JPS62126859A - アクチユエ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動車用ドアロックの施解錠レバー等
を自動的に操作するのに用いられるアクチュエータに関
する。

〔従来の技術〕

従来、この種の自動車用ドアロック等に使用されるアク
チュエータとしては１例えば、特公昭５８−４７５５１
号公報に記載されているようなものがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述の従来のアクチュエータにおいては、平歯車列によ
り減速を行っているため、設定された減速比を得るため
には、どうしても歯車列が多くなリ、全体の寸法が大き
くなるという問題点がある。

また、作動終了後、最終歯車を弾性体の撓み力を利用し
て、原位置に戻すため、作動が終了した後においても、
異音が発生するとか、構造が複雑である等の問題もある
。

本発明は、これらの問題点を解決したアクチュエータを
提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の７クチユエータは、 ケースと、 該ケースに設けられたモータと、 該モータの回転軸に固嵌され、かつ偏心カムを備えるカ
ムシャフトと、 ＋Ｍｆ記ケース内に、前記回転軸を中心として回転可能
なように配設された内（ｍｋ車と、前記偏心カムに相対
回転可能として外嵌され、かつ前記内ｍｋ車の内歯の歯
数よりわずかに少ない歯数の外歯をもって、前記内歯歯
車に噛合し、偏心カムの回転により、偏心運動しつつ、
内歯歯車に対して内サイクロイＩ−運４すＪする外歯歯
車と、前記ケース内に、前記回転軸を中心として回転可
能なように配設された回転板と、 前記外歯歯車と回転板との間に設けられ、回転板に対す
る外歯歯車の偏心運動は許容するが、相対回転は阻止す
る回り止め手段と。

前記ケースに設けられ、通電時には、前記回転板を吸着
して、回転板の回転を阻止し、かつ非通電時には、前記
回転板の拘束を解除する電磁クラッチと、 前記内歯歯車に連結された出力部材 とを備えることを特徴としている。

〔作　　　用〕

本発明のアクチュエータにおいては、電磁クラッチに通
電して、回転板をケース側に吸着させた状態で、モータ
を作動させて、その回転軸を一方向に回転させると、偏
心カムの回転により、外歯歯車が偏心運動させられて、
内歯歯車に対して内サイクロイド１動をする。

しかし、外歯歯車は、回り止め手段により、電磁クラッ
チに吸着された回転板に対して回り止めされているので
、それ自体は偏心運動はするが回転はしない。

そのため、内歯歯車に対する外鍋歯車の内サイクロイド
運動による内歯歯車と外歯歯車との差動により、内ｉｔ
＞車の方が、ケースに対して回転させられ、それに伴っ
て出力部材も回転させられる。

このときの内歯歯車の回転域は、回転軸及び力ムシャフ
１−の１回転に対して、内歯歯車の内歯の歯数と外・嶌
！ｌｌ屯の外歯の歯数との差に相当する内歯のピッチ分
だけであるので、回転軸の回転に対して著しく減速され
る。

電磁クラッチに通電した状態で、回転軸が上述の場合と
逆方向に回転するようにモータを作動させたときには、
」二連の場合と逆の作動で、出力部材が上述の場合と逆
方向に回転させられる。

出力部材を所望量だけ所望の方向に回転させた後、モー
タの作動を停止し、かつ電磁クラッチへの通−πを停止
すると、出力部材、外歯歯車及び内歯（ｂｉ車はそのま
まの位１ｉ’ｊで停止し、かつ回転板の拘束力は解除さ
れる。

この状態で、例えば手動操作等により、出力部材を所望
の方向に回転させると、内歯歯車、外信歯車及び回転板
は遊転するだけで、出力部材の回転力は、モータの回転
軸には伝達されない。

したがって、モータと電磁クラッチとを作動させて出力
部材を回転させる際には、著しく大きな減速比で、出力
部材を強力に回転させることができるのに対して、モー
タ及び゛電磁クラッチの不作動時には、手動操作等によ
り、出力部材を軽力で回転させることができる。

〔実　施　例〕 以下１本発明の一実施例を、添付図面に基づいて説明す
る。

（１）は、有底筒状のケースで、その上半部には、拡径
段部（Ｉｓ）が形成され、また下端には、左右方向を向
く取付は片（Ｉｂ）が連設されている。

ケース（１）の上端開口部は、実質的にケース（１）の
一部をなすほぼ円板状の蓋板（２）をもって閉塞されて
いる。

ケース（１）内の下部には、正逆回転可能なモータ（３
）が固嵌されており、そのモータ（３）の回転軸（４）
は、ケース（１）内において上向に突出している。

回転軸（４）には、中位部に偏心円板状の偏心カム（５
ａ）を備え、かつその上下部に軸部（ｓｂ）　（５ｃ）
を備えるカムシャフト（５）が、相対回転不能なように
固嵌されている。

ＭＦｉ（２）の中央には、上下方向を向く出力軸（６）
が、回転自在にｄ設されており、その出力軸（６）のｊ
一端には、半径方向を向く出力レバー（７）の基部か固
着されている。

この実施例では、出力軸（６）と出力レバー（７）とが
出力部材である。

出力軸（６）の下端には、下部内面に内歯（８ａ）を備
える内歯歯車（８）の中央部が一体的に連設されており
、その下面中央に形成された軸受孔（９）には、カムシ
ャフト（５）の上方の軸部（５ｂ）が、ブツシュ（１０
）を介して、回転自在に嵌合されている。

内歯歯車（８）の上面適所には、ピン（１１）が突設さ
れて、６す、このビン（１１）を、蓋板（２）の下面に
形成された、出力軸（６）を中心とする弧状の四部（１
２）に嵌合させることにより、内歯歯車（８）、出力軸
（６）及び出力レバー（７）が、一定の回転角だけしか
回転しないように、回転角度を制限している。

カムシャフト（５）における偏心カム（５ａ）の外周に
は、内歯歯車（８）の内歯（８ｄ）の歯数より１又は２
程度のわずかに少ない歯数の外歯（１３ａ）をもって、
内＆　！　Ａｔ　（８）の内歯（８；ｉ）に噛合するよ
うにした外歯歯車（１３）の中央孔（１；也ｂ）か、Ｊ
ｉｌ対：１１１転自在に外嵌されており、この外侮歯車
（１３）は、カムシャフト（５）の回転により、偏心カ
ム（５ａ）とともに偏心運動しつつ、内歯歯車（８）に
対して、内サイクロイド運動するようになっている。

外歯歯車（１３）の下面における中央孔（＋３ｂ）を中
心とする同一円周上には、４個のピン状の突起（１４）
が、等間隔に突設されている。

外歯歯車（１３）の下方におけるカムシャフト（５）の
下方の軸部（５ｃ）には、磁性体よりなる円板状の回転
板（１５）が枢嵌されている。

この回転Ｆｉ（１５）における同一円周上には、上記突
起（１４）がそれぞれ嵌合する４個の孔（１６）が穿設
されている。

答礼（１６）の内径は、外歯歯車（１３）が偏心運動を
するとき、各突起（Ｉ４）が孔（１６）の内面に沿って
遊動し得る程度に、突起（１４）の直径より若干大とし
である。

この突起（１４）と孔（１６）とにより、回転Ｆｉ（＋
５）に対する外歯歯車（１３）の偏心運動は許容するが
、相対回転は阻止する回り止め手段（１７）が形成され
ている。

ケース（１）の拡径段部（］ａ）内における回転板（１
５）の下方で、かっモータ（３）の外周には、環状のコ
イル（１８）を備えるフィールドコア（１９）が、固嵌
されている。

コイル（＋８）に通電すると、フィールドコア（１９）
が励磁されて、磁性体である回転Ｆｉ（１５）を吸着し
、回転板（］５）の回転を阻止し、コイル（＋８）への
通電を停止すると、フィールドコア（１９）が消磁され
て、回転板（１５）の吸着力が消失し、回転板（１５）
の拘束が解除されるようになっている。

かくして、この実施例においては１回転板（１５）を磁
性体とすることにより、回転板（１５）自体がアーマチ
ュアをなし、このアーマチュアとフィールドコア（１９
）とにより、電磁クラッチ（２０）が形成されている。

以上のようなもζ成としたアクチュエータは、例えば取
付は片（１ｂ）をドアパネル等にねじ止めすることによ
り、自動車のドア（図示略）内に配設され、かつ出力レ
バー（７）の先端に、一端が１−アロツクの施解錠レバ
ー（図示略）に連結されたロット（図示略）の他端を連
結し、出力レバー（７）が第２図に実線で示す位置にあ
るときは、施解錠レバーを例えば施錠位置に保持し、ま
た出力レバー（７）を第２図に想像線で示す位置まで回
動させることにより、施解錠レバーを解錠位置に切換え
ることができるようにして使用される。

次に、このようにして使用した場合のアクチュエータの
作用について説明する。

出力レバー（７）が１例えば第２図に実線で示す位置に
停止している状態で、′１１！磁クラッチ（２０）のコ
イル（１８）に通電して、回転板（１５）を、フィール
ドコア（１９）側に吸着させると同時に、又はその後に
、モータ（３）を作動させて１回転軸（４）を、第：３
図における時計方向（以下１時計方向又は反時計方向と
いうときは、第３図におけるものをいうものとする。）
に回転させると、カムシャフト（５）か回転＃Ｉ（４）
と一体に回転し、それに伴って、外・″ｑ山車（１３）
か時計方向に偏心運動させらＡしるが、外歯歯車（１３
）は、回り止め手段（１７）により、回転板（Ｉ５）に
対する相対回転を阻止されているので、回転することは
ない。

このとき、カムシャツ１〜（５）の偏心カム（５ａ）は
、外歯歯車（１３）の中央孔（１３ｂ）内において、外
歯歯車（１３）に対して相対回転する。

外＃Ｉ両歯車１３）の時計方向の偏心運動により、外λ
歯車（１３）は内歯歯車（８）に対して、内サイクロイ
ド運動し、外歯歯車（１３）の外歯（ｔ３ａ）と内歯歯
車（８）の内歯（８ａ）との噛合部分は、第４図に示す
ように時計方向に連続的に移行し、内λ歯車（８）は、
カムシャフト（５）の１回転当り、内歯（８ａ）と外（
ｉ（１３８）との歯数の差に相当する内歯（８ａ）のピ
ッチ分だけ時計方向に回転させられる。

この内歯歯車（８）の回転により、出力レバー（７）は
、著しく減速させられて、第２図における時計方向に回
動させられ、ロンドを介して施解錠レバーを解錠位置側
に移動させる。

出力レバー（７）が第２図に想像線で示す位置に達した
ことを、リミットスイッチ等の適宜のセンサ（図示略）
で検知して、電磁クラッチ（２０）のコイル（１８）へ
の通電と、モータ（３）への通電を停止すると、カムシ
ャフト（５）、外歯歯車（１３）、内歯歯車（８）、出
力レバー（７）等はそのままの位置で停止する。

この状態から、出力レバー（７）を、第２図に実線で示
す位置まで戻して、施解錠レバーを施錠位置に復帰させ
たい場合には、電磁クラッチ（２ｏ）のコイル（１８）
に通電させるとともに、モータ（３）に、回転軸（４）
が上述の場合と逆方向に回転するように通電させればよ
い。

すると、各部の回転方向が逆となるだけで、上述の場合
とほぼ同様な作動で、出力レバー（７）は第２図に実線
で示す位置まで復帰させられる。

出力レバー（７）がこの位置まで復帰したとき、そのこ
とを適宜のセンサ（図示略）で検知して、コイル（１８
）及びモータ（３）への通電を停止させれば、すへても
との状態に戻る。

また、第２図に実線で示す状態から、例えばドアロック
を施解錠ノブ（図示略）等の手動操作により解錠し、施
解錠レバーが解錠位置に移動させられた場合には、それ
に伴って、出力レバー（７）が第２図に想像線で示す位
置まで回動させられ、また出力レバー（７）とともに、
内歯歯＊（８）が時計方向に回転させられる。

このときコイル（１８）には通電されておらず、回転板
（１５）はフリーとなっているので、内歯歯車（８）の
回転により、外歯歯車（１３）は、停止したままのカム
シャフト（５）の偏心カム（５８）を中心として、また
回転Ｆｉ（１５）は軸部（５ｃ）を中心として、それぞ
れ遊転するだけで、出力レバー（７）側からの回転力は
、モータ（３）の回転軸（４）には伝達されない。

したがって、コイル（１８）及びモータ（３）への非通
電時には、手動操作により、出力レバー（７）を時計方
向に移動させる際に、はとんど抵抗なく操作することが
できる。

また、手動操作により、出力レバー（７）を、第２図に
想像線で示す位置から、実線で示す位置まで、反時計方
向に回動させる場合にも、上述の場合と同様な作用によ
り、はとんど抵抗（よ生じない。

〔発明の効果〕

本発明によると、必要な＋′ｉ１車は外歯歯車と内歯歯
車との２個だけで済み、この２個の歯車で、モータの回
転力を著しく減速して出力部材に伝達することができる
ので、従来のアクチュエータと比較してより以上に、小
型高出力化を計ることができる。

また、モータ及び″電磁クラッチへの非通電時には、手
動操作等により、出力部材を軽力で操作できるので、自
動車のドアロックの施解錠レバー等の操作用のアクチュ
エータとして最適である。

さらに、本発明のアクチュエータは、部品数が少なくて
済み、かつ構造が簡単で、安価に製造できるという利点
かある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の縦断正面図、第２図は、
同じく一部切欠平面図、 第３１１は、第り図のＡ−Ａ線断面図、第４図は、第３
図示の状態から、回転軸が時計方向に若干回転したとき
の状態を示す、第３図と同様の断面図である。 （１）ケース　　　　　　（３）モータ（４）回転軸　
　　　　　（５）カムシャフト（５ｄ）偏心カム　　　
　　（７）出力レバー（８）内歯歯車　　　　　（１３
）外歯歯車（１４）突起　　　　　　　（１５）回転板
（Ｉ６）孔　　　　　　　　（１７）＠り止め手段（１
８）コイル　　　　　　（１９）フィールドコイル第２
図 つ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ケースと、 該ケースに設けられたモータと、 該モータの回転軸に固嵌され、かつ偏心カムを備えるカ
   ムシャフトと、 前記ケース内に、前記回転軸を中心として回転可能なよ
   うに配設された内歯歯車と、 前記偏心カムに相対回転可能として外嵌され、かつ前記
   内歯歯車の内歯の歯数よりわずかに少ない歯数の外歯を
   もって、前記内歯歯車に噛合し、偏心カムの回転により
   、偏心運動しつつ、内歯歯車に対して内サイクロイド運
   動する外歯歯車と、前記ケース内に、前記回転軸を中心
   として回転可能なように配設された回転板と、 前記外歯歯車と回転板との間に設けられ、回転板に対す
   る外歯歯車の偏心運動は許容するが、相対回転は阻止す
   る回り止め手段と、 前記ケースに設けられ、通電時には、前記回転板を吸着
   して、回転板の回転を阻止し、かつ非通電時には、前記
   回転板の拘束を解除する電磁クラッチと、 前記内歯歯車に連結された出力部材 とを備えることを特徴とするアクチュエータ。