JPS621130B2 - - Google Patents

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JPS621130B2
JPS621130B2 JP8270881A JP8270881A JPS621130B2 JP S621130 B2 JPS621130 B2 JP S621130B2 JP 8270881 A JP8270881 A JP 8270881A JP 8270881 A JP8270881 A JP 8270881A JP S621130 B2 JPS621130 B2 JP S621130B2
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JP
Japan
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friction
vibrating
disc rotor
pad
vibrating part
Prior art date
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JP8270881A
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Masayoshi Katagiri
Toshio Kondo
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to JP8270881A priority Critical patent/JPS57200739A/ja
Priority to US06/343,476 priority patent/US4460067A/en
Priority to GB8202833A priority patent/GB2093541B/en
Priority to DE3205854A priority patent/DE3205854C2/de
Publication of JPS57200739A publication Critical patent/JPS57200739A/ja
Publication of JPS621130B2 publication Critical patent/JPS621130B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D65/04Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
    • F16D65/092Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
    • F16D65/095Pivots or supporting members therefor
    • F16D65/097Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts
    • F16D65/0972Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts transmitting brake reaction force, e.g. elements interposed between torque support plate and pad
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D66/00Arrangements for monitoring working conditions, e.g. wear, temperature
    • F16D66/02Apparatus for indicating wear

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は車両用デイスクブレーキの摩擦パツ
ドが摩耗限度まで摩耗して交換の必要が生じたと
きにそれを運転者に警報する摩耗限度警報装置に
関する。
従来の技術 車両用のデイスクブレーキは、車輪と一体的に
回転するデイスクロータと、そのデイスクロータ
の摩擦面にアクチユエータによつて押し付けられ
る摩擦パツドと、その摩擦パツドをデイスクロー
タの摩擦面に直角な方向に移動可能に支持するト
ルク部材とを含むように構成されるのが普通であ
る。そして、摩擦パツドは、デイスクロータの摩
擦面に対面する摩擦材と、その摩擦材の裏面に固
着された裏板とから構成され、トルク部材はデイ
スクロータの近傍において非回転部材に固定され
てブレーキ作用時における摩擦パツドの回転トル
クを裏板の側端面の一部と当接することによつて
受けるように構成される。
上記摩擦パツドの摩擦材は使用につれて摩耗す
るものであり、この摩耗量が摩耗限度に達した場
合には交換することが必要となる。そこで、摩擦
パツドが摩耗限度に達したことを運転者に知らせ
るために摩耗限度警報装置が用いられており、そ
の一種に、摩擦材が摩耗限度まで摩耗したときデ
イスクロータと接触して警報音を発する帯板状の
警報部材を摩擦パツドに取り付ける形式のものが
ある。この形式の警報装置は既に種々のものが提
案されているが、いずれも周辺の騒音と明確に区
別し得る警報音に得にくい欠点があつた。周辺の
騒音と明確に区別し得るためには、周波数が高
く、しかも相当な大きさの音が必要なのである
が、そのような音の得られる警報装置を製作する
ことが困難であつたのである。高い周波数の警報
音を得るためには、警報部材のデイスクロータに
接触する部分の固有振動数を高くする必要がある
のであるが、単純な帯板から成る警報部材を摩擦
パツドの裏板に片持ち状に取り付ける形式の警報
装置において振動部の長さを短くすれば、その振
動部の振幅が小さくなつて十分な大きさの音が得
られず、長さを短くしないで固有振動数を高くす
るために振動部の板厚や板幅を大きくすれば、振
動部の強度が大きくなつてデイスクロータに接触
したときその摩擦面を傷付けてしまう恐れが有る
からである。
それに対して、例えば、実開昭55−15411号公
報に記載されているように、警報部材を、摩擦パ
ツドの裏板の側端部に固定された固定部と、その
固定部に続いて形成され、摩擦パツドの後方位置
において回曲するスプリング部と、そのスプリン
グ部から摩擦パツドの裏板とトルク部材との間に
形成された制動時(車両前進時および後進時の両
方における)においても消滅することのない隙間
を通つてデイスクロータの摩擦面に向かつて延び
るとともに、先端が摩擦パツドの摩擦材の摩耗限
度面に到達する振動部とを含むものとすれば、振
動部が裏板とトルク部材とに強く挟まれた状態と
なることがなく、スプリング部の弾性変形によつ
て振動部の移動が許容されるため、警報時に振動
部がデイスクロータの摩擦面に強く当り過ぎてそ
の摩擦面を傷付け、あるいは振動部自体が損傷を
受けることがなくなる。しかし、この警報部材に
おいては、摩擦パツドのがたつきを防止するアン
チラトルスプリングとしても機能するようにする
ために、スプリングによる振動部の付勢方向と車
両前進時におけるデイスクロータの回転方向とが
逆にされているために、振動部の先端がデイスク
ロータに接触したとき、デイスクロータとの間の
摩擦力によつてトルク部材から離れる方向へ撓ま
されてトルク部材から離れ、スプリング部によつ
て支持されている側の端を中心に回動するモード
で振動することとなり、振動部の長さが長いため
に固有振動数が低くなつて十分高い周波数の警報
音を得難い。
そこで、実開昭53−286号公報に示唆されてい
るように、スプリング部による振動部の付勢方向
をデイスクロータの回転方向と同じにして、振動
部をトルク部材のデイスクロータの回転方向に対
向する面に押し付けるようにすれば、振動部がデ
イスクロータの摩擦面に接触したとき、振動部が
長手方向の中間部をトルク部材に支持された状態
で回動するモードで振動することとなり、支点か
ら先端までの長さが短いために前記公報に記載さ
れたものに比較して高い振動数が得られる利点が
生ずる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この公報に記載されているよう
に、警報部材の振動部を単純にトルク部材の端面
に接触させる場合には振動部がデイスクロータの
摩擦面に接触して振動を開始したとき、その振動
部とトルク部材との接触点がトルク部材端面のデ
イスクロータに近い側のエツジと遠い側のエツジ
とに交互に支持されるモードで振動することとな
り、安定に振動しにくく、十分な大きさの警報音
を得ることが困難である。
本発明は、このような事情を背景として、警報
部材がデイスクロータと接触したとき、デイスク
ロータを傷付ける恐れがなく、しかも、予定され
た周波数で安定して振動し得る摩擦パツド摩耗限
度警報装置を提供することを目的として為された
ものである。
問題点を解決するための手段 そして、本発明の要旨とするところは、警報部
材の振動部と接触する部材に、少なくともその振
動部の長手方向においては一点で接触する突起を
形成し、振動部がこの突起部と接触する部分を節
として予定された振動数で安定に振動するように
した点にある。
すなわち、本発明に係る摩耗限度警報装置は、
帯板状のばね材から成り、(a)摩擦パツド裏板の側
端部に固定された固定部と、その固定部に続いて
形成され、摩擦パツドの後方位置において回曲す
るスプリング部と、そのスプリング部から摩擦パ
ツド裏板の側端面とトルク部材との間に形成され
た隙間を通つてデイスクロータの摩擦面に向つて
伸びるとともに先端が摩擦材の摩耗限度面に到達
する振動部とを含む警報部材と、(b)摩擦パツド裏
板とトルク部材との前記隙間を形成する面のうち
デイスクロータの回転方向に対向する側のもので
ある対向面またはその外向面を覆う部材に形成さ
れて警報部材の振動部に少なくともその振動部の
長手方向に関しては一点で当接してその振動部の
他の部分がその対向面またはそれを覆う部材に接
触することを防止する突起とを備えるように構成
される。摩擦パツドの裏板の側端面の一部はトル
ク部材と当接して回転トルクの伝達を行うのであ
るが、この側端面の別の部分とトルク部材との間
にはトルク伝達時においても消滅することのない
隙間が形成されることが多いため、そのような場
合はその隙間を通つて、また、そのような隙間が
ない場合には意図的にそのような隙間を形成して
上記振動部がトルク伝達面に向かつて延び出させ
られるのであり、この隙間を形成する部材のうち
振動部と接触する側の部材に突起が形成されるの
である。この突起は少なくとも振動部の長手方向
に関しては点状に当接して振動部の他の部分が裏
板やトルク部材に接触することを防止する状態で
形成され、かつ、振動部はスプリング部の弾性力
によつて常にこの突起に押し付けられる。なお、
突起が摩擦パツド裏板やトルク部材の対向面に直
接形成されることは不可欠ではなく、対向面が裏
板とトルク部材との錆付きを防止するためのライ
ニングや警報部材自身の固定部等によつて覆われ
ている場合にはそれらの部材に形成されればよ
い。
作用および効果 このように構成すれば、振動部は突起に接触す
る部分を節として安定に振動し得ることとなつて
大きな警報音が得られ、しかも、その振動数は突
起の形成位置を変えることによつて任意に設定し
得るため、周辺の騒音と明瞭に区別し得る周波数
の警報音を得ることができるのである。
なお、突起を警報部材の振動部に形成すること
も可能であるが、その場合には振動部がデイスク
ロータに接触して摩耗するにつれて突起から振動
部先端までの長さが変化し、振動部の固有振動数
が変化して警報音が変わつてしまう。それに対し
て、本発明におけるように突起を裏板またはトル
ク部材側に形成すれば、振動部が摩耗しても突起
から振動部先端までの長さが変化しないためその
ような不具合が生じない。
また、特に突起をトルク部材側に設ける場合に
は、後に実施例のところで詳述する理由で、突起
から振動部先端までの長さを長くし易いという利
点が生ずる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。
第1図および第2図において10は車輪ととも
に回転するデイスクロータで一対の摩擦面12,
14を備えている。このロータ10の両側に摩擦
材16,18とこれらの裏面に固着された裏板2
0,22とから成る一対の摩擦パツド、すなわち
アウタパツド24およびインナパツド26が配設
されている。これらのパツド24,26はトルク
部材27の中央部に設けられた切欠28に遊嵌さ
れてデイスクロータ10の摩擦面12,14に対
して直角な方向に移動可能に支持されており、制
動時にデイスクロータ10からパツド24,26
に与えられる回転トルクがトルク部材27によつ
て受けられるようになつている。なお、トルク部
材27は図示しない車軸管等の非回転部材に固定
され、パツド24,26および後述のキヤリパ3
0を支持するために、デイスクロータ10の外周
を跨いで連結された相対向する板状部を備えてい
る。
上記パツド24,26をデイスクロータ10に
押し付けるアクチユエータとしてのキヤリパ30
は、インナパツド26に対向するシリンダ部32
と、アウトパツド24に対向するリアクシヨン部
34と、これらシリンダ部32およびリアクシヨ
ン部34を連結するブリツジ部35とを備え、一
対のパツド24,26を跨ぐように配設されてい
る。シリンダ部32にはピストン33が滑動可能
に嵌合されており、また、リアクシヨン部34は
二股に分岐して各分岐部分が裏板20の外側位置
に配置されている。そして、このキヤリパ30は
その両側方部分から延び出す図示しないアームの
先端部に形成された嵌合穴と、トルク部材27に
デイスクロータ10の軸心に平行に突設された図
示しないスライドピンとの嵌合により、ロータ1
0の軸心と平行な方向に移動可能に支持されてい
る。
パツド24の裏板20のデイスクロータ10の
軸心に近い側の部分に、該デイスクロータ10の
円周方向に突き出した耳部37が形成され、トル
ク部材27の切欠28の一部をなす矩形の小切欠
36と係合させられているが、その一方の耳部3
7には警報部材である帯板状のばね38が固定さ
れている。なお、図示はしないがインナパツド2
6もアウタパツド24と同様に構成されている。
ばね38は、第3図および第4図に示すよう
に、固定部40、第一屈曲部42、第二屈曲部4
6および振動部48を有している。固定部40は
長手方向にコの字状に曲げられて耳部37を把持
するとともに、上下方向の位置決めストツパ39
を備えている。第一屈曲部42と第二屈曲部46
とは共にU字状をなし、かつ、互いに直角な方向
に形成されており、第一屈曲部42の一端は固定
部40につらなり、他端は第二屈曲部46の一端
につらなつていて、これら第一屈曲部42と第二
屈曲部46とによつて裏板20の後方の空間にお
いて回曲するスプリング部が構成されている。そ
して、第二屈曲部46の他端から振動部48が延
び出させられている。振動部48は裏板20の耳
部37の側端面とトルク部材27のこれに対向す
る面との間に形成された隙間を通つてデイスクロ
ータ10に向かつて延設されており、先端が摩擦
パツド16の摩耗限度面Aに到達している。ブレ
ーキ作用時には裏板20の耳部37より上方の側
端面がトルク部材27に当接して回転トルクの伝
達を行うのであるが、この場合にも耳部37の側
端面とトルク部材27との間に形成された上記隙
間は消滅することがないように耳部37の長さが
決定されている。
一方、摩擦パツド24,26のがたつきを防止
するためにラトリング防止ばね56が、耳部37
の近傍において切欠28の内側にれぞれ配設され
ている。このラトリング防止ばね56はトルク部
材27の内側端面に沿つて延びる板状部50を備
え、この板状部50における両側部分にトルク部
材27を挟み込む適数対の舌片52が設けられて
いる。板状部50は摩擦パツド24,26の裏板
20,22とトルク部材27との錆付きを防止す
るライニングとして機能するように、トルク部材
27の裏板20,22に対向する面を覆う状態で
配設されている。この板状部50におけるパツド
24の下側(ロータ10の軸心側)に位置する部
分には、パツド24を押し上げる方向に付勢して
がたつきを防止するスプリング部54が設けられ
ている。また、板状部50の前記小切欠36底部
に位置する部分、すなわち前記ばね38の振動部
48の側面に対向する部分にはパツド24側へ突
出する突起58が形成され、ばね38の前記第一
屈曲部42と第二屈曲部46とから成るスプリン
グ部によつて付勢された振動部48が常にこの突
起58に押し付けられるようになつている。
なお、第3図および第4図はアウタパツド24
の一方の耳部37付近を示しており、他方の耳部
付近はばね38は配設されないがそれ以外は同様
に構成されている。
このように、ばね38は自体簡易な構成の部材
であり、しかもそれを取り付けるべきデイスクブ
レーキが、摩擦パツド裏板の側面とトルク部材と
の間に制動時においても消滅することのない十分
な大きさの隙間を有するものである場合にはその
位置に、また、そのような隙間がないものであれ
ば所望の位置にそのような隙間を設けて、ばね3
8を取り付ければよいため、簡単かつ安価な摩耗
限度警報装置を得ることができる。
次に、上記構成の装置の作動を説明する。
ブレーキ作用時にシリンダ部32の油室64に
制動油圧が供給されるとピストン33が押し出さ
れてインナパツド26をロータ10の摩擦面12
に押圧する。するとこの反作用でシリンダ部32
がピストン36とは反対の方向に移動させられ、
これとともに移動するリアクシヨン部34がアウ
タパツド24をロータ10の他の摩擦面14に押
圧してロータ10の回転を抑制する。
ブレーキの作用回数が重なるに従つてアウタパ
ツド24およびインナパツド26における摩擦材
16,18はロータ10との接触面側から漸次摩
耗し、そして摩耗限度に達する。摩擦材16が摩
耗限度に達するとばね38の振動部48の先端が
第4図中矢印Dで示される方向に回転するデイス
クロータ10に接触するに至る。すると振動部4
8は突起部58と接触している部分を節として安
定に振動させられて大きな高い周波数の音(高
音)を発生する。この高音は通常の車両騒音に比
較して周波数の高い「ピー」という音であるの
で、極めて効果的な警報音であり、運転者が容易
に摩擦パツド24,26が摩耗限度に達したこと
を知ることができるからである。そして、振動部
48とデイスクロータ10との接触状態に無理が
生じないように、振動部48が第一屈曲部42お
よび第二屈曲部46によつて保持されているの
で、振動部48が接触するデイスクロータ10の
面には殆ど傷が付くことがないのである。
ところで上記摩耗限度警報装置においては振動
部48の長さlを規定すべき突起58がラトリン
グ防止ばね56の側に設けられているため、lの
値を比較的長く選定し得る特長を有している。第
6図に基づいてより具体的に説明すると、突起6
0をラトリング防止ばね56に代えて振動部48
の側に設け、この突起60をラトリング防止ばね
56の板状部50に接触させることも可能である
が、この場合には上記lは摩耗限度面Aと板状部
50の後方側(ロータ10から遠い側)の側端縁
間の長さを最大とし、この範囲内においてのみ調
整可能である。何故ならば突起60はパツド24
とともに移動するから突起60が板状部50の側
端縁にその後方側から突き当たつてパツド移動の
際における抵抗となることを避けようとすれば突
起60はパツド24が当初の最も引き込んだ状
態、すなわちロータ10から最も遠ざかつた状態
(第6図の状態)において板状部50の内側面に
接触する位置に設けることが必要となり、したが
つてその突起60から振動部48先端までの長
さ、すなわち上記lの最大値はパツド24が上記
最も引き込んだ状態において振動部先端と板状部
50の側端縁間の距離(第6図におけるl1)で規
定されることとなる。
これに対して上記装置における突起58は摩擦
材16の全摩耗過程を通じて位置の変化しないラ
トリング防止ばね56の側に設けられているか
ら、突起58から振動部48先端までの長さは摩
擦材16の摩耗につれて大きくなり、その最終的
な長さ、すなわち前記lはパツド24が最も押出
された状態における振動部先端と位置固定の突起
58間の距離(第4図におけるl2)で与えられ
る。そしてこの突起58はこれを板状部50の後
側端縁部に設けた場合においても振動部48の側
面と常に接触した状態にあつて同振動部48の円
滑な移動を阻害しないから、上記lはパツド24
が最も押出された状態における振動部48先端と
板状部50の後側端縁間の距離を最大として、第
6図に示されたものの場合より長く選定し得、か
つ比較的広い範囲で長さを変更することができる
のである。これによつて車種の相違等に起因する
振動騒音の周波数の変化その他の事情との関係に
おいて最適の警報音を発生させることが容易とな
り、警報効果がより高められ得るのである。第7
図、第8図は突起62,68を第3図ないし第5
図に示す位置(トルク部材27の厚さ方向ほぼ中
央)よりも前方側、後方側にそれぞれ設けた例を
示すもので、これにより同図に示す装置よりもさ
らに高い警報音、さらに低い警報音がそれぞれ発
生させられる。
次に、第9図は本発明のさらに他の実施例を示
すもので、この実施例では突起70がばね72に
おける固定部40に設けられている。なお、本実
施例ではータ10の回転方向は第9図中Eで示さ
れる方向である。本実施例によれば裏板20にば
ね72を固定した状態でこれをトルク部材27へ
嵌め入れるとき、振動部48が開いていないので
組立てが容易となる利点がある。また、本実施例
は突起70から振動部48の先端までの長さを短
くしたい場合に適している。
上記実施例においては突起をラトリング防止ば
ねあるいは帯板状のばねのいずれか一方に設けた
例を説明したが、かかる突起はパツドの裏板ある
いはトルク部材のいずれか一方に直接設けること
が可能であることは言うまでもない。
以上、本発明を2、3の実施例について説明し
てきたが、本発明はかかる実施例記載のものに限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しな
い範囲において種々変更が加えられ得るものであ
る。
例えば、振動部48はデイスクロータ10の平
坦な摩擦面14に接触させてもよいが、振動部4
8が接触するデイスクロータ10の表面に、積極
的に振動部48を励振する凹凸部を設けても差支
えない。この場合、振動部48が発生する警報音
が一層高められる利点がある。
前述の実施例において、ばね38はインナパツ
ド26およびアツタパツド24の一方の耳部37
に設けられているが、摩耗の多い側の耳部37、
あるいは片側のパツドのみに設けたり、両方の耳
部37に設けたりしても差支えない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の実施例である摩
耗限度警報装置を含むデイスクブレーキの側面断
面図および正面断面図、第3図および第4図は第
1図、第2図に示されたデイスク部における要部
を拡大して示す背面図および平面断面図であり、
第5図は第1図ないし第4図に示されたラトリン
グ防止ばねの要部斜視図である。第6図は第1図
ないし第5図における摩耗限度警報装置の利点を
説明するための説明図、第7図および第8図は本
発明の他の実施例である摩耗限度警報装置の要部
平面断面図、第9図は本発明のさらに他の実施例
である摩耗限度警報装置を含む平面断面図であ
る。 10:デイスクロータ、16,18:摩擦材、
20,22:裏板、24:アウタパツド、26:
インナパツド、27:トルク部材、38,72:
ばね、40:固定部、42:第一屈曲部、46:
第二屈曲部、48:振動部、56:ラトリング防
止ばね、58,60,62,68,70:突起
部、A:摩耗限度面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両の車輪と一体的に回転するデイスクロー
    タと、該デイスクロータの摩擦面に対面する摩擦
    材と該摩擦材の裏面に固着された裏板とを備えた
    摩擦パツドと、該摩擦パツドを前記デイスクロー
    タの摩擦面に押し付けるアクチユエータと、前記
    デイスクロータの近傍において非回転部材に固定
    され、前記摩擦パツドを前記デイスクロータの摩
    擦面に直角な方向に移動可能に支持するととも
    に、ブレーキ作用時における該摩擦パツドの回転
    トルクを該摩擦パツドの前記裏板の側端面の一部
    と当接することによつて受け、かつ、該当接時に
    おいても消滅することのない隙間を該側端面の他
    の部分との間に形成するトルク部材とを含むデイ
    スクブレーキにおいて、前記摩擦材が摩耗限度ま
    で摩耗したとき警報音を発生する装置であつて、 帯板状のばね材から成り、前記裏板の側端部に
    固定された固定部と、該固定部に続いて形成され
    て前記パツドの後方位置において回曲するスプリ
    ング部と、該スプリング部から前記隙間を通つて
    前記デイスクロータの摩擦面に向つて延びるとと
    もに先端が前記摩擦材の摩耗限度面に到達する振
    動部とを有する警報部材を備え、かつ、前記裏板
    と前記トルク部材との前記隙間を形成する面のう
    ち前記デイスクロータの回転方向に対向する側の
    ものである対向面またはその対向面を覆う部材に
    形成されて前記振動部に少なくともその振動部の
    長手方向に関しては一点で当接して該振動部の他
    の部分が該対向面またはそれを覆う部材に接触す
    ることを防止する突起を備えるとともに、前記振
    動部が前記スプリング部の弾性力によつて該突起
    に常時押し付けられており、該振動部の先端が前
    記デイスクロータに接触したとき該振動部が該突
    起への接触部を節として振動して警報音を発する
    ことを特徴とするデイスクブレーキの摩擦パツド
    摩耗限度警報装置。
JP8270881A 1981-02-20 1981-05-30 Apparatus for warning abrasion limit of friction pad for disc brake Granted JPS57200739A (en)

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