リア側フロアパネル１４とで
空間部Ｂが形成されるため、この空間部Ｂ内にカサ等の
小物を収納して置くことができる。

光泗フυ弧釆以上説明してきたように、この発明によれば、フロアパ
ネルの段差部に足置き部位を形成すると共に、この部位
に足乗せ用のボードを回動自在に配設したため、サード
シート乗員は、従来より足を伸ばすことができると同時
に、ボードの回動位置を変えることにより足の位置も変
えることができる結果、サードシート乗員の居住性を向
上させることができる。という実用上有益な効果を発揮
する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の自動車用フロア構造の
一実施例を示す図で、第１図は同構造の一部断面を含む
側面説明図、第２図は主にフロアパネルと足乗せ用のボ
ードとを示す斜視図、第３図は従来例を示す第１図に相
当する側面説明図である。１２・・・フロアパネル１３・・・フロント側フロアパネル　１３ｂ・・・後部
１４・・・リア側フロアパネル　　　１４ｃ・・・前部
１４ｄ・・・段差部１４ｅ・・・足置き部位１４ｇ・・・前端（ストッパ部）１６・・・セカンドシート（前側シート）１７・・サー
ドシート（後側シート）１８・・・ボード第１図１ど１２・・・・・フロアパネル１３・・・・フロント側フロアパネル＋３ｂ　　・・後
部１４　　・・リア側フロアパネル　　１４ｃ　　・・
前部＋４ｄ　・・段差部１４ｅ・・・足置き部位１４９・・・前端（ストッパ部）１６　・・セカンドシート（前便シート）１７・・・サ
ードシート（後側シート）１日　・・ボード第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

フロアパネルのフロント側フロアパネルよりリア側フロ
アパネルの方が一段高く形成され、これらのフロアパネ
ルに前側シートと後側シートとが夫々載置された自動車
用フロア構造において、前記後側シートの前方であって
、フロント側フロアパネルと略同一平面に前記後側シー
ト乗員の足置き部を形成し、該足置き部に、前記乗員の
足乗せ用のボードを所定の角度内において回動自在に配
設したことを特徴とする自動車用フロア構造。