JPS6176255A - インデツクステ−ブルの位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ピ）産業上の利用分野 本発明は、被加工物の切断、切削、研削等を行う工作機
械において被加工物の加工位置を割り出すインデックス
テーブルの位置決め装置に関し、特に位置割出しのだめ
の動力を小さくすると共に作動時間を短縮できるインデ
ックステーブルの位置決め装置に関する。

（ｏン従来の技術 従来のインデックステーブルの位置決め装置は、第７図
に示すように、機枠１の中心部に回転軸２を嵌装して円
形のインデックステーブル３を上下動かつ回転可能に設
け、上記インデックステーブル３の下面周縁部忙は位置
割出し用の王冠形の第−歯車４を形成すると共に、機枠
１の上面の周縁部にて上記第一歯車４に対応するところ
には位置決め用の王冠形の第二歯車５を形成していた。

なお、１ｇ７図において、符号６はインデックステーブ
ル３の上面の所定位置に固定された被加工物であり、符
号７は上記被加工物６に対する加工工具である。このよ
５なインデックステーブルの位置決め装置を使用して被
加工物６の加工位置を順次割り出すには、まず、インデ
ックステーブル３を矢印Ａのように上昇して、その位置
で矢印Ｂのように所定の角度だげ回転し、その位置から
矢印Ｃのよ５に下降させて上記第二歯車５に第一歯車４
をかみ合せ、次なる被加工物６を加工工具Ｔのところに
位置決めしていた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかし、上記の従来技術においては、インデックステー
ブル３を矢印Ａのように上昇するとき、そのインデック
ステーブル３の上面に固定された複数の被加工物６も共
に持ち上げなゆればならず、上記インデックステーブル
３を上昇させる動力が大きくなると共く、その一時的な
大出力を常時用意しておかなければならないためランニ
ングコストも高くなるものであった。

また、上記インデッククチ−プル３を矢印Ａのように上
昇した後に、矢印Ｂのように回転し、さらに矢印Ｃのよ
うに下降するため、被加工物６の位置割出しの作動時間
が長くなるものであった。このことから、工作機械によ
る加工工作のトータル時間が長（かかるものであった。

さらに、上記インデックステーブル３を矢印人のように
上昇するときは、該インデックステーブル３と衝突しな
いように加工工具７を矢印り方向に一杯に後退させなけ
ればならず、この後退量を多くとることから工作機械全
体の占有スペースが大（／きなるものであった。そこで
、本発明はこのような問題点を解決することを目的とす
る。

に）問題点を解決するための手段 そして上記の問題点は本発明によれば、機枠に回転可能
に設けられたインデックステーブルを有し１．このイン
デックステーブルの上面に固定された被加工物の加工位
置を所定角度ずつ回転して順次割り出すインデックステ
ーブルの位置決め装置において、上記インデックステー
ブルの回転軸の中間部に円形の位置割出し板を張り出す
と共に、この位置割出し板の周囲に位置決め支持板を設
ゆ、上記位置割出し板の外周部には複数の可動側案内部
を形成し、位置決め支持板の内周部には上記可動側案内
部と対向合致し５る１瀉所又はそれ以上の固定側案内部
を形成し、これらの案内部の相互間には上方に開（テー
パー空間を形成すると共にこのテーパー空間には係合部
材を介装し、かつ上記位置割出し板の上方には上記係合
部材を伴って上下動すると共に下降時には該係合部材を
対向する両案内部間に嵌合圧着して位置割出し板の位置
を固定する圧着部材を配設したことを特徴とするインデ
ックステーブルの位置決め装置を提供することによって
解決される。

（ホ））作　用 本発明によるインデックステーブルの位置決め装置は、
第１図に示すように、機枠１０に回転可能に設けられた
インデックステーブル１１０回転軸１２の中間部に平面
視円形の位置割出し板１３を張り出すと共に、この位置
割出し板１３の周囲に位置決め支持板１４を設け、上記
位置割出し板１３の上方には、係合部材１５を伴って矢
印Ｆ、Ｇのよ５に上下動すると共に下降時には位置割出
し板１３の外周部に形成された可動側案内部１６と位置
決め支持板１４の内周部に形成された固定側案内部１７
（第２図参照）との対向案内部１６．１７間に上記係合
部材１５を嵌合圧着する（第３図参照）圧着部材１８を
配設したことにより、インデックステーブル１１自体は
何ら上下動させることなく所定の角度だけ回転させるだ
けで、該インデックステーブル１１の上面に固定された
被加工物の加工位置を割り出すものである。

（へ）実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基いて詳細に説明す
る。

第４図は本発明によるインデックステーブルの位置決め
装置の一実施例を示す正断面図である。機枠１０の中心
部には、インデックステーブル１１０回転軸１２がベア
リング１９によつ瓜回転可能に支持され、この回転軸１
２の上端部には円形のインデックステーブル１１が固着
されている。このインデックステーブル１１は、その上
面に被加工物を例えば円周上の六等分の位置に固定して
おき、所定角度ずつ回転して被加工物の加工位置を順次
割り出すものである。

なお、上記インデックステーブル１１は機枠１０の天井
部２０の上面にて回転するが、該インデックステーブル
１１の下面外周部には第一の摺動部材２１ａが設けられ
ると共に、上記天井部２０の上面の対応部位には第二の
摺動部材２１ｂが設げられ、両摺動部材２１ａ、２１ｂ
の摺り合せにより上記インデックステーブル１１がスム
ーズに回転し且つ上方からの荷重負荷を支えるようにな
っている。

上記インデックステーブル１１０回転軸１２の中間部に
は、位置割出し板１３が張り出している。この位置割出
し板１３は、インデックステーブル１１を所定角度ずつ
回転してその位置で固定する際の角度位置を割り出すも
ので、上記回転軸１２と一体的に設けられると共く平面
視円形に形成されている。そして、この位置割出し板１
３の外周部には、第２図に示すように、複数の可動側案
内部１６が形成されている。この可動側案内部１６は、
上記インデックステーブル１１の位置を固定する際に後
述の係合部材１５の嵌合圧着を案内するもので、第３図
に示すように外方に開（開口縁部を有すると共に第１図
に示すようにその底部には上方ｌＣ開くテーパーが形成
された溝状とされ、インデックステーブル１１０割出し
位置数たとえば四等分または六等分或いはその整数倍の
数だけ形成されている。

上記位置割出し板１３の周囲には、位置決め支持板１４
が設けられ・ている。この位置決め支持板１４は、所定
角度ずつ回転した後の位置割出し板１３の位置を固定す
るもので、上記機枠１０の天井部２０の下面側（ボルト
２２等で取り付けられると共に上記位置割出し板１３と
同−平画内に位置するように設けられている。そして、
この位置決め支持板１４の内周部には、第２図に示すよ
うに、固定側案内部１７が形成されている。この固定側
案内部１γは、上記位置割出し板１３の位置を固定する
際に後述の係合部材１５の嵌合圧着を案内するもので、
第３図に示すように内方疋開く開口縁部を有する溝状と
され、上記可動側案内部１６と対向合致するように適宜
の１箇所又は二等分、四等分などの複数箇所（形成され
ている。

上記対向合致される可動側案内部１６と固定側案内部１
７との相互間には、第１図に示すように、上方に開くテ
ーパー空間が形成されると共に鋼球等の係合部材１５が
介装される。第１図においては、可動側案内部１６にの
みテーパーが付されているが、これとは反対に固定側案
内部１７にのみテーパーを付してもよいし、さらに両案
内部１６．１７にそれぞれテーパーな付して上方に開く
テーパー空間を形成してもよい。上記係合部材１５は、
両案内部１６．１７間に上方から嵌合圧着して位置割出
し板１３の回転後の位置を固定するもので、上記位置割
出し板１３が所定の角度だけ回転するときは可動側案内
部１６より上方へ抜げ出すようにされている。なお、上
記係合部材１５は鋼球に限られず、例えば下端が半球状
に形成された鋼棒であってもよい。

上記位置割出し板１３の上方には、圧着部材１８が設け
られている。この圧着部材１８は、上記位置割出し板１
３が所定の角度回転したところで上記係合部材１５を可
動側案内部１６と固定側案内部１Ｔとの間の空間内〈下
降して嵌合圧着するもので、適宜の作動機構にて回転軸
１２の長手方向に沿って上下動しうるようにされている
。すなわち、第４図に示すように、圧着部材１８の固定
側案内部１７に対応する外周縁には側面視略コ字形の保
持部材２３が該案内部１７に嵌合して設ゆられ、この保
持部材２３の上端が圧着部材１８の上面縁部に掛止され
ると共にその下端鉤部で係合部材１５を抱え込み、該係
合部材１５を伴って上下動し５るようになっている。そ
して、この圧着部材１８を上下動させるために、第５図
に示すように、該圧着部材１８の上面周囲に側面視略台
形の可動カム部２４が形成され、天井部２０の下面側に
は上記可動カム部２４と斜面が摺り合う形とされた固定
カム部２５が形成されており、可動カム部２４が固定カ
ム部２５に対して往復回動することにより圧着部材１８
が上下動する。この圧着部材１８の作動機構は、例えば
第６図に示すように、円板カム２６と、カムローラ２７
と、作動レバー２８と、リンク２９と、作動アーム３０
と、コイルバネ３１とからなる。なお、第４図において
、符号３２は圧着部材１８を常時上方へ付勢する復帰ス
プリングであり、符号３３は位置割出し板１３を所定角
度ずつ回転させるゼネバプレートであり、符号３４は上
記ゼネバプレートｊ３の切欠部３５に係合するカムロー
ラである。

次に、このようは、溝成されたインデックステーブルの
位置決め装置の作動について説明する。

まず、これからインデックステーブル１１の被加工物に
対する成る加工位置を割り出すとして、第６図に初期状
態を示す。ここでは、位置割出し板１３の六等分の位置
に可動側案内部１６が形成されており、六庸所の位置を
割り出すとする。この状態では、第５図（ａ）に示すよ
うに、可動カム部２４と固定カム部２５のカム山は当接
しておらず、圧着部材１８は第４図に示す復帰スプリン
グ３２によって押し上げられ、係合部材１５は上記圧着
部材１８と共に上昇して固定側案内部１７に沿って可動
側案内部１６の上方に離脱している。したがって、位置
割出し板１３は自由に回転しうるようになっている。そ
こで、次なる被加工物の加工位置を割り出すとして、第
４図に示すように、例えばウオーム３６及びフオーム歯
車３７０組合せで駆動軸３８を回転させる。このとき、
第６図において上記駆動軸３８の回転くより円板カム２
６が矢印Ｈ方向に回転する。すると、上記円板カム２６
の所定位置に設げられたカムローラ３４が同じく矢印Ｈ
方向に回動しなからゼネバプレート３３０円周上の六等
分位置に形成された切欠部３５内に入り込み、この切欠
部３５との係合動作により上記円板カム２Ｂが１／３回
転することによりゼネバプレート３３を矢印工方向へｖ
６回転させる。これにより、上記ゼネバグレート３３と
共に位置割出し板１３も１／６回転してインデックステ
ーブル１１を次なる加工位置へ移動させる。このとき、
位置割出し板１３の可動側案内部１６の一以上と固定側
案内部１７とが対向して合致する。この間、作動レバー
２８０基端に設けられたカムローラ２７は、円板カム２
６の円周上を滑るだけであり何ら作動しない。

上記のようにして円板カム２６が矢印Ｈ方向にｖ３回転
したところで、該円板カム２６のカムの始端３９がカム
ローラ２Ｔの位置に至り、さらに円板カム２６が矢印Ｈ
方向に回転することにより上記カムローラ２７を矢印Ｊ
方向へ押し出す。すると、作動レバー２８の先端が支点
４０を中心として矢印に方向へ回動し、す／り２９を矢
印り方向へ押し出す。これにより、上記リンク２９の先
端にビン４１で結合された作動アーム３０が矢印Ｍ方向
に回動される。この作動アーム３０は、第４図及び第６
図に示すように、圧着部材１８に連接されており、この
作動アーム３０の矢印Ｍ方向の回動により第５図（ａ）
に示すように圧着部材１８が矢印Ｎ方向洗移動される。

すると、固定カム部２５の斜面を可動カム部２４の斜面
が滑って行きながら徐々に下降させられ、第５図（ｂ）
に示すように、固定カム部２５のカム山て可動カム部２
４のカム山が当接したところで、上記圧着部材１８は復
帰スプリング３２に抗して矢印Ｐ方向へ最も下降させら
れる。このとき、第１図及びに４図に示すように、上記
圧着部材１８と共に係合部材１５も下降して、上記のよ
’１ｍ既に対向合致された一組以上の可動側案内部１６
と固定側案内部１７との間に形成されたテーパー空間に
上方から嵌合して圧着される。この係合部材１５の嵌合
圧着により、位置割出し板１３は位置決め支持板１４に
よってその位置が固定され、この結果インデックステー
ブル１１の位置が割出し決定される。なお、このとき、
上記円板カム２６はほぼ一回転近くして、カムの終端４
２がカムローラ２７近くまで至っている。

次に、さらに次なる被加工物の加工位置を割り出すには
、上記の状態から円板カム２６を矢印Ｈ方向に回動する
と、その直後に第６図に示す初期状態に戻る。このとき
、上記カムローラ２７に対する押し出しが解除されるの
で、上記作動アーム３０はコイルバネ３１の付勢力によ
って矢印Ｑ方向に復帰させられる。すると、第５図（ｂ
）に示すように圧着部材１８は破線矢印凡のように戻さ
れて可動カム部２４のカム山が固定カム部２５のカム山
から外れ、第４図に示す圧着部材１８の下面側に介装さ
れた復帰スプリング″３２の付勢力によって両カム部２
４．２５の斜面の働きで矢印Ｒ方向疋滑りながら上昇し
、第５図（ａ）に示すように圧着部材１８は破線矢印Ｓ
のように上昇する。このとき、係合部材１５も上記圧着
部材１８に伴って上昇し、固定側案内部１７に浴って可
動側案内部１６の上方に離脱する。これにより、位置割
出し板１３は自由に回転しうるようになり、次なる位置
の割出しが可能となる。

なお、第６図においては、位置割出し板１３の外周部の
六等分の位置に可動側案内部１６を形成したものとして
示したが、本発明はこれに限られず、四等分又はへ等分
或いはその整数倍の可動側案内部を形成してもよい。ま
た、インデックステーブル１１の所定角度回転について
は、ゼネバプレート３３を用いたゼネバ方式を示したが
、これに限られず例えばラックとビニオン方式でもよい
。

（ト）発明の効果 本発明は以上説明したように、インデックステーブル１
１０回転軸１２の中間部に位置割出し板１３を張り出す
と共に、この位置割出し板１３の周囲に位置決め支持板
１４を設け、上記位置割出し板１３の上方には係合部材
１５を伴って上下動すると共〈下降時には上記係合部材
１５を対向する可動側案内部１６と固定側案内部１７と
の間に嵌合圧着する圧着部材１８を配設したので、イン
デックステーブル１１自体は何ら上下動させることなく
所定の角度だけ回転　　４して上記圧着部材１８を下降
させるだけで、該インデックステーブル１１の位置決め
を行うことができる。したがって、従来のよう洗上面に
固定された複数の被加工物と一緒にインデックステーブ
ルを持ち上げることを要さず、単に圧着部材１８を上昇
させるだげの動力でよく、作動のだめの動力を大幅に小
さくできる。このことから、装置のランニングコストも
低くすることができる。また、インデックステーブル１
１を所定の角度回転した後に圧着部材１８を位置割出し
板１３側に下降させるだけでよ（、被加工物の位置割出
しの作動時間を短くすることができる。したがって、工
作機械による加工工作のトータル時間を短縮することが
できる。さらに、インデックステーブル１１は何ら上昇
させないので、その上面〈固定された被加工物と衝突し
ない限り加工工具を太き（後退させることを要さず、工
作機械全体の占有スペースを小さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるインデックステーブルの位置決め
装置を示すＰＦｒ面図、第２図は位置割出し板と位置決
め支持板を示す平面図、第３図は可動側案内部及び固定
側案内部並びに係合部材を示す第１図の■−■線断面図
、第４図は具体的な実施例を示す断面図、第５図（ａ）
　ｐ　ｉｂ）は圧層部材の上下動動作を示す説明図、第
６図は圧着部材より上方の溝成を省略して示す平面図、
Ｋ７図は従来のインデックステーブルの位置決め装置を
示す断面図である。 １０・・・機　枠、　　１１・・・インデックステーブ
ル、 １２・−回転軸、　　　１３−・位置割出し板、１４・
・・位置決め支持板、 １５・−・係合部材、　１６・・−可動側案内部、１７
−固定側案内部、 １８・・・圧着部材、　２３・・・保持部材、２４・・
・可動カム部、２５−固定カム部、２６−・円板カム、
　　２７・−カムローラ、２８・・・作動Ｖバー、２９
・・・リンク、３０−ｆ’ｌｉ動アーム、３１・・・コ
イルバネ、３２−復帰スプリング。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機枠に回転可能に設けられたインデックステーブルを有
   し、このインデックステーブルの上面に固定された被加
   工物の加工位置を所定角度ずつ回転して順次割り出すイ
   ンデックステーブルの位置決め装置において、上記イン
   デックステーブルの回転軸の中間部に円形の位置割出し
   板を張り出すと共に、この位置割出し板の周囲に位置決
   め支持板を設け、上記位置割出し板の外周部には複数の
   可動側案内部を形成し、位置決め支持板の内周部には上
   記可動側案内部と対向合致しうる１箇所又はそれ以上の
   固定側案内部を形成し、これらの案内部の相互間には上
   方に開くテーパー空間を形成すると共にこのテーパー空
   間には係合部材を介装し、かつ上記位置割出し板の上方
   には上記係合部材を伴って上下動すると共に下降時には
   該係合部材を対向する両案内部間に嵌合圧着して位置割
   出し板の位置を固定する圧着部材を配設したことを特徴
   とするインデックステーブルの位置決め装置。