JPS6147184A - 体細胞集積浮遊培養法及びそれに使用する培養器 - Google Patents

体細胞集積浮遊培養法及びそれに使用する培養器

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JPS6147184A
JPS6147184A JP16980184A JP16980184A JPS6147184A JP S6147184 A JPS6147184 A JP S6147184A JP 16980184 A JP16980184 A JP 16980184A JP 16980184 A JP16980184 A JP 16980184A JP S6147184 A JPS6147184 A JP S6147184A
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JP
Japan
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tank
medium
culture
cells
somatic
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JP16980184A
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English (en)
Inventor
Yasuo Yonezawa
米澤 保雄
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Nippon Zenyaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Zenyaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は体細胞集積浮遊培養法及びそれに使用する培養
器に関するもの゛である。
[従来の技術] 体細胞の大通培養法の原理は、浮遊細胞ではその培養体
積を、付着依存性細胞ではその培養表面積を拡大する事
にある。そして現在までの所、その方法を具体化するも
のとしては浮遊細胞、マイクロキャリヤーに接着させた
付着依存性細胞の低速攪拌培養器がある(例えば、スピ
ンナー培養フラスコ、低速のジャーファーメンタ−等)
この低速攪拌培養器は、培養器中の培養液を低速(5〜
30回/分程度)で攪拌する事により、浮遊細胞及びマ
イクロキャリヤー付着細胞を円滑に懸濁浮遊し、培養体
積を増大させると同時に、培地と細胞との接触数の増大
による培養成分吸収率の向上を計っているものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、浮遊細胞(非付着依存性細胞)及び付着
依存性細胞の両者共に、上述の従来培養法における攪拌
操作は、培養液と細胞との間に剪断力を生じさせ、細胞
に対し損傷を与え、その増殖性をある程度抑制させてし
まう。
即ち、非付着依存性細胞の場合には攪拌によって生じる
剪断力により直接的損傷が起こり、付着依存性細胞の場
合には剪断力によりマイクロキャリヤ−11JI!複合
体の分離及び付着細胞への直接的損傷が起こるのである
[問題点を解決するための手段3 本発明者は、培養細胞の損傷を軽減出来る浮遊培養法及
びそれに使用する培養器を鋭意研究し、本発明を完成し
た。
即ち、本発明の第1の方法の発明は、多孔性部材で仕切
った培養器の一方の槽に体細胞を集積保持し、他方の槽
の培地を攪拌する事により、前記一方の槽中の集積細胞
を緩慢な浮遊状態として培養する事を特徴とする体細胞
集積浮遊培養法であり、第2の方法の発明は高酸密度培
養を検討した結果のものであり前記第1の、方法の発明
において、培地槽に新鮮培地を供給し一1細胞保持槽に
培地を移行させ、該細胞保持槽から消費され゛た培地を
排出して連続的に培養する。事を特徴とする体細胞集積
浮遊培養法である。第3の方法の発明は、前記第2の方
法の発明において、細胞保持槽から排出した培地の一部
を新鮮培地と共に培地槽に供給して培地を循環させつつ
培養する事を特徴とする体細胞集積浮遊培養法にかかる
ものである。
又、以上の方法の発明を実施するだめの本発明の装置の
発明は、培養器の内部を、培地は通過させるがm胞は通
過させない多孔性部材により細胞保持槽と培地槽とに仕
切り、該培地槽内の培地を攪拌可能に構成した事を特徴
とする体細胞集積浮遊培養器にかかるものである。
以上において、培養器を仕切る多孔性部材は、培地は通
過させるが培養細胞は通過させない大ぎさの孔を多数有
するものであればよく、具体的にはナイロンメツシュ等
のメツシュ布が使用できる。
使用する培養器の大きさ、形状は培養の目的、量等に応
じて適宜のものを使用する事が出来、培養器を仕切る方
法は上下、左右或は斜めのいずれでもよいが、上下に仕
切るのが好ましい。
仕切った培養器のいずれの槽を細胞保持槽としても差し
支えないが、上下に仕切った場合には上槽を細胞保持槽
とし下槽を培地槽とするのがよい。
培地槽の培地の攪拌手段は、スピンナー等を利用する事
ができる。
本発明の培養法に適用できる体III胞としては、非付
着依存性の浮遊m胞及び付着依存性細胞がある。具体的
には、浮遊細胞の例としてプラズマサイトーマ(S P
 210 ) 、S P 210.111胞とジステン
パーウィルスで免疫したBALD/Cマウスの牌細胞と
細胞融合法によって造成したハイブリドーマ等がある。
付着依存性細胞の例としてはベロ(Vero)l胞、ジ
ステンパーウィルス等があり、この場合にはマイクロキ
ャリヤーを接着担体として使用する。
又使用する培地は培養すべき体細胞の種類に応じて適宜
のものを選択して使用し、その他の培養条件(培養温度
等)は通常の一般的条件で行なう。
[作   用] 第1の方法はいわゆるバッチ培養法といわれるもので、
細胞保持槽と培地m<攪拌WJ)とを多孔性部材からな
るII飽保持膜により隔離したので、攪拌槽での攪拌力
により培地が強制的に流動され、前記多孔性部材を通っ
て細胞保持槽の浮遊細胞、マイクロキャリヤー・付着依
存性細胞複合体等の集積細胞が緩慢な浮遊状態に浮遊さ
れる。即ち、従来の培養槽の培地全体を攪拌する事を排
したので、この攪拌が細胞へ及ぼす1tA傷筈の悪影響
を低減する事ができる。
第2の方法は連続i8養法であり、攪拌槽から新鮮培地
を供給し、細胞培養槽へ新鮮培地を通過させ、消費した
培地を細胞保持槽から排出する事により、通常のバッチ
ワイズ(3atchvise)法に比べ約8〜10倍の
細胞を得る事ができる。
第3の方法は、連続培養法における培地の流通を連続と
した循環式連続培養法であり、ウィルスの培養を飛躍的
に向上する事ができる。
更に本発明の培養器によれば、上記の各培養方法をきわ
めて容易に実施する事を可能とするものである。
[実 施 例] 以下、本発明を実施例により更に具体的に説明する。
実施例1 第1図は本発明の培養器の一実施例であり、円筒状の培
地槽1の上方に円筒状の細胞保持槽2を位置させ、両槽
1,2間にデフロン製の目皿3で両側から挟持したフィ
ルター4を介在させ、オーリングパイトン5及びオーリ
ング6を介して両槽1,2を水密となる様固定用リング
7により固定しである。8は培地槽1の側部に設けた培
地入口、9は細胞保持層2の上部側面に設けた培地出口
、10はキャップ、11はパツキン、12は培地槽1の
底部においてマグネチツクスターラ−13により外部か
ら回転されるスクリュー型マグネットを示ず。
非付着依存性細胞例えばプラズマサイトーマ(SP21
0)の培養を行なう場合には、60〜90賜のフィルタ
ー14を装置し、培地WJ1での攪拌速度を35〜50
0回/分とする事で、フィルター4上の細胞を緩慢な浮
遊状態に置く事が出来る。M1図に示した規模(全高3
50mm 、直径110mm )の本発明の培養器によ
れば、細胞の接pi ffjl ヲ10”5佃p 、/
 11e X 1(111トL jC’1合、10日間
培養で1o 6−3細胞/1!となり、従来のスピンナ
ー培養の105.5細胞/11に比して約10倍の増殖
性を得る事が出来る。
実施例2 更に効果的なのは、体細胞の生産物を得る場合である。
例えば、5P2101胞とジステンパーウィルスで免疫
したBAL8/cマウスの牌細胞と細胞融合法によって
造成したバイブリド、−マの培養を前記第1図に示した
本発明の培養器で行なう事によって、従来のスピンナー
フラスコの同容量培地を用いるよりも、モノクローナル
抗体の生産性を向上する事が出来る。
即ち、1!のスピンナーフラスコ(3orpmの回転数
、培地としてD−MEM、牛胎児血清1,0%)の培養
7日間では、抗ジステンパーモノクローナル抗体が50
0単位/ν1 (S/N価)しか生産されないのに対し
、本発明の培養法では5200単位/W (S/N価)
を1qる事が出来、本発明が従来のスピンナー培養に比
べ、その細胞の生理状態を向上させている事を示してい
る。
実施例3 第2図は本発明の培養器の他の実施例であり、前記実施
例と略同様の構成において、培地人口8に新鮮培地容器
15からの管16を接続し、菌フィルター17を通して
圧力ガスを該新鮮培地容器15に送入し、新鮮培地を培
地槽1に供給する様にしである。
重環11器により、効率の良い培養を行なうには、第2
図の様に培地槽1より新鮮培地を注入し、細胞を培養し
ている細胞保持槽2より排出する事により連続培養法を
取る事が出来る。連続培養法はバッチ法(回分法)に比
し、IIIVI&増殖阻害物質の希釈と共に新鮮な栄養
分の供給が出来るので、例えば3.5!の連続培養を行
なう事によって、ハイブリドーマ細胞の培養で総計7日
間で36480単位# (S/N価)を得る事が出来る
実施例4 担体に接着させた付着依存性1細胞を培養する場合にも
、本発明の培養器は以下のように効果を示す。第1図の
培養器でサイトデツクス(CVt0deX) 21.:
付着したへa (Vero ) m胞(Ill胞・担体
複合体)の培養を行なった場合、マイクロキャリヤー上
のベロ細胞の増殖細胞は、通常のスピンナーフラスコ(
1))では5[胞/担体であるのに比べ、本発明の培i
法では81IIIli!/担体に向上させる事が出来る
実施例5 実施例4と同様の培養系にてジステンパーウィルスを培
養した場合、スピンナー培養では107/yfであるが
、本発明の培養法では1o910y−を得る事が出来る
実施例6 第3図は本発明の培養器の更に他の実施例であり、前記
他の実施例と略同様の構成において細胞保持槽2の培地
出口9に管路18を接続し、咳管路18の先端部を分岐
せしめ一方の分岐管19を排出用とし、他方の分岐管2
0を循環用とし、循環用ポンプ21により新鮮培地と共
に培地槽1に循環供給するようにしである。
この培養器により循環式連続培養法が行なえ、ジステン
パーウィルスを高生産する事が出来る。
例えばサイトデックス2を25ma/yfの濃度でベロ
細胞を増殖させ、3.5!の循環式連続培養を行なう事
により総計1t3”x 3.s!のウィルス量を得る事
が出来る。
[発明の効果コ 以上述べたように本発明の体細胞集積浮遊培養法及びそ
れに使用する培養器によれば、培養器内を多孔性部材で
仕切り、一方の槽を1oIll保持槽とし他方の槽を培
地槽として、培地槽を攪拌させる事により細胞保持槽に
ゆるやかな攪拌効果を波及させて培養するようにしたの
で、培!Ill胞の損傷を著しく軽減する事が出来、効
率のよい培養を行なえる。又、新鮮培地を補給しながら
a続的に培養する事により、高密度の細胞培養を行なう
事が出来、更に培地の一部を循環させつつ培養する事に
より、培養液中の細胞生産物の濃度を著しく高める事が
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の培養器の一実施例の部分切断説明図、
第2図は本発明の培養器の他の実施例の説明図、第3図
は本発明の培IIlの更に他の実施例の説明図である。 1は培地槽、2はm胞保持槽、4はフィルター、8は培
地入口、9は培地出口、12はスクリュー型マグネット
、15°は新鮮培地容器を示す。 特  許  出  願  人 日本全薬工業株式会社 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)多孔性部材で仕切つた培養器の一方の槽に体細胞を
    集積保持し、他方の槽の培地を攪拌する事により、前記
    一方の槽中の集積細胞を緩慢な浮遊状態として培養する
    事を特徴とする体細胞集積浮遊培養法。 2)一方の槽に集積保持された細胞が、浮遊細胞である
    特許請求の範囲第1)項記載の体細胞集積浮遊培養法。 3)一方の槽に集積保持された細胞が、キャリヤーに接
    着させた付着依存性細胞である特許請求の範囲第1)項
    記載の体細胞集積浮遊培養法。 4)多孔性部材で仕切つた培養器の一方の槽に体細胞を
    集積保持し、他方の槽の培地を攪拌する事により、前記
    一方の槽中の集積細胞を緩慢な浮遊状態とし、該他方の
    槽に新鮮培地を供給し、前記一方の槽に新鮮培地を移行
    させ、該一方の槽から消費された培地を排出して連続的
    に培養する事を特徴とする体細胞集積浮遊培養法。 5)多孔性部材で仕切つた培養器の一方の槽に体細胞を
    集積保持し、他方の槽の培地を攪拌する事により、前記
    一方の槽中の集積細胞を緩慢な浮遊状態とし、該他方の
    槽に新鮮培地を供給し、前記一方の槽に新鮮培地を移行
    させ、該一方の槽から消費された培地を排出し、該排出
    した培地の一部を新鮮培地と共に前記他方の槽に供給し
    て培地を循環させつつ培養する事を特徴とする体細胞集
    積浮遊培養法。 6)培養器の内部を、培地は通過させるが細胞は通過さ
    せない多孔性部材により細胞保持槽と培地槽とに仕切り
    、該培地槽内の培地を攪拌可能に構成した事を特徴とす
    る体細胞集積浮遊培養器。 7)細胞保持槽が培地出口を備えた細胞保持槽であり、
    培地槽が培地入口を備えた培地槽である特許請求の範囲
    第6)項記載の体細胞集積浮遊培養器。
JP16980184A 1984-08-14 1984-08-14 体細胞集積浮遊培養法及びそれに使用する培養器 Pending JPS6147184A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007036611A1 (de) * 2007-08-02 2009-02-05 Deutsche Diabetes-Forschungsgesellschaft E.V. Verfahren und Vorrichtung zur Kultivierung lebender Zellen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007036611A1 (de) * 2007-08-02 2009-02-05 Deutsche Diabetes-Forschungsgesellschaft E.V. Verfahren und Vorrichtung zur Kultivierung lebender Zellen
DE102007036611B4 (de) * 2007-08-02 2015-10-08 Deutsche Diabetes-Forschungsgesellschaft E.V. Verfahren und Vorrichtung zur Kultivierung lebender Zellen

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