JPS61249341A - 脱水用具 - Google Patents

脱水用具

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JPS61249341A
JPS61249341A JP60089902A JP8990285A JPS61249341A JP S61249341 A JPS61249341 A JP S61249341A JP 60089902 A JP60089902 A JP 60089902A JP 8990285 A JP8990285 A JP 8990285A JP S61249341 A JPS61249341 A JP S61249341A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は脱水用具に関し、特に食品を脱水するのに有用
な脱水用具に関する。
〔従来の技術〕
近年、食品に接触させ、低温下で空気を遮断して脱水す
る用具として、例えば、特公昭５８−５８１２４、特願
昭５９−８８３０８．特願昭５９−８８３１０及び特願
昭５９−９０８９３に記載の用具をはじめとして数多く
の用具がみられる。とれらの用具は、原理的には脱水機
能を有し、食品脱水に使用できるが、取シ扱いが困難で
ありたシ、破損しやすかったシ、あるいは製造が難しか
ったシする欠点を有する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記の如き従来の脱水用具における問題点を
解決しようとするものである。本発明は、即ち、製造や
取シ扱いが容易であシ、脱水性能に優れ、しかも脱水性
能の低下を生じることなく繰シ返しの使用が可能である
脱水用具を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、高浸透圧物質、高分子吸水剤および親
水性アルコール類を共存させ、これを水を選択的に透過
する半透膜で被覆して々る脱水用具が提供される。
本発明の脱水用具において、透水性半透膜は、この用具
の全体を覆う形で存在してもよく、あるいは脱水すべき
物体と接触される部分においてのみこの用具を覆う形で
存在していてもよい。透水性半透膜としては、食品に直
接接触しても安全表ものが望ましい。本発明に適する半
透膜としては。
例エバ、普通セロハン、低延伸ビニロンフィルム、コロ
ジオン膜等がある。
高浸透圧物質としては、例えば、デンプンの酸糖化また
は酵素糖化による水飴、グルラン、グルコース、フルク
トース、マンニトール、ンルビトール、マンニトールな
どの食用糖類、マンナン賞、アルギン酸ンーダ、カラギ
ーナン、アラビアゴムなどの天然水溶性高分子、メチル
セルローズ、カル？キシメチルセルローズ（ＣＭＣ）な
どの改質セルローズ類がある。これらは、純品としてま
たは含水物として、単独または混合して用いることがで
きる。
高分子吸水剤としては、含水してグルを形成するもので
あって、現在、生理処理用品、紙おむつ、土壌改良剤等
の分野において商業的に使用されているものの如き、例
えば、デンプン、セルロース等の如き多糖類に水溶性又
は加水分解によシ水溶性となる重合性単位体、例えば、
アクリル酸、メタアクリル酸、アクリル酸塩、メタアク
リル酸塩、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステ
ル、アクリル酸アミド、メタアクリル酸アミド、アクリ
ロニトリル、メタアクリロニトリル、マレイン酸、スル
ホン化スチレン、ポリビニルピリジン等又はこれらのオ
リゴマー又はコオリプマーをグラフト重合させ、必要に
応じて加水分解せしめて得られた親水性ポリマーを架橋
剤によって三次元的に重合せしめたものや、ポリエチレ
ンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリビニルピロ
リドン、スルホン化ポリスチレン、ポリビニルピリジン
、ポリアクリル酸塩、ポリアクリル酸アミド、ポリメタ
アクリル酸塩、ポリメタアクリル酸アミド等の如き親水
性ポリマーを架橋剤によって三次元的に重合せしめたも
の、等が知られている。例えば、市販品としては紹和電
工■製のＰＸ−４０２Ａ（商品名）、三洋化成工業■製
のＩＭ−１０００（商品名）、製鉄化学工業■製のアク
アキープ１ｏｓａ（商品名）、日本触媒化学工業■製の
アクアリックＣＡ（商品名）等が入手可能である。しか
し、本発明に有用な高分子吸水剤は、これらに限定され
るものではない。
親水性アルコール類としては、エチルアルコール、ｆロ
ビレングリコール、グリセリンなどの食品添加用アルコ
ール類が最適である。これらは単独または混合して用い
ることができる。
本発明の脱水用具においては、高浸透圧物質、高分子吸
水剤および親水性アルコール類は、好ましくは１００：
１〜５０：１〜゛１００、さらに好ましく／ｆｉｌ　Ｏ
Ｏ：　３〜３０：３〜５０の重量比で存在するのがよい
。
本発明の脱水用具を製造するに際しては、先ず親水性ア
ルコールに高分子吸水剤を加え、次いでこの混合物に高
浸透圧物質を混合し、そして最後にとの混合物を透水性
半透膜を含むシート上に流延させる。しかしながら、本
発明の脱水用具の製造ｔｉ前記の方法に限定されるもの
ではなく、親水性アルコール類と高浸透圧物質とを先ず
混合し、次いでこれに高分子吸水剤を添加する方法によ
ってもよく、あるいは親水性アルコール、高浸透圧物質
および高分子吸水剤をいっしょに混合する方法によるこ
ともできる。
本発明の脱水用具の好ましい一例を第１図に示す。この
例では、高浸透圧物質と親水性アルコールとからなる相
２中に高分子吸水剤３が分散されておシ、これらが透水
性半透膜１で被覆されている。そして、この半透膜１は
シール部分４でシールされている。しかして、この半透
膜は片面にのみ用いられ、他の片面は適当なシートによ
シ被覆されてもよい。あるいは、この脱水用具が脱水す
べき物体と接触される表面部分のみにおいて透水性半透
膜で被覆されるように構成されていてもよい・ 高浸透圧物質と高分子吸水剤との混合物は、その混合時
に急激な粘度上昇を示すけれども、親水性アルコールを
添加するととＫよシ、この粘度上昇が大幅に緩和される
のである。また、親水性アルコールの量を調整するとと
Ｋよシ、得られる混合物の粘度をコントロールすること
ができる。
以下、例をあげて本発明をさらに説明するが、例１〜３
および比較１は本発明の脱水用具に係る系における親水
性アルコールの添加の粘度に及ぼす影響を説明するため
のものである。
例１ 高浸透圧物質としてハイマル３８（赤松工業■製）、１
００Ｉｉ（含水率２５ｓ）を用い、これに高分子吸水剤
（昭和電工■製、ＰＸ−４０２Ａ）７Ｉｉおよびプロピ
レングリコール（昭和電工■製、食品添加物）１４．９
を加えて攪拌した時の２５℃における粘度変化を表１に
示す。
表１ 例２ プロピレングリコールの代わりにグリセリン（試薬−級
）を用いた以外は例１と同じ条件で粘度測定を行った。
結果を表２に示す。
表２ 比較１ 高浸透圧物質としてハイマル３８（赤松工業■製）１０
０．９（含水率２５％）を用い、これに高分子吸水剤（
昭和電工■製、ＰＸ−４０２Ａ）７＃を加えて攪拌した
時の２５℃における粘度変化を表３に示す。
例３ 高浸透圧物質としてハイマル３８（赤松工業■製）１０
０．９（含水率２５９６）を用い、これに高分子吸水剤
（昭和電工■製、ＰＸ−４０２Ａ）７．９およびプロピ
レングリコール（昭和電工■製、食品添加物）３．５１
９を加えて攪拌した時の２５℃における粘度変化を表４
に示す。
表４ 以上の結果は、高浸透圧物質中の水分が高分子吸水剤に
移行する為、溶液の濃度が上昇し、急激に粘度の上昇を
起し、取シ扱いが困難となるし特に比較１）ことを示し
ている。これに較べて、親水性アルコールは高分子吸水
剤にはほとんど吸収されないので、高浸透圧物質、高分
子吸水剤およｒＪ親水性アルコールの系は、例１〜３に
示す如く、系の粘度を低く保つ事ができ、粘度上昇の度
合いも低くなる。
〔発明の効果〕
本発明の脱水用具において、高浸透圧物質と高分子吸水
剤の系に親水性アルコール類を共存させる事によシ、下
記の利点を生ずる。
■　半透膜を柔軟にし、強度を増す。
■　半透膜−高浸透圧物質−高分子吸水剤の間の水分移
動を容易にする。
■　脱水用具本体の柔軟性と適度の硬度を広い水分範囲
で維持できるので、取り扱いが容易で、被脱水物との密
着もよく、脱水効率が高くなる。
■　脱水用具の再使用に際して乾燥が必要であシ、この
乾燥の段階で親水性アルコール類を共存させない場合は
硬い板状となシ、折損しやすく、被脱水物との密着も悪
く、脱水効率が極端に悪くなるが、しかし本発明の脱水
用具ではこのような問題は生じＫくい。
■　親水性アルコール類の添加量を調整する事によシ系
の粘度が自由に制御できるので、この用具の製造が非常
に簡単になる。即ち、通常の高粘度液塗布のコーターの
適用範囲は、ｓ、ｏ　ｏ　ｏ〜７．０００ｃ、ｐ、であ
シ、特に高粘度用コーターでも２０．０００ｅ、Ｐ−が
限界といわれている。しかしながら、本発明で用いる系
によれば市販の機械の使用が可能となる。
■　高浸透圧物貫の含水率が低くても粘度上昇を防ぐ事
ができ、脱水用具全体の水分活性を低く維持できる為、
カビ力との微生物の発生を抑制することができる。
〔実施例〕
以下に実施例を示し、本発明を更に説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。
実施例１ ハイマル３８（参松工業■製）の７５１水浴液１００Ｉ
ｉとプロピレングリコ−／Ｌ／（昭和電工■製）１４Ｉ
ｉ及び高分子吸水剤（昭和電工■ＰＸ−４０２Ａ）ｔ”
　混合して、ビニロンフィルム（東京セロファン紙■製
、ＬＨ−１８）の袋に入れ、０．５−厚の板状に展伸し
てシート状となし、口をヒートシールし、脱水用具を製
造した。この脱水用具は柔軟性に富み、適度の固さを有
し、被脱水物との接触が良好であった。
２枚に簡いた鰺を普通セロハン（東京セロハン紙■製Ｐ
Ｔ−３００）に包み、更にこの脱水用具にはさみ、５℃
の冷東庫内で脱水した。その結果を表５に示す。
表５ 脱水に使用したシートを、使用後乾燥する操作を行いな
がら、１０回繰シ返し使用したが、特に性能の低下はな
かった。また、乾燥による用具の硬化もなかった。
比較例１ ハイマル３８（７５俤水溶液）１００ＩＩに高分子吸水
剤７９を添加し、ビニロンフィルムの袋に入れ、展伸し
た。粘度が高い為、１■淳以下には展伸できなかりた。
この入口をヒートシールし、脱水用具とした。
この脱水用具に、２枚に開いた鰺を普通セロハン紙に包
んではさみ、５℃で保持した。その結果を表６に示す。
表６　脱水テスト（鰺） 脱水用具が固い為、初期の密層が悪く、脱水速度が遅か
った。脱水の進行と共に速度が速くなシ、１０時間後で
は実施例１のプロピレングリコール添加とほぼ同じ性能
を示した。この脱水圧側用した脱水用具を３０℃の温風
下で３時間乾燥した所固い板状となシ、これを無理に折
シ曲けた所折損し、再使用が不可能となった。
実施例２ 実施例１と同じ脱水用具で牛レバー（１２ｍＸ２０ｃ！
ｎＸ　１．５ｃｍ　）をはさみ、０℃で脱水を行った。
結果は表７の通シである。
表７　脱水テスト この使用した脱水用具を３０℃の温風で３時間乾燥した
が、十分柔軟性があシ、そのまま再使用が可能であった
。
実施例３ ハイマル３８（７５９６水溶液）１００１１に高分子吸
水剤３．５Ｉとプロピレングリコール７１１を混合し、
ビニロンシート上に展伸し、その上面にビニロンシート
を置き、厚みを０．５　ｃｍＫ押し延した上、四囲をヒ
ートシールし、脱水用具とした。この用具に、牛肉（１
９ｃｒＲＸ　８ｃ＋＋ｓＸ　１．５ｃＩＲ）を普通セロ
ハン紙に包んだ上はさんで、３℃の冷麓庫中で脱水した
結果を表８に示す。
表８　脱水テスト このシートを使用して５回の試験を行ったが、性能の低
下は認められなかった。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明の脱水用具の一例を模式的に示す断面
図である。 １・・・透水性半透膜、２・・・高浸透圧物質／親水性
アルコール相、３・・・高分子吸水剤、４・・・シール
部分。 １・・・透水性半透膜 ２・・・高浸透圧物質／親水性アルコール相３・・・高
分子吸水剤 ４・・・シール部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. １、高浸透圧物質、高分子吸水剤および親水性アルコー
    ル類を共存させ、これを水を選択的に透過する半透膜で
    被覆してなる脱水用具。
JP60089902A 1985-04-27 1985-04-27 脱水用具 Granted JPS61249341A (ja)

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