JPS61501034A - 獣皮を伸張するための方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、弾性材料製無端伸張マットが上、下無端走行路に沿って円運動をし、 獣皮が前記伸張マット間で押圧され、獣皮の伸張が前記マットを走行方向に対し て横方向に伸張させることによって行なわれる方法に関する。さらに、本発明は 、前記方法を実施するための装置に関し、該装置は、上方伸張マットの下方走行 部が下方伸張マットの上方走行部に対して押圧された状態で前記無端走行路に沿 って円運動できるようになっており伸縮自在な物質でできた２つの環状すなわち ホース状伸張マットと、該マットの対面押圧走行部を走行方向に対して横方向に 伸張させるための手段とから成っている。獣皮の伸張により、獣皮のｔＭＭ組織 が拡開して獣皮が軟化すると同時に、獣皮の表面積が増加する。

従来の技術においては、１回の動作で、円形あるいは長円形伸張マットの縁部を 複数の放射状挟持手段によって挟持して前記マットをその中心から縁部に向けて 放射状に伸張させていた。伸張マットは、対面押圧縁部が密閉されており、伸張 マット間の空間を真空状態にすることによって対面押圧されている。しかしなが ら、この方法および装置にはいくつかの問題点があった。すなわち、この方法の 様々な工程を伸張させようとする各々の獣皮について別々に繰り返ざなけ机ばな らない。また、この装置は、伸張マットを伸張させるため複数の放射状動力手段 を必要とするため、構造が複雑で高価である。さらに、獣皮の中央部全域にわた って均一に真空状態となるわけではないので、押圧力が不規則となり、獣皮の伸 張が不揃いとなる。また、伸張マットの前記挟持手段に隣接した箇所および真空 ダクト導入部においてしばしば裂は目が生じる。伸張マットが全方向に伸張させ られる時、該マット縁部の長さが増加するが、前記挟持手段が伸張マットの周囲 の長さの増加を約半分に抑える。この伸張マット周囲の長さの増加は、前記挟持 手段間において不相応に大きな周辺伸張となり、裂は目の生じる原因となる。

フランス特許公報第２２６７２６８号には、開口を有する円盤状伸張部材が無端 走行路すなわち軌道に行って移動可能になっている伸張装置が開示されている。

前記軌道の側部滑走部は、該側部滑走部が互いに接近していて獣皮の縁部を挟持 している鉗子が前記円盤状伸張部材の最も近接した開口中に固定できるようにな ってる部分から成っている。その後、側部滑走部は、互いに離隔する方向に引張 られて前記軌道の残部の側部滑走部の面にまできて、前記走行路が前方に移動さ れる。この装置は連続動作するものではないが、獣皮の取り付けおよび取り外し は、軌道を停止させた状態でやっかいな手作業で行なわなければならない。

伸張マットが前進する詩法マットは連続的に伸張するものひはなく、その伸張は 最初局部的に起こり、前記無端軌道のほとんどの部分は伸張した獣皮の貯蔵部と して機能するものである。この装置は、作業速度が遅くて多くの労力を必要とし 、コストが高くて生産性が低い。

フィンランド特許出願第８２３４５７号および***特許公報第１７６０３８１号 は、伸縮自在１１７１質でできた無端伸張マットの間で獣皮を伸張させる方法を 開示している。伸張マットの伸張は、該マットの対面押圧部の各側から機械的に 作動する特別なラム部材によって行なわれる。しかしながら、伸張マットと獣皮 との間の押圧は局部的であって、押圧力が十分でない箇所においては伸張マット と獣皮との間に相対的なスリップが生じる。例えば、獣皮の横方向への伸張は長 手方向への収縮を伴なう。伸張地点において前記伸張マットが伸張させようとす る獣皮以上に伸張した場合、前記伸張地点の後で当初の状態に収縮した伸張マッ ト間で獣皮をし、わくちヤにするため、獣皮にしわが形成される。

本発明の目的は、伸張させようとする獣皮の全体を伸張マット間において十分且 つ均一な押圧力で押圧することによって質の高い作業を維持しながら高い生産性 で獣皮を伸張させるための方法およびその装置を提供することである。

以下、添付図面を参照して本発明を詳述する。

第１図は、本発明装置の縦断面図。

第２図は、本発明装置内部の平面図。

第３図は、本装置後端部の断面図。

第４図は、第３図の拡大図である。

第１図で示すように、２枚の無端伸張マット（１，２）は、上、下無端走行路に 沿って円運動できるようになっている。

伸張マット（１，２）はスイングローラ（３，４＞のまわりを通過する。スイン グローラ（３，４）は、伸張マット（１，２）の対面押圧走行部の始端と終端と に配設されている。終端スイングローラ＜４）は、マット（１，２）の対面押圧 走行部が矢印の方向に移動するように、後述する方法で駆動される。マット（１ ，２）の対面押圧部全域は、マットアイレットの内部に供給された圧縮空気によ って均一圧力に保持されている。マットアイレットの開口端部は、後述のように 、閉塞茫封されている。

マット（１，２）は、ゴムなどの伸縮性のある物質でできており、マット走行方 向に対して横方向に伸張可能である。

マット（１，２）の少なくとも縁部にはマット走行方向に延びている補強ワイヤ が取り付けられており、マットアイレット周囲の長さを一定に保っている。

伸長させようとする獣皮は、マット（１，２）の対面横圧部間に走っている無端 ワイヤ（５）によって、マット（１，２）の間に供給される。無端ワイヤ（５） もまた、マット走行方向に対して横方向に伸張可能となっている。ワイヤ（５） の回帰走行部はスイングローラ〈６）のまわりを通過しており、スイングローラ （６）のうち１つは、前記スイングローラ（３，３）間の供給地点の前方に獣皮 を拡げるための長尺供給テーブルを形成するように配置されている。

このように、獣皮の伸張は、前記マット（１，２）の対面押圧走行部の終端に向 かって連続的に伸張力および伸張距離が増加するように、マット（１，２）の対 面押圧走行部をマット走行方向に対して横方向に伸張させることによって行なわ れる。このように、獣皮は一回の供給で一方向に伸張されるので、各獣皮は、連 続作動伸張装置に２回供給しなければならず、第２回伸張工程は、第１伸張工程 における伸張方向に対して直角に獣皮を伸張させる。２回の供給にもかかわらず 、本発明伸張装置の連続作動により、従来の１回だけ供給して伸張させる装置に 比べて作業速度が３倍速くなる。

原則的に、獣皮の伸張は同時に全方向に行なうことができるが（その解決法は本 発明の範囲内である）、前記実施例は、ゴム製伸張マットの耐久性および寿命が 増加し、装置の構造を簡単にし、且つ直角方向に２回別々の伸張工程を行なうの で、−回に全方向に伸張させる場合に比べて、繊維構造はより効果的に拡開でき る。このようにして、獣皮はより効果的に軟化することができる。

主バイブ（７）はマットアイレットを貫通しており、法主バイブ（７〉からは前 記スイングローラ（３，４）を支持しているバー（８）が延びている。圧縮空気 は、主バイブ〈７）を介してマットアイレットに供給される。

マットアイレットの回帰走行部は、カバ一部（１０，１１＞に取り付けられたロ ーラ（９）によって支持された外方側に位置している。カバ一部＜　１０．１１ ）は、伸張マットの整備および除去のため、まとめて取り外すことができるよう になっている。

第２図から第４図までは、伸張マット（１，２）の縁部を挟持するための手段を 示す。隣接した軌道シュー（１２）は、伸張マット（１，２）の両縁部に固定さ れており、該軌道シュー（１２〉の内方面に固着されたチェーン（１３）ととも に、伸張マット（１，２）の縁部に沿って延びているチェーン軌道を形成してい る。チェーン（１３）の各最先端チェーンリンク（１３ａ）は軌道シュー（１２ ）に固定されている。チェーン（１３）の接合シャフトは、伸張マット（１，２ ）の中間面と同一面上に位置している。このようにして、伸張マット（１，２） およびチェーン軌道（１２，１３）の間の反転地点には応力が生じない。伸張マ ット（１，２）のスイングローラ（３，４）に対応する箇所には、軸（１８）が フレームプレート（２１）に支持されているスプロケット（１４）が配設されて いる。終端ローラ（４）に位置したスプロケット（１４）を有する駆動軸（１８ ）は、減速歯車（１９）を介してモーター（２０）に連結されている。駆動軸（ １８）は、図示していない接合シャフトによって対応する終端ローラ（４）に連 結されており、該ローラ（４）の両端は、第３図の左側において接合シャフトに より駆動軸（１８）に連結されており、後端ローラ（４）と伸張マット（１，２ ）の両縁部のチェーン軌道はこのようにして駆動される。第３図において、ロー ラ（４）と該ローラ（４）の端部と係合している接合シャフトとは図示されてい ない。第３図で示す駆動軸（１８）の傾斜角は、ローラ〈４）による挟持部の直 後で伸張マット（１，２）の伸張を停止する働きをし、前記の伸張は、ローラ＜ ４）の最外側地点にまでは及ばない。さらに、駆動軸（１８）の傾斜角は、チェ ーン軌道の構造にもかかわらず伸張マット（１，２）が互いに案内され得るため 、空間利用という観点においても重要な意味を持つ。

伸張マット（１，２）を横方向に伸張させるため、軌道シュー（１２）の端部に は折曲端部（＋２ａ）が取り付けられている。該折曲端部（１２ａ）の内方面に は、プラスチックなどでできており案内軌道（１５）の面（１５ａ　）に対して 押圧される盾動部材（１２ｂ）が取り付けられている。案内軌道（１５）は、第 １図で示したマットアイレットの形状に対応した外形を有する一体部材としてつ くられている。案内軌道〈１５）は、駆動軸（１８）上に取り付けられた２個の 車輪と該車輪間に延びている固定部材とから成るものであってもよい。必要なの は、案内軌道〈１５）が第２図において一点鎖線で示されている位置にまで回動 可能なフレームプレート（２１）に固定されていることであり、そのため、獣皮 移送方向を進行している時、前記フレームプレート（２１）と前記案内軌道（１ ５）とは、装置の両側において互いに分岐する。その結果、案内軌道（１５）の 分岐方向に前進している伸張マット（１，２）の対面押圧側は横方向に伸張する 。

伸張力は、軌道シュー（１２）の折曲端部（１２ａ）と前記摺動部材（１２ｂ） とを介して、案内軌道（１５）の案内面（１５ａ）に伝えられる。伸張マット（ １，２）の回帰走行部は、本発明装置の両側で案内軌道（１５）が接近する方向 を移動し、前記伸張マット（１，２＞の弾性によって該マット（１，２）は次の 伸張工程のため当初の幅に復帰する。第３図で示すように、駆動軸（１８）、案 内軌道（１５）、フレームプレートク２１）の傾きにより、ローラ（４）による 挟持部の後で余分に伸張が起こることなくより速い収縮がはじまる。

伸張マット（１，２＞の伸張工程は、（２５）の地点においてフレーム（２１） を挟持し軸（２４）を中心としてフレームプレート（２１）を回転することが可 能なピストン・シリンダー・ユニットによって容易に調整可能である。ざらに、 軸（２４）は本装置の横方向に移動可能であって、伸張マット（’１．２）に残 留する永久伸張は、必要に応じて補償される。

各軌道シュー（１２）は、リンク＜１６）によって、伸張マット（１，２＞縁部 の両側のメタルシートにリベット止めされたメタル製挟持ブレー１−（１７）に 固定されている。同時に、挟持プレート（１７）間には、第３図の端部プレート （２２）に当接したリップ状シール部材（２３）が挟持されている。マットアイ レットの各開口端は、マットアイレットの形状に対応した端部プレート（２２） によって閉塞されている。このように、前記マットアイレフトの内部空間は、圧 縮空気による圧力に対して機密性を有する。従って、伸張マット（１，２）の対 面押圧部全域にわたって均一な圧力がかかる。

第２図で示すように、端部プレート（２２）は、パイプ（２６）を介してフレー ムプレート（２１）に連結されている。

主バイブ（７）の導入部は、シール部材（２７）によって前記フレームプレート （２１）に固定されている。

ゴム製の伸張マット（１，２）を伸張させるためのエネルギーは伸張マット（１ ，２）の回帰走行側の収縮によって生じる推力として復帰するため、不発明装置 のエネルギー消費は少くてすむ。この利点は、−回作動の装置では連成されない 。

本発明の変更例として、案内軌道は、伸張マットの縁部に固定された保持部材の 後方で係合する一連のローラでできていてもよい。

５際調査報告 １□“８“１２コこ丁／ｒ　ｉ８５１００００９

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）弾性を有する無端伸張マット（１，２）が上、下無端走行路に沿って円運 動を行ない、獣皮が前記伸張マット（１，２）間で押圧され、前記獣皮の伸張が 伸張マット走行方向に対して前記伸張マット（１，２）を横方向に伸張させるこ とによって行なわれる、連続的獣皮伸張方法において、前記伸張マット（１，２ ）は、前記無端走行路によって形成されたアイレット内部に供給された圧縮空気 によって対面押圧されており、 前記伸張マット（１，２）は、該伸張マット（１，２）の縁部を挟持する伸張部 材（１２，１５，２１）による伸張力および伸張距離が前記伸張マット（１，２ ）の前進に応じて増加するように、前記伸張部材（１２，１５，２１）によって 対面押圧走行部全域にわたってその中心から側部に向かって伸張させられ、前記 伸張力および伸張距離の増加が前記伸張マット（１，２）間挟持部の終端部に向 かって行なわれ、前記伸張マット（１，２）は、その回帰走行部において該伸張 マット（１，２）の弾性により次の伸張工程のため、当初の幅に復帰することを 特徴とする方法。 （２）獣皮は、前記伸張マット（１，２）の対面押圧走行部間を移動する無端ワ イヤ（５）によって、前記伸張マット（１，２）間を通過させられることを特徴 とする請求の範囲第１項記載の方法。 （３）各獣皮は、連続的に作動する伸張手段に２回供給され、第２伸張工程にお いて、前記獣皮が、第１伸張工程における伸張方向に対して直角な方向に伸張さ せられることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項記載の方法。 （４）上方伸張マット（１）の下方走行部が下方伸張マット（２）の上方走行部 に抑圧された状態で無端走行路に沿って円運動できるようになっており弾性的に 伸張可能な材料でできている２つの環状すなわちホース状伸張マット（１，２） と、前記伸張マット（１，２）の対面抑圧部を走行方向に対して直角な方向に伸 張させるための手段とから成る、連続的獣皮伸張装置において、 前記無端走行路によって形成されたアイレットが密閉されており、 前記伸張手段は、前記伸張マット（１，２）の縁部を挟持するための軌道シュー （１２）を一方に有し、該軌道シュー（１２）を案内するための案内軌道（１５ ，１５ａ）を他方に有し、前記案内軌道（１５、１５ａ）は、前記伸張マット（ １，２）の対面押圧走行部の走行方向を前進している時互いに分岐して、前記伸 張マット（１，２）の対面抑圧走行部をその走行方向に対して横方向に伸張させ るために軌道シュー（１２）用分岐走行路を形成していることを特徴とする装置 。 （５）前記伸張マット（１，２）の対面押圧走行部間に無端ワイヤ（５）が設け られており、該無端ワイヤ（５）が獣皮供給地点の後方に延びていることを特徴 とする請求の範囲第４項記載の装置。 （６）前記軌道シュー（１２）に該軌道シュー（１２）を駆動するためのチェー ン（１３）が取り付けられており、該チェーン（１３）は、前記軌道シュー（１ ２）とともに、前記伸張マット（１，２）の縁部を扶持するためのチェーン軌道 を形成していることを特赦とする請求の範囲第４項記載の装置。 （７）前記チェーン（１３）のスプロケット（１４）は、本装置のフレームプレ ート（２１）に支持された駆動軸（１８）を有し、前記チェーン軌道（１２，１ ３）のための逆動車輪を形成しており、前記伸張マット（１，２）は、該伸張マ ット（１，２）の対面抑圧走行部の始端部および終端部に配設されたスイングロ ーラ（３，４）のまわりを通過し、前記終端部に配設されたローラ（４）は、接 合シャフトによって前記スプロケット（１４）の駆動軸（１８）に連結されるこ とによって駆動可能であり、前記駆動軸（１８）は駆動モーター（２０）に連結 されていることを特徴とする請求の範囲第６項記載の装置。 （８）前記伸張マット（１，２）の回帰走行部はローラ（９）によって外側から 支持されており、前記伸張マット（１，２）の側縁部は、前記アイレットの端部 開口を閉塞する端部プレート（２２）に当接したシール部材（２３）によって密 閉されており、前記伸張マット（１，２）によって形成されたアイレットの内部 に圧縮空気が供給されていることを特徴とする特許請求の範囲第４項から第７項 記載の装置。