JPS61241015A

JPS61241015A - 鋸刃

Info

Publication number: JPS61241015A
Application number: JP7875885A
Authority: JP
Inventors: Sumio Yoshida; 吉田　純生; Yoshikazu Takegawa; 竹川　嘉一
Original assignee: Amada Co Ltd
Current assignee: Amada Co Ltd
Priority date: 1985-04-13
Filing date: 1985-04-13
Publication date: 1986-10-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野］本発明は鋸刃に係り、さらに詳細には、例えば丸鋸、帯
鋸あるいはハクソーのごとき鋸刃に関する。

［発明の技術的背景およびその問題点］従来、例えば金
属性の大きなワークピースを切断（切削）する装置とし
て、帯鋸盤が使、用され、ている。帯鋸盤に使用される
帯鋸刃においては、例えばビビリ振動や騒音等に対応す
るために、アサリのパターンをレーカーセット、ウェー
ブセットあるいはストレートセットなど、種々のパター
ンに設定したり、また、各歯のピッチを不等ピッチにし
たりしている。さらには、例えばステンレス鋼のごとき
難削材に対応すべく、各歯の歯高寸法を異にする帯鋸刃
も開発されている。

しかし従来の帯鋸刃においては、各歯の歯高寸法を同一
に形成した侵に、帯鋸刃の厚み方向（左右方向）に屈曲
した左右のアサリ歯と、左右に屈曲を行なわない直歯と
の組合わせによって各種のアサリのパターンを設定して
いるのが一般的である。したがって、直歯の歯先部と左
右のアサリ歯の歯先部との間に多少の高低差があるもの
の、例えば直歯の厚み中心の軌跡上でとらえると、各歯
の歯先部はほとんど同一高さにある。ために、ワークピ
ースを切削するとき、ワークピースに直歯が最初に切込
むとは限らず、左右のアサリ歯がワークピースに最初に
切込むことがあり、例えば左アサリ歯がワークピースに
最初に切込むと、切削抵抗に起因して帯鋸刃は右側へ振
られる傾向にある。すなわち、従来の帯鋸刃においては
、左右方向への振動や切曲りが生じ易い問題がある。

また、難削材の対策用として各歯の歯高寸法を異にした
帯鋸刃においては、歯高寸法の大きな歯のみがワークピ
ースの切削作用を行なって、歯高寸法の小さな歯はほと
んど切削作用を行なわないのが普通である。したがって
、この種の帯鋸刃においては、歯高寸法の大きな歯に作
用する負荷が大きく、摩耗が激しいなどの問題があると
共に、弓なり状に湾曲した状態でワークピースを切削し
ていた帯鋸刃が、ワークピースの切断終了の瞬間に直線
状態に急激に復帰し、切削されずにワークピースに僅か
に残る破断状の小さな突起部（バリ）に、無負荷状態に
近かった歯高寸法の小さな歯が当接して歯欠けを生じ易
い等の問題がある。

さらに、従来においては、直歯の切削によって生じる切
屑の幅は直歯の厚みとほぼ等しく、各歯と歯の間のガレ
ット部に詰まりゃ易という問題がある。

［発明の目的コ本発明は、上記のごとき従来の問題に鑑みて創作したも
ので、その第１の目的は、鋸刃の厚み方向への振動や切
曲りの少ない鋸刃を提供することである。

本発明の第２の目的は、鋸歯の切削によって生じる切屑
の細分化ができ、切屑の排出性を向上し得る鋸刃を提供
することである。

本発明の第３の目的は、総ての歯がワークピースの切削
作用を行ない、各歯の負荷を均等的にして歯欠を生じ難
くした鋸刃を提供することである。

［発明の概要コ上記のごとき目的を達成するために、この発明において
は、ワークピースに最初に切込む先行歯における歯先部
の両角部に傾斜部を形成し、この先行歯の歯高寸法より
も、遅れてワークピースに切込む後続歯の歯高寸法を小
さく設けると共に、先行歯の傾斜部が切り残した部分を
後続歯が切削するように構成し、かつ歯高寸法の大きな
歯の左右方向への屈曲よりも、歯高寸法の小さな歯の左
右方向への屈曲を大きくしてアサリ幅を大きくし、歯高
寸法方向およびアサリ幅方向に各歯の段差を設けてなる
ものである。

［発明の実施例〕以下、図面を用いて本発明の詳細な説明するに、実施例
は帯鋸刃の場合について例示するけれども、本発明は、
帯鋸刃に限ることなく、丸鋸刃あるいはハクソーなど、
種々の鋸刃にも実施可能である。

第１図（ａ）〜第１図（Ｃ）を参照するに、鋸刃１は、
基本的には、ワークピースＷの切削を行なうときに、ワ
ークピースＷに対する切込み方向（図示の矢印六方向）
に先行してワークピースＷの切削を行なう先行歯３と、
先行歯３よりも遅れてワークピースに切込みを行なう第
１．第２．第３の複数の後続歯５，７．９を１つのグル
ープ（セット）として備えている。上記先行歯３は、例
えば鋸刃１の幅の中心（丸鋸刃の場合には、円の中心）
を基準位置Ｆとした場合、この基準位置Ｆから歯先部３
Ｐまでの歯高寸法３Ｈを、第１゜第２．第３の複数の後
続歯５，７．９における基準位置Ｆから各歯先部５Ｐ、
７Ｐ、９Ｐまでの歯高寸法５Ｈ，７Ｈ，９Ｈより大きく
形成しである。

第１の後続歯５の歯高寸法５日と第２．第３の後続歯７
．９の歯高寸法７Ｈ，９Ｈは相違しており、第１の後続
歯５の歯高寸法５Ｈを第２．第３の後続歯７，９の歯高
寸法７Ｈ，９）−１よりも大きく形成しである。すなわ
ち、先行歯３および複数の後続歯５，７．９は、第１図
（ｂ）より明らかなように、ワークピースＷに対する切
込み方向に段差が形成されている。なお、第２．第３の
後続歯７゜９の各歯高寸法７Ｈ，９Ｈは同一であっても
、また異にしても良いものである。

第１図（ｂ）、（０）より明らかなように、前記先行歯
３および第１の後続歯５は、ワークピースＷの切削方向
（図示の矢印Ｂ方向）に対向して見た場合、鋸刃１の厚
み方向く以後、左右方向と称す）に屈曲することのない
直歯に形成されており、第２．第３の後続歯７，９はそ
れぞれ左右方向に屈曲してアサリ出しを行なわれた右ア
サリ歯および左ブサリ歯に形成しである。

前記先行歯３の歯先部３Ｐは、第１図（ｂ　）に示され
るように、両角部を研削して両角部に同傾斜の傾斜部３
Ｂを形成した大略■字形状に形成されている。したがっ
て、先行歯３は７字形状の先行切削溝を形成すべくワー
クピースＷを切削する作用をなすものである。なお上記
傾斜部３Ｂは、研削に使用される工具に応じて平面ある
いは円弧面など適宜に形成し得る。

第１の後続歯５の歯高寸法５日は、先行歯３Ｈの歯高寸
法３日よりも僅かに低いが、先行歯３の傾斜部３Ｂが切
り残した部分を切削するには充分の歯高寸法を有してい
る。すなわち、第１の後続歯５の歯先部５Ｐの軌跡は、
先行歯３の傾斜部３Ｂの軌跡と交差するように設けられ
ており、かつ先行歯３に傾斜部３Ｂを形成したことによ
る歯先部３Ｐの残余の部分の有効幅をＬとし、第１の後
続歯５の歯先部５Ｐの軌跡と先行歯３の傾斜部３Ｂの軌
跡との交差する位置から先行歯３の歯先部３Ｐまでの寸
法をＳとした場合、Ｌ≧２Ｓの関係となるように、第１
の後続歯５の歯高寸法５Ｈは設定されている。

以上のごとき構成の鋸刃１によりワークピースＷの切断
（切削）を行なうとき、歯高寸法３Ｈが最も大きな先行
歯３がワークピースＷに最初に切込み、次に、歯高寸法
５Ｈが次に大きな第１の後続歯５が、さらに、続いて後
続歯７．９がワークピースＷに切込むこととなる。すな
わち歯高寸法の大きい歯からワークピースＷに順次切込
みを行なうものである。

前記先行歯３は左右のアサリ出しを行なっていない直歯
であり、かつ両側に傾斜部３Ｂを形成した形状であるか
ら、先行歯３がワークピースＷに切込むとき、左右方向
への分力を受けることがない共に、切込み性が良好であ
り、ビビリ等を生じることなく、直進的にワークピース
Ｗに切込むこととなる。次に、第１の後続歯５がワーク
ピースＷに切込むときは、先行歯３の傾斜部３Ｂが切り
残した部分に切込むので、大きな抵抗を受けることがな
く、容易に切り込むことができる。さらに、第２の後続
［１７がワークピースＷに切込むとき、第２の後続歯７
は右アサリ歯であるから、先行歯３および第１の後続歯
５によって切削された先行切削溝を拡げるように切削す
るものであって、左方向に逃げる傾向にある。しかもア
サリ歯であるために、第１図（Ｃ）に示されるように、
左右方向に対し僅かに後方向の側逃角θが形成され、分
力が作用するので、左右方向の振動を誘起する傾向にあ
る。同様に、後続歯７がワークピースＷに切込むときに
も左右方向の撮動を誘起する傾向にある。しかし、第２
．第３の後続歯７，９がワークピースＷに切込むときに
は、先行歯３および第１の後続歯５は歯先部３Ｐ、５Ｐ
が切削した先行切削溝によって常に直進的に案内されて
いるので、第２．第３の後続歯７．９による左右方向へ
の振動が抑制されることとなる。したがって、従来より
も直進性が良く、切曲りの少ない切断を行ない得ること
となる。

先行歯３がワークピースＷに切込んで切削を行なうとき
、先行歯３の歯先部３Ｐによって切削される切屑の幅は
、第１の後続歯５の歯先部５Ｐから突出した部分の幅に
ほぼ等しく、先行歯３の厚みよりも小さなものである。

したがって、鋸歯１のガレット部Ｇからの排出性が良好
であり、ガレット部Ｇに詰まり難いものとなる。さらに
、先行歯３の歯先部３Ｐの傾斜部３Ｂにおいては、極め
て小さな幅Ｓに切削されるものであるから、両側の傾斜
部３Ｂの部分において切削された部分が互に干渉する態
様となってせりあうことが少なく、大きな切削抵抗とな
るようなことがないものである。

第１の後続歯５は、先行歯３の歯先部３Ｐの傾斜部３Ｂ
が切り残した部分を切削するものであるから、この後続
歯５によって切削される切屑は、後続歯５の厚みに比し
て極めて幅の小さなものであって、ガレット部Ｇからの
排出性が良好であると共にガレット部Ｇに詰り難いもの
である。また、第２．第３の後続歯７．９は先行歯３と
第１の後続歯５によって形成された先行切削溝を僅かに
拡げるように切削するものであるから、切屑は極めて細
いものとなり、ガレット部Ｇがらの排出性が良好である
と共に、つまり難いものである。

上記構成の鋸歯は１によってワークピースＷの切削（切
断）を行ない、先行歯３がワークピースＷを切断した瞬
間時には、第１〜第３の後続歯５゜７．９はまだ切削作
用中であるので、鋸歯１は弓なりに弯曲した状態から直
線状態へ復帰する速度は比較的緩速に行なわれるもので
ある。

上記実施例は、先行歯３に続く第１の後続歯５が直歯の
場合について説明したけれども、例えば第２図（ａ　）
〜第２図（Ｃ）に示されるように、直歯に変えて、左右
方向へ極く僅かに屈曲した左右のアサリ歯５Ｌ、５Ｒを
一対として、その他は第１図（ａ　）〜第１図（Ｃ）に
示した実施例と同様の構成とすることも可能である。こ
の実施例の構成においても、前記実施例と同様の作用、
効果を秦し得るものである。

さらに、鋸刃１の各歯３．５．７．９に、断面形状が鳩
尾形状のチップ３Ｇ、５０．７Ｇ、９Ｃを固着して撥形
アサリに構成した場合には、第３図に示すように、各チ
ップ３Ｃ，５Ｇ、７Ｃ，９Ｃの歯高寸法を異にすると共
に、歯高寸法の小さなチップはど歯先部の幅寸法を大き
く構成することにより、前述の実施例と同様の作用、効
果を奏し得るものである。

前記各実施例における先行歯３と複数の後続歯５．７．
９との歯高寸法３Ｈ，５Ｈ，７Ｈ，９Ｈをそれぞれ相違
した構成とするには、歯高寸法３Ｈ，５Ｈ，７Ｈ，９Ｈ
を適宜階段状の段差に形成することも可能である。しか
し、第４図（ａ）に示されるように、先行歯３の歯先部
３Ｐと複数の侵続ｍ５．７．９（７）歯先部５Ｐ、７Ｐ
、９Ｐ、！−が、鋸刃１の切削方向日に対して適宜に傾
斜した直線上に位置するように、あるいは適宜半径Ｒの
円弧上に位置するように配置する構成とすることが望ま
しい。このように、直線上あるいは円弧上に各歯３．５
．７．９の歯先部３Ｐ、５Ｐ、７Ｐ、９Ｐが位置する構
成としては、各歯３．５，７．９の歯高寸法を等しく製
作し、かつ後続歯７，９の左右方向への屈曲を行なって
アサリ出しを行なった侵に、第４図（ｂ　）に示される
ように、鋸刃１の厚み中心線り上に中心を設定した砥石
車ＧＷによる研削加工によって容易に構成し得る。

上記のごとく砥石車ＧＷによって各歯３，５゜７．９の
歯先部３Ｐ、５Ｐ、７Ｐ、９Ｐを研削加工することによ
り、各後続歯５，７．９には比較的大きな逃げ面５Ｒ，
７Ｒ，９Ｒが形成されることとなり、歯先部５Ｐ、７Ｐ
、９Ｐが補強される態様となって望ましい態様である。

また、各歯３゜５．７．９の歯先部３Ｐ、５Ｐ、７Ｐ、
９Ｐは、第４図（ｂ）より明らかなように、鋸刃１の厚
み中心線り上に中心を有する円弧状となり、求心性が向
上すると共に、先行歯３における歯先部３Ｐの両角部の
ケガキ作用が向上して直進性がより向上する。また、上
記のごとく砥石車ＧＷによって研削加工することにより
、第１図（０）において示した複数の後続歯７．９の歯
先部７Ｐ、９Ｐの側逃角θ、θ′が小さくなって、左右
方向へ逃げる傾向や振動を誘起する傾向が小さくなる。

以上の実施例の説明は、先行歯３としての１つの直歯と
、後続歯５，７．９としての１つの直歯と２つの左右の
アサリ歯よりなる歯を１つのグループとした場合につい
て説明した。しかし、１つのグループにおける各歯の数
は任意であり、例えば１グループにおける各歯の数を、
３．４．５゜６．７．８．９．・・・と所望の数に選定
でき、各歯の高歯寸法の差およびアサリ幅の差を適宜に
構成できるものである。

以上のごとき実施例の説明により、鋸刃１の各歯３．５
，７．９はワークピースＷの切削に寄与しており、かつ
各歯３．５．７．９の切削によって生じる切屑は幅が狭
く細分化されていることが理解されよう。さらに、切屑
を細分化する構成としては、例えば第５図に示すように
、先行歯３の歯先部にＵ又はＶ字形状等の適宜形状のノ
ツチ部３Ｎを適数形成する構成とすることも可能である
。

この場合、ノツチ部３Ｎを形成したことにより切削され
ないＶ字形状の残余の部分は、第１の後続歯５が切削す
ることとなる。

なお、細分化された切屑の排出性をより向上するために
、第６図＜ａ　＞〜第６図（Ｃ）に示されるように、各
歯３．５．７．９のガレット部Ｇの底部に、鋸刃１の胴
部に亘る切屑排除溝１１を適宜に設けることが望ましい
。この切屑排除溝１１は、例えば右アサリ歯の場合は、
鋸刃１の胴部の右側に形成するように、アサリ歯のアサ
リ方向に対応して設けることが望ましく、かつ鋸刃１の
切込み方向に対し僅かに傾斜した方向へ形成することが
望ましい。

なお、前述したように鋸刃１の歯数は任意であり、例え
ば５つの歯を１グループとして、第７図に示されるよう
に、先行歯３の次に歯高寸法の大きな直歯］３の歯先部
を、より幅の広いＶ字形に形成すことも可能である。ま
た、この実施例においても、先行歯３の歯先部３Ｐにノ
ツチ部を形成することや、各歯の歯先部を円弧状に形成
することも可能である。さらに、この第７図に示された
実施例に、さらに後続歯１５．１７を追加して第８図に
示されるごとき構成とすること、および第１図に示され
た実施例にさらに後続歯１５．１７゜１９．２１を追加
して、第９図に示されるごとき構成とすることも可能で
ある。

要するに、いずれの実施例においても、歯先部を大略Ｖ
字形に形成した先行歯と複数の後続歯との間には、歯高
寸法方向に段差が設けてあり、かつアサリ幅方向にも段
差が形成してあって、全ての歯が切削作用を行なうよう
に樹成しである。上記歯高寸法方向の各歯の段差および
アサリ幅方向の片側の各歯の段差は、実験によれば、切
削作用が有効であるように、Ｑ、Ｑ４ｍｍ以上であるこ
とが望ましい。

なお、後続歯は一般的にはアサリ歯よりなるものであか
ら、切削作用時に僅かに内方向へ逃げる傾向にある。し
たがって、上記逃げ分に相当する部分を切削するために
、適数の歯のアサリ幅あるいは切込み方向の段差を等し
く設けることも可能であり、このように構成することに
よっては、切断精度がより向上することとなる。

［発明の効果］以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本発明の要旨は特許請求の範囲に記載のとおりであ
って、歯高寸法の大きな先行歯の歯先部が大略Ｖ字形に
形成してあって先行切削溝に案内されるため、切込み性
および直進性が向上し、従来よりも振動や切曲りが少な
いものである。

また、切屑も細分化されて鋸刃のガレット部からの排出
性が向上すると共にガレット部の詰りが減少する。ざら
に、歯高寸法の小さな歯はどアサリ幅を大きくしである
ので、歯高寸法の小さな歯もワークの切削に寄与するこ
ととなり、総ての歯がワークの切削を行ない、各歯に対
して負荷は均等的に作用することとなる。したがって、
負荷が集中する歯が無くなり、歯欠が少なくなると共に
、各歯の摩耗が均一的となり、鋸刃の寿命が延びるもの
である。

なお、この発明は前述の実施例のみに限ることなく、適
宜の変更を行なうことにより、その他の態様でも実施し
得るものである。例えば、先行歯と複数の後続歯との配
列を順不動にすること、総ての歯の歯先部を円弧状にす
ることや、歯先部にノツチ部を形成すること、切屑排除
溝をガレット部に形成すること、および先行歯と後続歯
との歯先部を階段状あるいは直線状または円弧状に配置
すること、などの適宜の要素をそれぞれ適宜に組合わせ
て実施することも可能であり、かつ必要によっては各歯
のピッチを適宜に異にすることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ　）は鋸刃の正面図、第１図（ｂ）は第１図
（ａ　）におけるｂ−ｂ線に沿った断面図、第１図（Ｃ
）は底面図である。第２図（ａ）、第２図（ｂ）、第２
図（Ｃ）は、それぞれ鋸刃の正面図、ｂ−ｂ断面図およ
び底面図である。第３図は側断面図である。第４図（ａ
）、第４図（ｂ　）は、それぞれ正面図、ｂ−ｂ断面図
である。第５図は側断面図である。第６図（ａ）、第６
図＜ｂ）、第６図（Ｃ，）は、それぞれ正面図、ｂ−ｂ
断面図および底面図である。第７図、第８図、第９図。はそれぞれ別態様を示す断面図である。１・・・鋸刃　　　　　　３・・・先行歯５．７・・・
後続歯第８図第９図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ワークピースの切削を行なうときに切込み方向に
先行してワークピースの切削を行なう先行歯と、先行歯
に遅れてワークピースに切込みを行ない、かつ先行歯に
よる先行切削溝の幅を拡開すべく切削する複数の後続歯
と、を１グループとして備え、基準位置から先行歯の歯
先部までの歯高寸法よりも、基準位置から後続歯の歯先
部までの歯高寸法を小さく設けてなり、前記先行歯は左
右方向への屈曲を行なわない直歯で、かつ歯先部の両側
に傾斜部を形成してなり、この先行歯の次に歯高寸法の
大きな後続歯は、少なくとも先行歯における傾斜部が切
り残した部分を切削する歯であり、この後続の歯よりも
歯高寸法が小さく、かつより幅広く切削する別個の後続
歯を備えてなることを特徴とする鋸刃。
（２）先行歯における刃先部の有効幅をＬとし、先行歯
における傾斜部の軌跡と後続歯の歯先部の軌跡とが交差
する位置から先行歯の歯先部まで寸法をＳとしたとき、
Ｌ≧２Ｓの関係にあることを特徴とする特許請求の範囲
第１項に記載の鋸歯。
（３）先行歯における歯先部の両側に形成された傾斜部
が円弧状に形成されていることを特徴とする特許請求の
範囲第１項または第２項に記載の鋸刃。
（４）先行歯と複数の後続歯は歯高寸法の大きな順に配
列してあり、かつ各歯の先端部は直線状あるいは適宜半
径の円弧状に配設してあることを特徴とする特許請求の
範囲第１項、第２項または第３項に記載の鋸刃。
（５）各歯における歯先部が円弧状であることを特徴と
する特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、または第
４項に記載の鋸刃。
（６）適宜の歯の歯先部に、歯先部を複数の部分に分割
すノッチ部を備えてなることを特徴とする特許請求の範
囲第１項、第２項、第３項、または第４項に記載の鋸刃
。