JPS62121717A - 帯電防止剤の製造方法 - Google Patents

帯電防止剤の製造方法

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JPS62121717A
JPS62121717A JP26052285A JP26052285A JPS62121717A JP S62121717 A JPS62121717 A JP S62121717A JP 26052285 A JP26052285 A JP 26052285A JP 26052285 A JP26052285 A JP 26052285A JP S62121717 A JPS62121717 A JP S62121717A
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vinyl monomer
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mma
copolymer
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小久保 孝
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信昭 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アミン系くし型共重合体の製造方法、特に、
成形用熱可塑性ソl(脂に配合され、当該樹脂類の帯電
防止効果を向上させ得るくし型共重合体の製造方法に関
するものである。
「従来の技術」 電気製品、事務機器等の筐体や部品等の製造に用いられ
ている成形用熱可塑性樹脂は電気絶縁性に優れているの
で、これら筐体等の成形材料として広く用いられている
。しかしながら、成形用熱可塑性樹脂は一般に、容易に
帯電しやすく、そのために、成形品表面にゴミやホコリ
等を@着して製品外観を損ねるばかりでなく、成形品が
電気製品、事務機器等の筐体である場合には、スイッチ
類の接点の誤作動を引きおこす等の問題があった。
このような問題点を解決するために従来から、帯電防止
剤を成形物の表面に塗布する方法、または、帯電防止剤
を成形用熱可塑性樹脂材料に練りこむ方法等が行なわれ
てきた。
しかしながら、成形物表面に帯電防止剤を塗布する方法
では、経時変化、あるいは、洗浄等によって帯電防11
〕削の薄膜が剥離し、帯電防11ユ効来が経時的に失わ
れやすく、また成形工程とは別個に帯電防止剤の塗布工
程が必要となるので、成形品の生産性が低いという欠点
があった。
また、帯電防止剤を成形用熱可塑性樹脂に練りこむ方法
では、帯電防止剤の薄膜の剥離、生産性の低下等の問題
点は解決される。しかし、帯電防止剤のブリード・アウ
トによる成形品表面の汚れによる帯電防止効果の減少、
成形品外観の劣化、練りこんだ帯電防止剤の経時変化に
よる帯電防止効果の減少等の問題点が十分に改善されな
かった。
これは、一般に従来の帯電防1ヒ剤が極性基を有する化
合物であるので、成形用熱可塑性樹脂との相溶性が悪く
、多量に練りこむと、0(脂の物性が低下するので、必
要な帯電防止効果、およびその持続性を得るのに十分な
量を練りこむことができなかったことによるものである
この他、イオン性残基を有するビニル単量体を、熱可塑
性0(脂を構成する重合性モノマーと共重合させて、共
重合体中にイオン構造単位を導入することによって、熱
可塑性樹脂の帯電防止効果を向上させる方法もあるが、
この方法による場合は、イオン構造単位が分子の大きさ
のオーダーで樹脂内に均一に分散してしまうので、樹脂
の表面での帯電防1に効果が小さかった。したがって十
分な帯電防止効果を得るためには、この種熱可塑性樹脂
に大量のイオン構造単位を導入しなければならず、それ
は逆に得られる熱可塑性樹脂の物性の低下を招くばかり
でなく、時には異質の樹脂になってしまうという問題が
あった。
[発明が解決しようとする問題点1 本発明者らは、帯電防止効果の持続性の優れた化合物を
得ることを目的として鋭意検討の結果、本発明に到達し
たものである。
1問題点を解決するための手段」 本発明者らは、導電性への寄与が最も大きいと考えられ
るアミン塩構造を導入した共重合体を得、形用熱可塑性
樹脂の帯電防止効果第5よびその持続性が極めて良好な
らのになることを見出した。
即ち、本発明の上記の1]的は、ビニル系−1it 9
体の重合体部分および、その1つの末端に結合する1個
の重合性のビニル基を有し、しかも数平均分子量が1,
500〜20,000の範囲にある高分子量単量体(1
)20〜80重量%、アミノアルキルを含有するビニル
系単量体(IT)80〜20重竜%、高分子危県歇体(
1)、および、アミノフルキル基含有ビニル系単量体(
1’l)と共重合しうるビニル基型電体(■)0〜60
 Ia量%とを反応させることを特全とするアミン系く
し型共重合体の製造方法によって達成される。
本発明方法によって得られるくし型共重合体をvt成す
る高分子量単量体N)とは、重合体部分の1つの末端に
結合する重合性ビニル基を有する高分子化合物をいう。
その数平均分子量は1,500〜20.000の範囲、
好ましくは3,000〜15.000の範囲のものがよ
い。高分子量単量1k(T)θ)#*Mt+−7−47
)y++r1−ζnn)nzk3b1>得られたくし型
共重合体のミクロ相分離が生じ難く、その結果成形用熱
可塑性樹脂との相溶性が低下するので好ましくない。ま
た数平均分子量が20.000を超えると、高分子量単
量体(1)と他の単量体とを共重合させてくし型共重合
体を得る際に、くし型vt造を有しない成分の生成が多
くなり、目的とするくし型共重合体を得るのが困難とな
るので好ましくない。
本発明において高分子量単量体(1)は、その重合体部
分がビニル系単量体からなるものが適当である。重合体
部分がビニル系単量体以外の単量体、たとえば、ポリエ
ステル系、ポリエーテル系、ポリアミド系等の縮重合体
系の重合体部分からなるものは、成形用熱可塑性O(脂
との相溶性が低いこと、くし型共重合体製造の際に適当
な溶媒がないこと、等の理由から好ましくない。
高分子量単量体(1)の重合体部分を構成するビ。
ニル系単量体としては、アクリル酸、またはメタクリル
酸もしくはこれらの炭素数が1〜10の範囲のアルキル
エステル類、スチレン、α−メチルスチレン、0−1l
Ω−1もしくはp−ビニルトルエン、これらの混合物、
核ハロゲン化スチレン、a−1もしくはβ−ビニルナフ
タレン等が挙げられる。中でもアクリル酸またはメタク
リル酸等のアルキルエステル類、特にメチルメタクリレ
ートが好適である。
高分子量単量体(1)は、その重合体部分の1つの末端
に、結合した1個の重合性ビニル基を有することが必要
である。重合性ビニル基を全く有しない場合は、アミノ
アルキル基を含有するビニル系単量体と共重合させるこ
とができず、また、2個以」−の重合性ビニル基を有す
る場合は、アミノアルキル基を含有するビニル系単量体
と共重合させる際に、架橋を生じるので好ましくない。
重合性ビニル基としては、本発明方法で得られるくし型
共重合体を構成する他の共In址体と共重合しうるもの
であればよい。中でも、アクリル基、メタクリル基、ス
チリル基等が共重合性に優れているので好適である。
高分子量単量体(1)の重合体部分はラノカル重今、ま
たは、アニオン重合させることによって製造される。
ラノカル重合による場合は、過硫酸塩、ベンゾイルパー
オキサイド、ノーt−ブチルパーオキサイド等の有機過
酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、
その他通常用いられるラジカル開始剤を用いるが、また
は、熱重合することによってビニル系単量体を重合させ
て、高分子量単量体(T)の重合体部分を形成する。そ
の際、連鎖移動剤を使用して数平均分子量を調整する。
このとき連鎖移’fjh剤として、カルボキシル基、水
酸基等の反応性官能基を有する化合物を用いることによ
って、重合体部分の末端に重合性ビニル基を定量的に導
入することができる。即ち、連鎖移動剤は、重合体部分
の片末端に結合して、重合を停止させ、その結果、反応
性官能基を有する連鎖移動剤が重合体部分の末端に結合
した重合体部分が形成される。この重合体部分を、重合
性ビニル基を有する化合物と反応させることによって、
本発明に用いられる高分子量単量体(1)が得られる。
反応性官能基を有する連鎖移動剤としては、ヒドロキシ
エチルメルカプタン、ヒドロキシプロピルメルカプタン
等のヒドロキシアルキルメルカプタン類、チオグリコー
ル酸、メルカプトプロピオン酸、チオサリチル酸等が挙
げられる。
また、−上記重合性ビニル基を有する化合物としては、
アクリル酸、メタクリル酸、およびこれらの酸塩化物、
グリシジルアクリレート、グリシツルメタクリレート等
が挙げられる。
高分子量単量体(I)の重合体部分をアニオン重合によ
って製造する場合は、重合開始剤として、11−ブチル
リチウム、5ec−ブチルリチウムに代表されるアルキ
ルリチウム化合物等のアルキルアルカリ金属化合物を用
いる。この場合、重合体部分の数平均分子量は、重合開
始剤の使用量によって調節できる。
アニオン重合によるときは、重合体部分の末端にリチウ
ム等のアルカリ金属が結合した、いわゆるリビングポリ
マーが得られるので、これに所望の重合性ビニル基を含
有するハロゲン化合物、たとえば、アクリルクロライド
、メタクリルクロライド、クロロメチルスチレン等を反
応させることによって、本発明に用いられる高分子量単
量体(I)が得られる。
高分子量単量体(1)と共重合して、くし型共重合体を
構成する単量体としては、アミノアルキル基を含有する
ビニル系単量体(IT)が好適である。
アミノアルキル基含有ビニル系単量体(II)は本発明
方法で得られるくし型共重合体の主鎖を形成し、かつ、
そのアミノアルキル基は、くし型共重合体を成形用熱可
塑性樹脂にブレンドした際に、成形品の表面層に濃縮さ
れて、成形品表面の性質を改善する作用を有しており、
そのアンモニウム塩または四級塩は、帯電防止効果およ
びその持続性を、II者に向上させるものである。
アミノアルキル基を含有するビニル系単量体(II)と
しては、アミノアルキル基をエステル残基としてもつア
クリル酸またはメタクリル酸のエステル(A)、および
、アミノフルキル基を窒素置換基としてもつアクリルア
ミド、またはメタクリルアミド(I3)が挙げられる。
上の構造式(A)および(B)において、R1は水素ま
たはメチル基、R2およびR3は炭素数が1〜5の範囲
のアルキル基であるが、炭素数の小さい方がより効果的
である。nは1〜5の範囲で選択できるが、2または3
のものが効果的である。
上の構造式(A)および(B)で示される単量体のアミ
7アルキル基は、最終的にアンモニウム塩または四級塩
(C)として帯電防止効果を発押する。
− (CHz)nN ”−R−X −(C)R1 上の構造式(C)において、R,XとしてはHCI。
CH,CI、CH−Br、CHsISC2HsBr−C
6tl 、CH2Cl、(CH3)、S O、等が挙げ
られるが、中でもHCI、CH3Clが特に効果的であ
り、C21’15Br、C6I(、CH2Cl等がこれ
に次ぐ効果をもつ。
アミノアルキル基をアンモニウム塩または四級塩にする
場合は、ビニル系単潅体の段階で塩にした後に高分子量
単量体と共重合させてくし型共重合体を製造してもよい
し、あるいは、まずアミノアルキル基含有ビニル系単量
体の形のまま、くし型共重合体を製造し、次にアミ7ア
ルキル基を塩にする方法でもよい。さらに、アミノアル
キル基のまま、くし型共重合体を製造し、成形用熱可塑
性樹脂とブレンド、成形品とした後に、アミノアルキル
基を塩にすることもできる。
本発明方法で得られるくし型共重合体は、高分子量Jl
t量体(+)およびアミノアルキル基含有ビニル系単量
体(U)と共重合しうるビニル系単量体(III)を含
有させることによって、帯電防止効果をさらに向−ヒさ
せることができる。ここで用いられるビニル系単量体(
m)は、高分子量単量体(1)およびアミノアルキル基
含有ビニル系単量体(II)と共重合しうるものであれ
ば特に限定されるものでなく、くし型共重合体の主鎖に
存在する磯frR性官能基であるアミ7基またはアンモ
ニウム塩(四級塩を含む)の量を調節したり、あるいは
くし型共重合体の親水性を向上させる、等の口約に応じ
て適宜選択すればよい。
ビニル系単量体(III)の具体的な例としては、アク
リル酸アルキルエステル類、メタクリル酸メチルに代表
されるメタクリル酸アルキルエステル類、α−メチルス
チル、p−メチルスチレン等の置換スチレン、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル化合物、無
水マレイン酸、マレイン酸エステ°ル、マレオニトリル
、7マール酸エステル、7マロニトリル等の1,2−置
換オレフィン9、ビニルエーテル類等が挙げられる。ま
た親水性基をもつビニル系単量体としては、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、およびこれらの窒素置換化合
物、ポリオキシエチレンをエステル残基としてもつアク
リレートおよびメタクリレート等が挙げられる。
ビニル系単量体(T[I)としては上に例示したものの
ほかに、イオン性化合物を用いることもできる。
たとえばアニオン性官能基を有するビニル系単量体を用
いることによって、両性のくし型共重合体を得ることが
できる。このような両性のくし型共重合体は、従来のベ
タイン型両性界面活性剤に比べて安定性が極めて良いこ
とが特徴である。このようなビニル系単量体としては、
アクリル酸およびその塩、p−スチレンスルホン酸およ
びその塩、イタコン酸、マレイン酸、7マール酸等が挙
げられる。
上記のビニル系単量体(I’ll)は、単独で用いても
よいし、2N!以−Lを組み合わせて用いてもよい。
本発明方法で得られるくし型共重合体に含まれる各単量
体の含有量は、高分子量単量体(1)20〜80重量%
、好ましくは40〜60重景%、アミノアルキル基含有
ビニル系単量体(II )80〜20重量%、好ましく
は50〜30重量%、高分子量単量体(Nおよびアミノ
アルキル基含有ビニル系’lj !f、体(IT)と共
重合しうるビニル系単喰体(II)O”−60重量%、
好ましくは10′・−30重電%とするのがよい。
高分子量単量体(+)の含有量が20重単形未満である
と、くし型共重合体と成形用熱可塑性り(脂との相溶性
および分散性が低下して、十分な帯電防止効果が得られ
ない。特に、熱可塑性樹脂成形品の表面層に濃縮された
くし型共重合体のtM脂面への接着が弱く、脱落しやす
くなる。同様のことが、アミノアルキル基含有ビニル系
!lj 散体(II)の含有量が80重量%を超えたと
きにも言える。高分子量単量体(1)の含有量が80重
量%を超えると、!91能性官能基であるアンモニウム
塩(四級塩)の量が少なくなるために、十分な帯電防止
効果が得られない。同様のことがアミノアルキル基含有
ビニル系単量体(II)の含有量が20重量%未満のと
きにも言える。
高分子量単量体(1)およびアミノアルキル基含有ビニ
ル系単量体(II)と共重合可能なビニル系単量体(I
ll)は、機能性官能基の量を調節したり、第三の機能
成分(親水性を付与する等)を導入する目的のために用
いられるものであるから、その必要のない場合は特に用
いなくてもよい。また、その含有量が60重量%を超え
ると帯電防止効果の持続性が低下するので好ましくない
本発明方法に従ってくし型共重合体を製造する際の重合
方法は、混液重合法、塊状重合法、乳化重合法、懸濁重
合法等のいずれの方法によってもよい。これら方法の中
では、溶液重合が最も適している。この場合、成分単量
体の溶解性に応じて溶媒を選択しなければならない。溶
媒の具体的な例としては、アセトン、メチルエチルケト
ン、ジエチルケトン、し−ブチルメチルケトンなどのケ
トン類、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロ
7ラン、メタノール、エタノール、等があげられる。
これらの溶媒は単独で用いてもよいし、2種以上を混合
して用いてもよいが、くし型共重合体が性質の異なる部
分より構成されているので混合溝また重合に際しては、
通常用いられている重合開始剤を使用するのが好ましい
。使用できる重合開始剤としては、アゾビスイソブチロ
ニトリル等のアゾ系化合物、ベンゾイルパーオキサイド
等の過酸化物に代表されるラノカル市今開始剤、また、
極性の溶媒を用いる場合には、過硫酸カリウム等が挙げ
られる。
本発明方法によって得られるくし型共重合体は、成形用
熱可塑性(j(脂に配合して使用される。この際の配合
比率は、必要に応じて適宜定められるが、くし型共重合
体含有量が1〜10重量%、アミノアルキル基(最終的
にはアンモニ・クム塩または四級塩)の量に換算して0
.5へ一3市Iλ%になるように配合するのが好ましい
本発明方法によって得られるくし型共重合体が配合でき
る成形用熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン、ゴム強
化ポリスチレン、スチレンーアクリロニ) +フル共重
合体、ABS用脂、MBS樹脂、A、ESI[t、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメチルメタクリ
レート、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビ三ル、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリアセ
タール、ポリプロピレン、ポリエチレン、どリアミド類
、ケイ素樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリフェニレンオキサイド、ポリ
カーボネート等があげられるが、これら例示したものに
限定されるものではない。
[発明の効果1 本発明は、次のような特別に顕著な効果を奏し、その産
業ヒの利用価値は極めて大である。
(1)本発明方法に上って得られるくし型共重合体は、
それ自体の表面抵抗は10’Ω程度の低いレベルを示し
、イオン導電性の材料としては格別に優れている。
(2)本発明方法によって得られるくし型共重合体は、
成形用熱可塑性樹脂とブレンドして成形、用に供され、
得られた成形品の表面抵抗をIQIO。
Ω程度の低いレベルとすることができる。
(3)本発明方法によって得られるくし型共重合体はア
ンカ一部分が成形用熱可塑性樹脂との相溶性、分散性を
高めるので、成形品にブレンドされた部分がブリード・
アウトシrこ9、剥離士ることがなく、艮期間にわrこ
って優れた帯電防止効果を維持することができる。
[実施例1 以下に、本発明を、実施例す;よび比較例に基づいて具
体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、
以下の例に限定されるものではない。
以下の各実施例および比較例において、帯電防止効果は
、成形品についての表面抵抗および帯電半減期を測定す
ることによって評価判定した。
表面抵抗は、I−r eu+Iett −P acka
rd社製のRe5istivity Ce1l/ Hi
gb  Re5istance Meterを用いて測
定した。試験片は、8 can X 8 eta X 
1 +n+aのものを用いた。
帯電半減期は、5bisl+ido & Co、製のS
 taticHonestometerv Type 
S −4104”を用いて測定した。測定条件は印加電
圧8000V、温度23℃、湿度50%とした。
なお、帯電防止効果は、表面抵抗および帯電半減期の測
定値が小さいほど良好であると判定される。
実施例1 い)高分子@jlL量体の製造 メチルエチルケトン(以下MEKと記す)50085 
 メチルメタクリレート(以下MMAと記す)1、.5
00.、およびチオグリコール酸40gを、撹拌装置を
有する3 1フラスコに仕込み、窒素気流下50°Cに
昇温しな。次に、重合開始剤としてアゾビスイソブチロ
ニトリル(以下AIBNと記す)10gを添加して、重
合反応を開始した。
重合反応を開始してから7時間半経過した後に、m合糸
にハイドロキノンを徴敞加えて重合反応を停市させた。
反応液に、さらに、MEK500FKを加えて希釈した
後、大過剰のヘキサン中に投入して、末端にチオグリコ
ール酸が結合したMMAの重合体を得た。この重合体を
MEK/ヘキサン系で2回再沈させて精製した後、乾燥
した。収量は4208であった。また得られた重合体の
数平LAt分−4m l+    Q  9 11  
n  F  L  −r・容量500m1のフラスコに
、キシレン200.。
」二元重合体200g、グリシジルメタクリレート6.
28およびp−メトキシ7エ/−ル2+n)Hを仕込ん
で、昇温しながら上記重合体を溶解した。フラスコの内
温か100℃に達した時点で、N、N−ツメチルラウリ
ルアミン0.95gを添加し、さらに130°Cまで昇
温しで5時間反応させた。
反応終了後、反応液の一部を分取し、酸−塩基滴定によ
り、」二元重合体の末端に結合したチオグリコール酸の
−COOH基が消失したことを確認した。続いてMEK
を加えて3倍に希釈した後、大過剰のヘキサン中に投入
してMMAi高分子高分子量l全量体させた。得られた
高分子量単層体を、MEK/ヘキサン系で、さらに2回
再沈精製した。
収量は200gであった。
(ii)<L型共重合体の製造 (i)で得たMMA系高分子量単量体70g、ジメチル
アミノエチルメタクリレート(以下DMAと記t)70
g、およ(/’MEK1408を撹拌装置を備えた50
0+n17ラスコに仕込んだ後、撹拌しながら70°C
まで昇温して溶解させた。次にAIBNo、1 sgを
添加して重合反応を開始した。
開始から6時間経過した後、反応液を大過剰のヘキサン
中に投入して、DMA/MMA < L型共重合体を沈
澱させた。得られたくし型共重合体をMCK/ヘキサン
系で、さらに2回再沈精製した後、乾燥した。収量は1
20gであった。
転化率は85.9%であった。また元素分析の結果DM
A/MMA< L型共重合体中のDMA+及分は39.
9重量%であった。ゲルバーミエーシシンクロマトグラ
7(GPC)法で測定した電量平均分子量は約10万で
、MMA系高分子量重量体の残存は極め少ないことが判
明した。
(iii )  D M A / M M A < L
型共重合体、およびブレンド組成物の製造ならびにアン
モニウム化反応(11)で得られたDMA/MMA< 
l、型共重合体を190°Cでプレス成形して8 cm
X 8 cmX I Ifimのシートを作成した。一
方、このくし型共重合体をポリメチルメタクリレート樹
脂(以下M M A @4脂と記す。このものについて
220℃、10kgの条件で測定したメルト70−イン
デンクスは、3.9g/++’1分)とブレンド(18
0°Cて゛ロール清。
練、滑剤としてステアリン酸マグネンウム0.3市寸%
(要用)シrこ後、γ長度19 f) ’Cの条件下で
プレス成形し一〇、同様のシートを作成した。組成物中
のDMA成分惜は3重量%であった。これら2種類のシ
ートを、塩化水素ガスと24時間接触させてDMA成分
をアンモニウム塩化させた。その後、これらのシートを
十分水洗した後、恒温恒湿(23℃、50%RH)の状
態で保存した。
(iv)  DMA/MMA<I、型共重合体、および
ブレンド組成物の導電性 一ヒ記2種類のシートの表面抵抗は、くし型共重合体そ
のものよりなる成形品については、保存1日後2X10
’Ω/cm、保存14日後1.5X10’Ω/ CII
I、くし型共重合体とMMA樹脂とのブレンド組成物よ
りなる成形品については、保存1日後G、6X10’Ω
/cII11保存14日後1.2X10’Ω/cL11
であった6帯電半減期を測定した結果、成形品の帯電は
観測されなかった。
実施例2 い)高分子量単量体の製造 実施例1におけると同様の方法で、重合温度を60°C
にして、末端に−COOH基を有するMMへの重合体を
得た。この重合体の数平均分子量は6 、800であっ
た。この重合体を用いて実施例1におけると同様の方法
でMMA系高分子量単量体を得た。
(Ii)くシ型共重合体の製造 (i)で得られたMMA系高分子電単雀体608、MM
A90.、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリルア
ミド(以下DMP八と記す)150g、およびMEK3
00gを11フラスコに仕込んで、70°Cまで昇温し
で溶解させた。次にAIBNO12gを添加して重合反
応を開始した。開始から7時間経過した後、実施例1に
おけると同様の。
方法でDMPA/MMA< L型共重合体を得て、精製
乾燥した。転化率は71.0%、くし型共重合体中のD
MPA成分は33.0重量%であった。
1:::1  nuDA/MuA/17Eり北fFz4
fプレンV組成物の製造、およびアンモニウム塩化反応
(ii)で得られたDMPA/MMA < し型共重合
体をM M A $4+脂に、実施例1におけると同様
の方法でMMA樹脂とブレンドしrこ後、温度190℃
の条件下でプレス成形して8 c+oX 8 C+6X
 1 +o+aのシートを作成した。ブレンド組成物中
のDMPA成分量は3.0重量%であった。このシート
を塩化水素ガスに24時間接触させて、DMPA成分を
アンモニウム塩化させた。その後、このシートを十分に
水洗した後、恒温恒湿(23℃、50%RH)の状態で
保存した。
(iv)  DMPA/MMA<L型共重合体ブレンド
組成物の導電性 シートについての表面抵抗値は、保存1日後1.3X1
010Ω/c111、保存140後3.2×101°Ω
/Qlllであった。帯電半減期は、保存1日後で1秒
以下であった。
実施例3 (i)  高分子量単量体の製造 実施例2におけると同様の方法で、数平均分子欧6,8
00のMMA系高分子ff1111喰体を得た。
(ii)<L型共重合体の製造 実施例2におけると同様の方法で、DMPA/MMA<
L型共重合体を得た。
(iii )  D M PΔ/MMA< L型共重合
体のベンノルクロライドによる四級化反応、およびブレ
ンド組成物の製造 (ii)で得られたDMPA/MMA< L型共重合体
50gを、テトラハイドロ7ラン(以下THFと記す)
/メタノール混合溶媒に溶がした。次にベンジルクロラ
イド(以下82C1と記す)を、DMPAアミ7基に対
して1.2当竜加えて、50℃で24時間反応させた。
反応終了後、溶媒および過剰のBzClを減圧下で除去
した。得られた反応生成物は約GO)<で、四級化反応
は定量的に起ったものと推定される。
このようにして得られたDMPA/MMA< L型共重
合体BzCI塩をMMA樹脂に、実施例1におけると同
様の方法でブレンドした後、温度190°Cの条件下で
プレス成形して、8c論X8cmX 1 tnn+のシ
ートを作成した。ブレンド組成物中のDMPA換ヰ成分
量は3.0重量%であった。このシートを恒温恒湿(2
3℃、50%RH)の状態に保存した。
(iv)  DMPA/MMA< L型共重合体BzC
l塩ブレンド組成物の導電性 シートについての表面抵抗値は、保存1日後3.7X1
010Ω/ em、保存7日後1,7X1010Ω/ 
cIll 、保存14日後2.lX109Ω/cmであ
った。帯電半減期は、保存1日後で1.5秒であった。
実施例4 (i)  高分子量単量体の91造 実施例2におけると同様の方法で、数平均分子量6.8
00のMMA系高分子量単量体を得た。
(ii)<L型共重合体の製造 実施例2におけると同様の方法で、DMPA/MMA<
L型共重合体を得た。
(iii)  DMPA/MMA<1.型共重合体の臭
化エチルによる四級化反応、および、ブレンド組成物の
製造 (11)で得られたDMPA/MMA< L型共重合体
50gを、THF/メタ/−ル混合溶媒に溶かした。次
に臭化エチル(以下EtBrと記す)を、DMPAアミ
7基に対して1.5当量加えて、40°Cで48時間反
応させた。反応終了後、溶媒および過剰のEtBrを減
圧下で除去した。得られた反応生成物は約61trで四
級化反応は、はぼ定量的に起ったものと推定される。
このようにして得られたDMPA/MMA < L型共
重合体ELBr塩を、MMA樹脂に実施例1におけると
同様の方法でブレンドした後、温度190°Cの条件下
でプレス成形して8 cmX 8 cmX1+n+nの
シートを作成した。ブレンド組成物中のDMPΔ換体成
分lは3重量%であった。このシートを恒温恒温(23
℃、50%RH)の状態で保存した。
(iv )  D M P A / M M A < 
L型共重合体EtBr塩ブレンド組成物の導電性シート
についての表面抵碕7&l+  I”1−ff 1 口
外A  Q Vln II ^/−,−IQ左7日後2
.4X10”Ω/am、保存14保存14マ後1.7×
1010Ω/cII。帯電半減期は保存1日後で、約5
秒であった。
実施例5 (i)  高分子量単量体の製造 実施例2におけると同様の方法で、数平均分子量6,8
00のMMA系高分子量単量体を得た。
(ii)<L型共重合体四級塩の製造 (i)で得られたMMA系高分子量単量体30g、MM
A30g、ツメチルアミ/エチルアクリレートのCH3
Cl四級塩(以下TMAと記す)40g。
および、ジメチルホルムアミド(以下DMFと記す)1
00gを3001617ラスコに仕込んで70“Cに昇
温しで溶解させた。次にATBNO0II?を添加して
重合反応を開始した。反応を開始してから5.2時間経
過した後、重合反応を停止させ、反応液を大過剰のアセ
トン/ヘキサン混合溶媒中に投入して反応生成物を沈澱
させた。次にMEK/エタ/−ル溶媒中に溶解分散させ
、ヘキサン中に再沈、させて粘製した6得られjこTM
A/MMAくし型共重合体中のTMA成分量は、46.
9重量%であった。
(iii)  TMA/MMA< し型共重合体ブレン
ド組成物の製造 にii)で得られたTMA/MMA< L型共重合体N
a塩を、実施例1におけると同様の方法でMMA tJ
(脂、およびスチレン−アクリロニトリル樹脂(以下S
A樹脂と記す)にブレンドした後、温度190℃の条件
下でプレス成形して8 cmX 8 co+X11のシ
ートを作成した。ブレンド組成物中のTMA成分量は、
TMAに由来する窒素の量が、上記の実施例1〜4にお
ける組成物中の窒素の量と同じになるようにした。これ
らのシートを恒温恒湿(23“C150%RH)の状態
で保存した。
(iv)  TMA/MMA< L型共重合体ブレンド
組成物の導電性 シートについての表面抵抗値は、M M A rJf脂
をブレンドした組成物の場合は、保存1日後8.0×1
08Ω/cm、保存7日後6.6X10”Ω/clll
保存14日後7.7X10’Ω/cmであった。SA樹
脂をブレンドした組成物の場合は、保存3日後2.0X
109Ω/cIflであった。いずれの樹脂組成物も帯
電は観測されなかった。
比較例1 (i)  高分子量単量体の製造 実施例1におけると同様の方法で、数平均分子量9.2
00のMMA系高分子量単敵体を得た。
(ii)<シ型共重合体の製造 (i)で得られたMMA系高分子量単量体40g。
MMA 3 og、アクリル酸(以下AAと記す)30
g。
およびMEKloogを300+a17ラスコに仕込ん
で70℃に昇温しで溶解させた。次にAIBNo、1g
を添加して重合反応を開始した。反応を開始してから5
時間経過した後、ハイドロキノンを加えて重合反応を停
止させ、反応液を大過剰のエチルエーテル中に投入して
反応生成物を沈澱させた。この反応生成物をMEK/ヘ
キサンを用いて再沈精製した。収量は77.2gであっ
た。
得られたAA/MMA< L型共重合体中のAA酸成分
18.8重量%であった。
(iii )  A A / M M A < L型共
重合体Na塩およびLi塩の製造、および、ブレンド組
成物の製造(11)で得られたAA/MMA< L型共
重合体Na塩 をT HF /メタノールに)容解させ
、次にAA成分当量のNa成分を含んだNaOH/メタ
7−ル溶液を加えて3時間放置して、AA/MMAくし
型共重合体のNa塩を製造した。さらに同様の方法で、
LiOHを用いてAA/MMA<L型共重合体のLi塩
を製造した。
これらのNa塩およびLi塩を、実施例1におけると同
様の方法でMMA樹脂およびSA樹脂にそれぞれブレン
ドした後、温度190℃の条件下でプレス成形して8 
c+aX 8 c+aX 1 +a+aのシートを作成
した。ブレンド組成物中のAA−NaおよびAA−Li
成分量は、AA−Na基およびAA−Li基が、実施例
1〜4におけるアミ7基(またはアンモニウム基)と組
成物単位重量当りで同一モル数になるようにした。この
ときNa塩の方は、MMA樹脂との相溶性が悪く、ブレ
ンドした際に0(府中に均一に分散させることができな
かった。これらのシートを恒温恒湿(23℃、50%R
H)の状態で保存した。
(iv)  AA/MMA < L、型共重合体Na塩
およびLi塩ブレンド組成物の導電性 シートについての表面抵抗値は、Na塩の場合、MMA
樹虞をブレンドした組成物は保存3日後1.6X10”
Ω/cI6であった。Li塩の場合、MMA樹脂をブレ
ンドした組成物は保存1日後9.0X10”070m1
保存7日後8.0X101コΩ/c+++、保存14日
後2.4X10′2Ω/ e IQであり、SA樹脂を
ブレンドした組成物は、保存3日後6.6×1010Ω
/c+oであった。
帯電半減期はLi塩とSA樹脂をブレンドした組成物の
場合、保存1日後で11秒であった。
Na塩およびLi塩を有するくし型共重合体は、アミン
塩を有するくし型共重合体に比べて成形用熱可塑性樹脂
に対する相溶性が悪く、得られる成形品の帯電防止効果
も劣ることが明らかである。
比較例2 (i)  高分子量単量体の製造 実施例1におけると同様の方法により、数平均分子量9
,200のMMA系高分子量単量体を得た。
(ii)<L型共重合体の製造 (i)で得られたMMA系高分子量単量体40g、1)
−スチレンスルホン酸ソーダ(以下PSSと記す)30
I?、MMA30g、DMF35ogを11フラスコに
仕込んで70℃に昇温しで溶解させた。
次にAIBNo、1gを添加して重合反応を開始した。
このとき重合反応が進行するに従って、反応液が次第に
不均一になっていった。開始から17時間経過した後、
重合反応を停止させ、反応液を大過剰のアセトン中に投
入して反応生成物を沈澱させた。得られたPSS/MM
A<L型共重合体は、転化率57.5%で、共重合体中
のPSS成分量は30.1重量%であった。
(iii)  PSS/MMA< L型共重合体ブレン
ド組成物の製造 (i;)で得られたPSS/MMA<L型共重合体を、
実施例1におけると同様の方法でMMA樹脂にブレンド
した後、温度190″Cの条件下でプレス成形して8c
τoX8c鴇×11n鎗のシートを作成した。ブレンド
組成物中のPSSSS成分量PSS基が実施例1・し4
におけるアミ7基と組成物の単位重量当りで同一モル数
になるようにした。ブレンドの際、若干分散不良が観測
された。このシートを恒温恒:fA(23’C,50%
RH)の状態で保存した。
(iv)  PSS/MMA< L型共重合体組成物の
導電性 シートについての表面抵抗値は、保存1日後1.8X1
011Ω/cI+1、保存7日後5.4X10’2Ω/
era、保存14日後4.4X10目Ω/eIaであっ
た。帯電半減期は保存1日後で15秒であった。
即ち、帯電防止効果、およびその持続性、成形用熱可塑
性樹脂との相溶性のいずれもが、本発明に係るくし型共
重合体に比べて劣る。
比較例3 (i )  D M A / M M Aランダム共重
合体の製造DMA70g、MMA70g1および、ME
K140gを500+a17ラスコに仕込んで、AIB
No、15I?を加え、70°Cで6.8時間重合反応
させた。反応終了後、反応液を大過剰のジエチルエーテ
ル中に投入して反応生成物を沈澱させ、さらにMEK/
ヘキサンで再沈精製した。得られた[)MA/MMパラ
ンダム共重合体は、転化率45.4%で、共重合体中の
DMA成分は50.3重量%であった。
(iii )  D M A / M M Aランダム
共重合体ブレンド組成物の製造 (11)で得られたDMA/MMAランダム共重合体を
、実施例1におけると同様の方法でM M A a(脂
にブレンドした後、温度190°Cの条件下でプレス成
形して8cI6×8clII×l111のシートを作成
した。ブレンド組成物中のDMAr&、分量は、組成物
中の窒素の量が、実施例1〜4における組成物5中の窒
素の量と同じ割合になるようにした。次に。
このシートを、塩化水素ガスと24時間接触させた後、
十分水洗して、恒温恒湿(23℃、50%RH)の状態
で保存した。
(iv )  D M A / M Mパランダム共重
合体、II′1.成約の導電性 シートについての表面抵抗値は保存1日後5×1011
Ω/cm、保存14日後2.6X10”Ω/drflで
あった。
帯電防止効果は、本発明のくし型共重合体に比べて劣っ
ている。
以上の実施例および比較例の表面抵抗および帯電半減期
の測定結果を第1表に示した。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アミン系くし型共重合体を製造するにあたり、ビ
    ニル系単量体の重合体部分および、その1つの末端に結
    合する1個の重合性のビニル基を有し、しかも数平均分
    子量が1,500〜 20,000の範囲にある高分子量単量体( I )20
    〜80重量%、アミノアルキル基を含有するビニル系単
    量体(II)80〜20重量%、高分子量単量体( I )
    および、アミノアルキル基含有ビニル系単量体(II)と
    共重合しうるビニル系単量体(III)0〜60重量%と
    を反応させることを特徴とするアミン系くし型共重合体
    の製造方法。
  2. (2)アミノアルキル含有ビニル系単量体(II)として
    、アミノアルキル基をエステル残基として有するアクリ
    ル酸またはメタクリル酸のエステルおよび/または、ア
    ミノアルキル基を窒素置換基としてもつアクリルアミド
    またはメタクリルアミドを用いることを特徴とする、特
    許請求の範囲第(1)項記載のアミン系くし型共重合体
    の製造方法。
  3. (3)アミノアルキル基がアンモニウム塩または四級塩
    のものを使用することを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項および第(2)項記載のアミン系くし型共重合体
    の製造方法。
  4. (4)高分子量単量体( I )の重合体部分を構成する
    ビニル系単量体がメチルメタクリレートであることを特
    徴とする、特許請求の範囲第(1)項〜第(3)項記載
    のアミン系くし型共重合体の製造方法。
  5. (5)ビニル系単量体(III)として、エステル残基と
    してポリオキシエチレン鎖を有するアクリレートまたは
    メタクリレートを使用することを特徴とする、特許請求
    の範囲第(1)項〜第(4)項記載のアミン系くし型共
    重合体の製造方法。
  6. (6)ビニル系単量体(III)として、アニオン性基を
    有するものを使用することを特徴とする、特許請求の範
    囲第(1)項〜第(4)項記載のアミン系くし型共重合
    体の製造方法。
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