JPS6159405B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6159405B2
JPS6159405B2 JP52108860A JP10886077A JPS6159405B2 JP S6159405 B2 JPS6159405 B2 JP S6159405B2 JP 52108860 A JP52108860 A JP 52108860A JP 10886077 A JP10886077 A JP 10886077A JP S6159405 B2 JPS6159405 B2 JP S6159405B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release
clutch
pump
sleeve
friction
Prior art date
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Expired
Application number
JP52108860A
Other languages
English (en)
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JPS5335845A (en
Inventor
Barisu Suhookasu Romasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Borg Warner Corp
Original Assignee
Borg Warner Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Borg Warner Corp filed Critical Borg Warner Corp
Publication of JPS5335845A publication Critical patent/JPS5335845A/ja
Publication of JPS6159405B2 publication Critical patent/JPS6159405B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/74Features relating to lubrication

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両のクラツチ機構、特に湿式クラツ
チ構造に関する。
従来技術において知られている湿式クラツチ構
造においては、クラツチの係合解除の間に生じる
粘性抗力を消去するための装置が備えられてい
る。この粘性抗力は、この力が係合解除の間にク
ラツチからトランスミツシヨン入力シヤフトまた
は出力装置に対して望ましくない駆動入力を生ぜ
しめるという点において望ましくない。ブレーキ
が出力シヤフトを静止状態に保持するために用い
られる場合、ブレーキが作動されている間は、ク
ラツチプレートの間の過剰な潤滑剤および冷却流
体に起因する粘性抗力により効率の悪化が生じ
る。粘性抗力を防ぐ試みにおいて遭遇する問題
は、与えられた時期に手動もしくは自動の何れか
でクラツチに対する油の流れを解除する構造が一
般に複雑な構造となつているということである。
このような潤滑剤および冷却流体の流れを迂回さ
せる時期は重要であり、クラツチの係合およびブ
レーキの作動に対して適当な関係になければなら
ない。加えて、或る程度の油がクラツチ機構に流
れ続けて粘性抗力を生じることのないように油が
迂回路に従つて流れる如く形成されねばならな
い。
本発明は、非常に大きな流体通路面積を有する
環状の形式のダンプバルブを或る程度の遠心力が
存在するであろうクラツチの回転面積部分に備
え、実質的にすべての潤滑剤および冷却流体がこ
のダンプバルブを通る通路を流れるようになして
粘性抗力の問題を完全に解消することによつて前
述せる困難を軽減することを目的とする。
さらに本発明は、ポンプボデーとブレーキ係合
プレートに連結されたバルブプレートとの間の相
対運動によつてブレーキ機溝が接触した後、一つ
の配置状態にあるバルブが作動される如く適当に
時間制御されたダンプバルブを提供するものであ
る。他の具体例においては、次の如き望ましい特
性が提供される。すなわち可変長さのスペーサー
を使用することが可能であり、これによつてブレ
ーキを作動する直前にダンプバルブが作動できる
ようになるものであつて、このことはブレーキが
かけられた際粘性抗力が全く生じないことを確実
にすることが望ましい特定の構成において重要な
ことであり、またこのことはブレーキがかけられ
た後には或る程度のトルクの蓄積を装置内で不働
化させるようになすのである。
第1図を参照すれば、エンジンおよびトランス
ミツシヨンの間で駆動連結を行うように適せしめ
られた独特の湿式クラツチ機構10が示されてい
る。このクラツチ機構10は一般的に摩擦クラツ
チ部分12、解除機構14およびブレーキ機構1
6から構成される。さらに、クラツチ機構12の
中にはフライホイール部材18が備えられてお
り、このフライホイール部材18は駆動エンジン
に連結されるようになされるとともにカバー組立
体19に連結されるようになされている。クラツ
チ10内にはその中央にトランスミツシヨン入力
シヤフト即ちクラツチ出力装置20が配置されて
おり、この出力装置20はその上に取付けられた
案内軸受22によつてフライホイール18内を案
内されるようになつている。ハウジング部材24
はクラツチ10を囲む如く形成されており、保守
点検用プレート26を備えている。
クラツチ部分12は複数の外側デイスクすなわ
ち駆動デイスク30を含んでおり、こられのデイ
スク30はカバー組立体19に対して駆動的に連
結されていて、カバー組立体19と一緒に回転す
るようになつている。摩擦面を有する一連の内側
デイスクすなわち被駆動デイスク32がデイスク
30の間に挿入されている。複数のデイスク30
及び32を係合するために圧力プレート34が配
置されており、この圧力プレート34は軸線方向
の伸長部36を有していて、この伸長部36が調
節可能にねじの形成されたクラチリング40を受
け入れるために38の位置にねじを形成されてい
る。クラツチリング40は溝の形成されたダイヤ
フラムばね44と係合するノーズ部すなわちリツ
ジ42を有している。ばね44は半径方向の溝4
5によつて分離された一連のばねフインガー43
を有してなる。ばね44はクラツチの裏当てリン
グ48に形成された凹入部すなわち孔46内に取
付けられており、このリング48はクラツチカバ
ー組立体19に固定されている。ばね44は円形
の周縁部52を有していて、この周縁部52が穴
46の中に受け入れられている。ばね44の外周
縁部52の近くにピボツトリング54が配置さ
れ、このピボツトリング54はばね44によつて
穴46内に係合されている。一連の復帰ばね56
がカバー組立体19内に固定されており、このば
ね56は圧力プレート34に形成されている穴5
7を貫通して伸長し、圧力プレート34の伸長部
58の上にフツク止めされている。
内側クラツチデイスク32は被駆動ボス60に
スプライン連結されており、このボス60は入力
シヤフト20に形成されたスプライン62に連結
されている。クラツチボス60はドラム部分64
を有しており、このドラム部分64にはその両側
にて一対の保持プレート66および68が取付け
られていて、これらのプレート66および68が
ドラム64の外径面を越えて半径方向外側に伸長
することによつて組立体のクラツチプレートを保
持する如くなされている。また、、固定ラグ70
が圧力プレート34に連結される如く備えられて
おり、例えばボルト72によつて圧力プレート3
4に固定される。第2図を参照すれば、圧力プレ
ートは固定ラグ70のノーズ部76と係合可能で
ある一連の半径方向の溝74を有することがわか
る。ばね44に対する圧力プレートの位置は、ボ
ルト72をゆるめ、固定ラグ70を外側方向に引
張つてラグ70が溝74と係合解除する如くな
し、次に伸長部36上のクラツチリング40を回
転させて、クラツチリングと圧力プレート34お
よびばね44との間の接触状態を調整することに
よつて、クラツチの寿命のある間は容易に調整さ
れ得るのである。
一般に、上述の内容からわかることは、ばね4
4が圧力プレート34を第1図に見て左方に移動
させる方向にたわみ、かつ互に挿入せるデイスク
30および32を係合させてフライホイール18
および被駆動ボス60の間、さらにはトランスミ
ツシヨン入力シヤフト20までの駆動連結を形成
させることによつてクラツチ部分12が係合され
るようになつているということである。復帰ばね
56はばね44に抗して圧力プレート34を右方
に保持する働きをなしており、ばね44の位置が
圧力ブレート34の位置を決定し、ばね44の内
端が第1図に見て右側に移動される場合はばね4
4はピボツトリング54上のばねの外径部52の
周囲に枢動して、圧力プレート34はこの運動に
追従してクラツチデイスク30および32の間の
駆動連結を解除するのである。
ばね44の内径部の近くにて溝45は金属シー
トの駆動プレート81に形成された一連の駆動ラ
グ80と交叉しており、このプレート81は解除
スリーブ82に取り付けられている。解除スリー
ブ82にはリベツト84によつて駆動プレート8
1が固定されている。環状スペーサーリング86
は環状保持ばね88の周囲に取り付けられてお
り、環状保持ばね88はばね44の内径部を受け
入れている。保持ばね88はスナツプリング90
によつて解除スリーブ82に固定されている。
解除スリーブ82を含むものと見なし得る解除
機構14は駆動シヤフト93に取り付けられた解
除ヨーク92によつて作動される。ヨーク92は
解除機構14の両側に伸長するアーム94を有
し、このヨークアーム94には一対のピニオンブ
ロツク96が連結されており、又ポンプボデー9
8と接触している。ポンプボデー98はポンプハ
ウジング100およびポンプカバー102から成
る。ポンプボデー98はバルブプレート104お
よびブレーキプレート106から成る一対のブレ
ートの間に取付けられている。プレート104お
よび106はスペーサーボルト108によつて固
く連結されており、このスペーサーボルト108
はバルブプレート104に螺合されて固定され、
ナツト110によつてブレーキプレート106に
固定されている。ンプスリーブ120はボデー9
8および解除スリーブ82の内部に同心的に取付
けられている。一対のスナツプリング121およ
び123はそれらの間に解除スリーブ82を受け
入れた状態でポンプスリーブ120に連結され、
スリーブ82およびスリーブ120の間のいかな
る相対的な軸線方向の運動も阻止するようになつ
ている。
一般的に、レバーすなわち解除ヨーク92が枢
動される場合、ポンプボデー98はトランスミツ
シヨン入力シヤフト20に対して軸線方向に移動
し、プレート104および106、ポンプスリー
ブ120および解除スリーブ82は後述する如き
各種部品の間の相互連結によつてポンプボデー9
8ととも軸線方向に移動する。
ベルビルばね122はポンプハウジング100
およびブレーキプレート106間に取付けられて
おり、このばね122はブレート104,106
に対しボデー98を第1図に見て左方に押圧す
る。ポンプハウジング100およびポンプカバー
102から成るポンプボデー98はポンプスリー
ブ120に取り付けられている。ポンプボデー9
8およびプレート104,106はクラツチハウ
ジング10内の非回転部材であつて、一方クラツ
チ解除スリーブ82におよびポンプスリーブ12
0は回転部材である。解除スリーブ82は、エン
ジンおよびフライホイール18により駆動される
ばね44によつて駆動される。解除スリーブ82
はキー130によつてポンプスリーブ120にキ
ー止されていて、ポンプスリーブ120と一緒に
回転するのである。
内部ポンプギヤ134がキー136によりポン
プスリーブ120に対してキー止めされて駆動さ
れる如く構成された内外ポンプ組立体132がポ
ンプカバー102内に取付けられている。内部ギ
ヤ134は外部ギヤ135と噛合つている。外部
ギヤ135はポンプカバー102内に固定されて
静止しており、内部ギヤ134はポンプスリーブ
120とともに回転するようになつていることか
ら、ポンプは車両のエンジンが回転してフライホ
イール18を回転させている時は常に作動的であ
り、回転している。
第3図を特に参照すれば、解除機構14が拡大
されて詳細に示されている。ポンプ132はポン
プハウジングに形成せるポートとポンプカバー1
02とによつて形成された出口室140を有す
る。出口室140はポンプカバー102に形成さ
れた軸線方向の出口通路142に連結されてい
る。出口通路142はポンプスリーブ120およ
び解除スリーブ82の間の空間によつて形成され
た通路144を通して解除スリーブ82の内部の
内部領域146に連結されている。領域146
は、ドラム部64およびデイスク保持プレート6
8によつて全体的に形成される油受室148に開
口している。半径方向の穴(図示せず)がドラム
部64を貫通して形成されており、室148から
クラツチデイスク30および32の間に潤滑流体
を導き、これらのデイスクを冷却し潤滑するよう
になつている。
第1図に示されるように、流体の入口室141
はポンプハウジング100のポートおよびポンプ
カバー102によつてポンプ132に対し形成さ
れる。半径方向の入口ポート143はポンプハウ
ジング100に形成されて入口室141に連結さ
れている供給管145はポート143に連結され
て流体をサンプからポンプ132に導くようにな
つている。
第3図に最も良く示されるように、環状ダンプ
バルブ152はポンプの出口通路142と作動的
に組合されている。ダンプバルブ152はバルブ
プレート104およびポンプカバー102にそれ
ぞれ形成された係合する一対の環状面154およ
び156によつて形成されている。面154およ
び156は大体円錐状に角度をつけて配置され、
面が共に押圧された場合に密封程度の良い係合状
態を確保するようになつている。さらに詳しく説
明すれば、バルブ152は第3図に示される開放
位置と、第1図に示される閉位置とを有する。バ
ルブ152が第1図に示される如く閉じている場
合、ポンプ132によつて圧送されて通路142
を通るすべての流体は室148に導びかれ、クラ
ツチプレートを通して流れてラツチプレートを潤
滑し冷却する。しかしながらバルブ152が第3
図に示されるように開いた場合、遠心力と、バル
ブ152が開いた場合に生じるような環状の通路
によつて形成される大きな通路面積とによつて、
ポンプで送られた実質的にすべての流体は開放さ
れたバルブ152を通り、クラツチのサンプに流
れる。
また第3図に示されるように、ポンプハウジン
グ100は穴159内にボール軸受157を受け
入れている。軸受157はハウジング100の内
にポンプスリーブ120を回転可能に軸支する。
スナツプリング161が穴159に軸受157を
保持する。一対のスナツプリング163および1
65はポンプスリーブ120に固定され、これら
の間に軸受157を受け入れており、これによつ
てポンプボデー98およびポンプスリーブ120
が相対的に軸線方向に移動することは防がれるの
である。
トランスミツシヨン入力シヤフト20のブレー
キ機構16は第1図に示されるようにクラツチハ
ウジングの右側に備えられており、このブレーキ
機構16はブレーキ停止リング190を含んで成
り、このリング190はクラツチハウジング24
の内部環状ボス192に螺合される。ブレーキ停
止リング190は溝194を有しており、この溝
194は例えばボルト198によつてハウジング
24に固定されたブレーキ固定ラグ196と内部
で係合する。入力シヤフト20はブレーキ機構1
6の領域まで伸長する一対の細長いスプライン2
00をシヤフト20の両側に有する。さらにブレ
ーキ機構16はシヤフト20に取付けられたブレ
ーキデイスク202を含んでおり、このブレーキ
デイスクはスプライン200とスプライン連結さ
れて駆動されるようになつている。ブレーキデイ
スク202はその外側部分に摩擦面204及び2
06を有しており、これらの面がブレーキ停止リ
ング190と係合する如く適せしめられている。
ブレーキプレート106がブレーキデイスク20
2と係合し、停止リング190に対してブレーキ
デイスク202を押圧する時、ブレーキ16は係
合する。
本発明の独特のクラツチ機構の作動は以下に説
明する通りである。クラツチ機構10が取付けら
れた車両のクラツチペダルが解除されると、ダイ
ヤフラムばね44は裏当てリング48のピボツト
リング54において枢動し、クラツチリング40
および圧力プレート34を複帰ばね56の力に抗
してフライホイール18の方向に押圧する。同時
に、ダイヤフラムばね44の内径部は解除スリー
ブ82と、ポンプスリーブ120とポンプボデー
98とをブレーキ機構16から離隔させる如く第
1図に示されるように左方に移動させる。この場
合プレート104および106はベルビルばね1
22によつて押されてダンプバルブ152を閉じ
た状態に保持してブレーキ機構16から離れるよ
うにポンプカバー102によつて押されて移動さ
れるのである。次に圧力プレート34はクラツチ
デイスク30および32をともに押圧する如く移
動し、トランスミツシヨン入力シヤフト20を通
じてエンジンおよびトランスミツシヨンの間に動
力伝達連結を形成する。
湿式クラツチ構造において知られている如く、
ポンプ機構132によつて形成された油流の機能
は、例えば摩擦につて生じた熱を除去することで
ある。第2に、この油の機能はクラツチの部品を
潤滑して摩擦および摩耗を低減し、クラツチの寿
命を伸ばすことである。ギアポンプ132は通常
の内外型式の何れのものでもよく、裏当てリング
48、ダイヤフラムばね44、駆動プレート81
および解除スリーブ82により常にエンジンの回
転速度においてエンジンおよびフライホイール1
8につて駆動される。このように、ポンプは、車
両のエンジンが運転されている時は常に油を連続
して流すのである。油はポンプによつてサンプか
ら供給管145を通して吸入され、例えば
1000rpm当り約14.1(4ガロン)の割合で油を
流す。
クラツチ10が前述せる如く係合されると、油
は解除スリーブ82の内部を通つて室148に排
出され、室148において遠心力が油を被駆動ボ
ス60の半径方向のポートを通してクラツチデイ
スク30および32の領域に流すようになし、次
にカバー組立体の適当な穴を通してサンプに流す
ようになす。油がクラツチデイスク30および3
2の領域を通過する際、熱はプレートから油に移
動する。油はサンプで冷却され、次にクラツチを
通してポンプ132により再循環される。
クラツチペダルがクラツチ10を解除する如く
作動される時にはクラツチの解除は解除ヨーク9
2に連結された外部リンクによつて達成される。
ヨーク92が枢動すると、このヨーク92はポン
プボデー98と、プレート104および106
と、解除スリーブ82とを含む解除機構14を第
1図に見て右方へ移動させる。解除スリーブ82
が右方に移動する際、ダイヤフラムばね44の内
径部は右方に移動してその外径部の周囲を枢動す
る。復帰ばね56は圧力プレート34およびリン
グ40を右方に引張り、リング40をダイヤフラ
ムばねとの接触状態に保持する。デイスク30お
よび32は分離して、動力はもはやエンジンから
トランスミツシヨン入力シヤフト20に伝達され
ない。ブレーキプレート106がブレーキデイス
202をブレーキ停止リング190に対し押圧し
てベルビルばね122を圧縮するため十分なだけ
右方に移動した時クラツチ12は完全に解除され
る。プレート106がブレーキデイスク202を
ブレーキ停止リング192に対し押圧した時プレ
ート104および106の右側への移動が停止す
る。しかしながらポンプボデー98がヨーク92
により右方に移動し続けると、ベルビルばね12
2はプレート106およびポンプボデー98の間
で圧縮され、ポンプボデーとプレート106との
間で相対運動が生じて第3図に示される如くダン
プバルブ152を開放する。
前述せる如く、ダンプバルブ152は環状であ
り、大きな面積の通路部分を形成しており、出口
通路142を通つてポンプ132から流れる流体
流量の実質的にほとんどすべてが、バルブ152
の開放時にダンプバルブ152を通して迂回され
るのである。バルブ152を通して油がこのよう
に逃げることによつて、クラツチデイスク30お
よび32の間に生じる粘性による抗力を消し、そ
れによつてクラツチプレートの間の望ましくない
回転駆動伝達作用を消すのである。
ブレーキプレート106がブレーキデイスク2
02を停止リング109に対し押圧し、ベルビル
ばね122が十分に圧縮された時、ブレーキ動作
が生じてトランスミツシヨン入力シヤフト20の
回転を停止し、このことは車両の操作者が、例え
ば回転部品の慣性によるギヤ鳴りその他の問題を
起すことなくニユートラル状態から第1速又は逆
転ギヤ状態にシフトさせることが可能となる。特
に、圧縮されたベルビルばねは、過大トルクが求
められた場合、停止リング190に対しブレーキ
デイスク202を滑らすことを可能にするトルク
制限ブレーキを形成する。ブレーキデイスク20
2に対する押圧が解除された場合、ベルビルばね
122はバルブプレート104の方向にポンプボ
デー98を再び押圧して、面154および156
を係合することによつてダンプバルブ152を閉
じる。このようにして、この時には油はクラツチ
デイスク30および32に再び向けられてクラツ
チデイスクを冷却し潤滑するようになる。
第4図を参照すれば、解除機構14の他の形態
が示されている。第1図、第2図および第3図の
部材に類似した第4図の構造の部材は添字「a」
を加えた同じ符号を付与してある。第4図の解除
機構14aには、ポンプが存在しない。半径方向
の入口ポート302はボデー300に形成され、
ボデー300に対し加圧された潤滑および冷却流
体の外部供給部が連結される。ポート302は通
路304によつて圧力溝306に連結される。第
1図の構造に類似して、加圧流体は、ポンプスリ
ーブ120aおよびトランスミツシヨン入力シヤ
フト20aの間に形成された通路308を通じて
室306から流れ出し、次に第1図の構造に関し
て説明した如き方法でクラツチデイスク30およ
び32に流れ込む。
一つのプレート104aのみがバルブプレート
を含んで成る第4図の構造に備えられる。バルブ
プレート104aは他端にナツト310を固定し
たスペーサー108aを固定している。ナツト3
10およびボデー300の間に、後述の如き目的
のためにボデー300の方にバルブプレート10
4aを引張る傾向のある力を付与するコイルばね
312が配置されている。ポンプボデー300は
半径方向のシール面を有する円形シールリツジ3
20を有する。リツジ320に隣接して、バルブ
プレート104aは半径方向に伸長するシール面
324を有する。面322および324はともに
ダンプバルブ326を形成する。
第4図の装置の作動は解除機構14aが右方に
移動する場合、ある点でスペーサー108aが第
1図に示されたクラツチハウジング壁および(ま
たは)ラグ196の如き静止部材と接触するとい
う点で第1図の装置の作動に類似している。これ
が起つた場合、ボデー300が右方に移動を続
け、スペーサー108aおよびバルブプレート1
04aは静止している。ダンプバルブ326が開
き、面322および324の間の開口によつて形
成された通路を通してすべての流体圧を減少さ
せ、第1図に関して上述したのと同じ理由でクラ
ツチデイスク30および32から流れ出るすべて
の油の流れを方向転換するようになす。
第4図の構造の利点は、スペーサー108aに
種種の長さのものを用いることによつて、クラツ
チ10の用いられる特別は装置の必要性に応じて
異つた時期にダンプバルブを開放することができ
るということである。例えば、ダンプバルブをブ
レーキが完全に係合する前に開くことができ、こ
のことは知られているようにブレーキ機構16が
作動する時トルクが装置内に固定化されることを
防ぐために特定の装置において望ましいこととさ
れているのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の線1―1に沿つた横断面図、
第2図は第1図の2―2に沿つた断面図、第3図
は第1図に示された解除機構の拡大図、第4図は
第1図および第3図に示された装置と交換する如
く適せしめられた解除機構の横断面図。 10……クラツチ機構、12……摩擦クラツチ
部分、14……解除機構、16……ブレーキ機
構、18……フライホイール、20……入力シヤ
フト、30……駆動デイスク、32……被駆動デ
イスク、34……圧力プレート、44……ダイヤ
ラムばね、56……復帰ばね、60……被駆動ボ
ス、70……固定ラグ、80……駆動ラグ、98
……ポンプボデー、104……バルブプレート、
106……ブレーキプレート、132……ポンプ
組立体、152,326……ダンプバルブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クラツチ機構に於て、入力および出力装置
    と、これらの入力および出力装置の間に解除可能
    な駆動連結を与えるために前記入力および出力装
    置と組合された、複数の摩擦部材30―32を含
    む摩擦装置と、ダイアフラムばね44により前記
    摩擦装置に弾性的に連結され、前記摩擦装置の駆
    動連結を与える位置および駆動連結を解除する位
    置の間で前記摩擦装置に対して相対的に軸線方向
    に移動可能で、これとともに回転する解除スリー
    ブ82と、前記解除スリーブ82にポンプスリー
    ブ120を介して連結されて非回転的に支持さ
    れ、前記解除スリーブに対する相対的な軸線方向
    の移動を阻止されて、この解除スリーブとともに
    軸線方向に移動可能になされたポンプボデー98
    およびこのポンプボデー98の両側に間隔をおい
    て配置され、互いに固く連結されて前記ポンプボ
    デー98に対して相対的に軸線方向に移動可能に
    なされたバルブプレート104,106を含む、
    前記摩擦装置の駆動連結解除機構14と、前記ポ
    ンプボデー内に配置されて前記摩擦装置の駆動連
    結の間に流体を推進させる流体装置132と、前
    記解除機構14に連結され、前記クラツチ機構の
    係合の解除作動によつて作動されて前記摩擦装置
    の駆動連結を解除する位置に前記解除機構を動か
    す解除ヨーク92と、前記流体装置から流体を前
    記摩擦部材に導き、これらの摩擦部材を潤滑して
    冷却するための前記解除機構内の通路装置144
    と、前記ポンプボデーの環状係合面154と前記
    バルブプレートの一方の環状係合面156とによ
    つて形成されて前記通路装置内に配置されたバル
    ブ装置152と、前記ポンプボデー98および前
    記バルブプレート104―106の内の他方のバ
    ルブプレートの間に介装されて前記バルブ装置1
    52を閉じる方向に弾性的に附勢されたばね装置
    122と、前記解除機構と協働する停止機構16
    とを含んでいるクラツチ機構。 2 前記停止機構が前記解除機構14と係合可能
    である前記出力装置20のブレーキ機構16より
    成つている特許請求の範囲第1項記載のクラツチ
    機構。
JP10886077A 1976-09-13 1977-09-12 Damp valve for wet type clutch Granted JPS5335845A (en)

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