JPS61265325A

JPS61265325A - 流体機械

Info

Publication number: JPS61265325A
Application number: JP61109350A
Authority: JP
Inventors: アラン・ドゥヴルヴェ・ノエル
Original assignee: Poclain Hydraulics France SA
Current assignee: Poclain Hydraulics France SA
Priority date: 1985-05-15
Filing date: 1986-05-12
Publication date: 1986-11-25
Also published as: FI861905A0; FI80766C; DE3663174D1; FI80766B; IN165940B; FR2582058A1; US4719843A; FR2582058B1; FI861905A; EP0205368A1; EP0205368B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】東粟上Δ机椎立顆本発明は、エンジン、ポンプなどの流体機械に関し、特
に、ピストン上にローラを搭載するものにおいて、該ロ
ーラを位置決め保持する手段に関するものである。

監米Δ反古この種のエンジンあるいはポンプからなる流体機械とし
ては、従来、フランス特許第２１６０１２０号が公知で
ある。該機械においては、カムと、該カムに対して回転
するシリンダブロックと、該シリンダブロック内に形成
された複数のシリンダと、各シリンダ内に摺動自在に嵌
合した複数のピストンと、該ピストンの先端に配置され
上記カムに当接するようにしたローラを備えている。

上記各ローラはピストンの上面に形成した回転軸受によ
って回転自在に設置され、ピストンの移動軸線に対して
垂直なローラ回転軸線を中心として回転される。該ロー
ラは、互いに平行な平面からなる対向する両端面によっ
て回転軸方向の移動が規制されていると共に、その一部
はピストンが摺動自在に設置しているシリンダ内に少な
くとも嵌入している。ピストンの先端には上記したよう
にローラの回転軸受を設けていると共に、該軸受の両側
に、側面が互いに平行な平面からなる凹部を形成してい
る。また、′各ローラを対応する軸受の所定位置に定置
するようにして、ローラが回転軸線の方向に移動して軸
受から離脱するのを防止するための手段を備えている。

また、シリンダブロックには、少なくとも１列のシリン
ダを設けており、これらシリンダの軸線は、カムに対向
して回転するシリンダブロックの回転軸線に対して垂直
方向の対向する平面によって挟まれている。また、１列
の各シリンダは放射状に配置され、同列に属する連続し
た２つのローラを位置決め保持する手段は互いに別個の
部材によって形成している。

上記した従来例においては、各シリンダの上部に一種の
キャップを取り付け、該キャップにシリンダ内に嵌合し
たピストンの上面に設置したローラを挿通するための中
央開口を設けている。

しかしながら、シリンダを並列に配置して２列とした場
合に、および、１列であるがその列のシリンダの軸線を
挟む平面に対してローラが対象に配置されていない場合
には、上記キャップを含むローラ位置決め保持手段は不
適当である。

また、上記フランス特許第２１６０１２０号では、シリ
ンダブロック側にローラを保持するために、シリンダブ
ロックに形成した溝に配置されるに適したリングを設け
、該リングを溝に固定したものが開示されている。しか
しながら、上記装置は構成が複雑であると共に高価とな
り、かつ、位置決めに精度を要するなどの問題があった
。

このように、従来のローラ位置決め保持装置は、容易に
使用出来ないと共に、製造に関しても不具合を有するな
どの欠点があった。

灸肚Δ肛蝮本発明は、上記した各シリンダの上部にキャップを配置
した技術を改良し、従来の欠点を解消し、かつ、コンバ
クトンにすることを目的とするものである。

発明の構成及び作用本発明は、ケーシング内にシリンダブロックを回転自在
に取り付け、該シリンダブロックに形成したシリンダ内
にピストンを嵌合し、該ピストン上面に回転自在に設置
するローラを上記ケーシングに固定したカムに対して当
接するようにシリンダブロックに保持する構成とした流
体機械において、ローラを位置決め保持する手段を、シ
リンダの内面にそれぞれ隣接配置される互いに独立した
２個のローラ位置決め部材で構成し、これら位置決め部
材をピストンの軸線に沿って支持すると共に該軸線に対
して直交する平面からなるストッパ用面を形成し、該ス
トッパ面をローラの両端面に近接配置して、ローラがそ
の回転軸方向に平行移動するのを防止するものである。

上記位置決め部材は、ローラ回転軸方向のピストン両側
に形成した２つの凹部の内の１つの空隙ゾーンに対面す
るシリンダの内面に隣接し、かつ、周方向に保持する手
段によってシリンダの内面に当接して位置決め保持され
ると共に、軸方向固定手段によってピストンの移動軸方
向にも位置決め保持され、さらに、径保持手段によって
シリンダの径方向に位置決め保持されるものであり、よ
って、ローラ移動規制用ストッパとなる平面状の表面を
、ローラの両端面およびピストンに形成した凹部の平面
状側面に対して平行で、かつ、これらの面に近接して対
向配置するものである。尚、上記ローラの端面とストッ
パの平面状表面との間は、ローラの長さかその軸受より
短いか、同じか、あるいは長いかによって相違し、ロー
ラの長さを軸受の長さより長くした場合に最も近接する
。

詳しくは、本発明のローラ位置決め部材の第１例は、シ
リンダブロックのシリンダ側壁の外面となる位置に形成
した溝と、Ｕ字型とした１枚の金属シートからなるＵ撃
留具とからなり、該Ｕ撃留具の第１アームを、その内面
の両端エツジによってシリンダの内面と当接配置して周
方向を固定し、かつ、該第１アームの外面をローラの軸
方向移動規制用のストッパ面としており、また、第２ア
ームの内面をシリンダブロックの外面に当接または近接
配置すると共に、その下端部に外方へ突出した後にピス
トン軸方向に対して垂直方向に折り返したエツジを形成
し、該エツジを上記シリンダブロックに形成した溝に挿
入してエツジ上面を溝上面に当接させると共に、該エツ
ジの先端面を溝の底面に平行にすると共に該底面に当接
あるいは近接配置し、かつ、留具の第１アームと第２ア
ームを連結するバーの内面をシリンダ側壁の上面に当接
し、よって、留具をシリンダブロックに移動不可に取り
付けているものである。

本発明のローラ位置決め部材の第２例は、シリンダの円
弧断面に近似した形状の円弧状の外側面と該円弧面の母
面および割面に対して平行な平面状の内側面とを備え、
その円弧状の外側面をシリンダの内面に嵌合すると共に
内側面をローラのストッパとする一種の片と、該片をシ
リンダの内面に固定する止具からなるものである。

上記第２例において、上記片には、その円弧状外側面に
開口した盲穴を設け、紋穴にラグを挿入し、該ラグを穴
の底面とラグの間に介装するスプリングによって外側に
付勢すると共に、穴内に完全に収納可能とし、かつ、上
記片の穴をシリンダ側壁の内面に開口させて形成した穴
に対向配置し、ラグの一部をシリンダ側の穴に挿入させ
ることにより、片をシリンダに固定するようにしたもの
である。

本発明のローラ位置決め部材の第３例は、上記第２例と
同様な、シリンダの円弧断面に近似した形状の断面円弧
状の外側面と該円弧面の母面および割面に対して平行な
平面状の内側面とを備え、その円弧状の外面をシリンダ
の内面に嵌合する一種の片と、該片に貫通して設けたネ
ジ穴に、シリンダ側壁に穿設した穴を通してネジ込む固
定用ネジからなり、上記片をネジによりシリンダに固定
するものである。

本発明のローラ位置決め部材の第４例は、シリンダ側壁
の上面にまたいで取り付けられるＵ型の留具と、シリン
ダの内面に設置する断面コ型の片とからなり、上記留具
の２つのアームを連結するバーの内面をシリンダ側壁の
上面と当接配置する一方、該留具の第１アームを上記片
の凹部に嵌合すると共に該第１アームの下端部に形成し
たエツジを片の下端面に当接し、また、第２アームをシ
リンダ側壁の外側面に当接または近接配置し、該第２ア
ームの下端部に形成したエツジをシリンダの外面に開口
した溝に挿入して、該エツジの先端を溝の底面に当接ま
たは近接配置したもので、該留具により支持した片の凹
部両側の平面状端面をローラの両端面と近接配置してス
トッパ面としたものである。

Ｘム皿以下、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明する
。

図中、第１図に示す機関は下記の構成よりなる。

ネジ２によって結合される２つの部分１ａ、ｌｂからな
るケーシングと、上記ケーシングｌａと１ｂとの間に上記ネジ２によって
結合される波状のカム３と、ケーシング内に２つのローラ軸受６を介して軸線５を中
心として回転自在に取り付けられ、その内端側外周面に
縦溝７を形成したドライブシャフト４と、上記ドライブシャフト４の溝７と嵌合する溝９を軸穴内
に形成し、ドライブシャフト４とセンタリングして連結
し、共回転するようにしたシリンダブロック８と、上記シリンダブロック８に、その回転軸線５を中心とし
て放射状に配置した複数のシリンダ１０と、各シリンダ側壁内に摺動自在に嵌合したピストン１１と
を備えている。

上記シリンダブロック８に形成するシリンダ１０は周方
向に間隔をあけて配列しており、各シリンダ１０の軸線
は上記回転軸線５に対して垂直な平面により挟まれ、シ
リンダブロック８の外周面に開口している。シリンダブ
ロック８には回転軸線５に対して垂直な平面からなる端
面１２を形成し、上記異なるシリンダ１０を連通する管
路１３を上記端面１２に開口している。

上記複数のシリンダ１０に流体を分配するバルブ１４を
ケーシング１ａ内に設置し、該バルブ１４の回転軸線５
に対して垂直な端面１５を上記シリンダブロック８の端
面１２に当接している。バルブ１４には、その外周面に
２個の円環状の溝１６．１７を形成し、一方に溝１６を
流体源１８側に連通し、他方の溝１７を高圧流体受槽１
９に連通している。また、該バルブ１４は留具およびス
トリップ（図示せず）と結合している装置２０を備え、
回転時に、ケーシング１ａでバルブ１４を保持している
。さらに、バルブ１４に上記溝Ｉ６．１７にそれぞれ連
通し、端面１５に開口する管路２１．２２を形成し、バ
ルブ１４に対してシリンダブロック８が相対的に回転す
る時、シリンダブロック８の管路１３と連続的に連通ず
るようにしている。

上記シリンダ１０内に嵌合する各ピストン１１の先端に
は軸受２４を設け、該軸受１４上に円筒状のローラ２３
を設置している。尚、上記軸受２４は、通常、１８０度
より大きな円弧によってローラ２３の外周面を回転自在
に嵌合している。上記ローラ２３はピストン１１の作動
中心軸線２６と直交する回転中心軸線２５を中心として
回転自在に支持され、上記カム３の内面と当接するよう
にしている。該ローラ２３はシリンダ１０内に一部が挿
入しており、上記軸受２４の幅をローラ２３の長さより
僅かに短く設定し、該ローラ２３を支持するピストン１
１の軸受両側に凹部２８を形成することにより、ローラ
２３の両端面２７とシリンダ１０の内面との間に空隙２
９を設けている。

上記した配置は図面の実施例で明らかとなるが、例えば
、ローラ２３の長さを軸受２４の幅より約の１ｍｍ程長
くして、軸受２４の両端よりローラ２３両端面２７を僅
かに突出させている。尚、本発明は上記に限定されず、
ローラ２３の長さを軸受２４の幅と同じか、あるいは短
くすることも可能である。

また、図示の例では、ローラ２３の軸線２５に対して垂
直な平面Ｐを中心としてピストン１１、軸受２４、ロー
ラ２３および空隙２９は対称としている。しかしながら
、本発明では、上記平面Ｐに対して両側の空隙２９が対
称でない場合にも適用することが出来る。

上記いずれの実施例においても、ローラ２３をカム３に
対向配置し、ローラ２３がカム３の表面上を転勤出来る
ようにするため、ピストン１１上に搭載するローラ２３
を軸受２４内で軸方向に移動不可に保持し、よって、ピ
ストン１１の軸線２６の方向にローラ２３の径方向を保
持する手段を必要としている。

上記ローラ２３を位置決め保持する手段を第２図以下の
図面を参照して詳細に説明する。

第２図、第３図および第４図に示す第１実施例では、シ
リンダブロック８に設けたシリンダＩＯの対向する側壁
３２の外面３１に溝３０を形成している。該溝３０は断
面コ字型で、底面３３と直角をなす上面（シリンダ１０
が開口している方向り側の面）３４は、シリンダブロッ
ク８のシリンダ開口端を有する上端面から距離りをあけ
て設定している。

上記シリンダＩＯの対向する両側壁３２には、それぞれ
、１枚の金属シートをＵ型に形成して第１アーム３６と
第２アーム３７とをバー３８で連結した形状の留具をま
たいで取り付けている。該留具の第１アーム３６は、そ
の内面３９の両端エツジ４０をシリンダ１０の円弧状内
面に当接することによって幅方向（シリンダＩＯの周方
向）を移動不可に位置決めし、ピストン１１の軸線２６
と平行に第１アーム３６を配置している。該第１アーム
３６の外面４１はローラ２３の両端面２７に近接した位
置に対向配置され、ローラ２３が軸線２５の方向に移動
するのを防止するストッパ面となる。

また、記留具のバー３８の内面４２はシリンダブロック
８の上端面３５に当接し、また、第２アーム３７はシリ
ンダブロック８の側壁３２の外面３１に当接している。

該第２アーム３７の下側先端には、溝３０の而３４に平
行な面４４を有するエツジを形成している。該エツジを
溝３０に挿入し、面４４を面３４に当接させると共に、
エツジの先端面４５を溝３０の底面３３と平行かつ近接
配置している。

上記したように留具を取り付けることにより、シリンダ
ＩＯの対向する側壁３２にそれぞれ留具が移動不可に固
定される。即ち、シリンダブロック８の上端面３５に留
具のバー内面４２が当接すると共に第２アーム３７のエ
ツジの面４４がシリンダブロック８の溝３０の面３４と
当接しているため、図中上下方向（シリンダ１０の軸方
向）が固定されて、留具は傾かずにピストン１１の軸線
２６と平行保持される。また、第１アーム３６の両端エ
ツジ４０がシリンダＩＯの内面に当接すると共に、第２
アーム３７の内面４３が側壁３２の外面３１に当接して
いるため、留具はシリンダ１０の径方向に固定されると
共に周方向も固定され、ピストン１１の軸線２６を中心
として回転するのが防止される。このように留具を取り
付けることにより、２つの留具の第１アーム３６の外面
のストッパ面４１はローラ２３の両端面２７と対向して
近接支持され、ローラ２３の軸方向移動を阻止する。

よって、ローラ２３は軸線２５に平行な軸方向および径
方向（ピストン１１の軸線２６）ともに正確な位置に常
時保持される。

つぎに、第５図および第６図に示す第２実施例について
説明する。

上記空隙２９に近似した断面形状とした大略三日月状の
片４６を、該空隙２９内に配置している。

該片４６はシリンダ１０の円弧状内面に当接される円弧
面４７と、該円弧面４７の母面および割面に対して平行
でありローラ２３の両端面２７に平行に配置される平面
４８を有する。該片４６にはネジ穴４９を設け、紋穴４
９をシリンダブロック８の壁３２に穿設した穴５０に連
通させて配置している。上記ネジ穴４９のメネジと螺合
するオネジ５２を有するネジ５１を穴５０を通してネジ
穴４９にネジ込み、シリンダブロック８に片４６を移動
不可に固定している。該片４６の平面４８はローラ２３
の両端面に近接配置されてストッパ面となり、ローラ２
３を軸方向および径方向に位置決めする。

第７図に示す第３実施例は、上記第２実施例の変形例を
示すものである。該実施例は第２実施例と同様に、円弧
面４７と平面４８を有する片４６を用いており、該片４
６をシリンダブロック８に固定する手段のみが相違して
いる。即ち、片４６には円弧面側に開口した凹部（盲穴
）５３を形成し、該凹部５３内にスプリング５４と、ラ
グ５５を挿入しており、スプリング５４によりラグ５５
を凹部５３から突出する方向に付勢している。一方、シ
リンダブロック８の壁３２の内面にはラグ受部となる凹
部５６を設けている。シリンダ１０内に片４６を挿入し
て凹部５３と５６を互いに連通ずるように当接して位置
決めすると、スプリング５４に押圧されてラグ５５の一
部は凹部５６内に挿入し、よって、片４６をシリンダブ
ロック８に対して移動不可に固定する。尚、片４６の固
定を解除可能とするために、シリンダブロック８に凹部
５６に連通した穴５７を設け、紋穴５７よりロッドを挿
入してラグ５５を凹部５６から押し出すようにしている
。

第８図および第９図は第４実施例を示し、該実施例の片
４６は、Ｕ型の留具の第１アーム５９を嵌合するための
凹部５８を平面４８の中心部に設けている。該第１アー
ム５９の下端部には第１エツジ６０を形成し、該エツジ
６０は上面のバー３８の内面４２から片４６の高きに等
しい距離を隔てて形成している。よって、該第１エツジ
６０により片４６の下端を支持し、バー３８と第１エツ
ジ６０とにより片４６を軸方向に挟持している。また、
留具の第２アーム３７の下端部には第２エツジを形成し
、留具のバー３８の内面４２がシリンダブロック８の壁
３２の上端面と当接した時に、該第２エツジがシリンダ
ブロック８の溝３０に挿入し、その先端面４５が溝３０
の底面３３と当接すると共に上面４４が溝３０の上面と
当接するようにしている。このように、留具をシリンダ
ブロック８に取り付けることにより、該留具を介して各
片４６をシリンダブロック８に固定している。

上記したように、いずれの実施例においても、軸受２４
内にローラ２３を位置決めするための平面、即ち、スト
ッパ面４１．４８をローラ２３の両端面２７に近接して
対向配置している。そして、該配置は、例えば、第４図
において鎖線で示すように、ピストン１１の作動に応じ
てローラ２３が変位するいずれの位置においても該当す
る。

このように、ピストン１１の両側の凹部２８により形成
される平面に対向してストッパ面４１．４８を位置決め
することにより、ピストン１１の軸線２６の方向にロー
ラ２３の径方向が位置決め保持される。

尚、上記第５．６図、第７図、第８．９図に示す実施例
では、２列に並列させてシリンダを設ける時、並列した
２つのシリンダにそれぞれ設ける２つの片を１つのＵ型
の留具で固定することも勿論可能である。

更に、本発明の上記記載に限定されず、本発明の要旨を
越えない範囲の変形例を含むものである。

発明の効果以上の説明より明らかなように、本発明によれば、ロー
ラをピストン上の軸受に位置決めする手段を、シリンダ
の対向する側壁にそれぞれ取り付ける別個の部材で構成
し、各部材に、ローラの端面にそれぞれ近接配置するス
トッパとなる平面を設けているため、ローラは軸方向に
移動不可に位置決め保持され、ローラが軸受から離脱す
るのを防止することが出来る。よって、ローラをピスト
ン上の所定位置に確実に位置決めした状態でカムと接触
させることが出来る。また、ローラの両側端面を別個の
部材で位置決めしているため、ローラがシリンダの軸線
に対して非対称に配置される場合にも不具合なく使用す
ることが出来ると共に、シリンダを２列配置した場合に
も好適に使用することが出来る。さらに、本発明は、構
造が簡単で、安価に提供することが出来ると共に、取付
が簡単であり、かつ、上記したように、ローラの位置精
度を高く保持することが出来る等の種々の利点を有する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の流体機関の軸方向断面図
、第２図は第１図のＡ部拡大図であると共に第３図の■
−■線断面図、第３図は第２図のＧ矢示図、第４図は第
２図のＦ矢示図、ホ５図は本発明の第２実施例を示す上
記第２図と同様な断面図、第６図は第５図のＶｌ−ＶＩ
線断面図、第７図は本発明の第３実施例を示し上記第６
図と同様な断面図、第８図は本発明の第４実施例を示し
第９図の■−■線断面図、第９図は第８図のに矢示図で
ある。ｌａ、１ｂ・・ケーシング　　３・・カム４・・ドライ
ブシャフト　　８・・シリンダブロック　　ｌＯ・・シ
リンダ　　１１・・ピストン　　１４・・バルブ　　２
３・・ローラ２４・・軸受　　２５・・ローラ回転中心
軸線２６・・ピストン作動中心軸線　２８・・凹部２９
・・空隙　　３０・・溝　　３２・・シリンダ側壁　　
３６．５９・・第１アーム３７・・第２アーム　　３８
・・バー　４Ｌ４８・・ストッパ用平面　　４６・・片
５１・・ネジ　５４・・スプリング　　５５・・ラグ　
５８・・凹部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カムと、該カムに対向して回転自在に設置されたシリンダブロッ
クと、該シリンダブロックに少なくとも１列の放射状に配設さ
れ、外周面に開口すると共にシリンダブロックの回転軸
線に対して垂直な対向面によって中心軸線が挟まれる複
数のシリンダと、上記各シリンダ内に摺動自在に嵌合した複数のピストン
と、上記ピストンの先端に形成した軸受によりピストンの軸
線に対して垂直な軸線を中心として回転自在に保持され
、その一部がシリンダ内に挿入すると共に突出した部位
が上記カムと当接する複数のローラとを備えた流体機関、流体ポンプ等の流体機械において、上記ピストンの軸受両側に凹部を形成し、ローラの両端
面とシリンダの内面との間に夫々空隙を設ける一方、上記ローラの両端面と夫々対向するシリンダの側壁に、
互いに独立した２個の位置決め部材を固定し、これら位
置決め部材に、上記空隙内においてローラの端面と近接
して設置されると共に該ローラの端面と平行な平面から
なるストッパ面を設け、該ストッパ面によりローラが軸
線方向に移動して軸受から外れるのを防止し、よって、
ローラをシリンダブロックに確実に保持する構成とした
ことを特徴とする流体機械。
（２）特許請求の範囲（１）記載の機械において、上記
軸受の長さをローラの長さより僅かに短くしてローラの
端面を位置決め部材のストッパ面に最も近接させる一方
、該位置決め部材は、シリンダの径方向、軸方向および
円周方向のそれぞれの保持部をシリンダの側壁に当接す
ることにより径方向、軸方向および周方向が固定され、
シリンダブロックに移動不可に取り付けられることを特
徴とする流体機械。
（３）特許請求の範囲（１）記載の機械において、上記
ローラ位置決め部材は、Ｕ字型とした１枚の金属シート
からなるＵ型留具とし、該Ｕ型留具をシリンダの側壁に
またいで取り付け、上記空隙に第１アームを挿入し、そ
の内面の両端エッジを周方向保持部としてシリンダの内
面と当接すると共に、該第１アームの外面をローラの軸
方向移動規制用のストッパ面としており、また、第２ア
ームの内面をシリンダブロックの外面に当接または近接
配置すると共に、その下端部に外方へ突出した後にピス
トン軸方向に対して垂直方向に折り返したエッジを形成
し、該エッジをシリンダブロックに形成した溝に挿入し
てエッジ上面を溝上面に当接させると共に、該エッジの
先端面を溝の底面に平行にすると共に該底面に当接ある
いは近接配置し、かつ、留具の第１アームと第２アーム
を連結するバーの内面をシリンダ側壁の上面に当接し、
よって、留具をシリンダブロックに軸方向および径方向
に移動不可に取り付けることを特徴とする流体機械。
（４）特許請求の範囲（１）記載の機械において、ロー
ラの位置決め部材として、シリンダの円弧断面に近似し
た形状の円弧状の外側面と平面状の内側面とを備えた片
を設け、該片をシリンダの内面に円弧状外側面を当接さ
せて止具で固定し、該片の内側面をローラの端面に近接
させて対向配置し、ストッパ面とすることを特徴とする
流体機械。
（５）特許請求の範囲（４）記載の機械において、上記
片には、その円弧状外側面に開口した盲穴を設け、該穴
にラグを挿入し、該ラグを穴の底面とラグの間に介装す
るスプリングによって外側に付勢すると共に、穴内に完
全に収納可能とし、かつ、上記片の穴をシリンダ側壁の
内面に開口させて形成した穴に対向配置し、ラグの一部
をシリンダ側の穴に挿入させることにより、片をシリン
ダに固定することを特徴とする流体機械。
（６）特許請求の範囲（４）記載の機械において、上記
該片に貫通して設けたネジ穴に、シリンダ側壁に穿設し
た穴を通してネジをネジ込め、上記片をネジによりシリ
ンダに固定することを特徴とする流体機械。
（７）特許請求の範囲（１）記載の機械において、上記
ローラ位置決め部材を、シリンダ側壁の上面にまたいで
取り付けられるＵ型の留具と、シリンダの内面に設置す
る断面コ型の片とより構成し、上記留具の２つのアーム
を連結するバーの内面をシリンダ側壁の上面と当接配置
する一方、該留具の第１アームを上記片の凹部に嵌合す
ると共に該第１アームの下端部に形成したエッジを片の
下端面に当接し、また、第２アームをシリンダ側壁の外
側面に当接または近接配置し、該第２アームの下端部に
形成したエッジをシリンダの外面に開口した溝に挿入し
て、該エッジの先端を溝の底面に当接または近接配置し
たもので、該留具により支持した片の凹部両側の平面状
端面をローラの両端面と近接配置してストッパ面とした
ことを特徴とする流体機械。