JPS62108090A - 熱転写リボン - Google Patents
熱転写リボンInfo
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- JPS62108090A JPS62108090A JP60249763A JP24976385A JPS62108090A JP S62108090 A JPS62108090 A JP S62108090A JP 60249763 A JP60249763 A JP 60249763A JP 24976385 A JP24976385 A JP 24976385A JP S62108090 A JPS62108090 A JP S62108090A
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- JP
- Japan
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- ink
- thermal transfer
- transfer ribbon
- heat
- vinyl acetate
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/392—Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
- B41M5/395—Macromolecular additives, e.g. binders
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
し従来技術］
熱転写リボンを使った印字は、サーマルヘッドにより熱
転写リボンを印字用紙に密着させ、そのサーマルヘッド
の多数の発熱素子のうち所要の発熱素子を発熱させるこ
とにより、その発熱素子に熱転写リボンの支持体を介し
て接している熱溶融性インク部分が溶けて印字用紙に転
写されることにより行われる。
転写リボンを印字用紙に密着させ、そのサーマルヘッド
の多数の発熱素子のうち所要の発熱素子を発熱させるこ
とにより、その発熱素子に熱転写リボンの支持体を介し
て接している熱溶融性インク部分が溶けて印字用紙に転
写されることにより行われる。
そして、従来この種の熱転写リボンは着色剤とそのバイ
ンダ剤とからなる熱溶融性インクを支持体上に塗布した
だけのものであり、前記バインダ剤はワックスを主成分
としていた。
ンダ剤とからなる熱溶融性インクを支持体上に塗布した
だけのものであり、前記バインダ剤はワックスを主成分
としていた。
［発明が解決しようとする問題点］
前述のように熱溶融性インクを支持体上に塗布しただけ
の熱転写リボンでは普通紙に印字を行った場合、その普
通紙の平滑度がベック平滑度で数十秒までのものでない
と、充分な印字品質か得られなかった。
の熱転写リボンでは普通紙に印字を行った場合、その普
通紙の平滑度がベック平滑度で数十秒までのものでない
と、充分な印字品質か得られなかった。
この原因は、第２図に示すように印字用紙の表面平滑度
が低い場合には、印字用紙表面の凹部に熱溶融性インク
が接触できず、インクの転写が達成されないために印字
のカスーや抜けが発生することにより起こるものでおる
。
が低い場合には、印字用紙表面の凹部に熱溶融性インク
が接触できず、インクの転写が達成されないために印字
のカスーや抜けが発生することにより起こるものでおる
。
これを解消する方法として、熱溶融性インクの）ｄ融粘
度を大幅に低下させ、印字用紙の凸部の接触部分からイ
ンクを浸透させ、四部の非接触部分までインクを到達さ
せることか考えられるが、このようなインクの浸透はイ
ンクか転写されるべきでない部分でも起り、転写像の輪
郭が不明瞭となり、にじんだ感じになる。
度を大幅に低下させ、印字用紙の凸部の接触部分からイ
ンクを浸透させ、四部の非接触部分までインクを到達さ
せることか考えられるが、このようなインクの浸透はイ
ンクか転写されるべきでない部分でも起り、転写像の輪
郭が不明瞭となり、にじんだ感じになる。
［発明の目的］
本発明は、前述したような従来の熱転写リボンの問題点
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、従来のサーマルヘッドで充分実現可能な印字エネ
ルギ範囲内で非平滑な印字用紙にもカスーや抜けのない
鮮明な印字ができる熱転写リボンを提供するものである
。
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、従来のサーマルヘッドで充分実現可能な印字エネ
ルギ範囲内で非平滑な印字用紙にもカスーや抜けのない
鮮明な印字ができる熱転写リボンを提供するものである
。
［問題点を解決するための手段］
面記の目的を達成するために、本発明の熱転写リボンの
インク層は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂及び１５
０°ＣにおＣプる溶融粘度が１０’〜５×１０’Ｐで、
且つカーボンブラック等の着色剤と親和性１分散性の高
い高粘性樹脂を主成分とするバインダ剤と着色剤とを混
合してなる熱溶融性インクにより形成されている。
インク層は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂及び１５
０°ＣにおＣプる溶融粘度が１０’〜５×１０’Ｐで、
且つカーボンブラック等の着色剤と親和性１分散性の高
い高粘性樹脂を主成分とするバインダ剤と着色剤とを混
合してなる熱溶融性インクにより形成されている。
［作用］
上記構成によれば、印字時に印字用紙の凸部の接触点で
サーマルヘッドからの熱により溶融した熱溶融性インク
が充分固着し、熱転写リボンの剥離時に支持体と熱溶融
性インクとの間の密着ノＪに比べて熱溶融性インク自体
の凝集力の方が大ぎいことにより用紙の凹部に対応する
非接触部分の熱溶融性インクをも一緒に剥離転写するこ
とかできる。
サーマルヘッドからの熱により溶融した熱溶融性インク
が充分固着し、熱転写リボンの剥離時に支持体と熱溶融
性インクとの間の密着ノＪに比べて熱溶融性インク自体
の凝集力の方が大ぎいことにより用紙の凹部に対応する
非接触部分の熱溶融性インクをも一緒に剥離転写するこ
とかできる。
［実施例］
以下に本発明の一実施例を第１図乃至第３図を参照して
説明する。
説明する。
第１図において熱転写リボン１０はフィルム状の支持体
１１上に剥離層１２を形成し、更にその上にインク層１
３が形成されている。
１１上に剥離層１２を形成し、更にその上にインク層１
３が形成されている。
この実施例に使用されるフィルム状の支持体１１として
は、耐熱温度１５０°Ｃ以上のポリエステル、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、ポリサルフオン、ポリエーテル
サルフｔン、ポリフェニレンナルファイド、ポリエーテ
ル−エーテルケトン等からなるフィルムまたはコンデン
サ紙、グラシン紙等の紙が挙げられ、その厚さは約３〜
２０μの範囲にあるのが望ましい。また、第１図に示す
ように、インク層１３の塗布面と反対面にはシリコン樹
脂のような耐熱性樹脂からなるスティッキング防止層１
４が設けられている。
は、耐熱温度１５０°Ｃ以上のポリエステル、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、ポリサルフオン、ポリエーテル
サルフｔン、ポリフェニレンナルファイド、ポリエーテ
ル−エーテルケトン等からなるフィルムまたはコンデン
サ紙、グラシン紙等の紙が挙げられ、その厚さは約３〜
２０μの範囲にあるのが望ましい。また、第１図に示す
ように、インク層１３の塗布面と反対面にはシリコン樹
脂のような耐熱性樹脂からなるスティッキング防止層１
４が設けられている。
前記インク層１３は、着色材とバインダ剤とから構成さ
れている。
れている。
着色材としては、カーボンブラック等の顔料を使用する
。
。
また顔料だけでは出せない色を出したり、色調を調える
ために必要に応じて染料を少量補助剤的に加える。 ま
た、バインダ剤としては、従来の熱転写リボンの熱溶融
性インク層に比べて、溶融粘度を高めるとともに転写段
階での熱溶融性インク自体の凝集力を大きくするために
、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂と、１５０°Ｃにお
ける溶融粘度が１０３〜５×１０’Ｐである塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−ポ
リビニルアルコール共重合樹脂、ポリビニルブチラール
、ポリエチレンオキサイド、ポリカプロラクトン、アク
リル系樹脂、ポリスチレン、酢酸セルロース、ポリエス
テル、ポリエチレン、エチルセルロース等の高粘性樹脂
の一種または二種以上を主成分とし、ざらにその融点、
溶融粘度。
ために必要に応じて染料を少量補助剤的に加える。 ま
た、バインダ剤としては、従来の熱転写リボンの熱溶融
性インク層に比べて、溶融粘度を高めるとともに転写段
階での熱溶融性インク自体の凝集力を大きくするために
、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂と、１５０°Ｃにお
ける溶融粘度が１０３〜５×１０’Ｐである塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−ポ
リビニルアルコール共重合樹脂、ポリビニルブチラール
、ポリエチレンオキサイド、ポリカプロラクトン、アク
リル系樹脂、ポリスチレン、酢酸セルロース、ポリエス
テル、ポリエチレン、エチルセルロース等の高粘性樹脂
の一種または二種以上を主成分とし、ざらにその融点、
溶融粘度。
印字品質等を考慮して、４０〜１００’Ｃの融点を有す
るパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス
、酸化パラフィンワックス、キセンデリラワックス、カ
ルナバワックス、モンタンワックス、セレシンワックス
、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、
カスターワックス、牛脂硬化油、ラノリン、木ロウ、ソ
ルビタンスデアレート、ソルビタンパルミテート、ステ
アリルアルコール、ポリアミドワックス、オレイルアミ
ド、ステアリルアミド、ヒドロキシステアリン酸１合成
エステルワックス、合成含金ワックス等の蝋状物貿の一
種または二種以上を混合してもよい。
るパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス
、酸化パラフィンワックス、キセンデリラワックス、カ
ルナバワックス、モンタンワックス、セレシンワックス
、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、
カスターワックス、牛脂硬化油、ラノリン、木ロウ、ソ
ルビタンスデアレート、ソルビタンパルミテート、ステ
アリルアルコール、ポリアミドワックス、オレイルアミ
ド、ステアリルアミド、ヒドロキシステアリン酸１合成
エステルワックス、合成含金ワックス等の蝋状物貿の一
種または二種以上を混合してもよい。
また、剥離層１２は、適度な融点（８０〜１２ｏ’ｃ＞
で、且つフィルム状の支持体１１との密着力に乏しい、
ポリエチレンワックスにより構成されている。
で、且つフィルム状の支持体１１との密着力に乏しい、
ポリエチレンワックスにより構成されている。
尚、剥離層１２としてはポリエチレンワックス単体でも
良いが、インクリボンとしての種々の要求を満たすため
に、ベントナイト、カオリン、タルク等の充填剤を加え
ても良く、これにより剥離性を好ましい方向に変化させ
ることができる。
良いが、インクリボンとしての種々の要求を満たすため
に、ベントナイト、カオリン、タルク等の充填剤を加え
ても良く、これにより剥離性を好ましい方向に変化させ
ることができる。
次に、この実施例に基づいて裏面にスティッキング防止
層１４を形成した支持体１１上に剥離層１２よ３よびイ
ンクＭ１３を形成する製造工程について説明する。
層１４を形成した支持体１１上に剥離層１２よ３よびイ
ンクＭ１３を形成する製造工程について説明する。
（１）剥離層の生成工程
ポリエチレンワックスエマルジョンを水で希釈し塗液と
する。また１、充填剤を加える場合には三本ロールミル
、セントリーミル、サンドミル、ボールミル等の一般に
使用される分散機を用いて塗液中に分散する。
する。また１、充填剤を加える場合には三本ロールミル
、セントリーミル、サンドミル、ボールミル等の一般に
使用される分散機を用いて塗液中に分散する。
（２）剥離層の塗布乾燥工程
前記塗液をフィルム状の支持体１１、例えばポリエステ
ルフィルム（厚さ３．５μ）に適宜の塗イ５装置により
塗布する。それを８０〜１０００Ｃで乾燥させる。この
実施例では塗布厚を１μ前後の厚さに設定した。
ルフィルム（厚さ３．５μ）に適宜の塗イ５装置により
塗布する。それを８０〜１０００Ｃで乾燥させる。この
実施例では塗布厚を１μ前後の厚さに設定した。
（３）熱溶融性インクの生成工程
着色剤とエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂及び１５０’
Ｃにおける溶融粘度が１０３〜５×１０’Ｐの高粘性樹
脂を主成分とするバインダ剤とを溶剤中に溶融または分
散する。分散には前述の剥離層の生成工程と同様の三本
ロールミル、セントリーミル、サンドミル、ボールミル
等の一般に使用される分散機を用いる。この溶融２分散
液をインク塗液とする。
Ｃにおける溶融粘度が１０３〜５×１０’Ｐの高粘性樹
脂を主成分とするバインダ剤とを溶剤中に溶融または分
散する。分散には前述の剥離層の生成工程と同様の三本
ロールミル、セントリーミル、サンドミル、ボールミル
等の一般に使用される分散機を用いる。この溶融２分散
液をインク塗液とする。
（４）インク塗液の塗布乾燥工程
前記剥離層１２を塗布したフィルム状の支持体１１上に
前記インク塗液を前記適宜の塗布装置により塗布する。
前記インク塗液を前記適宜の塗布装置により塗布する。
そして、それを８０〜１００’Ｃで乾燥させる。この実
施例ではインクの塗布厚を４〜６μの厚さに設定した。
施例ではインクの塗布厚を４〜６μの厚さに設定した。
以上で熱転写リボン１０の製造工程が完了し、第１図に
示すような熱転写リボン１０が得られる。
示すような熱転写リボン１０が得られる。
この発明に係る熱転写リボンの実施例を実施例１及び実
施例２として次に示す。
施例２として次に示す。
［実施例１］
Ａ、剥離層
ａ、剥離層成分・・・・・・・・・・１重量部ポリエチ
レンワックスエマルジョン １００ｗｔ％ ［中東油脂（株）のＭＥ−１０］ Ｂ、熱溶融性インク層 す、インク成分・・・・・・・・・・１重量部エチレン
−酢酸ビニル共重合樹脂 ４５ｗｔ％［三井・デュポ
ンポリケミカル（株）のエバフレックス４２０
３８．５ｗｔ％］［三井・デュポンポリケミカル（株
）のエバ６ フレックス２２０ ６．５ｗ
ｔ９’ｏ］塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 ２５ｗ
ｔ％［積水化学工業（株）のエスレックＣ］酸化ポリエ
チレンワックス １０ｗ【％［三菱化成工業（
株）のサンワックスＥ−３カーボンブラック
２０ｗｔ％［三菱化成工業（株）のＭＡ−１Ω
Ω上−−計ｉｏｏｗｔ％ Ｃ０溶剤・・・・・・・・・・・・・４重量部メチルイ
ンブチルケトン １００ｗｔ％上記ａ成分より成
る塗液を３．５μポリエステルフイルムにより形成され
た支持体１１に塗布厚１μ前後になるように塗布し、そ
の支持体１１上に剥離＠１２を１ｑる。この剥離層１２
上にｂ成分及びＧ成分とからなるインク塗液を塗布し、
８０〜１００’Ｃで乾燥する。そして、支持体１１上の
剥離＠１２の上に厚さ４〜６μ程度のインク層１３を形
成する。
レンワックスエマルジョン １００ｗｔ％ ［中東油脂（株）のＭＥ−１０］ Ｂ、熱溶融性インク層 す、インク成分・・・・・・・・・・１重量部エチレン
−酢酸ビニル共重合樹脂 ４５ｗｔ％［三井・デュポ
ンポリケミカル（株）のエバフレックス４２０
３８．５ｗｔ％］［三井・デュポンポリケミカル（株
）のエバ６ フレックス２２０ ６．５ｗ
ｔ９’ｏ］塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 ２５ｗ
ｔ％［積水化学工業（株）のエスレックＣ］酸化ポリエ
チレンワックス １０ｗ【％［三菱化成工業（
株）のサンワックスＥ−３カーボンブラック
２０ｗｔ％［三菱化成工業（株）のＭＡ−１Ω
Ω上−−計ｉｏｏｗｔ％ Ｃ０溶剤・・・・・・・・・・・・・４重量部メチルイ
ンブチルケトン １００ｗｔ％上記ａ成分より成
る塗液を３．５μポリエステルフイルムにより形成され
た支持体１１に塗布厚１μ前後になるように塗布し、そ
の支持体１１上に剥離＠１２を１ｑる。この剥離層１２
上にｂ成分及びＧ成分とからなるインク塗液を塗布し、
８０〜１００’Ｃで乾燥する。そして、支持体１１上の
剥離＠１２の上に厚さ４〜６μ程度のインク層１３を形
成する。
このようにして製造した熱転写リボン１０を使用し、ベ
ック平滑度３〜４秒の印字用紙に印字したところ、印字
用紙の凹部にもインクが転写しており、カスレが極めて
少なく、且つシト−プで）農い印字像が得られた。
ック平滑度３〜４秒の印字用紙に印字したところ、印字
用紙の凹部にもインクが転写しており、カスレが極めて
少なく、且つシト−プで）農い印字像が得られた。
ここで、第２図および第３図に基づいてこの発明に係る
熱転写リボン１０を使用して平滑度の低い印字用紙に印
字を行った場合の熱溶融性インクの転写工程について説
明する。
熱転写リボン１０を使用して平滑度の低い印字用紙に印
字を行った場合の熱溶融性インクの転写工程について説
明する。
ナーマルヘッド１５により熱転写リボン１０をプラテン
（図示せず）上の印字用紙１６に圧接する。そして、サ
ーマルヘッド１５が発熱すると、熱がスティッキング防
止図１４及びフィルム状の支持体１１を通して剥離層１
２．及びインク層１３に伝導され、剥離層１２及びイン
ク層１３が溶融し、印字用紙１６の凸部に接触していて
る熱溶融性インクがその凸部に付着する。このとき従来
のワックス類を主成分とするインクでは印字用紙１６に
一部浸透するが、本実施例では溶融粘度がワックス類に
比べて大ぎい熱可塑性樹脂を使用しているため印字用紙
１６への浸透はおこらない。
（図示せず）上の印字用紙１６に圧接する。そして、サ
ーマルヘッド１５が発熱すると、熱がスティッキング防
止図１４及びフィルム状の支持体１１を通して剥離層１
２．及びインク層１３に伝導され、剥離層１２及びイン
ク層１３が溶融し、印字用紙１６の凸部に接触していて
る熱溶融性インクがその凸部に付着する。このとき従来
のワックス類を主成分とするインクでは印字用紙１６に
一部浸透するが、本実施例では溶融粘度がワックス類に
比べて大ぎい熱可塑性樹脂を使用しているため印字用紙
１６への浸透はおこらない。
そして、サーマルヘッド１５が発熱しなくなると、イン
ク層１３が冷却され、印字用紙１６に固着する。このと
き、剥離層１２の加熱された部分はまだ液状を保ってお
り、この部分に対応するインク層１３は、その内部での
凝集ツノか強いのに比べて剥離層１２との密着力か極め
て乏しい（非ｈｏ熱部分のインク層１３と剥離層１２と
の密着力に比べて著しく小ざい）。
ク層１３が冷却され、印字用紙１６に固着する。このと
き、剥離層１２の加熱された部分はまだ液状を保ってお
り、この部分に対応するインク層１３は、その内部での
凝集ツノか強いのに比べて剥離層１２との密着力か極め
て乏しい（非ｈｏ熱部分のインク層１３と剥離層１２と
の密着力に比べて著しく小ざい）。
このため、加熱部分の熱溶融性インク層１３即ち印字像
部は第３図に示すように印字用紙１６と接触していない
部分（凹部）を含めて容易に印字用紙１６側へ転写する
。尚、このとぎ、次のよう゛な関係が成り立っている。
部は第３図に示すように印字用紙１６と接触していない
部分（凹部）を含めて容易に印字用紙１６側へ転写する
。尚、このとぎ、次のよう゛な関係が成り立っている。
Ｆ４ ＞＞ Ｆｌ ＞Ｆ２ ＞Ｆ３
Ｆ１ ：熱溶融性インク層１３の印字用紙への固着力
Ｆ２ ：加熱部分と非加熱部分との境界における熱溶融
性インク層１３の凝集力 Ｆ３：熱溶融性インク層１３と剥離層１２との密着力或
いは剥離層１２と支持体１ １との密着力 Ｆ４：加熱部分の熱溶融性インク層１３の凝集力 このようにして、この熱転写リボン１０は加熱部分の熱
溶融性インク自体の凝集力の大きざを利用するとともに
剥離層１２のポリエチレンワックスエマルジョンのフィ
ルム状の支持体１１との密着力が低いことを利用して、
平滑度の低い印字用紙にもカスレ等のない高印字品質の
印字ができる。
性インク層１３の凝集力 Ｆ３：熱溶融性インク層１３と剥離層１２との密着力或
いは剥離層１２と支持体１ １との密着力 Ｆ４：加熱部分の熱溶融性インク層１３の凝集力 このようにして、この熱転写リボン１０は加熱部分の熱
溶融性インク自体の凝集力の大きざを利用するとともに
剥離層１２のポリエチレンワックスエマルジョンのフィ
ルム状の支持体１１との密着力が低いことを利用して、
平滑度の低い印字用紙にもカスレ等のない高印字品質の
印字ができる。
次に、第４図及び第５図に基づいてこの発明に係る熱転
写リボン１０を使用して誤印字文字の消去を行った場合
について説明する。
写リボン１０を使用して誤印字文字の消去を行った場合
について説明する。
サーマルヘッド１５により熱転写リボン１０をプラテン
（図示せず）上に載置された印字用紙１６上の誤印字部
分のインク１７に圧接する。そして、リーーマルヘッド
１５が発熱すると、熱がスデツキング防止層１４および
フィルム状の支持体１１を通して剥離層１２．インク層
１３および誤印字部分のインク１７に伝導され、三者が
溶融する。
（図示せず）上に載置された印字用紙１６上の誤印字部
分のインク１７に圧接する。そして、リーーマルヘッド
１５が発熱すると、熱がスデツキング防止層１４および
フィルム状の支持体１１を通して剥離層１２．インク層
１３および誤印字部分のインク１７に伝導され、三者が
溶融する。
そしてサーマルヘッド１６への通電が停止されると王者
は冷却され、所定の時間経過後、誤印字部分のインク１
７とインク層１３が密着した状態で固まる。このとぎ印
字用紙１６と誤印字部分のインク１７との密着力はフィ
ルム状の支持体１１−剥離層１２間、剥離層１２−イン
ク層１３間、及びインクｆ！１３層−誤印字文字のイン
ク１７の密着力に比べて小さい。この状態で熱転写リボ
ン１０を第５図に示すように印字用紙１６から離れる方
向へ引っ張ると、印字用紙１６上の誤印字部分のインク
１７は、その印字用紙１６から剥ぎ取られ熱転写リボン
１０側に転移される。
は冷却され、所定の時間経過後、誤印字部分のインク１
７とインク層１３が密着した状態で固まる。このとぎ印
字用紙１６と誤印字部分のインク１７との密着力はフィ
ルム状の支持体１１−剥離層１２間、剥離層１２−イン
ク層１３間、及びインクｆ！１３層−誤印字文字のイン
ク１７の密着力に比べて小さい。この状態で熱転写リボ
ン１０を第５図に示すように印字用紙１６から離れる方
向へ引っ張ると、印字用紙１６上の誤印字部分のインク
１７は、その印字用紙１６から剥ぎ取られ熱転写リボン
１０側に転移される。
［実施例２］
Ａ、剥離層
ａ、剥離層成分・・・・・・・・・・１重量部・ポリエ
チレンワックスエマルジョン １ｏｏｗｔ％ ［中東油脂（株）のＭＥ−１０］ Ｂ、熱溶融性インク層 す、インク成分・・・・・・・・・・１重量部・エチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂 ５０ｗｔ％［三井・デュポ
ンポリケミカル（株）のエバフレックス４２０
４２．５ｗｔ％［三井・デュポンポリケミカル（株）
のエバフレックス４５０ ７．５ｗｔ％］・
塩化ビ、ニルー酢酸ビニル共重合樹脂３０ｗｔ％ ［漬水化学工業（株）のエスレックＣ５］・酸化ポリエ
チレンワックス ５ｗｔ％［三菱化成工業（株
）のナンワックスＥ−２５０Ｐ］ ・カーホンブラック ’１５ｗｔ％［三
菱化成工業（株）のＭＡ−１Ωｌ−計１００ｗｔ％ Ｃ１溶剤・・・・・・・・・・・・・４重量部・メチル
イソブチルケトン ５０ｗｔ％・ドルオール
５０ｗｔ％計１００ｗｔ％ 上記各成分にて実施例１と同様な工程で製造された熱転
写リボン１０を使って印字したところ、前記実施例１と
同等の印字品質を得ることができた。
チレンワックスエマルジョン １ｏｏｗｔ％ ［中東油脂（株）のＭＥ−１０］ Ｂ、熱溶融性インク層 す、インク成分・・・・・・・・・・１重量部・エチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂 ５０ｗｔ％［三井・デュポ
ンポリケミカル（株）のエバフレックス４２０
４２．５ｗｔ％［三井・デュポンポリケミカル（株）
のエバフレックス４５０ ７．５ｗｔ％］・
塩化ビ、ニルー酢酸ビニル共重合樹脂３０ｗｔ％ ［漬水化学工業（株）のエスレックＣ５］・酸化ポリエ
チレンワックス ５ｗｔ％［三菱化成工業（株
）のナンワックスＥ−２５０Ｐ］ ・カーホンブラック ’１５ｗｔ％［三
菱化成工業（株）のＭＡ−１Ωｌ−計１００ｗｔ％ Ｃ１溶剤・・・・・・・・・・・・・４重量部・メチル
イソブチルケトン ５０ｗｔ％・ドルオール
５０ｗｔ％計１００ｗｔ％ 上記各成分にて実施例１と同様な工程で製造された熱転
写リボン１０を使って印字したところ、前記実施例１と
同等の印字品質を得ることができた。
［発明の効果］
以上詳述したように、本発明に係る熱転写リボンは、フ
ィルム状の支持体と、エヂレンー酢酸ビニル共重合樹脂
及び１５０’Ｃにおける溶融粘度が１０３〜５×１０４
Ｐで、且つカーボンブラック等の着色剤との親和性及び
分散性の高い高粘性樹脂を主成分とするバインダ剤と＠
色剤とを混合してなる熱溶融性インクとにより形成され
たものであり、印字に際しては、熱転写リボンの剥離時
に、支持体と熱溶融性インクとの間の密着力に比べて熱
溶融性インク自体の凝集力の方が大ざいことにより、用
紙の四部に対応する非接触部分の熱溶融性インクをも一
緒に剥離転写することができ、平滑度の低い印字用紙に
もカスレや抜は等かなく鮮明な印字かできるとともに、
誤印字消去の際にも、誤印字インクのインクを熱転写リ
ボン側へ十分に剥ざ取ることが可能である。
ィルム状の支持体と、エヂレンー酢酸ビニル共重合樹脂
及び１５０’Ｃにおける溶融粘度が１０３〜５×１０４
Ｐで、且つカーボンブラック等の着色剤との親和性及び
分散性の高い高粘性樹脂を主成分とするバインダ剤と＠
色剤とを混合してなる熱溶融性インクとにより形成され
たものであり、印字に際しては、熱転写リボンの剥離時
に、支持体と熱溶融性インクとの間の密着力に比べて熱
溶融性インク自体の凝集力の方が大ざいことにより、用
紙の四部に対応する非接触部分の熱溶融性インクをも一
緒に剥離転写することができ、平滑度の低い印字用紙に
もカスレや抜は等かなく鮮明な印字かできるとともに、
誤印字消去の際にも、誤印字インクのインクを熱転写リ
ボン側へ十分に剥ざ取ることが可能である。
第１図は本発明の一実施例を示す熱転写リボンの断面図
、第２図は熱転写リボンによる印字用紙に対する転写状
態を示す断面図、第３図は印字後の印字用紙と熱転写リ
ボンとを示す断面図、第４図は熱転写リボンによる誤印
字インクに対する消去状態を示す断面図、第５図は誤印
字消去後の印字用紙と熱転写リボンを示す断面図である
。 １０：熱転写リボン、１１：支持体、１３：インク層
、第２図は熱転写リボンによる印字用紙に対する転写状
態を示す断面図、第３図は印字後の印字用紙と熱転写リ
ボンとを示す断面図、第４図は熱転写リボンによる誤印
字インクに対する消去状態を示す断面図、第５図は誤印
字消去後の印字用紙と熱転写リボンを示す断面図である
。 １０：熱転写リボン、１１：支持体、１３：インク層
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、フィルム支持体と、 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂及び１５０℃における
溶融粘度が１０＾３〜５×１０＾４Ｐの高粘性樹脂を主
成分とするバインダ剤と着色剤とを混合してなる熱溶融
性インクにより形成されたインク層とを有する熱転写リ
ボン。 ２、前記バインダ剤はエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
及び１５０℃における溶融粘度が１０＾３〜５×１０＾
４Ｐで、且つカーボンブラック等の着色剤との親和性、
及び分散性の高い塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル−ポリビニルアルコール共重合
樹脂、ポリビニルブチラール、ポリエチレンオキサイド
、ポリカプロラクトン、アクリル系樹脂、ポリスチレン
、酢酸セルロース、ポリエステル、ポリエチレン、エチ
ルセルロース等の高粘性樹脂の一種または二種以上を主
成分とすることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
の熱転写リボン。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60249763A JPS62108090A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 熱転写リボン |
| US06/927,515 US4865901A (en) | 1985-11-06 | 1986-11-06 | Thermal transfer printing ribbon |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60249763A JPS62108090A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 熱転写リボン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62108090A true JPS62108090A (ja) | 1987-05-19 |
Family
ID=17197866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60249763A Pending JPS62108090A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 熱転写リボン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62108090A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01186385A (ja) * | 1988-01-21 | 1989-07-25 | Brother Ind Ltd | 乾式転写材用感熱転写インクリボンの製造方法 |
| JPH023378A (ja) * | 1988-06-17 | 1990-01-08 | Canon Inc | 倍密記録方法 |
| JPH0248628A (ja) * | 1988-08-11 | 1990-02-19 | Toshiba Corp | 内視鏡装置 |
| US5164744A (en) * | 1990-06-29 | 1992-11-17 | Hitachi Ltd. | Thermal transfer printing apparatus |
| JPH05270142A (ja) * | 1992-03-30 | 1993-10-19 | Kao Corp | 熱転写記録媒体 |
| JPH08112970A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-05-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感熱転写記録材料 |
| JP2002167556A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Hitachi Chem Co Ltd | 回路接続用フィルム状接着剤、回路端子の接続構造および回路端子の接続方法 |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP60249763A patent/JPS62108090A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01186385A (ja) * | 1988-01-21 | 1989-07-25 | Brother Ind Ltd | 乾式転写材用感熱転写インクリボンの製造方法 |
| JPH0566876B2 (ja) * | 1988-01-21 | 1993-09-22 | Brother Ind Ltd | |
| JPH023378A (ja) * | 1988-06-17 | 1990-01-08 | Canon Inc | 倍密記録方法 |
| JPH0248628A (ja) * | 1988-08-11 | 1990-02-19 | Toshiba Corp | 内視鏡装置 |
| US5164744A (en) * | 1990-06-29 | 1992-11-17 | Hitachi Ltd. | Thermal transfer printing apparatus |
| JPH05270142A (ja) * | 1992-03-30 | 1993-10-19 | Kao Corp | 熱転写記録媒体 |
| JPH08112970A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-05-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感熱転写記録材料 |
| JP2002167556A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Hitachi Chem Co Ltd | 回路接続用フィルム状接着剤、回路端子の接続構造および回路端子の接続方法 |
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